JPH04155361A - 画像形成装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はレーザ光学系を用い、電子写真方式で画像形成
を行うレーザプリンタまたはデジタル複写機等の画像形
成装置に関し、特に現像部において、現像とクリーニン
グを同時に行う方式とすることにより装置の小型化およ
びコンパクト化を達成した画像形成装置に関する。

〔従来の技術〕

従来電子写真方式により画像形成を行う場合、帯電、露
光および現像により像形成体上に形成されたトナー像は
転写材上にコロナ放電器等により静電的に転写されるが
、転写残トナーが像形成体上に付着していて後続の画像
にゴースト像またはカブリを発生する。そこでクリーニ
ング装置等を設けて、ブレード、７アブラシ等により像
形成体表面より転写残トナーを装置内に掻取り、スクリ
ューコンベヤ等により搬送して回収容器に回収するよう
にしている。

前記クリーニング装置および回収容器は像形成装置内で
比較的大きな空間を必要とするため装置の小型軽量化お
よびコンパクト化を阻害する。さらには前記クリーニン
グ用ブレードおよびファブラシにより像形成体が摩耗劣
化するとか、回収容器の交換が必要となるため作業能率
を低下せしめ、かつ交換時のトナー飛散により機体を汚
染するとか、トナーを浪費してコスト高となるなどの問
題がある。そこで例えば、特開昭６３−１３３１７９号
、特開昭６３−１３３１８０号および特開昭６３−１３
３１７４号の各公報には、非磁性トナーと磁性キャリア
からな二成分系磁性現像剤を磁気ドラムにより現像類」
に搬送する手段と、像形成体上の＃電潜像を前：手段に
より反転現像方式により現像すると同時！クリーニング
を行う手段を有するレーザプリン・が提案された。

また［Ｊａｐａｎ　Ｈａｒｄ　Ｃｏｐｙ論文集Ｊ　Ｐ　
、１８９−１９ｋ（１９９０）には、（株）東芝、情報
通信ンステム壬術研究所、細谷雅弘等により「−成分系
非磁性耳像方式を用いたクリーナレスレーザプリンタ」
メ報告された。

前記研究報告には、導電性弾性ローラにより中持して現
像領域に搬送された非磁性トナー層を、レーザ光によｌ
）Ｗ！形成体上に形成された静電潜貸に接触させて反転
現像する際、現像と同時番二り１゜−ニングを行う技術
か開示されている。ところ１前記各号公報における二成
分系磁性現像剤また（ニー成分系非磁性現像剤を用いて
反転現像と同時ｉ：クリーニングを行うンステムは以下
のように考メ号　　られる。第１図および第２図は上記
ノステムを説５　　明する図であり、まず帯電工程（ａ
）において感光成　　体）上に帯電器２によりＶａ（ｖ
）の−様な帯電が２　　付与されるか、感光体上には前
の像形成工程で残留した少量のトナー、例えばｐ、ｑが
付着してぃタ　　る。次ｌ：露光工程（ｂ）では、画像
信号により変調されたレーザ光による像露光３が付与さ
れて感光体上の露光部がＶｃ（ｖ）に光減衰されて峠電
潜像支　　が形成される。この静電潜像は現像工程（ｃ
）でＶ＃　　　ａ（Ｖ）とＶｃ（ｖ）の中間付近であっ
て、現像とクリーニングを同時に達成すべく、選択され
た現像バイアスｖｂの作用で現像およびクリーニングが
円ジ　　滑に遂行される。即ち感光体ｌ上に残留してい
た転写残トナー（Ｐ）および背景部のカブリトナー（ｑ
ｋ　　およびｒ）のうち転写残トナー（Ｐ）は像形成の
た１　　めの現像に消費され、背景部にあったカブリト
ナー（ｑ、ｒ）は現像と同時に現像バイアスＶｂ（ｖ）
に辷　　引かれてスリーブ面上に回収されクリーニング
される。次いで現像により露光部に形成されたトナー像
は転写器６により、−Ｖｄの帯電が付与された転写紙５
上に転写されるが全てのトナー像が転写されることはな
く、一部のトナー（ｓ、ｔ）が感光体上に残留し、かつ
背景部には新たなカブリトナー（Ｖ）が発生している。

