JPH04153337A - 産業資材用嵩高高密度織物の製造方法 - Google Patents
産業資材用嵩高高密度織物の製造方法Info
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- JPH04153337A JPH04153337A JP2276553A JP27655390A JPH04153337A JP H04153337 A JPH04153337 A JP H04153337A JP 2276553 A JP2276553 A JP 2276553A JP 27655390 A JP27655390 A JP 27655390A JP H04153337 A JPH04153337 A JP H04153337A
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Landscapes
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
- Woven Fabrics (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、産業資材用嵩高高密度織物の製造方法に関し
、さらに詳しくは潜在嵩高複合糸を用いることによって
従来の産業資材用嵩高織物よりもさらに高密度な産業資
材用嵩高高密度織物の製造方法を提供するものである。
、さらに詳しくは潜在嵩高複合糸を用いることによって
従来の産業資材用嵩高織物よりもさらに高密度な産業資
材用嵩高高密度織物の製造方法を提供するものである。
ポリエステル繊維は、種々の優れた特性を有するため、
衣料用のみならず、一般産業資材用途などで広く利用さ
れている。産業資材用途では、製織されたのち、ゴムや
樹脂を付着して複合体として使用される場合が数多くあ
り、例えば特開昭63−12730号公報にみられるよ
うに、糸条表面に嵩高性を付与することによりゴムや樹
脂との接着力を向上させる方法が掃案されている。
衣料用のみならず、一般産業資材用途などで広く利用さ
れている。産業資材用途では、製織されたのち、ゴムや
樹脂を付着して複合体として使用される場合が数多くあ
り、例えば特開昭63−12730号公報にみられるよ
うに、糸条表面に嵩高性を付与することによりゴムや樹
脂との接着力を向上させる方法が掃案されている。
さらに、近年、例えば屋外テントやエアバッグなどにお
いて気密性が高く、かつ高い接着力を有する高密度嵩高
織物を必要とされるようになっ−(きている。
いて気密性が高く、かつ高い接着力を有する高密度嵩高
織物を必要とされるようになっ−(きている。
しかし、これらの要求に対し、従来技術では、原糸で嵩
高性を有するため、高密度に製織することが困難である
うえに高速製織による生産性の向上も望めなかった。他
方、低密度に製織後、高温にて弛緩処理すると嵩高性の
低下により接着力が低下し強力をも低下させてしまうと
いう障害があった。
高性を有するため、高密度に製織することが困難である
うえに高速製織による生産性の向上も望めなかった。他
方、低密度に製織後、高温にて弛緩処理すると嵩高性の
低下により接着力が低下し強力をも低下させてしまうと
いう障害があった。
本発明は、前記従来技術の課題を背景になされたもので
、屋外テント、エアバッグなどの産業用に適した高強力
・高気密性、高接着力を発現する潜在嵩高複合系を用い
た産業資材用嵩高高密度織物を提供することを目的とす
る。
、屋外テント、エアバッグなどの産業用に適した高強力
・高気密性、高接着力を発現する潜在嵩高複合系を用い
た産業資材用嵩高高密度織物を提供することを目的とす
る。
本発明は、乾熱収縮率の異なる二種類のポリエステル糸
条からなる複合糸を用いて産業資材用嵩高高密度織物を
製造するに際し、ポリエステル糸条として80℃の乾熱
収縮率が20%以上である糸条Aと、糸条Aに対して8
0℃の乾熱収縮率の差が次の範囲であって、 10%≦(糸条Aの乾熱収縮率−糸条Bの乾熱収縮率)
520%、 かつ糸条Bの複合糸全体に占める割合が10〜60重量
