JPH04154701A - 種子消毒剤 - Google Patents

種子消毒剤

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JPH04154701A
JPH04154701A JP27636790A JP27636790A JPH04154701A JP H04154701 A JPH04154701 A JP H04154701A JP 27636790 A JP27636790 A JP 27636790A JP 27636790 A JP27636790 A JP 27636790A JP H04154701 A JPH04154701 A JP H04154701A
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JP
Japan
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rice
seed
disinfectant
formula
active ingredient
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Pending
Application number
JP27636790A
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English (en)
Inventor
Hiromichi Ishikawa
石川 弘道
Satoshi Yasuhara
保原 智
Tatsuya Masumizu
辰也 舛水
Kazuo Hirayama
平山 一雄
Kazuo Kajikawa
梶川 和男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hokko Chemical Industry Co Ltd
Original Assignee
Hokko Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の目的 ■)産業上の利用分野 本発明は、■−アシルー2−アルコキシベンゼン誘導体
を有効成分として、稲、麦、野菜など各種作物の種子を
播種前に消毒し、種子に寄生する有害な植物病原菌を殺
滅し、あるいは、播種後土壌中に生息し、種子や幼苗に
侵入して被害をもたらす土壌伝染性病菌から種子を保護
するための新規な種子消毒剤を提供することにある。よ
り詳しくは、本発明は、後記の一般式(I)で表わされ
るl−アシル−2−アルコキシベンゼン誘導体を活性成
分として含有することを特徴とする種子消毒剤に関する
ものである。
ゆえに、本発明は農園芸分野で有用である。
2)従来の技術 本発明にかかわるl−アシル−2−アルコキシベンゼン
誘導体は、プルテン ド ラ ソシエテ シミク フラ
ンス(Bull、Soc、Chim、Fr、、)196
2゜2255〜611ジヤーナル オブ オーガニック
 ケミストリー(J、O,C,、)第38巻300〜3
04頁(1973年)およびドイツ国特許第25032
23号などに記載の公知化合物である。しかしながら、
これらの化合物の植物病原菌に対する殺菌作用、抗菌作
用、種子消毒剤作用についての記載はない。
3)発明が解決しようとする課題 我国においては、ベノミル、チオファネートメチルなど
の各種の浸透性殺菌剤が種子消毒剤として連続して使用
されてきている。その結果、特に稲の馬鹿苗病でこれら
の種子消毒剤に対する薬剤耐性菌が発生し、大きな問題
となっている。(前記した農薬名は「農薬)1ンドブ・
ンク」1989年版、平成元年11月20日、日本植物
防疫協会発行に記載の一般名である。)したがって、こ
れらの従来の薬剤に代わる新規な化学構造を剤を提供せ
んとするものである。
本発明者らは、こうした現状に鑑み、特に稲馬鹿苗病耐
性菌感染籾に卓効を有する種子消毒剤を開発するべく、
鋭意研究を重ねた。その結果、後記一般式(I)で表わ
されるl−アシル−2−アルコキシベンゼン誘導体が稲
の種子消毒剤として有効であること、とりわけ、稲馬鹿
苗病感染籾に顕著な種子消毒効果を有することを見出し
、本発明を完成させるに至った。
したがって、本発明は次の一般式(I)〔式中、R1、
R2、R3は同一または相異なる低級アルキル基を示す
。〕で表わされる1−アシル−2−アルコキシベンゼン
誘導体を活性成分として含有することを特徴とする種子
消毒剤に関する。
次に一般式(I)で示される1−アシル−2−アルコキ
シベンゼン誘導体を例示すると第1表の如き化合物が挙
げられる。
第1表 なお、表中の化合物No、は以下の実施例、試験例にお
いても参照される。
2)作 用 本発明の種子消毒剤は、稲の馬鹿苗病感受性菌感染籾は
もちろんのこと、馬鹿苗病耐性菌感染籾にも卓効を示し
、また、稲ごま葉枯菌感染籾にも優れた種子消毒効果を
示す。また、これ以外の稲の病害あるいは麦、野菜など
の各種作物の病害に対する種子消毒剤としても有効であ
る。
消毒法としては、本発明の種子消毒剤を水で希釈して、
この液中(通常200〜20000ppm、好ましくは
、500〜2000ppm)に種籾を浸漬する方法、あ
るいは、粉末状の水和剤(通常10〜50%、好ましく
は20〜30%程度)をそのまま種子に粉衣する方法(
湿粉衣)が好ましい。
これらの方法により、本発明の種子消毒剤を使用すれば
、既知のベノミル、チオファネートメチル、あるいはこ
れらとTMTD (ビス(ジメチルチオカルバモイル)
ジスルフィド〕との混合剤の使用では耐性菌が出現して
消毒効果が不十分であった稲馬鹿苗病菌に対しても卓効
を示すようになる。
また、上記の方法で使用すれば、本発明の種子消毒剤は
