JPH04154386A - 放射線画像のエネルギーサブトラクション方法および装置 - Google Patents

放射線画像のエネルギーサブトラクション方法および装置

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JPH04154386A
JPH04154386A JP2280465A JP28046590A JPH04154386A JP H04154386 A JPH04154386 A JP H04154386A JP 2280465 A JP2280465 A JP 2280465A JP 28046590 A JP28046590 A JP 28046590A JP H04154386 A JPH04154386 A JP H04154386A
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images
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radiation
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JP2280465A
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Wataru Ito
渡 伊藤
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Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、放射線画像のエネルギーサブトラクション方
法および装置に関するものである。
(従来の技術) 記録された放射線画像を読み取って画像信号を得、この
画像信号に適切な画像処理を施した後、画像を再生記録
することが種々の分野で行われている。たとえば、後の
画像処理に適合するように設計されたガンマ値の低いX
線フィルムを用いてX線画像を記録し、このX線画像が
記録されたフィルムからX線画像を読み取って電気信号
に変換し、この電気信号(画像信号)に画像処理を施し
た後コピー写真等に可視像として再生することにより、
コントラスト、シャープネス、粒状性等の画質性能の良
好な再生画像を得ることの出来るシステムが開発されて
いる(特公昭61−5193号公報参照)。
また本出願人により、放射線(X線、α線、β線、γ線
、電子線、紫外線等)を照射するとこの放射線エネルギ
ーの一部が蓄積され、その後可視光等の励起光を照射す
ると蓄積されたエネルギーに応じた光量の輝尽発光光を
放射する蓄積性蛍光体(輝尽性蛍光体)を利用して、人
体等の被写体の放射線画像を−Hシート状の蓄積性蛍光
体に撮影記録し、蓄積性蛍光体シートをレーザ光等の励
起光で走査して輝尽発光光を生ぜしめ、得られた輝尽発
光光を光電的に読み取って画像信号を得、この画像信号
に基づいて被写体の放射線画像を写真感光材料等の記録
材料、CRT等に可視像として出力させる放射線記録再
生システムがすでに提案されている(特開昭55−12
429号、同56−11395号。
同55−11340号、同5B−184845号、同5
5−118340号等)。
このシステムは、従来の銀塩写真を用いる放射線写真シ
ステムと比較して極めて広い放射線露出域にわたって画
像を記録し得るという実用的な利点を有している。すな
わち、放射線露光量に対する、蓄積後に励起によって発
光する輝尽発光光の光量が極めて広い範囲に渡って比例
することが認められており、従って種々の撮影条件によ
り放射線露光量がかなり大幅に変動しても、蓄積性蛍光
体シートより放射される輝尽発光光を読取りゲインを適
当な値に設定して光電変換手段により読み取って電気信
号(画像信号)に変換し、この画像信号を用いて写真感
光材料、CRT等の表示装置に放射線画像を可視像とし
て出力することによって、放射線露光量の変動に影響さ
れない放射線画像を得ることができる。
上記のようにX線フィルムや蓄積性蛍光体シート等の記
録シートを用いるシステムにおいて、記録シートに記録
された複数の放射線画像を読み取って複数の画像信号を
得た後、これらの画像信号に基づいて上記放射線画像の
サブトラクション処理を施すことがある。
ここで、放射線画像のサブトラクシジン処理とは、互い
に異なった条件で撮影された複数の放射線画像の差に対
応する画像を得る処理をいい、具体的にはこれら複数の
