JPH0415444A - 空調システム - Google Patents

空調システム

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JPH0415444A
JPH0415444A JP2122085A JP12208590A JPH0415444A JP H0415444 A JPH0415444 A JP H0415444A JP 2122085 A JP2122085 A JP 2122085A JP 12208590 A JP12208590 A JP 12208590A JP H0415444 A JPH0415444 A JP H0415444A
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cooling
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本第1発明は、冷房対象空間への給気量を調整する風量
調整手段、前記冷房対象空間への給気温を調整する給気
温調整手段、前記冷房対象空間の冷房負荷に応じて前記
風量調整手段及び給気温調整手段を調整制御する制御手
段を備える空調システムに関し、又、本第2発明は、暖
房対象空間への給気量を調整する風量調整手段、前記暖
房対象空間への給気量を調整する給気量調整手段、前記
暖房対象空間の暖房負荷に応じて前記風量調整手段及び
給気量調整手段を調整制御する制御手段を備える空調シ
ステムに関する。
〔従来の技術〕
従来、上記の如き空調システムにおいて、冷房や暖房の
負荷に応じ風量調整手段及び給気量調整手段を調整制御
する制御手段は、第8図に示すように、冷房や暖房の負
荷(0)が大となるほど給気量(V)を増大させるよう
に風量調整手段を調整制御し、かつ、この給気量調整に
かかわらず給気量(Ts)を設定された一定温に維持す
るように給気量調整手段を調整制御する構成となってい
た。
換言すれば、従来、この種の空調システムでは、給気量
(Ts)を一定温に維持しながらの給気量(V)の変更
調整のみによって負荷変動に対処するようになっていた
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の従来システムでは冷房及び暖房の夫々に
おいて下記の如き問題があった。
つまり、冷房の場合には、冷房対象空間の冷房負荷(0
)が小さい軽負荷時において、給気量(Ts)が一定温
であることに対し冷房能力を小さな冷房負荷(Q) に
見合った小能力とするべく給気量(いがかなり小量に制
限されることに伴い、冷房対象空間での体感上の気流に
よる冷房効果が大きく低下し、このため、この冷房軽負
荷時において、冷房能力と冷房負荷(Q)  とが見合
った平衡状態にあるにもかかわらず、上記の気流冷房効
果の大きな低下のために体感としては涼感が不十分と感
じることがある問題があった。
一方、暖房の場合には、暖房対象空間の暖房負荷(Q)
が大きい重負荷時において、給気量(Ts)が一定温で
あることに対し暖房能力を大きな暖房負荷(0)に見合
った大能力とするべく給気量(V)がかなり大量化され
ることに伴い、暖房対象空間での体感上の気流の影響が
相当に大となり、このため、この暖房重負荷時において
、暖房能力と暖房負荷とが見合った平衡状態にあるにも
かかわらず、上記の如く気流の影響が相当に大となるた
めに、体感として暖房不足を感じたり、又、温風の強い
吹付けによる不快感を感じたりすることがある問題があ
った。
水軍1及び第2発明の目的は、負荷変動に対して合理的
な給気量調整制御及び給気量調整制御を実施することに
より、気流に起因した上述の如き問題の抑制を図る点に
ある。
(第1発明) 〔課題を解決するための手段〕 本第1発明による空調システムの特徴構成は、冷房対象
空間への給気量を調整する風量調整手段、前記冷房対象
空間への給気量を調整する給気量調整手段、前記冷房対