%である糸条Bを使用し、複合糸全体として5〜100
ケ/mの範囲の交絡部を有するとともに最大引張荷重時
の強度が6 g/d以上である潜在嵩高複合糸を経糸お
よび緯糸に用いて高密度に織成し、該織物に80″C以
下の低温にて弛緩処理を施すことを特徴とする産業資材
用嵩高高密度織物の製造方法である。
条からなる複合糸を用いて産業資材用嵩高高密度織物を
製造するに際し、ポリエステル糸条として80℃の乾熱
収縮率が20%以上である糸条Aと、糸条Aに対して8
0℃の乾熱収縮率の差が次の範囲であって、 10%≦(糸条Aの乾熱収縮率−糸条Bの乾熱収縮率)
520%、 かつ糸条Bの複合糸全体に占める割合が10〜60重量
%である糸条Bを使用し、複合糸全体として5〜100
ケ/mの範囲の交絡部を有するとともに最大引張荷重時
の強度が6 g/d以上である潜在嵩高複合糸を経糸お
よび緯糸に用いて高密度に織成し、該織物に80″C以
下の低温にて弛緩処理を施すことを特徴とする産業資材
用嵩高高密度織物の製造方法である。
本発明で製造する産業資材用嵩高高密度織物を構成する
潜在嵩高複合糸は、二種類のポリエステル糸条からなる
。
潜在嵩高複合糸は、二種類のポリエステル糸条からなる
。
潜在嵩高複合糸を構成する一方の糸条Aば、エチレンテ
レフタレート単位に第3成分を8〜30モル%共重合し
たポリエステルから容易に得ることができる。ポリエチ
レンテレフタレートに共重合させる第3成分としては、
例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピ
ン酸なとの二官能性カルボン酸やネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコールなど
のジオール成分が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。この第3成分の共重合量が8モル未満であ
ると、目的とする収縮率が得られず、一方30モル%を
超えると、公知の方法で行われる固相重金時のチップの
融着や溶融吐出時のチップの噛み込み不良などが発生し
ゃすくなる。
レフタレート単位に第3成分を8〜30モル%共重合し
たポリエステルから容易に得ることができる。ポリエチ
レンテレフタレートに共重合させる第3成分としては、
例えばイソフタル酸、ナフタレンジカルボン酸、アジピ
ン酸なとの二官能性カルボン酸やネオペンチルグリコー
ル、ジエチレングリコール、プロピレングリコールなど
のジオール成分が挙げられるが、これらに限定されるも
のではない。この第3成分の共重合量が8モル未満であ
ると、目的とする収縮率が得られず、一方30モル%を
超えると、公知の方法で行われる固相重金時のチップの
融着や溶融吐出時のチップの噛み込み不良などが発生し
ゃすくなる。
さらに、共重合する第3成分は、一種類に限らず、複数
を組合せ、全共重合量が8〜30モル%となるように共
重合させてもよい。また、これらのポリエステルには、
安定剤、着色剤などの添加剤を含んでいても差し支えな
い。
を組合せ、全共重合量が8〜30モル%となるように共
重合させてもよい。また、これらのポリエステルには、
安定剤、着色剤などの添加剤を含んでいても差し支えな
い。
また、本発明で使用する強度6.0g/d以上の複合糸
を得るためには、糸条Aのポリエステル繊維の極限粘度
〔η〕は0.60以上が好ましく、さらに好ましくは0
.7〜0.8である。
を得るためには、糸条Aのポリエステル繊維の極限粘度
〔η〕は0.60以上が好ましく、さらに好ましくは0
.7〜0.8である。
本発明において使用する他方の糸条Bば、エチレンテレ
フタレート単位が90モル%以上であることが好ましく
、さらに好ましくは95モル%以上である。かかるポリ
エステルとしては、好ましくは10モル%未満、さらに
好ましくは5モル%未満の割合で前述したような共重合
成分を含んでいてもよく、好適にはポリエチレンテレフ
タレートである。このポリエステルには、添加剤を含ん
でいても差し支えない。
フタレート単位が90モル%以上であることが好ましく
、さらに好ましくは95モル%以上である。かかるポリ
