JPH04152302A - 光学用樹脂成形体 - Google Patents

光学用樹脂成形体

Info

Publication number
JPH04152302A
JPH04152302A JP2278645A JP27864590A JPH04152302A JP H04152302 A JPH04152302 A JP H04152302A JP 2278645 A JP2278645 A JP 2278645A JP 27864590 A JP27864590 A JP 27864590A JP H04152302 A JPH04152302 A JP H04152302A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
mold
parts
compound
molded article
optical resin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2278645A
Other languages
English (en)
Inventor
Shinobu Nishimoto
西本 忍
Eisuke Hirakawa
平川 栄助
Takashi Kato
隆 加藤
Akio Yamamoto
山本 彰男
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Alpha Technical Research Co
Original Assignee
Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Alpha Technical Research Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd, Alpha Technical Research Co filed Critical Osaka Organic Chemical Industry Co Ltd
Priority to JP2278645A priority Critical patent/JPH04152302A/ja
Publication of JPH04152302A publication Critical patent/JPH04152302A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Polyurethanes Or Polyureas (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、レンズその他の光学用途に適した光学用樹脂
成形体に関するものである。
従来の技術 近時、眼鏡レンズ、カメラレンズ等のレンズのプラスチ
ックス化が急速に進められており、すでに普及している
ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネート、ジエチ
レングリコールビスアリルカーボネートのほか、以下に
例示するような透明性、耐衝撃性および高屈折率を有す
るプラスチックスレンズが続々と提案ないし開発される
ようになってきた。
たとえば、特開昭56−166214号公報(特公昭5
8−14449号公報)には、核ハロゲン置換芳香環が
アルキレングリコール基を介して、メタクロイルオキシ
基またはアクロイルオキシ基と結合したジメタクリレー
トまたはジアクリレート化合物と芳香環を有するラジカ
ル重合可能な1官能性単量体とをラジカル重合開始剤の
存在下に共重合して得られる難燃性高屈折率レンズの製
造方法が示されている。
特開昭57−136602号公報には、イソシアネート
化合物とヒドロキシル基を含有する不飽和化合物との反
応生成物を付加重合させて得られるウレタン樹脂を素材
とした屈折率1.45〜1.70、アツベ数35〜60
のウレタン樹脂系プラスチックスレンズが開示されてい
る。
特開昭59−87126号公報には、ビスフェノールA
および/またはビスフェノールFとエピクロルヒドリン
との縮合によって得られるエポキシ樹脂を(メタ)アク
リル酸と反応させて得られるエポキシ(メタ)アクリレ
ート、1分子中に2個以上のアリル基またはアリリデン
基を有する化合物、1分子中に2個以上のメルカプト基
を有する化合物、およびラジカル重合開始剤よりなる組
成物からレンズを製造する方法が示されている。
特開昭59−87127号公報には、上記のエポキシ(
メタ)アクリレートにビニル系モノマーを配合して得た
硬化性組成物を鋳型に注入し、活性化エネルギー線を照
射して硬化させることにより、レンズを製造する方法が
