JPH04154631A - 光学素子の製造方法 - Google Patents

光学素子の製造方法

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JPH04154631A
JPH04154631A JP27893990A JP27893990A JPH04154631A JP H04154631 A JPH04154631 A JP H04154631A JP 27893990 A JP27893990 A JP 27893990A JP 27893990 A JP27893990 A JP 27893990A JP H04154631 A JPH04154631 A JP H04154631A
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JP
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optical element
mold member
molding
mold
viscosity
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JP27893990A
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Kiyoshi Yamamoto
潔 山本
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Original Assignee
Canon Inc
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B11/00Pressing molten glass or performed glass reheated to equivalent low viscosity without blowing
    • C03B11/12Cooling, heating, or insulating the plunger, the mould, or the glass-pressing machine; cooling or heating of the glass in the mould

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
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  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は光学素子の製造方法に関し、特に光学機能面を
有する光学素子を成形用素材から直接プレス成形により
得るための方法に関する。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]近年、
所定の表面精度を有する成形用型内に光学素子成形用の
素材たとえばある程度の形状及び表面精度に予備成形さ
れたガラスブランクを収容して加熱下でプレス成形する
ことにより、研削及び研摩等の後加工を不要とした、高
精度光学機能面を有する光学素子を製造する方法が開発
されている。
この様なプレス成形法では、一般に成形用上型部材と成
形用下型部材とをそれぞれ成形用下型部材内に摺動可能
に対向配置し、これら上型部材、下型部材及び銅製部材
により形成されるキャビティ内に成形用素材を導入し、
型部材の酸化防止のため雰囲気を非酸化性雰囲気たとえ
ば窒素雰囲気として、成形可能温度たとえば成形用素材
が108〜io”ポアズとなる温度まで型部材を力[熱
し、型を閉じ適宜の時間プレスして型部材表面形状を成
形用素材表面に転写し、そして型部材温度を成形用素材
のガラス転移温度より十分低い温度まで冷却し、プレス
圧力を除去し、型を開いて成形済光学素子を取出す。
尚、型部材内に導入する前に成形用素材を適宜の温度ま
で予備加熱したり、あるいは成形用素材を成形可能温度
まで加熱してから型部材内に導入することもできる。更
に、型部材とともに成形用素材を搬送しながら、それぞ
れ所定の場所で加熱、プレス及び冷却を行い、連続化及
び高速化をはかることもできる。
以上の様な光学素子プレス成形法及びその装置は、たと
えば特開昭58−84134号公報、特開昭49−97
009号公報、イギリス国特許第378199号公報、
特開昭63−11529号公報、特開昭59−1507
28号公報及び特開昭61−26528号公報等に開示
されている。
