JPH04154864A - ポリアミド樹脂組成物 - Google Patents

ポリアミド樹脂組成物

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JPH04154864A
JPH04154864A JP27932090A JP27932090A JPH04154864A JP H04154864 A JPH04154864 A JP H04154864A JP 27932090 A JP27932090 A JP 27932090A JP 27932090 A JP27932090 A JP 27932090A JP H04154864 A JPH04154864 A JP H04154864A
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JP
Japan
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weight
resin composition
polyamide resin
parts
polyamide
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Application number
JP27932090A
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English (en)
Inventor
Noriyoshi Watanabe
渡辺 宣義
Kiyoshi Morishige
森重 浄
Junichi Sato
佐藤 准一
Katsura Ando
桂 安藤
Makoto Usui
臼居 誠
Kota Nishii
耕太 西井
Takashi Muratani
村谷 孝
Toshihiro Kobayashi
俊裕 小林
Kazuyuki Tamura
和幸 田村
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Denso Ten Ltd
Fujitsu Kasei Ltd
Fujitsu Ltd
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
Original Assignee
Denso Ten Ltd
Fujitsu Kasei Ltd
Fujitsu Ltd
Mitsubishi Gas Chemical Co Inc
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Publication date
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  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はポリアミド樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂
、炭素繊維及びマイカからなるポリアミド樹脂組成物に
関する。更に詳しくは、本発明は、耐水性、耐薬品性、
機械的性質、成形時の流動性、及び剛性に優れ、且つそ
り変形の少ない軽量のポリアミド樹脂組成物に関する。
[従来の技術] 現在、家電製品、玩具、電話機、OA機器などの電子機
器の小型化、軽量化が要求されており、そのためこれら
の機器の筐体用にプラスチックの使用が検討されている
上記電子機器の中でも、ノート型パーソナルコンピュタ
−1携帯型ワードプロセツサーは、その使用用途の拡大
のため特に小型化、軽量化する必要がある。
そのため上記電子機器用に使用する材料が金属から軽量
であるプラスチックに変わってきている。
しかし、現在使用されているプラスチックでは充分な軽
量化が達成されておらず、更に一層の軽量化が望まれて
いる。
これまで、上記筐体用のプラスチックとして成形性が良
く、安価で外観仕上がりの良いABS樹脂、AS樹脂、
変性ポリフェニレンエーテル樹脂などが検討されてきて