、稲、麦、野菜など有用作用に薬害を与えることなく、
また、魚類に対しても低毒性であるので実用上極めて安
全な種子消毒剤となりうる。
3)実施例 (a)本発明化合物の製造方法 一般式(I)で表わされるI−アシル−2−アルコキシ
ベンゼン誘導体は、公知であり、次式に示す既知の方法
により製造される。
(II)       (m)       ([)(
式中、R1、R2、R1は前記と同じ意味を表わす。)
すなわち、公知のフェニルエステル1ull(I[)を
塩化アルミニウムなどのルイス酸を作用させ、Fr1e
s転位反応を行なうことにより公知のI−アシル−2−
ヒドロキシベンゼン誘導体(I[I)を得た。このよう
にして得た(I[[)式化合物を、ハロゲン化アルキル
などのハロゲン化剤によりアルキル化すると本発明の一
般式(I)で表わされる化合物を得ることができる。
(b)本発明の種子消毒剤の製剤化方法本発明に係る化
合物を種子消毒剤として使用する場合は、水和剤、乳剤
、水和顆粒剤、フロアブルなどの一般に慣用される形態
に製剤化して使用できる。使用される担体は固体または
液体のいずれでもよく、また特定の担体に限定されるも
のではない。固体担体としては、た七えば、種々の粘土
類、カオリン、クレー、ケイソう土、タルク、シリカな
どが挙げられ、液体担体としては本発明に係る活性成分
化合物に対して溶媒となるものおよび非溶媒であっても
補助剤により活性成分化合物を分散または溶解されうる
ものならば使用できる。たとえば、ベンゼン、キシレン
、トルエン、ケロシン、アルコール類、ケトン類、ジメ
チルスルホキシド、ジメチルホルムアミドなどが挙げら
れる。これに適当な界面活性剤およびその他の補助剤、
たとえば、展着剤、固着剤などを混合し、水和剤、乳剤
、水利顆粒剤あるいはフロアブル剤として使用できる。
本発明の化合物の種子消毒剤中の含有量は、製剤全量の
10〜50%部(重量%)が適当である。
また本発明の化合物は省力化および防除効果を確実にす
るために、他の種子消毒剤と混合して使用することがで
きる。
次に本発明に係る化合物を種子消毒剤として使用する場
合の実施例を示すが、本発明は以下の実施例に限定され
るものではない。
実施例1 (水和剤) 化合物No、lの化合物 30部、ホワイトカーボン 
15部、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル
 3部、リグニンスルホン酸ナトリウム 2部およびク
レー50部を混合し、十分粉砕して、活性成分30%を
含有する水和剤を得る。
実施例2(乳剤) 化合物NO12の化合物 20部、ポリオキシエチレン
ノニルフェニルエーテル 10部、キシレン70部を混
合して溶解すれば、活性成分20%を含有する乳剤を得
る。
上記実施例1〜2の水和剤、乳剤を水で10〜1000
倍に希釈して、種籾重量の1〜2倍容量液中に種籾を1
0分間〜48時間浸漬するか、水和剤の場合は、種籾の
0.1%〜1.0%重量部相当を種籾によく粉衣するこ
とにより、稲馬鹿苗病、稲ごま葉枯病をはじめとする種
子伝染性病害を防除することができる。
発明の効果 次に本発明の化合物の種子消毒剤として作用効果を試験
例により説明する。
試験例1 稲馬鹿苗病種子消毒効果試験蒸気滅菌した稲
ワラ培地で培養したベノミル耐性稲馬鹿苗病菌および感
受性稲馬鹿苗病菌(ギベレラ フジクロイ Gibbe
ralla fujikuroi)を胞子懸濁液とし、
開花期の稲(品種 日本晴)に各々2回にわたって噴霧
接種し、稲馬鹿苗病感染籾(耐性菌感染籾と感受性菌感
染籾の2種類)を得た。
上記方法で得た稲馬鹿苗病感染籾を、実施例1の水和剤
に準じて調製しt;各薬剤の所定濃度希釈液中に、種籾
対薬液比(v/v)を1対10割合で20°Cで24時
間浸漬した。その後、30℃で24時間催芽させ、鳩胸
状lこなった種籾を慣用の箱育苗法に準じてクミアイ粒
状培出(呉羽化学工業株式会社製)に播種した。その後
はガラス温室内で栽培管理した。
発病調査は、播種30日後に、徒長、枯死などの稲馬鹿
苗病症状を示した発病菌数と健全菌数を調査(1区当り
の調査菌数は約200本)し、発病苗率(%)を求めた
。どれより次式で示したように、無処理区の発病苗率と
の対比で種子消毒率(%)を算出した。また、薬害につ
いては、出芽率、生育程度などについて観察し、下記の
薬害指数で表示した。
発病菌数 発病苗率(%)−X100 総調査苗数 薬害指数 〇−薬害なし   1−少  2−中 3−多      4=甚 その結果は第2表のとおりである。
第2表 試験例2 稲ごま葉枯病種子消毒効果試験稲ごま葉枯病
多発は場で自然感染したごま集結病菌(コクリオボルス
 ミアベアヌスCochli−bolus m1yab
eanus)感染籾(品種 黄金端)を1の稲馬鹿苗病
種子消毒効果試験と同様に行った。
発病調査は、播種20日後に稲ごま葉枯病発病菌数を調
査し、試験例1と同様に発病苗率(%)を求め、これよ
り種子消毒率(%)を算出した。
また薬害についても試験例1と同一の基準で調査した。
その結果は、第3表のとおりである。
第3表 特許出願人 北興化学工業株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中、R_1、R_2、R_3は同一または相異なる
    低級アルキル基を示す。〕 で表わされる1−アシル−2−アルコキシベンゼン誘導
    体を活性成分として含有することを特徴とする種子消毒
    剤。
JP27636790A 1990-10-17 1990-10-17 種子消毒剤 Pending JPH04154701A (ja)

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