JPH04154632A - 光学素子の製造方法 - Google Patents

光学素子の製造方法

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JPH04154632A
JPH04154632A JP27893790A JP27893790A JPH04154632A JP H04154632 A JPH04154632 A JP H04154632A JP 27893790 A JP27893790 A JP 27893790A JP 27893790 A JP27893790 A JP 27893790A JP H04154632 A JPH04154632 A JP H04154632A
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JP
Japan
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optical element
molding
press
temperature
mounting table
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Application number
JP27893790A
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English (en)
Inventor
Masayuki Tomita
昌之 冨田
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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Publication of JPH04154632A publication Critical patent/JPH04154632A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Manufacturing & Machinery (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光学素子の製造方法に関し、特に光学機能面を
有する光学素子を表面コーティングの施されている成形
用素材から直接プレス成形により得るための方法に関す
る。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]近年、
所定の表面精度を有する成形用型内に光学素子成形用の
素材たとえばある程度の形状及び表面精度に予備成形さ
れたガラスブランクを収容して加熱下でプレス成形する
ことにより、研削及び研摩等の後加工を不要とした、高
精度光学機能面を有する光学素子を製造する方法が開発
されている。
この様なプレス成形法では、一般に成形用上型部材と成
形用下型部材とをそれぞれ成形用銅型部材内に摺動可能
に対向配置し、これら上型部材、下型部材及び銅製部材
により形成されるキャビティ内に成形用素材を導入し、
型部材の酸化防止のため雰囲気を非酸化性雰囲気たとえ
ば窒素雰囲気として、成形可能温度たとえば成形用素材
が10−〜101!ポアズとなる温度まで型部材を加熱
し、型を閉じ適宜の時間プレスして型部材表面形状を成
形用素材表面に転写し、そして型部材温度を成形用素材
のガラス転移温度より十分低い温度まで冷却し、プレス
圧力を除去し、型を開いて成形済光学素子を取出す。
尚、型部材内に導入する前に成形用素材を適宜の温度ま
で予備加熱したり、あるいは成形用素材を成形可能温度
まで加熱してから型部材内に導入することもできる。
以上の様な光学素子プレス成形法及びその装置は、たと
えば特開昭58−84134号公報、特開昭49−97
009号公報、イギリス国特許第378199号公報、
特開昭63−11529号公報、特開昭59−1507
28号公報及び特開昭61−26528号公報等に開示
されている。
また、上記プレス成形法における改良技術として、特開
昭62−128932号公報、特開昭62−29722