エステルとしては、好ましくは10モル%未満、さらに
好ましくは5モル%未満の割合で前述したような共重合
成分を含んでいてもよく、好適にはポリエチレンテレフ
タレートである。このポリエステルには、添加剤を含ん
でいても差し支えない。
また、本発明で使用する強度6.0g/d以上の複合糸
を得るためには、糸条Bのポリエステル繊維の極限粘度
〔η〕は0.80以上が好ましく、さらに好ましくは0
.9〜1.0である。
を得るためには、糸条Bのポリエステル繊維の極限粘度
〔η〕は0.80以上が好ましく、さらに好ましくは0
.9〜1.0である。
これらのポリマーを用い、従来公知の方法で紡糸・延伸
することにより潜在嵩高複合系を構成する糸条Aおよび
糸条Bが得られる。
することにより潜在嵩高複合系を構成する糸条Aおよび
糸条Bが得られる。
本発明に使用する潜在嵩高複合糸を構成する糸条Aは、
80℃の乾熱収縮率が20%以上であり、20%未満で
は糸条Bとの収縮率差が少なく、低温にて弛緩処理を施
しても嵩高性が低く、高い接着性を発現しない。しかし
ながら、あまり高すぎると製織、弛緩処理後に平坦な織
布が得られない。
80℃の乾熱収縮率が20%以上であり、20%未満で
は糸条Bとの収縮率差が少なく、低温にて弛緩処理を施
しても嵩高性が低く、高い接着性を発現しない。しかし
ながら、あまり高すぎると製織、弛緩処理後に平坦な織
布が得られない。
糸条Aの80℃の乾熱収縮率の好ましい範囲は、25〜
30%である。
30%である。
また、もう一方の糸条Bは、糸条Aに対して、80℃の
乾熱収縮率の差が、10%≦(糸条Aの乾熱収縮率−糸
条Bの乾熱収縮率)≦20、である必要がある。糸条A
と糸条Bの乾熱収縮率の差が10%未満であると、嵩高
性が低くなり高接着性が発現せず、一方20%を超える
と、糸条Bの占める割合が過剰に大きくなり、得られる
織物に樹脂を付着させて複合体として使用する場合、樹
脂が流れ込まず気泡が発生しやすくなるので接着力が低
下してくる。
乾熱収縮率の差が、10%≦(糸条Aの乾熱収縮率−糸
条Bの乾熱収縮率)≦20、である必要がある。糸条A
と糸条Bの乾熱収縮率の差が10%未満であると、嵩高
性が低くなり高接着性が発現せず、一方20%を超える
と、糸条Bの占める割合が過剰に大きくなり、得られる
織物に樹脂を付着させて複合体として使用する場合、樹
脂が流れ込まず気泡が発生しやすくなるので接着力が低
下してくる。
さらに、本発明の製造方法において、糸条Bは、その該
複合糸全体に占める割合が10〜60重量%である。糸
条Bの割合が10重量%未満では、低温弛緩処理しても
嵩高性が低く、高接着力が発現せず、一方60重量%を
超えると製織して低温弛緩処理した際に平坦な織布が得
られない。
複合糸全体に占める割合が10〜60重量%である。糸
条Bの割合が10重量%未満では、低温弛緩処理しても
嵩高性が低く、高接着力が発現せず、一方60重量%を
超えると製織して低温弛緩処理した際に平坦な織布が得
られない。
本発明で使用する潜在嵩高複合糸は、5〜100ケ/m
の範囲の交絡部を有する。適度に糸条Aと糸条Bを交絡
させることで、糸条Bの遊離を防ぐとともに糸条Aと糸
条Bとを交絡させることにより、弛緩処理後の糸条内部
に空隙が生じる。
の範囲の交絡部を有する。適度に糸条Aと糸条Bを交絡
させることで、糸条Bの遊離を防ぐとともに糸条Aと糸
条Bとを交絡させることにより、弛緩処理後の糸条内部
に空隙が生じる。
この空隙は、樹脂加工時の樹脂を糸条A内部にも極力多
く浸透させる役目を果たす。糸条Aが絞り込み状態にあ
る場合、殆ど空隙がないと糸条Aの内部への樹脂浸透は
難しく糸条Aの外層部のみの樹脂付着となり接着性が低
下する。交絡部が5ケ/m未満では、糸条Aと糸条Bの
交絡部は殆どないに等しく、糸条Bの分離が起こる。一
方、交絡部が100ケ/mを超えると、糸条Aと糸条B
の区別がつきにくく、そのため糸条Aの直線状繊維が少
なくなり、逆に曲線状の繊維が増加し1%伸長時の応力
が低下する傾向にある。この交絡数は好ましくは20〜
60ケ/mである。
く浸透させる役目を果たす。糸条Aが絞り込み状態にあ
