JPH04155073A - パレット搬出入装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明は、立体駐車場や立体倉庫などに適用されるパ
レット搬出入装置に関する。

〈従来の技術〉 例えば従来の立体駐車場として、第１図に示す如く、中
央に昇降機１１の昇降空間Ａを有し、その両側に車両格
納空間Ｂを複数階にわたって形成したものか存在する。

前記昇降機１１上にはパレット搬出入機構が搭載され、
また各階の車両格納空間Ｂにはパレットを支持しかつ搬
出入を行うためのパレット支持機構か設けである。

前記パレット搬出入機構は、詳細は図示していないが、
昇降機ｌｌ上に移動枠を往復動自由に配備し、この移動
枠上に搬送機構を搭載すると共に、移動枠には搬送機構
を各階のパレット支持機構に対して接近または離反動作
させるための駆動機構を連繋して成る。

前記搬送機構は、前記移動枠上の前後部位置に、第８図
に示すような無端状の搬送チェノ１をそれぞれ配備して
、各搬送チェノｌを同期させて往復走行させる構成のも
のであって、各搬送チェン１の適所にはパレット５の下
面の４隅位置に突設された突片６に当接する支持片４か
設けである。なお第８図中、２，３はスプロケットホイ
ールであって、いずれかスプロケットホイールにモータ
を連結してこの搬送機構を駆動する。

このような従来例において、例えばいずれか階のパレッ
ト支持機構より昇降機】１上へパレットを搬出させるに
は、移動枠をパレット支持機構へ接近動作させて、前記
支持片４をパレット５下面の突片６の背後へ進入させた
後、移動枠をパレット支持機構から離反動作させつつ搬
送チェノ１を走行させる。これににより突片６が支持片
４により押され、パレット５が昇降機１１上へ送り出さ
れることになる。

〈発明が解決しようとする問題点〉 このようなパレット搬出入方式の場合、パレットの搬送
速度は移動枠の移行速度と搬送チェノの走行速度との和
となるが、特に減速制御時、慣性により突片６が支持片
４より離れてパレットが自走する虞がある。その場合に
もしパレ・ソト５の搬出時であれば、パレットは昇降機
１１上を通過して反対側の車両格納空間Ｂのパレット支
持機構へ乗り移り、また搬入時であれば、パレットはパ
レット支持機構の終端に追突して衝撃を発生させるとい
う問題かある。そのためパレット５の搬送速度を必要以
上に増すことができず、動作の高速化をはかることが困
難である。

さらに昇降機１１上へパレット５を搬出させたとき、昇
降機１１の昇降動作に際して、そのパレット５の自由な
動きを規制するために第８図に例示するような構造のス
トッパ機構７を設ける必要がある。このストッパ機構７
は、起伏動作可能な一対のストッパ８．９を備えたもの
て、パレット５の下面適所にストッパ８，９を係合して
パレット５をロック状態とする。しかしながらこのよう
なストッパ装置１７を設けた場合、昇降機１１の構造や
制御が著しく複雑化し、コスト高を招くなどの問題もあ
る。

この発明は、上記問題に着目してなされたもので、パレ
ットの円滑走行と搬送速度の高速化とを実現し、しかも
パレットの自由の動きを規制するための格別なストッパ
機構を設ける必要がないパレット搬出入装置を提供する
ことを目的とする。

〈発明が解決しようとする問題点〉 この発明は、昇降機を昇降動作させて各階に設けられた
パレット支持機構との間でパレットの搬出入を行うパレ
ット搬出入装置において、前記パレットの下面に突設さ
れた突片と、昇降機に搭載されたパレット搬出入機構と
から成るものである。

前記パレット搬出入機構は、搬送体を水平方向に往復走
行させるための搬送機構と、各階のパレット支持機構に
対して前記搬送機構を接近または離反動作させるための
駆動機構とを備え、前記搬送体には、前記突片の幅に対
応する間隔を隔てて対をなす支持片を突設して、これら
支持片間に前記突片の係脱を可能としである。

