JPH04151143A - ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 - Google Patents

ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法

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Publication number
JPH04151143A
JPH04151143A JP30305590A JP30305590A JPH04151143A JP H04151143 A JPH04151143 A JP H04151143A JP 30305590 A JP30305590 A JP 30305590A JP 30305590 A JP30305590 A JP 30305590A JP H04151143 A JPH04151143 A JP H04151143A
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JP
Japan
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water
washing
tank
silver halide
processing
Prior art date
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Application number
JP30305590A
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English (en)
Inventor
Minoru Yamada
稔 山田
Katsuhiko Otani
勝彦 大谷
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Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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  • Silver Salt Photography Or Processing Solution Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法にかか
り、詳しくは水洗槽などの水使用部分での、いわゆる水
垢の発生を少くして、感光材料(以下またはr感材jと
いう)を処理する方法に関するものである。
〈従来の技術〉 例えば、ハロゲン化銀黒白写真感光材料は、露光後、現
像一定着−水洗という工程で処理されるが、このような
処理に関しては、近年環境保全の問題や水資源の問題が
重要視されている。
このため、大量に使用される水洗水の量を減少する方法
が種々提案されている。
このうち、水洗槽を多槽構成にして向流水洗する技術と
しては、S、R,Goldwasser、 ”Wate
rflow rate in immersion−W
ashing or motionpicture f
ilm、 ”J、SMPTE、 64,248−253
. May(1955)が知られており、この方法はカ
ラー写真感光材料の自動現像機で一般的に適用されてい
る。
また、X−レイ感光材料の自動現像機では、省エネルギ
ー型として、処理する時間だけ水洗水の送液管の電磁弁
が開いて水洗水を供給し、少しでも節水しようとする装
置上の工夫が一般化されつつある。
しかし、単に節水を行うと、水洗槽内の水滞留時間が増
大する。 そして、水洗槽内にて水洗水が滞留すると、
水垢が発生し2.3週間もすると水が腐敗して悪臭を生
じる。 また、自動現像機を停止し数日間放置すると、
浮遊物が発生し、これが感光材料に付着したり、またフ
ィルターや、オーバーフローの目詰りを引き起こしたり
する。
このため、定期的にこれらを除去するために水洗槽を洗
浄しなくてはならない。
特に、シート状の黒白感光材料をローラ搬送して処理す
る自動現像機では、ローラ搬送系で水垢が一旦発生する
と、搬送機構部品が多いため、ローラ、ラック等の洗浄
はきわめて大変な作業となる。 一方、シート状の感光
材料を処理する自動現像機はローラ搬送型となるが、ロ
ーラ搬送型では長尺のカラー感光材料に用いられるよう
な前記多段向流型の水洗は採用が難しく、−槽式の水洗
タンクを用いざるを得ない。 そこで、これらを改善す
るため、L、EWest、  ”Water  Qua
lity  Cr1teria”  Phot、Sci
and Eng、、 vol、 9. No、 6.3
98頁(1965)。
M、E、  Beach、 +Miorobiolog
ical  Growth  inMotion−Pi
cture  Processing+ SMPTE 
 Journalvol、 85 Mar、  (+9
76)およびR,0,Deegan。
+Photoprocessing  Wash  W
ater  Biocides−JImagingTe
ch、  vol、  10.  No、  6. 2
39頁Dec(1984)には、水洗水へのキレート剤
や殺菌剤の添加が記載されている。
また、特開昭57−8542号、同58105145号
、同57−157244号、同62−220951号等
には、チアゾリルベンズイミダゾール系化合物、イソチ
アゾロン系化合物の各種防ばい剤の添加が記載されてい
る。
しかし、これら各種化合物を水洗水に添加しても、その
水垢発生防止効果は不十分で、またコストや化合物自身
の毒性に関して種々の問題があり、満足な結果は得られ
ていない。
また、特開昭61−131632号に記載のイオン交換
樹脂を用いて純水にする方法、特開昭60−26393
9号に記載の紫外線を照射する方法、特開昭60−26
3940号に記載の磁場を与える方法、超音波を与える
方法も提案されているが、これらはいずれも写真感材の
自現機に適用するには十分な効果が得られず、実用性に
も乏しい。
また、特開昭63−163456号には自現機の水洗槽
にフィルタ一部材を設けた水循環系のホースをとりつけ
た例が記載されているが、この例では水洗水の補充量が
50mf/四切サイズ(約0.6642/1m”)と少
ない。
さらに特開平2−244139号等には自現機の水洗槽
を循環手段を介して貯水手段と連結し水洗水の再生、再
利用を行なう方法が開示されているが、この方法は水洗
水の補充量を極めて少なくした、いわゆるため水水洗に
近いものである。
〈発明が解決しようとする課題〉 本発明は、上述した従来技術の欠点に鑑みてなされたも
ので、その目的は、感光材料を処理するにあたり、水垢
の発生が極めて少ない感光材料処理方法を提供すること
にある。
〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、下記(1)〜(5)の本発明によっ
て達成される。
(1)露光されたハロゲン化銀写真感光材料を、少なく
とも現像工程、定着工程、水洗または安定化工程を行な
う自動現像機を用いて処理する方法において、前記水洗
または安定化工程における補充量が感光材料1m2当り
1l〜20℃であり、かつ水洗または安定化工程に使用
する水として、多孔質体に接触させた水を用いることを
特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
(2)前記水洗または安定化工程に使用する水として、
さらにオゾンに接触させた水を用いる上記(1)に記載
のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
(3)前記の水を多孔質体とオゾンに繰り返し接触させ
る上記(2)に記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理
方法。
(4)前記水洗または安定化工程に使用する水として、
さらに紫外線を照射した水を用いる上記(1)ないしく
3)のいずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料の処
理方法。
(5)前記の多孔質体との接触および紫外線の照射を繰
り返し行なう上記(4)に記載のハロゲン化銀写真感光
材料の処理方法。
〈発明の構成〉 第1図は、本発明の処理方法を実施するための感光材料
処理装置の構成を模式的に示す概略構成図である。
本発明において、処理対象たる感光材料の種類、形態等
は特に限定されないが、例久ばXレイ感光材料や印刷用
感光材料のような黒白用感光材料の処理に適用するのが
好ましく、そのため、図示の装置は、黒白感光材料を処
理するためのものとなっている。
第1図に示す感光材料処理装置は、本体ケース内(図示
外)に、現像液、定着液および水洗水がそれぞれ入れら
れる現像槽14、定着槽16および水洗槽18が、図中
に側からこの順に並設されている。
処理される感材は、現像槽14、定着槽16、水洗槽1
8の順に浸漬して処理される。