る場合、殆ど空隙がないと糸条Aの内部への樹脂浸透は
難しく糸条Aの外層部のみの樹脂付着となり接着性が低
下する。交絡部が5ケ/m未満では、糸条Aと糸条Bの
交絡部は殆どないに等しく、糸条Bの分離が起こる。一
方、交絡部が100ケ/mを超えると、糸条Aと糸条B
の区別がつきにくく、そのため糸条Aの直線状繊維が少
なくなり、逆に曲線状の繊維が増加し1%伸長時の応力
が低下する傾向にある。この交絡数は好ましくは20〜
60ケ/mである。
また、本発明で使用する潜在嵩高複合糸は、最大引張荷
重時の強度が6g/d以上、好ましくは6.2〜6.7
g/dである。
重時の強度が6g/d以上、好ましくは6.2〜6.7
g/dである。
最大引張荷重時の強度が6g/d未満では、屋外テント
やエアバッグなどの産業資材として使用する場合、耐疲
労性が低く実用上の問題がある。
やエアバッグなどの産業資材として使用する場合、耐疲
労性が低く実用上の問題がある。
本発明で用いる潜在嵩高複合糸は、例えば第1図に示す
装置により得ることができる。
装置により得ることができる。
すなわち、第1図において、前述したような方法で得ら
れる糸条Aとなる原糸1と糸条Bとなる原糸2を用い、
それぞれ第1供給ローラー3.4とコントローラー5.
6との間を通して、混繊ノズル(インクレースノズル)
7にあわせて供給し、さらにコントローラー8と第2供
給ローラー9との間を通してワインダー9.10にて巻
キ取ル。
れる糸条Aとなる原糸1と糸条Bとなる原糸2を用い、
それぞれ第1供給ローラー3.4とコントローラー5.
6との間を通して、混繊ノズル(インクレースノズル)
7にあわせて供給し、さらにコントローラー8と第2供
給ローラー9との間を通してワインダー9.10にて巻
キ取ル。
この際、原糸1と原糸2ともに、第1供給ローラー3な
いし4と第2供給ローラー9との間の周速差において、
定長ないしは1.003〜1.005程度のブレストレ
ッチの状態に調整し同時供給する。ここで、糸条A(原
糸1)は、潜在的に低温での高収縮性を有するため、糸
条A(原糸1)と糸条B(原糸2)を同時供給して得ら
れた複合糸は、顕在的には嵩高性を示さない繊維である
ことが本発明のポイントである。
いし4と第2供給ローラー9との間の周速差において、
定長ないしは1.003〜1.005程度のブレストレ
ッチの状態に調整し同時供給する。ここで、糸条A(原
糸1)は、潜在的に低温での高収縮性を有するため、糸
条A(原糸1)と糸条B(原糸2)を同時供給して得ら
れた複合糸は、顕在的には嵩高性を示さない繊維である
ことが本発明のポイントである。
以上のようにして得られた潜在嵩高複合糸を撚糸し、こ
れを経糸および緯糸に使用して製織し、平織物(タフタ
)としたのち、80℃以下の低温にて弛緩処理すること
により本発明の産業資材用嵩高高密度織物が得られる。
れを経糸および緯糸に使用して製織し、平織物(タフタ
)としたのち、80℃以下の低温にて弛緩処理すること
により本発明の産業資材用嵩高高密度織物が得られる。
また、前記弛緩処理の温度が80℃を超えると嵩高性を
発現する糸条Bが熱により強度の低下を生じるため、弛
緩処理の温度は、好適には60〜80℃である。
発現する糸条Bが熱により強度の低下を生じるため、弛
緩処理の温度は、好適には60〜80℃である。
以下、実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が、本発明はもとよりこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
が、本発明はもとよりこれらの実施例に限定されるもの
ではない。
なお、本実施例に用いた測定値および評価は、次のよう
にして測定または評価した。
にして測定または評価した。
■糸の固有粘度〔η〕1
オルソクロロフェノール100dに対して、糸1.2g
の割合で、温度130℃で溶解し、オストワルド粘度計
を用いて温度25℃で測定した。
の割合で、温度130℃で溶解し、オストワルド粘度計
を用いて温度25℃で測定した。
■嵩高複合糸の引張強度と伸度
引張荷重測定器(テンシロンUTM−II型)を用い、