ところで、プレス後の冷却時には、ガラスに割れが発生
したり、またガラスと型部材との付着により離型が困難
になったりすることがある。従って、良好な精度の光学
素子を効率よく得るためには、プレス後の冷却時の温度
管理が重要な要素となる。
冷却工程に関しては、たとえば特開昭62−91430
号公報、特開昭60−81032号公報、特開昭52−
45613号公報及び特公昭61−32263号公報等
に開示されている。
しかし、これら公報に開示されている冷却形式はいずれ
も単純であり、特に成形品の離型に関しては単に型から
取出すというだけで特別の工夫は見られない。
そこで、本発明は、良好な光学素子精度を維持しながら
、冷却時に光学素子に割れが発生しにくく、離型により
常に下型部材上に光学素子を位置させることができ、も
って製造効率を向上させ得る光学素子製造方法を提供す
ることを目的とするものである。
[課題を解決するための手段] 本発明によれば、上記目的を達成するものとして、 ガラスからなる成形用素材を成形用型内に収容して加熱
下でプレス成形し冷却することにより1対の光学機能面
を有する光学素子を製造する方法において、光学素子の
光学機能面を形成するための転写面をもつ成形用型部材
を1対備えた成形用型内に成形用素材を収容し、粘度1
0’〜10I0ポアズで所定の形状にプレス成形し、次
いで粘度1013〜10′4’ポアズとする第1冷却工
程を行い、次いで上記1対の成形用型部材のうちの一方
に接触する面を該粘度に保持し且つ他方に接触する面を
粘度IQ+4.Sポアズを越える粘度とする第2冷却工
程を行い、しかる後に上記1対の成形用型部材の間隔を
広げて離型することを特徴とする、光学素子の製造方法
、 が提供される。
本発明においては、上記第2冷却工程の終了時点で成形
済光学素子の1対の面の温度差を5℃以上とする態様が
ある。
[実施例] 以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明
する。
第1図は本発明による光学素子の製造方法の実施される
装置の一例の概略構成を示す縦断面模式図であり、第2
図はそのA−B−C−D−E−F断面模式図である。
図において、2はケーシングであり、4a、4bはその
支持脚である。上記ケーシングにより外気と遮断可能に
成形室6及び置換室8が形成されている。成形室6と置
換室8とはその間に設けられた密閉可能なゲートバルブ
10により区画されており、ちょうど成形室6の側方に
置換室8が付設された形態とされている。該置換室8の
下部には外部との間に密閉可能なゲートバルブ12が設
けられている。
該ゲートバルブ12の下方には、外部から置換室8内へ
と成形用素材を送入し更に該置換室8内から外部へと成
形済光学素子を取出すための送入取出し手段20が配置
されている。
上記置換室8の近傍には、該置換室8内の成形用素材を
上記成形室6内へと搬送し更に該成形室6内から置換室
8内へと成形済光学素子を搬送する搬送手段22が配置
されている。
上記成形室6内には、加熱部24.移送部26及びプレ
ス部28が配設されている。
尚、本実施例では、第2図に示されている様に、2つの
同等なプレス部p、、P、が設けられている。
上記加熱部24は、上記搬送手段22により成形室6内
に搬送される成形用素材を受取り該素材を適宜の温度に
加熱し、更に上記移送部26から成形済光学素子を受取
る。
上記移送部26は、上記加熱部24にある成形用素材を
上記プレス部28へと移送し、更に該プレス部にある成
形済光学素子を上記加熱部24へと移送する。
上記プレス部28は、上記移送部26により移送されて
きた成形用素材を適宜の温度にまで加熱した上で成形用
型部材によりプレスする。
以下、各部の詳細につき説明する。
上記送入取出し手段20において、シリンダ32が支持
脚34a、34bにより支持されて上下方向に配置され
ている。36はシリンダ36により上下移動せしめられ
るピストンロッドであり、その上端には成形用素材また
は成形済光学素子を載置するための載置台38が取付け
られている。
該載置台38は、上記成形室6内に2つのプレス部28
 (P、、P2 )が設けられてていることに対応して
、成形用素材または成形済光学素子が2つ載置される様
に第1図の紙面に垂直の方向に2つの載置部が併設され
ている。
上記載置台38は、その上下移動ストロークの上下両端
位置が上記置換室8内及び該置換室外となる様に設定さ
れている。もちろん、載置台38の上下移動の際には、
置換室8に付設されたゲートバルブ12が開状態とされ
る。
上記搬送手段22において、ロッドレスシリンダ42が
