JPH041489B2 - - Google Patents

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JPH041489B2
JPH041489B2 JP56184215A JP18421581A JPH041489B2 JP H041489 B2 JPH041489 B2 JP H041489B2 JP 56184215 A JP56184215 A JP 56184215A JP 18421581 A JP18421581 A JP 18421581A JP H041489 B2 JPH041489 B2 JP H041489B2
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Japan
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winding
windings
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wound
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JP56184215A
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English (en)
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JPS5885510A (ja
Inventor
Kenzo Awano
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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Publication date
Application filed by Tokyo Shibaura Electric Co Ltd filed Critical Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
Priority to JP56184215A priority Critical patent/JPS5885510A/ja
Publication of JPS5885510A publication Critical patent/JPS5885510A/ja
Publication of JPH041489B2 publication Critical patent/JPH041489B2/ja
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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01FMAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
    • H01F27/00Details of transformers or inductances, in general
    • H01F27/34Special means for preventing or reducing unwanted electric or magnetic effects, e.g. no-load losses, reactive currents, harmonics, oscillations, leakage fields
    • H01F27/36Electric or magnetic shields or screens
    • H01F27/363Electric or magnetic shields or screens made of electrically conductive material

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Regulation Of General Use Transformers (AREA)
  • Coils Of Transformers For General Uses (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の技術分野] 本発明は金属シートと絶縁シートを重ねて巻い
た箔巻巻線からなる低圧巻線および高圧巻線を備
えた変圧器に関する。
[発明の技術的背景] この種の箔巻巻線を備えた変圧器は、巻線の占
積率が良いので小型、軽量化を実現できる利点が
ある。すでに数kV、数100kVA程度の比較的電
圧の低い小容量の変圧器では実用化され、かなり
市場に出回つている。
最近に至りその優れた長所に鑑み、より高電
圧、大容量の例えば275kV、300MVA変圧器に
適用拡大が研究されているが、箔巻変圧器の最大
の欠点である巻線軸方向の上下端部に流れる大き
な渦電流による巻線端部の温度上昇過大の問題を
いかに克服するかが大容量箔巻変圧器を実用化す
る上で最大の鍵である。
従来の箔巻変圧器は第1図に示す構成をなして
いる。絶縁媒体として畝縁油またはSF6ガスなど
の絶縁ガスを封入したタンク1の内部に鉄心2が
設けられ、この鉄心2の脚部の外側周囲に絶縁筒
3を介して低圧巻線4が巻装され、この低圧巻線
4の外側周囲に絶縁バリヤ6を介して高圧巻線5
が巻装されている。これら各巻線4,5から成る
主巻線はアルミニウムなどからなる絶縁シート8
とを重ね合わせて巻いた箔巻巻線で構成されてい