そして各処理槽には、処理液の循環系と補充系が配設さ
れている。
各処理槽14,16.18内には、順にシート状感材が
送り込まれて浸漬され、処理される。 前記シート状感
材は、ローラ搬送によって各処理槽内を移送される。 
なお、本構成例で示される水洗槽18は、図示される如
く、槽式である。
次に現像槽14と定着槽16の補充系を説明すると、カ
ートリッジ受け134には、現像補充液カートリッジ1
00と定着補充液カートリッジ120が収容されており
、現像補充液はA、B、Cの3種類のパーツ剤に分けら
れてカートリッジ内にためられている。 各パーツ剤は
混合比に応じた量だけカートリッジ内に収納されており
、各パーツ剤の注入口は同じ位置にある。
各カートリッジ内の各パーツ剤は、カートリッジ受け1
34の各液受皿に溜っているが、カートリッジ受け13
4とストックタンク50はほぼ同水準の位置とされる。
 そして各パーツ剤は、各連通管を経て一旦スドックタ
ンク50内の各ストック槽50A、50B、50C,5
0Dにストックされる。 各ストック槽50A、50B
、50C,50Dには、?後面レベルセンサ52が設け
られ、補充液の枯渇を予防ないし警告できるようになっ
ている。
前記各ストック槽50A、50B、50C。
50Dにはベローズポンプ64A  64B。
64C,64Dが接続され、各補充液を所定量づつ送液
する。 そして各補充液は混合槽58.60へ送られる
。 現像補充液混合槽58では、前記現像補充液A、B
、Cと、希釈水が所定の割合に混合される。 また、定
着補充液混合槽60では、定着補充液と希釈水が所定の
割合に混合される。
方、各処理槽には循環ポンプ72,76゜78をそれぞ
れ有する循環系が設置されている。 そして、前記各混
合槽58.60内の現像液と定着液が、前記各循環ポン
プ72.76の吸い込み口側に供給されて、現像槽14
、定着槽16に各補充される構造となっている。
次に、水洗槽18の補充系について説明すると、給水槽
54にはソレノイドバルブ92を介して、蛇口から水道
水が供給される。 給水槽54には液面レベルセンサ5
6が設置されている。 該給水槽54には、ベローズポ
ンプ68A  68Bが接続され、該ベローズポンプ6
8A  68Bによって、給水槽54から各混合槽58
60へ、前記希釈水が送られる。
一方、給水槽54は、水洗槽18にも接続されており、
随時水洗水が所定の量で補充され、しかも、液面は一定
に維持されるように構成されている。
水洗槽18の循環系は、底部から水洗水を吸い込んで、
液面付近から水洗水を吐出する構造で、循環ポンプ78
、プレフィルタ−カートリッジ81、吸着剤カートリッ
ジ82とを有している。 水洗水は、循環ポンプ78、
プレフィルタ−カートリッジ81、吸着剤カートリッジ
82、水洗槽18の順に循環する。
プレフィルタ−カートリッジ81内に収容されているプ
レフィルタ−として、後に詳述するが、例えばポリプロ
ピレン製のフィルターが挙げられる。
さらに、吸着剤カートリッジ82には、吸着剤として、
後に詳述する多孔質体が収容されている。
以上のように、循環系にプレフィルタ−と、多孔質体か
らなる吸@剤を設けることによって、水洗槽18内の水
垢の発生が防止される。
このような、水垢発生防止効果は、水洗水の補充量が、
感光材料1m2あたり1〜20β程度であるとき、より
好ましくは2〜15ff程度であるとき、さらに好まし
くは3〜10ff程度であるとき、有効に発揮される。
 このような範囲としたのは、補充量が少ないと、プレ
フィルタ−や吸@削の寿命が短くなり、かつ水洗能力が
不足するからであり、また多すぎると多量の水を使いす
ぎ不経済であるからである。
また、(fm環ポンプ78の吐出量(循環量)は、05
〜20e/分程度であるとき、より好ましくは2〜15
C/分であるときに水垢発生防止効果が高い。 循環量
があまり少ないと、水洗槽18内の水洗水が均一にプレ
フィルターや吸着剤に接触せず、十分な効果を発揮でき
ず、大きすぎると水洗槽18内の撹拌効果が大きすぎて
感材の搬送に悪影響を及ぼすからである。 さらに、水
洗槽18への定着槽16からのキャリーオーバー量が5
〜30++l/m”で有ると、水垢防止効果が特に高め
られる。
この量が多すぎると水洗性能が低下し吸着剤の寺命が、
短くなる。 従って、少ない方が好ましいので、少なく
するためには定着槽16と水洗槽18との間に、リンス
槽を設けるとよい。
なお、これらの補充量や循王景量に対する、多孔質体の
使用量は、多孔質体の種類によって異なるため、後に詳
述する。
水洗水の補充タイミングは、感材の自現機への挿入に連
動して開始される。
また、水洗水の循環は装置が稼動している間は、常時性
なわれることが好ましい。 このような構成とすること
によって、処理装置使用後に水洗槽18内の水を交換す
ることなく、長期間水垢の発生を防止しつつ、水洗処理
を行なうことが可能となる。
ここで、吸着剤として用いられる多孔質体に付いて詳説
する。
本構成例における多孔質体としては、株式会社ケンユウ
製の製品名HYBRID  New  Ceramic
Ballが利用されており、略球形に形成された多孔質
の塊である。
吸着剤カートリッジ82内には、上記多孔質体が多数個
充填されている。
前記、HYBRID  New  Ceramic  
Ba1lは、麦飯石を成分とする合成セラミック多孔質
体であって、このものを構成する天然鉱石の組成比率は
表1に示されている。
表 組成鉱石 wt% 麦飯石 SPライト カオリン ゼオライト 石灰石 長  石 陶  石 付着水 Total                 100
.0この他、麦飯石を40wt%以上、特に50〜70
wt%程度とし、その残部として株式会社ケンユウ製S
Pライト、カオリン、ゼオライト、石灰石、長石、陶石
などの鉱石ないしセラミック成分を含む物はいずれも使
用可能である。
このような組成比率の合成セラミックの化学組成として
は、例久ば無水珪酸5i02を50〜80wt%程度、
酸化マグネシウムMgOを15〜2Qwt%程度、酸化
アルミニウムAl2O,を2〜15wt%程度、酸化カ
ルシウムCa、Oを1〜10wt%程度含有し、その他
酸化ヂタンTie2.酸化カリウムに20、酸化ナトリ
ウムNa2O、酸化第二鉄Fe2O3、無水燐酸P20
..酸化マンガンM rlO、バナジウム■、イツトリ
ウムY、亜鉛Znなどが含有されている。
なお、HYBRID  New  Ceramic  
Ba1lの化学組成を表2に示す。
表 組成成 分 wt% 無水珪酸 酸化マグネシウム 酸化アルミニウム 酸化カルシウム 酸化チタン 酸化カリウム 酸化ナトリウム 酸化第二鉄 無水燐酸 酸化マンガン その弛 in  2 1〜1 gO ノ\p2o3 aO T 102 2 O Na  20 F  e  2 0 3 p  2 o。
M  n  O V、  Y、  Zn、  etc 13.85 0.92 0.15 Total                    
       99.99また、同HYBRID  N
ew  Ceramic  Ba1lの物理的性質を説
明すると、平均粒径は、3〜bで、好ましくは5〜10
mmであり、比表面積はl OO〜500m”/g程度
、特に好ましくは200〜300 m27g程度である
。 なお、カサ比重は0.8〜0.9g/cm3程度、
吸水性は100〜200%程度、pH7,5〜8.5程
度となっている。
上記水洗槽18への水洗水の補充量において、使用する
多孔質体の量は、水洗槽容N1℃当り1g〜l kgで
あり、より好ましくは5〜500gである。
本構成例の多孔質体は、球形状であるため前言己収容体
などの容器に充填した場合の充填密度が高くなり、また
使用中でも密度が安定している。 さらに、球状である
ため、多孔質体間の接触部が点となり、水の流動抵抗が
少(安定している。 また、球体自体が自在に転動する
ことができるので、吸着作用が一定流動方向部分のみに
作用することがなく、多孔質体の全体で吸着作用を発揮
することが出来るなどの利点がある。
多孔質体の有する気孔の大きさは、多孔質体の中心部か
ら表面に向って変化し、表面側の気孔が最も大きくなっ
ていることが好ましい。
例えば、中心部の気孔径を0.5〜5.0−程度以下と
し、表面部の気孔径を0.5〜1.0mm程度とし、そ
の間には、気孔径0.1〜0.5mm程度の中型気孔層
、同じ(10〜50戸程度の小型気孔層を外側から中心
部へ向けてそれぞれ設けた構造とすることも出来る。
本発明における多孔質体としてより好ましい気孔径とし
ては、外表面で0.5〜1.0mm程度、中型気孔層で
01〜0.5mm程度、小型気孔層で10〜50−程度
、中心部で0.5〜50戸程度であると良い。 また、
上記各気孔層の気孔はいずれも連結しており、球状多孔
質体の断面構造から見ると、中心部は細孔や微少気孔か
らなり、外表面寄になるほど微少気孔の中に中・粗大の
気孔が存在するという組織構造となっている。 従って
、多孔質体の外側で粗粒子を吸着し、微細な粒子は中心
部も含めた多孔翼体全体で吸着することができるので、