ロッドレスシリンダ支持脚44a、44bにより支持さ
れて上記置換室8の方を向いて水平方向に配置されてい
る。46は上記ロッドレスシリンダ42により水平往復
移動せしめられる軸受は部材であり、該軸受は部材には
その移動方向と平行な水平方向の搬送軸48の一端部が
該軸方向のまわりに回動可能に取付けられている。該搬
送軸の他端部は上記置換室8内まで延びており、その先
端には成形用素材または成形済光学素子を吸着するため
の吸着手段50が取付けられている。一方、上記軸受は
部材46には回転シリンダ52が取付けられており、5
4はその出力ギヤである。また、上記搬送軸48の先端
部には、上記ギヤ54と噛み合うギヤ56が固定されて
おり、従って上記回転シリンダ52により搬送軸48を
回動させることができる。
上記吸着手段50には上下両面にそれぞれ2つづつ吸着
部が設けられており、その配置は上記載置台38の2つ
の載置部の配!と対応している(第2図参照)、該上下
各面の吸着部は、上記搬送軸48の180’回動により
、上下反転せしめられる。尚、吸着手段50にはヒータ
が内蔵されている。
上記搬送軸48に取付けられた吸着手段50の水平方向
移動は、上記載置台38の上方の置換室8内の位置(第
1図に示される位置)から上記成形室6内の加熱部24
の位置まで行う、もちろん、吸着手段50の水平移動の
際には、置換室8と成形室6との間のゲートバルブ10
が開状態とされる。
上記加熱部24において、シリンダ62が成形室6外に
てケーシング2に取付けられており、上下方向に配置さ
れている。64はシリンダ62により上下移動せしめら
れるピストンロッドであり、ケーシング2を貫通して成
形室6内まで延びており、その上端には成形用素材また
は成形済光学素子を載置するための載置台66が取付け
られている。該載置台66は成形用素材または成形済光
学素子が2つ載置される様に第1図の紙面に垂直の方向
に2つの載置部が併設されている(第2図参照)。
上記載置台66の上方には加熱筒体68が支持部材70
により吊されて配置されている。該筒体68は下方が開
放されており、その内面にはヒータ72が取付けられて
いる。
上記載置台66の上下移動は、上記吸着手段50が到来
する位置より下方の位置(第1図に示される位置)から
上記加熱筒体68内の位置まで行う。
上記移送部26において、シリンダ82が成形室6外に
てケーシング2に取付けられており、上下方向に配置さ
れている。84はシリンダ82により上下移動せしめら
れるピストンロッドであり、ケーシング2を貫通して成
形室6内まで延びており、その外面には上下方向のまわ
りに相対回動自在に回転スリーブ86が取付けられてい
る。
該スリーブはケーシング2を貫通しており、その上端に
は水平方向に延びた2股のアーム88a。
88bが付設されている。これらアームの先端には、そ
れぞれ吸着手段90a、90bが取付けられている。一
方の吸着手段90aはプレス部P。
に対応しており、他方の吸着手段90bはプレス部P8
に対応している。各吸着手段の下面には吸着部が設けら
れている。また、92は上記スリーブ86をピストンロ
ッド84に対し回動させるための駆動手段である。
該スリーブ86の回動に基づ(上記吸着手段90aの回
動は上記加熱部24の載置台66上方の位置から第2図
に示される中間位置を含む上記プレス部28 (P、)
の位置まで行うことが必要であり、上記吸着手段90b
の回動は上記加熱部24の載置台66上方の位置から第
2図に示される中間位置を含む上記プレス部28 (p
諺)の位置まで行うことが必要である。
上記プレス部28には、上下方向の固定筒102がケー
シング2に固定されている。シリンダ104が成形室6
外において上記固定筒102の下端部に取付けられてお
り、上下方向に配置されている。106はシリンダ10
4のピストンロッドに接続され上下移動せしめられる下
軸であり、該下軸は上記固定筒102内に上下方向に摺
動可能な様に収容されている。
上記固定筒102の上端上にはリング状のヒータプレー
ト10gを介して筒状の銅製部材110の下端が載置さ
れており、該下端が押えリング112により上記固定筒
102に対し固定されている。また、上記下軸106の
上端上には下型部材114が配置されている。該下型部
材は銅製部材110内に収容されており、該銅製部材に
対し上下方向に摺動可能である。
また、シリンダ122が成形室6外においてケーシング
2に対し取付けられており、上下方向に配置されている
。124はシリンダ122のピストンロッドに接続され
上下移動せしめられる上軸であり、該上軸は上記下軸1