次いで感光体上には除電ランプ７により前の工程のメモ
リーが消去されると共に残留電荷が消去されて感光体は
「ｏ」電位に復帰され、次工程へと引継がれる。この次
工程に８いて現像と同時に前工程の転写トナー（Ｓ仁）
およびカブリトナー（Ｖ）はクリーニングされる。かく
してクリーニング装置が不要とされ、装置が大幅に簡略
化される。

〔発明が解決しようとする問題点〕

しかしながら前記現像とクリーニングが円滑に同時Ｉこ
進行するのは理想的な像形成条件の場合であって、例え
ば転写極の放電状態、転写紙の材質。

周辺雰囲気の温湿度の変化等により感光体上に形成され
たトナー像の転写紙への転写率が減少し、感光体上に比
較的多くのトナーが転写されずに残留することがある。

この場合、像露光光が前記残留トナーに遮られて感光体
上に到達せず、光減衰が不十分となり、鮮明なトナー像
が形成されなくなる。

また、除電ランプ７の露光光が遮られて前の画像のメモ
リーが残り、未露光部の残留トナーがクリーニングされ
ずカブリが増大する等の弊害が生ずる。

〔問題点を解決するための手段〕

（発明の目的） 本発明の目的は反転現像とクリーニングを同時に行う現
像手段を有し、クリーニング装置その他廃トナー回収装
置等を不要として装置を小型軽量、かつコンパクトとし
、しかも高画質の画像を安定供給可能とした画像形成装
置を提供することにある。

さらに他の目的は現像剤の製造が容易かつ低コストであ
り、高価な磁気搬送手段が不要な一成分系非磁性現像剤
を用いることによりコストの低減が計られた画像形成装
置を提供することにある。

（発明の構成およびその作用） 前記の目的は、非磁性トナーを主成分とする一成分系現
像剤の現像剤層を弾性ローラにより担持して現像領域に
搬送する手段と該現像剤層を像形成体上に形成された静
電潜像に接触させて反転現像を行うと同時にクリーニン
グを行う手段を有する画像形成装置において、前記一成
分系現像剤の主成分である非磁性トナーとして赤外光透
過性のトナーを用いた画像形成装置により達成される。

本発明の画像形成装置では、像形成体上に残留した電荷
を必要により長波光の除電ランプにより除電しＩ；後、
コロナ放電による帯電器、好ましくはローラ帯電器によ
り一様な帯電を付与した後、外部画像信号または内部画
像信号により変調されたレーザ光を像露光して静電潜像
を形成し、該静電潜像を赤外光透過性の非磁性トナーを
主成分とする一成分系現像剤を担持した導電性の現像ロ
ーラにより接触反転現像方式で現像してトナー像を形成
し、同時に感光体上の像形成に有害なトナーをクリーニ
ング除去して鮮明なトナー像を形成するようにした点に
特徴がある。前記トナー像はタイミングを合わせて給送
された転写紙上に例えばコロナ放ｆ器等の転写器、好ま
しくはコーラ転写器により転写、定着して像形成が行わ
れ、転写後の感光体はクリーニングを不要として必要に
より除電された後再帯電して、次の像形成Ｊ二引継かれ
る。

前記好ましく用いられるローラ帯電ｌ二ついては、例え
は特開昭５６−１０４３４６号、特開昭５８−４９９６
０号、特開昭６３−１４９６６８号の各号公報記載のロ
ーラ帯電法を用いることができ、特に好ましくは特開昭
５６−１０４３４６号および特開昭６３−１４９６６−
８号の各号公報記載の導電性ローラＩこ直流および交流
バイアスを印加してむらのない均一帯電ができる帯電法
が好ましい。また前ローラ現像については、現像用弾性
ローラｌ二反転現像！＝適する直流バイアスと３００Ｈ
ｚ〜５００Ｈｚの周波数で０．１〜１．２ＫＶの交流バ
イアスを印加する現像法とするのが好ましい。

次に必要により設けられる除電ランプとしては、除電お
よび感光体の疲労回復効果の大なる赤外光とするのが好
ましく、さらにまた像形成体上に形成されたトナー像の
転写は第１図のコロナ放電方式の転写極６によるもので
もよく、また特開昭６４−２００２７７号公報に記載さ
れるバイアス印加されたローラによる転写であってもよ
い。

