JPH04154912A - 耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 - Google Patents
耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法Info
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- JPH04154912A JPH04154912A JP27460590A JP27460590A JPH04154912A JP H04154912 A JPH04154912 A JP H04154912A JP 27460590 A JP27460590 A JP 27460590A JP 27460590 A JP27460590 A JP 27460590A JP H04154912 A JPH04154912 A JP H04154912A
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21B—ROLLING OF METAL
- B21B3/00—Rolling materials of special alloys so far as the composition of the alloy requires or permits special rolling methods or sequences ; Rolling of aluminium, copper, zinc or other non-ferrous metals
- B21B3/02—Rolling special iron alloys, e.g. stainless steel
Landscapes
- Heat Treatment Of Steel (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〈産業上の利用分野〉
本発明は耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス
鋼板の製造方法に関する。
鋼板の製造方法に関する。
く従来の技術〉
一般にフェライト系ステンレス鋼板は成分として重量比
にてCr:10〜20%、C:0.1%以下、Si:1
%以下、Mn:1%以下を含有し、この他に耐食性、耐
酸化性、成形加工性等の向上を目的としてTi、Nb、
Mo、Aj2等の金属元素が添加される。
にてCr:10〜20%、C:0.1%以下、Si:1
%以下、Mn:1%以下を含有し、この他に耐食性、耐
酸化性、成形加工性等の向上を目的としてTi、Nb、
Mo、Aj2等の金属元素が添加される。
フェライト系ステンレス冷延鋼板は熱間圧延、冷間圧延
に引き続き仕上焼鈍することによって製造され、家庭用
品、自動車部品、厨房用品などに広く使用されている。
に引き続き仕上焼鈍することによって製造され、家庭用
品、自動車部品、厨房用品などに広く使用されている。
しかしながら、これらの製品化に当りフェライト系ステ
ンレシ鋼板をプレス成形するとりジンクとよばれる圧延
方向に沿った特有の凹凸が発生し易(、これによって成
形品の表面の美麗さが著しく損なわれる。 このため成
形加工性に優れかつリジングの発生を防止することがフ
ェライト系ステンレス鋼板を製造する上で大きな課題と
なっている。
ンレシ鋼板をプレス成形するとりジンクとよばれる圧延
方向に沿った特有の凹凸が発生し易(、これによって成
形品の表面の美麗さが著しく損なわれる。 このため成
形加工性に優れかつリジングの発生を防止することがフ
ェライト系ステンレス鋼板を製造する上で大きな課題と
なっている。
従来からりジンク発生の防止を目的とした製造工程上の
方策がいくつか施されている。 例えば、(イ)オース
テナイト相生成元素量の増加、(ロ)炭窒化物形成元素
の添加、(ハ)スラブ加熱温度の低下、(ニ)熱間圧延
温度の低下、(ホ)熱間における大圧下圧延、(へ)高
温熱処理、(ト)2回圧延の実施等の対策が一般に行わ
れているが、以上のような方法によってもリジングの発
生を完全に防止することは困難である。 また、上記の
対策によってコストアップ、設備寿命の短縮あるいは生
産性の低下等の問題を招いている。
方策がいくつか施されている。 例えば、(イ)オース
テナイト相生成元素量の増加、(ロ)炭窒化物形成元素
の添加、(ハ)スラブ加熱温度の低下、(ニ)熱間圧延
温度の低下、(ホ)熱間における大圧下圧延、(へ)高
温熱処理、(ト)2回圧延の実施等の対策が一般に行わ
れているが、以上のような方法によってもリジングの発
生を完全に防止することは困難である。 また、上記の
対策によってコストアップ、設備寿命の短縮あるいは生
産性の低下等の問題を招いている。