る。各巻線4,5の巻線軸方向上下端部の上側お
よび下側には鉄心2と各巻線4,5とを締付ける
ためのクランプ9,9が配置されている。タンク
1の壁部内側には巻線4,5からの漏れ磁束によ
りタンク1壁部が加熱することを防止するタンク
シールド10が取付けてある。
[背景技術の問題点] 一般の変圧器は平角銅線を巻回した低圧および
高圧巻線を使用しているために、巻線に負荷電流
が流れると、第1図の破線で示すような巻線漏れ
磁束が発生するが、箔巻巻線からなる低圧および
高圧巻線4,5を備えた変圧器においては、巻線
4,5に負荷巻線が流れると漏れ磁束の水平方向
成分を打消すように巻線4,5に大きなループの
渦電流が流れる。この結果、箔巻変圧器の巻線漏
れ磁束は第1図の2点鎖線で示すように、巻線
4,5の巻線軸方向中央部では垂直に通り、巻線
4,5から出る直前から直後にかけて略直角に曲
がるような通り方をする。この時、各巻線4,5
の巻線軸方向の上下端部には通常の負荷電流に加
えて大きな渦電流が重畳して流れるために、巻線
4,5の巻線軸方向上下端部の電流密度は巻線
4,5の巻線軸方向中央部の電流密度に比して極
端に高くなる。しかも、この巻線4,5の軸方向
端部における巻線半径方向の電流密度分布の特性
は第2図に示すように巻線4の端部では電流密度
が外周部から内周部に向けて高くなり、(A線)、
巻線5の端部では電流密度が内周部から外周部に
向けて高くなり、(B線)、この結果巻線の隅部で
特に高くなる傾向にあることが判る。このように
巻線4,5の軸方向部および隅部における電流密
度が過大となる結果、巻線4,5の巻線軸方向上
下端部および隅部のみが異常に高い温度となる。
この現象に対する対策として、巻線4,5の導
体である金属シート7の厚さを増して巻線軸方向
端部および隅部の電流密度を温度上昇が問題にな
らないレベルにまで下げれば良い。しかし、巻線
4,5の巻厚を巻線軸方向に一様になるように巻
き上げるには巻線軸方向端部を除く渦電流の影響
がない巻線軸方向の約90%以上を占める巻線中央
部分の金属シート7の厚さも一様に増す必要があ
る。このために金属シート7全体の厚さが増大し
て、巻線の占積率が良いという箔巻巻線の最大の
特徴が失われてしまう。また、金属シート7の厚
さは一様にして巻線軸方向端部の冷却を巻線中央
部に比して格段に良くする冷却構造の採用も考え
られるが、実現が難しいという問題がある。
[発明の目的] 本発明は箔巻巻線の占積率を低下させることな
く巻線軸方向端部における電流密度の増大を抑制
して温度上昇を防止した変圧器を提供するもので
ある。
[発明の概要] 本発明の変圧器は、箔巻巻線からなり主巻線を
構成する低圧巻線(内側巻線)の内側周囲および
高圧巻線(外側巻線)の外側周囲の少なくともい
ずれか一方に箔巻巻線からなる補助巻線を設け、
この補助巻線の電流容量を主巻線より大きくする
ことにより、渦電流が主巻線に殆ど生ぜず補助巻
線に集中的に発生させ、従つて主巻線の巻線軸方
向端部における電流密度の増大を抑制するもので
ある。
[発明の実施例] 第3図ないし第5図は本発明の変圧器の一実施
例を示している。この実施例の変圧器は前述した
従来例と同様に絶縁媒体を封入したタンク1の内
部に設けた鉄心2に、金属シート7と絶縁シート
8とを重ねて巻いた箔巻巻線からなり、主巻線を
構成する低圧巻線4と高圧巻線5を内外側同心円
状に巻装してあり、またクランプ9,9が設けて
ある。
この実施例の変圧器においては、タンク1内に
おける内側巻線である低圧巻線4の内側周囲、す
なわち低圧巻線4と鉄心2の脚部との間には同心
円状に補助巻線11が設けてあり、この補助巻線
11は絶縁筒3を介して鉄心2の脚部に巻装され
る。なお、この補助巻線11と低圧巻線4との間
には絶縁バリヤ12が設けられる。また、外側巻
線である高圧巻線5の外側周囲、すなわち高圧巻
線5とタンク1の周壁部との間には同心円状に補
助巻線11が設けてあり、この補助巻線11は絶
縁バリヤ13を介して高圧巻線5に巻装される。
このため、全体的には鉄心2の脚部を中心とし
て、絶縁筒3、補助巻線11、絶縁バリヤ12、
低圧巻線4、絶縁バリヤ6、高圧巻線5、絶縁バ
リヤ13および補助巻線11の順で同心円状に設
けられる。これら各補助巻線11,11は、主巻
線である巻線4,5と同様に金属シート7と絶縁
シート8とを重ねて巻いた箔巻巻線で構成され、
前記主巻線に比べ大きな電流容量を有している。
但し、この補助巻線11,11は、巻線電圧も低
く、且つ巻線容量も少なく設定してあり、この補
助巻線11,11を設けても変圧器全体の巻線重
量に与える影響は殆ど無視できる程度である。ま
た、巻線4,5の巻線軸方向上下端部側に設けた
クランプ9,9における巻線端部に面する側面に
は、例えばけい素鋼板を積層して形成した磁気シ
ールド14,14が夫々設けてある。
しかして、このように構成された変圧器におい
て、低圧巻線4および高圧巻線5に負荷電流を流
すと、各巻線4,5における薄い金属シート7の
巻線軸方向上下端部には、巻線漏れ磁束が通過す
るが、この金属シート7には漏れ磁束の水平方向
成分を打消すための渦電流が殆ど流れず、主巻線
に比べて電流容量の大きい低圧巻線4の内側に設
けた補助巻線11と高圧巻線5の外側に設けた補
助巻線11の各巻線軸方向上下端部の方に集中し
て渦電流が流れる。このために、主巻線である巻
線4,5の巻線軸方向端部、すなわち金属シート
7の巻線軸方向上下端部は、この上下端部を除く
シート中央部と同様に通常の負荷電流が流れるだ
けの状態に近い状態になるから、巻線4,5の巻
