JPH04157983A - 同期分離装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は同期分離装置に関し、特に、強ゴースト状況下
における垂直同期信号の分離に好適の同期分離装置に関
する。

（従来の技術） 従来、テレビジョン受像機においては、受信したテレビ
ジョン信号から同期信号を分離し、この同期信号に基づ
いて各種処理に必要なタイミングを得ている。

第３図はこのような従来の同期分離装置を示す回路図で
ある。

入力端子１を介して入力されるテレビジョン信号は微分
回路２及び積分回路３に与えられる。微分回路２及び積
分回路３によって、夫々入力テレビジョン信号の高域成
分及び低域成分が分離され、分離出力が夫々波形整形回
路４，５に与えられて波形整形される。こうして、出力
端子６，７には水平及び垂直同期信号Ｈ３，ＶＳが得ら
れる。

ところで、ゴースト除去装置等の同期再生機能を有する
装置において、入力テレビジョン信号にゴース）・信号
が混入した場合には、ゴースト信号の絵柄部分の影響を
考慮して、垂直同期信号の後方に存在する等化パルスの
位相を基準位相として同期状態を確立するようになって
いる。ところが、第３図の装置では、入力テレビジョン
信号にゴースト信号が混入した場合には、映像期間と垂
直ブランキング期間との水平同期信号及び等化パルスの
レベル差によって、垂直同期信号の後方の等化パルスを
正確に分離することができない。

そこて、本件出願人は特願平］、−２５３９７４号明細
書において、入力ブレビジョン信号をクランプするクラ
ンプ手段のクランプ時定数を垂直同期信号期間とそれ以
外の期間とで切換えることにより、垂直同期信号の後方
に存在する等化パルスを正確に分離して基準位相を得る
方法を提案している。

しかしながら、この提案においても、ゴース）・総散か
６　ｄ　Ｂを越える強ゴース１〜下では、垂直同期信号
の分離が不可能となってしまうことがあるという問題が
あった。

第４図はこの問題を説明するためのタイミングヂャート
であり、垂直帰線期間を示している。第４図（ａ）は無
ゴースト時の入力テレビジョン信号を示し、第４図（ｂ
）はゴース１へ妨害を受けた入力テレビジョン信号を示
し、第４図（Ｃ）は積分回路３の出力を示し、第４図（
ｄ）、（ｅ）は夫々無ゴースト時及びゴースト混入時の
波形整形回ｆＹ８５の出力を示している。

ゴースト信号が第４図（ａ＞の入力テレビジョン信号に
混入することにより、垂直同期信号ＶＳ前後の期間にお
いて、入力テレビジョン信号は第４図（ｂ）に示す波形
に変化する。すなわち、ゴースト信号が混入することに
より、垂直同期信号ＶＳの低域成分の振幅は小さくなり
、高域成分の振幅は大きくなる。したがって、この場合
には、第４図（Ｃ）に示すように、垂直同期分離用の積
分回路３の出力は無ゴースト時の波形（実線波形）に比
して変化が緩慢となり、波線にて示す波形に変化する。

波形整形回路５は第４図（ｃ）の−点鎖線にて示すスレ
ッショルドレベルて積分回路３からの分離出力を波形整
形する。これにより、無ゴース１〜時には第４図（ｄ）
に示す垂直同期信号が再生され、ゴースト混入時には第
４図（ｅ）に示す垂直同期信号が再生される。すなわち
、ゴース１〜混入時には無ゴースト時に比して立」二が
りタイミングが１．　／　２　＋−Ｔ　（Ｔ−１は水平
周期）以上も遅延し、正確なり（面同期イ１：Ｊ号ＶＳ
の立上がりタイミングを検出することができない。

前述したように、同期再生機能を有する装置においては
、ゴースト信号の絵柄部分に対する影響によって水平同
期信号Ｈ８の位相が乱れてしまうことを防止するために
、垂直同期信号ＶＳの後方に存在する等化パルスＥＱの
位相を基準位相として同期状態を確立するようになって
いる。したがって、」−述したようにゴースＩ・妨害に
よって再生した垂直同期信号の立上がり位相が１　／　
２　Ｈ以上ずれる場合には、）、（準同期位相ム１−　
／　２　Ｉ＋ずれてしまうという問題点があった。

（発明が解決しようとする課題〉 このように、」−述した従来の同期分離装置においては
、強ゴースト信号が混入した場合には、正確に垂直同期
信号を分離することができないことがあることから、基
準同期位相が得られず、正確な同期状態を確立すること
ができないという問題点があった。

