JPH041473A - 疑似エンジン回転角度信号発生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はエンジンの点火時期制御装置を試験する時に、
実際のエンジンが発生する回転角度信号を電子回路で疑
似的に発生させる疑似信号発生装置に関するものである
。

〔従来技術〕

第３図（ａ）は、エンジンの点火時期制御装置の構成を
示す図である。同図において、３１はエンジンのクラン
ク軸３６の回転と連動して回転する歯欠歯車であり、該
歯欠歯車３１の回転をピックアップ３２で検出した歯欠
信号Ｅ、を点火時期制御部３３に入力する。点火時期制
御部３３はプラグ３５に最適の時期に火花を飛ばすべく
、イグニションフイル３４ヘバッテリ３７かも点火信号
Ｐを送っている。第３図（ｂ）はこの点火時期制御装置
の各部の波形を示すタイミングチャートである。通常エ
ンジンにおいては、給気、圧縮工程が終わって、ピスト
ンが最上位に達した時にプラグ３５を点火する。しかし
高速回転では、最上位点で点火させるとシリンダ内の混
合気が全部燃焼できないため、ピストン３８が最上位点
に達する前に点火を行ないエンジンのトルクが低下しな
いようにしている。即ち、第３図（ｂ）に示すように、
測定基準信号Ｆ＃により、進角測定値を設はピストンが
最上位置に達する点（測定基準信号Ｆ。の発生点）前に
プラグ３５を点火している。

エンジンの点火時期制御装置を試験するためには、第３
図（ｂ）に示すような歯欠信号Ｅ、と測定基準信号Ｆ、
を得る必要がある。

第４図はこの信号を発生する従来の疑似エンジン回転角
信号発生装置の構成を示すブロック図である。同図にお
いて、１１は方形波発振器、１２は４５進カウンタ、１
３は歯欠カウンタ、１４は１０パルスワンシヨツト、１
５は５パルスワンシヨツト、１６は測定基準カウンタ、
１７は１０パルスワンシヨツト、１８．１９はＡＮＤゲ
ート、２０は３６０進カウンタである。

第５図は上記構成の疑似エンジン回転角信号発生装置の
各部の信号波形を示す図（タイミングチャート）である
。方形波発振器１１はエンジン回転角の１°を１パルス
として発振するものでその出力は、前記４５進カウンタ
１２，３６０進カウンタ２０，１０パルスワンショット
１４．１０パルスワンショット１７．パルスワンショッ
ト１５に接続される。３６０進カウンタ２０は、エンジ
ンクランクが１回転する毎に１パルスを発生するもので
、第５図の０°基基準量Ａを出力する。

この０１基準信号Ａは、４５進カウンタ１２．歯欠カウ
ンタ１３，１０パルスワンシヨツト１４゜５パルスワン
ショット１５．測定基準カウンタ１６．１０パルスワン
シヨツト１７の各回路にリセット信号として供給諮れ、
これら各回路の同期合わせを行なう、４５進カウンタ１
２はエンジンクランクが４５°回転する毎に１パルスを
発生する回路で第２図の４５°基準信号Ｂを出力する。

この４５°基準信号Ｂは、歯欠カウンタ１３と５パルス
ワンシヨツト１５に入力される。

歯欠カウンタ１３は、歯欠位置をカウントし１０パルス
ワンシヨツト１４へ接続され第２図の歯欠ゲート信号Ｃ
を作る回路である。５パルスワンシヨツト１５は、この
４５進カウンタエ２からの４５°基準信号Ｂをトリガと
して５パルス分のワンショット波形信号を出力する。こ
の出力と１０パルスワンシヨツト４の歯欠ゲート信号Ｃ
とをＡＮＤゲート８でＡＮＤをとり、第５図の歯欠信号
出力Ｅが得られる。

測定基準カウンタ１６は点火時期制御装置の進角測定用
の開始点を作るもので、前記４５進カウンタ１２の何回
目かをカウントして出力する信号で１０パルスワンシヨ
ツト１７でパルス幅を大きくした第５図の測定基準ゲー
ト信号りを出力する。この測定基準ゲート信号りと前記
５パルスワンシヨツト１５の出力とをＡＮＤゲート１９
でＡＮＤをとることにより第２図の測定基準信号出力Ｆ
を出力する。

上記構成の疑似エンジン回転角信号発生装置は歯、欠ゲ
ート信号を点火時期制御装置に入力し、測定基準信号出
力Ｆから点火時期制御装置の出力信号の立上りまでを進
角値として計測して、点火時期制御装置を試験するシス
テムである。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら上記従来構成の疑似エンジン回転角信号発
生装置では、カウンタとゲートで回路が構成きれるため
、エンジンの機種が変更されるとハード構成の改修をし
なければ対応できないという問題があった。