通常の多孔質体に比較しても、吸着効率は極めて高い。
ここで、上記説明したHYBRID  New  Ce
ramicBallの主成分である麦飯石について説明
する。麦飯石の化学組成は、およそ無水珪酸5102が
50〜90wt%程度、酸化アルミニウムA p 20
 mが10〜20wt%程度、酸化マグネシウムM g
 Oが2〜6wt%程度、酸化カリウムに20が2〜4
wt%程度、酸化ナトリウムNazOが2〜4wt%程
度、酸化カルシウムCaOが1〜3wt%程度、酸化第
一鉄FeOが1〜2wt%程度、酸化第二鉄Fez o
3が1〜2wt%程度、その他酸化チタンTi01無水
燐酸P2O5,酸化マンガンMn01付着水などが少量
含有されている。
化学組成の一例を表3に示す。
表 組成成 分 wt% 無水珪酸 酸化アルミニウム 酸化マグネシウム 酸化カリウム 酸化ナトリウム 酸化カルシウム 酸化第一鉄 酸化第二鉄 酸化チタン 無水燐酸 酸化マンガン 付着水 SiO□ A ρ XOX   g O K、O Na  20 aO eO Fez  03 ie  2 P 205 n0 69.76 3.55 3.19 3.16 2.00 1.40 1.29 0.30 0.25 1.06 Total                    
  100.00さらに、麦飯石は比表面積が200〜
300m”/g程度の多孔質体で、例えば325メッシ
ュの微粉末に粉砕しても、なお多孔性を維持する。 ま
た、多孔質であることに加えて、麦飯石の鉱物成分であ
る長石の部分が風化して、カオリン状となっていること
から、吸着作用やイオン交換作用の実効性が長期間持続
するといった特徴があり、感光材料処理工程における水
垢防止手段して利用する場合には特に有利である。
特に、麦飯石は水中では一3iO−というラジカルを有
するため、イオンの吸着の他、細菌の蛋白質中に存する
一N゛−を積極的に吸着する。 よって、他の一般の多
孔質体と異なって、細菌の吸着作用が非常に高くなり、
水中における細菌の繁殖が有効に抑制される。 このよ
うな麦飯石特有の作用は、既述した多孔質体のHYBR
ID  New  Ceramic  Ba1lにおい
ても同様に発揮される。
一方、本発明における多孔質体としては、HYBRID
  New  (:eramic  Ba1lの他、麦
飯石単独で多孔質体として利用しても良い。 麦飯石単
独で利用する場合には、平均粒径3〜22mm程度とし
、さらに好ましくは5〜15m+n程度とし、粉状に粉
砕した場合には、麦飯石の収容体として、例えば、ふる
い目の小さい織布または不織布製の袋を使用する(例え
ばNEC工業株式会社のナイロン布、テトロン布、旭化
成工業株式会社のナイロン長繊維不織布)。
他の無機多孔質体としては、(a)天然ミネラル粘土(
例えば、カオリナイト、ベントナイト、モンモリロナイ
ト、ゼオライトなど)、合成ゼオライト、ならびに無機
酸化物(S10□、Af2x Os 、ZnO,Fe2
O3など)およびそれらの混合物などの固体酸類等を挙
げることができる。
(b)さらには多孔質体として、各種の活性炭を使用す
ることもできる。
活性炭とは、吸着能力のある、いかなる活性炭でもよい
。 活性炭の原料には木材、ノコギノクズ、やし殻、リ
グニン、牛の骨、血液、亜炭、カッ炭、泥炭、石炭など
、いずれのものが使用されていてもよい。 形態上粉末
活性炭と粒状活性炭があるが、本発明はいずれであって
もよい。 粉末活性炭を製造するには、原料を粉砕した
後、高熱下で炭化させて活性化を行なう。 場合により
高熱下で水医気を通して活性化したり、塩化亜鉛、リン
酸、硫酸、アルカリなどの溶液に浸してから焼成し、炭
化して活性化を行なうこともある。 その他減圧下で強
熱したり、空気、二酸化炭素、塩素ガス中で加熱し、木
炭の一部を酸化し活性化する方法もある。 活性化を行
なったものは通常灰分や薬品を除去するため洗浄し、粉
砕し、乾燥させて粉末活性炭を製造する。 粒状活性炭
は粉砕した木炭粉をタール、ピッチなどを粘結剤として
定粒度に成形し、乾燥し焼結し、活性化を行なう。 ま
た、やし殻や石炭類を使用する時は粉砕し、篩分けを行
なってから高熱下で炭化させ活性化し、粒状活性炭を得
ることができる。
本発明においては、原料および活性化の方法の如何を問
わず、また粉末、粒状いずれの活性炭でも使用でき、好
ましくは粒状活性炭であり、特に好ましくはやし殻活性
炭と分子篩能を持つ活性炭である。 ここで分子篩能を
持つ活性炭とはスリット状の細孔を持つものであり、そ
の細孔の大きさは6Å以上、巾は15Å以下が望ましい
。 かかる分子篩能を有する活性炭については、特開昭
58−14831号公報の記載内容を参考にすることが
できる。
さらには、(C)ポリアミド系高分子化合物として、例
えば6−ナイロン、6.6−ナイロン、6.10−ナイ
ロン等の酸アミド結合を有する重合体。
(d)ポリウレタン系高分子化合物として主鎖の繰返し
単位の中にウレタン結合−NHCOO−を持つ高分子化
合物。
(e)フェノール樹脂として、例えばフェノール、クレ
ゾール、キシレノール、レゾルシン等のフェノール類と
ホルムアルデヒド、アセトアルデヒド、フルフラール等
のアルデヒド類から得られる樹脂およびそれらの変性樹
脂であり、好ましくはフェノールホルムアルデヒド樹脂
であり、市販品として例えば住友化学工業社製デュオラ
イト5−761樹脂等。
(f)ヒドラジド基を有する高分子化合物として、例え
ばスルホヒドラジド基、カルボニルヒドラジド基、ヒド
ラジド基をアクリル酸メチル−ジビニルベンゼン共重合
体、スチレン−ジビニルベンゼン共重合体等に付与した
高分子化合物。
(g)ポリテトラフルオロエチレンを含有する高分子化
合物として、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リビニルクロライド等とポリテトラフルオロエチレンの
混合物または純粋のポリテトラフルオロエチレンであり
、好ましくはポリテトラフルオロエチレンの含有量は5
0%以上。
(h)1価または多価アルコールメタクリル酵モノエス
テル−多価アルコールメタクリル酸ポリエステル共重合
体成分であるlまたは多価アルコールメタクリル酸モノ
エステルとして、どのようなメタクリレート共重合体で
もよいが、メチルメタクリレート、エチルメタクリレー
ト、プロピルメタクリレート、ブチルメタクリレート、
2−ヒドロキシ−エチルメタクリレート、2−ヒドロキ
シ−プロピルメタクリレート等が好ましい。 架橋用モ
ノマーの多価アルコールメタクリル酸ポリエステルとし
ては、エチレングリコールジメタクリレートが最も好ま
しく、ジエチレングリコールジメタクリレート、トリエ
チレングリコールジメタクリレート等のポリエチレング
リコール(n;1〜10)ジメタクル−ドも好ましい。
 さらにトリメチロールプロパントリメタクリレート、
ペンタエリスリトールテトラメタクリレート等も用いる
ことができる。 好ましくは多孔性であり、多孔性メタ
クリレート共重合体としては、1価または多価アルコー
ルヌククリル酸モノエステル10〜90重量%の組成の
ものが用いられる。 中でも多価アルコールメタクリル
酸ポリエステルが50%以下のものが好ましい。 具体
的にはロームアンドハース社製のアンバーライトXAD
−7,8および9等が好ましい。
以上説明した多孔質体は、大きな表面状態を持つ多孔性
のものが好ましく、比表面積が約1〜3000 m”/
gの範囲が好ましく、さらに好ましくは100〜100
0m27gの比表面積を持つものである。 また細孔半
径は4〜2000人のものが好ましい。
特に(a)無機多孔性物質(b)活性炭(e)フェノー
ル樹脂および(h)1価または多価アルコールメタクリ
ル酸モノエステル−多価アルコールメタクリル酸ポリエ
ステル共重合体が好ましい。
具体的な商品例としてはジルトン LP50、LP−7
5、R−2、Ga1leon EarthNV、 Ga
1leonite 251. MTZUKANITE 
 P −IP−6(以上水沢化学)モレキュラーシーブ
EB、4A(ユニオン昭和KK)があり、吸着剤(化研
リサーチセンター 1971)に詳細な記載がある。
さらにこれらの多孔質体を通る前後、特に前段には、プ
レフィルタ−81として、通常よく使われるポリプロピ
レン製、セルロース−メラミン、セルロース−フェノー
ル、アクリル−フェノール製のフィルターを使うことが
好ましい。 またキュノ■製のゼータプラスが材をシー
ト状またはディスク状で使用することも好ましい。
これらのプレフィルタ−は、水洗槽中の比較的大きなご
みや、あかを除去するためのものであり、10〜200
μ程度のボアを有するものが好ましい。
なお、水洗槽18内の水洗水を多孔質体で改質する構造
としては、単に多孔質体を水洗槽18内に沈める手段も
考えられる。 この場合には、多孔質体を収容する、水
透過性のある収容体の中に、多孔質体を入れて水中に入
れて置けば良い。 収容体の例としては、ステンレス製
またはプラスチック製の篭や、網、不織布や織布が挙げ
られる。