更に、鋼板からプレス成形により製品を得る場合、成形
加工性の面内異方性が大きな問題となる。 すなわち、
一般に鋼板は面内で異方性が存在し、その差が大きいと
深絞り加工を行った場合に各方向での変形能が違うため
にフランジの各方向での大小あるいは深絞り加工前の板
取りの点で歩留りが低下しコストアップになる。
加工性の面内異方性が大きな問題となる。 すなわち、
一般に鋼板は面内で異方性が存在し、その差が大きいと
深絞り加工を行った場合に各方向での変形能が違うため
にフランジの各方向での大小あるいは深絞り加工前の板
取りの点で歩留りが低下しコストアップになる。
熱延における圧下率の増加による耐リジング性向上を目
的とした従来技術では、例えば特開昭57−70234
号はフェライト系ステンレス鋼の熱間圧延での粗圧延開
始温度を1150℃以下とし次いで連続仕上熱延での圧
下開始温度を900℃以上とし、仕上熱延での圧下率が
少なくとも25%である圧延を複数バス行う方法を開示
している。
的とした従来技術では、例えば特開昭57−70234
号はフェライト系ステンレス鋼の熱間圧延での粗圧延開
始温度を1150℃以下とし次いで連続仕上熱延での圧
下開始温度を900℃以上とし、仕上熱延での圧下率が
少なくとも25%である圧延を複数バス行う方法を開示
している。
一方、耐リジング性およびプレス成形性の向上を目的と
したものとして特公昭59−43977号はAI2を含
有するフェライト系ステンレス鋼の熱間圧延においてス
ラブを900〜1200℃の温度に加熱後1パス当り2
0%以上の圧下を1パス以上行う熱間圧延を行った後、
連続焼鈍を行う方法を開示している。
したものとして特公昭59−43977号はAI2を含
有するフェライト系ステンレス鋼の熱間圧延においてス
ラブを900〜1200℃の温度に加熱後1パス当り2
0%以上の圧下を1パス以上行う熱間圧延を行った後、
連続焼鈍を行う方法を開示している。
以上の方法は、熱延におけるスラブ加熱を低温で行い、
仕上圧延で1パスあるいは複数パスの強圧下圧延を行う
ことにより熱延中での熱延組織の再結晶化を促進し、耐
リジング性および成形加工性の向上を図ることを目的と
している。
仕上圧延で1パスあるいは複数パスの強圧下圧延を行う
ことにより熱延中での熱延組織の再結晶化を促進し、耐
リジング性および成形加工性の向上を図ることを目的と
している。
一方、このような方法の実用化においては、次ぎの問題
がある。 すなわち、スラブ加熱温度の低下により、仕
上圧延における各パスの圧延温度が低下しロール負荷が
増大するために、ロール焼付等による鋼板の表面欠陥の
発生およびロール交換頻度の増加等の問題を生じるため
に、耐リジング性、成形加工性を向上させるべく圧延温
度の低下および圧下率増加は商用の大量生産工程では困
難である。
がある。 すなわち、スラブ加熱温度の低下により、仕
上圧延における各パスの圧延温度が低下しロール負荷が
増大するために、ロール焼付等による鋼板の表面欠陥の
発生およびロール交換頻度の増加等の問題を生じるため
に、耐リジング性、成形加工性を向上させるべく圧延温
度の低下および圧下率増加は商用の大量生産工程では困
難である。
従って実用上熱延工程では、耐リジング性、成形加工性
の向上に不適である比較的高温でのスラブ加熱、仕上圧
延での軽圧下バススウ゛ジュールによる圧延がやむを得
ず行われている。
の向上に不適である比較的高温でのスラブ加熱、仕上圧
延での軽圧下バススウ゛ジュールによる圧延がやむを得
ず行われている。
〈発明が解決しようとする課題〉
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決し、リジ
ングの発生がなく、成形加工性に優れたフェライト系ス
テンレス鋼板の実用的な製造方法を提供するにある。
ングの発生がなく、成形加工性に優れたフェライト系ス
テンレス鋼板の実用的な製造方法を提供するにある。
〈課題を解決するための手段〉
すなわち、本発明は、フェライト系ステンレス鋼スラブ
の熱間圧延において、仕上げ圧延を施した後ただちに7
50℃以上900℃以下の温度域において鋼帯表面で2
〜10%に相当する圧延方向の最大曲げ歪を有する曲げ
加工をレベラーで付与することを特徴とする耐リジング
性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法を提
供するものである。
の熱間圧延において、仕上げ圧延を施した後ただちに7
50℃以上900℃以下の温度域において鋼帯表面で2
〜10%に相当する圧延方向の最大曲げ歪を有する曲げ
加工をレベラーで付与することを特徴とする耐リジング
性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法を提