7号公報及び特開昭63−50332号公報には、上型
部材及び下型部材の温度に差をつけた状態でプレスする
技術が開示されている。これらは、成形用素材の体積の
バラツキを特定部分に吸収することや、成形用素材のニ
ゲをできるだけ少なくして外周部の表面精度を向上させ
ることや、あるいは固定型部材側の成形用素材面を先ず
変形させることによりキャビティ形状への変形を容易に
することを目的とするものである。
ところで、最近では、従来よりプレス成形難度が高いと
されている鉛成分含有のフリント系ガラスを良好にプレ
ス成形するために、該フリント系ガラス基材の表面に該
ガラス基材よりもガラス転移点温度の高いガラスをコー
ティングすることにより、鉛の蒸発を防ぎつつプレス成
形することが提案されている(特開昭62−29722
5号公報参照)。
しかし、この様なプレス成形の際には、表面コーティン
グ層にしわが発生することがある。即ち、一般に成形用
素材は上下型部材に対し中当り(型部材の中央部に接触
する曲率状態)に形成されており、加熱プレス時に中央
部から外周部へと次第に型部材の表面形状に従う様に変
形せしめられるのが好ましく、この場合は両面のコーテ
ィング層に引っ張り応力が作用することになり、得られ
る光学面の外観が良好である。ところが、コーティング
層を有する成形用素材の場合には、上記の様な中央部か
ら外周部への順次変形の傾向が低下しがちであり、この
ため特に下型部材に対し成形用素材外周部がそれより内
側の輪帯状部分よりも早く密着し該輪帯状部分に圧縮応
力が作用して、しわが発生することになるのであろう。
そこで、本発明は、ガラス基材の表面にコーティングが
施されてなる成形用素材を用いて外観の良好な光学素子
を製造することを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上記目的を達成するものとして、 ガラス基材の表面にコーティングが施されてなる成形用
素材を成形用型内に収容して加熱下でプレス成形するこ
とにより1対の光学機能面を有する光学素子を製造する
方法において、光学素子の光学機能面を形成するための
転写面をもつ1対の成形用型部材間に温度差を形成した
状態でプレス成形を開始することを特徴とする、光学素
子の製造方法、 が提供される。
本発明においては、上記温度差が3℃以上である、態様
がある。
本発明においては、プレス成形開始時の低温側型部材の
温度を上記ガラス基材のガラス転移点温度よりも高くす
る、態様がある。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は本発明による光学素子の製造方法の実施される
装置の一例の概略構成を示す縦断面模式図であり、第2
図はそのA−B−C−D−E−F断面模式図である。
図において、2はケーシングであり、4a、4bはその
支持脚である。上記ケーシングにより外気と遮断可能に
成形室6及び置換室8が形成されている。成形室6と置
換室8とはその間に設けられた密閉可能なゲートバルブ
10により区画されており、ちょうど成形室6の側方に
置換室8が付設された形態とされている。該置換室8の
下部には外部との間に密閉可能なゲートバルブ12が設
けられている。
該ゲートバルブ12の下方には、外部から置換室8内へ
と成形用素材を送入し更に該置換室8内から外部へと成
形済光学素子を取出すための送入取出し手段20が配置
されている。
上記置換室8の近傍には、該置換室8内の成形用素材を
上記成形室6内へと搬送し更に該成形室6内から置換室
8内へと成形済光学素子を搬送する搬送手段22が配置
されている。
上記成形室6内には、加熱部24.移送部26及びプレ
ス部28が配設されている。
尚、本実施例では、第2図に示されている様に、2つの
同等なプレス部P+ 、P*が設けられている。
上記加熱部24は、上記搬送手段22により成形室6内
に搬送される成形用素材を受取り該素材を適宜の温度に
加熱し、更に上記移送部26から成形済光学素子を受取
る。
上記移送部26は、上記加熱部24にある成形用素材を
上記プレス部28へと移送し、更に該プレス部にある成
形済光学素子を上記加熱部24へと移送する。