本発明では、レーザ光による像露光時感光体上の残留ト
ナーの遮蔽作用による画像濃度低下および画像むらや、
除電ランプによる除電工程での前記残留トナーの遮蔽作
用によるメモリーおよび該メモリーに基づく現像時のク
リーニング不良等の障害を排除するため前記除電ランプ
およびレーザ光等の赤外光に対して透過性のトナーを主
成分とする一成分系現像剤が用いられる。

前記トナーとしてはパイン゛ダ樹脂中に赤外光透過性の
着色剤を１〜２０ｗｔ％含有せしめ、その他トナーの特
性改良剤を適量加えて熔融、練肉、冷却、粉砕、分級す
る、所謂る粉砕造粒法により形成さ２れてもよく、まｔ
；前記バインダ樹脂の七ツマー中に前記着色剤、その他
を混合したものを造粒重合法により形成してもよい。

本発明のトナーに用いる樹脂の例としてはスチレン等の
スチレン系単量体とブチルアクリレート等のアクリル酸
エステル類単量体および／またはメチルメタクリレート
等のメタクリル酸エステル類単量体との共重合により得
られるスチレン−アクリル系共重合体樹脂、ポリエステ
ル樹脂等の熱可塑性樹脂その地熱硬化樹脂も用いられる
。

次に前記バインダ樹脂中に混合される着色剤としては、
ベンジジン・イエロー（ＢｅｎｚｉｄｉｎｅＹｅｌｌｏ
ｗ）ｃ　（ｃ、＋、２１０９０）　、ベンジシフ　−イ
ｘ　ローＧＲ（Ｃ，！。

２１１００）、パーマネント・イエロー（Ｐｅｒｍａｎ
ｅｎｔｏ　Ｙｅｌｌｏｖ）　、ＤＨＧ　（ヘキスト社の
製品）、ブリリアント・カーマイン（Ｂｒｉｌｌｉａｎ
ｔ　Ｃａｒｍｉｎｅ）　６　Ｂ　（Ｃ，Ｉ。

１５８５０）　、ローダミン６Ｇレーク（Ｌａｋｅ）　
　（Ｃ，１，４５１６０）　、ローダミンＢ　レ−り（
Ｃ，１，４５１７０）　、７タロシアニン・ブルー・ノ
ン・クリスタル（Ｐｈｔｈａｌｏｃｙａｎｉｎｅ　Ｂｌ
ｕｅ　ｎｏｎ　Ｃｒｙｓｔａｌ）　　（Ｃ，１，７４１
６０）、フタロシアニン・グリーン（Ｃ，１，７４２６
０）、カーボンブラック、７アツト（Ｆａ）　　・イエ
ロー５Ｇ、ファツト・イエロー３Ｇ１フアツト・レッド
Ｇ１ファツト・レッｌ’ＨＲＲ，７アツト・レッド５Ｂ
、７アツト・ブラックＨＢ、ザポン・ファースト（Ｚａ
ｐｏｎＦａｓＬ）・ブラックＢ１ザポン・ファースト・
ブラックＢ１ザポン・ファースト・ブルーＨＦＬ、ザポ
ン・ファースト・レッドＢＢ、ザポン・ファースト・レ
ッドＧＥ、ザポン・ファースト・イエローＧ１キナクリ
ドン・レンド（Ｃ，１，４６５０００）等が挙げられる
。

本発明において、トナーの流動性を向上させ、帯電能率
を上げるために球形トナーを用いることが好ましい。球
形化の技術としては、例えば熱的球形化処理方法（特開
昭５６−５２７５８号、同５９−１２７６６２号等）、
樹脂粒子を気流中に分散し表面を館融し球形化する方法
（特開昭５８−１３４６５０号等）、温度を加え微粉砕
と同時に球形化する方法（特開昭６１−６１６２７号等
）等のトナー表面を熔融する熱的球形化方法（特開昭５
６−１２１０４８号等）や造粒型合法等溶液中で球形ト
ナーを形成する方法を用いることができる。

球形トナーの重量平均粒径は１〜７μｍが好ましく、こ
の範囲では特にクリーニングが良好に行われ、露光光エ
ネルギーを吸収するという悪影響はみられない。

また本発明では現像剤中のトナー濃度の管理が難しく、
かつ製造工程か複雑かつ高価となる二成分系現像剤に代
えて、これらの欠点が排除される外、現像装置が簡略と
なる利点を有する一成分系現像剤が用いられ、かつトナ
ーの透明性を阻害する磁性材を不要とした非磁性一成分
系現像剤が用いられる。

