JPH041502Y2 - - Google Patents

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JPH041502Y2
JPH041502Y2 JP1986002966U JP296686U JPH041502Y2 JP H041502 Y2 JPH041502 Y2 JP H041502Y2 JP 1986002966 U JP1986002966 U JP 1986002966U JP 296686 U JP296686 U JP 296686U JP H041502 Y2 JPH041502 Y2 JP H041502Y2
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sample container
needle
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container
suction
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、吸引針を分注針と併列若しくは2重
管として又は単独で装着するヘツドと、その下方
を通過するようセツトされる検体容器などを具備
する血液検査装置の洗滌装置の改良に関する。
[従来の技術] 従来のこの種の血液検査装置の洗滌装置におい
ては、第11図に示すように、吸引針1の先端部
には何ら吸引を助長する装置は施されず、その先
端部が直接検体容器(ホール)2内のビーズ(反
応球)3に突き当るまで両者間で相対的な移動を
行なつた後、その検体容器2内の液を吸引するよ
うになつている。
しかし、その吸引に際しては、周囲から自由に
空気が入つて、検体容器2内の圧力が下らないか
ら、吸引が不完全となり、ビーズ3下方に位置す
る検体容器2の底部の液まで吸引することが難し
い問題がある。
この問題の対策としては、実開昭59−104047号
公報または実開昭58−125865号公報にあるような
手段がある。
前者は、吸引針1の先端側に、検体容器2内に
押し込まれているビーズ3の外周に上から被さる
キヤツプ状体を、鋼線等の弾性を具備する金属線
材をコイル状に巻き込むことで形成して設けてお
き、このキヤツプ状体がビーズ3の外周に被さる
ように吸引針1の先端側を検体容器2の内部に挿
し込んで、キヤツプ状体を形成している金属線材
よりなるコイルの間〓から、検体容器2内の液体
を吸引し、さらに、吸引針1を強く検体容器2内
に押し込んで、先端のキヤツプ状体をビーズ3の
上周面側に圧接して、該キヤツプ状体を形成して
いる金属線材よりなりコイルの〓間を詰め、該キ
ヤツプ状体の内壁面とビーズ3の外周面との間に
形成される間〓を介して、検体容器2の底部の液
体を吸引するようにしたものである。
また、後者は、吸引針1の先端に、検体容器2
内に落し込まれているビーズ3の上周面に接合す
る逆向きのカツプ状体を設けるとともに、そのカ
ツプ状体の周壁の一部に切欠部を形成しておい
て、吸引針1の検体容器2への挿入により、この
カツプ状体をビーズ3の上周面側に接当し、それ
の切欠部から検体容器2内の底部の液体を吸引す
るようにしたものである。
しかし、これらの手段は、検体容器2内の液体
を吸引除去するときに、どうしても少量の液体が
検体容器2の内壁面に付着した状態となつて残る
ようになる問題がある。
本考案は従来手段に生じているこれらの問題を
解消せしめるためになされたものであつて、検体
容器2内に挿し込む吸引針1によつて行なう検体
容器2内からの、洗滌液・検液等の液体の吸引排
除が、迅速、かつ、検体容器2の内壁面への付着
液も残さないように、きれいに行なえるようにす
る新たな手段を提供することを目的とする。
[課題を解決するための手段] しかして、本考案は、上述の目的のために、
種々の研究と実験を重ねて得られた知見ら基づい
て完成したものである。即ち、吸引針1により検
体容器2内に残り勝ちになる液体は、検体容器2
の内壁面に付着した状態となる液体である。この
検体容器2の内壁面に付着した状態となる液体
は、検体容器2内に、それの内壁面に沿つて高速
に流れる空気流があれば、吹き飛ばすように除去
し得るようになること。そして、この付着した液
体を拭い取るように吹き飛ばす空気流が、検体容
器2の開口部から外部に吹き出ることのないよう
にしておけば、検体容器プレートに並設される多
数の検体容器2……間においてコンタミネーシヨ
ンを起すこともなくなる。そして、これには、検
体容器2の開口部を蓋する蓋体を、吸引針1の先
