JPH04146216A - 抗ピル性ポリエステル複合繊維 - Google Patents

抗ピル性ポリエステル複合繊維

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JPH04146216A
JPH04146216A JP2262418A JP26241890A JPH04146216A JP H04146216 A JPH04146216 A JP H04146216A JP 2262418 A JP2262418 A JP 2262418A JP 26241890 A JP26241890 A JP 26241890A JP H04146216 A JPH04146216 A JP H04146216A
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Japan
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polyester
phosphorus
crimp
acid
woven
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JP2262418A
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Tadayoshi Koizumi
忠由 古泉
Izumi Yuasa
湯淺 泉
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Kuraray Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、伸縮性、伸長回復性の優れた紡績糸。
織編物、不織布を得るのに適した優れた潜在捲縮能を有
し、かつ、抗ビル性を付与されたポリエステル複合繊維
に関するものである。
(従来の技術) ポリエステル繊維は、その優れた性能によυこれ1で衣
料用、産業資材用、インテリア用等極めて広い用途に使
用されている。
その中で衣料用途、特に、スポーツ衣料等の織編物、不
織布には機能性、フィツト性の要求から伸縮性および弾
性回復性に富んだ繊維が求められている。
従来、伸縮性を付与するひとつの方法として。
ポリエステル複合繊維によるものがある。例えば。
低収縮側の重合体成分および高収縮側の重合体成分とし
て、それぞれ重合度の低いポリエステル(固有粘度0.
4〜0,6)および重合度の高いポリエステル(固有粘
度0.7〜09)を用いたポリエステル複合繊維がある
が、このような複合繊維を使用しても、高い伸縮性、伸
長回復性を得ることは困難であり、風合い的にもフィツ
ト性に欠けるものであった。
また、特開昭62−78214号公報、特開平2−84
512号公報には、5−ナトリウムスルホイソフタル[
(SIP)を3〜6モル%あるいは1〜3モルチ共重合
したポリエステルを1複合成分とし1使用した例が開示
されている。
かかる複合繊維を用いた織編物り不Wt布等においては
、かなり伸縮性、伸長回復性が同上するが、特に、衣料
用途に限ってみるとピリングやスナツギングが発生しや
すぐ、衣料として外観の悪いものしか得られないのが現
状である〇 (発明が解決しようとする課題) 本発明の目的は、上記の欠点を解決し、伸縮性。
伸長回復性の優れた紡穎糸、織編物、不織布を得るのに
適した優れた潜在捲縮能を有し、かつ、優れた抗ビル性
を付与されたポリエステル複合繊維を提供することでろ
る〇 (H題を解決するための手段〕 本発明者らは、上記の課題を解決すべく鋭意検討した結
果、粘度風のある2種類のポリエステルをサイドバイサ
イド型に配することにより複合繊維に高度なスパイラル
捲縮能を付与し、かつ、方のポリエステル成分に特定の
リン含有ポリエステルを使用することによって抗ビル性
を付与できることを見い出し本発明に到達した。
すなわち、本発明は、エチレンテレフタレート単位を主
体とし、金属塩スルホネート基を有する構成単位f:1
〜6モルチ含有する共重合ポリエステルAと、リン原子
を、全酸成分に対し0.5〜1.5モルチ含有するポリ
エステルBとがサイド・(イサイド型に接合された複合
繊維であり、好ましくは。
170℃乾熱処理における自由収縮率が20%以下で、