いるが、剛性等が不十分であり、実用上満足するものは
得られていない。
又、電子機器の筐体は出来る限り均一な薄肉の板厚が要
求され、その板厚は3〜5mm、薄いもので2.5mm
のものまでが実用化されてきている。
上記プラスチック製筐体の板厚を2. 5mm以下にす
ると次の(a)〜(d)に記すような障害が派生する。
(a)  剛性について 従来のABS樹脂などでは剛性が低く、そのまま薄肉化
すると、少しの外力で大きい変形が生じ、ガラスで出来
た液晶表示パネル、プリント配線板、キーボードスイッ
チ等、力に弱い内容物を保護する事が出来ない。
(bl  成形時の流動性について 薄肉で大面積の筐体を成形すると、射出成形時に樹脂は
金型内で急速に冷却され、樹脂粘度が上昇し流動途中に
流れがとまり、未充填となる事がある。
fc)  そりについて 上記未充填にならないまでも、高圧力で成形することに
加え、強度を増す為に繊維状充填剤を配合すると、成形
時の繊維の配向による成形収縮の異方性のため成形品に
そりが生ずる。
(d)  衝撃強度について 薄肉成形品において、変形を防ぐために材料の剛性を増
すと、−船釣には衝撃強度が低下する。可搬型機器にお
いては誤って落下する場合があり、その際、割れ、クラ
ッタなどの障害を起こす危険がある。
プラスチックの比重は一般に0.9〜2.0であり、こ
れ以上、比重の低下による軽量化は望めない、3そこで
更に軽量化するには、筐体の板厚を薄くする必要がある
しかし、これまで知られている樹脂組成物を電子機器用
筐体用に使用して、板厚を2.5mm以下とすると上述
のような不都合が生ずる。
従って、高剛性を有し且つ軽量である実用的なプラスチ
ック材料はこれまで見出されていない。
[発明が解決しようとする課題] 本発明の目的は、上述の如き公知技術の欠陥を克服し、
薄肉で軽量の電子機器用筐体材料として、耐水性、耐薬
品性、成形時の流動性、機械的性質、及び剛性に優れ、
且つそり変形の少ない成形用樹脂組成物を提供する事に
ある。
[課題を解決する為の手段] 本発明者らは、鋭意検討の結果、特定のポリアミド樹脂
と変性したポリフェニレンエーテル樹脂とからなる樹脂
組成物に炭素繊維とマイカを配合する事により、薄肉成
形品であっても、耐薬品性、流動性、機械的性質、剛性
に優れ、尚かつ成形時のそり変形の少ない、バランスあ
る成形用樹脂組成物を見い出し本発明を完成した。
すなわち、本発明は、メツキ/リレン基含有ポリアミド
樹脂20〜80重量%と、不飽和脂肪族カルボン酸もし
くはその酸無水物を反応させて得られる変性ポリフェニ
レンエーテル樹脂80〜20重量%とからなる(ここで
重量%の合計は100重量%とする)樹脂組成物100
重量部に炭素繊維2〜30重量部およびマイカ2〜30
重量部を配合してなる樹脂組成物、及び メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂40〜99重量%
にポリアミド66を60〜1重量%配合させた(ここで
、重量%の合計は100重量%とする)ポリアミド樹脂
混合物20〜80重量%と、不飽和脂肪族カルボン酸も
しくはその酸無水物を反応させて得られる変性ポリフェ
ニレンエーテル樹脂80〜20重量%とからなる(ここ
で、重量%の合計は100重量%とする)樹脂組成物1
00重量部に炭素繊維2〜30重量部およびマイカ2〜
30重量部を配合してなる樹脂組成物、 に関する発明である。
本発明で用いられるメタキシリレン基含有ポリアミド樹
脂(以下、MXナイロンという)はメタキンリレンジア
ミン単独、又はメタキシリレンシアミン60重量%以上
と、パラキシリレンジアミン4ON量%以下とのジアミ
ン混合物と炭素数6から12のα、ω−直鎖脂肪族二塩
基酸、たとえば、アンピン酸、セバシン酸、スペリン酸
、ウンデカン酸、トデカンニ酸との重縮合反応によって
合成されるポリアミド樹脂である。
MXナイロンの中でも成形性、物性等のバランスを考慮
すると上記α、ω−直鎖脂肪族二塩基酸としてアジピン
酸が特に好適である。
本発明に用いられるポリアミド66は、本組成物の成形