02の上方において該下軸と同軸状に配置されている。
上軸124の下端面は凸球面形状とされており、126
は該凸球面形状に対応する凹球面形状の上面を有する球
面座である。該球面座126はプレスの際の自動調心の
機能を発揮する。該球面座126の下側には上型部材1
28の上端フランジ部が配置されており、該上端フラン
ジ部が上軸固定の押えリング130により係止されてい
る。上型部材128は銅製部材110内に収容されてお
り、該銅製部材に対し上下方向に摺動可能である。
尚、上記下型部材114の上端面及び上記上型部材12
8の下端面は成形すべき光学素子の光学機能面形成のた
めの転写面であり、所望の表面精度に仕上げられている
上記下軸106及び上軸124内にはそれぞれ冷媒流通
経路C,,C,が設けられている。また、上記ヒータプ
レート108、銅製部材110及び上軸124下部には
それぞれヒータH1゜Hz、Hsが内蔵されている。
尚、図示はされていないが、下型部材114及び上型部
材128には、それぞれ温度検出のための熱電対が内蔵
されている。
次に、上記の装置の動作について説明する。第3図は各
部の動作タイミングを示す図である。
不図示の窒素ガス供給系により成形室6内を窒素雰囲気
で満たしておく。当初、ゲートバルブ10.12は閉じ
ている。
先ず、ゲートバルブ12を開き(To ) 、第1図に
示される下方位置にある載置台38上に2つの成形用素
材を載置して、該載置台38をシリンダ32により上昇
させ、ゲートバルブ12を通って置換室8内へと導入す
る(T+)−該置換室内において、上記成形用素材は吸
着手段50の下面側吸着部により吸着される。この時の
吸着手段50の回動位置を基準状態とし、これから18
0゜回動した状態を反転状態・とする、該吸着は不図示
のエアー吸引手段によりなされる。
次に、載置台38を少し下降させ、回転シリンダ52に
より搬送軸48を180°回転させ、置換室8内におい
て吸着手段50を上下反転させる(T2)。これにより
、成形用素材は吸着手段50の上面側に位置することに
なる。
次いで、上記載置台38を置換室8内の位置から該置換
室外の下方位置まで下降させる(T3)。
次に、ゲートバルブ12を閉じ(T、) 、不図示の減
圧手段により置換室8内を減圧し、吸着手段50に内蔵
されているヒータにより成形用素材を予備加熱する。
次いで、置換室8内に不図示の窒素ガス供給系により窒
素ガスを供給し、該置換室8内を窒素雰囲気で満たした
後、ゲートバルブ10を開く(T、)。
そして、シリンダ42により搬送軸48を成形室6の方
へと移動させ、吸着手段50を成形室6内の加熱部24
の下限位置の載置台66の上方に位置させる(T、)。
次に、この位置で、回転シリンダ52により搬送軸48
を180°回転させ、吸着手段50を上下反転させる(
T?)。
そして、加熱部のシリンダ62により載置台66を少し
上昇させ、上記吸着手段50の下面側に吸着されている
成形用素材を吸着解除により載置台66上に置く。
尚、該載置台66は上記吸着手段50の到来に先立って
、シリンダ62により上限位置まで上昇せしめられ(T
、) 、加熱筒体68内に適宜の時間配置されることに
より、適宜の温度まで加熱され、しかる後に第1図で示
される下方位置まで下降せしめられ(Tゎ)ている、従
って、該載置台66上に成形用素材が置かれた時に、該
素材が温度ショックで割れる様なことがない。
次に、載置台66を下限位置まで少し下降させて搬送軸
48を水平方向に移動させることにより吸着手段50を
置換室8まで後退させ(T、)、ゲートバルブlOを閉
じる(”re)。
尚、成形用素材の載置された載置台66は上記T、より
後且つT1より前において、シリンダ62により上限位
置まで上昇せしめられ(Tc)、加熱筒体68内に適宜
の時間配置されることにより、適宜の温度まで加熱され
、T1より後において第1図で示される下方位置まで下
降せしめられる(T、)。
次いで、回動駆動手段92によりアーム88a、88b
を回動させて、先ず吸着手段90aを上記載置台66の
上方に位置させ(T、。)、加熱部のシリンダ62によ
り載置台66を少し上昇させ、該載置台66上の第1の
成形用素材を上記吸着手段90aに吸着させ、再び載置
台66を少し下降させる。該吸着は不図示のエアー吸引
手段によりなされる。
次に、回動駆動手段92によりアーム88a。
88bを回動させて、吸着手段90aを第1のプレス部
P1へと移動させる(T、、)、ここで、吸着手段90
aにより吸着されている成形用素材G、は調型部材11
0の側部に設けられた開口111を通って銅製部材内部