前記非磁性一成分系現像剤を用いて反転現像を行う場合
、反転現像と、該反転現像と同時にクリーニングが適正
に遂行出来るよう像形成体の未露光部電位と未露光部電
位のほぼ中間に位置する直流バイアスを導電性現像ロー
ラに印加し、かつこれに重畳して交流バイアスを印加す
るのが好ましい。

この交流バイアスは、像形成体へのトナーの付着を均一
化すると共に画像部以外の背景部へのトナー付着を軽減
せしめ、現像時のクリーニング作用を円滑ならしめる効
果がある。

本発明において、トナーの帯電量および帯電極性の制御
には電荷制御剤を用いることが好ましい。

電荷制御剤としては、例えはニグロンン系染料、金属錯
体系染料、アンモニウム塩系化合物、アミノトリフェニ
ルメタン系染料等を用いることができる。

かかる電荷制御剤はトナーのバインダ樹脂１００ＷＬに
対して０〜５ｗｔ含有される。

更に電荷制御剤の外にアミン化合物で処理された／リカ
微粒子その他の流動化剤（特開昭６２−１０８２１３号
、同６２−１１９４８２号等）の混合等の従来技術が流
用される。

また、オフセット性改良のためにポリオレフィン等を添
加してもよい。

更に本発明のトナーには、流動性向上剤等の無機微粒子
を混合して用いてもよい。このような無機微粉末として
は例えば、シリカ粉末、アルミナ酸化チタン、チタン酸
バリウム、チタン酸化セリウム、チタン酸カルンウム、
チタン酸ストロンチウム、酸化亜鉛、珪砂、クレー、雲
母、珪灰石、珪藻土、酸化クロム、酸化セリウム、ベン
ガラ、三酸化アンチモン、酸化マグネシウム、酸化ジル
コニウム、硫酸バリウム、炭酸バリウム、炭酸力ルンウ
ム、炭化珪素、窒化珪素などが挙げられるが、ノリ力微
粉末が特に好ましい。

なお、本発明の前記像形成体のバインダに用いられる熱
硬化樹脂としては、フェノール樹脂、ユリア樹脂、エポ
キン樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、メラミン樹脂、シ
リコーン樹脂、ポリウレタン樹脂、ジアリルフタレート
樹脂、フラン樹脂等を挙げることができる。この中で電
気絶縁性、被膜形成性その他物性、化学耐性等の良好な
ものが選ばれるが、本発明においては、下記一般式で示
される構成単位を有するフェノール樹脂か好ましい。

一般式 式中、Ｒ、Ｒ＋は水素原子またはメチル基、Ｒ８は水素
原子またはエポキシ基、Ｒ，、Ｒ，およびＲ８はハロゲ
ン原子、水素原子、ヒドロキン基、ニトロ基、シアノ基
、アミン基、カルボキシ基またはスルホン酸基もしくは
その塩、または置換基を有してもよい炭素原子数１〜３
の飽和もしくは不飽和の鎖状炭化水素基である。

これらの樹脂の重合度は２〜１０．０００であり、好ま
しくは２〜ｌＯＯである。

また、前記一般式で示されるフェノール樹脂がメラミン
、リグニン、クロマン、インデン、炭化水素、ポリビニ
ルアルコール、脂肪酸アミド、アセテート、ラクトン、
アセタール、クロールフェノール、チオフェンまたはス
チレン化フェノールなどの各樹脂またはそれらの単量体
で変性されたものも有効に用いられる（特開昭５４−１
２３０３５号等）。

本発明に用いられる光導電性材料としては、例えば特開
昭５３−１３２３４７号および特開平１−２８４５６１
号の各号公報記載のトリスアゾ顔料、特開昭５８−１９
４０３５号公報記載のビスアゾ顔料等のレーザ光に感光
性を有するものが用いられるが、特に特公昭４８−３４
１８９号、同４９−４３３８号、同４９−１７５３５号
、同４７−３０３２９号、同５０−３８５４３号および
同５１−２３７３８号などに記載されるフタロシアニン
系顔料が好ましい。具体的には一般式（ｃｌＨａＮ：）
ａＲｎで示されるフタロシアニン系顔料であって、この
うちで特に無金属フタロンアニンおよびσ、β、γ、χ
、にもしくはＣ型の銅フタロシアニンが好ましく、更に
平均粒径は０．１〜０．Ｏ１μＩのものが好ましい。