性すなわち成形時のサイクル時間を短縮するための効果
がある。
MXナイロンに対するポリアミド66の配合割合は、成
形性の短縮面のみからみれば広い範囲にわたって効果が
あるが、成形用樹脂組成物の物理的性能をも併せて考慮
した場合、その配置0 台別合は、MXナイロン40〜99重量%に対しポリア
ミド6660〜1重量%が好ましく(ここで、重量% 
の合計は100重量%とする)、ポリアミド66の配合
量がこの範囲より少ない場合には、期待する成形サイク
ルの短縮には効果がなく、またこの範囲より多い場合に
は、得られる組成物の吸水による強度低下、寸法変化が
大きく実用上不都合を生じる。
本発明で使用されるポリフェニレンエーテル樹脂は、一
般式 、(式中、R1は炭素数1〜3の低級アルキル基、R2
、R3は水素原子または炭素数1〜3の低級アルキル基
である) で表わされる構造単位を主鎖に持つものでありホモポリ
マー、コポリマーまたはグラフトポリマーのいずれでも
よい。
ポリフェニレンエーテル樹脂として具体的には、ポリ(
2,6−ジメチル−1,4−フエニレン)エーテル、ポ
リ(2,6−ンエチルー1.4−フェニレン)エーテル
、ポリ(2,6−ジプロビルー1,4−フェニレン)エ
ーテル、ポリ(2−メチル−6−ニチルー1. 4−)
ユニしン)エーテル、ポリ(2−メチル−6−ブロビル
ー1.4−フェニレン)エーテル等が例示できるが、特
にポリ(2,6−ンメチルー1.4−)ユニしン)エー
テル、2.6−シメチルフエノール、2,3.6−1リ
メチルフ工ノール共重合体およびこれらにスチレンをグ
ラフト重合したクラフト共重合体等が好ましい。
本発明で用いられる変性ポリフェニレンエーテル樹脂は
、ポリフェニレンエーテル樹脂と不飽和脂肪族カルボン
酸もしくは、その酸無水物を無触媒下に溶融混合しても
しくは触媒存在下に反応させて得られる。
ポリフェニレンエーテル樹脂の変性に不飽和脂肪族カル
ボン酸の酸無水物を使用する場合は無触媒下に、不飽和
脂肪族カルボン酸の酸無水物とポリフェニレンエーテル
樹脂とを溶融混合状態で反応させて変性ポリフェニレン
エーテル樹脂を得る事ができる。
この場合、溶融混合する方法としては、ニーグー、バン
バリーミキサ−1押出機等、特に制限はないが、操作性
等を考慮すると押出機を用いるのが好ましい。
不飽和脂肪族カルボン酸の酸無水物としては無水マレイ
ン酸、無水イタコン酸、無水シトラコン酸等が例示でき
、この中でも特に無水マレイン酸が好ましい。
ポリフェニレンエーテル樹脂の変性に必要な前記酸無水
物の使用割合は、ポリフェニレンエーテル樹脂 100
重量部に対して、0.01〜10重量部、好ましくは、
0.1〜1重量部である。
前記酸無水物の使用割合が、ポリフェニレンエーテル樹
脂 100重量部に対して0.01重量部未満の場合に
は、ポリフエニレンエーテル樹脂と混合ポリアミド樹脂
との相溶性の改善効果が小さく、強靭性のある組成物が
得難い。
又、前記酸無水物の使用割合が、ポリフェニレンエーテ
ル樹脂 100重量部に対して10重量部を越える場合
は、過剰の酸無水物が熱分解し、その結果、耐熱性の低
下や外観不良等実用上の不都合を生じる。
ポリフェニレンエーテル樹脂の変性に不飽和脂肪族カル
ボン酸を使用する時は、必要に応じて、ベンゾイルパー
オキサイド、ジクミルパーオキサイドおよびクメンハイ
ドロパーオキサイド等のラジカル発生剤を触媒として使
用する事ができる。
ポリアミド樹脂混合物に対する変性ポリフェニレンエー
テル樹脂の配合割合は広い範囲で選択する事ができるが
、好ましくは、ポリアミド樹脂混合物20〜80重量%
に対して、変性ポリフェニレンエーテル樹脂80〜20
重量%である。
ポリアミド樹脂混合物20重量部に対して変性ポリフェ
ニレンエーテル樹脂80重量部を越える場合は、流動性
が悪く成形加工性が低下する。
又、ポリアミド樹脂混合物80重量部に対して変性ポリ
フェニレンエーテル樹脂20重量部未満では、ポリアミ
ド樹脂の結晶性に起因する成形収縮率が大きい事により
、成形品のそりが十分改良できない。
本発明の樹脂組成物にエラストマーを添加すると耐衝撃