示されている。特開昭59−87128号公報には、上
記のエポキシ(メタ)アクリレートに脂肪族多価アルコ
ールの(メタ)アクリル酸エステルを混合した硬化性組
成物を鋳型に注入し、活性化エネルギー線を照射して硬
化させることにより、レンズを製造する方法が示されて
いる。さらに特開昭59−87129号公報には、上記
のエポキシ(メタ)アクリレートを鋳型に注入し、活性
化エネルギー線を照射して硬化させることにより、レン
ズを製造する方法が示されている。
特開昭60−103301号公報には、テトラハロゲン
ビスフェノールAジアリルカーボネート−(メタ)アク
リル酸付加物と単官能性モノマーとの共重合体からなる
高屈折率レンズ用樹脂が開示されている。
特開昭61−200501号公報には、テトラブロムビ
スフェノール類のアルキレンオキシド付加物、ヒドロキ
シアルキル(メタ)アクリレートおよび無黄変性芳香核
含有ポリイソシアネート化合物を必須成分とする反応性
混合物または反応中間物を注型し、硬化反応を行ってプ
ラスチックレンズを製造する方法が開示されている。
特開昭62−73201号公報には、2.2−ビスフェ
ノールスルホン(ビスフェノールS)誘導体のモノヒド
ロキシモノ(メタ)アクリレートと多室能イソシアネー
トを反応させたウレタン化(メタ)アクリルモノマーを
ビニル重合して得た高屈折率プラスチックレンズにつき
開示がある。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、これらの光学用レンズは、透明性、屈折
率、アツベ数、耐衝撃性を特徴とする請求特性およびコ
スト上の問題の全てを必ずしも解決しているものではな
かった。
また、これら以外にさらに別のレンズ用樹脂が得られれ
ば、選択肢がそれだけ広がり、複雑かつ高度化する市場
の要求に対処することができる。
この観点から、本出願人らはすでに、[テトラハロゲン
化ビスフェノールA・エピクロルヒドリン重縮合物]の
(メタ)アクリル酸付加反応物(A) 15よびポリイ
ソシアネート化合物(Blを主成分とし、さらにスチレ
ン系モノマー(C)または該スチレン系モノマー(C)
と0−フェニルフェノールグリシジルエーテルfD)と
を任意成分として含んでもよい組成物の三次元化反応物
からなる光学用樹脂成形体につき特願平1−20861
5号として特許出願を行っている。
この光学用樹脂成形体は、品質的にはすぐれているもの
の、その成形に際し硬化物がガラスモールドに付着する
ため、ガラスモールド面を予めシリコーン等の離型剤で
処理することが必要であった。この離型処理は、工程が
一つ増えるので工業的にはそれだけ不利になる上、ガラ
スモールドが微妙な曲率を有する面であることから均一
な処理が必ずしも容易ではなく、また離型剤が過剰に付
着すると、得られる光学用成形体の性能を損なうことが
あった。
本発明は、このような状況に鑑み、ガラスモールドに離
型処理を行わなくても型離れが可能であり、しかも各種
の要求特性をバランス良く備えた光学用樹脂成形体を提
供することを目的とするものである。
課題を解決するための手段 本発明の光学用樹脂成形体は、分子内に少なくとも1個
の反応性基と3個のメチル基を有しかつその3個のメチ
ル基のうち2〜3個が同一炭素原子に結合している分岐
メチル基含有反応性化合物(El を配合した硬化性組
成物の反応物からなるものである。
以下本発明の詳細な説明する。
硬化性組成物としては、光学用レンズ製造用の種々の組
成物が用いられるが、[テトラハロゲン化ビスフェノー
ルA・エピクロルヒドリン重縮合物]の(メタ)アクリ
ル酸付加反応物(A)、ポリイソシアネート化合物(B
l および反応性稀釈剤(C)を主成分とするもの、あ
るいはこれにさらにフェノール系化合物(D)を含むも
のが好適に用いられる。以下各成分を順に説明する。
[テトラハロゲン化ビスフェノールA・エピクロルヒド
リン重縮合物]の(メタ)アクリル酸付加反応物(A)
は、テトラブロモビスフェノールA・エピクロルヒドリ
ン重縮合物やテトラクロロビスフェノールA・エピクロ
ルヒドリン重縮合物に、アクリル酸または/右よびメタ
クリル酸を反応させることにより得られる。
ここで[テトラハロゲン化ビスフェノールA・エピクロ
ルヒドリン重縮合物1は、1モルのテトラハロゲン化ビ
スフェノールAと2〜1.2モルのエピクロルヒドリン
とが反応した反応物であることが好ましく、−数式で表
わせば下記のようになる。なお、反応に際しエピクロル
ヒドリンを過剰に用いることは可能であるが、過剰のエ
ピクロルヒドリンは未反応物として除かれる。エピクロ
ルヒドリンの過少は、得られる重縮合物が高分子量とな
るので避けるべきである。
