JPH0415821B2 - - Google Patents

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JPH0415821B2
JPH0415821B2 JP58103919A JP10391983A JPH0415821B2 JP H0415821 B2 JPH0415821 B2 JP H0415821B2 JP 58103919 A JP58103919 A JP 58103919A JP 10391983 A JP10391983 A JP 10391983A JP H0415821 B2 JPH0415821 B2 JP H0415821B2
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Japan
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rubber
polymerization
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JP58103919A
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Takayuki Katsuto
Yasumasa Komatsu
Yosha Shiiki
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Kureha Corp
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Kureha Corp
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • C08L25/16Homopolymers or copolymers of alkyl-substituted styrenes
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L25/00Compositions of, homopolymers or copolymers of compounds having one or more unsaturated aliphatic radicals, each having only one carbon-to-carbon double bond, and at least one being terminated by an aromatic carbocyclic ring; Compositions of derivatives of such polymers
    • C08L25/02Homopolymers or copolymers of hydrocarbons
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08LCOMPOSITIONS OF MACROMOLECULAR COMPOUNDS
    • C08L55/00Compositions of homopolymers or copolymers, obtained by polymerisation reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds, not provided for in groups C08L23/00 - C08L53/00
    • C08L55/02ABS [Acrylonitrile-Butadiene-Styrene] polymers

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、耐熱性と耐衝撃性の優れた新規な熱
可塑性樹脂組成物に関する。 ゴム含有アクリロニトリル−スチレン系共重合
体組成物(以下ABS樹脂と略記する)は良好な
加工性と優れた耐衝撃性を有している事から広く
利用されているが耐熱性(熱変性温度)が低い欠
点を有している。この欠点を改良する為に種々の
方法が提案されている。例えば (1) ゴムへのスチレン(以下Stと略記)、アクリ
ロニトリル(以下ANと略記)のグラフト成分
をStのかわりにα−メチルスチレン(以下α−
MeStと略記)で代替する方法(USP2908661) (2) ABS樹脂にα−MeSt/AN共重合体をブレ
ンドする方法(特公昭35−18194) (3) ゴムにStとANをグラフトした後、α−
MeStとANをグラフトする二段グラフト方法
(特公昭42−13616) (4) ABS樹脂にα−MeSt−メチルメタクリレー
ト(以下MMAと略記)−AN共重合体をブレ
ンドする方法(特公昭45−18016,45−33304,
44−15902) (5) α−MeSt−MMA−AN共重合体とゴムに
MMA,St,ANをグラフト重合したグラフト