象空間の冷房負荷に応じて前記風量調整手段及び給気量
調整手段を調整制御する制御手段を備える構成において
、前記制御手段を、前記冷房対象空間の冷房負荷が小と
なるほど、給気量を漸次的に減少させると共に、それと
並行して給気量を漸次的に上昇させるように、前記風量
調整手段及び前記給気量調整手段を調整制御する構成と
してあることにあり、その作用・効果は次の通りである
〔作 用〕
つまり、本第1発明の特徴構成によれば(第5図(イ)
参照)、冷房負荷(0)と冷房能力とが見合う平衡状態
を目標として、冷房負荷(Q)が小となるほど、給気量
(V)を漸次的に減少させると共に、それと並行して給
気量(Ts)を漸次的に上昇させる調整制御が実行され
ることにより、第゛8図に示すように給気量(Ts)を
一定温に維持しながらの給気量(V)の変更調整のみで
冷房負荷(Q)の変動に対処していた先述の従来システ
ムに比べ、 冷房負荷(Q)の変動(ΔO)に対する給気量(V)の
変更率(△V/△O)を給気量(Ts)の変更(ΔTs
)による負荷変動対処分だけ小さくできる。
したがって、冷房負荷(Q)が小さい冷房軽負荷時にお
ける給気量(V)を、先述の従来システムに比して相対
的に大量にできて、冷房軽負荷時における気流冷房効果
の低下を抑制できる。
〔発明の効果〕
以上作用の結果、本第1発明の特徴構成によれば、冷房
軽負荷時における気流冷房効果の低下を抑制できること
により、冷房軽負荷時において冷房負荷と冷房能力とが
見合った平衡状態であるにもかかわらず体感上、気流冷
房効果の低下のために涼感が不十分と感じることがある
といった従来の問題を効果的に回避できて、この種の空
調システムにおける冷房性能を快適性の面で向上し得る
に至った。
ちなみに、従来システムにおける問題を上述の如く回避
するに、別法として第7図(イ)に示すように、冷房負
荷変動範囲中に、給気温(Ts)を一定とした状態で給
気量(V)のみを漸次的に変更調整することで冷房負荷
(Q)の変動に対処する部分と、給気量(V)を一定と
した状態で給気温(Ts)のみを漸次的に変更調整する
ことで冷房負荷(0)の変動に対処する部分とを並設す
ることにより、冷房軽負荷時における給気量(V)を従
来システムに比べ相対的に大量とするようにすることも
考えられるが、 これに対し、本第1発明の特徴構成によれば、冷房負荷
(Q)の変動に対して常に給気m (V)  と給気温
(Ts)の両方を並行して負荷変動対処側に変更調整す
るから、上述の別法に比べ冷房負荷(0)の変動に対す
る応答性を高くし得る、すなわち、冷房負荷(0)と冷
房能力とが見合う平衡状態への収束を早くし得る利点が
ある。
(第2発明) 〔課題を解決するだめの手段〕 本第2発明による空調システムの特徴構成は、暖房対象
空間への給気量を調整する風量調整手段、前記暖房対象
空間への給気温を調整する給気温調整手段、前記暖房対
象空間の暖房負荷に応じて前記風量調整手段及び給気温
調整手段を調整制御する制御手段を備える構成において
、前記制御手段を、前記暖房対象空間の暖房負荷が大と
なるほど、給気量を漸次的に増大させると共に、それと
並行して給気温を漸次的に上昇させるように、前記風量
調整手段及び前記給気温調整手段を調整制御する構成と
してあることにあり、その作用・効果は次の通りである
〔作 用〕 つまり、本第2発明の特徴構成によれば〈第5図(ロ)
参照)、暖房負荷(Q)と暖房能力とが見合う平衡状態
を目標・とじて、暖房負荷(Q)が大となるほど、給気
量(V)を漸次的に増大させると共に、それと並行して
給気温(Ts)を漸次的に上昇させる調整制御が実行さ
れることにより、第8図に示すように給気温(Ts)を
一定温に維持しながらの給気量(V)の変更調整のみで
暖房負荷(Q)の変動に対処していた先述の従来システ
ムに比べ、 暖房負荷(Q)の変動(△O)に対する給気量(V)の
変更率(△ν/△O)を給気温(Ts)の変更(ΔTs
)による負荷変動対処分だけ小さくできる。
したがって、暖房負荷(Q)が大きい暖房重負荷時にお