上記プレス部28は、上記移送部26により移送されて
きた成形用素材を適宜の温度にまで加熱した上で成形用
型部材によりプレスする。
以下、各部の詳細につき説明する。
上記送入取出し手段20において、シリンダ32が支持
脚34a、34bにより支持されて上下方向に配置され
ている。36はシリンダ36により上下移動せしめられ
るピストンロッドであり、その上端には成形用素材また
は成形済光学素子を載置するための載置台38が取付け
られている。
該載置台38は、上記成形室6内に2つのプレス部28
 (Pl、P2)が設けられてでいることに対応して、
成形用素材または成形済光学素子が2つ載置される様に
第1図の紙面に垂直の方向に2つの載置部が併設されて
いる。
上記載置台38は、その上下移動ストロークの上下両端
位置が上記置換室8内及び該置換室外となる様に設定さ
れている。もちろん、載置台38の上下移動の際には、
置換室8に付設されたゲートバルブ12が開状態とされ
る。
上記搬送手段22において、ロッドレスシリンダ42が
ロッドレスシリンダ支持脚44a、44bにより支持さ
れて上記置換室8の方を向いて水平方向に配置されてい
る。46は上記ロッドレスシリンダ42により水平往復
移動せしめられる軸受は部材であり、該軸受は部材には
その移動方向と平行な水平方向の搬送軸48の一端部が
該軸方向のまわりに回動可能に取付けられている。該搬
送軸の他端部は上記置換室8内まで延びており、その先
端には成形用素材または成形済光学素子を吸着するため
の吸着手段50が取付けられている。一方、上記軸受は
部材46には回転シリンダ52が取付けられており、5
4はその出力ギヤである。また、上記搬送軸48の先端
部には、上記ギヤ54と噛み合うギヤ56が固定されて
おり、従って上記回転シリンダ52により搬送軸48を
回動させることができる。
上記吸着手段50には上下両面にそれぞれ2つづつ吸着
部が設けられており、その配置は上記載置台38の2つ
の載置部の配置と対応している(第2図参照)。該上下
各面の吸着部は、上記搬送軸48の180°回動により
、上下反転せしめられる。尚、吸着手段50にはヒータ
が内蔵されている。
上記搬送軸48に取付けられた吸着手段50の水平方向
移動は、上記載置台38の上方の置換室8内の位置(第
1図に示される位置)から上記成形室6内の加熱部24
の位置まで行う。もちろん、吸着手段50の水平移動の
際には、置換室8と成形室6との間のゲートバルブ10
が開状態とされる。
上記加熱部24において、シリンダ62が成形室6外に
てケーシング2に取付けられており、上下方向に配置さ
れている。64はシリンダ62により上下移動せしめら
れるピストンロッドであり、ケーシング2を貫通して成
形室6内まで延びており、その上端には成形用素材また
は成形済光学素子を載置するための載置台66が取付け
られている。該載置台66は成形用素材または成形済光
学素子が2つ載置される様に第1図の紙面に垂直の方向
に2つの載置部が併設されている(第2図参照)。
上記載置台66の上方には加熱筒体68が支持部材70
により吊されて配置されている。該筒体68は下方が開
放されており、その内面にはヒータ72が取付けられて
いる。
上記載置台66の上下移動は、上記吸着手段50が到来
する位置より下方の位置(第1図に示される位置)から
上記加熱筒体68内の位置まで行う。
上記移送部26において、シリンダ82が成形室6外に
てケーシング2に取付けられており、上下方向に配置さ
れている。84はシリンダ82により上下移動せしめら
れるピストンロッドであり、ケーシング2を貫通して成
形室6内まで延びており、その外面には上下方向のまわ
りに相対回動自在に回転スリーブ86が取付けられてい
る。
該スリーブはケーシング2を貫通しており、その上端に
は水平方向に延びた2股のアーム88a。
88bが付設されている。これらアームの先端には、そ
れぞれ吸着手段90a、90bが取付けられている。一
方の吸着手段90aはプレス部P。
に対応しており、他方の吸着手段90bはプレス部P2
に対応している。各吸着手段の下面には吸着部が設けら
れている。また、92は上記スリーブ86をピストンロ