共重合体との組成物(特公昭46−37415) などがある。 この様にα−MeSt,MMAに従来の樹脂構成
成分に代替する事により耐熱性はある程度向上す
るもののまだ充分とは言えず、用途も限定されて
おり、更に耐熱性の優れたABS系樹脂が望まれ
ていた。 本発明の目的は従来の耐熱ABS又は超耐熱
ABSでは得られない優れた耐熱性を有し、かつ
耐衝撃性、加工性の優れた熱可塑性樹脂組成物を
提供する事である。本発明者は、2−イソプロペ
ニルナフタレン(以下2−IPNと略記)、α−
MeSt、ANの共重合体(A)とジエン系ゴムもしく
はアクリル酸アルキルエステル系ゴムに芳香族ビ
ニル、ビニルシアン、メタクリル酸アルキルエス
テル、アクリル酸アルキルエステルの群から選ば
れた1種以上の単量体混合物をグラフト重合して
得られた衝撃強化剤としてのグラフト共重合体(B)
からなる組成物が優れた耐熱性、耐衝撃性を与え
る事を見出し鋭意研究の結果本発明に到達した。 本発明の特徴は第一に耐熱性の優れた組成物を
与える事である。共重合体成分として2−IPNを
含んだ2−IPN−MeSt−AN共重合体を基体樹
脂とする事により、2−IPNを含まない従来の共
重合体組成物例えばα−MeSt−AN,α−MeSt
−St−ANなどを基体樹脂とする場合に較べ格段
に優れた耐熱性を実現でき、2IPN成分の組成物
の耐熱性への寄与は驚くべき効果を有している。 又本発明の組成物の他の特徴として耐衝撃性の
優れている事があげられる。2−IPN含有共重合
体のみでは耐熱性は優れているが、衝撃強度が弱
で実用性に乏しいが、この共重合体に衝撃強度付
与剤として、平均粒径が大きいブタジエン系ゴム
もしくはアクリル酸アルキルエステル系ゴムラテ
ツクスに芳香族ビニル、ビニルシアン、メタクリ
ル酸アルキルエステル、アクリル酸アルキルエス
テルから選ばれる1種以上の単量体混合物を添加
重合したグラフト共重合体を用いる事により耐衝
撃性の優れた組成物となる。 又、共重合体(A)の重合度調節剤による重合度の
調整などにより組成物の溶融粘度のコントロール
も容易である。 以下、本発明を詳述する。 まず、本発明の主たる構成成分である2−
IPN,α−MeSt,ANの共重合体(A)について述
べる。 該共重合体は組成物に耐熱性、硬さ、引張強度
などを付与するがこれらの性質は勿論構成単量体
の組成によつて変化する。 2−IPNは上記3種の単量体中で最も耐熱性に
寄与する重要な成分である。又α−メチルスチレ
ンも耐熱性に寄与する成分であり、この2−IPN
とα−メチルスチレンの合計量は耐熱性の点から
可及的に多い方が望ましいが多すぎると共重合時
の収率の低下を招くので両者の和は全単量体混合
物の60〜85重量%好ましくは65〜80重量%が用い
られる。60重量%より少ないと耐熱性を向上させ
ることができないし、85重量%より多いと収率低
下を招く。2−IPNは特に耐熱性に寄与する成分
でありα−MeSt単独の場合に比し高い耐熱性を
付与し得る。その量は2−IPNとα−MeStの合
計量の5〜70重量%好ましくは10〜60重量%をし
める。5重量%以上ないと本発明のような高い耐
熱性を実現し得ないし、又70重量%を越えると
やゝ重合性を悪くする。 重合方法としては耐熱性に寄与する2−IPN,
α−MeSt成分を可及的に多くしかつ重合速度、
重合収率を向上させるために乳化重合法が好まし
い。ANは乳化重合における混合単量体の重合性
を高め、又共重合体の衝撃強度、耐熱分解性を高
くする効果があるが多量用いると耐熱性の低下を
招くので10重量%以上35重量%以下の範囲より好
ましくは15〜30重量%の範囲が用いられる。 これらの単量体と共重合し得るビニル単量体と
してはSt、MMA、メタクリロニトリル、メタク
リル酸、アクリル酸等があり、重合速度の改良、
その他の性質の付与のために必要に応じて少量使
用されることができ、0〜10重量%未満の量で用
いられる。 重合は前述の如く乳化重合が最も好ましく用い
られ、過酸化物、乳化剤、重合促進剤などを用い
た公知の乳化重合方法で実施できる。又単量体混
合物を一括して重合系に添加して重合せしめる
事、単量体混合物を分割して添加重合する事、及
び一種類又はそれ以上の単量体混合物を連続的に
重合系に添加しながら重合する事もできる。共重
合体の分子量を調節する意味で、メルカプタン類
などの重合度調節剤も使用できる。 本発明の組成物のもう一つの構成成分である衝
撃強度付与剤であるグラフト共重合体(B)はブタジ
エン系ゴムもしくはアクリル酸アルキルエステル
系ゴム50〜85重量部の存在下に芳香族ビニル、ビ
ニルシアン、メタクリル酸アルキルエステル、ア
クリル酸アルキルエステルの群から選ばれる1種
以上の単量体混合物を15〜50重量部添加重合する
ことにより得られる。ブタジエン系ゴムもしくは
アクリル酸アルキルエステル系ゴムは少量の架橋
剤や重合度調節剤を含んでもよく、グラフト重合