放射線画像を所定のサンプリング間隔で読み取って各放
射線画像に対応する複数のディジタルの画像信号を得、
これら複数のディジタルの画像信号の各対応するサンプ
リング点毎に減算処理を施すことにより、放射線画像中
の特定の被写体部分のみを強調または抽出した放射線画
像を得る処理をいう。
このサブトラクション処理には基本的には次の二つがあ
る。すなわち、造影剤の注入により被写体の特定の部分
(たとえば人体を被写体としたときの血管等)が強調さ
れた放射線画像から造影剤が注入されていない放射線画
像を引き算(サブトラクト)することによって被写体の
特定の部分(たとえば血管等)を抽出するいわゆる時間
差サブトラクションと、被写体の特定の部分が互いに異
なるエネルギーを有する放射線に対して異なる放射線吸
収率を有することを利用して、同一の被写体に対して互
いに異なるエネルギーを有する放射線を照射してこれら
互いに異なるエネルギーを有する各放射線による複数の
放射線画像を得、これら複数の放射線画像を適当に重み
付けしてその差を演算することによって被写体の特定部
分を抽出するいわゆるエネルギーサブトラクションとが
ある。本出願人も蓄積性蛍光体シートを用いたエネルギ
ーサブトラクションについて提案している(特開昭59
−83486号公報、特開昭80−225541号公報
参照)。
(発明が解決しようとする課題) 上記特開昭60−225541号公報に記載された方法
は、互いにエネルギーの異なる放射線を用いた2回の放
射線撮影を行ない、その結果得られた2枚の放射線画像
を読み取って2つのディジタル画像信号を得、これらの
画像信号に基づいてサブトラクシジンを行なうものであ
る。しかしこの方法では2回の撮影の間に時間差がある
ため、その間に被写体が動いてしまい、サブトラクショ
ン処理後の画像信号に基づいて再生した可視画像に、こ
の動きに起因する、複数の画像の不一致による偽画像(
モーションアーティファクト)が発生し、この可視画像
の画質が著しく低下してしまうという問題がある。
また、上記特開昭59−1!3486号公報には、放射
線エネルギーにより吸収率の異なるフィルタを挾んだ2
枚の記録シートに被写体を透過した放射線を照射するこ
と等により1回の撮影でエネルギーサブトラクションを
行なうことのできる方法が提案されている。この方法を
用いると被写体の動きによる偽画像は生じない。
しかしこの方法を用いると、放射線画像が記録される2
枚の記録シートはフィルタを挟んで空間的に互いに異な
る位置に配置されることとなり、したがってこれら2枚
の記録シートの放射線源および被写体からの距離が異な
り、このためこれら2枚の記録シートに記録される放射
線画像の寸法が異なり、これが偽画像の原因となる。
この偽画像を防止するため、被写体とともに2つのマー
クを各記録シートに写し込み、これら各記録シートに記
録された放射線画像を読取って画像信号を得た後、この
画像信号上で各放射線画像に記録された2つのマークの
間の距離を互いに同一とするように放射線画像の一方も
しくは双方の寸法を補正し、これにより互いに同一寸法
の放射線画像を生成した後サブトラクション処理を行な
うことが提案されている(特開平2−104174号公
報。
特願平1−246945号参照)。
しかし撮影に際し、複数の記録シートを用いる場合にお
いて、これら複数の記録シートが互いに平行とならない
場合が生じることがあり、この場合上記特開平2−10
4174号公報、特願平1−246945号に記載され
た方法では複数の放射線画像を正確に重畳させることが
できず、偽画像が発生してしまうおそれがある。
本発明は、上記事情に鑑み、撮影に際し複数の記録シー
トが互いに平行でなかった場合であっても複数の放射線
画像を正確に重ね合わせることができる放射線画像のエ
ネルギーサブトラクション方法、および該方法を採用し
た装置を提供することを目的とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するための本発明の放射線画像のエネル
ギーサブトラクション方法は、互いに異なるエネルギー
分布を有する放射線による互いに同一の被写体の複数の
放射線画像を記録シートに記録し、該記録シートから前
記複数の放射線画像を読み取って該複数の放射線画像の
それぞれを表わす複数の画像信号を得、該複数の画像信
号に基づいて該複数の画像信号がそれぞれ担持する前記
放射線画像の寸法が互いに同一となるように該寸法を補