性の向上の効果がある。
本発明で使用できるエラストマーは、水素添加ブロック
共重合弾性体で、A−B−A型の構造をしており、A及
びBはそれぞれ重合体ブロックを示し、中心ブロックB
は、共役ジエン系炭化水素化合物、通常はブタジェンの
重合体からなり水素添加する前はポリブタジェンブロッ
クであるが水素添加することにより、ポリブタジェン中
の二重結合が飽和炭化水素に転化されているブロックで
あり、末端ブロックAはビニル芳香族炭化水素ブロック
を示し、好適にはポリスチレンからなるブロックである
末端ブロックAの分子量は、4.000〜115.00
0、好ましくはs、 ooo〜15.000、一方、中
心プロ・ンクBの分子量は、20.000〜450.0
00、好ましくは、25.000〜100.000であ
ることが望ましい。
本発明の樹脂組成物に使用する水素添加ブロック共重合
弾性体を配合する場合の配合量はキシリレン基含有ポリ
アミド樹脂および変性ポリフェニレンエーテル樹脂から
なる樹脂組成物100重量部に対して、1〜15重量部
である。
上記範囲未満であると、耐衝撃性向上の改良効果が少な
く、上記範囲を超えると剛性の低下をきたし好ましくな
い。
本発明に使用する炭素繊維は、樹脂の補強材として使用
できるものであれば制限はなくロービングもしくはチョ
ップトストランドのいずれであってもよいが、通常繊維
長が0,1〜25mm、好ましくは1〜6mm、平均繊
維径が7〜20μmのものが望ましい。
繊維長があまり長いと、成形品のそり変形量が大きくな
り、又、あまり短かいと強度や剛性への補強効果が乏し
い。
上記炭素繊維は、それが表面無処理のものであっても良
く、又、シランカップリング剤やチタネート系カップリ
ン剤等のカップリング剤で表面処理したものであっても
よいが、カップリング剤で処理したものが好ましい。
又、炭素繊維の種類としては、PAN系の炭素繊維でも
、ピッチ系の炭素繊維でも、いずれの炭素繊維も使用す
る事ができる。
本発明で用いられる炭素繊維の配合量は、ポリアミド樹
脂とポリフェニレンエーテル樹脂からなる樹脂組成物1
00重量部に対して炭素繊維2〜30重量部である。
上記樹脂組成物100重量部に対して炭素繊維の配合量
が2重量部未満の場合には、強度や剛性への補強効果が
得られない。
又、上記樹脂組成物100重量部に対して炭素繊維の配
合量が30重量部を越える場合は、組成物の製造に支障
をきたしたり、射出成形時での流動性が低下し、薄肉成
形品の成形が困難になる。
本発明で用いられるマイカは、その形状が箔片鱗片状を
有している為、成形品のそり変形を防止するのに効果が
あり、又、材料組成物の剛性を高める為にも有効である
本発明で用いられるマイカの平均粒子径は、80μm以
下、好ましくは50μm以下である。
平均粒子径が80μm以下の場合には、表面平滑性の優
れたものが得られる。
本発明で用いられるマイカの配合割合は、ポリアミド樹
脂と変性ポリフェニレンエーテル樹脂とからなる樹脂組
成物100重量部に対して2〜30重量部である。
上記樹脂組成物100重量部に対してマイカの配合量が
2重量部未満の場合には、剛性の改良効果が得られなく
、そりの防止効果も得られない。又、上記樹脂組成物1
00重量部に対してマイカの配合量が30重量部を越え
る場合には、組成物の比重が高くなること、あるいは、
射出成形時での流動性が低下し、薄肉成形品の成形が困
難になる。
本発明の樹脂組成物の比重は、1.35以下、好ましく
は1.30以下であることが望ましい。
本発明の樹脂組成物の主たる目的は、電子機器用筐体の
軽量化であり、比重が1.35を越えると製品重量が増
し、実用性に欠ける虞がある。
本発明において、ポリアミド樹脂組成物を成形して得ら
れる筐体は、その全表面積の70%以上、好ましくは8
0%以上の板厚が2mm以下である。
上記の板厚とすることにより、従来困難であった電子機
器の軽量化が達成でき、特に、携帯可能な電子機器の実
用化が達成可能となる。
本発明のポリアミド樹脂組成物を成形して得られる成形
品の曲げ弾性率は、100,000kgf/cm2以」
