JPH0659467B2 - スプレ−洗浄装置 - Google Patents

スプレ−洗浄装置

Info

Publication number
JPH0659467B2
JPH0659467B2 JP60264198A JP26419885A JPH0659467B2 JP H0659467 B2 JPH0659467 B2 JP H0659467B2 JP 60264198 A JP60264198 A JP 60264198A JP 26419885 A JP26419885 A JP 26419885A JP H0659467 B2 JPH0659467 B2 JP H0659467B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
holding shaft
shaft
cleaning
holding
spray
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60264198A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS62125890A (ja
Inventor
富秋 斉藤
雅雄 久保田
欽三 椎野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Konica Minolta Inc
Tsukishima Kikai Co Ltd
Original Assignee
Konica Minolta Inc
Tsukishima Kikai Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Konica Minolta Inc, Tsukishima Kikai Co Ltd filed Critical Konica Minolta Inc
Priority to JP60264198A priority Critical patent/JPH0659467B2/ja
Publication of JPS62125890A publication Critical patent/JPS62125890A/ja
Publication of JPH0659467B2 publication Critical patent/JPH0659467B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、タンク等の物体の内面をスプレー洗浄する装
置に関する。
〔従来の技術〕
製造プロセスにおけるタンク等は、汚染防止のために定
期的に洗浄する必要がある。
この洗浄法の主なものとしては、ブラシ洗浄法(水洗併
用)、溶剤洗浄法、圧力水スプレー洗浄法がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、この種の従来法では、各々一長一短があ
り、満足できる方法が見当らないのが現状である。
すなわち、ブラシ洗浄法では、当初の洗浄効果は高い反
面、経時的なブラシ摩滅による効果の低下と、ブラシ脱
毛分の製品への混入に伴う製品品質の障害とがある。
溶剤洗浄法では、溶剤種類によっては腐食を生じさせる
ことがあり、この腐食防止のために高級材料を用いなけ
ればならないし、また洗浄後の溶剤処理がしばしば問題
となる。
これに対して、スプレー洗浄法は、上記問題はないもの
の、最大の問題点として、洗浄対象面への噴射圧力の不
均一に伴う洗浄ムラ等が生じる。
つまり、いま円筒タンク内面を洗浄しようとするとき、
全周をカバーするため、放射方向に向けて多数のスプレ
ーノズルを配置する必要があるが、スプレーノズルには
その種別によって固有の広がり角度がある。この広がり
角度内において、一般にその中心部の噴射エネルギーが
高く、周辺部では低い。したがって、スプレーノズルの
噴射中心部では良く洗浄されるものの、周辺では洗浄が
不十分となり、全体としてみれば、洗浄ムラが生じる。
そこで、スプレーノズル数を増して洗浄することも考え
られるが、この場合、各ノズルからの吐出圧にアンバラ
ンスを生じ易く、これまた洗浄ムラを生じる結果とな
る。
本発明の主たる目的は、簡易な装置により洗浄ムラを生
じることなく、確実に物品内面全体を洗浄できる洗浄装
置を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点を解決するための本発明は、軸芯から洗浄対
象物体の内面に放射方向に向いた複数のスプレーノズル
を一体的に備えるとともに、少なくとも周方向の所定角
度範囲内において軸芯回りに回転可能に支持された保持
軸と、この保持軸を軸芯方向に沿って移動させる移動手
段と、前記保持軸に沿って固定的に配設され、少なくと
も前記保持軸の移動範囲に渡って連続した波形孔を有す
るカムとを備え、前記保持軸に対して固設された揺動案
内子を前記波形孔に対して係合させ、前記保持軸の軸芯
方向への移動とともに前記保持軸を周方向の所定角度範
囲内において絶えず揺動させるようにしたことを特徴と
するものである。
〔作用〕
本発明に従えば、スプレーノズル群がたとえば上下方向
に移動する過程で揺動首振りを行うので、洗浄対象物体
の内面の高さ方向は勿論のこと、周方向について、たと
えスプレーノズル数が少くとも、全域をカバーして洗浄
水を噴射できる。そして、首振りに伴って、噴射洗浄水
の中心部がまんべんなく周方向に移動するので、洗浄ム
ラがなくなる。また、逆に言えば、少数のスプレーノズ
ルでも洗浄が可能となるから、各ノズルからの吐出圧の
アンバランスがなくなり、この面でも洗浄ムラを防止で
きる。
〔実施例〕
以下本発明を図面を示す実施例によってさらに詳説す
る。
1は洗浄対象物体たとえばタンクで、その形状はたとえ
ば円筒形胴部と上下の腕状部とからなる。タンク1の上
部の腕状部1aには、シールに対るる保持体3が固着さ
れている。この保持体3は、軸受部3aとその上部にお
いて張出すフランジ部3bとを有し、このフランジ部3
b上には鋼板を横断面方形に組み立てたフレーム4が立
設されている。
5は上下方向に沿うスプレーノズル保持軸で、実質的に
管状をなしており、その下部周囲には一部切欠リング状
のノズルヘッダ6が連通管7およびステー8によって保
持されている。連通管7によって、保持軸5内とノズル
ヘッダ6とが連通されている。ノズルヘッダ6には、た
とえば60度間隔で6つの放射スプレーノズル9Aが放
射方向に、またノズルヘッダ6から分岐した分岐管10
の先端に2つの対向スプレーノズル9Bが対向的に、合
計8個のスプレーノズルが取付けられている。
保持軸5は、ブロック11の下端に固着され、そのブロ
ック11の上部にはボールネジナット12が固定されて
いる。このナット12には、ボール13を介してネジ軸