ッド84に対し回動させるための駆動手段である。
該スリーブ86の回動に基づく上記吸着手段90aの回
動は上記加熱部24の載置台66上方の位置から第2図
に示される中間位置を含む上記プレス部28 (P、)
の位置まで行うことが必要であり、上記吸着手段90b
の回動は上記加熱部24の載置台66上方の位置から第
2図に示される中間位置を含む上記プレス部28 (P
i )の位置まで行うことが必要である。
上記プレス部28には、上下方向の固定筒102がケー
シング2に固定されている。シリンダlO4が成形室6
外において上記固定筒102の下端部に取付けられてお
り、上下方向に配置されている。106はシリンダ10
4のピストンロッドに接続され上下移動せしめられる下
軸であり、該下軸は上記固定筒102内に上下方向に摺
動可能な様に収容されている。
上記固定筒102の上端上にはリング状のヒータプレー
ト108を介して筒状の銅製部材110の下端が載置さ
れており、該下端が押えリング112により上記固定筒
102に対し固定されている。また、上記下軸106の
上端上には下型部材114が配置されている。該下型部
材は銅製部材110内に収容されており、該銅製部材に
対し上下方向に摺動可能である。
また、シリンダ122が成形室6外においてケーシング
2に対し取付けられており、上下方向に配置されている
。124はシリンダ122のピストンロッドに接続され
上下移動せしめられる上軸であり、該上軸は上記下軸1
02の上方において該下軸と同軸状に配置されている。
上軸124の下端面は凸球面形状とされており、126
は該凸球面形状に対応する凹球面形状の上面を有する球
面座である。該球面座126はプレスの際の自動調心の
機能を発揮する。該球面座126の下側には上型部材1
28の上端フランジ部が配置されており、該上端フラン
ジ部が上軸固定の押えリング130により係止されてい
る。上型部材128は銅製部材110内に収容されてお
り、該調型部材に対し上下方向に摺動可能である。
尚、上記下型部材114の上端面及び上記上型部材12
8の下端面は成形すべき光学素子の光学機能面形成のた
めの転写面であり、所望の表面精度に仕上げられている
上記下軸106及び上軸124内にはそれぞれ冷媒流通
経路CI、Cmが設けられている。また、上記ヒータプ
レート108、調型部材110及び上軸124下部には
それぞれヒータH1゜H,、H,が内蔵されている。
尚、図示はされていないが、下型部材114及び上型部
材128には、それぞれ温度検出のための熱電対が内蔵
されている。
次に、上記の装置の動作について説明する。第3図は各
部の動作タイミングを示す図である。
不図示の窒素ガス供給系により成形室6内を窒素雰囲気
で満たしておく。当初、ゲートバルブ10−.12は閉
じている。
先ず、ゲートバルブ12を開き(To)、第1図に示さ
れる下方位置にある載置台38上に2つの成形用素材を
載置して、該載置台38をシリンダ32により上昇させ
、ゲートバルブ12を通って置換室8内へと導入する(
T、)。該置換室内において、上記成形用素材は吸着手
段50の下面側吸着部により吸着される。この時の吸着
手段50の回動位置を基準状態とし、これから180゜
回動した状態を反転状態とする。該吸着は不図示のエア
ー吸引手段によりなされる。
次に、載置台38を少し下降させ、回転シリンダ52に
より搬送軸48を180°回転させ、置換室8内におい
て吸着手段50を上下反転させる(T2)。これにより
、成形用素材は吸着手段50の上面側に位置することに
なる。
次いで、上記載置台38を置換室8内の位置から該置換
室外の下方位置まで下降させる(T、)。
次に、ゲートバルブ12を閉じ(T4)、不図示の減圧
手段により置換室8内を減圧し、吸着手段50に内蔵さ
れているヒータにより成形用素材を予備加熱する。
次いで、置換室8内に不図示の窒素ガス供給系により窒
素ガスを供給し、該置換室8内を窒素雰囲気で満たした
後、ゲートバルブ10を開く(T、)。
そして、シリンダ42により搬送軸48を成形室6の方
へと移動させ、吸着手段50を成形室6内の加熱部24
の下限位置の載置台66の上方に位置させる(T6)。