供するものである。
本発明はまた、フェライト系ステンレス鋼スラブの熱間
圧延において、鋼帯間を接合された状態で仕上げ圧延を
施した後ただちに7506C以上900℃以下の温度域
において鋼帯表面で2〜10%に相当する圧延方向の最
大曲げ歪を有する曲げ加工をレベラーで付与することを
特徴とする耐リジング性に優れたフェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法を提供する。
圧延において、鋼帯間を接合された状態で仕上げ圧延を
施した後ただちに7506C以上900℃以下の温度域
において鋼帯表面で2〜10%に相当する圧延方向の最
大曲げ歪を有する曲げ加工をレベラーで付与することを
特徴とする耐リジング性に優れたフェライト系ステンレ
ス鋼板の製造方法を提供する。
以下に本発明をさらに詳細に説明する。
本発明において著しいりジング改善が得られるのは、熱
間圧延の仕上圧延において蓄積された加工状態において
加工様式の異なる曲げ加工なイ」与することにより熱延
後の焼鈍における再結晶を促進することにある。
間圧延の仕上圧延において蓄積された加工状態において
加工様式の異なる曲げ加工なイ」与することにより熱延
後の焼鈍における再結晶を促進することにある。
既に述べたごとく、耐リジング性の改善には圧延時の圧
下率すなわち加工度を大きくすることが有効であること
は知られていたが、特に仕上圧延のごとく板温か低下す
る温度域でより強圧下を加えることは設備上不可能に近
い。
下率すなわち加工度を大きくすることが有効であること
は知られていたが、特に仕上圧延のごとく板温か低下す
る温度域でより強圧下を加えることは設備上不可能に近
い。
そこで本発明者らは圧延によらない加工手段として繰り
返し曲げ加工を仕上圧延と組み合わせることにより強加
工状態を実現することを検討した。
返し曲げ加工を仕上圧延と組み合わせることにより強加
工状態を実現することを検討した。
真空小型溶解炉でC:0.06%、Si:0.39%、
Mn:0.50%、P : 0.020%、S : 0
.005%、Ni:0.06%、Cr:16.23%、
Aρ: 0.005%、N : 0.026%、残部が
Feおよび不可避的不純物からなる小型鋼塊を実験室的
に溶製し、鋼塊を1240℃に加熱し25mm厚に粗圧
延を行った後仕上圧延を4パスで各々20%の圧下率で
実施した。 なお仕上終了温度は仕上圧延開始温度を変
化させることにより750〜950℃に変化させた。
Mn:0.50%、P : 0.020%、S : 0
.005%、Ni:0.06%、Cr:16.23%、
Aρ: 0.005%、N : 0.026%、残部が
Feおよび不可避的不純物からなる小型鋼塊を実験室的
に溶製し、鋼塊を1240℃に加熱し25mm厚に粗圧
延を行った後仕上圧延を4パスで各々20%の圧下率で
実施した。 なお仕上終了温度は仕上圧延開始温度を変
化させることにより750〜950℃に変化させた。
圧延終了材の一部は仕上圧延終了後ただちに3点曲げ方
式によるプレス曲げで3回の繰り返し曲げ加工を加えた
のち放冷した。
式によるプレス曲げで3回の繰り返し曲げ加工を加えた
のち放冷した。
熱延板焼鈍を850″CX4hrで行ったのち、冷間圧
延で厚さQ、7mmとし、850℃X30秒の仕上焼鈍
を行った。
延で厚さQ、7mmとし、850℃X30秒の仕上焼鈍
を行った。
か(して得られた冷延板について成形加工性と耐リジン
グ性を調査した結果を第1図に示す。 なお、リジング
の判定は1〜5の5段階判定とし、最良を1とする限界
サンプルとの比較判定で行った。 第1図かられかるよ
うに、曲げ加工時の最大歪量が2%以上で加工時の板温
が900 ℃以下の場合に耐リジング性の改善が得られ
た。
グ性を調査した結果を第1図に示す。 なお、リジング
の判定は1〜5の5段階判定とし、最良を1とする限界
サンプルとの比較判定で行った。 第1図かられかるよ
うに、曲げ加工時の最大歪量が2%以上で加工時の板温
が900 ℃以下の場合に耐リジング性の改善が得られ
た。
一方、第2図のごとく仕上圧延の最終バスの圧下率の影
響は第1図の繰返し曲げ加工の付加に比べるとその効果
は小さい。
響は第1図の繰返し曲げ加工の付加に比べるとその効果
は小さい。
以上のごとく仕上圧延直後に繰返し曲げ加工を加えるこ
とにより冷延板での耐リジング性の向上がはかれるが、
繰返し曲げ加工の際の板温が750℃未満になるとレベ
ラーロールへの傷発生が生じるため加工時の板温は90
0 ℃から750℃に制限される。
とにより冷延板での耐リジング性の向上がはかれるが、
繰返し曲げ加工の際の板温が750℃未満になるとレベ
ラーロールへの傷発生が生じるため加工時の板温は90
0 ℃から750℃に制限される。
