JPH0415263Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はパチンコホールにおいてパチンコ台上
方の点検口に装着されるパチンコホールにおける
幕板に関するものである。

従来かかる幕板はパチンコ台上方の点検口を被
覆すると共に、各種の飾り板を嵌め込んで宣伝効
果を高める目的で装着されているが、従来の幕板
は裏板と額枠との間に飾り板を挟入せしめた状態
で幕板と額枠を多数の螺子により完全固定せしめ
る様に成していたので、飾り板の取り替え時には
その都度幕板と額枠とを固定せしめている螺子を
全て取り外して額枠と飾り板を分離しなければな
らず、その作業に当たつては額枠と飾り板が不意
に落下しない様に保持しながら行わねばならない
ため非常に手間がかかり、而もパチンコホールに
おける幕板の取付け数は多数に及ぶと共にその装
着部分はパチンコ台の上方の狭い部分であるため
飾り板の取り替え作業を能率的に行わしめること
が出来なかつた。

本考案はかかる欠点に鑑み、裏板の上面部に幕
板本体取付け用の蝶番を固着し、裏板の前面には
下端両側若しくは上端両側を枢支点として額枠を
開閉自在に取付け、該額枠と裏板との間に飾り板
を取り替え自在に挟入支持したパチンコホールに
おける幕板を提供して上記欠点を解消せんとした
ものにして、以下本考案の一実施例を図面に基づ
いて説明すると、 １は幕板本体であり、パチンコホールにおいて
パチンコ台２，２ａ……の上方に開口された点検
口３に対応する大きさの裏板４を設け、該裏板４
の上面部にはアングル状の上枠５を裏面側から螺
子６にて取付け、一方下面部にはチヤンネル状の
下枠７を嵌合せしめると共に、裏面側から同様に
螺子８にて取付け、下枠７前面の立ち上げ部９と
裏板４の前面との間にて飾り板１０を嵌入保持し
得る嵌合凹部１１を形成せしめている。

上記飾り板１０は裏板４と略同大の薄板状の合
成樹脂板等より成り、表面に各種の絵柄を付して
いる。

又上枠５の上面適宜箇所には点検口３上部の桟
１２への幕板本体１取付け用の蝶番１３，１３ａ
の一片を螺着固定せしめ、該蝶番１３，１３ａの
他方を桟１２へ螺子１４，１４ａ……にて固定せ
しめることにより幕板本体１を点検口３に対し開
閉自在に装着せしめる様に成している。

１５は裏板４の外周に嵌合する額枠であり、飾
り板１０の前面周縁部を保持する前枠１６を一体
形成せしめ、下枠７の両端部に折曲形成せしめた
支持片１７に対し額枠１５の下端両側部を外方か
ら対応せしめると共に、ピン１８にて回動自在に
取付け、該ピン１８を枢支点として裏板４に対し
開閉自在ならしめ、又額枠１５は略直角に開口し
た状態において下端後部の係止部１９を下枠７の
後部に当接せしめてかかる開口姿勢を保持せしめ
る様に成している。

又上枠５の上面適宜箇所には螺子孔２０，２０
ａを刻設せしめた止片２１，２１ａを下方へ一体
的に折曲形成せしめ、一方止片２１、２１ａに対
応して額枠１５の上面には螺子孔２０，２０ａに
螺合する止螺子２２，２２ａを嵌め殺しの状態で
回動自在に挿嵌せしめている。

又第６図は他の実施例を示し、ピン１８を上方
両側部に配置せしめ、上部を枢支点と成して額枠
１５を下方から上方へ開閉せしめる様に成してい
る。

尚、額枠１５の開閉枢支点は第７図、第８図に
図示する様に上枠５若しくは下枠７と額枠１５と
の間の両側適宜位置に介装せしめた蝶番１８ａに
よらしめても良い。

次に本考案に係るパチンコホールにおける幕板
の作用について説明する。蝶番１３，１３ａにて
幕板本体１を点検口３上部の桟１２に取付け、パ
チンコ台２，２ａ……の作動調整時には幕板本体
１全体を上方へ回動せしめることにより点検口３
が開口され、又裏板４と額枠１５との間に挟入保
持された飾り板１０の取り替え時には額枠１５を
固定している止螺子２２，２２ａを緩めた後額枠
１５を手前へ引けば該額枠１５はピン１８を枢支
点として下方回動して開口され、額枠１５は略直
角に開口した状態で額枠１５の支持片１７と下枠
７との当接作用により姿勢保持される。

そしてかかる状態において嵌合凹部１１内に嵌
合保持されている飾り板１０を取り外すと共に、
新しい飾り板１０を同様に嵌合凹部１１内に嵌入
せしめた後額枠１５を元の閉口状態に回動復帰せ
しめるのである。

要するに本考案は、裏板４の上面部に幕板本体
１取付け用の蝶番１３，１３ａを固着したので、
パチンコ台２，２ａ……の作動調整時には幕板本
体１を上方回動操作するのみにて点検口３を通し
て内部調整を容易に行わしめることが出来、又裏
板４の前面には下端両側若しくは上端両側を枢支
点として額枠１５を開閉自在に取付け、該額枠１
５と裏板４との間に飾り板１０を取り替え自在に
挟入支持したので、飾り板１０の取り替え時には
額枠１５を前方へ回動操作するのみにてパチンコ
台２，２ａ……が設置してある通路側より飾り板
１０を簡単に取り替えることが出来、かかる取り
替え操作中額枠１５は裏板４に対し枢支保持され
て分離しなくても良いため飾り板１０の取り替え
操作をワンタツチにて短時間の内に完了せしめる
ことが出来、よつて状況を応じて飾り板１０を素
早く取り替え出来ることにより飾り板１０による
宣伝効果を十分に発揮せしめることが出来る等そ
の実用的効果甚だ大なるものである。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の一実施例を示すものにして、第１
図は本考案に係るパチンコホールにおける幕板の
斜視図、第２図は同上開口状態の斜視図、第３図
は第１図のＡ−Ａ断面図、第４図は枢支点の部分
拡大図、第５図は幕板本体の装着状態の斜視図、
第６図は枢支点を上端部に設けた他の実施例を示
す側面図、第７図、第８図は枢支点を蝶番にした
他の実施例を示す図である。 １……幕板本体、２，２ａ……パチンコ台、３
……点検口、４……裏板、１０……飾り板、１
３，１３ａ……蝶番、１５……額枠。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 裏板の上面部に幕板本体取付け用の蝶番を固着
   し、裏板の前面には下端面側若しくは上端両側を
   枢支点として額枠を開閉自在に取付け、該額枠と
   裏板との間に飾り板を取り替え自在に挟入支持し
   たことを特徴とするパチンコホールにおける幕
   板。