また、水洗槽18の構造を例に取って、他。
例に付いて説明する。
第2図に示されるように、水洗槽18の循B系に単一の
カートリッジ83を設け、現像処赴または待機中に水洗
水を循環させてもよい。
カートリッジ83中には、循環水の下流側力ら順にプレ
フィルタ−84、活性炭85、麦E石86が充填されて
いる。
この系では、2種の多孔質体が吸着剤として用いられて
いる。
循環系を構成する循環ポンプ78としては、水洗水を毎
日排出してしまう場合にはベローズポンプが好ましい。
 該ポンプ78の稼動中は常時循環し、吐出量は例えば
2.5j/+ninであってよい。 なお、カートリッ
ジ45は交換可能であることが好ましい。
さらに、本構成例の装置においては、水洗槽18内の水
洗水の殺菌を行うためのオゾンが供給される。 以下、
本発明の構成例におけるオゾン供給手段について説明す
る。
第2図に示すオゾン供給手段は、水洗槽18内の水洗水
にオゾンを含む気泡を吹き込むことにより水洗水にオゾ
ンを供給するものである。
送気管21の液中側先端には、多数の貫通細孔が形成さ
れた材料よりなる気泡発生部材(バブラー)20が取り
付けられている。
この気泡発生部材20の具体例としては、例えば、ガラ
ス製ボールフィルター、焼結型発泡ポリエチレンフィル
ター、発泡ポリウレタン、発泡型素焼等が挙げられる。
なお、気泡発生部材20は、水洗槽18内に複数個設置
されていてもよい。 また、前記送気管21の他方端に
はオゾン発生器(図示しない)が接続されている。
オゾン発生器としては、無声放電法、電解法、光化学反
応法、放射線目射法、高周波電界法等を用いたものが挙
げられ、特にプラズマ共振型放電体を用いたものが好ま
しい。 すなわち、プラズマ共振型放電体は、NO,の
発生を極力抑え、効率よくオゾンを発生させることがで
き、酸素原子を選択的に励起させることができるので好
ましい。
オゾン発生器の具体例としては、■オゾン社製のパスツ
ールオゾナイザ−LBシリーズ、■レイシー社製のオゾ
ナイザ−、ニッコー金属工業(掬社製のオゾン発生器等
が挙げられる。
オゾンの供給量(発生量)としては、水洗槽18の容積
を15R程度とした場合、1〜500 mg/時間が好
ましく、より好ましくは、1〜200 mg/時間、さ
らに好ましくは1〜100 rng/時間である。
このようなオゾン供給量は、オゾン発生器における印加
電圧の調整にて、自由に設定、変更することができる。
なお、オゾン供給量は、オゾン発生器における総吐出ガ
ス量とオゾンの濃度より算出することができ、このオゾ
ン濃度は、例えば大阪ダイレック■社製のオゾン濃度測
定器モデルDY−1500を用いて測定することができ
る。
以上説明した水洗槽18の構成によって、水洗槽18内
の水洗水に対しては、多孔質体と、オゾンがイ乍用する
すなわち、多孔質体の吸着作用で細菌の増殖の水洗水中
に洗いだされた各種処理剤成分や感材からの溶出成分(
ゼラチンや増感色素や界面活性剤)が吸着さとて少くな
ることと、オゾンの殺菌作用によって、水垢の原因とな
る細菌発生が抑制される。 また発生した細菌は、多孔
質体に吸着され、またはオゾンによって死滅される。 
さらに、死滅した細菌の死骸は、多孔質体に吸着され、
水洗水中に浮遊することもない。 このような、多孔質
体とオゾンの相乗効果によって、水垢の発生は有効に防
止される。
なお、上2のような相乗効果に基づき、オゾンの供給量
は少量ですみ、ランニングコストやイニシャルコストの
低減および安全性の向上を図ることができる。 例えば
、15nの水洗水を溜めている水洗槽18に、10g1
分の循環量で、1 kg程度の多孔質体を充填したカー
トリッジ83を設けた場合には、001〜300 pp
mのオゾンを含有する空気を、1〜】0リットル/分吹
き込めば良い。 より具体的には、50 ppmのオゾ
ンを含む空気を、3ゑ7分の量で5分間吹き込み、10
分間隔でこれを繰返せば良い。
吹き込み間隔はオゾン発生器のオゾン供給能力や、水洗
槽18の容積、または補充水の補充量にあわせて調節す
る。
以上説明した構成のように、循環系に多孔質体を設ける
と、水洗水と多孔質体との接触効率が高くなり、多孔質
体による水垢の防止機能がより効率良く発揮される。 
また、感光材料の水洗効率が向上するとともに、撹拌効
果により水垢の発生をより一層抑制することができるの
で好ましい。
また、第2図のオゾン供給手段は、水洗槽18内に水洗
水が満たされているときに限りオゾンの供給を行う構成
であるが、ストックタンク54内の水にオゾンを供給で
きる構成とじてもよい。
オゾン供給手段は第1図におけるプレフィルタ−81と
吸着剤カートリッヂ82の間の管路に、オゾンガスが吸
引されるように取りつけると、オゾンの吸収効率が高(
なって特に好ましい。
第3図および第4図は第2図のオゾン発生装置の代わり
に、紫外線照射装置30を用いて殺菌する方法を組み込
んだ場合の構成である。
その他の構成は第1図に示される構成例と同様である。
紫外線照射装置30は、循環系の配管が接続され、水洗
水が流入して通過する照射室31と、該照射室31内に
配置された紫外線ランプ32とから構成されている。
照射室31は紫外線が外側へ漏れず、容易に劣化しない
、例えば塩化ビニル樹脂のような材質で構成されている
上記構成によれば、水洗水はまず多孔質体と接触しその
後、紫外線が照射される。 多孔質体により、感材から
水洗水中に溶出した色素やその他の物質が吸着除去され
、紫外線による殺菌効率が格段に向上するといった効果
がある。
紫外線殺菌法については、衛生技術会発行の[食品工業
の洗浄と殺菌」 (昭和56)の第13童に、詳細に記
されている。 本発明ではこれらの方法を適用できるが
、紫外線ランプは、例えば直管形、7字形、球形および
二重管形式が挙げられ、出力は例えば4〜60W程度が
好ましい。
紫外線の波長は特に限定されず、例えば184〜254
m1Iでよい。
なお、このような、紫外線照射装置30の他に、前記オ
ゾン発生装置を併設して、殺菌効果さらにを高める構成
としても良い。
次に、本発明において代表的に使用される処理液として
、現像液、定着液および水洗水について説明する。
第4図に示す構成例は、第1図に示された循環系に紫外
線照射装置30を設けず、補充系に設けた場合を示すも
のである。 紫外線照射装置30の構成は、第3図に示
すものと同様である。  このような構成とすることに
より、補充される水はすべて紫外線照射装置3oによっ
て殺菌されるので、殺菌効率が格段に向上する。
本発明において、現像液に用いる現像主薬には、良好な
性能を得やすいという点で、ジヒドロキシベンゼン類と
1−フェニル−3−ピラゾリドン類の組合せ、またはジ
ヒドロキシベンゼン類とp−アミンフェノール類の組合
せが好ましい。
本発明に用いるジヒドロキシベンゼン現像主薬としては
、ハイドロキノン、クロロハイドロキノン、ブロムハイ
ドロキノン、イソプロピルハイドロキノン、メチルハイ
ドロキノン、2゜3−ジクロロハイドロキノン、2.5
−ジクロロハイドロキノン、2.3−ジブロムハイドロ
キノン、2.5−ジメチルハイドロキノンなどがあるが
、特にハイドロキノンが好ましい。
本発明に用いるp−アミノフェノール系現像主薬として
は、N−メチル−p−アミノフェノール、p−アミノフ
ェノール、N−(β−ヒドロキシエチル)−p−アミン
フェノール、N−(4−ヒドロキシフェニル)グリシン
、2−メチル−p−アミンフェノール、p−ベンジルア
ミノフェノール等があるが、なかでもN−メチル−p−
アミノフェノールが好ましい。
本発明に用いる3−ピラゾリドン系現像主薬としては、
1−フェニル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4,
4−ジメチル−3−ピラゾリドン、1−フェニル−4−
メチル−4−ヒドロキシメチル−3−ピラゾリドン、1
−フェニル−4,4−ジヒドロキシメチル−3−ビラゾ
ノドン、1−フェニル−5−メチル−3−ピラゾリドン
、1−p−アミノフェニル−4,4−ジメチル−3−ピ
ラゾリドン、1−p−トリル−4,4−ジメチル−3−
ビラシリトン、1−p−トリル−4−メチル−4−ヒド
ロキシメチル−3−ピラゾリドンなどがある。
現像主薬は、通常0.001モルフ1〜1.2モル/l
の量で用いられるのが好ましい。
現像で用いる亜硫酸塩の保恒剤としては、亜硫酸ナトリ
ウム、亜硫酸カリウム、亜硫酸リチウム、亜硫酸アンモ
ニウム、重亜硫酸ナトリウム、メタ重亜硫酸カリウムな
どがある。 亜硫酸塩は、0.2モル/i以上、特に0
.4モル/i以上が好ましい。 また、上限は2.5モ
ル/Pとするのが好ましい。
現像で用いる現像液のpHは、8.5〜13の範囲のも
のが好ましく、さらに好ましくはpH9〜12の範囲で
ある。
pHの設定のために用いるアルカリ剤には、水酸化ナト
リウム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、第三リン酸ナトリウム、第三リン酸カリウム如きp
H調整剤を含む。
特開昭62−186259号(ホウ酸塩)、特開昭60