次に、この位置で、回転シリンダ52により搬送軸48
を180°回転させ、吸着手段50を上下反転させる(
T、)。
そして、加熱部のシリンダ62により載置台66を少し
上昇させ、上記吸着手段50の下面側に吸着されている
成形用素材を吸着解除により載置台66上に置く。
尚、該載置台66は上記吸着手段50の到来に先立って
、シリンダ62により上限位置まで上昇せしめられ(T
、) 、加熱筒体68内に適宜の時間配置されることに
より、適宜の温度まで加熱され、しかる後に第1図で示
される下方位置まで下降せしめられ(T、)でいる。従
って、該載置台66上に成形用素材が置かれた時に、該
素材が温度ショックで割れる様なことがない。
次に、載置台66を下限位置まで少し下降させて搬送軸
48を水平方向に移動させることにより吸着手段50を
置換室8まで後退させ(T8)、ゲートバルブ10を閉
じる(T9)。
尚、成形用素材の載置された載置台66は上記T8より
後且つT9より前において、シリンダ62により上限位
置まで上昇せしめられ(Tc)。
加熱筒体68内に適宜の時間配置されることにより、適
宜の温度まで加熱され、T9より後において第1図で示
される下方位置まで下降せしめられる(T、)。
次いで、回動駆動手段92によりアーム88a、88b
を回動させて、先ず吸着手段90aを上記載置台66の
上方に位置させ(T1゜)、加熱部のシリンダ62によ
り載置台66を少し上昇させ、該載置台66上の第1の
成形用素材を上記吸着手段90aに吸着させ、再び載置
台66を少し下降させる。該吸着は不図示のエアー吸引
手段によりなされる。
次に、回動駆動手段92によりアーム88a。
88bを回動させて、吸着手段90aを第1のプレス部
P1へと移動させる(T、、)。ここで、吸着手段90
aにより吸着されている成形用素材G、は調型部材11
0の側部に設けられた開口111を通って銅製部材内部
へと導入され(第4図(a))、ここで移送部のシリン
ダ82により吸着手段90aが少し下降せしめられ(第
4図(b)) 、下型部材114上に成形用素材が置か
れる(第4図(C))。
尚、上記T 10において吸着手段90bは上記第2の
プレス部P2へと移動せしめられ、上記T 11におい
て吸着手段90bは上記載置台66の上方に位置せしめ
られる。そして、T 11において加熱部のシリンダ6
2により載置台66を少し上昇させ、該載置台66上の
第2の成形用素材を上記吸着手段90bに吸着させ、再
び載置台66を少し下降させる。
続いて、上記アーム88a、88bを回動させて、吸着
手段90bを第2のプレス部P、へと移動させる(T、
、)、ここで、上記第1のプレス部P1の場合と同様に
、吸着手段90bにより吸着されている成形用素材は調
型部材110の側面に設けられた開口を通って銅製部材
内部へと導入され、ここでシリンダ82により吸着手段
90bが少し下降せしめられ、下型部材114上に成形
用素材が置かれる。
次に、アーム88a、88bを回動させて、吸着手段9
0bを第2のプレス部から中間位置に戻す(T、、)、
尚、上記T13において吸着手段90aは上記載置台6
6の上方に位置せしめられ、上記T I4において吸着
手段90aは中間位置に戻る。
かくして第2図に示される状態とする。
次に、2つのプレス部28 (P3.Pa )において
、プレス成形が実行される。
尚、上記銅製部材110内への成形用素材G1の導入時
には、上軸124はシリンダ122により上方へと引き
上げられており、これにより、上記第4図(a)〜(c
)に示される様に、上型部材128.が銅製部材110
内で上方位置へと移動しており、これにより上記銅製部
材側部の開口111が型部材内のキャビティと連通して
いて、ここからキャビティ内に成形用素材G、が導入さ
れる。
プレス時には、上記シリンダ122により上軸124が
下方へと移動せしめられ、上型部材128が上記調型部
材110の開口111をふさぎ、キャビティが閉塞され
、更に上型部材128が下方へと押圧されることにより
キャビティ内の成形用素材がプレス成形され、光学素子
G2が形成される(第4図(d))。尚、上型部材12
8は押えリング130の下端が調型部材110の上端に