ける給気量(V)を、先述の従来システムに比して相対
的に小量にできて、暖房重負荷時における気流の影響の
増大を抑制できる。
〔発明の効果〕
以上作用の結果、本第2発明の特徴構成によれば、暖房
重負荷時における気流の影響の増大を抑制できることに
より、暖房重負荷時において暖房負荷と暖房能力とが見
合った平衡状態であるにもかかわらず体感上、気流の影
響の増大のために暖房不足を感じたり、又、温風の強い
吹付けによる不快感を感じたりすることがあるといった
従来の問題を効果的に回避できて、この種の空調システ
ムにおける暖房性能を快適性の面で向上し得るに至った
ちなみに、従来システムにおける問題を上述の如く回避
するに、先述の本第1発明に対する別法と同様の別法と
して第7図(ロ)に示すように、暖房負荷変動範囲中に
、給気温(Ts)を一定とした状態で給気量(V)のみ
を漸次的に変更調整することで暖房負荷(0)の変動に
対処する部分と、給気量(V)を一定とした状態で給気
温(Ts)のみを漸次的に変更調整することで暖房負荷
(Q)の変動に対処する部分とを並設することにより、
暖房重負荷時における給気量(V)を従来システムに比
べ相対的に小量とするようにすることも考えられるが、 これに対し、本第2発明の特徴構成によれば、先述の本
第1発明と同様に、暖房負荷(Q)の変動に対して常に
給気量(V)  と給気温(Ts)の両方を並行して負
荷変動対処側に変更調整するから、上述の別法に比べ暖
房負荷(Q)の変動に対する応答性を高くし得る、すな
わち、暖房負荷(Q)と暖房能力とが見合う平衡状態へ
の収束を早くし得る利点がある。
〔実施例〕
次に水弟1及び第2発明の詳細な説明する。
第1図は、空調システムの全体構成を示し、(1)は複
数の対象室(1a)の集合としての冷暖房対象空間であ
り、(2)は空調器である。
空調器(2)は、冷媒流れ方向の切換えにより冷房では
蒸発器として機能し、かつ、暖房では凝縮器として機能
する室内気側熱交換器(3)、この室内気側熱交換器(
3)とは冷房及び暖房の夫々で逆の機能をする室外気側
熱交換器(4)、並びに、これら側熱交換器(3)、 
(4)を結ぶ冷媒循環回路(5)に介装した圧縮機(6
)及び膨張弁(7)を主要装置として備えるヒートポン
プ回路(H)を内蔵しており、 基本的には、還気風路(8)を介して冷暖房対象空間(
1)から戻る還気(RA)を室内気側熱交換器(3)で
温調(冷房では冷却、暖房では加熱)して、その温調気
を冷暖房対象空間(1)に対する給気(SA)として給
気ファン(9)により給気風路(10)へ送出し、一方
、外気風路(11)を介し外気ファン(12)により取
入れた外気(OA)を冷房では放熱の対象として、又、
暖房では採熱の対象として室外気側熱交換器(4)で熱
授受させ、その後、その外気(OA)を排気(HA)と
して屋外へ廃棄すべく排気ファン(13)により排気風
路(14)へ送出する構成となっている。
そして、上述基本構成に加えて、還気(RA)の一部を
ダンパ(15)、 (16)の調整により分流して、こ
の分流した還気(RA’ )は排熱回収(冷房では冷熱
回収、暖房では温熱回収) した上で屋外へ廃棄すべく
、室外気側熱交換器(4)よりも上流において取入れ外
気(OA)に合流させ、一方、取入れ外気(OA)のう
ち上記の還気分流量に相当する量をダンパ(17)、 
(18)の調整により分流して、この分流した外気(O
A’ ) は温調した上で新鮮空気として冷暖房対象空
間(1)へ供給すべく、室内気側熱交換器(3)よりも
上流において還気(RA)に合流させる構成としてある
尚、上記の各ダンパ(15)、 (16)、 (17)
−、(18)の調整により、還気(RA)の全量を室外
気側熱交換器(4)及び排気風路(14)を介して屋外
へ廃棄し、これに対して、取入れ外気(OA)の全量を
室内気側熱交換器(3)及び給気風路(10)を介し冷
暖房対象空間(1)に供給する、いわゆるオールフレッ