二、好ましくは、120,000kgr/cm2以上で
あることが望ましい。
上記曲げ弾性率がI 00 、 000 kgf/cm
2未満の場合は、荷重に対する成形品のたわみが大きく
なるため、目的とする薄肉成形品を得ることが困難とな
る虞がある。
本発明の樹脂組成物の流動性は、深さ1mm、幅10m
mのキャビティを使用し、樹脂温度280℃、金型温度
130℃で測定した値がバーフロー長で100mm以上
、好ましくは12(1mm以上が望ましい。
バーフロー長が100mm未満であると充填不良や成形
品外観不良が生じ目的とする薄肉軽量化成形品の成形が
困難となる虞がある。
又、本発明のポリアミド樹脂組成物には、カラス繊維、
チタン酸カリウム繊維や酸化亜鉛等のウィスカーを配合
する事が出来るか、樹脂組成物の比重が増大する為、そ
の配合の許容量は本発明のポリアミド樹脂組成物中で1
0重量%以下が望ましい。
更に、本発明の樹脂組成物には、必要に応して、高分子
材料に用いられている各種添加剤、例えば安定剤、染顔
料、離型剤、滑剤、充填剤等を適宜配合する事ができる
。 本発明の樹脂組成物は、通常の車軸又は、二軸押出
機を用いて、溶融混練する方法で製造する事が出来る。
[発明の効果] 本発明のポリアミド樹脂組成物の使用により家電製品、
玩具、電話機、OA機器などの電子機器を小型化、軽量
化することが可能である。
特に本発明の樹脂組成物をノート型パーソナルコンピュ
タ−およびワードプロセッサー用の筐体に使用すると、
板厚を2.5mm以下にすることが可能であり、これま
での電子機器の大幅な小型化、軽量化を図ることが可能
である。
[実施例] 以下に本発明を実施例により具体的に説明する。尚、実
施例中特にことわりのないかぎり、「部」は「重量部」
を表わす。
実施例1〜4および比較例3〜5の射出成形条件は、樹
脂温度280℃、金型温度130℃、射出圧I 100
  kgf/cm2とした。
又、比較例1〜2の射出成形条件は、樹脂温度220℃
1金型温度50℃1射出圧1100kgf/cm2とし
た。
評価は以下の方法によった。
(1)比重    ・ASTM  D792(2)曲げ
強度   ASTM  D790(3)曲げ弾性率  
ASTM  D790(4)   アイシフト衝撃強度
:ASTM   D256(1/4インチ、  ノフチ
イ寸き) (5)熱変形温度  ASTM  D648(6)流動
長: 流動性(バーフロー長)は、幅10mm、深さ1mmの
流路をもつ金型(温度・1306C)を用い、実施例1
〜4、及び比較例3〜5では、樹脂温度280℃1射出
圧力1100kgf/cm2の条件下で成形し、比較例
1〜2では、樹脂温度220℃、射出圧力1100kg
f/cm2の条件下で測定した。
(7)成形性 ・ 第1図に示すようなノートブック型パーツナルコンピユ
タ−の液晶表示部カバー成形品(以下、rLCDカバー
」という)を成形し、その成形性を評価した。
第1図中、IはLCDカバーの上面部、2は、周辺部、
3はヒンジ部を示す。
LCDカバーの寸法は以下の通りである。
長さ:295mm、幅:170mm 深さ:6mm 第2図に第1図のA部の断面図を示す。
第2図中、1はLCDカバーの上面部、2は周辺部、4
は縁部を示す。
第2図における■の板厚は1.Omm、2の板厚は2、
Ommである。
尚、射出成形は6点ゲートを使用して成形した。
第1表及び第2表中の成形性の評価結果の表示は以下の
通りである。
■ 良、成形時の流動性が良好であり、第1図に示すL
CDカバーの成形か可能 であった。
■ 不可、成形時の流動性が悪く、第1図に示すLCD
カバーの成形が不可能で あった。
(8)そり 第1図に示したLCDカバーを成形してから24時間後
に、該LCDカバー成形品を三次元測定機を使用して平
面度を測定した。
測定点は以下の通りである。
■ LCDカバーの上面部。
幅(170mm)方向に5等分し、長さ(295mm)
方向に19等分して得られた交点 ■ LCDカバーの縁部; 幅(170mm)方向に15等分した点及び長さ(29