へと導入され(第4図(a))、ここで移送部のシリン
ダ82により吸着手段90aが少し下降せしめられ(第
4図(b)) 、下型部材114上に成形用素材が置か
れる(第4図(c))。
尚、上記TIOにおいて吸着手段90bは上記第2のプ
レス部Pgへと移動せしめられ、上記T。
においで吸着手段9Qbは上記載置台66の上方に位置
せしめられる。そして、Tllにおいて加熱部のシリン
ダ62により載置台66を少し上昇させ、該載置台66
上の第2の成形用素材を上記吸着手段90bに吸着させ
、再び載置台66を少し下降させる。
続いて、上記アーム88a、88bを回動させて、吸着
手段90bを第2のプレス部P、へと移動させる(Tt
s)aここで、上記第1のプレス部P1の場合と同様に
、吸着手段90bにより吸着されている成形用素材は調
型部材110の側面に設けられた開口を通って銅製部材
内部へと導入され、ここでシリンダ82により吸着手段
90bが少し下降せしめられ、下型部材114上に成形
用素材が置かれる。
次に、アーム88a、88bを回動させて、吸着手段9
0bを第2のプレス部から中間位置に戻す(T+4)−
尚、上記T+sにおいて吸着手段90aは上記載置台6
6の上方に位置せしめられ、上記T I4において吸着
手段90aは中間位置に戻る。
か(して第2図に示される状態とする。
次に、2つのプレス部28 (PL 、P* )におい
て、プレス成形が実行される。
尚、上記調型部材110内への成形用素材G。
の導入時には、上軸124はシリンダ122により上方
へと引き上げられており、これにより、上記第4図(a
)〜(C)に示される様に、上型部材128が調型部材
110内で上方位置へと移動しており、これにより上記
銅製部材側部の開口111が型部材内のキャビティと連
通していて、ここからキャビティ内に成形用素材G、が
導入される。
プレス時には、上記シリンダ122により上軸124が
下方へと移動せしめられ、上型部材128が上記調型部
材110の開口111をふさぎ。
キャビティが閉塞され、更に上型部材128が下方へと
押圧されることによりキャビティ内の成形用素材がプレ
ス成形され、光学素子G□が形成される(第4図(d)
)、尚、上型部材128は押えリング130の下端が調
型部材110の上端に当接するまで下方に移動する。
次に、上記プレス成形及びその後における成形済光学素
子の温度変化に関し説明する。
第5図は、成形用素材及び成形済光学素子の温度変化を
示すグラフであり、但しここでは温度は成形用素材ガラ
スの粘度に換算して示されている。
成形用素材は、プレス部28へ到達するまでに、上記の
様に予備加熱により成形可能温度近くまで加熱されてい
る。上記成形用素材としては、光学素子の形状に対応し
た形状を有し且つ光学素子の光学面に対応する面の表面
粗さRwaxが0゜04μm以下のものを用いるのが好
ましい。
成形用素材を型内に収容した後に、先ずヒータH+ 、
Ha 、Hsにより加熱する。そして、該成形用素材を
粘度10”ポアズ相当の温度(Φ0)と粘度1010ポ
アズ相当の温度(ΦI)との間の温度まで加熱してプレ
スする。上型部材128によるプレス圧は時刻t0から
成形用素材に印加され、時刻t、において押えリング1
30の下端が調型部材110の上端に当接し、所定の寸
法に成形される。
上記粘度10”〜101°ポアズ相当の温度範囲は、良
好にプレスするに十分な温度である。即ち、この温度範
囲内ではガラスと型部材との融着を防止しつつプレス時
間の短縮が可能である。
尚、このプレス工程では、上型部材12Bと下型部材1
14との温度差を5℃以内とするのが好ましい。この温
度差が大きすぎると、続く冷却工程での成形済光学素子
の上面及び下面の収縮量が異なり良好な面精度を得るこ
とが困難となるからである。
時刻t、から冷却が開始される。該冷却時には、上記ヒ
ータH,,H2、H,による加熱を停止し、冷媒流通経
路C,,C,に冷媒たとえば冷却窒素ガスを流す。
該冷却は以下の2つの工程を含んでいる。
(1)粘度10”ポアズ相当の温度(Φ、)〜粘度10
14.1ポアズ相当の温度(Φ、)へと冷却する、第1
冷却工程(1,〜tよ)。
この第1冷却工程では、上型部材128と下型部材11
4との温度差を5℃以内でできるだけ小さくするのが好
ましい。
(2)上記第1冷却工程に続いて、上記上型部材128
及び下型部材114のうちの一方に接触する面を上記第
1冷却工程の温度に保持し、他方に接触する面を粘度1
0′4’ポアズ相当の温度(Φ、)未満へと冷却する、
第2冷却工程(tb〜t、〜)。