く作用〉 パレットの搬出入に際し、パレットに設けられた突片を
一対の支持片間て挟持した状態でパレットを移行させる
ので、パレットの自走を完全に防止でき、追突による衝
撃などが発生する虞がない。従ってパレットの搬送速度
を増すことがてき、動作の高速化か実現される。

また昇降機上にパレットを搬出させた後も、支持片間で
突片を挟持しているのて、昇降動作中のパレットの自由
な動きか完全に規制され、格別なストッパ機構を設ける
なとの必要がない。

〈実施例〉 第１図は、この発明か実施された立体駐車場の外観を示
している。

図示例の立体駐車場は、Ｈ型鋼などより成る複数の枠材
を水平および垂直の各方向に枠組して塔体１０を形成し
、塔体１０の内側中央に昇降機１１の昇降空間Ａを、そ
の両側の各階に車両格納空間Ｂを、それぞれ形成して成
る。前記昇降空間への１階部分は車両の出入口と連通し
、この出入口より昇降機１１上へ車両１２を導いて載せ
、昇降機１１を断面Ｈ型のガイド枠２２に沿い上昇させ
て、その車両１２をいずれか階の車両格納空間Ｂへ案内
する。

前記塔体１０の最上階には巻上機構１３が設けられ、こ
の巻上機構１３より４本のワイヤ１４を垂下させである
。各ワイヤ１４の下端は前記昇降機１１の４隅に接続さ
れ、巻上機構１３の作動により昇降機１１か昇降動作す
る。

前記昇降機１１には、第２図および第３図に示すような
構成のパレット搬出入機構１５か搭載され、また各階の
車両格納空間Ｂにはパレット１６を支持しかつ搬出入を
行うためのパレット支持機構１７が設けである。この実
施例では、各階の車両格納空間Ｂの前後端部に複数の支
持ローラ２３をそれぞれ整列配備して、前記パレット支
持機構１７を構成している。

前記パレット搬出入機構１５は、昇降機１１の前端縁お
よび後端縁に沿って設けられた複数の支持ローラ１８と
、昇降機１１上に往復動自由に配備された移動枠１９と
、この移動枠１９を各階のパレット支持機構１７に対し
て接近または離反動作させるための第１の駆動機構２０
（第４図に示す）と、前記移動枠１９に搭載された搬送
機構２１とて構成されている。

前記支持ローラ１８は、パレット１６の前後端縁の下面
を摺動自由に支持するためのもので、昇降機１１が任意
の階に停止したとき、その階におけるパレット支持機構
１７の支持ローラ２３と同一直線上に位置して、パレッ
ト１６の搬送経路を構成するようになっている。

前記移動枠１９は、前面および後面の両端に車輪２４．
２４を備えており、各車輪２４をレール部材２５に係合
して、移動枠１９を往復動自由に支持している。

前記第１の駆動機構２０は、第４図に示すような構成の
チェノコンベヤであって、昇降機１１の前後位置にそれ
ぞれ配備された一対の駆動チェノ２６と、各駆動チェノ
２６か噛み合う一対のスプロケットホイール２７．２８
と、一方のスプロケットホイール２７に連繋される駆動
モータ（図示せず）と、従動側のスプロケットホイール
２８．２８間を連結する伝動軸３０とから成る。各駆動
チェノ２６の両端は連結部材２９を介してそれぞれ移動
枠】９に連結されており、各駆動チェノ２６，２６か往
復走行することにより移動枠１９か往復移行するもので
ある。

前記搬送機構２１は、前後位置にそれぞれ配備された一
対の無端状の搬送チェノ３１を備えている。各搬送チェ
ノ３１は、両側位置のスプロケットホイール３２．３３
間に張設されており、各搬送チェノ３１には第４図に示
す如く、対をなす支持片３４．３５か中央対称の位置に
合計２対設けである。