式中、XはCρまたはBrであり、後者のBrの方が好
ましい、nは0〜5(好ましくは0〜3)の整数である
。なお、上記重縮合物はnの異なるものの混合物であっ
てもよく、むしろその方が望ましいことが多い。
ポリイソシアネート化合物(B)としては、ヘキサメチ
レン−1,6−ジイソシアネート、インホロンジイソシ
アネート、2.2゜4−トリメチルへキサメチレンジイ
ソシアネート、4.4°−ジシクロヘキシルメタンジイ
ソシアネート、リジンジイソシアネートメチルエステル
、キシリレンジイソシアネート、テトラメチルキシリレ
ンジイソシアネート、ビス(インシアネートメチル)シ
クロヘキサン、トリレンジイソシアネート、4゜4゛−
ジフェニルメタンジイソシアネートをはじめとする種々
のジイソシアネートが用いられる。
そのほか、ヘキサメチレンジイソシアネートのビウレッ
ト化反応生成物、ヘキサメチレンジイソシアネートとト
リメチロールプロパンとの・反応アダクト体、2−イソ
シアネートエチル−2,6−ジイツシアネートヘキサノ
エート、1.6.11−ウンデカントリイソシアネート
、インホロンジイソシアネートとトリメチロールプロパ
ンとの反応アダクト体、キシリレンジイソシアネートと
トリメチロールプロパンとの反応アダクト体、ビス(イ
ソシアネートメチル)シクロヘキサンとトリメチロール
プロパンとの反応アダクト体などの3官能以上のインシ
アネートなども用いることができる。
反応性稀釈剤(C)としては、スチレン系モノマーまた
はエステル系モノマーが用いられる。
ここでスチレン系モノマーとしては、スチレン、メチル
スチレン、メトキシスチレン、ブロムスチレン、ジブロ
ムスチレン、トリブロムスチレン、クロルスチレン、ジ
クロルスチレン、トリクロルスチレンなどがあげられ、
エステル系モノマーとしては、ジアリルフタレート、ジ
アリルイソフタレート、酢酸ビニルなどがあげられる。
スチレン系モノマーとエステル系モノマーとを対比する
と、−数的には前者の方が良い結果を与える。
フェノール系化合物(D)としては、0−フェニルフェ
ノール、p−フェニルフェノール、スチレン化フェノー
ル、トリベンジルフェノール、0−フェニルフェノール
グリシジルエーテルなどが用いられる。このうち0−フ
ェニルフェノールグリシジルエーテルは、式 で表わされる化合物であり、本発明の目的に特に有用で
ある。
そして本発明においては、硬化性組成物、殊に上記各成
分からなる硬化性組成物に、さらに分岐メチル基含有反
応性化合物fE)を配合する。
分岐メチル基含有反応性化合物(El とは、分子内に
少なくとも1個の反応性基と3個のメチル基を有しかつ
その3個のメチル基のうち2〜3個が同一炭素原子に結
合している化合物を言い、代表的なものとしては、ジア
セトンアルコール、t−ブチルアルコールおよびピバリ
ン酸ビニルがあげられるこれらの化合物の化学式は次の
通りである。
HI CH。
ジアセトンアルコール t−ブチルアルコールピバリン
酸ビニル (A)に対する(Blの反応モル比は、NGO10H比
が0.1〜2.0、好ましくは0.8〜1.2となるよ
うにする。
(A) : IC)の重量比は、60 : 40〜90
:lOの範囲から選択することが望ましい。
各成分の割合を上記のような範囲に設定することにより
、本発明の目的に最も適した反応物が得られる。
(D)を用いるときは、その使用量は(^)に対し30
重量%以下が適当であり、特に好ましい範囲は10〜2
5重量%である。(D)の併用は屈折率向上の点で好ま
しいが、その過多は耐熱性、耐溶剤性、耐衝撃性の低下
の原因となる。
(E)の配合量は、組成物全体に対し0.1〜5重量%
、好ましくは0.2〜3重量%に設定する。
(Elの過少は離型性付与等の改良効果を欠き、(El
の過多は光学的特性のバランスを崩すおそれがある。
上述の各成分を、重合開始剤、N G Olo H反応
触媒、紫外線吸収剤、酸化防止剤、帯電防止剤、染料、
安定剤などの存在下に予備重合し、ついでモールドに注
型して溶存ガスを脱気したのち加熱硬化すれば、目的と
する三次元化反応物の成形体が製造できる。ただし、予
備重合は省略することも多い。
重合開始剤としては、ラウロイルパーオキサイド、ベン
ゾイルパーオキサイド、p−クロロベンゾイルパーオキ
サイド、2.4−ジクロロベンゾイルパーオキサイド、
ジイソプロピルオキシカーボネート、ジー2−エチルヘ
キシルパーオキシカーボネート、t−ブチルパーオキシ
ビバレート、アゾビスイソブチロニトリル、アゾビス(
2,4−ジメチルバレロニトリル)、7’/ビスシクロ
ヘキサンナイトレートをはじめ、種々の開始剤が使用で
きる0重合開始剤の使用量は、上記各成分の合計量に対
し0.O1〜0.5重量%程度が適当であるが、必ずし