シュ運転を行い得る構成ともなっている。
上記空調器(2)においては、冷房及び暖房の夫々にお
いてヒートポンプ回路()I)における圧縮機(6)の
能力をインパーク制御することで給気温(Ts)を調整
する構成としてあり、具体的には、第1図及び第2図(
ロ)に示すように、後述の指定給気温(Tsp) と給
気温センサ(19)による検出給気温(Ts)とを比較
する比較器(20)、及び、この比較器(20)による
比較結果として与えられる指定給気温(T s p )
と検出給気温(Ts)との偏差(△Ts)に応じたPI
D制御により、給気温(Ts)を指定給気温(Tsp)
に調整するように圧縮機(6)に対するインバータ制御
器(21)を調整制御する調節器(22)を備えており
、 これら給気温センサ(19)、比較器(20)、調節器
(22)、及び、インバータ制御器(21)をもって給
気温調整手段(23)を構成しである。
又、空調器(2)においては、ファン動力の節減による
省エネを目的として給気ファン(9)の能力をインバー
タ制御するようにしてあり、具体的には、後述の指定フ
ァン能力(Fp)に応じて、給気ファン(9)の能力(
F)をその指定ファン能力(Fp)に調整するようにP
ID制御により給気フアン(9)に対するインバータ制
御器(24)を調整制御する調節器(25)を備え、こ
れら調節器(25)及びインハーク制御器(24)をも
ってファン能力調整手段(26)を構成しである。
空調器(2)からの給気を受ける冷暖房対象空間(1)
の側では、第1図及び第2図(イ)に示すように、対象
室(1a)の夫々に対して変風量ユニッ) (27)を
装備し、これら変風量ユニット(27)により、対象室
(1a)夫々の負荷(q)(冷房では冷房負荷、暖房で
は暖房負荷)に応じて各対象室(1a)への給気量(V
)を個別に自動調整するようにしである。
変風量ユニッ) (27)は、その具体構成として、対
象室(1a)に対する分岐給気風路(10a)を開度調
整して対象室(1a)への給気量(V)を調整するモー
タダンパ(28)、このモータダンパ(28)による調
整給気量(V) を検出する風量センサ(29)、室温
センサ(30)による対象室(1a)の検出温(Tr)
と室温設定器(31)により設定された目標温(Trp
)とを比較して、それらの偏差(△T r = T r
 −T r p )を判定する比較器(32)、並びに
、この比較器(32)により判定された室温偏差(△T
r)と上記風量センサ(29)による検出給気量(V)
  とに基づきモータダンパ(28)を調整制御する調
節器(33)を備えており、 この変風量ユニッ) (27)における調節器(33)
は具体的には、予め設定されている第3図に示す如き室
温偏差(△Tr)に対する給気量調整パターン(Vβ)
(実線が冷房の場合のパターン、破線が暖房の場合のパ
ターン)に基づき、この給気量調整パターン(vj2)
上で前記の室温偏差(△Tr)に対応する給気量(V)
を目標給気量(vp)とし、そして、この目標給気量(
vp)と前記の検出給気量(V)  との偏差(ΔV)
に応じて、対象室(1a)への給気量(V)を目標給気
量(vp)に調整するようにPID制御によりモータダ
ンパ(28)を調整制御する構成としてある。
第3図において、(ΔTr、)は室温偏差(△Tr)の
許容下限値、(△Tr2)は室温偏差(ΔTr)の許容
上限値、(vm i n)は設定最小給気量、(vma
x)は設定最大給気量である。
つまり、上記変風量ユニッ) (27)によれば、冷暖
房運転を開始した後の立上がり状態で冷房の場合では室
温偏差(△Tr)が許容上限値(△Tr2)以上の状態
、又、暖房の場合では室温偏差(△Tr)が許容下限値
(△Tr、)以下の状態にあるときには、給気量(V)
が設定最大給気量(vmax)に調整維持され、その結
果、室温偏差(△Tr)が0に向って移行する。
そして、上述の如く立上げが進行して冷房の場合では室
温偏差(△Tr)が許容上限値(△Tr2)未満となる