この第2冷却工程では、上型部材128と下型部材11
4との温度差を5℃以上とするのが好ましい。
上記第1冷却工程では、粘度1010ポアズ相当の温度
(Φ1)以下の温度において、シリンダ104により下
型部材114を上方へと適度の圧力(但し、シリンダ1
22による上型部材128の下方への押圧力より小さい
圧力)で押圧して、光学素子の収縮に伴うヒケの発生を
防止する。即ち、この冷却工程で成形済光学素子が型部
材表面から離隔して面精度が低下するのを防止するので
ある。尚、粘度1010ポアズ相当の温度(Φl)を越
える温度で下型部材128による押圧を行わないのは、
ガラス粘度が低いことによる寸法精度低下を避けるため
である。
上記第1冷却工程まで冷却された光学素子は、型部材の
表面精度を十分正確に転写していて、型部材表面との密
着性が高い、そのため、第1冷却工程後直ちに離型して
素子を取出そうとすると、該素子の表面が剥離したり離
型が困難になったりすることがある。そこで、更に第2
冷却工程で冷却を続けることにより、ガラスと型部材と
の熱膨張係数差に基づく収縮の差を利用して離型しやす
くする。
尚、離型時に光学素子が上型部材128に付着したり下
型部材114に付着したりして一定しないと該光学素子
の型からの取出し操作が面倒になるので、該光学素子は
常に下型部材114上に位置するのが製造効率の向上の
観点から好ましい。
更に、できるだけ早(離型及び光学素子取出しを行うこ
とが製造効率の向上の観点から及び冷却時の型内での光
学素子の割れ発生の防止の観点から好ましい。
そこで、第2冷却工程の終了時点で上型部材128と下
型部材114とに温度差を形成し、これらと接触する光
学素子の両面に温度差を形成し、離型時に光学素子が上
型部材から確実に離れる様にしている。光学素子の上面
が凸面の場合には、上型部材の温度を下型部材の温度よ
り高くし、光学素子の上面が凹面の場合には、上型部材
の温度を下型部材の温度より低くするのがよい。
以上の説明では、各冷却工程での冷却速度が一定である
とされているが、冷却速度は連続的に徐々に変化させて
もよい。
上記第2冷却工程後に、上軸124を上昇させて上型部
材128を上昇させ、離型な行う。これにより、光学素
子は上型部材128から離れ下型部材114上に位置し
、銅製部材側部の開口111が開いて、光学素子の取出
しが可能になる。
そして、上記プレス部28への成形用素材の導入時とほ
ぼ逆の順序で、移送部26の吸着手段9Oa、90bを
移動させ、第1のプレス部P、及び第2のプレス部P2
の成形済光学素子をそれぞれ吸着して取出し、順次加熱
部24の載置台66上に置き、最後に吸着手段90a、
90bを第2図に示される中間位置に置<(71s〜T
、、)。
尚、上記TISより後且つT”+aより前において、シ
リンダ62により載置台66を上昇させ(T、)で加熱
筒体68内に移動させ、適宜の温度に加熱を行った後に
、第1図に示される下方位置へと移動させ(Tt)でお
く、これは、上記T、〜T!lと同様の工程である。
他方、上記T o ”” T sと同様にして、ゲート
バルブ12を開き、載置台38上の新たな成形用素材を
置換室8内にて吸着手段50により吸着し、予備加熱し
て、成形室6内の加熱部24へと搬送する(T、。〜T
−a)。
尚、上記T、、は上記T1.より後となる様にタイミン
グが調整されている。
そして、上記載置台66を少し上昇させ、該載置台上に
ある成形済光学素子を吸着手段50の下側吸着部により
吸着し、上記載置台66を少し下降させた後に、上記吸
着手段50を反転させ(’rz、)、次いで上記載置台
66を少し上昇させ、新たに下側となった吸着部に吸着
されている成形用素材を載置台66上に置く。
そして、上記T、〜T9と同様にして、吸着手段50を
加熱部24から置換室8内へと移動させ(Tmm)た後
に、ゲートバルブ10を閉じる(Tmm)− 尚、上記T c”−T aと同様にして、成形用素材の
載置された載置台66は上記T。より後且つT2゜より
前において、シリンダ62により上限位置まで上昇せし
められ(Tg)−加熱筒体68内に適宜の時間配置され
ることにより、適宜の温度まで加熱され、T、より後に
おいて第1図で示される下方位置まで下降せしめられる
(Th)。
以下、移送部26及びプレス部28において、上記T、
。〜T+eと同様の工程が実行される。
一方、ゲートバルブ12を開き(T、。)、更なる新た
な成形用素材を載置した載置台38を上昇させ(’rs
+) 、置換室8内にて吸着手段50の下側吸着部によ
り吸着した後に、該載置台38を少し下降させ、次に回