JIS L−1074−64により測定した。
JIS L−1074−64により測定した。
糸強度(g/d)は、引張荷重測定器で切断時の荷重を
測定し、これを5回繰り返し、その平均荷重を求め、デ
ニールで割って求めた。
測定し、これを5回繰り返し、その平均荷重を求め、デ
ニールで割って求めた。
糸強度−荷重/デニール(g/d)
伸度(%)は、糸強度の測定と同時に切断時の伸度を求
め、これを5回繰り返し、その平均伸度を求めた。
め、これを5回繰り返し、その平均伸度を求めた。
■乾熱収縮率
糸に対し、該糸のデニールの1/10の荷重を付けて吊
るし、長さし。の間隔でマークを付け、それを無緊張状
態で80℃のオーブン中で1分間処理し、処理後の糸に
再び同荷重を付けて吊るしマークの長さを測定した長さ
し、から、収縮率を次式により算出した。
るし、長さし。の間隔でマークを付け、それを無緊張状
態で80℃のオーブン中で1分間処理し、処理後の糸に
再び同荷重を付けて吊るしマークの長さを測定した長さ
し、から、収縮率を次式により算出した。
乾熱収縮率(%)−[:(Ll −L、 )/I−1)
xi、o。
xi、o。
■交絡度
糸に対し、該糸のデニールの1/30の荷重を付けて吊
るし、50cm間隔でマークを付け、その間の交絡部の
数をフックドロップ法で測定した。
るし、50cm間隔でマークを付け、その間の交絡部の
数をフックドロップ法で測定した。
荷重は糸のデニールの1/10の荷重で行い、■
10回の繰り返しで平均個数をだしその平均個数を2倍
してケ/mとして表す。
してケ/mとして表す。
■製織性
レピア型織機を使用し、筬回転数300回転で高速製織
し、1日に停台した回数により評価した(ただし、機械
不良による停止は除いた)。
し、1日に停台した回数により評価した(ただし、機械
不良による停止は除いた)。
○:0〜2回/日
O〜Δ;3〜5回/日
△:6〜8回/日
×:9回以上
■接着性
スコツト耐揉テスターを使用し、3kg荷重で500回
テストし、剥離程度を樹脂と織布との界面を観察し、評
価した。
テストし、剥離程度を樹脂と織布との界面を観察し、評
価した。
○:はとんど剥離なし。
△:やや剥離あり。
△〜×:接着部分はあるが半分位剥離している。
×:はとんど剥離している。
実施例1〜2、比較例1〜6
ネオペンチルグリコール(NPC)を第1表記載の割合
で共重合した、25℃オルソクロロフェノール溶液で測
定した第1表記載の極限粘度のポリエチレンテレフタレ
ートチップを、エクストルーダーで溶融し、孔径0.3
5mmの口金より延伸系の総デニールが第1表記載のデ
ニールとなるようにギアポンプで計量吐出した。吐出さ
れた糸条は、口金下に設けられた長さ300箇、温度2
70℃の加熱雰囲気を通過させたのち、長さ300胴に
わたって相対湿度65%、温度25℃の冷却風を5Nr
rr/分、送風し冷却固化させた。
で共重合した、25℃オルソクロロフェノール溶液で測
定した第1表記載の極限粘度のポリエチレンテレフタレ
ートチップを、エクストルーダーで溶融し、孔径0.3
5mmの口金より延伸系の総デニールが第1表記載のデ
ニールとなるようにギアポンプで計量吐出した。吐出さ
れた糸条は、口金下に設けられた長さ300箇、温度2
70℃の加熱雰囲気を通過させたのち、長さ300胴に
わたって相対湿度65%、温度25℃の冷却風を5Nr
rr/分、送風し冷却固化させた。
冷却固化した糸条は、オイリングローラ−で油剤を付与
したのち、−旦、未延伸糸のパッケージとして、引取り
速度を1,000m/分にて巻き取った。
したのち、−旦、未延伸糸のパッケージとして、引取り
速度を1,000m/分にて巻き取った。
得られた未延伸糸を、加熱した供給ローラーで予熱した
のち、ローラー間で第1段延伸を行ったのち、さらに延
伸気体浴中で第2段の延伸を行ったのち、290m/分
の速度で巻取り、総デニールが第1表記載のデニールの
糸条Aを得た。
のち、ローラー間で第1段延伸を行ったのち、さらに延
伸気体浴中で第2段の延伸を行ったのち、290m/分
の速度で巻取り、総デニールが第1表記載のデニールの
糸条Aを得た。
また、25℃オルソクロロフェノール溶液で測定した第