5mm)方向に19等分した点 実施例1 25℃、クロロホルム中で測定した固有粘度0.45d
j7/gのポリフェニレンエーテル(以下PPEと記す
ことがある)5kgにして無水マレイン酸25gを加え
、スーパーミキサーで3分間混合した後、二軸押出機に
より加熱溶融下に混練し、無水マレイン酸変性PPE 
(以下、変性PPEと記すことがある)を得た。
変性PPE  50部とメタキシリレンジアミンとアジ
ピン酸とから重縮合によって得られた数平均分子量16
,000のポリメタキシリレンアジパミト(以下ナイロ
ンMXD6と記す)50部、炭素繊維(三菱レイヨン側
製、商品名:パイロフィルTR06NB)10部及びマ
イカ(タカラ産業■製、商品名:Y2O2)10部をタ
ンブラ−でトライブレンドした後285℃に設定した押
出機にて溶融混合し樹脂組成物を得た。配合組成を第1
表に示す。
得られた樹脂組成物を射出成形機にて、ASTMに規定
されたテストピースを成形した。
評価結果を第1表に示す。
実施例2 実施例1に記したマレイン酸変性PPEを製造する際、
PPE45部に対しゴム成分としてポリスチレン、エチ
レン、ブチレン型のブロック共重合体(シェル化学製、
商品名クレイトンG1650)を5部配合することによ
り、ゴム含有の無水マレイン酸変性変性PPEを得た。
このゴム含有の無水マレイン酸変性PPEとポリアミド
66を使用した以外は、実施例1と同様に樹脂組成物を
得た。
得られた樹脂組成物を射出成形機にて、ASTMに規定
されたテストピースを成形した。
評価結果を第1表に示す。
実施例3および実施例4 実施例2で使用したと同様の無水マレイン酸変性PPE
、ナイロンMXD6、ポリアミド66、炭素繊維及びマ
イカを第1表に示した重量比でタンブラ−にとりトライ
ブレンドした後、実施例1と同様の方法で樹脂組成物を
得た。
得られた樹脂組成物を射出成形機にて、ASTMに規定
されたテストピースを成形した。
テストピースの評価結果を第1表に示す。
上記の実施例1〜4においては、成形性も良く、曲げ弾
性率も高く、又、成形時のそりについても1mm以下で
あり、実用的にも満足すべきものであった。
比較例1 実施例1と同様の方法で、ABS樹脂単独のテストピー
スを作製し、評価を行なった。
結果を第2表に示す。
本比較例では、成形性、反りは良好であるが弾性率が低
く、LCDの保持が不十分である。
比較例2 ABS樹脂100部に実施例1で用いたと同様の炭素繊
維を20部を配合した樹脂組成物を使用し、実施例1と
同様の方法でテストピースを作製した。
評価結果を第2表に示す。
本比較例では、流動性が悪く第1図に示すLCDカバー
の成形が出来なかった。
比較例3 実施例1で使用したと同様のナイロンMXD6、変性P
PE、炭素繊維およびマイカを用い第2表に示した配合
比で、実施例1と同様にしてテストピースを作製し、評
価を行なった。
結果を第2表に示す。
本比較例では、流動性が悪く、第1図に示すLCDカバ
ーの成形が出来なかった。
比較例4 実施例Iで使用したと同様のナイロンMXD6100部
と炭素繊維15部を用いて、実施例1と同様の方法でテ
ストピースを作製し、評価を行なった。
評価結果を第2表に示す。
比較例1では曲げ弾性率が低く、比較例2及び3では成
形性が悪く、比較例4では成形品のそりが大きく、いず
れも実用的なものは得られなかった。
第  l  表 第  2  表
【図面の簡単な説明】
第1図は、ノート型パーソナルコンピータの液晶表示部
カバー(LCDカバー)の成形品を示す。1は上面部、
2は周辺部1.3はヒンジ部を示す。 第2図は、第1図のA部の断面図である。 1は上面部、2は周辺部、4は縁部を示す。 特許出願人 三菱瓦斯化学株式会社 富士通株式会社 富士通化成株式会社 代理人 弁理士 小 堀 貞 文

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂20〜80
    重量%と、不飽和脂肪族カルボン酸もしくはその酸無水
    物を反応させて得られる変性ポリフェニレンエーテル樹
    脂80〜20重量%とからなる(ここで、重量%の合計