前記フタロシアニンの電位光減衰曲線は、少露光量に対
しては鈍感であって、少露光量域では電位の減衰が少な
く、平らにプラトーをなし、ある露光量域から急峻に断
ち下った所謂る高ガンマ曲線を与える。

従って転写残トナーにより露光光が一部遮へいされる領
域や画像露光面で光の回折等で生ずる画像周縁の少露光
量領域、典型的にはドツト露光における画像に差掛かる
露光強度の立ち上がり域および画像終端の断ち下り域の
裾の光によって電位を失うことなく、画像の周縁部には
鋭い電位の立ち上がりと断ち下りを生じ、鮮鋭な画像を
与えることができる。

本発明に係る像形成体は、前記光導電性材料の微粉末と
樹脂、必要に応じて、ローズベンガル、オーラミン、ブ
ロムフェノールブルー、ブロムチモールブルー、ツクシ
ンなどの増感染料、その他の増感剤として２．４．７−
ドリニトロー９−フルオレノン、２．４．５．７−チト
ラニトロフルオレノンをベンゼン、トルエン、キシレン
、トリクロルエチレン、酢酸エチル、アセトン、メチル
エチルケトン等の有機溶剤に例えば光導電性粉末１００
ｗｔに対し、樹脂１　＝　１０００ｗｔ、増感染料０．
０５〜ｌＱｗｔ１有機溶剤５０〜５０００ｗｔの割合で
混合分散して得られる感光層塗料を作成し、この感光層
塗料を、例えば銅、鉄、ニッケル、アルミニウムもしく
はステンレスなどの金属板、または紙もしくはプラスチ
ックフィルムにアルミニウム、金、銀、銅ニッケルなど
の金属もしくは酸化錫などの金属酸化物を蒸着もしくは
ラミネートして得られる支持体、または紙もしくはプラ
スチックフィルムに、前記金属もしくは金属酸化物の粉
末もしくはカーボンブラックの粉末を樹脂中に分散含有
せしめた層を塗設して得られる支持体など、種々の導電
性支持体の上に乾燥後の膜厚が５〜３０μｍになるよう
塗布、乾燥して感光層を設けて作成される。また必要に
応じて有機高分子化合物または整流性半導体層などの中
間層を設けることができる。

前記導電性支持体としては通常は無端ベルト状のものま
たは第１図に示したドラム状のものが多く用いられ、こ
の上に前記感光層を設けて成るベルト状またはドラム状
の像形成体が画像形成装置に組込まれる。

前記画像形成装置としてアナログ方式またはデジタル方
式のいずれであってもよいが、特にデジタル画像信号に
よりパルス幅変調方式で変調されたレーザ光のスポット
状像露光により静電潜像を形成し、該潜像を反射現像し
てドツト画像を形成するレーザプリンタ、デジタル複写
機が好ましい。

前記像露光に用いるレーザ光としては、Ｈｅ−Ｎｅ。

Ｈｅ−ＣｄまたはＡｒ等のガスレーザ、ＧａＡＱＡｓ等
の半導体レーザ光が用いられ、これはいずれも７００ｎ
ｍ以上の赤外領域に発光波長域を有するものとされる。

〔実施例〕

以下本発明を実施例により具体的に説明するが本発明の
実施の態様はこれにより限定されるものではない。

第３図は本実施例を説明するプリンタの断面図である。

図中２１は後記する＋６００Ｖに帯電されて使用される
正帯電性フタロシアニン系感光体で、軸２０により矢印
方向に回転される。２２ａは該感光体２１に−様な帯電
を付与するための帯電ローラで、軸２２ｂの外周に導電
性ＮＢＲゴム層２２ｅおよびその外周にカーボン含ウレ
タンゴム層２２ｄが積層された構成とされ、該ローラ２
２ａにはｔ源２２ｅから２ＫＶの直流バイアスおよび３
００Ｖ（Ｐ−Ｐ）、５００Ｈｚの交流バイアスが印加さ
れている。

トナー極性と帯電ローラのバイアスは同極性のために転
写残トナーは再度感光体に付着する傾向を有する。この
為に帯電ローラのクリーニングを省略しているがその他
の構成として、帯電ローラにブレード等のトナーのクリ
ーニング手段を設けることもできる。