1表記載の固有粘度のポリエチレンテレフタレートチッ
プ 孔径0.4mmの口金より延伸糸の総デニールが第1表
記載のデニールとなるようにギアポンプで計量吐出した
。吐出された糸条は、口金下に設けられた長さ200胴
、温度350℃の加熱雰囲気を通過させたのち、長さ3
00mmにわたって相対湿度65%、温度25℃の冷却
風を5Nrrr/分、送風し冷却固化させた。冷却固化
した糸条は、オイリングローラ−で油剤を付与したのち
、引き取りローラーで700m/分の速度で引取り、未
延伸繊維を、−旦、巻き取ることなく連続して適性な延
伸倍率で延伸、弛緩熱処理を施したのち、3、300m
/分の速度で巻取り、第1表記載のデニールの糸条Bを
得た。
1表記載の固有粘度のポリエチレンテレフタレートチッ
プ 孔径0.4mmの口金より延伸糸の総デニールが第1表
記載のデニールとなるようにギアポンプで計量吐出した
。吐出された糸条は、口金下に設けられた長さ200胴
、温度350℃の加熱雰囲気を通過させたのち、長さ3
00mmにわたって相対湿度65%、温度25℃の冷却
風を5Nrrr/分、送風し冷却固化させた。冷却固化
した糸条は、オイリングローラ−で油剤を付与したのち
、引き取りローラーで700m/分の速度で引取り、未
延伸繊維を、−旦、巻き取ることなく連続して適性な延
伸倍率で延伸、弛緩熱処理を施したのち、3、300m
/分の速度で巻取り、第1表記載のデニールの糸条Bを
得た。
これらの第1表に示す糸条Aと糸条Bを、第1図に示す
第1供給ローラー3.4(周速200、6m/分)で供
給し、インターレースノズル7(圧縮空気圧5. 0
kg/cIIりで混繊し、第2供給ローラー9で200
m/分で引取り、ワインダー10にて巻き取った。得ら
れた複合糸の物性を第2表に示す。
第1供給ローラー3.4(周速200、6m/分)で供
給し、インターレースノズル7(圧縮空気圧5. 0
kg/cIIりで混繊し、第2供給ローラー9で200
m/分で引取り、ワインダー10にて巻き取った。得ら
れた複合糸の物性を第2表に示す。
この複合糸を撚数150 T/Mで撚糸して経糸、緯糸
として用い、織物密度が経25本/インチ、緯26本/
インチの平織物(タフタ)を作成した。
として用い、織物密度が経25本/インチ、緯26本/
インチの平織物(タフタ)を作成した。
得られた織物を、80℃乾熱浴中で1分間弛緩処理して
嵩高高密度織物を製造した。
嵩高高密度織物を製造した。
この嵩高高密度織物をPVC樹脂で樹脂加工しPVC加
工布としたのち、接着性を評価した。
工布としたのち、接着性を評価した。
結果を第2表に示す。
比較例7
第1表に示す糸条Aと糸条Bを混繊する際、インターレ
ースノズル7を外した以外は、実施例1と同様にして嵩
高高密度織物を製造した。
ースノズル7を外した以外は、実施例1と同様にして嵩
高高密度織物を製造した。
結果を第2表に示す。
比較例8
実施例1において、織物の弛緩処理を100℃の乾熱浴
中で30分間に変更した以外は、実施例1と同様にして
嵩高高密度織物を製造し評価した。
中で30分間に変更した以外は、実施例1と同様にして
嵩高高密度織物を製造し評価した。
結果を第2表に示す。
実施例3
糸条Aの共重合成分をイソフタル酸15モル%とし極限
粘度0.73の共重合ポリエステルを使用する以外は、
実施例1と同様にして嵩高高密度織物を製造し評価した
。結果を第2表に示す。
粘度0.73の共重合ポリエステルを使用する以外は、
実施例1と同様にして嵩高高密度織物を製造し評価した
。結果を第2表に示す。
(以下余白)
〔発明の効果〕
本発明によれば、屋外テント、エアハングなど産業用に
適した、高強力、高気密性、高接着力を発現する産業資
材用嵩高高密度織物を提供することができる。
適した、高強力、高気密性、高接着力を発現する産業資
材用嵩高高密度織物を提供することができる。
第1図は本発明で使用する潜在嵩高複合糸の製造装置の
一例を示す。 3.4:第1供給ローラー 7:インターレースノズル 9:第2供給ローラー 10:ワイングー 特許出願人 帝 人 株式会社 代理人 弁理士 白 井 重 隆