と、又、暖房の場合では室温偏差(△Tr)が許容下限
値(△’rr+)より大となると、室温偏差(△Tr)
に応じて給気量(v)が増減調整される結果、室温偏差
(△Tr)が許容上下限節回内(△Tr、≦ΔTr≦△
Tr2)のある値に収束する平衡状態(すなわち、対象
室(1a)の冷暖房負荷(q)  と対象室(1a)に
対する冷暖房能力が見合った状態)となるが、この平衡
状態から対象室(1a)の冷暖房負荷(q)が変動して
室温偏差(△Tr)が上記の収束値から変化すると、こ
れに伴う目標給気量(vp)の変化に対して給気量(V
)を新たな目標給気量(vp)に調整するように、換言
すれば、上記冷暖房負荷(q)の変動に対して新たな平
衡状態を得るべく、モータダンパ(28)が調整制御さ
れ、これをもって、対象室(1a)への給気量(V)が
対象室(1a)の冷暖房負荷(q)  に応じて自動調
整される。
すなわち、定性的には、対象室(1a)の冷暖房負荷(
q)が大となるほど対象室(1a)への給気量(V)が
漸次的に増大し、又、対象室(1a)の冷暖房負荷(q
)が小となるほど対象室(1a)への給気量(V)が漸
次的に減少する。
上述の如き変風量ユニッ) (27)を対象室(1a)
の夫々に対して装備したことにより、冷暖房対象空間(
1)の全体について見れば、各変風量ユニッ) (27
)におけるモータダンパ(28)の集合をもって、冷暖
房対象空間(1)への全体給気量(V−ΣV)を調整す
る風量調整手段(34)を構成してあり、 又、各変風量ユニッ) (27)におけるモータダンパ
制御系(すなわち、風量センサ(29)、室温センサ(
30)、室温設定器(31)、比較器(32)、調整器
(33))の集合をもって、冷暖房対象空間(1)の全
体冷暖房負荷(Q−Σq)に応じ冷暖房対象空間(1)
への全体給気量(V)を変更調整するように、モータダ
ンパ(28)群から成る上記風量調整手段り34)を調
整制御する風量系制御手段(35)を構成しである。
すなわち、上記風量系制御手段(35)による調整制御
により定性的には、冷暖房対象空間(1)の全体冷暖房
負荷(Q=Σq)が大となるほど冷暖房対象空間(1)
への全体給気量(シー1sv)が漸次的に増大し、又、
冷暖房対象空間(1)の全体冷暖房負荷(Q=Σq)が
小となるほど冷暖房対象空間(1)への全体給気量(V
=ΣV)が漸次的に減少する。
一方、前述の指定給気温(Tsp)及び指定ファン能力
(Fp)の指定制御については、第1図及び第2図(ロ
)に示すように、各変風量ユニット(27)において風
量センサ(29)により検出される検出給気量(v)、
及び、各変風量ユニッ) (27)において設定されて
いる前述の設定最大給気量(vmax)を情報として変
風量ユニッ) (27)夫々の情報出力1ffl(27
a)から入力し、この入力情報(v。
vmax)に基づき指定給気温(Tsp)を決定して前
述の給気温調整手段(23)に対し指定する給気温指定
部(36A)、及び、同様に変風量ユニット(27)夫
々の情報出力部(27a)からの上述の人力情報(v、
 vmax)に基づき指定ファン能力(Pp)を決定し
て前述のファン能力調整手段(26)に対し指定するフ
ァン能力指定部(36B)を備える指定制御器(36)
を設けである。
上記給気温指定部(36A) は具体的には、検出給気
量(V)の総和(V=ΣV、すなわち、冷暖房対象空間
(1)への全体給気量)、及び設定最大給気量(vma
x)の総和(Vmax=ΣVmaX、すなわち、冷暖房
対象空間(1)全体について最大給気量)を算出すると
共に、それら算出総和(V) (Vmax)の比値(V
/Vmax)を算出し、 そして、予め設定されている第4図(イ)、(ロ)に示
す如き比値(V/Vmax)に対する給気温調整パター
ン(TI)(第4図(イ)が冷房の場合のパターン、第
4図(ロ)が暖房の場合のパターン)に基づき、この給
気温調整パターン(TI)上で前記の算出比値(V/V
max)に対応する給気温(Ts)を指定給気温(Ts
