JPH04323812A - 箔巻変圧器 - Google Patents

箔巻変圧器

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Publication number
JPH04323812A
JPH04323812A JP9218191A JP9218191A JPH04323812A JP H04323812 A JPH04323812 A JP H04323812A JP 9218191 A JP9218191 A JP 9218191A JP 9218191 A JP9218191 A JP 9218191A JP H04323812 A JPH04323812 A JP H04323812A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lead
conductor
winding
lead conductor
same
Prior art date
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Pending
Application number
JP9218191A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuo Urata
浦田 信夫
Katsutoshi Toda
戸田 克敏
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
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Publication of JPH04323812A publication Critical patent/JPH04323812A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[発明の目的]
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は銅或いはアルミ箔等の金
属シートと絶縁シートとを重ね巻きしてなる箔状巻線を
用いた箔巻変圧器において、特に口出し導体と金属シー
トとの接続手段を改良した箔巻変圧器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の箔巻変圧器は巻線の占積率が良い
ことから、小型、軽量化を実現できると言う特徴がある
。既に数KV、数100 KVA程度の比較的電圧の低
い小容量の変圧器では実用化されている。最近、その優
れた長所に鑑み、より高電圧、大容量の変圧器への適用
が研究されているが、箔巻変圧器の高電圧、大容量化を
図る上での問題点として、いかに巻線に対する冷却能率
を向上させ、高い絶縁能力を巻線に持たすことができる
か、また口出し導体と金属シートとの接続部分に生ずる
熱をいかに軽減するかと言う点があげられる。
【0003】こらの問題点のうち、箔巻変圧器における
巻線に対する冷却方式としては、巻線内に冷却ダクトを
内蔵させ、絶縁特性の優れた冷媒を送込んで巻線から発
生する熱量を直接的に冷やすいわばヒートパイプ式のも
のが考えられている。一方、口出し導体と金属シートと
の接続部分に生ずる熱を軽減する手段は、未だ確率され
ていないのが現状である。
【0004】一般に、変圧器の巻線には巻線の(電流×
巻回数)値に応じて低圧巻線と高圧巻線間の間隙および
それぞれの巻線内に、巻線の軸方向を主成分とする漏れ
磁束が発生する。この漏れ磁束の流れは図9に示す如く
である。すなわち、タンク1内に配設された鉄心2の回
りに箔状の金属シートおよび絶縁シートを重ねて巻回し
、低圧巻線3および高圧巻線4が形成されている。また
、巻線3,4の巻始めと巻終りには、口出し導体7とブ
ッシング9との間はリード線10によって接続されてい
る。
【0005】このような構成の箔巻変圧器においては、
漏れ磁束6は前述のように低圧巻線3と高圧巻線4の間
隙5および箔巻巻線内に生ずるが、金属シート8の幅が
広いため、金属シート8に入射する巻線径方向の磁束を
打消そうとする渦電流が金属シート8の中に流れ易い。 このため、磁束6は、巻線の端部から50mm以内程度
のところで急激に巻径方向に曲り、タンク1および鉄心
2の方向へ向う。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところで、箔巻変圧器
においては、口出し導体7として一般に矩形状の平板が
用いられ、その断面積は金属シート8と同じかそれ以上
とするのが一般的であり、例えば金属シート8の厚さが