当接するまで下方に移動する。
該プレス成形は、ヒータH+ 、Hs 、Hsにより成
形用素材を成形可能な粘度となるまで加熱した上で適宜
の時間行い、キャビティ形状に成形した後に、冷媒流通
経路C3,Cmに冷媒を通して、成形済光学素子を冷却
する。該冷却過程では、シリンダ104により下型部材
114を上方へと適度の圧力(但し、シリンダ122に
よる上型部材128の下方への押圧力より小さい圧力)
で押圧して、光学素子の収縮に伴うヒケの発生を防止す
る。
しかる後に、上軸124を上昇させ、銅製部材側部の開
口111を開(。
そして、上記プレス部28への成形用素材の導入時とほ
ぼ逆の順序で、移送部26の吸着手段90a、90bを
移動させ、第1のプレス部P1及び第2のプレス部Pa
の成形済光学素子をそれぞれ吸着して取出し、順次加熱
部24の載置台66上に置き、最後に吸着手段90a、
90bを第2図に示される中間位置に置< (T+s〜
T4)。
尚、上記T+sより後且つT I6より前において、シ
リンダ62により載置台66を上昇させ(T、)で加熱
筒体68内に移動させ、適宜の温度に加熱を行った後に
、第1図に示される下方位置へと移動させ(Tf)でお
く。これは、上記T、〜Tゎと同様の工程である。
他方、上記T0〜T6と同様にして、ゲートバルブ12
を開き、載置台38上の新たな成形用素材を置換室8内
にて吸着手段50により吸着し、予備加熱して、成形室
6内の加熱部24へと搬送する(Tf。〜T26)。
尚、上記T 26は上記T I9より後となる様にタイ
ミングが調整されている。
そして、上記載置台66を少し上昇させ、該載置台上に
ある成形済光学素子を吸着手段50の下側吸着部により
吸着し、上記載置台66を少し下降させた後に、上記吸
着手段50を反転させ(T2?)、次いで上記載置台6
6を少し上昇させ、新たに下側となった吸着部に吸着さ
れている成形用素材を載置台66上に置く。
そして、上記T、−T、と同様にして、吸着手段50を
加熱部24から置換室8内へと移動させ(T−a)だ後
に、ゲートバルブ10を閉じる( ”r z、)。
尚、上記Tc−T、と同様にして、成形用素材の載置さ
れた載置台66は上記T 2aより後且つTwoより前
において、シリンダ62により上限位置まで上昇せしめ
られ(Tg)、加熱筒体68内に適宜の時間配置される
ことにより、適宜の温度まで加熱され、Tf9より後に
おいて第1図で示される下方位置まで下降せしめられる
(T、)。
以下、移送部26及びプレス部28において、上記T1
゜〜T reと同様の工程が実行される。
一方、ゲートバルブ12を開き(T、、)、更なる新た
な成形用素材を載置した載置台38を上昇させ(”ra
+) 、置換室8内にて吸着手段50の下側吸着部によ
り吸着した後に、該載置台38を少し下降させ、次に回
転シリンダ52により搬送軸48を180°回転させ、
吸着手段50を上下反転させ(T、2)、載置台38を
少し上昇させ、新たに下側となった吸着部に吸着されて
いる成形済光学素子な載置台38上に置く。次に、該載
置台38を置換室8外まで下降させ(T、、) 、ゲー
トバルブ12を閉じる(7.4)。
以上により、載置台38上に置いた成形用素材がプレス
成形されて、該載置台上に回収される。
以下、同様に繰り返すことにより、連続的にプレス成形
を行うことができる。
ところで、本発明方法において使用される成形用素材の
ガラス基材としては、フリント系の光学ガラスが例示さ
れる。また、該ガラス基材の表面に形成されるコーティ
ングのガラスとしては、5iO−系の蒸着用ガラス(例
えばショット社製蒸着用ガラス8329 :商品名)が
例示される。
該コーティングの厚さは例えば250〜500人である
プレス開始時において、1対の型部材の間には温度差が
形成され、該温度差は3℃以上更に好ましくは5℃以上
であることが望ましい。この温度差は、プレス開始時に
形成しておきプレス工程の途中から徐々に両型部材の温
度を均一化してもよいし、あるいはプレス工程中に不変
に維持してもよい。
尚、1対の型部材のうちの低温側の型部材の温度は、ガ
ラス基材のガラス転移点温度よりも高くするのが好まし
い。