正し、該補正後の画像信号に基づいてサブトラクション
処理を行なう放射線画像のエネルギーサブトラクション
方法において、前記放射線画像の記録に当たり、前記複
数の放射線画像上の互いに対応する位置に前記寸法の補
正を行なうためのマークが3つ以上ずつ記録された前記
複数の放射線画像を記録し、 前記寸法の補正に当たり、前記複数の放射線画像のそれ
ぞれに3つ以上ずつ記録された前記マークの前記放射線
画像上の位置関係に基づいて、前記放射線画像上の互い
に異なる2方向について互いに独立した補正量となるよ
うに前記寸法の補正を行なうことを特徴とするものであ
る。
また本発明の放射線画像のエネルギーサブトラクション
装置は、 放射線を発する放射線源と、被写体が配置される被写体
配置部と、互いに異なるエネルギー分布を有する放射線
による複数の放射線画像を記録するための複数枚の記録
シートが配置される、前記被写体配置部を挟んで前記放
射線源と対向する位置に設けられたシート保持部とから
なる記録ユニット、前記記録ユニットにおいて前記被写
体の放射線画像の記録の行なわれた前記記録シートから
、前記被写体の複数の放射線画像のそれぞれを表わす複
数の画像信号を得る読取りユニット、前記読取りユニッ
トで得られた前記複数の画像信号に基づいて該複数の画
像信号がそれぞれ担持する前記放射線画像の寸法が互い
に同一となるように該寸法を補正する寸法補正ユニット
、および前記寸法補正ユニットで寸法の補正の行なわれ
た後の放射線画像を担持する画像信号に基づいてサブト
ラクション処理を行なう演算ユニットを備えた放射線画
像のエネルギーサブトラクション装置において、前記記
録ユニットが、前記複数の放射線画像上の互いに対応す
る位置に前記寸法の補正を行なうためのマークが3つ以
上ずつ記録された前記複数の放射線画像を記録するもの
であり、 前記寸法補正ユニットが、前記複数の放射線画像のそれ
ぞれに3つ以上ずつ記録された前記マークの前記放射線
画像上の位置関係に基づいて、前記放射線画像上の互い
に異なる2方向について互いに独立した補正量となるよ
うに前記寸法の補正を行なうものであることを特徴とす
るものである。
(作  用) 本発明の放射線画像のエネルギーサブトラクション方法
および装置では、各放射線画像に3つ以上のマークを記
録し、これら3つ以上のマークに基づいて放射線画像上
の互いに異なる2方向について互いに独立した補正量と
なるように寸法補正を行なうようにしたため、撮影に際
し複数枚の記録シートが互いに斜めに配置されていた場
合であってもこれら複数枚の記録シートに記録されてい
た放射線画像を正確に重畳させることができ、従って偽
画像の発生を防止することができる。
(実 施 例) 以下、図面を参照して、本発明の実施例について説明す
る。
第1図は、本発明のエネルギーサブトラクション装置の
記録ユニットの実施例であるX線撮影装置の概略図であ
る。
このX線撮影装置1のX線管2から発せられたX線3に
より被写体4が照射される。被写体4を透過したX線3
aは第一の蓄積性蛍光体シート5に照射され、X線3a
のエネルギーの一部が該第−の蓄積性蛍光体シート5に
蓄積され、これにより該シート5に被写体4のX線画像
が蓄積記録される。
シート5を透過したX線3bはさらにフィルタ6を透過
し、該フィルタ6を透過したX線3cが第二の蓄積性蛍
光体シート7に照射される。これにより該シート7にも
被写体4のX線画像が蓄積記録される。尚、被写体4に
は、各蓄積性蛍光体シート5.7に蓄積記録されたX線
画像の寸法の補正を行なうための3つのマーカ11.1
2.13が付されている。
第2図は各蓄積性蛍光体シート5.7に蓄積記録された
X線画像を模式的に表わした図である。
各蓄積性蛍光体シート5.7のほぼ全面に被写体4の各
X線画像4a、 4a’が蓄積記録され、またこれらの
X線画像4a、 4a’ とともにマーカ11.12゜
13の像11a、12a、13a ; lla ’ 、
12a’ 、13a’  (以後この像をマークと称す
る。)が形成されている。
このマーク11a、12a、13a ; lla ’ 
、12a’ 、13a’は蓄積性蛍光体シート5,7の
互いに対応する位置に記録されており画像信号を得た後
このマーク11a、12a、13a ; lla ’ 
、12a’ 、13a’に基づいて2つのX線画像の相
対的な位置合わせが行なわれる。
ここで、第1図に示すように各蓄積性蛍光体シート5.