0.5mm 、幅が2mとすると、口出し導体7の断面
は例えば10mm×100mm程度となる。
【0007】このように断面積の大きい口出導体7を巻
線端部の半径方向の磁束が集中する部分に配置すると、
導体内部にこの磁束を打消そうとする大きな渦電流が流
れる。また、口出し導体によって、電流を巻線の上部に
取出す場合、図10に示すように金属シート8の負荷電
流11は上部へ集中して流れ、金属シート8と口出し導
体7の接続部A近傍は、発生した熱により高い温度にな
る恐れがある。
【0008】さらに、この部分は前記の渦電流12が口
出し導体7に生ずる半径方向の磁束を打消そうとして発
生する部分と同一であるため、その発熱量は非常に大き
くなり、局部的に高温となり、溶損にいたる恐れがあっ
た。また、口出し導体7に流れる渦電流によって余分な
損失が発生するため、変圧器の運転効率を低下させると
いう問題があった。
【0009】本発明の目的は、口出し導体に発生する熱
を軽減して口出し導体の接続部の溶損を防止すると共に
、渦電流損失を大幅に低減することができる信頼性の高
い箔巻変圧器を提供するにある。[発明の構成]
【00
10】
【課題を解決するための手段】本発明の箔巻変圧器は、
断面が長方形の第1の口出し導体と、この第1の口出し
導体の厚さとほぼ同一寸法の幅を有する複数本の平角状
導体を前記第1の口出し導体幅とほぼ同一厚さとなるよ
うに積重ねた構成とし、且つ前記第1の口出し導体に電
気的に接続された第2の口出し導体と、前記第1の口出
し導体と同一長さで且つ前記第1の口出し導体に電気的
に接続された極薄平板状導体とで形成した巻線口出しリ
ードを巻線の軸方向上下部に少なくとも複数本配設する
構成とし、前記極薄平板状導体を前記金属シートに電気
的に接続して前記第2の口出し線とし、且つ前記巻線軸
方向の下部側に配設された口出し線は上部側に配設した
口出し線と同一軸線上に積重ねるようにして引出すよう
にしたものである。
【0011】
【作用】このような構成の箔巻変圧器にあっては、口出
し導体に生じる渦電流による温度上昇が大幅に軽減され
るので、口出し導体接続部の溶損を防止できると共に、
渦転流による抵抗損失を大幅に低減でき、変圧器の運転
効率を高めることができる。
【0012】
【実施例】以下本発明の一実施例について図1乃至図8
を参照して具体的に説明する。なお、図9および図10
に示す従来形と同一部分は、同一符号を示す。
【0013】図1は本発明による口出しリードの構造を
示す詳細図である。幅W1 、厚さT1 を有する断面
長方形状の第1の口出し導体71の端部に幅W2 が第
1の口出し導体厚さT2 とほぼ同一寸法で、厚さT2
 はほぼ1mm単位程度の角型状導体を複数本積重ねて
この積重ね厚さが第1の口出し導体幅W2 とほぼ同一
寸法となるように構成した第2の口出し導体72が溶接
等によって電気的に接合されている。
【0014】さらに、第1の口出し導体71は、厚さが
ほぼ0.5mm の極薄平板状導体73と溶接等によっ
て電気的に接合されている。この極薄平板状導体73は
箔状巻線を形成する金属シート8の巻始め、または巻終
りに圧接などによって電気的に接合されている。巻線の
漏れ磁束6の半径方向成分が非常に大きいことから、第
1の口出し導体および極薄平板状導体は巻線の軸方向中
央から巻線軸方向上端よりほぼ100mm 内側までの
長さとし、巻線軸方向端部のほぼ100mm の部分に
は極薄平板状導体73の厚とほぼ等しい厚さを有する絶
縁板74を配設する。さらに、前記と同一形状の巻線口
出しを巻線の軸方向中央から下端側の範囲に配設し、口
出し線は上部側に配設した口出線と同一軸線上に積重ね
る形で引き出す。 図2は図1の側面図、図3は図1のB−B線に沿う断面
図、図4は図1のC−C線に沿う断面図である。巻線の
口出しリードとして引出す導体は、第2の口出し導体7
2である。
【0015】以上の構成とすることにより、巻線の漏れ
磁束6の半径方向成分Br による口出しリードの温度
上昇θは、Br 2 ・T・W2 (℃)に比例する(
Br :磁束密度(ガウス)、T:導体厚さ(mm) 
、W:導体幅(mm) )という関係式が成り立つこと
から、従来の口出しリード構造の場合の巻線の漏れ磁束
6の半径方向成分Br による口出しリードの温度上昇
θ0 は、Br 2 ・T0 ・W0 2 に比例する
のに対し、本実施例の構造の場合は、θ1 は、Br 
2 ・W2 ・N・(T2 )2 に比例する。ここで
、Nは口出し導体72を形成する素線導体72aの積み
重ね本数である。
【0016】前述の通り本実施例の構造ではW2 は約
T1 で、約T0 /2であり、NT2 は約W0 で
あることから、  θ=θ0 /2N  となり、巻線