またレベラーでの最大曲げ歪は大きい程その効果は増大
するものの15%を超えると傷発生を生じるし、第1図
に示すように10%位で飽和するので、レベラーでの最
大曲げ歪は2〜10%と限定する。
するものの15%を超えると傷発生を生じるし、第1図
に示すように10%位で飽和するので、レベラーでの最
大曲げ歪は2〜10%と限定する。
また、この発明法を連続熱間圧延機へ適用する場合繰返
し曲げ加工はレベラーロールにより実現されるが、銅帯
の先後端は一般に長平方向の拘束(あるいは張力)無で
加工されるためその効果が異なる。 従って熱間圧延機
においてシートバーあるいは粗圧延後の巻き取りによる
コイル段階で先行材と接合することにより仕上圧延にお
いてはたえまなく熱延材が圧延される完全連続圧延(エ
ンドレス圧延)においてより好適に本発明法が適用され
、鋼帯の全長に渡って優れた特性を実現することができ
る。
し曲げ加工はレベラーロールにより実現されるが、銅帯
の先後端は一般に長平方向の拘束(あるいは張力)無で
加工されるためその効果が異なる。 従って熱間圧延機
においてシートバーあるいは粗圧延後の巻き取りによる
コイル段階で先行材と接合することにより仕上圧延にお
いてはたえまなく熱延材が圧延される完全連続圧延(エ
ンドレス圧延)においてより好適に本発明法が適用され
、鋼帯の全長に渡って優れた特性を実現することができ
る。
本発明において適用できる鋼種はフェライト系ステンレ
ス鋼全般で、室温においてフェライト相からなる鋼種で
あれば適用できる。
ス鋼全般で、室温においてフェライト相からなる鋼種で
あれば適用できる。
また、熱延板から冷延板に至る工程に関しては一般にフ
ェライト系ステンレス鋼で利用されている熱延後の焼鈍
・酸洗が適用され、冷間圧延と焼鈍酸洗(あるいは光輝
焼鈍)の−回あるいはそれ以上の繰返しにより冷延板と
する工程に適用できる。
ェライト系ステンレス鋼で利用されている熱延後の焼鈍
・酸洗が適用され、冷間圧延と焼鈍酸洗(あるいは光輝
焼鈍)の−回あるいはそれ以上の繰返しにより冷延板と
する工程に適用できる。
〈実施例〉
以下本発明を実施例に基づいて具体的に説明する。
(実施例1)
表1に成分を示すフェライト系ステンレス鋼種5US4
30の連続鋳造鋳片を1240℃に加熱し熱間圧延で板
厚4mmに仕上げる工程中で粗圧延終了後の板厚25m
mのシートバーを前後2本溶接で継いだ状態で仕上圧延
を実施し、仕上圧延出側に設置されたレベラーにより2
チヤ一ジ分の熱延板に繰返し曲げ加工を加えた。 なお
レベラーにかかるときの板温は850℃で繰返し曲げ加
工時の板表面における最大曲げ歪は5%で6回の繰返し
曲げ加工をレベラーで与えた後、約700℃の板温でコ
イル状に巻き取った。
30の連続鋳造鋳片を1240℃に加熱し熱間圧延で板
厚4mmに仕上げる工程中で粗圧延終了後の板厚25m
mのシートバーを前後2本溶接で継いだ状態で仕上圧延
を実施し、仕上圧延出側に設置されたレベラーにより2
チヤ一ジ分の熱延板に繰返し曲げ加工を加えた。 なお
レベラーにかかるときの板温は850℃で繰返し曲げ加
工時の板表面における最大曲げ歪は5%で6回の繰返し
曲げ加工をレベラーで与えた後、約700℃の板温でコ
イル状に巻き取った。
仕上圧延後のレベラーを使用せずに巻き取った、従来方
法の熱延鋼帯と本発明法による熱延銅帯を800℃で4
時間の焼鈍の後、酸洗し0.8mmまで冷間圧延した。
法の熱延鋼帯と本発明法による熱延銅帯を800℃で4
時間の焼鈍の後、酸洗し0.8mmまで冷間圧延した。
その後850”CX 10秒の仕上焼鈍を実施し冷延
板での材質を評価した。
板での材質を評価した。
結果は表2に示すごとく2本のシートバーを継いで連続
して仕上圧延〜レベラー加工を施した場合のNo1〜6
では第1コイルの先端部と第2コイルの後端部は他の部
分に比べてやや劣るものの、優れた耐リジング性が冷延
鋼板で得られた。 すなわち多数の鋼塊からなる熱延鋼
板を連続して仕上圧延〜レベラー加工を加えることによ
り各々の銅帯の全長に渡って優れた耐リジング性が得ら
れることが判明した。 第1コイルの先端部と第2コイ
ルの後端部で耐リジング性がやや劣るのは熱延板の先後
端ではレベラー加工時の長手方向拘束が無いためにレベ
ラーの効果が損なわれたためと考えられる。
して仕上圧延〜レベラー加工を施した場合のNo1〜6
では第1コイルの先端部と第2コイルの後端部は他の部
分に比べてやや劣るものの、優れた耐リジング性が冷延
鋼板で得られた。 すなわち多数の鋼塊からなる熱延鋼
板を連続して仕上圧延〜レベラー加工を加えることによ
り各々の銅帯の全長に渡って優れた耐リジング性が得ら
れることが判明した。 第1コイルの先端部と第2コイ
ルの後端部で耐リジング性がやや劣るのは熱延板の先後