−93433号(例えば、サッカロース、アセトオキシ
ム、5−スルホサルチル酸)、リン酸塩、炭酸塩などの
緩衝剤を用いてもよい。
また、上記現像液には硬膜剤を用いてもよい。
硬膜剤としては、ジアルデヒド系硬膜剤またはその重亜
硫酸塩付加物が好ましく用いられるが、その具体例を挙
げれば、グルタルアルデヒド、またはこの重亜硫酸塩付
加物などがある。
上記成分以外に用いられる添加剤としては、臭化ナトリ
ウム、臭化カリウム、沃化カリウムの如き現像抑制剤:
エチレングリコール、ジエチレングリコール、トリエチ
レングリコール、ジメチルホルムアミド、メチルセロソ
ルブ、ヘキシレングリコール、エタノール、メタノール
の如き有機溶剤=1−フェニルー5−メルカプトテトラ
ゾール、2−メルカプトベンツイミダゾール−5−スル
ホン酸ナトリウム塩等のメルカプト系化合物、5−ニト
ロインダゾール等のインダゾール系化合物、5−メチル
ベンツトリアゾール等のベンツトリアゾール系化合物な
どのカブリ防止剤を含んでもよ< 、 Re5earc
hDisclosure第5earchDisclos
ureXI頁(12月号、1978年)に記載された現
像促進剤や、さらに必要に応じて色調剤、界面活性剤、
消泡剤、硬水軟化剤、特開昭56−106244号記載
のアミン化合物などを含んでもよい。
本発明においては、現像液に銀汚れ防止剤、例えば特開
昭56−24347号に記載の化合物を用いることがで
きる。
また、現像液には、特開昭56−106244号、ヨー
ロッパ公開特許0136582号に記載のアルカノール
アミンなどのアミン化合物を用いることができる。
この他、L、F、A、メイソン著[フォトグラフィック
・プロセシング・ケミストリー」、フォーカル・プレス
刊(1966年)の226〜229頁、米国特許筒2,
193,015号、同2,592.364号、特開昭4
8−64933号などに記載のものを用いてもよい。
定着液は、定着剤としてチオ硫酸塩を含む水溶液である
、pH3,8以上、好ましくは4.0〜7.0を有する
。 さらに好ましくはpH4,2〜5.5である。
定着剤としては、チオ硫酸ナトリウム、チオ硫酸アンモ
ニウムなどがあるが、定着速度の痔からチオ硫酸アンモ
ニウムが特に好ましい。
定着剤の使用量は適宜変えることができ、一般には約0
1〜約3モルノ!である。
定着剤には、硬膜剤として作用する水溶性アルミニウム
塩を含んでもよく、それらには、例えば塩化アルミニウ
ム、硫酸アルミニウム、カッ明ばんなどがある。
定着液には、酒石酸、クエン酸、グルコン酸あるいはそ
れらの誘導体を単独で、あるいは2種以上併用すること
ができる。 これらの化合物は定着i(51Pにつき0
.005モル以上含むものが有効で、0.01モル/!
〜0.03モル/iが特に有効である。
定着液には所望により保恒剤(例えば、亜硫酸塩、重亜
硫酸) 、 pH緩衝剤(例えば、酢酸、硼酸) 、 
pH調整剤(例えば、硫酸)、硬水軟化能のあるキレー
ト剤や特開昭62−78551号記載の化合物を含むこ
とができる。
本発明に使用する水洗水は、水洗槽に供給する前に、前
処理として、活性炭に接触または活性炭のフィルタを通
して、水中に存在する遊離塩素および荷機物質を除去す
ると一層好ましく多孔質体44の耐用期間が延びる。
なお、本発明における水洗水は、狭義の水洗水のみでは
なく、いわゆる安定化液も含む概念である。
本発明における水洗水または安定化液の補充液量は、感
光材料は1m2当たり30A以下が通常である。 医療
用感材や印刷用感材で使われるローラ搬送型自現機では
、自現機のコスト上、1タンク水洗または安定化が普通
なので、感材の水洗性能から言えばカラー感材のシネ型
自現機に比してより多くの水洗水量を必要とする。 し
かし一方では、資源保護上節水も重要で、一般に節水す
ればする程、水アカ発生はより深刻な問題となる。 よ
り好ましくは感材1m2当たり2〜20f2程度である
が、本発明の方法では水アカ防止の効果が大きく、感材
1ln2当たり0.5℃以上であればよい。
水洗水としては、水道水、イオン交換水、蒸留水等をそ
のまま用いてもよいが、水洗水には、多孔質体との接触
に加え、次のような防ばい手段を施すこともできる。
防ばい手段としては、特開昭60−263939号に記
された紫外線照射法、同60−263940号に記され
た磁場を用いる方法、同61−131632号に記され
たイオン交換樹脂を用いて純水にする方法、特開昭62
−115154号、同62−153952号、同62−
220951号、同62−209532号に記載の防菌
剤を用いる方法等が適用可能である。
さらには、L、F、West、 ”Water (lu
alityCriteria” Photo、 Sci
、 & Eng、 Vol、9 No、6(1965)
、  M、W、Beach、  ”Microbiol
ogicalGrowths in Motion−p
ictura Processing+SMPTE J
ournal Vol、85.  (1976)、  
R,O,Deegan+Photo Processi
ng Wash Water Biocides”J、
 Imaging Tech 10. No、6(19
84)および特開昭57−8542号、同57−581
43号、同58−105145号、同57−13214
6号、同58−18631号、同57−97530号、
同57−157244号などに記載されている防菌剤、
防ばい剤、界面活性剤などを必要に応じ併用することも
できる。
さらに、水洗槽(あるいは安定化槽)には、必要に応じ
、R,T、 Kreiman著、J、 Itnage、
 Techlo、 (6)242頁(1984)に記載
されたイソチアゾリン系化合物、Re5earch D
isclosure第205巻、No、 20526 
 (1981年、5月号)に記載されたイソチアゾリン
系化合物、同第228巻、No、 22845  (1
983年、 4月号)に記載されたイソチアゾリン系化
合物、特開昭62−209532号に記載された化合物
などを、防菌剤(Microbiocide)として、
必要に応じ併用することもできる。
その他、「防菌防ばいの化学」堀口博著、三共出版(昭
和57)、「防菌防ばい技術ハンドブック」日本防菌防
ばい学会・博報堂(昭和61)に記載されているような
化合物を含んでもよい。
なお、水洗水への添加物は、上記のものに限定されない
ことは言うまでもない。
本発明においては、特開昭63−18350号に記載の
スクイズローラ洗浄槽を設けることもできる。 また、
特開昭63−143548号のような水洗工程の構成を
とることも好ましい。
さらに、防ばい手段を施した水を処理に応じて補充する
ことによって生ずる水洗槽からのオーバーフロー液の一
部または全部を、特開昭60−235133号に記載さ
れているように、その前の処理工程である定着液に利用
することは有効である。
本発明において、「現像時間」とは、処理する感光材料
の先端が、現像液に浸漬してから次の定着液に浸漬する
までの時間、「定着時間」とは、定着液に浸漬してから
次の水洗液(安定液)に浸漬するまでの時間、「水洗時
間Jとは、水洗水に浸漬している時間をいう。 また、
「乾燥時間」とは、感光材料が乾燥部に入っている時間
をいう。
上記の現像時間は、5秒〜3分、好ましくは8秒〜2分
であるが、その現像温度は18℃〜50℃が好ましく、
20℃〜40℃がより好ましい。
定着温度と時間は、約り8℃〜約50℃で5秒〜3分が
好ましく、20℃〜40℃で6秒〜2分がより好ましい
。 この範囲内で十分な定着ができ、残色を生じない程
度に増感色素を溶出させることができる。
水洗(安定)の温度と時間は、0〜50℃で6秒〜3分
が好ましく、10℃〜40℃で6秒〜2分がより好まし
い。
本発明では、前述したように、現像、定着および水洗さ
れた感光材料は、水洗水をしぼり切るためのスクイズロ
ーラを経て乾燥される。
乾燥は約35〜100℃で行なわれ、乾燥時間は、周囲
の状態によって適宜変えられるが、通常は約5秒〜3分
でよ(、より好ましくは40〜80℃で約5秒〜2分で
ある。
本発明においてDry to Dryで100秒以下の
現像処理をするときには、迅速処理特有の現像ムラを防
止するために特開昭63−151943号明細書に記載
されているようなゴム材質のローラを現像槽出口のロー
ラに適用することや、特開昭63−151944号明細
書に記載れさているように現像液槽内の現像液撹拌のた
めの吐出流速を10m/分以上にすることや、さらには
特開昭63−264758号明細書に記載されているよ
うに少な(とも現像処理中は待機中より強い撹拌をする
ことがより好ましい。 さらには迅速処理のためには、
特に定着槽の搬送ローラの構成は、定着速度を速めるた
めに、対向ローラであることがより好ましい。 対向ロ
ーラで構成することによって、ローラの本数を少なくで
き、処理槽を小さくできる。 これにより、感光材料処
理装置(自現機)をよりコンパクトにすることが可能と
なる。
本発明に適用可能な感光材料としては、特に限定はなく