時少量の架橋剤又は連鎖移動剤を含むこともでき
る。 本発明のグラフト重合体(B)のグラフト成分とし
て使用される芳香族ビニルとしてはスチレンが最
も好ましいがα−メチルスチレン、クロルスチレ
ン、ターシヤリブチルスチレン、p−メチルスチ
レンなどが用いられビニルシアンとしてはアクリ
ロニトリルが最も好ましく、メタクリロニトリル
も用いられる。メタクリル酸アルキルエステルと
してはアルキル基の炭素数に1〜4のものが好ま
しく、例えばMMA、n−ブチルメタクリレー
ト、エチルメタクリレートなどが用いられ、アク
リル酸アルキルエステルとしてはアルキル基の炭
素数1〜8のものが望ましく例えばメチルアクリ
レート、エチルアクリレート、ブチルアクリレー
ト等が用いられる。 上述の芳香族ビニル、ビニルシアン、メタクリ
ル酸アルキルエステル、アクリル酸アルキルエス
テルの群から選ばれる1種以上の単量体がグラフ
ト成分に使用されるが耐衝撃性付与効果を大にす
るという意味でメタクリル酸アルキルエステル又
はおよびアクリル酸アルキルエステル0〜100重
量%、芳香族ビニル0〜85重量%、ビニルシアン
0〜40重量%の範囲にあることが好ましい。具体
的には例えばスチレン−アクリロニトリル、メチ
ルメタクリレート単独、メチルメタクリレート−
スチレン、メチルメタクリレート−スチレン−ア
クリロニトリル等が好ましく使用される。 グラフト共重合体(B)のゴム成分として使用され
るブタジエン系ゴムとしてはポリブタジエンもし
くはブタジエンを主成分とするブタジエンと共重
合し得る1種又はそれ以上のビニル単量体との共
重合体が使用される。又アクリル酸アルキルエス
テル系ゴムとしてはアクリル酸アルキルエステル
ポリマーもしくはアクリル酸アルキルエステルを
主成分とするアクリル酸アルキルエステルと共重
合し得る1種又はそれ以上の単量体との共重合体
が使用される。アクリル酸アルキルエステルとし
てはアルキル基の炭素数4〜8のアクリル酸アル
キルエステルが好ましく、例えばブチルアクリレ
ート、オクチルアクリレートが用いられる。 ゴム成分又はグラフト成分の重合時に使用する
架橋剤としてはブタジエンもしくはアクリル酸ア
ルキルエステルと共重合しうるものが選ばれ、た
とえばジビニルベンゼン、エチレングリコールジ
メタクリレート、ジエチレングリコールジメタク
リレート、トリエチレングリコールジメタクリレ
ート、テトラエチレングリコールジメタクリレー
ト、エチレングリコールジアクリレート、ジエチ
レングリコールジアクリレート、トリエチレング
リコールジアクリレート、トリメチロールプロパ
ントリメタクリレート又はアクリレート、1,3
−ブタンジオールジメタクリレート、1,3ブタ
ンジオールジアクリレート等がある。 又重合度調節剤としては例えばn−オクチルメ
ルカプタン、n−ドデシルメルカプタンtert−ド
デシルメルカプタン等公知の物が使用される。 グラフト共重合体(B)の製造法としては一般の重
合法が用いられるが、特に乳化重合法が望まし
い。更に組成物の耐衝撃性を良好なものとする為
に平均粒径1500Å以上のゴムラテツクスを用いる
ことが望ましい。ゴムラテツクスは公知の乳化重
合で得られるかかる大粒径ゴムラテツクスは多段
シード重合もしくは、小粒径のゴムラテツクスを
酸、塩、水溶性高分子などによりミクロ凝集する
公知の方法により得られるがミクロ凝集法による
方法が簡単である。 ミクロ凝集をする為には塩酸などの無機酸、酒
石酸、リンゴ酸、酢酸の様な有機酸、ポリエチレ
ンオキサイド、ポリビニルアルコールなどの水溶
性高分子、食塩、塩化マグネシユウムなどの金属
塩、あるいは過酸化物とホルムアルデヒドスルホ
キシル酸塩の併用等、公知の方法が用いられる。 ゴム成分に対するグラフト成分の割合は耐衝撃
性付与効果を大きくしかつ、塩(酸)析、乾燥な
どの後処理を容易にするためゴム成分50〜85重量
部に対しグラフト成分15〜50重量部(ゴム成分と
グラフト成分の総計を100重量部とする)が用い
られる。グラフト重合は上記単量体(混合物)を
1段階で重合してもよいし又多段的に分割しても
よい。あるいは連続的に添加重合してもよい。 本発明の組成物の耐熱性、耐衝撃性等は共重合
体(A)、グラフト共重合体(B)のおのおのの組成と共
に(A)と(B)の混合割合にも大きく左右されるが適当
なバランスを保つために混合割合が(A)50〜90重量
%、(B)10〜50重量%で用いられる。 (A)と(B)の混合は公知の方法で行なわれる。 例えば各々の重合体粉末、あるいはペレツトを
ロール、スクリユー、ニーダー、バンバリーミキ
サーなどで混合して行なう。又各々のラテツクス
を混合後塩(酸)析する方法等も用いられる。 又必要に応じて混合時、抗酸化剤、安定剤、充
填剤、顔料、可塑剤などの助剤を添加する事もで
きる。 本発明の組成物は優れた耐熱性、耐衝撃性、機
械的特性、加工性を有しており射出成形、押出成