 7はX線管2および被写体4からの距離が互いに異な
っているため、各蓄積性蛍光体シート5,7に蓄積記録
されたX線画像4a、 4a’の倍率およびマーク11
a、12a、13a ; lla ’ 、12a’13
a′の位置が互いに異なっている。この倍率の相違が偽
画像の原因の一つとなる。ここで蓄積性蛍光体シート5
と蓄積性蛍光体シート7は互いに傾いているため、この
倍率はX方向(第1図の左右方向)とY方向(第1図の
紙面に垂直な方向)とでは異なっている。
第3図は、本発明のエネルギーサブトラクション装置の
読取ユニットの一実施例であるX線画像読取装置、およ
び寸法補正ユニットと演算ユニットの一実施例である画
像処理表示装置の斜視図である。
第1図に示すX線撮影装置1で撮影が行なわれた後、第
一および第二の蓄積性蛍光体シート5゜7が一枚ずつX
線画像読取装置10の所定位置にセットされる。ここで
は、第一の蓄積性蛍光体シート5に蓄積記録された第一
のX線画像の読取りの場合について説明する。
所定位置にセットされた、第一のX線画像が蓄積記録さ
れた蓄積性蛍光体シート5は、図示しない駆動手段によ
り駆動されるエンドレスベルト等のシート搬送手段15
により、矢印Y方向に搬送(副走査)される。一方、レ
ーザ光源16から発せられた光ビーム17はモータ18
により駆動され矢印Z方向に高速回転する回転多面鏡1
9によって反射偏向され、fθレンズ等の集束レンズ2
0を通過した後、ミラー21により光路をかえて蓄積性
蛍光体シート5に入射し、副走査の方向(矢印Y方向)
と略直角な矢印X方向に主走査する。蓄積性蛍光体シー
ト5の、光ビーム17が照射された箇所からは、蓄積記
録されているX線画像情報に応じた光量の輝尽発光光2
2が発せられ、この輝尽発光光22は光ガイド23によ
って導かれ、フォトマルチプライヤ(光電子増倍管)2
4によって光電的に検出される。光ガイド23はアクリ
ル板等の導光性材料を成形して作られたものであり、直
線状をなす入射端面23aが蓄積性蛍光体シート14上
の主走査線にそって延びるように配され、円環状に形成
された射出端面23bにフォトマルチプライヤ24の受
光面が結合されている。入射端面23aから光ガイド2
3内に入射した輝尽発光光22は、該光ガイド23の内
部を全反射を繰り返して進み、射出端面23bから射出
してフォトマルチプライヤ24に受光され、放射線画像
を表わす輝尽発光光22がフォトマルチプライヤ24に
よって電気信号に変換される。フォトマルチプライヤ2
4から出力されたアナログ信号Sは、ログアンプ25で
対数的に増幅された後、A/D変換器26に入力され、
サンプリングされて、ディジタルの画像信号SOが得ら
れる。この画像信号SOは第一の蓄積性蛍光体シート5
に蓄積記録された第一のX線画像を表わすものであり、
第一の画像信号SO0と呼ぶ。この第一の画像信号SO
4は画像処理表示装置30内の内部メモリに一旦記憶さ
れる。
この画像処理表示装置30は、種々の指示を入力するキ
ーボード31、指示のための補助情報や画像信号に基づ
く可視画像を表示するCRTデイスプレィ32、補助記
憶媒体としてのフロッピィディスクが装填され駆動され
るフロッピィディスク駆動装置33、およびCPUや内
部メモリが内蔵された本体部34が備えられている。
次に上記と同様にして、第二の蓄積性蛍光体シート7に
蓄積記録された第二のX線画像を表わす第二の画像信号
SO□が得られ、この第二の画像信号S 02も画像処
理表示装置30内の内部メモリに一旦記憶される。
このようにしてサブトラクション演算を行なうべき2つ
の画像信号so1.so2が内部メモリに記憶されると
、これら2つの画像信号SO1゜SO□が読み出されて
、これら2つの画像信号SO□、SO□が担持する各X
線画像の寸法が同一ととなるように寸法の補正演算が行
