JPH04153027A - 定着部材用フッ素系チューブ - Google Patents

定着部材用フッ素系チューブ

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JPH04153027A
JPH04153027A JP28062590A JP28062590A JPH04153027A JP H04153027 A JPH04153027 A JP H04153027A JP 28062590 A JP28062590 A JP 28062590A JP 28062590 A JP28062590 A JP 28062590A JP H04153027 A JPH04153027 A JP H04153027A
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tube
fluorine
heat
tetrafluoroethylene
roll
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Satoshi Wakinaka
敏 脇中
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は例えば接着性の改良等を図ったフッ素系チュー
ブに関する。
〈従来の技術〉 従来よりフッ素系樹脂製チューブは各種市販され、就中
、テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニ
ルエーテル共重合体(以下rPFA1という)から成形
されたものが好適であった。而して、これらフッ素系チ
ューブは該チューブにより被覆される物品との接着性を
高めるため化学的エツチング、物理的エツチング等によ
る内面処理が行われるケースが多い。特にロール等の被
覆用フッ素系チューブではこれら内面処理により、ロー
ル等との間に介在される接着剤やブライマーの作用を一
層効果的ならしめていた。
〈発明が解決せんとする課題〉 ところがこれらフッ素系チューブにエツチング等の内面
処理を施したものは、その処理強度が高温下で低下する
傾向があり、このため例え接着剤、ブライマー等を介在
させたとしてもロール等、被覆される物品との接着性も
低下をきたし、満足の行く接着強度を得られないおそれ
もあった。
また、例えば複写機等の定着用ヒートロールに使用する
場合はオフセット(前の画像のトナーがヒートロール上
に残る現象)の発生が時として見られ、よりオフセット
発生の少ないフッ素系チュブが求められていた。
〈課題を解決するための手段〉 本発明はこのような現状に鑑かみ高温下での接着性が低
下するおそれがないフッ素系チューブや、例えばオフセ
ットの少ない、前記ヒートロール等に用いるに好ましい
被覆用フッ素系チューブについて検討した結果ついに本
発明に到達した。即ち本発明の特徴とするところは末端
基にCF、を有するテトラフルオロエチレン−パーフル
オロアルキルビニルエーテル共重合体から形成されてな
るフッ素系チューブを得んとする点にある。
本発明に係る末端基にCF3を有するテトラフルオロエ
チレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体
とは、従来のPFAの不安定な木端基[−COF]  
(フッ化カルボニル)や[−CH,OHI  (カルビ
ノール)をフッ素ガス等で処理するいわゆるフッ化処理
等を行うことにより安定な[−CF、]基に置換されて
なるものである。
次に、式によりその1例を示すと次の如くである。
(Rは−COFや−CH。
○I]であり nは適宜の整数) 8弗化処理 (R,は−CF、であり、nは適宜の整数)ここで[−
CFffi ]基は末端基金てに存在するも、その一部
分に存在1−るも自由であるが、やはり[−CF、]基
が末端基の多くの部分に存在するのが好ましいことは当
然である。しかし乍ら弗化処理等を行っても置換されな
い部分が残ることもあるし、[−CF、]基の存在比は
特に制限を受けるものでない。
弗化処理の他に加水分解、熱処理、酸化等の処理により
不安定な木端基を安定化することも可能であり、かかる
処理については自由である。
フッ素系チューブとはチューブ状に製膜し、必要ならば
l軸、2軸等に延伸したものを例示でき、常法により作
成すればよい。
熱収縮性を有するフッ素系チューブの場合、その熱収縮
性は300℃の雰囲気において3分間で、軸方向に25
%以下好ましくはO〜5%程度、円周方向に1%以上好
ましくは5〜25%程度を有するものを例示できる。勿
論この値は特に制限を受けるものでなく、熱収縮性を有
しないものも使用可能である。
こうして作成されたフッ素系チューブは必要ならば被覆
される物品との接着性を向上させるために適宜の内面処
理が行なわれる。好ましい内面処理としては化学的エツ
チング処理を例示でき、例えばナトリウム系エッチッグ
剤が好んで用いられる。こうした内面処理は化学的エツ
チングの他に接着性の向上が期待されるものならば何で
もよい。この際、処理強度をぬれ張力で表わすと、37
ダイン/cm以上、好ましくは43ダイン/cm以上の