の漏れ磁束6の半径方向成分Br による口出しリード
の温度上昇Nはほぼ50〜100 であるため、1/1
00〜1/200 に軽減される。
【0017】同時に口出しリードに発生する渦電流によ
る抵抗損失は、巻線の漏れ磁束6の半径方向成分Br 
による温度上昇θと同一の関係式があることから、同様
に1/100 〜1/200 に軽減される。一方、通
電による抵抗損失は、電流の二乗に比例することから、
本発明の構造では従来の1/2に軽減される。
【0018】また、大容量器においては、巻線の漏れ磁
束6の周方向成分Bcも大きな値となり、これによる口
出しリード温度上昇θ2 は、Bc 2 ・N・T2 
・W2 2 に比例する。前述したように本実施例の構
造では、W2 は約T0 /2であることから、従来の
1/4に軽減される。
【0019】口出しリード7の引出し線となる第2の口
出し導体72は、細分した効果をより一層高めるために
、図5に示すように素線導体72aにホルマール被覆な
どの素線絶縁72bが施されたものを使用する。図6は
巻線口出しリードを巻線の周方向にずらして2本配設し
たもので、このようにしても前述と同様の効果が得られ
る。図7は第2の口出し導体73を第1の口出導体72
の上下に電気的に接続し、巻線の同一軸線上下より口出
線として引出したものである。
【0020】図8は巻線口出しリードを巻線の周方向に
ずらして2本配設し、各々の口出しリードを一方は上部
から引出し、他方は下部から引出したもので、このよう
にしても前述と同様の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、口出
し導体の局部的な加熱の防止および低損失化を図ること
ができ、さらに損失を低減して温度上昇を低減すること
により、絶縁物ひいては変圧器全体の長寿命化を図るこ
とができる高品質で低損失の箔巻変圧器が提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による箔巻変圧器の一実施例における口
出しリードを示す構成図。
【図2】図1の側面図。
【図3】図1のB−B線に沿う矢視断面図。
【図4】図1のC−C線に沿う矢視断面図。
【図5】同実施例における口出し導体の断面図。
【図6】本発明の他の実施例を示す口出しリードの構成
図。
【図7】本発明の異なる実施例を示す口出しリードの構
成図。
【図8】本発明の異なる他の実施例を示す口出しリード
の構成図。
【図9】従来の箔巻変圧器における漏れ磁束の分布を示
す断面図。
【図10】従来の箔巻変圧器における口出し導体と金属
シートの接続部を示す拡大図。
【符号の説明】
1……タンク、2……鉄心、3……低圧巻線、4……高
圧巻線、7……口出し導体、71……第1の口出し導体
、72……第2の口出し導体、73……極薄平板状導体
、74……絶縁板、8……金属シート、9……ブッシン
グ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】  金属シートと絶縁シートとを重ねて巻
    回し、箔状巻線を形成した箔巻変圧器において、断面が
    長方形状の第1の口出し導体と、この第1の口出し導体
    の厚さとほぼ同一寸法の幅を有する複数本の平角状導体
    を前記第1の口出し導体幅とほぼ同一厚さとなるように
    積重ねた構成とし、且つ前記第1の口出し導体に電気的
    に接続された第2の口出し導体と、前記第1の口出し導
    体と同一長さで且つ前記第1の口出し導体に電気的に接
    続された極薄平板状導体とで形成した巻線口出しリード
    を巻線の軸方向上下部に少なくとも複数本配設する構成
    とし、前記極薄平板状導体を前記金属シートに電気的に
    接続して前記第2の口出し線とし、且つ前記巻線軸方向
    の下部側に配設された口出し線は上部側に配設した口出
    し線と同一軸線上に積重ねるようにして引出すようにし
    たことを特徴とする箔巻変圧器。
JP9218191A 1991-04-23 1991-04-23 箔巻変圧器 Pending JPH04323812A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105118626A (zh) * 2015-09-10 2015-12-02 保定天威集团(江苏)五洲变压器有限公司 一种变频试验用变压器

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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