端側の外周に設けて、この蓋体の周壁の一部に、
吸引針1の吸引作動で検体容器2のまわりの空気
を該検体容器2内に流入させるスリツトを設けて
おけば良いことに想到したところから、このよう
に構成したところ、良好な結果が得られたことに
基づくものである。
そして、このことから、本考案においては、上
述の目的を達成するための手段として、吸引針を
分注針と併列若しくは2重管として又は単独で装
着するヘツドと、そのヘツドの下方を通過するよ
うセツトされる検体容器などを具備する血液検査
その洗滌装置において、前記ヘツドに装着する吸
引針の先端側の外周に、軸芯部位に該吸引針を貫
通せしめて前記検体容器の開口部を蓋する蓋体を
設け、その蓋体の周壁の一部に、該蓋体が検体容
器の開口部を蓋した状態においてその検体容器の
内腔を外部に連通させるスリツトを設けてなる血
液検査装置の洗滌装置を提供するものである。
[実施例] 次に、本考案の実施例を図面を参照して詳述す
る。なお、従来のものと共通する構成部材につい
ては、同一の符号を使用するものとする。
第1図、第2図に示す如く、本考案による血液
検査装置の洗滌装置Mは、吸引針1と分注針4と
を併列して装着するヘツド5と、該ヘツド5の下
方に検体容器2をセツトするための台盤6と、こ
れらヘツド5と台盤6との上下の相対関係位置を
変える変換装置7と、前記吸引針1を真空ポンプ
8に連絡する吸引用パイプ9及び回収タンク10
と、前記分注針4を加圧ポンプ11に連絡する洗
滌液供給パイプ12及び洗滌液タンク13と、前
記洗滌液供給パイプ12の洗滌液タンク3に対す
る連通を開閉制御する制御弁14とで構成されて
いる。
吸引針1と分注針4とは、第10図にて実線に
示す吸引針1と鎖線に示す分注針4の如く、2重
管として装着することもある。また、図示しない
が、吸引針1と分注針4とをそれぞれに分け、分
離した吸引用のヘツドと分注用のヘツドとにそれ
ぞれ装着することもある。
それらいずれの場合でも、ヘツド5に装着する
吸引針1の先端側の外周側には、第10図に示し
ている如く、台盤6の上昇作動(またはヘツド5
の下降作動)により、吸引針1の先端側を検体容
器2内に差し込んでいつたときに、検体容器2の
開口部の口縁に当接してその開口部を蓋する逆向
きのキヤツプ状の蓋体16が取付けられ、かつ、
その蓋体16の周壁の一部には、該蓋体16が前
記第10図の如く検体容器2の開口部を蓋した状
態において、検体容器2の内腔を外部に連通させ
るスリツト15が設けられる。
また、この蓋体16は、検体容器2の開口部の
口縁に当接したときの、接合面のシールのための
圧接が確実に行なわれるように、吸引針1に対し
それの軸線方向に摺動自在に嵌合してあり、ま
た、吸引針1の先端部には、蓋体16の下方への
脱落を阻止するストツパー17aを設けている。
前記蓋体16は、合成樹脂又は金属を材質とし
て、第4図に示すように倒立したカツプ状に形成
してあつて、軸芯部位には、上下方向ら吸引針1
が貫通する透孔16aが設けられ、その軸芯部位
の下方に窪部16bが形成してある。そして、該
窪部16bを囲む周壁16cの下端面16dが検
体容器2の開口部の口縁2aの上端面2bに当接
するようになつており、また、該蓋体16の前記
周壁16cには、それの一部に、前記スリツト1
5が開設されている。
該スリツト15は、1個所、又は、非対称を条
件に2乃至3個所に開設される。
前記ストツパー17aは、吸引針1の先端外周
に嵌合して吸引針1に対し固定される筒状体17
の筒壁肉厚部上端に形成されている。また、該筒
状体17の下端には空気、液体等の吸引を助長す
るための切込み17bが形成されている(第7
図)。この筒状体17の下方の内径d1はビーズ
3の直径d2より小であり、そして、該筒状体1
7の内部中央にはコイルバネ18が装設され、そ
のコイルバネ18の下端が当該筒状体17の下端
面より下方に突出しビーズ3に当接可能となつて
いる。
該ビーズ3の入つている検体容器2は、一枚の
トレー状に形成された検体容器プレートPに、
縦・横に整列して多数形設とてある(第5図)。
[作用] 上述のように構成される血液検査装置の洗滌装
置は次のように作用する。
先ず、検体容器プレートPの最前列の4個の検
体容器2,2……内の液を吸引するには(第6図
参照)、それら各検体容器2を各吸引針1の直下
に位置させた状態で上昇させ(第7図)、各検体
容器2内に各々吸引針1の先端側に挿入しつつそ
れら各検体容器2の開口部の口縁2aの上端面2
bと各蓋体16の下端面16dとを当接させ(第
8図)、さらに、それら各蓋体16の重量に抗し