一例を示す。 3.4:第1供給ローラー 7:インターレースノズル 9:第2供給ローラー 10:ワイングー 特許出願人 帝 人 株式会社 代理人 弁理士 白 井 重 隆
Claims (1)
- (1)乾熱収縮率の異なる二種類のポリエステル糸条か
らなる複合糸を用いて産業資材用嵩高高密度織物を製造
するに際し、ポリエステル糸条として80℃の乾熱収縮
率が20%以上である糸条Aと、糸条Aに対して80℃
の乾熱収縮率の差が次の範囲であって、 10%≦(糸条Aの乾熱収縮率−糸条Bの乾熱収縮率)
≦20%、 かつ糸条Bの複合糸全体に占める割合が10〜60重量
%である糸条Bを使用し、複合糸全体として5〜100
ケ/mの範囲の交絡部を有するとともに最大引張荷重時
の強度が6g/d以上である潜在嵩高複合糸を経糸およ
び緯糸に用いて高密度に織成し、該織物に80℃以下の
低温にて弛緩処理を施すことを特徴とする産業資材用嵩
高高密度織物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2276553A JP2813054B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 産業資材用嵩高高密度織物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2276553A JP2813054B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 産業資材用嵩高高密度織物の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04153337A true JPH04153337A (ja) | 1992-05-26 |
JP2813054B2 JP2813054B2 (ja) | 1998-10-22 |
Family
ID=17571096
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2276553A Expired - Lifetime JP2813054B2 (ja) | 1990-10-17 | 1990-10-17 | 産業資材用嵩高高密度織物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2813054B2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990076033A (ko) * | 1998-03-27 | 1999-10-15 | 구광시 | 발수성 고밀도 직물 및 그의 제조방법. |
CN103233312A (zh) * | 2013-03-26 | 2013-08-07 | 桐乡市五丰丝织有限责任公司 | 一种蚕丝蛋白蛋绸缎 |
CN105970412A (zh) * | 2016-06-13 | 2016-09-28 | 信泰(福建)科技有限公司 | 一种涤锦交织镂空面料的配纱方法 |
-
1990
- 1990-10-17 JP JP2276553A patent/JP2813054B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR19990076033A (ko) * | 1998-03-27 | 1999-10-15 | 구광시 | 발수성 고밀도 직물 및 그의 제조방법. |
CN103233312A (zh) * | 2013-03-26 | 2013-08-07 | 桐乡市五丰丝织有限责任公司 | 一种蚕丝蛋白蛋绸缎 |
CN105970412A (zh) * | 2016-06-13 | 2016-09-28 | 信泰(福建)科技有限公司 | 一种涤锦交织镂空面料的配纱方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2813054B2 (ja) | 1998-10-22 |
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