第５図は、各支持片３４．３５の構成例を示している。

図示例のものは、搬送チェノ３１を構成する両側板４０
．４１の上端を延長して外方へ水平に曲げ、その水平部
分４０’、４１’にフラットな板材より成る支持片３４
または３５を水平に取り付けて成るものである。これら
支持片３４，３５はパレット１６の下面の４隅位置に突
設されたいずれかの突片３６と係脱させるもので、支持
片３４．３５間の取付間隔は前記突片３６の幅に対応さ
せである。前記突片３６は一対の金属板３６ａ、３６ｂ
を平行配置して構成され、金属板３６ａ、３６ｂの間隔
を搬送チェノ３１の側板４０，４１の間隔より大きくか
つ支持片３４．３５の長さより小さく設定する。また各
スプロケットホイール３２．３３は、一方の支持片３４
か各スプロケットホイール３２．３３の位置で起立姿勢
にあるとき、他方の支持片３５か水平姿勢となるようそ
の径か設定される。

各搬送チェノ３１を駆動する第２の駆動機構３７は、前
記した第１の駆動機構２０と類似の構成であって、第３
図に示す如く、スプロケットホイール３２に連繋される
駆動モータ３８と、従動側のスプロケットホイール３３
．３３間を連結する伝動軸３９とて構成される。

つぎに第６図および第７図に基づき上記装置例の動作を
説明する。

いま車両１２を第１図に示す塔体１ｏの３Ｆの車両格納
空間Ｂ［へ格納する場合を考える−まず巻上機構１３を
駆動して昇降機１１を上ｙ動作させ、３階の定位置で停
止させる。このＪき搬送機構２１を構成する前後位置の
各搬送ヲエン３１は、第６図（１）に示す如く、一方の
支ゼ片３４がスプロケットホイール３２．３３の代置で
起立姿勢となり、他方の支持片３５がスフロケットホイ
ール３２．３３の位置で水平姿男となっている。

一方、車両格納空間Ｂ′においては、パレット１６がパ
レット支持機構１７上に支持されて待機状態にある。

つぎに第１の駆動機構２０を駆動すると、移動枠１９が
車両格納空間Ｂの方へ移行し、水平姿勢の支持片３５は
待機中のパレットＩ６の突片３６の背後へ進入し、起立
姿勢の支持片３４は突片３６と当接する。第６図（２）
はこの状態を示す。

ついて第２の駆動機構３７を駆動させると、庁　　各搬
送チェノ３１は走行動作を開始し、バレッ＝、　　ト１
６は突片３６か２個の支持片３４．３５間も　　て挟持
されて昇降機１１の方向へ搬出される。

このとき第１の駆動機構２０も前記と反対方向−へ駆動
させて移動枠１９も移行させるもので、Ｆ　　移動枠１
９の移行速度をｖｌとし、搬送チェノ３１の走行速度を
Ｖ、とすると、パレット１６°　　の搬送速度はＶ、　
十Ｖ、となる。第６図（３）はパレット１６の搬送状態
を示すもので、パレット１６の突片３６か支持片３４．
３５間に挟持されて搬送されている。従ってパレット１
６は拘束状態にあり、自走するのか阻止される。

かくしてパレット１６が車両格納空間Ｂ′より昇降機Ｉ
Ｉ上に搬出されると、第１．第２の各駆動機構２０．３
７は駆動を停止し、移動枠１９の移行および搬送チェノ
３１の走行が停止する。第６図（４）はこの停止状態を
示すものて、パレット１６の突片３６はスプロケットホ
イール３３上に位置し、依然支持片３４．３５ｆＪｔに
挟持されたロック状態にあり、パレット１６の自由な動
きは完全に規制されている。

しかる後、巻上機構１３を駆動し、昇降機１１を下降動
作させて１階の定位置て停止させ、格納すべき車両１２
をパレットＩ６上に導入する。

車両１２の導入か完了すると、巻上機構１３を再度駆動
して昇降機１１を上昇動作させ、３階の定位置で停止さ
せる。このときパレット１６の突片３６はスプロケット
ホイール３３上に位置し、支持片３４．３５間に挟持さ
れたロック状態にある（第７図（１１に示す）。

