JPH04149827A - 光学式ディスクプレーヤ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、コンパクトディスクプレーヤ等の光学式ディ
スクプレーヤに関する。

〔発明の概要〕

本発明は光学式ディスクプレーヤに関し、再生信号に調
整を施した信号をフォーカスエラーの検出信号に注入す
ることにより、光学系の機械ノイズの発生を防止するよ
うにしたものである。

〔従来の技術〕

例えばコンパクトディスクプレーヤの光学系においては
、一般に第３図に示すような４分割のフォトセンサが設
けられ、ディスク面からの反射光がこのフォトセンサの
分割の中心に入射されるようにし、これらの分割Ａ、Ｂ
、Ｃ，Ｄの和の信号（Ａ＋Ｂ＋Ｃ＋Ｄ）にて再生信号を
取り出すと共に、（Ａ＋Ｃ）−（Ｂ＋Ｄ）の信号を取り
出して、この信号の値がＯになるようにフォーカスサー
ボを行うようにされている。従って理想的にフォトセン
サに入射される反射光のスポットが円形で、分割Ａ、Ｂ
、Ｃ，Ｄの感度が等しいものであれば、（Ａ＋Ｃ）−（
Ｂ＋Ｄ）の信号では記録された信号成分が相殺され、フ
ォーカスエラーの検出信号のみが取り出されることにな
る。

〔発明が解決しようとする課題〕

ところが上述の装置において、反射光のスポットは必ず
しも円形であるとは限らず、また分割Ａ。

Ｂ、Ｃ，Ｄの感度も完全に一致させることは技術的に困
難である。このため従来の装置では、例えば再生信号（
Ａ十ＢｆＣ十Ｄ）が最大となる位置にフォーカスサーボ
が収束するようにフォーカスエラーの検出信号にバイア
スを与えることが行われている。

その場合に、上述の装置において装置の駆動中に可聴域
の「シャー」という機械ノイズ（アコースティックノイ
ズ）が発生する問題が生した。

すなわち上述のようなバイアスが与えられた場合に、フ
ォーカスサーボが収束された状態であっても（Ａ＋Ｃ）
−（Ｂ十Ｄ）の信号は値がＯにはなっていない。このた
め記録された信号成分が相殺されずにこの信号成分がフ
ォーカスエラーの検出信号に混入してしまい、これによ
って上述のアコースティックノイズが発生するものと考
えられる。なお第４図はフォーカスエラーの検出信号を
周波数分析したものであって、この図で５ｋＨｚ以上の
成分は信号成分の混入によるものと考えられる。

この出願はこのような点に鑑みてなされたもので、簡単
な構成でアコースティックノイズの発生を軽減できるよ
うにするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、ディスク面からの反射光を分割型フォトセン
サ（１）に入射し、このフォトセンサから再生信号とフ
ォーカスエラーの検出信号を得る（検出用アンプｒｃ（
３））ようにした光学系を有してなる光学式ディスクプ
レーヤにおいて、上記再生信号（出力端子（３３）　）
に少くともゲイン調整（可変抵抗器（８３）　）と位相
調整（演算増幅器（８４）　）及び帯域調整（コンデン
サ（８５）、抵抗器（８６）　）を施した信号を上記フ
ォーカスエラーの検出信号（出力端子（３４）　）に注
入して、上記光学系の機械ノイズの発生を防止するよう
にした光学式ディスクプレーヤである。

〔作用〕

これによれば、再生信号に調整を施した信号がフォーカ
スエラーの検出信号に注入されることにより、フォーカ
スエラーの検出信号に混入される信号成分が打ち消され
、これによって光学系の機械ノイズの発生を防止するこ
とができる。

〔実施例〕

第１図において、（１）は４分割のフォトセンサであっ
て、このフォトセンサ（１）からの分割Ａ、Ｃの出力信
号が加算器（２ａ）で加算され、分割Ｂ、Ｄの出力信号
が加算器（２ｂ）で加算され、これらの加算信号がそれ
ぞれ検出用アンプＩＣ（３）の入力端子（３１）（３２
）に供給される。そして検出用アンプＩＣ（３）にて入
力端子（３１）　（３２）からの信号が加算されて分割
Ａ、　Ｂ、　Ｃ，Ｄの和の再生信号が出力端子（３３）
に取り出されると共に、入力端子（３１）の信号から入
力端子（３２）の信号が減算されて（Ａ＋Ｃ）−（Ｂ＋
Ｄ）によるフォーカスエラーの検出信号が出力端子（３
４）に取り出される。さらに（４）はバイアス設定用の
可変抵抗器であって、この抵抗器（４）からのバイアス
電圧が検出用アンプＩＣ（３）のバイアス入力端子（３
５）に供給される。