かつ、該熱処理後に三次元捲縮を50個/2511以上
発現する潜在捲縮能を有するポリエステル複合繊維であ
る。
本発明の複合繊維において、ポリエステル成分(A)は
、エチレンテレフタレート単位を主体とする共重合ポリ
エステルであり、共重合厄介として金属スルホネート基
を有する芳香族ジカルボン酸またはそのエステル形成性
誘導体を用いて改質されたポリエチレンテレフタレート
系共重合ポリエステルである。ここで、金属スルホネー
ト基を有する芳香族ジカルボン酸は、例えば、イソフタ
ルIff、 フタル酸、2.6−ナフタレンジカルボン
酸等の芳香族ジカルボン酸の芳香環に金属スルホネート
基を有するものであり、金属は、リチウム、ナトリウム
、カリウム等のアルカリ金属である。具体的には、5−
ナトリウムスルホイソフタル酸。
5−カリウムスルホイソフタル#l、 5−リチウムス
ルホイソフタル散、4−ナトリウムスルホインフタル酸
、4−ナトリウムスルホ2,6−ナフタレンジカルボン
酸等があげられ、これらのエステル形成性誘導体であっ
てもよい。本発明においては。
5−ナトリウムスルホイソフタル酸またはそのエステル
形成性誘導体が好1しぐ用いられる。
不発明において、金属塩スルホネート基を有する構成単
位は、1〜6モルチの割合で共重合ポリエステルA中に
含有されていることが必須であり、1モルチ未満では捲
縮発現力が不十分であり、6モル%を越えると重合体の
溶融粘度が高くなりすぎて1重縮合反応に2いて適度の
重合度が得られなくなり、更には、紡出糸の結晶性が高
ぐなシすぎて経時変化を生じ易くなる。従って、前記単
位は1.5〜2.8モルチ、特に1.5〜2.5モルチ
でおることが望ましい。
また、上記の金属塩スルホネート基を有する芳香族ジカ
ルボン酸の外に、アジビン酸、セパチン酸等の脂肪族ジ
カルボン酸やイソフタル酸、フタル酸、2.6ナフタレ
ンジカルボン酸等の芳香族ジカルボン酸を少食併用して
もよ^が、不織布等に適度な嵩密度を付与するためには
、イソフタル酸全併用することが望1しく、その量は1
0モルチ以下、特に、4〜8モルチであることが好まし
い。
イソフタル酸の共重合量を多くすると適度の重合度を有
するポリエステルを安定に得ることが難かしく、捲縮堅
牢性が著しく低下する。
不発明の複合繊維においてポリエステル成分CB)はリ
ン原子を全酸成分に対し05〜1.5モルチ含有してい
ることが重要である。
ここで、ポリエステル中にリン原子を導入する手法とし
ては、例えば、−最大 %式%(() (但し、nは3〜8の整数) で示されるリン化合物を重縮合反応途中で所定量添加し
、リン酸エステル納会を介してポリエステル鎖中に取い
れられる。そし1.大部分のリン原子はリン酸エステル
結合を3個持つことによって3官能分岐剤として働き、
ポリエステル金分枝させるが、一部は未反応の11了ル
コキシ基、リン酸性水酸基を持った状態で主鎖中に取り
入れられる。そして1分岐ポリマーであること、ポリエ
ステル中に加水分解され易いリン酸エステル結合があり
、水の存在下で熱処理することによってリン酸ニス、チ
ル結合が容易に加水分解されてポリエステルの重合度が
下ること、又ポリエステル中にあるリン酸性水酸基、カ
ルボキシル基等の酸性末端基がリン酸エステル結合の加
水分解を促進することの3′)が相乗的に働いて抗ビル
性改良効果を示すものと考えられる0 リン酸のトリフルキルエステルが良好な抗ビル性改良効
果を示さないのは、リン酸性水酸基を持たないために、
ポリエステル中にリン酸性水酸基が生じないため、リン
酸エステル結合の加水分解促進効果が小さくなるためと
考えられる。
本発明で用いる化脅物のアルキル基の炭素数は3〜8で
ある必要がある。炭素数1及び2のジメチルホスフェー
ト及びジエチルホスフェートは非常に分解し易く純粋な
ものの単離がいまだなされていない。又、仮に単離され
ても非常に不安定であるためにポリエチレンテレフタレ
ートを主とするポリエステルの溶融重合系内へ添加する
とただちに分解してリン酸やモノメチルホスフェ−)8
るいはモノエチルホスフェート等に化学変化するので好
ましくない。又、炭素数が9以上になると。
理由は明確ではないが得られたポリエステルの色相が強
く、黄色味を帯びるために好ましくない。
又、本発明では用いる化合物の純度も重要であシ、96