次に、本発明方法を実施した結果につき説明する。
叉11乳1: 直径26mmの凸メニスカスレンズを製造するために、
光学ガラスSF8を基材とし表面に上記ショット社製蒸
着用ガラス8329のコーティングH(厚さ300人)
を設けた、目的形状に近似した成形用素材を用意した。
上記第1図〜第4図に関し説明した装置及び方法を用い
てプレス成形した。
尚、プレス開始時には上型部材の温度を500℃に設定
し、下型部材の温度を470℃に設定した。そして、プ
レスの進行とともに下型部材の温度を次第に上昇させて
500℃とし、上型部材の温度は500℃のまま維持し
た。
得られた光学素子の光学機能面の外観は極めて良好であ
った。
夾五1江ヱ: 上記実施例1と同様にして、但し下型部材の温度をプレ
ス中470℃に不変に維持して、光学素子を得た。
本実施例では、上記実施例1より成形時間な多く要した
が、得られた光学素子の光学機能面の外観は極めて良好
であった。
火11匣l: 上記実施例1と同様にして、但しプレス開始時の下型部
材の温度を490℃として、光学素子を得た。
本実施例では、得られた光学素子の光学機能面の外観は
上記実施例1のものよりも若干劣っていたが、実用には
全く支障のないものであった。
工較立: 上記実施例1と同様にして、但しプレス開始時の下型部
材の温度を500℃として、光学素子を得た。
本比較例では、得られた光学素子の光学機能面の外観は
コーティング層のしわ状変形が目立ち、実用に支障のあ
るものであった。
[発明の効果] 以上説明した様に、本発明方法によれば、光学素子の光
学機能面を形成するための転写面をもつ1対の成形用型
部材間に温度差を設けた状態でプレス成形を開始するこ
とにより、ガラス基材の表面にコーティングが施されて
なる成形用素材を用いたプレス成形で外観の良好な光学
素子を製造でき、か(して良品率が向上しコストダウン
が可能になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光学素子の製造方法の実施される
装置の一例の概略構成を示す縦断面模式図であり、第2
図はそのA−B−C−D−E−F断面模式図である。 第3図は本発明による光学素子の製造方法の実施される
装置の各部の動作タイミングを示す図である。 第4図(a)〜(d)はいずれも本発明による光学素子
の製造方法の実施される装置のプレス部の断面概略図で
ある。 6:成形室、  8:置換室、 10.12+ゲートバルブ、 20:送入取出し手段、 22:搬送手段、  24:加熱部、 26:移送部、  28ニブレス部、 38:載置台、  48:搬送軸、 50:吸着手段、   66:載置台、68:加熱筒体
、 90a、90b:吸着手段、 106:下軸、   110:銅製部材、114:下型
部材、   124:上軸、128:上型部材、 H,H,〜H3:ヒータ、 C8,C* :冷媒流通経路、 P、、P、ニブレス部。 代理人 弁理士  山 下 積 平 第 図 (b) (C) (d) 手 続 補 正 1重社 平成 3年10月28日

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラス基材の表面にコーティングが施されてなる
    成形用素材を成形用型内に収容して加熱下でプレス成形
    することにより1対の光学機能面を有する光学素子を製
    造する方法において、光学素子の光学機能面を形成する
    ための転写面をもつ1対の成形用型部材間に温度差を形
    成した状態でプレス成形を開始することを特徴とする、
    光学素子の製造方法。
  2. (2)上記温度差が3℃以上である、請求項1に記載の
    光学素子の製造方法。
  3. (3)プレス成形開始時の低温側型部材の温度を上記ガ
    ラス基材のガラス転移点温度よりも高くする、請求項1
    に記載の光学素子の製造方法。
JP27893790A 1990-10-19 1990-10-19 光学素子の製造方法 Pending JPH04154632A (ja)

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