この検出用アンプＩＣ（３）の出力端子（３３）の信号
が再生処理回路（図示せず）に接続される端子（５）に
供給される。また検出用アンプＩＣ（３）の出力端子（
３４）はフォーカスゲイン調整用の抵抗器（６１）及び
可変抵抗器（６２）を介して接地され、この可変抵抗器
（６２）の摺動子からの信号がフォーカスサーボ回路（
図示せず）に接続される端子（７）に供給される。

さらに検出用アンプＩＣ（３）の出力端子（３３）がコ
ンデンサ（８１）、抵抗器（８２）及び可変抵抗器（８
３）を介して演算増幅器（８４）の反転入力端に接続さ
れ、この演算増幅器（８４）の非反転入力端が接地され
ると共に、この演算増幅器（８４）の出力端がコンデン
サ（８５）、抵抗器（８６）の並列回路を介して反転入
力に接続される。これによってこの演算増幅器（８４）
の出力端には、出力端子（３３）からの信号が、可変抵
抗器（８３）で決定されるゲインでかつ演算増幅器（８
４）で位相反転されると共にコンデンサ（８５）、抵抗
器（８６）で決定される所望の低域成分が抽出されて取
り出される。この演算増幅器（８４）からの信号が抵抗
器（８７）を介して端子（７）に取り出される信号に注
入される。

従ってこの装置において、検出用アンプＩＣ（３）の出
力端子（３４）から取り出されるフォーカスエラーの検
出信号に、演算増幅器（８４）からの再生信号を所定の
レベルで位相反転した信号が注入され、これによってフ
ォーカスエラーの検出信号に混入された再生信号の成分
を相殺させることができる。

すなわち回路を動作状態にして、上述の可変抵抗器（８
３）を調整することによって、例えば第２図に示すよう
に、数ｋＨｚ以上の部分でフォーカスエラーの検出信号
に混入された再生信号の成分を１０ｄＢ以上低減させる
ことができる。

なお上述の装置において、演算増幅器（８４）での位相
反転はフォーカスエラーの検出信号に混入される再生信
号の成分が再生信号と同相の場合に必要となるもので、
これらが逆相の場合には演算増幅器（８４）は正相アン
プの構成とされる。また−船釣に正相から逆相まて連続
的に可変できる回路を用いるのが最適である。

こうして上述の装置によれば、再生信号に調整を施した
信号がフォーカスエラーの検出信号に注入されることに
より、フォーカスエラーの検出信号に混入される信号成
分が打ち消され、これによって光学系の機械ノイズの発
生を防止することができるものである。

なお上述の装置において、信号の注入・打ち消しによっ
てフォーカスサーボの特性はほとんど変化しないことが
実験によって確かめられた。

また上述の装置において、可変抵抗器（８３）の調整は
実際にはアコースティックノイズを聴きながら行うのが
正確であるが、一般に製造ライン等においては他の騒音
が多く、僅かなアコースティックノイズを聴き取ること
は容易ではない。そこで製造ライン等で調整を行う場合
には、上述の端子（７）に得られる信号を例えば１０ｋ
Ｈｚ〜３０ｋＨｚ程度のバンドパスフィルタに供給し、
このフィルタ出力をレベルメータあるいはオシロスコー
プで観測して、このレベルが最小になるように調整を行
う。

ここでこのフィルタ出力は可聴領域より広いが、アコー
スティックノイズと相関性があることが確認されている
ものである。

〔発明の効果〕

この発明によれば、再生信号に調整を施した信号がフォ
ーカスエラーの検出信号に注入されることにより、フォ
ーカスエラーの検出信号に混入される信号成分が打ち消
され、これによって光学系の機械ノイズの発生を防止す
ることができるようになった。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明による光学式ディスクプレーヤの一例の
要部の構成図、第２図はその説明のための特性図、第３
図は４分割フォトセンサの構成図、第４図はその説明の
ための特性図である。 （１）は４分割のフォトセンサ、（２ａ）　（２ｂ）は
加算器、（３）は検出用アンプＩＣ１（４）はバイアス
設定用の可変抵抗器、（５）（７）は端子、（６１）　
（８２）　（８６）　（８７）は抵抗器、（６２）　（
８３）は可変抵抗器、（８１）　（８５）はコンデンサ
、（８４）は演算増幅器である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ディスク面からの反射光を分割型フォトセンサに入射し
   、 このフォトセンサから再生信号とフォーカスエラーの検
   出信号を得るようにした光学系を有してなる光学式ディ
   スクプレーヤにおいて、 上記再生信号に少くともゲイン調整と位相調整及び帯域
   調整を施した信号を上記フォーカスエラーの検出信号に
   注入して、 上記光学系の機械ノイズの発生を防止するようにした光
   学式ディスクプレーヤ。