JPH0415350Y2 - - Google Patents

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JPH0415350Y2
JPH0415350Y2 JP19308786U JP19308786U JPH0415350Y2 JP H0415350 Y2 JPH0415350 Y2 JP H0415350Y2 JP 19308786 U JP19308786 U JP 19308786U JP 19308786 U JP19308786 U JP 19308786U JP H0415350 Y2 JPH0415350 Y2 JP H0415350Y2
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glass plate
outer cylinder
inner cylinder
nozzle
slit
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、長軸方向に沿つて湾曲形状を有する
比較的長大な湾曲ガラス板の洗滌水切り装置に関
する。
〔従来の技術〕
自動車のフロントガラスのような合せガラス
は、ガラス板の曲げ加工後可塑性の膜を中間に挾
み合着させるようにするものであるが、この際湾
曲したガラス板は充分に洗滌し清浄化しなければ
ならず、かかる作業工程においては、通常乾式ブ
ラシ洗滌、洗滌水の噴射による水洗、スポンジロ
ールの使用や気体の吹き付けによる水切りと、各
工程を通過しながら次の合せ工程へと移送、処理
されるものである。また合せ工程終了後も合せ前
の工程と同様な洗滌を行うことが一般に知られて
いる。(例えば実公昭40−23478号公報、特開昭59
−26179号公報参照) 〔考案が解決しようとする問題点〕 上述したガラス板面に気体の吹き付けで水洗後
の水切りを行う方法は、大型車種に使用される湾
曲ガラス板等の場合、ガラス板の曲率と気体を吐
出するスリツトの曲率の違いで、ガラス板面とス
リツトとの間隔がその部位によつて大小を生じ、
間隔の広い部分でのガラス板面は、その位置にお
ける吹き付け圧力が大幅に低下し、その結果水切
り作用の悪化が顕著となり、その対策として、ガ
ラス板の曲率に合せた形状のスリツトを備えるダ
クトをその都度取替えて対処するが、多くの労力
と時間を要し車種の多様化に追従することができ
ないという欠点をもち、他のスポンジロールを使
う方法では、ガラス板の湾曲部に押圧する面圧が
場所によつて均一でなく、水切り斑と薄板ガラス
の破損にもつながるという問題点等、良好な仕上
り状態が要求される合せ工程前の洗滌には幾多の
問題点を有していた。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、搬送中にあるガラス板の対向する上
下位置に回動自在な外筒と気体導入管と連結する
内筒とを配設し、前記外筒には曲率の異なるスリ
ツト状の開口をもつ少なくとも2個以上のノズル
を立設し、該外筒の何れか一つのノズルと連通す
るようにした内筒に貫設する気体排出孔周縁にシ
ール部材を固設した湾曲ガラス板の洗滌水切り装
置を提供するものである。
〔作用〕
上記のような構成により、ガラス板の曲率に合
せたスリツトを有するノズルと気体排出孔とをシ
ール部材によつて継合し、気体導入管より送られ
てくる気体がスリツトよりガラス板面上に均一な
圧力で吹き付けることと、車種変更に伴う湾曲ガ
ラス板については、外筒を回転し、スリツトの曲
率をガラス板の湾曲に合せている他のノズルを選
定することが可能となるものである。
〔実施例〕
第4図に示す如く湾曲したガラス板1は、コン
ベアー2によつて水洗域3から水切り域4へと搬
送され、引続き合せ工程へと移動するものであ
る。
第1図は、湾曲したガラス板1の上下に配設す
る一部切欠および断面を含む片側組立図を示し、
第2図は、ノズル5先端を切欠く組立断面図、第
3図は、片側の内筒7にシール材17の着脱状態
を示した斜視図である。
配管材で製作された外筒6は、円周方向に等分
割して並列状の長手方向に長方形状の開口部11
を貫設したもので、図示した例示では、ノズル5
の充分なる取付強度を得るためにその外周へ開口
部11と同寸法の孔9′をもち、孔9′の周囲に螺
孔を備えたノズル取付板9を前記の開口部11と
孔9′の重合および外筒6に密着させ、その上部
にノズルの付け根断面形状が回転部11と同水法
で取付リブ10をもつノズル5を、ノズル取付板
9上にボルトで螺着するようにしたが、勿論この
外筒6を構成する配管材は単管でもよい。
外筒6に立設した各ノズル5の先端は、ガラス
板1の湾曲に合せた曲率の異なるスリツト8を備
え、かつガラス板1の上段に配設するスリツト8
の形状は、被水切り材の長軸方向における曲面形
状に合わせて凹状、下段は上段に対応して凸状と
し、ガラス板1面とスリツト8の間隔がどの位置
でも略同一となるような凹凸形状とする。湾曲ガ
ラス板1の種類が少なくノズル5に余裕をもつ場
合は、ノズル取付板9の孔9′を盲板10′を用い
て塞ぎ、ノズル5の増設に備えることが計れるも
のである。外筒6の両端側には、円筒状の軸受台
12を外筒6の端部より挿入し、二つ割りのメタ
ル13および図示しないメタルケースおよび取付
台で外筒6を軸支し、外筒6に回転駆動を伝達す
るスプロケツト14と押え金具15を外筒6の端
部より挿入および固定することによつて、外筒6
は回動自在となるものである。
つぎに外筒6を貫通する配管材で製作される内
筒7は、外筒6に設けた開口部11より大きめの
寸法で貫設する気体排出孔16と、その周囲に後
述するシール材17を取付ける螺孔を設け、ゴム
