JPH04155639A - 光磁気ディスク用バイアス磁石ユニット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、光磁気ディスク用バイアス磁石ユニットに関
し、特に、光磁気ディスク装置において、バイアス磁石
（バイアス磁界発生用磁石）とディスクの記録膜面の間
のワーキングディスタンスを一定に保つために、サーボ
機構を付加することによりディスクコ己録膜面に対して
常に一定の磁界を印加することを可能にしたバイアス磁
石ユニットに関する。

（従来の技術） 光磁気ディスク装置は、光磁気ディスクのトラックにア
クセスするための光学ヘッドアクセス機構と、光学ヘッ
ドと共に用いられて光磁気ディスクを消去し、書き込む
ためのバイアス磁石とを有している。光磁気ディスク装
置は大容量、媒体可換、書き換え可能といった特性を持
っているが、媒体可換であるなめに固定磁気ディスク装
置に比べてディスクの面ぶれやメカ取付は精度が格段に
悪い。このなめ、ディスク面とバイアス磁界発生用磁石
とのワーキングディスタンスを１ミリメートル程度とる
必要があるので大きな所望の磁界強度を得るなめに磁石
は例外なく固定式の大型で強力なものを使用している。

また、前述のように、磁界強度の大きなバイアス磁石を
用いているので大型のコイルを用いているため、変調周
波数を高くできず、このため、磁界変調記録方式は採用
できず、一般に光変調記録方式が用いられている。この
光変調記録方式では、重ね書きが不可能であるため、あ
るセクタにデータを記録する際、消去、記録、確認を行
う３つのモードが必要であり、アクセスタイムとこれら
の動作モードに必要な約２回転のディスク回転待ち時間
を必要とするため再生時に比べて記録時の転送速度が遅
くなるという欠点がある。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、重ね書きを付加できれば、消去動作が不
要となり、１回転分の時間が短縮され、記録、再生とも
同一の転送速度が可能になる。光磁気ディスクの重ね書
き方式としては、１）固定電磁石磁界変調記録方式、２
）浮上磁気ヘッド磁界変調記録方式、３）ディスク補助
記録層を用いた光変調記録方式などが提案されている。

１）の方式では、前述のように、ディスク面保護のため
バイアス磁石のコイルが大型化し、インダクタンスが増
大するため変調周波数をあまり高くできない。２）の方
式では、固定磁気ディスク用磁気ヘッドと同様に光磁気
ディスク面上を磁界変調記録用バイアス磁石を数ミクロ
ン程度浮上させて使用するなめコイルを小型化でき、非
常に高い変調周波数を使用することができる。しかし、
光磁気ディスクドライブの場合、現状の樹脂基板のディ
スクでは平面度や面粗さなどが固定磁気ディスクに比べ
て格段に悪いので安定した浮上特性を確保するのは非常
に困難である。また、可換ディスクであるため大気中の
粉塵などによりヘッドクラッシュを発生する可能性も高
く実用的とはいえない。

３）の方式では、光変調方式のため変調周波数を非常に
高くできるという利点があるが、ディスクの構造を変更
する必要があり、現在のディスクとの互換性がとれない
。また、多層膜となるため膜の特性管理が難しくコスト
アップにつながるなどの問題がある。

したがって、本発明の目的は、光磁気ディスク装置への
実装状態においてディスク及びディスクカートリッジ自
体の仕上がり精度の悪さやこれらのメカ取付は精度、メ
カ自体の精度の悪さに起因して起こる面ぶれによって生
じるディスクとバイアス磁石の間のワーキングディスタ
ンスの変動をなくして常に一定に保つ光磁気ディスク用
バイアス磁石ユニットを提供することにある。

また、本発明の別の目的は、バイアス磁石とディスクの
間のワーキングディスタンスを小さくし、バイアス磁石
を記録情報信号に基づいて切り替えることにより、磁界
変調記録による重ね書きを可能できる光磁気ディスク用
バイアス磁石ユニットを提供することにある。