もこの範囲に限られない。
N COlo H反応触媒としては、ナフテン酸コバル
ト、ジメチルチンジクロライド、ジブチルチンジラウレ
ート、スタナスオクトナート、塩化第一スズ、三塩化ア
ンチモンなどが例示できる。
N G Olo H反応触媒の使用量は、(A)および
fB)の合計量に対し0.O1〜0.2重量%程度が適
当であるが、必ずしもこの範囲に限られない、このN 
G Olo H反応触媒は、使用を省略することもでき
る。
予備重合を行うときは、その反応温度は室温ないし55
℃程度、殊に40〜50℃程度が適当である。モールド
内での反応温度は室温ないし120℃程度、殊に40〜
110℃程度とし、硬化反応中、徐々にまたは段階的に
温度を上げていくことが好ましい。
硬化反応終了後は、モールドを徐々に冷却し、成形体を
取り出す。
このようにして得られる本発明の光学用樹脂成形体は、
眼鏡用レンズとして有用であり、そのほか、カメラ用レ
ンズ、拡大鏡、偏光レンズ、ホトクロミックレンズ、回
折格子、プリズムなどとしても用いることができる。
得られた光学用樹脂成形体にさらに反射防止加工、ハー
ドコート、防曇性付与加工、耐薬品処理、染色調光加工
、帯電防止処理などの表面加工または処理を施すことも
できる。
作   用 上記各成分を反応させることにより、(AlのOH基と
(81のNGO基との間の反応、fA)のアクリロイル
オキシ基またはメタクリロイルオキシ基の重合反応、(
C1の単独重合反応、(C)の (A)や (B)また
はその反応物へのグラフト重合などの諸反応が競合して
進行し、(Dl を併用するときは、そのエポキシ基の
少なくとも一部も反応に加わる。そして、(ε)がOH
基を有するときは。
fEl と(BlのNCO基との間の反応も起こり、(
Elがビニル基を有するときは、(El とfAlや(
C1との共重合反応も起こる。
このように、種々の反応が競合して反応は進行し、その
結果、複雑な三次元化反応物が得られる。
本発明の光学的樹脂成形物において、(Elは反応によ
り三次元化反応物に組み込まれるが、fElは硬化の成
形体がモールドに付着するのを防止する内部離型剤の作
用を果たす上、組成物全体の相溶性を向上させる作用を
示し、さらには系の低粘度化にも貢献する。
実  施  例 次に実施例をあげて本発明をさらに説明する。
以下「部」とあるのは重量部である。
各特性値は、プラスチックスレンズの試験または評価に
用いられる通常の方法により測定した。
なお、各特性のうち屈折率n%Oおよびアツベ数シロの
測定方法を念のため次に示す。
尿」L星ff アツベの屈折計を用いて20℃における屈折率を測定し
た。接触液にはモノブロムナフタリンを用いた。
び6562.7 AのC線での温度20℃における屈折
率n5 、rlp * ncより2次式に従って計算し
た。
ν o   =   (r+o−1)/(nr−nc)
実施例1 重縮合度nが平均0.22の[テトラブロモビスフェノ
ールA・エピクロルヒドリン重縮合物]にメタクリル酸
を反応させた付加反応物(Al 41.4部を、スチレ
ン(C117,7部で稀釈した後、キシリレンジイソシ
アネート(Bl 9.4部、ジアセトンアルコール(E
l O,96部、重合開始剤(日本油脂株式会社製のバ
ーロイルTCPI O,1部、紫外線吸収剤(共同薬品
株式会社製+7) VIOSORB−52010,07
部、酸化防止剤(チバ・ガイギー社製のイルガノックス
1076) 0.05部を室温にて混合溶解させた。
この混合液を、離型剤処理されていないガラスモールド
に注入した。
ついで、40℃から55℃までを12時間、55℃から
60℃までを2時間、60℃から70℃までを2時間、
70℃から90℃までを1時間、90℃で1時間、それ
ぞれ昇温、加熱して硬化させ、徐々に冷却し、モールド
から取り出した。
実施例2 VIOSORB−5200,07部G、: 代、t テ
I M 化成工業株式会社製の紫外線吸収剤ハリソーブ
U−101を用い、イルガノックス1076 0.05
部に代えてチバ・ガイギー社製の酸化防止剤イルガノッ
クス2450.06部を用いたほかは実施例1を繰り返
した。
実施例3 重縮合度nが平均0.22のしテトラブロモビスフェノ
ールA・エピクロルヒドリン重縮合物]にメタクリル酸
を反応させた付加反応物+A141.4部を、スチレン
(C) 17.7部で稀釈した後テトラメチルキシリレ
ンジイソシアネート(B19.4部、ジアセトンアルコ
ール(El O,,96部、重合開始剤(日本油脂株式
会社製のバーロイルL)0.06部、ジブチルチンジラ
ウレート a、aat部、紫外線吸収剤(チバ・ガイギ
ー社製のチヌビン32810.07部、酸化防止剤(チ