−以上、好ましくは98チ以上である必要がある。これ
は本発明で用いるリン化合物に含まれる不純物は、主と
して同じアルキル基を持つリン酸のモノエステル、トリ
エステル及びリン酸であシ、リン酸及びモノエステルが
多量に含まれルト、ポリエステル中にエーテル結合が多
量に副生じ、又トリエステルが多量に含まれると前述の
理由によって抗ビル性改良効果が小さくなシ、又。
これ以外の不純物が多量に含まれてもポリエステルの色
相が悪くなったシする。純度が96−未満ではこれらの
好ましくない現象が生じるため、純度は96%以上でな
ければならない。
本発明で用いるリン化合物の使用量は、生成するポリエ
ステル中にリン原子が全酸成分に対して0.5〜1.5
モルチとなる量である。0.5モルチ未満では水の存在
下110℃以上の温度で熱処理した際、極限粘度が充分
に低下せず、抗ピル性能が不充分となシ好ましくない。
又1.5モルチを越えても抗ピル性能改良効果がよシ大
きくならないばかシでなく、遂にポリエステルの品質を
そこなうので好ましくない。
又、リン化合物の添加時期は、ポリエステル製造におけ
る第1段階の反応終了後から、第2段階の反応が完了す
るまでの任意の段階で良いが、特に第1段階の反応終了
後、第2段階の反応開始直前の段階、あるいは第2段階
の反応の初期の段階が好ましい。
以上の如くして得たポリエステル成分(B)を溶融し、
ポリエステル成分(2)と複合して繊維とするが、その
際ポリエステル成分(B)の極限粘度を038〜0.4
5.酸性末端基濃度を80μsq/r以上とする必要が
ある。極限粘度が0.38未満では溶融粘度が低くなシ
すぎて紡糸時に糸切れ等の問題が生じ好ましくない。又
0.45を越えると、染色等の水の存在下で110℃以
上の温度で熱処理した際に、ポリエステル成分(B)の
極限粘度を0.36以下に低下させるのに非常に高温か
つ非常に長時間の熱処理を要したシするので好ましくな
い。又、酸性末端基濃度が80μeq/y未満であると
水の存在下110℃以上の温度で熱処理を行なった際に
極限粘度の低下が不充分となって抗ビル性改良効果が不
充分となるので好ましくない。又、この酸性末端基はカ
ルボキシル基、酸性の水酸基等酸性のものであれば何で
も良い。又、酸性末端基濃度を80μeq/を以上含有
させる方法としては、ポリエステル重縮合完了後溶融紡
糸するまでの段階で水を加えたり、あるいはチップ乾燥
条件を調整してチップ水分を通常よシ多い状態で再溶融
する等、ポリエステルを加水分解することにより酸性末
端基濃度を増加させる方法、テレフタル酸とエチレング
リコールを出発原料とするいわゆる直重法では、エステ
ル化反応の進行を低目に抑制してポリエステル中に残存
するカルボキシル基を増加させる方法等の方法を用いる
本発明ではポリエステル成分(均の極限粘度を0.36
以下に低下せしめているために水の存在下で110 ”
C以上の温度で熱処理を行なう必要がある。この際、水
の存在が不可欠であるが、これはポリエステル成分(B
)を加水分解することによシ極限粘度を下げるためであ
る。又、温度は110’C以上、好ましくは120℃以
上180℃以下が良い。110℃未満では極限粘度の低
下に必要な長時間を要したp、あるいは極限粘度が0.
36以下まで下がらなかったシするので好ましくない。
上述のポリエステル成分(6)及び(E)を用い、本発
明の複合繊維を製造するに際し、紡糸口金としては丸断
面、三角断面、十字形断面、T形断面等任意の孔形を有
する口金を使用することが可能であり、複合形態はサイ
ドバイサイド型が捲縮発現力に優れているという点で好
ましい。
特に5本発明においては、 GA)、 (均2成分の重
合体を複合比率(A):(B)=40〜60 : 60
〜40の範囲で複合紡糸することが望ましい。但し、複
合比率(A) : (B)は50:50から外れるに従
って口金吐出部で二−イング現象を起こしやすくなるの
で四二(均=45〜55 : 55〜45が最も好まし
い。また、両者の溶融粘度差が300〜1500ポイズ
の範囲内にあることが優れた潜在捲縮能を付与する上で
望ましい。溶融粘度差が小さいと十分な捲縮数を発現さ
せることが困難であシ、一方、大き遇き°ると曳糸性が
不良となる傾向があシ好ましくない。伺、本発明で言う
溶融粘度差とは約285℃におけるポリエステル成分(