14が螺合している。また保持軸5の内部には下端がメ
クラの内筒15が配され、その下端においてナット12と
一体化されている。さらにブロック11はフレキシブル
ホース(図示せず)と接続される導水管16が取付けら
れ、この導水管16は保持軸5と内筒15との間隙に開
口している。したがって、導水管16を介して圧送され
た洗浄液(水)Wは、上記間隙を抜けて、連通管7およ
びヘッダ6を介して各スプレーノズル9A,9Bからタ
ンク1内面に向けて噴出される。
一方、フレーム4上には、昇降用正逆軸モータ17が設
けられ、その出力はネジ軸14をその軸芯周りに回転さ
せるべくキー18により連結されている。19はフレー
ム4の内面に対して保持されたネジ軸14の軸受であ
る。かくして、モータ17を駆動させ、ネジ軸14に軸
芯周りの回転を与えると、ネジ軸14がナット12と螺合
されている関係上、かつ次述するように、ブロック11
と一体化されたカムフォロア20(揺動案内子)がロー
ラ20aを介してカム21に嵌合してブロック11の位
置決めがなされている関係上、ナット12、ブロック1
1、保持軸4および内筒15は一体的に昇降する。この
昇降限は、フレーム4の上下に取付けられたリミットス
イッチ22,23に、ナット12と一体化された作動板
24が当ることを検知することによって、規制してい
る。
他方で、先に触れたように、ローラ20a付カムフォロ
ア20がブロック11と一体化されている。これに対向
して、上下方向に連続する波形孔21aを有するカム2
1がフレーム4に取付けられ、波形孔21aにローラ2
0aが係合している。
上記のように構成された装置において、モータ17を一
方向に回転させて、ナット12を上限から順次下降させ
る。この下降の過程で、カムフォロア20がローラ20
aを介してカム21の波形孔21aに係合しているの
で、ナット12は、波形孔21aの波幅に相当する角度
分、揺動する。この揺動状態は第3図に明示され、揺動
角θはたとえば48度とされる。
他方で、洗浄水Wは、導水管16から保持軸5内に導入
され、連通管7、ヘッダ6を通って各スプレーノズル9
A,9Bから吐出される。この吐出が連続している間
に、ナット12の下降および揺動に伴って、保持軸4が
下降および揺動すると、各スプレーノズル9A,9Bは
タンク1の内面上部から下部に向って、内面の周方向の
首振りを行いながら、内面を洗浄する。その結果、隣接
するスプレーノズル間において、噴出水の広がりが重な
りがなくとも、各スプレーノズル9Aが首振りするので
タンク1の内面全体をカバーできるばかりでなく、また
噴出水の広がりが重なっているとしても、そのラップ部
分においては、ノズル中心部よりも衝突エネルギー(圧
力、水量)が小さいとしても、ノズルの首振りによっ
て、やがてノズル中心部が臨むので、全体として洗浄ム
ラのない洗浄が可能となる。
また、保持軸4の昇降に際して、保持軸4と一体的に第
1ラックを、対地固定側に第2ラックを平行的に配置
し、それらの間に噛合するピニオンをモータ回転させる
ことによって昇降させることも可能である。
なお、本発明の洗浄対象物品としては、タンクのほか、
管等であってもよく、また内面の横断面形状も円形に限
定されない。洗浄ノズル群は高さ方向に複数段備えてい
てもよい。また、適用プロセスとしては、特にバッチプ
ロセスに公的であるが、このプロセスに限定することな
く使用できる。
〔発明の効果〕
以上の通り、本発明によれば、簡易な装置により洗浄対
象全面を洗浄ムラなく均一な洗浄を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明装置の縦断面図、第2図はII−II線矢視
図、第3図はIII−III線矢視図、第4図は揺動首振り機
構部分の斜視図、第5図はボールネジの一例の断面図で
ある。 1……タンク(洗浄対象物体) 4……フレーム、5……保持軸、6……ヘッダ 9A,9B……スプレーノズル 11……ブロック、12……ナット 14……ネジ軸、16……導水管 17……昇降用モータ、20……カムフォロア 20a……ローラ、21……カム 21a……波形孔、22,23……リミットスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 椎野 欽三 東京都中央区佃2丁目17番15号 月島機械 株式会社内 (56)参考文献 特開 昭61−242655(JP,A) 特開 昭59−27299(JP,A) 特開 昭48−7490(JP,A) 実開 昭54−108899(JP,U) 実開 昭62−119941(JP,U) 実開 昭57−59400(JP,U) 実開 昭61−133284(JP,U) 特公 昭40−20101(JP,B1) 特公 昭50−39935(JP,B2) 米国特許3444869(US,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】軸芯から洗浄対象物体の内面に放射方向に
    向いた複数のスプレーノズルを一体的に備えるととも
    に、少なくとも周方向の所定角度範囲内において軸芯回
    りに回転可能に支持された保持軸と、この保持軸を軸芯
    方向に沿って移動させる移動手段と、前記保持軸に沿っ
    て固定的に配設され、少なくとも前記保持軸の移動範囲
    に渡って連続した波形孔を有するカムとを備え、前記保
    持軸に対して固設された揺動案内子を前記波形孔に対し
    て係合させ、前記保持軸の軸芯方向への移動とともに前
    記保持軸を周方向の所定角度範囲内において絶えず揺動
    させるようにしたことを特徴とするスプレー洗浄装置。
JP60264198A 1985-11-25 1985-11-25 スプレ−洗浄装置 Expired - Lifetime JPH0659467B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60264198A JPH0659467B2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25 スプレ−洗浄装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60264198A JPH0659467B2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25 スプレ−洗浄装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS62125890A JPS62125890A (ja) 1987-06-08
JPH0659467B2 true JPH0659467B2 (ja) 1994-08-10