１０は像露光用レーザ光学装置で、ボＩＪゴンミラ、−
１１、［θレンス■２、反射ミラー１４．＋５、倒れ角
補正用レンズ２３、防塵フィルタ２４を介してレーザ光
りが感光体上に投射されて静電潜像が形成される。

２５は現像装置で、２５ａは現像ローラであり、軸２５
ｂの外周にカーボン含有発泡ウレタンゴム層２５ｃが被
覆されて成る導電性ローラで、電源２５ｅから５００Ｖ
の直流バイアスと１．０ＫＶ（Ｐ−Ｐ）、５００Ｈｚ（
７）　交流バイアスが印加されている。３δは撹拌ロー
ラ、３７は現像剤補給Ｄ１３８はスクレーパ、３９は現
像剤層規制部材で現像器室３７７こは後記する一成分系
非磁性現像剤が収容されている。３Ｊは帯電前除電用ラ
ンプで赤外ランプが用いられる。前記感光体２１、帯電
ローラ２２ａ１現像装置２５、除電用ランプ３１゜必要
により作動されるクリーニングブレード３２は装置本体
に挿脱（手前側に挿脱）可能なユニット４２内に一体的
に組込まれている。２６ａは給紙カセットで該カセット
内の転写紙２７は給紙ローラ２６ｂにより給紙され、ガ
イド２６ｃ１　レジストローラ２６ｄ１転写ベルト２８
ａにより像形成タイミングに合わせて転写部へと搬送さ
れる。該転写部では転写ベルト裏面に配置された転写ロ
ーラ３３ａの圧着下に感光体のトナー像が転写紙２７上
に転写される。前記転写ローラは軸合３３ｂの外周に導
電性シリコンゴムｌ　３３ｃが被覆された導電性ローラ
であって、電源３３ｅから１．５ＫＶの直流バイアスが
印加されている。

前記転写ベルトは半導電性の０．５ｍｍ厚のベルトであ
ってローラ２８ｂ、２８ｃに掛渡されて回転され、帯電
ローラにより付与された電荷および転写紙以外の領域に
何重したトナーを除去するため除電器４１゜クリーニン
グブレード４２が設けられている。なお、転写後の転写
紙はベル）　２８ａ内部のバキューム装置４３の作用で
フェースダウンで転写ベルト２８ａに吸着搬送され、定
着器２９で定着され排紙皿３０へと排出される。

本実施例に用いられた感光体２１はＡＱ円筒に塩ビ、酢
ビ共重合体から成る１７７１１１厚の中間層を設け、こ
の上に７二ノール樹脂中にτ型無金属フタロンアニンを
５０ｗｔ％となるよう分散含有した２０μ園厚の感光層
を設けたものであり、そのエレクトロメータによる帯電
、暗減衰、光減衰特性は第４図に示され、帯電電位６０
０ｖ、暗減衰５秒後の電位５５０Ｌ光減衰に必要な半減
露光量は５　Ｌｕｘ秒であっｔこ。

またｌｉ例に用いられる現像剤は以下のようであった。

トナー： ポリスチレ７　　　　　　　４５重量部ポリメチルメタ
クリレート　　４４重量部ニグロシン（正荷電制御剤）
０．５重量部着色剤　　　　　　　　　　　８重量部上
記組成物を混合、練肉、分級後、熱風処理して重量平均
粒径５μｍのトナーを得た。

なお着色剤は第５図の分光反射率特性を有するシアン顔
料（銅フタロシアニン）、イエロー顔料（ベンジジン誘
導体）、マゼンタ顔料（Ｄ−ダミンＢレーキ）を等量づ
つ混合して黒色としたものが用いられた。このようにし
て得た着色トナーはカーボンブラック等を用いた場合に
比して半導体レーザ光（７８０ｎｍ±２０）に対する分
光反射率が大きく本実施例の特徴とされる赤外光に対し
て透過性が大であり、本発明にとってより好ましい。

なお、前記トナーの分光反射率ａは第６図の如く、白板
１０１上に透明な両面テープ１０２を貼り、粘着面に１
〜２層のトナー層１０３を塗布して資料１００とし、こ
れを日立分光光度計（ＨＩＴＡＣＨＩ　３３０型）に装
着し、波長域３６０〜８５０ｎｍの範囲で測定され、前
記本実施例のトナーは７８０ｎｍにおける分光反射率が
６０％と高く本発明に適することが確認された分光反射
率は５０％以上であることがレーザ光などの露光光によ
る光遮蔽が少なく、良好な潜像が形成される上から好ま
しい。