8)及び(B)の各々の溶融粘度差を示すものである。
その他の紡糸条件は従来のポリエステル複合繊維の紡糸
条件をほぼそのまま採用することができる。
また、本発明の複合繊維を紡糸するに際し、ポリエステ
ル成分(3)については、金属塩スルホネート基を有す
る構成単位の含有率の高いポリエステルをホモポリエス
テルで希釈し、所定の含有率とするようなマスターパッ
チ方式によって調整してもよいが、本発明の効果を最大
限に発揮させるためには、金属塩スルホネート基を有す
る芳香族ジカルボン酸をポリエステルの重合時に反応系
へ所定量添加して得られる改質ポリエステルを使用する
ことが好ましい。
次に、伸縮性、伸長回復性を有する織編物、不織布を得
るために、本発明の潜在捲縮性複合繊維は熱処理後三次
元捲縮を有することが好ましく、特に、170°C乾熱
処理後に50ケ/−以上の三次元捲縮が発現することが
好ましい。この時の捲縮率は30チ以上であることが好
ましい。捲縮数が50ケ/25m未満では伸縮性が著し
く低下し、伸長回復性の低いものとなる。一方、捲縮数
が多すぎると、布帛表面の凹凸が目立ち、地合の劣るも
のとなるので特に、90ケ/25w以下であることが望
ましい。
また、捲縮数と共に捲縮の形状(捲縮によって生ずるル
ープの状態)も布帛における伸長回復性を向上させるた
めの要因のひとつであシ、ループ形態はスパイラル状で
、しつか)と閉じた状態となっているものが好ましい。
かかるループの形態は、換言すると捲縮堅牢性に密接に
関連するものであシ、本発明においては15〜40%の
捲縮堅牢度を有する複合繊維であることが好ましい。該
範囲内にある場合に、特に、不織布にしたときの伸長回
復性や地合が良好となる。
また、本発明の複合繊維は170”Cの自由収縮乾熱処
理によって収縮率が20チ以下、好ましくは、3〜18
チとなることが望ましいが、該熱処理時の収縮率は不織
布の風合、嵩高性および伸縮性に重要な関係をもつ。収
縮率が20チを越えると、不織布等布帛が著しく硬くな
ったシ、伸縮特性、特に伸長回復性が著しく劣シ、耐久
性が低下した物になる。
このような特定の潜在捲縮能と熱収縮性とを有する伸縮
性複合繊維はポリエステル成分(8)とポリエステル成
分(B)との溶融粘度差、(ハ)成分の金属スルホネー
ト基を有する芳香族ジカルボン酸の共重合割合、^、(
B)の複合比率、紡糸後延伸工程における延伸条件およ
び熱処理条件などを適切に選定することによシ得られる
。延伸倍率は紡糸原糸の破断伸度、即ち、最大延伸倍率
の60〜75チで延伸することによシ潜在捲縮能を効率
よく発現させることができ、次いで緊張熱処理を130
℃〜180℃の範囲で行うことによシ、高い結晶性を維
持することができ、高い伸縮力が養われる。
130℃未満では収縮率は満足されるが収縮力が不充分
となシ伸縮性の劣るものとなる。一方180℃を越える
と繊維の配向緩和が激しく進み、伸縮力、耐久力、およ
び繊維自身の強力低下が起こシ。
布帛として耐久性のない伸縮性しか得られない。
また、本発明の複合繊維は梳超工程を通過させるため、
一般的な方法である押込み式捲縮機によ〕梳綿工程通過
時ネップや未開機トラブルが発生しない程度の通常の機
械捲縮で捲縮数8〜20ケ25a1を付与した原綿とす
るのが好ましい。
このようにして得られる本発明の複合繊維は従来公知の
方法で、織Ia物、不織布等の布帛とすることができる
そして、該複合繊維に三次元捲縮を発現させるための熱
処理は、紡糸後、任意の段階で行なうことができるが、
織物等の布帛においては繊維に拘束力が働くので、その
ような場合、予め、紡績糸やフィラメント糸の状態で熱
処理を行なっておくことが望ましい。また、不織布製造
においては、ウェッブ形成後に上記の熱処理を行なうこ
とが望ましい。
優れた抗ピル性を達成するためには、前述のように、熱
水処理によってポリエステル成分(B)の極限粘度を0
.36以下にすることが重要であるが、かかる熱水処理
の時期は特に限定されず、紡糸後。
任意の段階で可能であるが、特に染色工程で受ける高温
処理を利用すれば便利である。
又、本発明で言う極限粘度とはフェノールとテトラクロ
ロエタンの等重量混合溶媒を用い、  30℃で測定し
た値(単位fig/y)を言う。酸性末端基濃度とは、
ポリエステルをベンジルアルコールに溶解し、クロロホ