本発明はかかる問題点に鑑みてなされたちのてあって、
強ゴースＩ・状況下であっても垂直同期信号を正確に分
離することができる同期分離装置を提供することを目的
とする。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段〉 本発明に係る同期分離装置は、入力テレビジョン信号か
ら同期信号を分離するための同期分離用フィルタと、こ
の同期分離用フィルタの出力から垂直同期期間を含む所
定期間を示すマスク信号を作成するマスク信号作成手段
と、前記同期分離用フィルタの充放電時定数よりも大き
い時定数を有し前記マスク信号によって示される所定期
間に前記同期分離用フィルタの出力のピーク値を保持す
る保持手段と、前記同期分離用フィルタの出力と前記保
持手段の出力とを比較することにより前記同期信号の立
」二がり又は立下がりを検出する比較手段とを具備した
ものである。

（作用） 本発明において、保持手段の時定数は同期分離用フィル
タの充放電時定数より０人きく、保持手段によって、同
期分離用フィルタ出力のピーク値が保持される。比較手
段は同期分離用フィルタの出力と保持手段の出力とを比
較する。同期分離用フィルタの出力がピーク値よりも小
さくなるタイミングは入力テレビジョン信号の同期信号
の立上がり又は立下がりタイミングに一致しており、比
較手段の出力によって、１確に垂直同期信号を分離する
ことがてきる。

（実施例） 以下、１４面を参照して本発明の実施例について説明す
る。第１図は本発明に係る同期分離装置の一実施例を示
すブロック図である。

入力端子１１にはテレビジョン信号が入力される。

この入力テレビジョン信号は反転増幅器１２に与えちれ
る。反転増幅器１２は入力テレビジョン信号を反転増幅
して積分回路１３に与える。積分回路１３は反転増幅器
１２の出力を積分することにより、垂直同期部分を取出
して比較回路１４．１６及びピークボールド回路１５に
出力する。

比較回路１４は、基準電圧源１７から基準電圧■１も供
給されており、積分回路１３の出力を基準電圧ｖ１と比
較することにより、ピークホールド回路１５の動作期間
を制御するマスク信号ＭＳＫを出力するようになってい
る。このマスク信号ＭＳＫのローレベル（以下、”Ｌ“
という）によって垂直同期期間が示されるようになって
いる。ピークボールド回路１５はマスク信号ＭＳＫのＬ
“期間に積分回路１３の出力の最低ピーク値を保持する
。ピークボールド回路１５の出力は積分回路１３の出力
の低下に伴って順次更新され、ピークボールド回路１５
からは常時積分回路１３の最低ピーク値が出力される。

ピークボールド回路１５は積分回路１３の充放電時定数
に比して十分大きなボールド時定数を有しており、積分
回路１３の出力の」１昇時においても、最低ピーク値を
保持して比較回路１６に与えるようになっている。

比軸回路１６は積分回路１３の出力とピークボールド回
路１５の出力とを比較して比り交出力を積分回路１８に
出力する。ずなわち、比較回路１６は積分回路１３の出
力がその最低ピーク値よりも大きい場合にハイレベル（
以下、”　Ｈ”という）の出力を出力するようになって
いる。しプｓかって、比較回路１６からは、マスク信号
ＭＳＫの”　Ｌ”期間において、垂直同期信号期間の終
了に什っ積分回路１３の出力の上昇時には”Ｈ”の出力
が出力されることになる。すなわち、垂直同期信号ＶＳ
の立上がりタイミングと一致したタイミングで比較凹ｊ
￥＠１６の出力は立」二がる。

積分回路１８は比較回路１６からの比較出力に含まれる
リップル分を除去するために、比較出力を積分して比較
回路１９に与える。比較回路１９はＪ、（準電圧源２０
から基準電圧Ｖ２が与えられ、積分回路１８の出力を基
準電圧Ｖ２と比較することにより、積分出力の波形整形
を行って出力端Ｔ−２１に垂直同期分離出力を出力する
ようになっている。

次に、このように構成された同期分離装置の動作につい
て第２図のタイミングチャートを参照して説明する。第
２図（ａ）はゴースト妨害を受けた入力テレビジョン信
号を示し、第２図（ｂ）は実線及び波線によって夫々積
分回路１３の出力及びピークボールド回路１５の出力を
示し、第２図（（コ）は従来例における同期分離出力を
示し、第２図（ｄ　）はマスク信号ＭＳＫを示し、第２
図（ｅ）は比較回路１６の比較出力を示し、第２図（ｆ
＞は積分回路１８の積分出力を示し、第２図（ｇ）は出
力端子２１に現れる同期分離出力を示している。