形用材料として有用である。 以下実施例を示す。 実施例中の溶液粘度(ηsp/c)はクロロホル
ム溶媒、濃度4g/、温度30℃で測定した。
又、ガラス転移点(Tg)はDSC(差動走査熱量
計、理学電機製)でN2下10℃/minの昇温速度
で測定した。ラテツクス粒径はコールターナノサ
イザー(コールターエレクトロニクス社)を用い
て測定した。又実施中の%、部はすべて重量%、
重量部であらわす。 実施例1〜8、比較例1〜5 共重合体A−1〜A−6 重合反応器に以下に示す化合物を仕込み、N2
置換後、N2気流中で60℃に昇温した。 これに表−1に示す単量体混合物を6時間にわ
たつて連続的に添加した。添加終了後更に60℃で
1時間撹拌を続けた。 H2O 250部 ナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート
0.4〃 ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ 1.5〃 硫酸第一鉄 0.0025〃 エチレンジアミンテトラ酢酸2ナトリウム
0.01〃 得られたラテツクスを硫酸アルミニウムで塩析後
中和し水洗過後メタノール抽出して残モノマー
を除去した。収率、ガラス転移点、溶液粘度を表
−1にあわせて示す。尚、A−5,A−6は2−
IPNを含まない単量体組成をもつものである。2
−IPNを共重合成分に用いることにより、共重合
体(A)のガラス転移点が顕著に向上することが判
る。
【表】
【表】 共重合体A−7,A−8 重合反応容器にA−1〜A−6と同じ重合助剤
を含む水溶液を仕込んだ。N2置換後N2気流下で
60℃に昇温した。これに表−2に示す単量体混合
物(a)を仕込み充分乳化させてから表−2に示す単
量体混合物(b)を6時間にわたつて連続的に添加し
た。添加終了後更に60℃で1時間撹拌を続けた。
得られたラテツクスを前の実施例と同様に後処理
した。 収率、ガラス転移点、溶液粘度を表−2に示す
(A−7)。又、表−2にA−8に示す単量体組成
で同様に重合を行なつた結果を示す。
【表】 少量の2−IPNの共重合でTgが向上すること
がわかる。 グラフト共重合体B−1,B−2 グラフト共重合体B−1 重合反応容器に水170部、FeSO4
7H2O0.00195部、EDTA・Na塩0.00325部、ピロ
リン酸ソーダ0.1085部、ナトリウムホルムアルデ
ヒドスルホキシレート(以下ロンガリツトと略
記)0.03部、オレイン酸カリウム(以下OLKと
略記)0.9部、ブタジエン(以下Buと略記)55
部、スチレン(以下Stと略記)10部、TDM0.195
部、CHP0.12部を仕込み、60℃で10時間重合し
た。得られたゴムラテツクスの粒径は820Åであ
つた。 上記ゴムラテツクス236.3部(ゴム分として65
部含有)を60℃に昇温しロンガリツト8.8%水溶
液を5部、35%過酸化水素水を0.65部添加し、5
分間撹拌後、撹拌を停止した。2時間半後に3%
NaOH水溶液9部、OLK0.5部、H2O100部を添
加し、PHが11.5となつた。ナノサイザーによるラ
テツクスゴム粒径は2600Åであつた。 該ミクロ凝集ゴムラテツクスにメチルメタクリ
レート(以下MMAと略記)12.25部、St5.25部、
TDM0.088部、CHP0.06部、ロンガリツト0.15
部、H2O1部を加え60℃で4時間重合した。更に
このラテツクスにMMA12.25部、St5.25部、
TDM0.088部、CHP0.06部、ロンガリツト0.003
部、H2O0.2部を加え60℃で7時間重合した。尚
3時間目にロンガリツト0.03部、H2O0.2部を追
加した。 フエノール系抗酸化剤を少量加え、塩酸酸析し
てMMA−St−Bu系グラフト共重合体を得た
(B−1)。収率は99%であつた。 グラフト共重合体B−2 グラフト共重合体B−1製造に用いたものと同
じミクロ凝集ゴムラテツクスを用い、ゴム分とし
て65部を含む該ラテツクスにジオクチルソジウム
スルホサクシネート0.065部、MMA12.25部、
St5.25部、TDM0.088部、CHP0.06部、ロンガリ
ツト0.15部、H2O1部を加え60℃で6時間重合し
た。 更にこのラテツクスにSt13.1部、AN4.4部、
TDM0.088部、CHP0.06部、ロンガリツト0.03
部、H2O1部を加え60℃で7時間重合した。尚3
時間目にロンガリツト0.03部とH2O1部を追加し
た。 B−1と同様に後処理してAN−MMA−St−
Bu系グラフト共重合体を得た(B−2)。収率は
98.5%であつた。 樹脂組成物の物性 上記の様にして得られた共重合体(A)69.2部とグ
ラフト共重合体(B)30.8部を表−3に示す組み合せ
で混合し、200℃でロール混練後(3分間)、220
℃でプレス成形した。成形物のアイゾツト衝撃強
度(ASTM−256に準ずる方法で測定、厚さ6
mm、VノツチR=0.25mm)、ビツカート軟化点
(ASTM、D−1525に準ずる方法で測定、1Kg荷