なわれる。尚、この寸法の補正演算はCPU等の内蔵さ
れた本体部34で実行されるが、この寸法の補正演算を
行なう機能を担うハードウェアとソフトウェアとの組合
せが、本発明の寸法補正ユニットの一例と観念される。
ここで、本実施例における、画像信号SO1゜SO□、
が表わす2つのX線画像の寸法補正演算、回転演算およ
び位置合わせ演算について説明する。
第一の画像信号SO0が担持する第一のX線画像上の各
サンプリング点の座標を(Xl、Y、’)、第二の画像
信号S02が担持する第二のX線画像上の各サンプリン
グ点の座標を(X2.Y2)とし、a、b、c、d、e
、fを係数としたとき、アフィン変換 に従って第一のX線画像の座標を変換することにより、
第一のX線画像と第二のX線画像とを重ね合わせること
がきる。ここで(1)式に基づく座標変換では、第一の
X線画像全体をX方向とY方向とで互いに独立に拡大も
しくは縮小すること、該第−のX線画像全体を回転する
こと、および該第−のX線画像をX方向、Y方向に平行
移動すること、の全てが同時に行なわれる。
次に(1)式に含まれる係数a、  b、  c、  
d、  e。
fの求め方について説明する。
(1)式は、 X  −aX  +bY  +e    −−−−・−
(2)Y  −cX  +dY  + f    −−
−−−−(S)に分けられる。ここで第一のX線画像上
のマーク11a、12a、13aの各座標をそれぞれ(
Xl、、 Yll) 。
(X12. Yl2) 、  (X13. X13)と
し、第二のX線画像上のマークlla ’ 、12a’
 、13a’の各座標をそれぞれ(X 2□、 Y2、
) 、  (X22. Y22) 、  (X23” 
23)とする。このとき、(2)式、(3)式より、 X2l−aX11+bY11+e  ・旧・・(2a)
X22−aX12+bY12+e・・・・・・(2b)
X23−aX13+bY13+e・・・・・・(2c)
Yl1−CX11+dYl1+f・回・(3a)Y22
−CX12+dY12+f   −旧−(3b)Y23
−CX13+dYl3+f   −旧−(3C>となる
。ここで求めるべき係数はa、b、c、d。
e、fの6つであるため、上記(2a)、 (2b)、
  (2c) ;(3a)、 (3b)、 (3c)の
6本の式に基づいて求めることができ、 ””(X21−X22 )(Y11’13)−(X21
−X23)(Yl、−Y1□)l /l(X1□−X1
□)(Y1□−Yl3)−(X1□−X13)(Yl、
−Y1□)l     −−−−−−(4)b−(X2
1−X22) (X11−X13)−(X21−X2B
) (Xll−X12)1/ ((Yll−Yl2) 
(X11−X13)−(Yll−Yl3) (Xll−
X12)1・・・・・・(5) c−(Yl1−Y22) (Yll−Yl3)−(Yl
1−Y23) (Yll−Yl2)1/((Xll−1
12) (Yll−Yl3)−(Xll−X13) (
Yll−Yl2)1・・・・・・(8) d−(Yl1−Y22) (XIL−Xl3>−(Yl
1−Y23) (Xll−X12))/((Yll−Y
l2) (X11−X13)−(Yll−Yl3) (
Xll−X12)1・・・・・・(7) e−((X21XI2−XIIX22) (Y12X1
3−Y13X12)−(X22XI3−X23X12)
 (Y11X12−Y12X11)1/ ((X12−
Xll) (Y12X13−Y13X12)−(X13
−X12) (Y11X12−Y12X11)1・・・
・・・(8) r−((Y21X12−XI LY22) (YL2X
13−Y13X12)−(Y22XL3−X23X12
) (Y11X12−Y12X11)1/ ((X12
−Xll) (Y12X13−Y13X12>−(X1
3−X12) m1X12−Y12Xl 1) 1・・
・・・・(9) となる。