ものをあげることができるがこうした値は特に制限を受
けるものでない。本発明に係るフッ素系チューブは前記
の通り好ましくは内面処理が行なわれ、これにより被覆
された物質との間に介在される接着剤、ブライマー等の
接着性物質の作用がより向上し、接着性が一層向上する
のである。このようなフッ素系チューブの接着に関して
は通常高温下で長時間の作業を必要と′1−る場合が多
(5例えばチューブの内面処理にブライマー層等を成形
させ接着性物質とする際には、ブライマーの硬化、乾燥
等に高温、長時間を要するのである。このような際に内
面処理のぬれ張力が低下するとブライマーの作用が弱く
なり、好ましくないので、このようなケースでは本発明
に係るフッ素系チューブは、特に有用である。
かかるフッ素チューブに被覆される物品としてはゴムロ
ール、金属ロール等のロール類を例示でき、特に複写機
用の定着用ゴムロール、定着用ヒートロール等に好んで
用いられるが、特に制限はない。また、例えばロール芯
と、内面処理が施されかつ接着促進のためのブライマー
塗布が施された本発明に係るフッ素系チューブとの間に
適宜のゴム成分を充填してフッ素系チューブ被覆ゴムロ
ールとするような態様もあげることができる。
本発明に係るフッ素系チューブは前記の通り内面処理の
施された状態で使用されるのが好適であるが、この限り
でなく、内面処理を施さず単なるチューブとして、もし
くは熱収縮性チューブとしてもあらゆる用途に適応可能
である。この際熱収縮性チューブはロールカバー用途が
好適なものとして例示できる。
次に本発明に係る実施例を述へることにする。
〈実施例1〉 末端基の大分部にに[−CF、]を有するテトラフルオ
ロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重
合体から押出製膜された厚さ50μの未延伸チューブに
、ナトリウム−ナフタレン錯体を主成分とした有機溶剤
の処理溶液を作用せしめてケミカルエツチング処理を施
し、フッ素系チューブを得た。
〈比較例1〉 PFAを用いる以外実施例1と同様にして同様のチュー
ブを得た。
これらチューブを200℃(熱雰囲気)×90分処理し
、その前後のぬれ張力を第1表に示す。
第    1    表 このことから明らかなように実施例1のものは高温下で
ぬれ張力の低下がほとんどみられない。
〈実施例2〉 円筒金型内に金属芯を同軸状に固定したものの中に、実
施例1で得られたチューブにおける内面処理面に更に液
状ゴムとの接着を促進させるブライマーを塗布したもの
を、前記金属芯と前記ブライマー塗布チューブとが定間
隔となるように固定した。しかる後、その間隙中に面状
のシリコンゴム成分を充填して、所定の熱処理等を施し
、複写機用定着ゴムロールを得た。
〈比較例2〉 比較例1のチューブを用い実施例2と同様にしてゴl\
ロールを得た。
こうして得られたロールは実施例1のものに比してゴム
面とチューブとの接着強度が不十分であった。
〈実施例3〉 アルミニュウム製ロールの表面なサンドブラスト処理し
、ついでMP−9028N (商品名:=井・デュポン
フロロケミカル■製フッ素樹脂受料用ブライマー:組成
:テトラフルオロエチレン/パーフルオロ(アルキルビ
ニルエーテル)コポリマーコロイド粒子とポリアミド酸
とを含む水性分散液)をスプレー塗布し、370℃で焼
成し、ブライマー被覆層を形成した。ついで該ロール上
に実施例1と同じ素材からなり2軸延伸された熱収縮性
チューブ(厚さ50μ、熱収縮率は300℃の雰囲気3
分間で軸方向に2%、円周方向に10%)をかぶせ、ホ
ットスプレーガンにより、一方の端部より温度150℃
で収縮せしめ同チューブをローラ上に密着固定した。つ
いで該ロールを電気炉中に入れ5380℃で焼成し、チ
ューブをロール上に融着した。
こうした得たロールを複写機定着用ヒートロールとして
用いたところオフセット現象が穫めで少なく、従来のP
FAを素材としたものに比へて優れたものであった。
〈発明の結果〉 本発明は以上の通りであり本発明に係るフッ素系チュー
ブは、例えば内面処理を施して用いる場合5高温下でも
その処理強度の低下が少なく、従来のものに比して被覆
される物品どの接着力に格段の優位性がある。
更にこうしたチューブは5例えば複写機等の定着用ヒー
トロールに用いる場合、オフセット現象も少な〈従来に
比して格別の効果がある。
このように本発明に係るフッ素系チューブはあらゆる方
面での用途が期待されているもので、そ の適応範囲は極めて広い。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)末端基にCF_3を有するテトラフルオロエチレ
    ン−パーフルオロアルキルビニルエ ーテル共重合体から成形されてなるフッ素系チューブ。
  2. (2)内面にケミカルエッチング処理が施されてなる請
    求項1に記載のフッ素系チューブ。
JP02280625A 1990-10-18 1990-10-18 定着部材用フッ素系チューブ Expired - Lifetime JP3112283B2 (ja)

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