、一般の黒白またはカラー感光材料に適用でき、そのな
かでも黒白感光材料が主として用いられる。
特に、医療画像のレーザープリンター用写真材料や印刷
用感材、並びに、医療用直接撮影X−レイ感材、医療用
間接撮影X−レイ感材、CRT画像記録用感材などに用
いることができる。
写真乳剤中のハロゲン化銀粒子は、立方体、八面体、十
四面体のような規則的な結晶体を有するいわゆるレギュ
ラー粒子でもよく、また球状などのような変則的な結晶
形を持つもの、双晶面などの結晶欠陥を持つもの、平板
状粒子あるいはそれらの複合形でもよい。
平板状粒子アスペクト比は、平板状粒子個々の粒子の投
影面積と等しい面積を有する塩の直径の平均値と、平板
状粒子個々の粒子厚みの平均値との比で与えられる。 
本発明において平板状粒子である場合の好ましい粒子形
態としては、アスペクト比4以上20未満、より好まし
くは5以上10未満である。 さらに、粒子の厚みは0
.3μ以下が好ましく、特に0.2μ以下が好ましい。
平板状粒子は、全粒子の好ましくは80重量%、より好
ましくは90重量%以上存在することが好ましい。
ハロゲン化銀の粒径は、狭い分布を有する単分散乳剤で
もよく、あるいは広い分布を有する多分散乳剤でもよい
使用できるハロゲン化銀写真乳剤は、 公知の方法で製造でき、例えばRe5earchDis
closure、No、17643(1978年12月
)、22〜23頁、″1.乳剤製造(Emulsion
 preparationand types)”およ
び同、No、 18716(1979年11月)、64
g頁に記載の方法に従うことができる。
本発明に用いられる写真乳剤は、グラフキデ著「写真の
化学と物理」、ポールモンテル社刊(P、Glafki
des、 Chemie et PhysiquePh
otographique Paul Montel、
 1967)、ダフイン著「写真乳剤化学」、フォーカ
ルプレス社刊(G、F、Duffin、 Photog
raphic EmulsionChemistry(
Focal Press、 1966) 、ゼリクマン
ら著「写真乳剤の製造と塗布」、フォーカルプレス社刊
(V、L、Zelikman et al、 Maki
ngand Coating Photographi
c Emulsion、 FocalPrees、 1
964)などに記載された方法を用いて調製することが
できる。
本発明に用いられるハロゲン化銀粒子の形成時には、粒
子の成長をコントロールするためにハロゲン化銀溶剤と
して、例えばアンモニア、ロダンカリ、ロダンアンモン
、チオエーテル化合物(例えば米国特許第3,271,
157号、同第3.574.628号、同第3,704
.130号、同第4,297,439号、同第4,27
6.374号など)、チオン化合物(特開昭53−14
4319号、同第53−82408号、同第55−77
737号など)アミン化合物(例えば特開昭54−10
0717号など)などを用いることができる。
本発明においては、水溶性ロジウム塩や前述の如き水溶
性イリジウム塩を用いることができる。
本発明における可溶性銀塩と可溶性ハロゲン塩を反応さ
せる形式としては、片側混合法、同時混合法、それらの
組合せなどのいずれを用いてもよい。
粒子を銀イオン過剰の下において形成させる方法(いわ
ゆる逆混合法)を用いることもできる。 同時混合法の
一つの形式としてハロゲン化銀の生成される液相中のp
Agを一定に保つ方法、すなわち、いわゆるコンドロー
ルド・タプルジェット法を用いることができ、この方法
によると、結晶形が規則的で粒子サイズが均一に近いハ
ロゲン化銀乳剤が与えられる。
本発明で用いるハロゲン化銀乳剤は、化学増感している
ことが好ましい。
化学増感する場合は、通常のイオウ増感、還元増感、貴
金属増感およびそれらの組合せが用いられる。
さらに具体的な化学増感剤としては、アリルチオカルバ
ミド(Allyl thiocarbamide)、チ
オ尿素、チオサルフェート、チオエーテルやシスチンな
どの硫黄増感剤、ボタシウムクロロオーレイト、オーラ
スチオサルフェートやボタシウムクロロバラデート(P
otassium chlor。
Pa1ladate)などの貴金属増感剤:塩化スズ、
フェニルヒドラジンやレダクトンなどの還元増感剤など
を挙げることができる。
本発明に用いられるハロゲン化銀乳剤は、公知の分光増
感色素によって必要に応じて分光増感される。 用いら
れる分光増感色素としては例えばヘイマー著、 ヘテロ
サイクリック・フンバウンズーザ・シアニン・ダイス・
アンド・リレイティッド・コンパウンズ、ジョン・ウィ
リー・アンド・サンプ(1964年刊)(F、M、Ha
mer、+Heterocyclic Compoun
ds−The(:yanine Dyes and R
e1ated Compounds−、JohnWil
ey &5ons(1964)やスターマー著、”へテ
ロサイクリック・コンパウンズースペシャル・トピック
ス・イン・ヘテロサイクリック・ケミストリー 、ジョ
ン・ウィリー・アンド・サンプ(1977年刊)  (
pl、sturmer。
+Heterocyclic Compounds −
5pecial Topicsin Heterocy
clic Chemistry 、John Wile
y &5ons(1977)、などに記載されている、
シアニン、メロシアニン、ログシアニン、スチリル、ヘ
ミシアニン、オキソノール、ベンジリデン、ホロポーラ
−などを用いることができるが、特にシアニンおよびメ
ロシアニンが好ましい。
本発明で好ましく使用しつる増感色素としては、特開昭
60−133442号、同61−75339号、同62
−6251号、同59−212827号、同50−12
2928号、同59−1801553号等に記載された
一般式で表わされるシアニン色素、メロシアニン色素等
が挙げられる。 具体的には、特開昭60−13344
2号の第8〜11頁、同61−75339号の第5〜7
頁、第24〜25頁、同62−6251号の第10〜1
5頁、同59−212827号の第5〜7頁、同50−
122928号の第7〜9頁、同59−180553号
の第7〜18頁等に記述されているスペクトルの青領域
、線流域、赤領域あるいは赤外領域にハロゲン化銀を分
光増感する増感色素を挙げることができる。
これらの増感色素は単独に用いてもよいが、それらの組
合せを用いてもよ(、増感色素の組合せは特に、強色増
感の目的でしばしば用いられる。 増感色素とともに、
それ自身分光増感作用を持たない色素あるいは可視光を
実質的に吸収しない物質であって、強色増感を示す物質
を乳剤中に含んでもよい。 例えば、含窒素異部環核基
であって置換されたアミノスチルベン化合物(例えば米
国特許筒2.933,390号、同3,635,721
号に記載のもの)芳香族何機酸ホルムアルデヒド縮合物
(例えば米国特許筒3,743,510号に記載のもの
)、カドミウム塩、アザインデン化合物などを含んでも
よい。 米国特許筒3.615,613号、同第3,6
15,641号、同第3゜617.295号、同第3,
635,721号に記載の組合せは特に有用である。
上記の増感色素は、ハロゲン化銀1モル当り5X10−
’モル〜5X10−2モル、好ましくはlX10−’モ
ル−lXl0−3モル、特に好ましくは2X10−’〜
5X10−’モルの割合でハロゲン化銀写真乳剤中に含
有される。
上記の増感色素は、直接乳剤層へ分散することができる
。 また、これらはまず適当な溶媒、例えばメチルアル
コール、エチルアルコール、メチルセロソルブ、アセト
ン、水、ピリジンあるいはこれらの混合溶媒などの中に
溶解され、溶液の形で乳剤へ添加することもできる。 
また、溶解に超音波を使用することもできる。 また、
前記の増感色素の添加方法としては米国特許筒3,46
9,987号明細書などに記載のごとき、色素を揮発性
の有機溶媒に溶解し、該溶液を親水性コロイド中に分散
し、この分散物を乳剤中に添加する方法、特公昭46−
24185号などに記載のごとき、水不溶性色素を溶解
することなしに水溶性溶剤中に分散させ、この分散物を
乳剤へ添加する方法、特公昭61−45217号に記載
のごとき、水不溶性色素を水系溶媒中にて棲械的に粉砕
、分散させ、この分散物を乳剤へ添加する方法:米国特
許筒3,822,135号明細書にHF、載のごとき、
界面活性剤に色素を溶解し、該溶液を乳剤中へ添加する
方法;特開昭51−74624号に記載のごときレッド
シフトさせる化合物を用いて溶解し、該溶液を乳剤中へ
添加する方法;特開昭50−80826号に記載のごと
き色素を実質的に水を含まない酸に溶解し、該溶液を乳
剤中に添加する方法などが用いられる。
その他、乳剤への添加には米国特許第2.912.34
3号、同第3,342,605号、同第2,996,2
87号、同第3,429゜835号などに記載の方法も
用いられる。
ま・た上記の増感色素は適当な支持体上に塗布される前
にハロゲン化銀乳剤中に一様に分散してよいが、勿論ハ
ロゲン化銀乳剤の調製のどの過程にも分散することがで