つぎに第２の駆動機構３７を駆動させると、各搬送チェ
ノ３】は走行動作を開始し、パレット１６は突片３６が
２個の支持片３４．’３５間で挟持されて車両格納空間
Ｂ′へ搬入される。

このとき第１の駆動機構２０も駆動させて移動枠１９も
移行させるもので、パレット１６の搬送速度は前記と同
様、Ｖ、＋ｖ２となる。第７図（２）はパレット１６の
搬送状態を示すもので、パレット１６の突片３６が支持
片３４．３５間に挟持されて搬送されている。従ってパ
レット１６は拘束状態にあり、自走するのか阻止される
。

かくして車両１２かパレット１６と共に車両１　　格納
空間Ｂ′のパレット支持機構１７上へ搬入されると、第
１．第２の各駆動機構２０．３７は駆動を停止し、移動
枠１９の移行および搬送チェノ３１の走行か停止する。

第７図（３）はこの停止状態を示すもので、搬送チェノ
３１の一方の支持片３４はスプロケットホイール３２の
位置で起立姿勢にあり、他方の支持片３５はスプロケッ
トホイール３２の位置で水平姿勢にあり、突片３６は支
持片３４．３５による挟持状態から解放されている。

この状態て第１の駆動機構２０を駆動させると、パレッ
ト１６かパレット支持機構１７上に残されて移動枠１９
のみか昇降機１１上に復帰する（第７図（４）参照）。

なお上記実施例は、この発明を立体駐車場に実施した例
を示すか、この発明はこれに限らず、荷物を複数階へ搬
送して格納する立体倉庫なとにも適用実施できる。

またパレット搬出入機構１５は、上記実施例の構造のも
のに限定されないことは勿論であり、必要に応じて適宜
設計変更することも可能である。

〈発明の効果〉 この発明は上記の如く、昇降機に搭載した搬送機構の搬
送体に対をなす支持片を突設し、これら支持片間でパレ
ットに設けた突片を挟持してパレットの搬出入を行うよ
うにしたから、パレットの自走を完全に防止でき、追突
による衝撃などを発生させる虞がない。従ってパレット
の搬送速度を増すことかでき、動作の高速化を実現でき
る。

また昇降機上にパレットを搬出させた後も、支持片間て
突片を挟持するので、昇降機の昇降動作に際し、パレッ
トの自由な動きを完全に規制でき、格別なストッパ機構
を設ける必要がない。従って昇降機の構造や制御を簡略
化でき、製造コストの低減に貢献するなど、顕著な効果
を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明か実施された立体駐車場の概略構成を
示す正面図、第２図は昇降機を拡大して示す正面図、第
３図はその平面図、第４図はパレット搬出入機構の概略
構成を示す正面図、第５図は搬送チェノの構成を示す側
面図、第６図および第７図は立体駐車場における入出庫
動作の手順を示す説明図、第８図は従来例の概略構成を
示す正面図である。 １１・・・・昇降機 １５・・・・パレット搬出入機構 １６・・・・パレット １７・・・・パレット支持機構 ２０・・・・第１の駆動機構　　２１・・・・搬送機構
３１・・・・搬送チェノ　　　　３４．３５・・・・支
持片３６・・・・突片 Ｉ　２国 −３図 第　８１ ７ＦＭ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 昇降機を昇降動作させて各階に設けられたパレット支持
   機構との間でパレットの搬出入を行うパレット搬出入装
   置において、 前記パレットの下面に突設された突片と、昇降機に搭載
   されたパレット搬出入機構とから成り、 前記パレット搬出入機構は、搬送体を水平方向に往復走
   行させるための搬送機構と、各階のパレット支持機構に
   対して前記搬送機構を接近または離反動作させるための
   駆動機構とを備え、前記搬送体には、前記突片の幅に対
   応する間隔を隔てて対をなす支持片を突設して、これら
   支持片間に前記突片の係脱を可能としたパレット搬出入
   装置。