p) とする構成としてある。
又、上記給気温調整パターン(TI)は、比値(V/V
max)が大となるほど、すなわち、冷暖房対象空間(
1)の全体冷暖房負荷(0)が大となって全体給気量(
V)が大となるほど、冷房の場合では指定給気温(Ts
p)を漸次的に低下させ、又、暖房の場合では指定給気
温(Tsp)を漸次的に上昇させ、逆に、比値(V/V
max)が小となるほど、すなわち、冷暖房対象空間(
1)の全体冷暖房負荷(Q)が小となって全体給気量(
V)が小となるほど、冷房の場合では指定給気温(Ts
p)を漸次的に上昇させ、又、暖房の場合では指定給気
温(Tsp)を漸次的に低下させるように設定しである
つまり、全体給気量(V)の調整状態に応じて、換言す
れば、冷暖房対象空間(1)の全体冷暖房負荷(ロ)に
応じて給気温(Ts)を変更調整するように、指定給気
温(Tsp)の指定変更をもって前述の給気温調整手段
(23)を調整制御する温度系制御手段(37)を、上
記指定制御器(36)における給気温指定部(36A)
及び各変風量ユニッ) (27)の情報出力部(27a
) により構成しである。
そして、冷暖房対象空間(1)の全体に対する冷暖房能
力と冷暖房対象空間(1)の全体冷暖房負荷(Q) と
が見合う平衡状態を目標としての、前述の風量系制御手
段(35)による給気量調整制御と上述の温度系制御手
段(37)による給気量調整制御とにより、冷房におい
ては全体として、第5図(イ)に示すように、冷暖房対
象空間(1)の全体冷房負荷(Q)が小となるほど、全
体給気量(V)を漸次的に減少させると共に、それと並
行して給気温(Ts)を漸次的に上昇させるようにして
あり、これによって、給気温(Ts)を一定温に維持し
ながらの全体給気量(V)の変更調整のみによって全体
冷暖房負荷(Q)の変動に対処していた従来型式(第8
図参照)に比べ、冷房軽負荷時における全体給気量(V
)を相対的に大量にして冷房軽負荷時における冷暖房対
象空間(1)(すなわち、各対象室(la))での気流
冷房効果の低下を抑制するようにしである。
又、暖房においては全体として、第5図(ロ)に示すよ
うに、冷暖房対象空間(1)の全体暖房負荷(Q)が大
となるほど、全体給気量(V)を漸次的に増大させると
共に、それと並行して給気量(Ts)を漸次的に上昇さ
せるようにしてあり、これによって、給気量(Ts)を
一定温に維持しながらの全体給気量(V)の変更調整の
みによって全体冷暖房負荷(Q)の変動に対処していた
先述の従来型式(第8図)に比べ、暖房重負荷時におけ
る全体給気量(V)を相対的に小量にして暖房重負荷時
における冷暖房対象空間(1)(すなわち、各対象室(
la) )での気流の影響の増大を抑制するようにしで
ある。
前述の指定制御器(36)におけるファン能力指定部(
36B)は具体的には、給気量指定部(36A)と同様
に前述比値(V/Vmax)を算出して、予め設定され
ている第6図に示す如き比値(V/Vmax)に対する
ファン能力調整パターン(Fp)に基づき、このファン
能力調整パターン(Fp)上で算出比値(V/ Vma
x)  に対応するファン能力(F)を指定ファン能力
(Fp)とする構成としてあり、そして、上記ファン能
力調整パターン(Fp)は、比値(V/νmax)が小
となるほど、すなわち、前述の風量系制御手段(35)
による調整制御で調整される全体給気量(V)が小とな
るほど、指定ファン能力(Fp)を漸次的に低下させる
ように設定しである。
つまり、必要な全体給気量(V)が小量となるほどファ
ン能力(F)を低下させるようにしてあり、これによっ
て、ファン能力(F)を常時一定とする型式に比べ、同
一の全体給気量(V)を冷暖房対象空間(1)に供給す
るにしても、各変風量ユニッ) (27)におけるモー
フダンパ(28)のε周整風路開度を極力大きな開度と
した状態で、換言すれば、圧損を極力小さくした状態で
同一の全体給気量(V)を供給できるようにして、圧損