    は100重量%とする)樹脂組成物100重量部に、炭
    素繊維2〜30重量部およびマイカ2〜30重量部を配
    合してなるポリアミド樹脂組成物。
  2. (2)メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂20〜80
    重量%と、不飽和脂肪族カルボン酸もしくはその酸無水
    物を反応させて得られる変性ポリフェニレンエーテル樹
    脂80〜20重量%とからなる(ここで、重量%の合計
    は100重量%とする)樹脂組成物100重量部に、水
    素添加A−B−A型ブロック共重合弾性体(ここでAは
    ビニル芳香族炭化水素の重合ブロック、Bは共役ジエン
    系炭化水素化合物の重合ブロックである)1〜15重量
    部、炭素繊維2〜30重量部およびマイカ2〜30重量
    部を配合してなるポリアミド樹脂組成物。
  3. (3)請求項(1)もしくは(2)のポリアミド樹脂組
    成物であって、該樹脂組成物の流動性がバーフロー長で
    100mm以上(深さが1mm、幅10mmのキャビテ
    ィを使用し、樹脂温度280℃、金型温度130℃で測
    定した値)であり、該樹脂組成物より得られる成形品の
    曲げ弾性率が100,000kgf/cm^2以上、比
    重が1.35以下であり、且つそりの少ないことを特徴
    とするポリアミド樹脂組成物。
  4. (4)請求項(1)もしくは(2)のポリアミド樹脂組
    成物を用いて成形して得た表面積の70%以上の板厚が
    2mm以下である電子機器用筐体。
  5. (5)メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂40〜99
    重量%にポリアミド66を60〜1重量%配合させた(
    ここで、重量%の合計は100重量%とする)ポリアミ
    ド樹脂混合物20〜80重量%と、不飽和脂肪族カルボ
    ン酸もしくはその酸無水物を反応させて得られる変性ポ
    リフェニレンエーテル樹脂80〜20重量%とからなる
    (ここで、重量%の合計は100重量%とする)樹脂組
    成物100重量部に、炭素繊維2〜30重量部およびマ
    イカ2〜30重量部を配合してなるポリアミド樹脂組成
    物。
  6. (6)メタキシリレン基含有ポリアミド樹脂40〜99
    重量%にポリアミド66を60〜1重量%配合させた(
    ここで、重量%の合計は100重量%とする)ポリアミ
    ド樹脂混合物20〜80重量%と、不飽和脂肪族カルボ
    ン酸もしくはその酸無水物を反応させて得られる変性ポ
    リフェニレンエーテル樹脂80〜20重量%とからなる
    (ここで、重量%の合計は100重量%とする)樹脂組
    成物100重量部に、水素添加A−B−A型ブロック共
    重合弾性体(ここで、Aはビニル芳香族炭化水素の重合
    ブロック、Bは共役ジエン系炭化水素化合物の重合ブロ
    ックである)1〜15重量部、炭素繊維2〜30重量部
    およびマイカ2〜30重量部を配合してなるポリアミド
    樹脂組成物。
  7. (7)請求項(5)もしくは(6)のポリアミド樹脂組
    成物であって、該樹脂組成物の流動性がバーフロー長で
    100mm以上(深さが1mm、幅10mmのキャビテ
    ィを使用し、樹脂温度280℃、金型温度130℃で測
    定した値)であり、該樹脂組成物より得られる成形品の
    曲げ弾性率が100,000kgf/cm^2以上、比
    重が1.35以下であり、且つそりの少ないことを特徴
    とするポリアミド樹脂組成物。
  8. (8)請求項(5)もしくは(6)のポリアミド樹脂組
    成物を用いて成形して得た表面積の70%以上の板厚が
    2mm以下である電子機器用筐体。
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