（課題を解決するための手段） 前述の目的を達成するために、本発明は、光磁気ディス
ク用バイアス磁石ユニットにおいて、光磁気ディスクを
はさんで光学ヘッドの対物レンズの光軸と磁極の中心軸
をほぼ一致するよ、うに配置したバイアス磁石と、該バ
イアス磁石を配置位置に保持するように光学ヘッドに取
付ける位置決め手段と、光磁気ディスクと光学ヘッドの
間の距離を検出して光磁気ディスクとバイアス磁石の間
のワーキングディスタンスを一定に維持するように位置
決め手段を変位するサーボ機構とを有することを特徴と
する光磁気ディスク用バイアス磁石ユニットを採用する
ものである。

また、本発明は、前述の光磁気ディスク用バイアス磁石
ユニットにおいて、バイアス磁石とディスクの間のワー
キングディスタンスを小さくし、バイアス磁石を記録情
報信号に基づいて切り替えることにより、磁界変調記録
による重ね書きを可能にした光磁気ディスク用バイアス
磁石ユニットを採用するものである。

（作用） 一般的にまず消去を行ったあとに記録する形式において
消去時及び記録時にそれぞれ必要な磁界が要求されるが
、ディスクとバイアス磁石の間のワーキングディスタン
スを一定に短い距離に保つことにより、磁石の小型化が
可能になり、バイアス磁石として電磁石を採用する場合
にはワーキングディスタンスを短くてきるため発生磁界
強度が小さくてすむ。即ち、コイルの励磁電流を小さく
できるため消費電力を抑えられる。また、コイルのイン
ダクタンスも少なくできるため、磁界変調記録が可能に
なる。

（実施例） 次に、本発明を図面を参照して説明する。

第１図は、本発明の光磁気ディスク用バイアス磁石ユニ
ットの好ましい実施例の側面図であり、第２図はバイア
ス磁石ユニットのサーボ機構のブロック図である。

最初に、第１図を参照すると、バイアス磁石ユニットは
、バイアス電磁石（方式によっては永久磁石でもよい）
１を有し、このバイアス電磁石１は、位１決め手段（ア
クチュエータ）２により、支持部３を介して光学へラド
５と一体のステー４によって支持されている。バイアス
電磁石の支持部１は、光磁気ディスク７をはさんで光学
ヘッドの対物レンズの光軸と磁極の中心軸をほぼ一致す
るような位置であり、即ち、光磁気ディスク７に対して
対物レンズの反対側にある０位置決め手段２はその先端
に取付けたバイアス電磁石１を後述する信号に応答して
光磁気ディスクとバイアス電磁石の間のワーキングディ
スタンスを一定に維持するようにバイアス電磁石１を変
位させる手段ならば任意の適当な手段でよいが、本発明
の実施例では、撓み運動を行う可撓性部材が用いられて
いる。

可視性部材としては、リレーやＶＴＲヘッドのトラッキ
ング用として用いられているバイモルフ型圧電素子が、
信頼性、温度安定性があり、経時変化が少なく、発生力
が大きく（数１０グラム程度）、変位量が大きく（数１
００ミクロン程度）、コンパクトであり、磁気回路を利
用するアクチュエータのようにバイアス電磁石自体の発
生磁界に影響を及ぼす可能性がないなどの点から、好ま
しい。

なお、図面中、参照番号６は光磁気ディスクθスピンド
ルモータを示す。

次に、第２図を参照すると、サーボ機構は、二分割ピン
フォトダイオード８と作動増幅器（オｔレーショナルア
ンブ）９から成る、一般にフォー力ッシングサーボに用
いられているフォーカスコラ−検出回路を利用している
。フォーカスエラー検出回路からのフォーカスエラー信
号はＡＧＣ（自動利得制御回路）１０に入力されて外乱
に」るゲイン（利得）のバラツキが吸収され、さら紅位
相補償回路１１に入力されてゲイン特性の位荊が補正さ
れる。この補正された信号はアンプ１２を通して増幅さ
れ、圧電素子駆動回路１３に入フされてアクチュエータ
２を撓ませる。