バ・ガイギー社製のイルガノックス245)0.06部
を室温にて混合溶解させた。
この混合液を温度40℃で2時間予備重合させた後、離
型剤処理されていないガラスモールドに注入した。
ついで、50℃から60℃までを10時間、60℃から
70℃までを4時間、70℃から80℃までを2時間、
80℃から110℃までを2時間、110”Cで1時間
、それぞれ昇温、加熱して硬化させ、徐々に冷却し、モ
ールドから取り出した。
実施例4 バーロイルL  O,06部に代えて日本油脂株式会社
製の重合開始剤パーロイルTCP  0.06部を用い
、イルガノックス245 0.06部に代えてチバ・ガ
イギー社製の酸化防止剤イルガノックス10760.0
6部を用いたほかは実施例1を繰り返した。
実施例5 重縮合度nが平均0.22の[テトラブロモビスフェノ
ールA・エピクロルヒドリン重縮合物]にメタクリル酸
を反応させた付加反応物(A) 26.0部を、ジアリ
ルフタレート(C124,0部で稀釈した後、キシリレ
ンジイソシアネート(B) 5.0部、ジアセトンアル
コール0.82部、重合開始剤(日本ヒドラジン工業株
式会社製のABN−V) 0.07部、紫外線吸収剤(
共同薬品株式会社製(7) VIOSORB−5201
0,06部、酸化防止剤(チバ・ガイギー社製のイルガ
ノックス10)6) 0.05部を室温にて混合溶解さ
せた。
この混合液を、離型剤処理されていないガラスモールド
に注入し、以下実施例1と同じ条件で昇温、加熱、硬化
を行った。
実施例6 付加反応物(A)の仕込み量を24.0部とし、ジアリ
ルフタレート24.0部に代えてジアリルイソフタレー
ト26.0部を用いたほかは実施例5を繰り返した。
以上の実施例1〜6で得られた成形体は、いずれも強靭
で、透明性は高(、耐衝撃性、切削性、研磨性も良好で
あった。
また、実施例1〜6においては離型剤処理されていない
ガラスモールドを用いたにかかわらず、硬化物のモール
ドからの取り出しを円滑に行うことができた。
ちなみに、ジアセトンアルコール(E)のみを配合しな
いほかは実施例1〜6を繰り返したときは、離型剤処理
されていないガラスモールドを用いると、硬化物のモー
ルドからの取り出しが困難になる上、各成分混合時の相
溶性が実施例1〜6に比してはやや小さく、また系の粘
度も実施例1〜6に比しわずかに高かった。
実施例1〜6で得られた成形体のレンズ特性を第1表に
示す。
第 表 実施例7 重縮合度nが平均0.22の[テトラブロモビスフェノ
ールA・エピクロルヒドリン重縮合物]のメタクリル酸
付加反応物(Al 35.0部を、スチレンfc) 1
5.0部で稀釈した後、スチレン化フェノールFD11
0.0部、ヘキサメチレン−1,6−ジイツシアネーh
 (Bl 6.0部、ジアセトンアルコール(El O
,82部、重合開始剤(日本ヒドラジン工業株式会社製
の八BN−V)0.12部、ジブチルチンジラウレ−1
−0,0036部、紫外線吸収剤(共同薬品株式会社製
(7) VloSORB−52010,11部、酸化防
止剤(チバ・ガイギー社製のイルガノックス1076)
 0.06部を室温にて混合溶解させた。
この混合液を離型剤処理されていないガラスモールドに
注入し、以下実施例1と同じ条件で昇温、加熱、硬化を
行った。
実施例8 スチレン化フェノール(D) 1G、0部に代えてトリ
ベンジルフェノール(Dl 10.0部を用いたほかは
実施例7を繰り返した。
実施例9 スチレン化フェノール(D) 10.0部に代えて0−
フェニルフェノールCD110.0部を用いたほかは実
施例7を繰り返した。
実施例10 スチレン化フェノール(Dl 10.0部に代えて〇−
フェニルフェノールグリシジルエーテルCD110.0
部を用いたほかは実施例7を繰り返した。
実施例11 重縮合度nが平均0.22の[テトラブロモビスフェノ
ールA・エピクロルヒドリン重縮合物]のメタクリル酸
付加反応物(Al 35.0部をスチレン(C) 15
.0部で稀釈した後、スチレン化フェノールfDl t
o、o部、キシリレンジイソシアネート(B)6.7部
、ジアセトンアルコールfE) 0.82部、重合開始
剤〔日本ヒドラジン工業株式会社製のへBN−MlO1
12部、紫外線吸収剤(共同薬品株式会社製のVIOS
ORB−52010,11部、酸化防止剤(チハ・カイ
ギー社製のイルガノックス1076) 0.06部を室
温にて混合溶解させた。
この混合液を離型剤処理されていないガラスモールドに
注入し、以下実施例1と同じ条件で昇温、加熱、硬化を
行った。
実施例12 スチレン化フェノール(D) 1o、o部に代えてトリ
ベンジルフェノール(Dl 10.0部を用いたほかは
実施例11を繰り返した。