端ではレベラー加工時の長手方向拘束が無いためにレベ
ラーの効果が損なわれたためと考えられる。
一方、■コイルのみの単独圧延でレベラー加工のない従
来法では耐リジング性は低い。
来法では耐リジング性は低い。
〈発明の効果〉
フェライト系ステンレス鋼の熱間仕上圧延直後に、レベ
ラーを利用して従来のごとく圧延によらずに曲げ加工を
加えることにより、加工性および耐リジング性に優れた
フェライト系ステンレス鋼板を得ることができる。
ラーを利用して従来のごとく圧延によらずに曲げ加工を
加えることにより、加工性および耐リジング性に優れた
フェライト系ステンレス鋼板を得ることができる。
この方法は従来行われていた方法に比べて簡便で、コス
トアップ、設備寿命の短縮、生産性の低下などの問題を
回避することができる。
トアップ、設備寿命の短縮、生産性の低下などの問題を
回避することができる。
第1図は本発明法によるレベラーにより付与される表面
最大曲げ歪と耐リジング性との関係を示すグラフである
。 第2図は仕上圧延最終バス圧下率の耐リジング性に及ぼ
す影響を示すグラフである。 留−A−1,l、l/:6 (+ 18警−−(−’
1,6,6K、イ6一事
最大曲げ歪と耐リジング性との関係を示すグラフである
。 第2図は仕上圧延最終バス圧下率の耐リジング性に及ぼ
す影響を示すグラフである。 留−A−1,l、l/:6 (+ 18警−−(−’
1,6,6K、イ6一事
Claims (2)
- (1)フェライト系ステンレス鋼スラブの熱間圧延にお
いて、仕上げ圧延を施した後ただちに750℃以上90
0℃以下の温度域において鋼帯表面で2〜10%に相当
する圧延方向の最大曲げ歪を有する曲げ加工をレベラー
で付与することを特徴とする耐リジング性に優れたフェ
ライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - (2)フェライト系ステンレス鋼スラブの熱間圧延にお
いて、鋼帯間を接合された状態で仕上げ圧延を施した後
ただちに750℃以上900℃以下の温度域において鋼
帯表面で2〜10%に相当する圧延方向の最大曲げ歪を
有する曲げ加工をレベラーで付与することを特徴とする
耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製
造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27460590A JPH04154912A (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27460590A JPH04154912A (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04154912A true JPH04154912A (ja) | 1992-05-27 |
Family
ID=17544063
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27460590A Pending JPH04154912A (ja) | 1990-10-12 | 1990-10-12 | 耐リジング性に優れたフェライト系ステンレス鋼板の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH04154912A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0610931A2 (en) * | 1993-02-10 | 1994-08-17 | Nippon Steel Corporation | Production method of strong and tough thick steel plate |
-
1990
- 1990-10-12 JP JP27460590A patent/JPH04154912A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0610931A2 (en) * | 1993-02-10 | 1994-08-17 | Nippon Steel Corporation | Production method of strong and tough thick steel plate |
EP0610931A3 (en) * | 1993-02-10 | 1997-04-16 | Nippon Steel Corp | Process for the production of thick, strong and stubborn steel sheets. |
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