このようにして(4) 〜(9) 式にしたがって求め られた係数a、b、c、d、e、fを用い、(1)式に
従って座標変換を行なうことにより、第一のX線画像を
第二のX線画像に重ね合わせることができる。
上記例では、各X線画像にマークを3点記録し、これら
のマークに基づいてアフィン変換を行なうようにしたた
め、X方向とY方向とで互いに独立に寸法補正が行なわ
れ、第1図に示すように第一の蓄積性蛍光体シート5と
第二の蓄積性蛍光体シート7とが互いに傾いた状態で撮
影が行なわれた場合であっても、複数の放射線画像を高
精度に重ね合わせることができ、偽画像の発生が防止さ
れる。
ここで上記実施例では各X線画像に3つずつマークが付
されていたが、このマークの数は3つに限られるもので
はなく、4つ以上ずつ付されていてもよい。この場合、
4つ以上ずつのマークのうちの任意の3つずつを用いて
(4)〜(9)式にしたがって演算を行なうことにより
、(1)式のアフィン変換の各係数a、  b、  c
、  d、  e、  fのそれぞれとして複数の値が
求められるが、これら求められた複数の値を用いて平均
値a、b、c、d、e。
T求め、この平均値a、b、τ、d、e、了を用いて(
1)式に従ってアフィン変換を行なうことにより、より
高精度の重ね合わせを行なうことができる。尚、上記平
均値に代えて中央値、 (最大値+最小値)/2等を求
め、この求めた値を用いてアフィン変換を行なってもよ
いことはもちろんであり、また最小二乗近似法等を用い
て各係数値。
a、 b、  c、  d、  e、  fを求めても
よいことももちろんである。
また、上記実施例では、第一のX線画像の座標を変換す
ることにより該第−のX線画像を第二のX線画像に重ね
合わせるようにしたが、第二のX線画像の座標を変換し
て該第二のX線画像を第一のX線画像に重ね合わせるよ
うにしてもよく、第一のX線画像と第二のX線画像の双
方の座標を変換してこれら2つのX線画像を重ね合わせ
るようにしてもよいことはもちろんである。
以上のようにして2つのX線画像の寸法補正演算が行な
われた後、サブトラクション処理、即ち2つの画像信号
so、so□の上記補正演算後の画像信号をそれぞれs
o’、so2’ としたとき、 5l−Wa ”SO1’ −Wb ’SO2’ +C・
・・・・・(10) ただし、Wa 、Wbは重み付は係数、Cはバイアス分
を表わす。
に従って重み付は引き算が行なわれ、これにより2つの
X線画像の差の画像に対応する画像信号S1が生成され
る。この画像信号S1は画像処理表示装置30のCRT
デイスプレィ32に送られ、この画像信号S1に基づく
可視画像(エネルギーサブトラクション画像)がCRT
デイスプレィ32に再生表示される。尚、本体部34で
実行される上記サブトラクシモジ処理を行なう機能(ハ
ードウェアとソフトウェアとの組合せ)が本発明の演算
ユニットの一例と観念される。
尚、上記実施例ではアフィン変換により、2つのX線画
像のX方向とY方向とで互いに独立した寸法補正、回転
補正、X方向、Y方向の位置補正(平行移動)の全てを
同時に行なったが、これらを同時に行なうことに代え、
一つずつ順次に行なってもよいことはいうまでもない。
いかに、これらを順次に行なう例について説明する。
先ず、第一のX線画像に対する第二のX線画像のX方向
の倍率α は、マーク12aとマーク13aとを結ぶ線
分、およびマーク12a ’ とマーク13a ’ と
を結ぶ線分がX方向に延びる線分であることから、これ
らのマーク12a 、 13a ; 12a ’13a
′ を用い、これらのマーク12a 、 13a ;1
2a ’ 13a ’ の座標を(X12. Y12)
 、  (X13゜Y  )  ;  (X22. Y
22) 、  (X23. Y23)としたとき、 ・・・・・・(11) として求められる。