また、数種類機種のエンジンの出力信号を同一回路で作
る場合は回路構成が複雑となり、実現が困難であった。

本発明は上述の点に鑑みてな啓れたもので、上記問題点
を除去し、新しい機種のエンジン形式に容易に対応でき
、且つ同一回路で数種類のエンジンタイプに対応できる
疑似エンジン回転角度信号発生装置を提供することを目
的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題を解決するため本発明は疑似エンジン回転角度
信号発生装置において、 エンジンの回転角度をアドレスとして、歯欠信号及び測
定基準信号の各データを記憶するＲＯＭと、３６０進カ
ウンタと、パルス発振器を設け、該パルス発振器の出力
パルスを３６０進カウンタに入力し、該３６０進カウン
タでＲＯＭの読み出しアドレス信号を発生し、該読み出
しアドレス信号でＲＯＭに格納された歯欠信号及び測定
基準信号の各データを読み出し、該読み出し信号を疑似
の歯欠信号及び疑似の測定基準信号として出力すること
を特徴とする。

また、前記ＲＯＭはエンジンの機種により異なる歯欠歯
車の歯欠信号及び測定基準信号を格納する複数のエリア
を有し、エンジンの機種により該複数のエリアから選択
して歯欠信号及び測定基準信号を出力する選択手段を設
けた。

〔作用〕

上記の如く本発明は３６０進カウンタと、エンジンの回
転角をアドレスとして歯欠信号及び測定基準信号の各デ
ータを格納したＲＯＭを具備する構成としたので、歯欠
信号及び測定基準信号の出力タイミングを変更するとき
ハード改修を必要とすることなく、ＲＯＭに記憶するデ
ータを変更することで対応できることになる。

また、ＲＯＭの記憶容量が大きいことから、複数のエン
ジン機種に対応するデータをＲＯＭに格納しておき、エ
ンジン機種に応じて適宜選択して所望のタイミング歯欠
信号及び測定基準信号を出力できる。

〔実施例〕

以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の実施例である疑似エンジン回転角度信
号発生装置の回路構成を示す図である。

同図において、１はエンジン回転角（クランク軸の回転
角）の１°をｌパルスで発振する方形波発振器、２はバ
イナリカウンタとゲートで構成されり３６０進カウンタ
、３はエンジン機種を選択するセレクトスイッチ、４は
出力データを記憶するＲＯＭ、５は出力用のバッファ回
路である。

ＲＯＭ４には、後に詳述するようにエンジンの回転角を
アドレスとして歯欠信号及び測定基準信号の各データが
格納きれている。また、ＲＯＭ４にはエンジン機種によ
って、異なる歯欠信号及び測定基準信号の各データが格
納きれた複数のエリアを有し、このアドレスＡＩＯ〜Ａ
１２の内容によって適宜選択できるようになっている。

方形波発振器１の出力は３６０進カウンタ２に接ａすれ
る。該３６０進カウンタ２は方形波発振器１の出力パル
スをカウントして、３６０カウントをゲート回路で検出
して、カウンタ全体をリセットして、再びカウントを行
なう回路で、各段の出力はＲＯＭ４のアドレスＡＯ〜Ａ
９に接続される。

３６０進カウンタ２の出力により指定きれたアドレスに
格納されている内容をデータとして、バッファ回路５に
出力することにより、バッファ回路５から歯欠信号Ｅ及
び測定基準信号Ｆを出力する。

セレクトスイ・／チ３はＲＯＭ４のアドレスＡＩＯ〜Ａ
１２に接続され、前記複数エリアのうちからエンジンの
機種にあった歯欠信号及び測定基準信号の各データが格
納されたエリアを選択できるようになってる。

第２図はＲＯＭ４に格納きれる歯欠信号及び測定基準信
号の例を示す図である。ここで格納きれる歯欠信号及び
測定基準信号は第５図に示す歯欠信号Ｅ及び測定基準信
号Ｆである。信号が高レベルの時は１１」とし、低レベ
ルの時は１０．として格納する。

第５図の歯欠信号Ｅはエンジン回転角４５°毎に５＠幅
のパルスであるから、エンジン回転角１６を１アドレス
とすると、アドレスθ〜４，４５〜４９．９０〜９４，
１３５〜１３９．１８０〜１８４．２２５〜２４９，２
７０〜２７４　、３１５〜３１９にそれぞれｒｌ」を格
納し、その他のアドレスには１０」を格納すればよい。