ルムで希釈した後フェノールレッドを指示薬として、水
酸化ナトリウムで中和測定して求めた値(単位はμ当量
/f・ポリエステル;本明細書中にはμeq/fで表示
)である。
以下実施例によシ具体的に本発明を説明する。
なお実施例中「部」とあるのは重量部を意味する。
実施例1 ポリエステル成分(8)としてエチレンテレフタレート
主成分とし、5−ナトリウムスルホインフタル酸(以下
、SIPと略称する)とインフタル酸を第1表に示す割
合で常法に従って共重合した改質ポリエステルを用い、
ポリエステル成分(B)として、重合反応系にジルn−
ブチルホスフェートを添加して。
リン原子を全酸成分に対し1.0モルチ含有するエチレ
ンテレフタレート主体のポリエステル(〔η〕=0.5
2)を用い、公知の複合溶融紡糸装置による丸断面口金
から、285℃、吐出量350f/min。
複合比50:50のサイドバイサイド型で紡出し。
1100 m/分の速度で捲取シ、未延伸糸を得た。
これを集束後、延伸倍率2.5倍、延伸温度65℃で延
伸し、緊張熱処理温度145℃で熱処理を行い1機械捲
縮を施こし、51mに切断し、捲縮数13ケ/25am
の短繊維を得た。
次いで、得られた短繊維100%使いの紡績糸とし、こ
の紡績糸を用いて平織物を作成し、リラックス状態で1
30℃×60分間染色加工を行ってポリエステル(B)
の〔η〕を0,36以下に低下させ、同時に三次元捲縮
を発現させ、次いで190”Cにてヒートセットした。
その結果、得られた織物は従来の織物にない嵩高性、伸
縮性を有しておシ、しかも、第1表に示されるように抗
ピル性に優れるものであった。
また、実施例1〜3及び比較例2で得られた短繊維にレ
ギュラーポリエステル(5wt%)トレーヨン(5wt
%)とを混綿し、従来公知の方法で二−ドルパンチ不織
布を作成し、160”CX60秒間オーブンで熱処理し
、更に、130℃で60分間熱水処理を行った所、実施
例の不織布はすべて伸度が140チ以上、伸長回復率4
5%以上、抗ピル性4級以上であったが、比較例2のも
のけ伸度130チ、伸長回復率35チと不織布としては
不満足な性能を有するものしか得られなかった。
以1冶 尚、本発明において抗ビル性はJIS L−1096−
1978A法、繊度は、JIS L−1015−7−5
−IA、捲縮数、捲縮率はJIS L−1015−7−
12−1によって測定し、自由収縮率はJIS L  
1015−7−15の方法に準じ、170℃の雰囲気中
に30分間処理し、デニール当たfi300119の荷
重をかけて測定した。伸度、伸長回復率は、JIS L
 1096B法に準じ、定速伸長引張試験機によ〕試料
中5゜、試料長10c+y+4引張速度1oα/min
、伸長率50チで測定し5次式で伸長回復率(チ)を求
めた。
伸長回復率=(B−C)/Bxio。
(Bは布帛の伸度の50−の値、CはBO値まで伸長し
た後、荷重を外し1分間放置稜の測定前の試料長に対す
る伸度を示す。) また、不織布の評価は以下のとおシである。
嵩高性・伸縮性・抗ビル性のすべて良好◎ 嵩高性または伸縮性のどちらか一方及び抗ピル性が良好
       ・・曲・曲回O嵩高性、 伸縮性及び抗ビル性の2つ以上 が劣る ×

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) エチレンテレフタレート単位を主体とし金属塩
    スルホネート基を有する構成単位を1〜6モル%含有す
    る共重合ポリエステルAと、リン原子を全酸成分に対し
    0.5〜1.5モル%含有するポリエステルBとがサイ
    ドバイサイド型に接合されていることを特徴とするポリ
    エステル複合繊維。
JP2262418A 1990-09-28 1990-09-28 抗ピル性ポリエステル複合繊維 Pending JPH04146216A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105908268A (zh) * 2016-07-05 2016-08-31 雷鸣 一种高抗起毛起球和高耐磨的三组份复合纤维及其制备方法

Cited By (1)

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