転シリンダ52により搬送軸48を180°回転させ、
吸着手段50を上下反転させ(Tmm)、載置台38を
少し上昇させ、新たに下側となった吸着部に吸着されて
いる成形済光学素子な載置台38上に置く0次に、該載
置台38を置換室8外まで下降させ(T、、) 、ゲー
トバルブ12を閉じる(Ts、)。
以上により、載置台38上に置いた成形用素材がプレス
成形されて、該載置台上に回収される。
以下、同様に繰り返すことにより、連続的にプレス成形
を行うことができる。
次に、本発明方法を実施した結果につき説明する。
!Li[L: 第6図は本実施例で用いた成形用型装置の概略断面図で
ある0本図において、上記第1図におけると同様の部材
には同一の符号が付されている。
第6図において、上型部材128の下面が銅製部材11
0の上面に当接して、所定形状のキャビティが形成され
る様になっている。Gは該キャビティ内の成形済光学素
子である。St、Ssはそれぞれ下型部材114及び上
型部材128の温度測定のための熱電対である。また、
109は銅製部材取付は用プレートである。Hはヒータ
であり、型部材の周囲に配置されている。
直径26mmの両凸レンズを製造するために、光学ガラ
スSF8からなり目的形状に近似した形状で両面を研摩
処理により表面粗さ(Rmax)0.04μmに仕上げ
た成形用素材を用意した。
第6図の成形用型装置を収容した不図示のケーシング内
を10−”Torrに減圧し、ヒータHに通電して30
0℃に加熱し、この温度で3分間維持した。
次いで、上記ケーシング内に窒素ガスを導入し、更にヒ
ータHにより加熱して、熱電対で測定される温度が51
0℃(ガラス粘度100!ポアズに相当する温度)にな
ったときに、不図示のシリンダにより上軸124を介し
て上型部材128を600Kgの圧力(全圧)で押圧を
開始し、この温度で該押圧を1分間継続したところ、上
型部材128が銅製部材110に当接し、上型部材の下
降が停止した。このプレスにより所定形状の光学素子が
形成された。
続いて、ヒータHへの通電を停止し、冷媒流通経路C+
、Caにそれぞれ20氾/分の流量で冷却窒素ガスを流
通させ、上型部材128及び下型部材114の冷却を開
始した。
温度が480℃(ガラス粘度10”ポアズに相当する温
度)になったときに、不図示のシリンダにより下軸10
6を介して下型部材114を500Kgの圧力(全圧)
で押圧を開始した。
冷却開始後、2分で390℃(ガラス粘度1014.5
ポアズに相当する温度)となったところで、下型部材1
14の押圧を停止し、上型部材128の冷却を停止しく
第1冷却工程)、以後核上型部材を390℃よりわずか
に低い温度に保持した。下型部材114の冷却を更に継
続し、該下型部材が350℃(ガラス粘度1016ボア
ズに相当する温度)になった時点で冷却を停止した(第
2冷却工程)。
そして、上型部材128を上方へと引上げ、離型を行っ
た。成形済光学素子Gは下型部材114上に残っていた
その後、冷却窒素ガスで急冷し、型部材酸化の生じない
250℃になったところで、ケーシングな開いて、光学
素子を取出した。
得られた光学素子は、面精度ニュートン2本、アス・ク
セ0.5本、中心厚精度±0.005mm以内の精度良
好なものであった。
叉JLf江λ: 上記実施例1と同様にして、直径26 m mの凸メニ
スカスレンズを製造した。尚、レンズの凹面が上型部材
により転写形成され、レンズの凸面が下型部材により転
写形成される様にした。
本実施例では、第2冷却工程で、下型部材を390℃よ
りわずかに低い温度に保持し、上型部材の冷却を継続し
、該上型部材が350℃になった時点で冷却を停止した
。それ以外は上記実施例1と同様である。
本実施例2においても、良好な精度の光学素子が得られ
た。
〔発明の効果〕
以上説明した様に、本発明方法によれば、第2冷却工程
の終了時点で1対の光学機能面に温度差を形成した上で
離型を行うことにより、光学素子に割れが発生しにく(
、離型時に常に1対の型部材のうちの一方に光学素子を
位置させることができ、良好な精度の光学素子を良好な
効率にて製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による光学素子の製造方法の実施される
装置の一例の概略構成を示す縦断面模式図であり、第2
図はそのA−B−C−D−E−F断面模式図である。 第3図は本発明による光学素子の製造方法の実施される
装置の各部の動作タイミングを示す図である。 第4図(a)〜(d)はいずれも本発明による光学素子
の製造方法の実施される装置のプレス部の断面概略図で