また、測定基準信号Ｆはエンジン回転角９０’で５°幅
のパルスであるから、アドレス９０〜９４にｒｌ」を格
納し、その他のアドレスには１０」を格納すればよい。

従って、第２図に示すようにＲＯＭ４のデータＤ、に歯
欠信号Ｅを格納し、データＤ、に測定基準信号Ｆを格納
すると、図示するように、データＤ、のアドレス１〜４
．４５〜４９　、９０〜９４．・・・・に１１」を格納
し、データＤ、のアドレス９０〜９４に１１」を格納す
る。３６０進カウンタ２の出力はＲＯＭ４のアドレスＡ
Ｏ−Ａ９に接続されているから、方形波発振器１の出力
を３６０進カウンタ２でカウントし、アドレスＡＯ〜Ａ
９にバイナリ信号でアドレス信号を与えることにより、
バッファ回路５に格納された歯欠信号データ及び測定基
準信号データが出力きれ、バッファ回路５から第５図に
示すようなタイミングの歯欠信号Ｅ及び測定基準信号Ｆ
として出力する。通常、ＲＯＭ４の容量は大きいから、
機種毎に異なるタイミングの歯欠信号データ及び測定基
準信号データをＲＯＭ４の異なるエリアＴＩ、Ｔ２、Ｔ
３．・・・・・・・・に格納しておき、セレクトスイッ
チ３の出力をアドレスＡＩＯ〜Ａ１２に接続することに
より、ＲＯＭ４を１０２４毎に切り換え、機種に合った
歯欠信号データ及び測定基準信号データが格納されたＲ
ＯＭ４のエリアを選択し、出力することにより、エンジ
ンの機種に適合する歯欠信号及び測定基準信号を出力す
ることができる。

なお、上記実施例では方形波発振器１から出力きれる１
パルスをエンジンの回転角１９として、３６０進カウン
タ２を用いたが、これに限定きれるものではない。そし
てその場合は３６０進カウンタ２は所定進カウンタとす
る。即ち、エンジンの一回転を検出し、カウンタ全体を
リセットする構成とする。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明によれば、エンジンの回転角
度をアドレスとして、歯欠信号及び測定基準信号の各デ
ータを記憶する記憶装置を設け、一回転カウンタからの
読み出しアドレス信号で該記憶装置に格納きれ歯欠信号
及び測定基準信号の各データを読み出して疑似の歯欠信
号及び疑似の測定基準信号を出力するように構成したの
で、歯欠信号及び測定基準信号の出力タイミングを変更
するときハード部分の改修を必要とすることなく記憶装
置に格納するデータを変更することで対応できるという
優れた効果が得られる。

また、記憶装置はエンジンの機種により異なる歯欠歯車
の歯欠信号データ及び測定基準信号データを格納する複
数のエリアを有し、エンジンの機種により該複数のエリ
アから選択して歯欠信号及び測定基準信号を出力するよ
うに構成したので、複数機種のエンジンの試験を行なう
ことが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の疑似エンジン回転角信号発生装置の構
成を示すブロック図、第２図はこの疑似エンジン回転角
信号発生装置のＲＯＭに格納される歯欠信号及び測定基
準信号の例を示す図、第３図（ａ）はエンジンの点火時
期制御装置の構成を示す図、第３図（ｂ）はこの点火時
期制御装置の各部の波形を示す図、第４区は従来の疑似
エンジン回転角信号発生装置の構成を示すプロ・／り図
、第５図はこの疑似エンジン回転角信号発生装置の各部
の波形を示す図である。 図中、１・・・・方形波発振器、２・・・・３６０進カ
ウンタ、３・・・・セレクトスイッチ、４・・・・ＲＯ
Ｍ、５・・・・バッフγ回路。 特許出願人　沖電気工業株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）エンジンの点火時期制御装置に必要な歯欠信号に
   相当する疑似の歯欠信号と、進角測定の基準となる測定
   基準信号に相当する疑似の測定基準信号とを発生する疑
   似エンジン回転角度信号発生装置において、 エンジンの回転角度をアドレスとして、歯欠信号及び測
   定基準信号の各データを記憶する記憶装置と、一回転カ
   ウンタと、パルス発振器を設け、該パルス発振器を前記
   一回転カウンタに出力し、該一回転カウンタで前記記憶
   装置の読み出しアドレス信号を生成し、該読み出しアド
   レス信号で前記記憶装置に格納された歯欠信号及び測定
   基準信号の各データを読み出し、前記疑似の歯欠信号及
   び疑似の測定基準信号を出力することを特徴とする疑似
   エンジン回転角度信号発生装置。
2. （２）前記記憶装置はエンジンの機種により異なる歯欠
   歯車の歯欠信号及び測定基準信号を格納する複数のエリ
   アを有し、エンジンの機種により該複数のエリアから選
   択して歯欠信号及び測定基準信号を出力する選択手段を
   設けたことを特徴とする請求項（１）記載の疑似エンジ
   ン回転角度信号発生装置。