線軸方向上下端部における極端な電流密度の上昇
は大幅に緩和される。この場合の巻線4,5の巻
線軸方向端部における巻線半径方向電流密度分布
の特性を第5図に示す。この線図でA′線は巻線
4端部の、B′線は巻線5端部の電流密度を示し
ている。この線図によれば、第2図で示す従来変
圧器における巻線軸方向端部の電流密度に比して
大幅に低下していることが判る。従つて、巻線
4,5の巻線軸方向端部は電流密度の増大による
温度の異常な上昇がない。そして、高圧巻線5の
外側に設けた補助巻線11よりも外側に巻線漏れ
磁束が漏れ出さないので、漏れ磁束によるタンク
1の壁部の過熱を防止でき、従来タンク1の壁部
に取付けていたタンクシールド10は不要とな
る。また、低圧巻線4の内側に設けた補助巻線1
1よりも内側に巻線漏れ磁束が漏れ出さないの
で、巻線漏れ磁束による鉄心2およびその周辺の
金属構造材の過熱を防止できる。さらに、クラン
プ9,9に取付けた磁気シールド14,14は、
巻線漏れ磁束の巻線4,5内での直進性をより強
め、巻線4,5の上下端部に僅かに残る渦電流を
さらに低減させる効果がある。そして、各巻線
4,5における金属シート7は渦電流による温度
上昇を避けるために全体の厚さを増大する必要が
ないので、巻線4,5の占積率の低下を防止でき
る。
補助巻線11,11としては、定格電圧の低い
三次巻線、あるいは段絶縁の高圧巻線の中性点側
タツプ巻線のいずれを使用してもよい。いずれの
場合であつても試験電圧レベルは低く、第3図お
よび第4図で示すように補助巻線11とタンク1
周壁部との間の絶縁距離d2、三相の場合の各相間
の絶縁距離d3は短くてよい。第1図で示す高圧巻
線5とタンクシールド10との間の絶縁距離d4
と、第2図で示す高圧巻線5と補助巻線11との
間の絶縁距離d1を比較すれば、後者の絶縁距離d1
の方が短くできる。すなわち、本発明の変圧器で
は補助巻線11が高圧巻線5と同心円状に配置さ
れているため、この両者を絶縁筒で細いギヤツプ
に仕切つたいわゆる多重バリヤ構造にした絶縁バ
リヤ13を設けることにより、絶縁距離d1を大幅
に短縮することが可能であるからである。
[発明の効果] 本発明の変圧器は、箔巻巻線からなり主巻線を
構成する低圧巻線の内側および高圧巻線の外側の
少なくともいずれか一方に箔巻巻線からなり主巻
線よりも電流容量の大きい補助巻線を設けること
により、巻線の占積率を損なうことなく、巻線軸
方向端部における電流密度の増大を阻止して温度
上昇を防止できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の変圧器を示す概略的構成を示す
縦断側面図、第2図は従来変圧器における巻線端
部の電流密度分布を示す線図、第3図は本発明の
変圧器の一実施例の概略的構成を示す縦断側面
図、第4図は同平面図、第5図は同実施例の変圧
器における巻線端部の電流密度分布を示す線図で
ある。 1……タンク、2……鉄心、3……絶縁筒、4
……低圧巻線、5……降圧巻線、6……絶縁バリ
ヤ、7……金属シート、8……絶縁シート、9…
…クランプ、11……補助巻線、12,13……
絶縁バリヤ、14……磁気シールド。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 タンクの内部に設けた鉄心に金属シートと絶
    縁シートを重ねて巻いた箔巻巻線からなる低圧巻
    線を巻装し、この低圧巻線の外側に前記箔巻巻線
    からなる高圧巻線を巻装して主巻線を構成した変
    圧器において、前記低圧巻線の内側および前記高
    圧巻線の外側の少なくともいずれか一方に箔巻巻
    線からなり前記主巻線よりも電流容量が大きく、
    渦電流を集中的に発生させる補助巻線を設けたこ
    とを特徴とする変圧器。
JP56184215A 1981-11-17 1981-11-17 変圧器 Granted JPS5885510A (ja)

Priority Applications (1)

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JP56184215A JPS5885510A (ja) 1981-11-17 1981-11-17 変圧器

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JP56184215A JPS5885510A (ja) 1981-11-17 1981-11-17 変圧器

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JPS5885510A JPS5885510A (ja) 1983-05-21
JPH041489B2 true JPH041489B2 (ja) 1992-01-13

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EP3809429B1 (en) * 2019-08-28 2024-03-27 Bombardier Nug Propulsion System Co., Ltd. Transformer structure, and locomotive traction transformer

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JPS5885510A (ja) 1983-05-21

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