入力端子１１を介して入力される入力ブレビン・ノン信
号（第２図（ａ））は反転増幅器１２において反転増幅
された後に積分回路１３に与えられて積分される。積分
回路１３からは、第２図（ｂ）の実線に示すように、垂
直同期期間が開始によってレベルが下降し、垂直同期期
間が終了することによりレベルが上昇する積分出力が得
られる。従来例では、第２図（ｂ）の２点鎖線に示すス
ライスレヘ−１，０−− ルでスライスすることにより第２図（ｃ）に示す同期分
耐出力を得ていた。

本実施例においては、積分回路１３の出力は比較回路１
４．１６及びピークホールド回路１５に与えられる。比
較回路１４はこの積分出力を基準電圧Ｖ１（第２図（ｂ
）の１点鎖線）と比較することにより、垂直同期期間を
示ずマスク信号ＭＳＫ（第２図（ｄ））を作成してピー
クボールド回路１５に与える。ピークボールド回路１５
はマスク信号Ｍ　Ｓ　Ｋの“Ｌ、′″川用間に積分回路
１３の出力の最低ピーク値を保持して第２図（１〕）の
波線にて示す最低ピーク出力を比較回路１６に与える。

比ＩＩ！２回路１６は積分回路１３の出力とピークボー
ルド回路１５の出力とを比較して、第２図（ｅ）に示す
比較出力を積分回路１８に与える。

比較回路１６からは、垂直同期期間において、積分回８
１３の出力がピークボールド出力よりも大きくなった場
合に′Ｉピの出力が出力されることになり、ピークホー
ルド出力の最後の立」ユがりエツジは垂直同期期間の終
了タイミングに一致する。

比較回路１６からの比較出力には第２図（ｅ）に示すよ
うにリップル分２２が含まれており、積分回路１８はこ
の比較出力を積分することによりリップル分２２を除去
する。更に、比較回路１９は基準電圧Ｖ２　　（第２図
（ｆ）の１点鎖線）と比較して波形整形する。こうして
、出力端子２１には第２図（ｇ）に示す垂直同期分離出
力が得られる。この垂直同期分離出力は比較回路１６か
らの比較出力の立」二がりエツジが垂直同期信号■Ｓの
終了タイミングに一致していることから、その立上がり
タイミングは垂直同期信号の立上がりに略一致する。

このように、本実施例においては、ピークホールド回路
１５によって、積分回路１３の出力の最低ピーク値を求
め、比較回路１６がこの最低ピーク値と積分回路１３の
出力とを比較し、得られた比較結果を波形整形すること
により垂直同期信号を分離しており、垂直同期信号■Ｓ
の立上がりタイミングを正確に検出することができる。

このため、ゴースｌ−除去装置等の同期再生機能を有す
る装置に適用した場合、強ゴースト状況下でも正確に同
期状態を確立することができる。

なお、ピークボールド回路１５の動作期間を制御するマ
スク信′；Ｊ−ＭＳＩ（は、比較回路１４が積分回路１
３の出力を比較回路１６とは異なるスライスレベルてス
ライスすることにより斜でおり、特別な制御装置を設け
る必要がないという利点を有する。

［発明の効果］ 以」−説明したように本発明によれば、強ゴースト状況
下てあってら垂直同期１．−４号を正確に分離すること
ができるという効果を損する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る同期分離装置の一実施例を示すブ
ロック図、第２図は実施例の動作を説明するためのタイ
ミングヂャー１〜、第３図は従来の同期分離装置を示す
ブロック図、第４図は従来例の問題点を説明するための
タイミングチャートである。 １３、１８・・・積分回路、１／Ｉ、　１６．１９・・
・比較回路、−１，３−− 写ぐ １目く空 舒

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 入力テレビジョン信号から同期信号を分離するための同
   期分離用フィルタと、 この同期分離用フィルタの出力から垂直同期期間を含む
   所定期間を示すマスク信号を作成するマスク信号作成手
   段と、 前記同期分離用フィルタの充放電時定数よりも大きい時
   定数を有し前記マスク信号によって示される所定期間に
   前記同期分離用フィルタの出力のピーク値を保持する保
   持手段と、 前記同期分離用フィルタの出力と前記保持手段の出力と
   を比較することにより前記同期信号の立上がり又は立下
   がりを検出する比較手段とを具備したことを特徴とする
   同期分離装置。