重)、溶融粘度(高化フローテスター260℃、荷重
100Kg、メズル1.0mmφ×10mm)を測定した結果
を表−3に示す。
【表】 2−IPNを共重合したマトリツクス共重合体を
用いた組成物の耐熱性が2−IPNを用いないマト
リツクス共重合体を用いた組成物より耐熱性が優
れていることがわかる。 実施例 9,10 共重合体A−9 共重合体A−7,A−8と同様な方法でα−
MeSt70部、2−IPN10部、TDM0.1部を仕込み、
充分乳化させてからAN20部、CHP0.5部、
TDM0.1部を6時間にわたつて連続的に添加し共
重合体A−9を得た。 収率90%、Tg;145℃、ηsp/c0.71dl/gであ
つた。 この共重合体A−9とグラフト共重合体B−2
を表−4に示す割合で混合し200℃でロール混練
後、220℃でプレス成形した。実施例1〜8と同
様に物性測定した結果を表−4に示す。
【表】 実施例 11 グラフト共重合体B−3 重合反応容器に水170部、FeSO4
7H2O0.00195部、EDTA・Na塩0.00325部、ピロ
リン酸ソーダ0.1085部、ロンガリツト0.03部、
OLK0.9部、ブチルアクリレート70部、エチレン
グリコールジメタクリレート(以下EDMAと略
記)0.75部、ジイソプロピルベンゼンハイドロパ
ーオキサイド(以下HPOと略記)0.12部を仕込
み、60℃で9時間重合した。該ゴムラテツクスを
塩酸水溶液を用いて60℃でミクロン凝集操作を行
ない2200Åの粒径(ナノサイザー)のゴムラテツ
クスを得た。 該ミクロ凝集ゴムラテツクスにMMA3.75部、
St8.25部、AN3部、EDMA0.03部、HPO0.06部、
ロンガリツト0.03部、H2O1部を加え60℃で4時
間重合した。更にこのラテツクスにMMA13.5
部、St1.5部、EDMA0.02部、HPO0.03部、ロン
ガリツト0.015部、H2O1部を加え、60℃で6時間
重合した。 酸析乾燥してアクリル酸アルキルエステル系ゴ
ム含有グラフト共重合体を得た。 共重合体A−9とグラフト共重合体B−3をA
−9/B−3=65/35の割合で混合し実施例1〜
8と同様にロール混練り、プレス成形した。この
成形物の物性はアイゾツト衝撃強度(ノツチ付、
23℃)は6Kg−cm/cmであり、ビツカート軟化点
は142℃であつた。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリロニトリル10〜35重量%、2−イソプ
    ロペニルナフタレンとα−メチルスチレンの混合
    物で、かつ2−イソプロペニルナフタレンが、2
    −イソプロペニルナフタレンとα−メチルスチレ
    ンの合計量の5〜70重量%である単量体混合物60
    〜85重量%及びこれらと共重合可能なビニル単量
    体0〜10重量%未満を共重合して得られる共重合
    体(A)50〜90重量%と、ブタジエン系ゴムもしくは
    アクリル酸アルキルエステル系ゴム50乃至85重量
    部の存在下に芳香族ビニル、ビニルシアン、メタ
    クリル酸アルキルエステル、アクリル酸アルキル
    エステルの群から選ばれる一種以上の単量体を15
    〜50重量部添加重合して得られるグラフト共重合
    体(B)(ゴム成分とグラフト成分の和を100重量部
    とする)10〜50重量%からなる耐熱性、耐衝撃性
    に優れた熱可塑性樹脂組成物。
JP58103919A 1983-06-10 1983-06-10 熱可塑性樹脂組成物 Granted JPS59227941A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58103919A JPS59227941A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 熱可塑性樹脂組成物
EP84303866A EP0129376A1 (en) 1983-06-10 1984-06-07 Thermoplastic composition of copolymers
US06/834,122 US4701495A (en) 1983-06-10 1986-02-26 Thermoplastic resin composition
US07/062,694 US4748205A (en) 1983-06-10 1987-06-16 Thermoplastic resin composition

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP58103919A JPS59227941A (ja) 1983-06-10 1983-06-10 熱可塑性樹脂組成物

Publications (2)

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