実施例13 スチレン化フェノール(D) 10.0部に代えて0−
フェニルフェノール(D) 10.0部を用いたほかは
実施例11を繰り返した。
実施例14 スチレン化フェノール(DI io、o部に代えて。−
フェニルフェノールグリシジルエーテル(Dl 10.
0部を用いたほかは実施例11を繰り返した。
実施例15 重縮合度nが平均0.22の[テトラブロモビスフェノ
ールA・エピクロルヒドリン重縮合物]のメタクリル酸
付加反応物(Al 24.0部をジアリルイソフタレー
トfc) 26.0部で稀釈した後、。−フェニルフェ
ノールグリシジルエーテル(D) 10.0部、ヘキサ
メチレン−1,6−ジイソシアネート(B)6.0部、
ジアセトンアルコール(E) 0.82部、重合開始剤
(日本ヒドラジン工業株式会社製のABN−V)0.1
2部、紫外線吸収剤(共同薬品株式会社製のVloSO
RB−52010,11部、酸化防止剤(チハーカ−(
ギー社製のイルガノックス1076) 0.06部を室
温にて混合溶解させた。
この混合液を離型剤処理されていないガラスモールドに
注入し、以下実施例1と同じ条件で昇温、加熱、硬化を
行った。
以上の実施例7〜15で得らハた成形体は、いずれも強
靭で、透明性は高く、耐衝撃性、切削性、研磨性も良好
であった。
また、実施例7〜15においては離型剤処理されていな
いガラスモールドを用いたにかかわらず、硬化物のモー
ルドからの取り出しを円滑に行うことができた。
ちなみに、ジアセトンアルコール(E)のみを配合しな
いほかは実施例7〜15を繰り返したときは、離型剤処
理されていないガラスモールドを用いると、硬化物のモ
ールドからの取り出しが困難になる上、各成分混合時の
相溶性が実施例7〜15に比してはやや小さく、また系
の粘度も実施例7〜15に比しわずかに高かった。
実施例7〜15で得られた成形体のレンズ特性を第2表
に示す。
第 表 実施例16〜17 ジアセトンアルコール(El O,82部に代久て1−
ブタノール0.82部(実施例16)、ピバリン酸ビニ
ル0.82部(実施例17)を用いたほかは実施例15
を繰り返したところ、実施例15とほぼ同様かそれに準
する結果が得られた。
実施例18〜19 【テトラブロモビスフェノールA・エピクロルヒドリン
重縮合物]のメタクリル酸付加反応物(Al として、
重縮合度nが平均0.39のもの(実施例18)、重縮
合度nが平均1.56のもの(実施例19)をそれぞれ
24,0部用いたほかは実施例15を繰り返したところ
、実施例15とほぼ同様かそれに準する結果が得られた
発明の効果 本発明の光学用樹脂成形体は、その製造にあたり、硬化
性組成物中に分岐メチル基含有反応性化合物(E)を配
合する工夫を行っているため、ガラスモールドに離型処
理を行わなくても円滑な離型性を有し、工程の簡略化の
点でも、得られる光学用樹脂成形体の表面特性の点でも
有利となる。加えて、分岐メチル基含有反応性化合物(
Elの配合により、硬化性組成物全体の相溶性が向上し
、さらには系の低粘度化も図られ、成形操作がより行い
やすくなる。
そして本発明の光学用樹脂成形体は、プラスチックスレ
ンズとしての性能のうち最も重要な屈折率およびアラへ
数の点で極めてすぐれている。
また、強靭性、透明性、耐衝撃性、切削性、研磨性等の
性質も良好であり、 プラスチックスレンズ として要求される緒特性を全てバランス良く備えている

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、分子内に少なくとも1個の反応性基と3個のメチル
    基を有しかつその3個のメチル基のうち2〜3個が同一
    炭素原子に結合している分岐メチル基含有反応性化合物
    (E)を配合した硬化性組成物の反応物からなる光学用
    樹脂成形体。 2、硬化性組成物が、[テトラハロゲン化ビスフェノー
    ルA・エピクロルヒドリン重縮合物]の(メタ)アクリ
    ル酸付加反応物(A)、ポリイソシアネート化合物(B
    )および反応性稀釈剤(C)を主成分とするものである
    請求項1記載の光学用樹脂成形体。 3、硬化性組成物が、さらにフェノール系化合物(D)
    を含むものである請求項2記載の光学用樹脂成形体。 4、分岐メチル基含有反応性化合物(E)が、ジアセト
    ンアルコール、t−ブチルアルコールおよびピバリン酸
    ビニルよりなる群から選ばれた少なくとも1種の化合物
    である請求項1記載の光学用樹脂成形体。 5、反応性稀釈剤(C)が、スチレン系モノマーまたは
    エステル系モノマーである請求項2記載の光学用成形体
    。 6、フェノール系化合物(D)が、o−フェニルフェノ