このようにして、バイアス電磁石１は、光磁クディスク
面の変位に追従し、ディスク７と電磁子１の間のワーキ
ングディスタンスを一定に保つ。

埜た、光学ヘッドのフォーカスサーボは光磁タディスク
の数１００ミクロン程度の面ぶれに対して約１ミクロン
以内の精度で制御が可能であるの）　　で、ファーカス
エラー信号はバイアス磁石のワーキングティスタンスの
サーボに十分利用できると共に、ワーキングディスタン
スを従来のものに比べて格段に短くてき、このため、バ
イアス電磁石を小型化でき、この結果、磁界変調記録を
行うことが可能となる。

（発明の効果） 以上詳細に説明したように、本発明は光磁気ディスクと
バイアス電磁石（または永久磁石）の間のワーキングデ
ィスタンスを一定に保つサーボ機１　　楕を設けている
ので、電磁石を小型化できると共□　　に、磁界変調記
録方式を採用することが可能であ］　　る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の光磁気ディスク用バイアスｉ　　磁
石ユニットの好ましい実施例の側面図である。 第２図はバイアス磁石ユニットのサーボ機構のブロック
図である。 ｌ・・・バイアス電磁石、 ２・・・位置決め手段（アクチュエータ）、３・・・光
学ヘッド、 １３・・・圧電素子駆動回路。

Claims (7)

【特許請求の範囲】
1. （１）光磁気ディスク用バイアス磁石ユニットにおいて
   、光磁気ディスクをはさんで光学ヘッドの対物レンズの
   光軸と磁極の中心軸をほぼ一致するように配置したバイ
   アス磁石と、該バイアス磁石を配置位置に保持するよう
   に光学ヘッドに取付ける位置決め手段と、光磁気ディス
   クと光学ヘッドの間の距離を検出して光磁気ディスクと
   バイアス磁石の間のワーキングディスタンスを一定に維
   持するように位置決め手段を変位するサーボ機構とを有
   することを特徴とする光磁気ディスク用バイアス磁石ユ
   ニット。
2. （２）請求項１記載のバイアス磁石ユニットにおいて、
   前記位置決め手段が可撓性部材であり、変位が該可撓性
   部材の撓みによって行われることを特徴とするバイアス
   磁石ユニット。
3. （３）請求項１記載のバイアス磁石ユニットにおいて、
   前記サーボ機構が光磁気ディスクからの光を検出してフ
   ォーカスエラー信号を発生するフォーカスエラー検出回
   路と、フォーカスエラー検出回路からのフォーカスエラ
   ー信号に基づいて位置決め手段を変位させて光磁気ディ
   スクとバイアス磁石の間のワーキングディスタンスを一
   定に維持する駆動回路とを有することを特徴とするバイ
   アス磁石ユニット。
4. （４）請求項２記載のバイアス磁石ユニットにおいて、
   前記可撓性部材が圧電素子であることを特徴とするバイ
   アス磁石ユニット。
5. （５）請求項１ないし４のいずれか１つに記載のバイア
   ス磁石ユニットにおいて、バイアス磁石が電磁石である
   ことを特徴とするバイアス磁石ユニット。
6. （６）請求項１ないし４のいずれか１つに記載のバイア
   ス磁石ユニットにおいて、バイアス磁石が永久磁石であ
   ることを特徴とするバイアス磁石ユニット。
7. （７）請求項１ないし５のいずれか１つに記載のバイア
   ス磁石ユニットにおいて、バイアス磁石とディスクの間
   のワーキングディスタンスを小さくし、バイアス磁石を
   記録情報信号に基づいて切り替えることにより、磁界変
   調記録による重ね書きを可能にしたことを特徴とするバ
   イアス磁石ユニット。