て各検体容器2を上昇させて各ストツパー17a
から各蓋体16を持上げ(第9図)、かつ、各吸
引針1の先端部に設けたコイルバネ18の下端側
をビーズ3に当接させる(第10図)。
この状態において、真空ポンプ8(第2図)を
作動させると、蓋体16は、検体容器2が負圧に
なることで、検体容器2の口縁2aに密接し、同
時に蓋体16のスリツト15から外部の空気が吸
引される。そして、その吸引された空気は、第1
0図にて鎖線の矢印に示している如く、検体容器
2の内壁面に沿つて、検体容器2の内部の底面に
向い、そこに位置しているビーズ3の下面を経て
吸引針1内へ流れる空気流19をつくる。そして
この空気流19は前記スリツト15で絞つてある
から流れが速くなつているので、検体容器2の内
壁面に付着している液体を拭いとるように吸引し
て、吸引針1の先端に運ぶようになる。従つて、
検体容器2内からの液体の吸引が、検体容器2の
内壁面に付着している液体まできれいに、かつ、
迅速に吸引除去できるようになる。
[考案の効果] 以上述べたように、本考案による血液検査装置
の洗滌装置は、吸引針1の先端側の外周に設けた
蓋体16で検体容器2の開口部を蓋した状態で、
その蓋体16を貫通する吸引針1により検体容器
2内を吸引し、蓋体16の周壁16cに設けたス
リツト15から検体容器2内に吸引される外部の
空気により、検体容器2の内壁面に沿つて高速で
流れる空気流を作り、その空気流により、検体容
器2の内壁面に付着して残り勝ちの液体を、拭い
取るように吸引針1の先端に向けて運び、吸引針
1に吸引させることから、検体容器2内の液体の
吸引排除が、検体容器2の内壁面に付着している
液体まで、きれいに排除できるようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の第一実施例の洗滌装置を具備
する血液検査装置の全体を表わす一部破断側面
図、第2図は同上洗滌装置の系統図、第3図は本
考案の第二実施例の洗滌装置の側面図、第4図は
各実施例の洗滌装置を構成するキヤツプの斜視
図、第5図は同上各洗滌装置を構成するホールプ
レートの斜視図、第6図は同上ホールプレートの
縦断面図、第7図乃至第10図は同上洗滌装置の
作用の説明図で、その内、第7図は吸引針の直下
にホールが設定された状態の側断面図、第8図は
ホールが上昇してキヤツプ下端面に当接した状態
の側断面図、第9図はホールが更に上昇してキヤ
ツプを持上げた状態の側断面図、第10図はホー
ル内に吸引圧を作用させた状態の側断面図であ
り、第11図は従来の洗滌装置要部の側断面図で
ある。 図面の符号の説明、M……血液検査装置の洗滌
装置、1……吸引針、2……検体容器、2a……
開口部の口縁、2b……上端面、3……ビーズ、
4……分注針、5……ヘツド、6……台盤、7…
…変換装置、8……真空ポンプ、9……吸引用パ
イプ、10……回収タンク、11……加圧ポン
プ、12……洗滌液供給パイプ、13……洗滌液
タンク、14……制御弁、15……スリツト、1
6……キヤツプ、16a……透孔、16b……窪
部、16c……周壁、16d……下端面、17…
…筒状体、17a……ストツパー、17b……切
込み、18……コイルバネ、19……空気流、P
……ホールプレート、d1……内径、d2……直
径。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 吸引針1を分注針4と併列若しくは2重管とし
    て又は単独で装着するヘツド5と、そのヘツド5
    の下方を通過するようセツトされる検体容器2な
    どを具備する血液検査装置の洗滌装置において、
    前記ヘツド5に装着する吸引針1の先端側の外周
    に、軸芯部位に該吸引針1を貫通せしめて前記検
    体容器2の開口部を蓋する蓋体16を設け、その
    蓋体16の周壁の一部に、該蓋体16が検体容器
    2の開口部を蓋した状態においてその検体容器2
    の内腔を外部に連通させるスリツト15を設けて
    なる血液検査装置の洗滌装置。
JP1986002966U 1986-01-13 1986-01-13 Expired JPH041502Y2 (ja)

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JPH07122607B2 (ja) * 1987-09-19 1995-12-25 日本フレクト株式会社 液体サンプル採取および送出装置
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