    ールグリシジルエーテルである請求項3記載の光学用成
    形体。
JP2278645A 1990-10-16 1990-10-16 光学用樹脂成形体 Pending JPH04152302A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2278645A JPH04152302A (ja) 1990-10-16 1990-10-16 光学用樹脂成形体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2278645A JPH04152302A (ja) 1990-10-16 1990-10-16 光学用樹脂成形体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH04152302A true JPH04152302A (ja) 1992-05-26

Family

ID=17600168

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2278645A Pending JPH04152302A (ja) 1990-10-16 1990-10-16 光学用樹脂成形体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH04152302A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015194547A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日東電工株式会社 光学部品用樹脂組成物およびそれを用いた光学部品

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015194547A (ja) * 2014-03-31 2015-11-05 日東電工株式会社 光学部品用樹脂組成物およびそれを用いた光学部品

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4487904A (en) Urethanized acrylic resin material for plastic lens and lens composed thereof
US5908876A (en) Optical resin composition comprising a thiourethane prepolymer and use thereof
US4812032A (en) Highly-refractive plastic lens
US4721377A (en) Highly-refractive plastic lens
US5384380A (en) Polymerizable compositions and high refractive plastic lens obtained therefrom
JPH0352488B2 (ja)
JPH10114825A (ja) 光学樹脂用組成物およびその用途
EP0134861B1 (en) Resin material for plastic lens and lens composed thereof
JP2726325B2 (ja) プラスチックレンズ用組成物
EP0498010B1 (en) Optical resin articles
JP2961158B2 (ja) 光学用樹脂成形体
JPH07206974A (ja) 重合性組成物およびそれより得られる高屈折率プラスチックレンズ
JPH04152302A (ja) 光学用樹脂成形体
JP2003506500A (ja) 透明ポリマー基板製造用重合性組成物、これにより得られる透明ポリマー基板およびそのレンズへの使用
JPH1114801A (ja) 合成樹脂製レンズ
JP2760624B2 (ja) プラスチックレンズ用組成物
JPH0664201B2 (ja) プラスチックレンズの製造方法
JP3524739B2 (ja) 眼鏡レンズ用組成物および眼鏡レンズ
JPH03215512A (ja) 注型重合用樹脂組成物
JP3578418B2 (ja) 樹脂組成物、レンズ用組成物及びその硬化物
JPH03255117A (ja) プラスチックレンズ用組成物
JPH01309001A (ja) プラスチックレンズ材料
JPH0532735A (ja) プラスチツクレンズ用組成物およびプラスチツクレンズの製造方法
JPS6329701A (ja) 高屈折率樹脂レンズ
JPS58168614A (ja) プラスチツクレンズ用樹脂