ある。 第5図は成形用素材及び成形済光学素子の温度変化を示
すグラフである。 第6図は本発明方法で用いられる成形用架装!の概略断
面図である。 6:成形室、  8:置換室、 10,12:ゲートバルブ、 20:送入取出し手段、 22:搬送手段、  24:加熱部、 26:移送部、  28ニブレス部、 38:載置台、  48:搬送軸、 50:吸着手段、   66:載置台、68:加熱筒体
、 90a、90b:吸着手段、 106:下軸、   110:銅製部材、114:下型
部材、   124:上軸、128二上型部材、 H,H,〜H1:ヒータ、 CI、Cm :冷媒流通経路、 p、、pt  ニブレス部。 代理人 弁理士  山 下 穣 平 第 図 (b) (C) (d) 第 図 第 図 手 続 ネ甫 正 書 平成 3年 9月30日 特許庁長官  深 沢   亘  殿 1、事件の表示 特願平 2−278939号 2、発明の名称 光学素子の製造方法 3、補正をする者 事件との関係    特許出願人 名  称  (100)キャノン株式会社4、代理人〒
105 2!03 (3431) 1831住所 東京
都港区虎ノ門五丁目13番1号虎ノ門40森ビル5、補
正の対象 明細書の発明の詳細な説明の欄及び図面の第3図6、補
正の内容 (1)願書添付の明細番中、「発明の詳細な説明」の一
部を下記のように補正する。 記 1)明細書第17頁3行目から第18頁16行目までを
次のように訂正する。 「 次いで、不図示の窒素ガス供給系により窒素ガスを
111旦flL、供給し、該ffi換室換向8内素雰囲
気で満たした後、ゲートバルブ10を開く(T、)。 そして、シリンダ42により搬送軸48を成形室6の方
へと移動させ、吸着手段50を成形室6内の加熱部24
Q」と置」−導<(T、)。 1 で八されるζ1−まで下降される。 ζΔ扱Sエエ回転シリンダ52Δ11により搬送軸48
を180 、  させることで、 にムロ6の  に 
 している上記吸着手段50を上下反転させる(T、)
。そして、上記載置台66を少し上昇して、上記吸着手
段50の下面ζることによ 、その に成形用素材が置
かれた時に、該素材が温度ショックで割れるようなこと
がない。 8を水平方向に移動させ、 吸着手段50を置換室 8まで後退させる(T8) 。この状態で、ゲート バルブ10を閉じる(T。 )。 ゲートバルブ10が しられ (T。 のタイミングT までの で 2)明細書第19頁15行目から同頁16行目までを次
のように訂正する。 じく丁目のタイミング」 と訂正する。 明細書第28頁6行目から同頁20行目までを次のよう
に訂正する。 保ヱビ(杢・ これは、 先述のT。 〜T3の工程と同 じである。 プレス の 素 の取 し工 は LW工上記載置台66を少し上昇させ、該載」 明細書第28頁1 1行目から同頁18行 目までを下記のように訂正する。 −の まで 臥され、 2の で が90a、 90bがそれぞ (2)願書添付の図面中、 第3図を別添のよう に訂正する。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ガラスからなる成形用素材を成形用型内に収容し
    て加熱下でプレス成形し冷却することにより1対の光学
    機能面を有する光学素子を製造する方法において、光学
    素子の光学機能面を形成するための転写面をもつ成形用
    型部材を1対備えた成形用型内に成形用素材を収容し、
    粘度10^9〜10^1^0ポアズで所定の形状にプレ
    ス成形し、次いで粘度10^1^3〜10^1^4^.
    ^5ポアズとする第1冷却工程を行い、次いで上記1対
    の成形用型部材のうちの一方に接触する面を該粘度に保
    持し且つ他方に接触する面を粘度10^1^4^.^5
    ポアズを越える粘度とする第2冷却工程を行い、しかる
    後に上記1対の成形用型部材の間隔を広げて離型するこ
    とを特徴とする、光学素子の製造方法。
  2. (2)上記第2冷却工程の終了時点で成形済光学素子の
    1対の面の温度差を5℃以上とする、請求項1に記載の
    光学素子の製造方法。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007091529A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Hoya Corp モールドプレス成形装置および光学素子の製造方法

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