きる。 例えば化学増感時もしくはその前でもよいし、
米国特許第4.183,756号、同第4,225,6
66号に従ってハロゲン化銀粒子形成時またはその前後
でもよい。
化学増感時もしくはその前または粒子形成時やその前後
に増感色素を添加すると増感色素がハロゲン化銀へ強く
吸着することが知られているが、本発明ではこのような
作り方をして、ハロゲン化銀乳剤を用いた感光材料の残
色も問題なく改良することができる。
上記の増感色素に、さらに他の増感色素を組合せて用い
ることができる。 例えば、米国特許第3,703,3
77号、同第2,688゜545号、同第3,397,
060号、同第3.615,635号、同第3,628
.964号、英国特許筒1,242,588号、同第1
.293,862号、特公昭43−4936号、同44
−14030号、同43−10773号、米国特許第3
,416,927号、特公昭43−4930号、米国特
許第2,615゜613号、同第3,615,632号
、同第3.617,295号、同第3,635,721
号などに記載の増感色素を用いることができる。
本発明に使用しうる硬膜剤としては、例えばアルデヒド
化合物、米国特許第3,288,775号等に記載され
ている活性ハロゲンを有する化合物、米国特許第3,6
35,718号等に記載されている反応性エチレン性不
飽和基を持つ化合物、米国特許第3,091,537号
等に記載されているエポキシ化合物、ムコクロル酸のよ
うなハロゲノカルボキシアルデヒド等の有機化合物が知
られている。 中でもビニルスルホン系硬膜剤が好まし
い。 さらには高分子硬膜剤も好ましく用いることがで
きる。
高分子硬膜剤としては、活性ビニル基、あるいはその前
駆体となる基を有するポリマーが好ましく、中でも特開
昭56−142524号に記載されている様な、長いス
ペーサーによって活性ビニル基、あるいはその前駆体と
なる基がポリマー主鎖に結合されているようなポリマー
が特に好ましい。 上記の膨潤百分率を達成するための
これらの硬膜剤の添加量は、使用する硬膜剤の種類やゼ
ラチン種によって異なる。
迅速処理においては、乳剤層中および/またはその他の
親水性コロイド層中に現像処理工程において流出するよ
うな有機物質を含有せしめることが好ましい。 流出す
る物質がゼラチンの場合は硬膜剤によるゼラチンの架橋
反応にかかわらないゼラチン種が好ましく、例えばアセ
チル化ゼラチンやフタル化ゼラチンなどがこれに該当し
、分子量は小さいものが好ましい。 一方、ゼラチン以
外の高分子物質としては米国特許第3,271.158
号に記載されているようなポリアクリルアミド、あるい
はまたポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドンな
どの親水性ポリマーを有効に用いることができ、デキス
トランやサッカロース、プルランなどの糖類も有効であ
る。 そのなかでもポリアクリルアミドやデキストラン
が好ましく、ボッアクリルアミドは特に好ましい物質で
ある。
これらの物質の平均分子量は好ましく2万以下、より好
ましくは1万以下が良い。 この他に、Re5earc
h Disclosure第176巻、No、 176
43、第■項(12月号、1978年)に記載されたカ
ブリ防止剤や安定化剤を用いることができる。
本発明は、米国特許第4,224,401号、同第4.
168,977号、同第4,166742号、同第4.
311.781号、同第4,272,606号、同第4
,221,857号、同第4,243,739号等に記
載されているヒドラジン誘導体を用いて超硬調で感度の
高い写真特性を得ることができるハロゲン化銀感光材料
の画像形成処理に応用できる。
ヒドラジン誘導体としては、Re5earchDisc
losure Item 23516 (1983年1
1月号、P、 346)およびそこに引用された文献の
他、米国特許第4,080,207号、同第4,269
.929号、同第4,276.364号、同第4,27
8,748号、同第4,385,108号、同第4,4
59,347号、同第4゜560 638号、同第4,
478,928号、米国特許第2.Oll、391B、
特開昭60−179734号に記載されたものを用いる
ことができる。 ヒドラジン誘導体は、ハロゲン化銀1
モルあたりlXl0−’モルないし5X10−”モル含
有されるのが好ましく、特に1×10−11モルないし
2X10−”モルの範囲が好ましい添加量である。
また、この場合において、用いる現像液には硬調化促進
剤として、米国特許第4,269゜929号に記載のア
ミノ化合物を含有させるのが好ましい。
以上本発明の構成例を挙げて説明したが、本発明は、こ
れらに限定されるものではないことは言うまでもない。
例えば、多孔質体とオゾンとの接触に加え、さらに紫外
線照射の三つの手段を併用すれば、さらに強力な水垢防
止効果が得られる。
〈実施例〉 以下、本発明を実施例によって具体的に説明する。
実施例1 飢肚二1) 水1pに臭化カリウム5g、ゼラチン25.6g、チオ
エーテル0H(CHz)is(CHz)2S(CH2)
20Hの5%水溶液2.5mgを添加し、66℃に保っ
た溶液中へ、攪拌しながら硝酸銀8.33gの水溶液と
臭化カリウム5.94gおよび沃化カリウム0.726
gを含む水溶液をダブルジェット法により45秒かけて
添加した。
次いで臭化カリウム2.9gを添加したのち、硝酸銀8
.33gを含む水溶液を24分かけて添加し、その後下
記構造の二酸化チオ尿素を0.1mg添加した。
ソ(7) i&、25%アンモニア水溶液20mj、5
0%硝酸アンモニウム水溶液10mjを添加して20分
間物理熟成したのち、INの硫酸240+++jを添加
して中和した。
引き続いて硝酸銀153.34gの水溶液と臭化カリウ
ムおよび沃化カリウムを含む水溶液を、電位pAg8.
2に保ちながらコントロールダブルジェット法で40分
かけて添加した。
この時の流量は添加終了時の流量が添加開始時の流量9
倍になるように加速した。
添加絆下稜2Nのチオシアン酸カリウム溶液15m2を
添加し、さらに1%の沃化カリウム水溶液45mQを3
0秒かけて添加した。
このあと、温度を35℃に下げ、沈降法により可溶性塩
類を除去したのち、40℃に昇温しでゼラチン76gと
プロキセル76mgおよびフェノキシエタノール760
mgを添加し、水酸化ナトリウムと臭化カリウムにより
乳剤のpHを6.50に、pAgを8.20に調整した
温度を56℃に昇温したのち、4−ヒドロキシー6−メ
チル−1,3,3a、7−チトラザインデン186Bを
添加し、その10分後に下記構造の増感色素を520m
g添加した。
得られた乳剤は全粒子の投影面積の総和の99.5%が
アスペクト比3以上の粒子からなり、アスペクト比2以
上すべての粒子についての平均の投影面積直径は1.4
8%、標準偏差25.6%、粒子の厚みの平均は0.1
95−で、アスペクト比は7.6、トータルヨウド含量
は金銀量に対して3.2モル%であった。
Ll[Ej炉 1 上記の乳剤に対してハロゲン化銀1モル当たり下記の薬
品を下記の量添加して塗布液とした。
・ポリマーラテックス (ポリ (エチルアクリレート/メタクリル#):共重
合比97/3)   25.0g・硬膜剤(1,2−ビ
ス(ビニルスルホニルアセトアミド)エタン     
  3.0g・2,6−ビス(ヒドロキシアミノ)−4
−ジェルアミノ−1,3,5−トリアジン 0mg ・ポリアクリル酸ナトリウム (平均分子量 4.1万)     4.0g・ポリス
チレンスルホン酸カリウム (平均分子量 60万)      1.0 g・ポリ
アクリルアミド (平均分子量 4.5万)24g 又止1匁11 ブルーに着色した厚さ175tfflのポリエチレンテ
レフタレートペースの両面に下記の塗布量の下塗層を設
けたベースを準備した。
・ゼラチン           84mg/m2下記
のポリマー 下記の染料 60mg/m” 17mg/m” 己デ」L科!」彫1 前記塗布液を下記組成の表面保護層塗布液と同時に前記
の支持体の両面に塗布した。 塗布銀量は片面当たり1
.85g/m”であった。 表面保護層は各成分が下記
の塗布量になるように調製した。
・   の  ト ゼラチン          1.15g/m2ポリア
クリルアミド (平均分子量 4.5万)   0.25g/m2・ポ
リアクリル酸ナトリウム (平均分子量 40万)    0.02g/m2・p
−t−オクチルフェノキシジグリセリルブチルスルホン
化物のナトリウム塩 0.02g/rn” ・ポリ(重合度10)オキシエチレンセチルエーテル 
         0.035g/m”・ポリ(重合度
10)オキシエチレン−ポリ(重合度3)オキシグリセ
リルー p−オクチルフェノキシエーテル 0、O1g/m2 ・4−ヒドロキシ−6−メチル1,3,3a。
7−チトラザインデン    0.0155g/m”・
2−クロロハイドロキノン  0.154 g/m2−
 C,F+□SOJ          O,003g