また第一のX線画像に対する第二のX線画像のY方向の
倍率α は、マークllaとマーク12aとを結ぶ線分
、およびマークlla ’ とマーク12aとを結ぶ線
分がY方向に延びる線分であることから、これらのマー
クlla 、 12a  ; Lla ’ 12a ’
 を用い、これらのマークlla 、 12a ; L
la ’ 12a ’の座標を(X   Y  )、 
 (X12. Yl。)  ;  (X11’   1
1 ・・・・・・(12) として求められる。
これらの倍率α 、α を用いて第一のX線画y 像をX方向にα 倍、Y方向にα 倍することにy より、第一のX線画像の縦横の寸法を第二のX線画像に
合わせることができる。尚、各X線画像に4つずつ以上
のマークを付し、上記倍率α 、α、の6値として複数
の値を求め、これら複数の値の平均値a、a  等を求
め、この平均値等を用y いて寸法補正してもよいことは前述した実施例と同様で
ある。
また上記2つのX線画像の相対的な回転角(互いに対応
する線分、即ち(X  、 Y 、)と(X11Lj 
   IJ Y1ρとを結ぶ線分と(X2j、Y2j)と(X2i’
Y21)とを結ぶ線分とのなす角をθとすると、このθ
は θ−tan ’ I(Y2j−Y2i)/(X2j−X
21)1−jan ’ 1(Ylj−Yli)/(Xl
j−X11)1(t、、rl、2.3; i≠j) ・・・・・・(13) と表わされ、第一のX線画像を角度θだけ回転させるこ
とにより、2つのX線画像の回転位置が合わせられる。
尚ここでは3つのθが求められ、回転角度を正確に求め
るため、それら3つのθの平均値Tが求められ、この平
均角度θだけ回転される。
さらに2つのX線画像のX方向、Y方向の位置ずれΔX
、ΔYは、 Δx−x−+α・(X11−Cx)・CO5θ−a  
・(Y  −C) ・sinθ+Cx)x    li
   Y ・・・・・・(14) ΔY−Y−fα−(X11−Cx)・sinθi −a   (Y  −C) ・cosθ+CY)y  
    li    Y ・・・・・・(15) と表わされる。尚、(14)、(15)式において、C
X。
CYは回転中心のそれぞれX座標、Y座標である。
ここでモ(14)式、 (15)式に従って3つのΔX
、ΔYが求められるため、これらの平均値ΔX、ΔYが
求められ、これらの平均値ΔX、ΔYだけ第一のX線画
像のX方向、Y方向の位置調整が行なわれる。
このようにして、第一のX線画像の寸法の調整回転角度
調整、平行移動が行なわれ、これにより2つのX線画像
が高精度に重ね合わされ、偽画像の防止が図られる。
また上記実施例は、蓄積性蛍光体シートを用いた例であ
るが、本発明の記録シートは蓄積性蛍光体シートに限ら
れるものではなくX線フィルム(撮影に際して一般に増
感スクリーンと組合わされる)等であってもよい。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、本発明の放射線画像のエネ
ルギーサブトラクション方法および装置は、各放射線画
像の互いに対応する位置に3つ以上のマークを記録し、
これら3つ以上のマークの位置関係に基づいて放射線画
像上の互いに異なる二方向について互いに独立した補正
量となるように寸法の補正を行なうようにしたため、撮
影に際し複数の記録シートが互いに傾いた状態で撮影さ
れてた場合であっても複数の放射線画像を高精度に重ね
合わせることができ偽画像の発生が防止される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明のエネルギーサブトラクション装置の
記録ユニットの一実施例であるX線撮影装置の概略図、 第2図は、各蓄積性蛍光体シートに蓄積記録されたX線
画像を模式的に表わした図、 第3図は、本発明のエネルギーサブトラクション装置の
読取ユニットおよび演算ユニットの一実施例であるX線