Family

ID=17399843

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60264198A Expired - Lifetime JPH0659467B2 (ja) 1985-11-25 1985-11-25 スプレ−洗浄装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0659467B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3400570B2 (ja) 1994-10-12 2003-04-28 富士写真フイルム株式会社 記録材料製造装置の殺菌方法
JP4671733B2 (ja) * 2005-03-31 2011-04-20 日立造船株式会社 ボトル洗浄装置

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3444869A (en) 1965-11-04 1969-05-20 John E Guignon Jet cleaning device

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5527329B2 (ja) * 1973-08-15 1980-07-19

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3444869A (en) 1965-11-04 1969-05-20 John E Guignon Jet cleaning device

Also Published As

Publication number Publication date
JPS62125890A (ja) 1987-06-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4806172A (en) Method and apparatus for removing substances adhering to surface
DE2621952C2 (de) Vorrichtung zum Entplattieren und Reinigen von Plättchen oder Substraten
JPH0451381B2 (ja)
CA2062541A1 (en) Apparatus and method for blasting and metal spraying
JPH0659467B2 (ja) スプレ−洗浄装置
KR19990068068A (ko) 압연 가공물의 스케일을 제거하기 위한 장치
JP3522702B2 (ja) スクリュウプレス式濾過装置
CN113327873A (zh) 一种晶圆清洗装置及晶圆清洗方法
JPS63294498A (ja) 筒状体内壁の洗浄方法及び装置
CN210585554U (zh) 一种园林养护用树干喷白机的喷淋结构及喷白机
JPH06151398A (ja) ウエハ洗浄装置
JPH0958461A (ja) 走行車輪装置
JP2812190B2 (ja) ロール洗浄装置
JPH09314572A (ja) 金型洗浄装置とその洗浄方法
JP2021023915A (ja) 容器洗浄装置
WO1997031697A1 (en) Device for treating, in particular washing, gluten or the like
CN211938112U (zh) 一种具备自清洁功能的新材料清洗装置
JPH01251651A (ja) ワーク洗浄・バリ取り装置
CN217222614U (zh) 一种用于电路板的双面清洗装置
JP7236070B2 (ja) ミストジェット装置
CN211802624U (zh) 一种触摸屏蚀刻后清洗装置
CN218360907U (zh) 一种缸体清洗装置
JP3297900B2 (ja) 洗浄・乾燥装置
JPH0825160B2 (ja) 表面の付着物除去装置
JP3788233B2 (ja) コンクリート表面の清掃方法