本実施例のプリンタの構成は以上のようであり以下、上
記プリンタを用いて常温、常湿下で１万回に亙り連続し
てプリントテストを行った。即ちプリントＯＮにより感
光体が回転され、ＣＰＵからのデジタル画像信号により
パルス幅変調された半導体レーザ光がレーザ光学装置ｌ
Ｏを介して予め帯電ローラ２２ａにより６００ＶＪこ帯
電が付与された感光体２１上に像露光されて静電潜像が
形成された。この静電潜像は、前記正帯電性−成分系非
磁性現像剤を収容した現像器２５により振動電界下に反
転現像され、同時に感光体上の背景部に付着したトナー
か現像ローラ２５ａに吸収されてクリーニングされ、高
濃度でカブリがなく、鮮明なトナー像が得られｔ二。

このトナー像はタイミングを合わせて給送された転写紙
２７上に転写ローラ３３ａの作用で転写され、。　　該
トナー像を下向きに担持した転写紙２７はバキュームベ
ル）　２８ａに吸着搬送されて定着装置２９で定着され
、排紙皿３０へと排出された。

また感光体２１の次の回転で、まず電荷消去ラン、　　
プ３１により前回の像形成で生じたメモリーを消去し、
感光体表面電位を「０」電位とし、初期の感光体に復帰
せしめた。次いで帯電ローラ２２ａにより振動電界下に
ａｏｏｖに再帯電され、次の画像信号によりパルス幅変
調されたレーザ光りが像露光されて静電潜像が形成され
た。この静電潜像は、現像器２５の現像ローラ２５ａに
より前回と同様振動電界下に反転現像され、同時に！２
図で説明したカブリトナーおよび転写残トナーをスリー
ブ面に回収してクリーニングされ、高濃度、高解像方、
鮮明なトナー像が形成された。このトナー像は前回と同
様、転写ローラ３３ａにより転写紙２７上に転写、定着
されて高画質のプリント画像が得られた。本実施例では
前記像形成プロセスを１万回に亙り継続して画像形成を
行ったが、終始良質の画像を得ることができた。

また相対湿度８０％、３０℃の高温多湿でのプリントテ
ストを行ったが５ｏｏｏ回付近よりカブリが増大してき
たので、補助クリーニング装置３２を併用することによ
り良質の画像を得ることができた。

本実施例においては、現像器２５に現像とクリーニング
の両機能を付与したことにより装置が軽量、小型でコン
パクトとされた外に、帯電、現像、転写に振動電界が付
与されローラを用いたことにより一層の均一な帯電、現
像、転写が達成される外、電力の節約およびオゾン発生
が抑制される効果が得られた。

なお以上の説明が７タロシアン系感光体を用いた正帯電
用感光体を用いた例が示されたが、光導電材料または層
構成を組替えて負帯電性の感光体としてもよく、その場
合オゾン発生の抑止効果がより一層大となる。

〔発明の効果〕

以上の説明から明らかなように本発明の画像形成装置に
よれば高濃度、高解像方で鮮明な画像が容易に得られる
外、−成分系非磁性現像剤とされたことによる材料の低
コスト化、現像装置の簡略化が計られ、かつ現像装置が
現像とクリーニングを兼用することとしたため装置全体
が小型、軽量コンパクト化された等の効果が奏される。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の現像装装置における現像
とクリーニングを兼用とした機構を説明するための画像
形成装置および電位図、第３図は実施例のプリンタの断
面図、第４図は第３図のプリンタに組込まれる感光体の
静電特性図、第５図は現像剤の分光反射率を示す図、第
６図は！５図の分光反射率を測定する方法を説明する図
である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 非磁性トナーを主成分とする一成分系現像剤の現像剤層
   を弾性ローラにより担持して現像領域に搬送する手段と
   該現像剤層を像形成体上に形成された静電潜像に接触さ
   せて反転現像を行うと同時にクリーニングを行う手段を
   有する画像形成装置において、前記一成分系現像剤の主
   成分である非磁性トナーとして赤外光透過性のトナーを
   用いたことを特徴とする画像形成装置。