によるファン動力の浪費を軽減するようにしである。
〔別実施例〕
次に別実施例を列記する。
(イ)  冷暖房対象空間(1)は複数室(1a)の集
合としての空間に限定されるものではなく、1室の室内
空間であっても良く、又、室としての空間以外の空間で
あっても良い。
(ロ)  冷暖房負荷(Q)  に応じて給気量(V)
及び給気量(Ts)を調整させるに、冷房や暖房の負荷
(Q)の判定方式は種々の方式を採用でき、例えば、複
数室(1a)から成る冷暖房対象空間(1)の全体冷暖
房負荷(0)を、複数室(1a)の全てについての目標
温(Trs) と検出温(Tr)との偏差(△Tr)の
総和(Σ△Tr)に基づき判定する方式を採用しても良
い。
(ハ) 前述実施例では、冷暖房負荷(0)に応じ調整
される給気量(V)の調整状態に応じて給気量(Ts)
を調整することにより、結果的に冷暖房負荷(Q)に応
じて給気量(V) と給気量(Ts)とが並行して調整
される形態となるようにしたが、これに代えて、冷暖房
負荷(Q)  に応じ給気量(Ts)を調整し、そして
、この給気量(Ts)の調整状態に応じて給気量(V)
を調整することにより、結果的に冷暖房負荷(0)に応
じて給気量(V) と給気量(Ts)とが並行して調整
される形態となるようにしても良い。
尚、水軍1及び第2発明の特許請求の範囲の項に図面と
の対照を便利にする為に符号を記すが、該記入により水
軍1及び第2発明は添付図面の構造に限定されるもので
はない。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第6図は実施例を示し、第1図はシステム
全体構成図、第2図(イ)、(ロ)は夫々、制御ブロッ
ク図、第3図は給気量調整パターンを示すグラフ、第4
図(イ)、 ([11)は夫々、給気量調整パターンを
示すグラフ、第5図(イ)(ロ)は負荷、給気量、給気
量の相関グラフ。第6図はファン能力調整パターンを示
すグラフである。 第7図(イ)、(0)は夫々、比較例を示す負荷、給気
量、給気温の相関グラフである。第8図は従来例を示す
負荷、給気量、給気温の相関グラフである。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、冷房対象空間(1)への給気量(V)を調整する風
    量調整手段(34)、前記冷房対象空間(1)への給気
    温(Ts)を調整する給気温調整手段(23)、前記冷
    房対象空間(1)の冷房負荷(Q)に応じて前記風量調
    整手段(34)及び給気温調整手段(23)を調整制御
    する制御手段(35)、(37)を備える空調システム
    であって、 前記制御手段(35)、(37)を、前記冷房対象空間
    (1)の冷房負荷(Q)が小となるほど、給気量(V)
    を漸次的に減少させると共に、それと並行して給気温(
    Ts)を漸次的に上昇させるように、前記風量調整手段
    (34)及び前記給気温調整手段(23)を調整制御す
    る構成としてある空調システム。 2、暖房対象空間(1)への給気量(V)を調整する風
    量調整手段(34)、前記暖房対象空間(1)への給気
    温(Ts)を調整する給気温調整手段(23)、前記暖
    房対象空間(1)の暖房負荷(Q)に応じて前記風量調
    整手段(34)及び給気温調整手段(23)を調整制御
    する制御手段(35)、(37)を備える空調システム
    であって、 前記制御手段(35)、(37)を、前記暖房対象空間
    (1)の暖房負荷(Q)が大となるほど、給気量(V)
    を漸次的に増大させると共に、それと並行して給気温(
    Ts)を漸次的に上昇させるように、前記風量調整手段
    (34)及び前記給気温調整手段(23)を調整制御す
    る構成としてある空調システム。
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