画像読取装置および画像処理表示装置の斜視図である。 1・・・X線撮影装置    2・・・X線管3.3a
、 3b、 3cm4線  4・・・被写体5・・・第
一の蓄積性蛍光体シート 6・・・フィルタ 7・・・第二の蓄積性蛍光体シート 11.12.13・・・マーカ 11a、12a、13a ; lla ’ 、12a’
 、13a’・・・マーク 1G・・・レーザ光源     19・・・回転多面鏡
22・・・輝尽発光光     23・・・光ガイド2
4・・・フォトマルチプライヤ 25・・・ログアンプ     26・・・A/D変換
器30・・・画像処理表示装置 第 図 !○

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに異なるエネルギー分布を有する放射線によ
    る互いに同一の被写体の複数の放射線画像を記録シート
    に記録し、該記録シートから前記複数の放射線画像を読
    み取って該複数の放射線画像のそれぞれを表わす複数の
    画像信号を得、該複数の画像信号に基づいて該複数の画
    像信号がそれぞれ担持する前記放射線画像の寸法が互い
    に同一となるように該寸法を補正し、該補正後の画像信
    号に基づいてサブトラクション処理を行なう放射線画像
    のエネルギーサブトラクション方法において、前記放射
    線画像の記録に当たり、前記複数の放射線画像上の互い
    に対応する位置に前記寸法の補正を行なうためのマーク
    が3つ以上ずつ記録された前記複数の放射線画像を記録
    し、 前記寸法の補正に当たり、前記複数の放射線画像のそれ
    ぞれに3つ以上ずつ記録された前記マークの前記放射線
    画像上の位置関係に基づいて、前記放射線画像上の互い
    に異なる2方向について互いに独立した補正量となるよ
    うに前記寸法の補正を行なうことを特徴とする放射線画
    像のエネルギーサブトラクション方法。
  2. (2)放射線を発する放射線源と、被写体が配置される
    被写体配置部と、互いに異なるエネルギー分布を有する
    放射線による複数の放射線画像を記録するための複数枚
    の記録シートが配置される、前記被写体配置部を挟んで
    前記放射線源と対向する位置に設けられたシート保持部
    とからなる記録ユニット、前記記録ユニットにおいて前
    記被写体の放射線画像の記録の行なわれた前記記録シー
    トから、前記被写体の複数の放射線画像のそれぞれを表
    わす複数の画像信号を得る読取りユニット、前記読取り
    ユニットで得られた前記複数の画像信号に基づいて該複
    数の画像信号がそれぞれ担持する前記放射線画像の寸法
    が互いに同一となるように該寸法を補正する寸法補正ユ
    ニット、および前記寸法補正ユニットで寸法の補正の行
    なわれた後の放射線画像を担持する画像信号に基づいて
    サブトラクション処理を行なう演算ユニットを備えた放
    射線画像のエネルギーサブトラクション装置において、
    前記記録ユニットが、前記複数の放射線画像上の互いに
    対応する位置に前記寸法の補正を行なうためのマークが
    3つ以上ずつ記録された前記複数の放射線画像を記録す
    るものであり、 前記寸法補正ユニットが、前記複数の放射線画像のそれ
    ぞれに3つ以上ずつ記録された前記マークの前記放射線
    画像上の位置関係に基づいて、前記放射線画像上の互い
    に異なる2方向について互いに独立した補正量となるよ
    うに前記寸法の補正を行なうものであることを特徴とす
    る放射線画像のエネルギーサブトラクション装置。
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