製のシール材17の両面をL字形状の金属製シー
ル補強板18で挾持して気体排出孔16の回りに
螺着することによつて、内筒7に立設したゴム製
のダクトが、外筒6に設けた開口部11と内筒7
の気体排出孔16を継合することができるもので
ある。気体排出孔16は、長手方向の途中に継ぎ
を入れることによつて、シール材17を短くする
ことが可能となり、外筒6の回転で発生しやすい
シール材17の弛みを防ぎ、また内筒7と外筒6
の間に円柱状のガイド部材19を図示しないボル
トで内筒7の外周に螺着することにより、シール
材17を痛めることなく内筒7を外筒6に挿入す
ることができるものである。外筒6に挿入貫通後
の内筒7は、内筒端部の外周を四点で支持する位
置決め金具20の各ボルトで調節しながらガラス
板面側に気体排出孔16を向け、外筒6に立設す
るノズル5のスリツト8とガラス板1の間隔が一
定になる位置で内筒7の両端を固定し、つぎに内
筒7の両側端に溶着した配管フランジ21と図示
しない気体導入管とを連結するものである。
ガラス板1幅に合せるため内外筒が長尺となる
場合は、外筒6の中間に設けるつばフランジ24
を介して適宜連結すればよく、また内筒7につい
ては、その中間においてその内側に嵌合させた継
手管22をリング23の内側に挿入するようにし
て、左右の内筒7を連結するようにすればよく、
内外筒共に随時その板幅に合せて一本化すること
ができるものである。
上記外筒6および内筒7と、これらに連設され
るノズル5およびシール材17の作用を説明す
る。
スリツト8の曲率が、ガラス板1の湾曲と一致
する上下のノズル5を選定して、ガラス板1面に
対向する位置にノズル5を回転すると、内筒7の
両端に連結する図示しない気体導入管より内管7
へと送気された気体が、気体排出孔16、シール
材17、外筒6に貫設する開口部11を経由して
ノズル5の先端スリツト8より常時吐出し、その
気体の吹き付け個所へ水洗後の湾曲したガラス板
1が、コンベアー2を介して到達および通過する
間、ガラス板1の上下に配設されたスリツト8と
ガラス板1との長軸方向すなわち幅方向における
曲率に合致して間隔がほぼ一定となるため、均一
な圧力の気体を幅方向全体に吹き付けることで、
斑のいない水切りができるものである。もし湾曲
したガラス板1の形状変更が発生した時は曲率に
合つた上下ノズル5の位置を図示しないモーター
の回転で伝達されるチエーン14a、スプロケツ
ト14によつて、並設する外筒6を規定の角度ま
で一斉に回転し、固定する内筒7の気体排出孔1
6およびシール材17から、前述の一斉回転によ
つて新たに選定したノズル5を経由してスリツト
8より気体を吐出するもので、湾曲度の異なる数
種類のガラス板1の水切り処理の切替えを容易に
行うことができるものである。
〔考案の効果〕
本考案によれば、気体を吐出するスリツトの形
状を湾曲するガラス板の曲率に合せることで、板
幅方向のガラス板面に均一な圧力をもつ気体の吹
き付けが可能となつて、水切り斑の無い処理が行
えることと、ガラス板の湾曲面に合せたスリツト
をもつ2ケ以上のノズルが外筒に立設され、被水
切り材の曲面に合致させたノズル部位を外筒の回
動によつて、搬送コンベアーを停止することなく
数種類の被水切り材である湾曲ガラス板に合せた
スリツトを容易にその対抗部位に切替えることが
でき、良好な水切り処理による合せ工程の生産歩
留りに著しい向上と、湾曲面の異なるガラス板へ
の切替作業および安全性に、顕著な効果を有する
ものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は、湾曲したガラス板の上下に配設する
片側の切欠および一部断面を示す組立側面図を示
し、第2図は、ノズルの先端を切欠いた内外筒組
立断面図、第3図は、片側の内筒にシール材を着
脱した斜射図、第4図は、湾曲したガラス板の洗
滌処理搬送工程の説明図である。 1……ガラス板、5……ノズル、6……外筒、
7……内筒、16……気体排出孔、17……シー
ル材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 搬送手段により供給されるガラス板の両面に気
    体を噴射して洗滌水を飛散せしめる水切り装置に
    おいて、前記ガラス板面と対向する上下位置に、
    回動自在な外筒と気体導入管と連結する内筒とを
    配設し、前記外筒にはその軸線方向に曲率の異な
    るスリツト状の開口をもつ少なくとも2個以上の
    ノズルを立設し、該外筒の何れか一つのノズルと
    連通するようにした内筒に貫設する気体排出孔周
    縁にシール部材を固設したことを特徴とする湾曲
    ガラス板の洗滌水切り装置。
JP19308786U 1986-12-17 1986-12-17 Expired JPH0415350Y2 (ja)

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JP19308786U JPH0415350Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JP19308786U JPH0415350Y2 (ja) 1986-12-17 1986-12-17

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JPS6398791U JPS6398791U (ja) 1988-06-27
JPH0415350Y2 true JPH0415350Y2 (ja) 1992-04-07

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