/m2・ポリメチルメタクリレート (平均粒径3.5戸)     0.025 g/m2
・ポリ (メチルメタクリレート/ メタクリレート)(共重合比7・3 平均粒径2 、5−)      0.020 g/m
”このようにして、塗布膜の膨潤百分率230%の感光
材料を作製した。
現1B炬ユ 濃縮液の調製 く現像液〉 Part  A 水酸化カリウム 亜硫酸カリウム 亜硫酸ナトリウム 炭酸カリウム ホウ酸 ジエチレングリコール ジエチレントリアミン五酢酸 1− (N、N−ジエチルアミ ノ)エチル−5−メルカプト テトラゾール ハイドロキノン 水を加えて 30g 30g 55g 0g 5g 80g 0g 0.75g 50g 4125mゑ Part    B ジエチレングリコール 3−3−ジチオビスヒドロ桂 皮酸 氷酢酸 5−ニトロインダゾール l−フェニル−3−ピラゾリド ン 水を加えて artC ゲルタールアルデヒド (50wt/wt%) 臭化カリウム メタ重亜硫酸カリウム 水を加えて 25g g 102.6g 3.75g 45g 50mj 50g 5g 05g 50mj 〈定着液〉 チオ硫酸アンモニウム (70wt/voj%) エチレンジアミン四酢酸・ニナ トリウム・三水塩 亜硫酸ナトリウム ホウ酸 1−(NN−ジメチルアミ ノ)−エチル−5−メルカプ トチトラゾール 酒石酸 氷酢酸 水酸化ナトリウム 硫酸(36N) 硫酸アルミニウム 水を加えて H 000mj 0.45g 25g 0g 5g 8g 75g 25g 58.5g 50g 4.68 処」L支旦’JLM 上記現像液濃縮液を下記の容器に各パート毎に充填した
。 この容器はパートA、B、Cの各容器が容器自身に
よって一つに連結されているものである。
また、上言己定着液濃縮液も同種の容器に充填した。
まず、現像タンク内に、スターターとして、現像液1℃
に対して、臭化カリウム3.7g。
と酢酸3.6gを含む水溶液20mjを入れた。
上記容器に入った処理液剤を逆さにして自現機の側面に
装着されている処理液ストックタンクの穿孔刃にさしこ
んでキャップ部分を打ち破り充填した。
これらの現像液、定着液を次のような割合で自現機の現
像タンク、定着タンクに、それぞれ自現機に設置されて
いる定量ポンプを使って満たした。
また、感材が口切サイズ換算で8枚処理される毎にも、
この割合で、処理剤原液と水とを混合して自現機のタン
クに補充した。
現像液 定着液 水洗タンクには水道水を満たした。
(7)」」成 下記の構成の自現機を使用した。
液 量 温度 パス長 工程時間 (液面面積とタンク容量比=35cm”/j )定 着 水 洗 スクイズ 乾  燥 トータル 15j    32℃  541mrn1]、7秒13
j    17℃  305闘  5.7秒流水 6.6秒 58℃  368mm   8.0秒 1827n+n+   45.3秒 肛旦 前記感光材料にX線露光を与え、上記の自現機および上
記の割合に混合した各処理液を用い、上記の工程時間で
、口切サイズ(10X12インチ)1枚当たり現像液は
25mL定着液も25m1補充しながら現像処理した。
この自現機の水洗槽18に、第1図に基いてすでに説明
したカートリッジを取り付けて、水洗槽内の水洗水を常
時循環した。 水洗水は、感光材料が処理されている時
間に同期して電磁弁が開いて併結される。 夜間、自現
機は停止されても、水洗槽の水は実験期間中抜かず、か
つ、循環し続けた。  1日の平均処理枚数は口切サイ
ズで約200枚である。
このときのカートリッジに詰めた吸着剤の種類、および
その量、水洗水補充量、循環水量を表4のように変えて
、水洗槽中の水垢の発生状況を観察した。
なお、使用されるヤシ殻活性炭は、細孔径が6〜15人
程度、表面積が1000〜3000m2/ g程度であ
り、ワインド型フィルターのボア径は150μ程度であ
った。 さらに、セラミックボールとしては、すでに述
べた組成のものを用いた。
実施例2 冨士写真フィルム株式会社製の医療用X−レイ感材5u
per HR−3,5uper HR−A、 5upe
r HR−Lを処理量(面積)比で順に80%、10%
、10%としてランニング実験を行なった。
このとき、自現機、処理液等は、以下のものを用いた。
 これらは、いずれも富士写真フィルム■製のものであ
る。
自現機 FPM5000 処理液・現像液 RD−3 スターター RD−33 定@液 富士F 処理工程は、以下のとおりとし、水洗水には水道水を使
用した。
処理工程   温度    時間 現   像     35℃       25秒定 
   着     30℃       20秒水  
  洗     17℃       11秒スクイズ
          8秒 乾   燥     50℃       20秒また
、スターターの使用量は現像補充液1℃当たり20mN
とした。
この水洗槽に実施例1の実験No7の方法を適用してラ
ンニング実験を行なった。
3力月間水垢は発生しないで、良好な写真性能が得られ
た。
〈発明の効果〉 本発明によれば、多孔質体に接触した水を感光材料処理
に用いることによって、若干の防菌、防ばい効果が得ら
れ、水垢の発生が減少するが、さらに、水にオゾンまた
は紫外線照射を機能させ、多孔質体とオゾンと紫外線照
射の相乗効果によって、上記効果は飛躍的に高められる
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の感光材料の処理方法を実施する感光
材料処理装置構成を示す模式図である。 第2図は、オゾンによる殺菌手段を併設した水洗槽の正
面断面図である。 第3図は、紫外線照射装置を水洗水の循環系に設けた場
合の水洗槽の構造を示す正面断面図である。 第4図は、紫外線照射装置を水洗水の補充系に設けた場
合の水洗槽の構造を示す正面断面図である。 符号の説明 工4・・・現像槽 16・・・定着槽 18・・・水洗槽 20・・・気泡発生部材 21・・・送気管 30・・・紫外線照射装置 3I・・・照射室 32・・・紫外線ランプ 50・・・ストック 54・・・給水槽 52.56・・・ン夜面レベルセンサ 58・・・現像補充液混合槽 60・・・定着補充液混合槽 64.68・・・ベローズポンプ 72.76.78・・・循環ポンプ 81・・・プレフィルタ−カートリッジ82・・・吸着
剤カートリッジ 83・・・カートリッジ 84・・・プレフィルタ− 85・・・活性炭 86・・・麦飯石 92・・・ソレノイドバルブ 100・・・現像補充液カートリッジ 120・・・定着補充液カートリッジ 4・・・カート リ ッジ受は 出 願 人 富士写真フィルム株式会社 代 理 人

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)露光されたハロゲン化銀写真感光材料を、少なく
    とも現像工程、定着工程、水洗または安定化工程を行な
    う自動現像機を用いて処理する方法において、前記水洗
    または安定化工程における補充量が感光材料1m^2当
    り1l〜20lであり、かつ水洗または安定化工程に使
    用する水として、多孔質体に接触させた水を用いること
    を特徴とするハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  2. (2)前記水洗または安定化工程に使用する水として、
    さらにオゾンに接触させた水を用いる請求項1に記載の
    ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法。
  3. (3)前記の水を多孔質体とオゾンに繰り返し接触させ
    る請求項2に記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方
    法。
  4. (4)前記水洗または安定化工程に使用する水として、
    さらに紫外線を照射した水を用いる請求項1ないし3の
    いずれかに記載のハロゲン化銀写真感光材料の処理方法
  5. (5)前記の多孔質体との接触および紫外線の照射を繰
    り返し行なう請求項4に記載のハロゲン化銀写真感光材
    料の処理方法。
JP30305590A 1990-08-06 1990-11-08 ハロゲン化銀写真感光材料の処理方法 Pending JPH04151143A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06289548A (ja) * 1993-02-05 1994-10-18 E I Du Pont De Nemours & Co 写真処理における洗浄水再利用装置および方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06289548A (ja) * 1993-02-05 1994-10-18 E I Du Pont De Nemours & Co 写真処理における洗浄水再利用装置および方法

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