JPH04146118A - 触感性に優れた合成樹脂の中空成形体 - Google Patents

触感性に優れた合成樹脂の中空成形体

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JPH04146118A
JPH04146118A JP27023190A JP27023190A JPH04146118A JP H04146118 A JPH04146118 A JP H04146118A JP 27023190 A JP27023190 A JP 27023190A JP 27023190 A JP27023190 A JP 27023190A JP H04146118 A JPH04146118 A JP H04146118A
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ethylene
polystyrene
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Kimiaki Yanagisawa
柳沢 公章
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Toyo Seikan Kaisha Ltd
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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、触感性に優れた合成樹脂の中空成形体に関し
、より詳しくは、成形体表面にソフトな触感性およびし
っとり感を付与した合成樹脂の中空成形体に関する。
(従来の技術およびその問題点) 合成樹脂成形品が、成形機の性能向上に伴ってさまざま
な分野に広く利用されつるものが生産されるようになっ
てきていることは周知のことである。
このような技術の進歩に伴って、成形品に対する価値観
も次第に変化し、単なる成形品としての機能だけにとど
まらず、より付加価値を高めた成形品が求められるよう
になってきている。
例えば、シャンプー容器や化粧品容器などの中空成形体
においても、消費者のライフ感覚の高まりに応じて、単
に入れ物としての容器から、より高級感を付与した外観
や形状が求められ、それに対応した技術も開発されてき
ている。その−例として挙げられるものは、印刷や着色
によって装飾的に美観や高級感を高める試みであろう。
たしかに、印刷や着色の技術分野の進歩は著しく、目的
に対応した技術が確立されてきているが、合成樹脂成形
品に求められる付加価値としては、そればかりでなく、
手に持ったときの触感性、すなわち、合成樹脂成形品に
特有の剛性な感覚ではなく、しっとりとした柔らかさを
感じさせる触感も求められてきている。
このような課題に対しては、成形品の表面に静電気を利
用した植毛によって柔らかな感触を付与する技術が提案
されているが、このような成形品は、度重なる接触によ
って植毛した表面がごわごわした感、じになってしまう
ばかりでなく、汚れが付きやすく、しかも、シャンプー
容器のような浴室で使用されるものにあっては、水分の
付着により、たちどころに本来の目的を達成しえない成
形品となってしまうという問題がある。
(発明の目的) そこで本発明の目的は、柔軟性に優れ、しっとりした触
感性を有する合成樹脂の中空成形体を提供することにあ
る。
(問題点を解決するための手段) 本発明は、前記目的を達成するために提案されたもので
あって、特定のポリマーのブレンド物を少なくとも表面
層として使用することを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、 ポリスチレン系エラストマーおよびエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体とのブレンド物から形成された有底パリソン
を、ブロー成形することにより得られる触感性に優れた
中空成形体が提供される。
さらに本発明によれば、 ポリスチレン系エラストマーおよびエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体とのブレンド物の外層、および熱可塑性樹脂
の内層からなる積層構造を有する有底パリソンを、ブロ
ー成形することにより得られる触感性に優れた中空成形
体が提供される。
(発明の具体的構成) 外層を構成するポリマ 熱可塑性エラストマーの中でも、ポリスチレン系エラス
トマーは、柔軟性に優れソフトなしっとりとじた表面感
触があることが知られているが。
ポリスチレン系エラストマーから成る中空成形体を得る
ため、汎用の押出機で押出成形してもパリソンまでは成
形できるが、このパリソンをプロ成形に付すると、パリ
ソンの一部が自重で延びて切断してしまい、到底中空成
形体として成形することは不可能である。
ところが、このポリスチレン系エラストマーにエチレン
−酢酸ビニル共重合体をブレンドしたものはブロー成形
することが可能になり、しかも、えられた成形体は柔軟
性に優れ、しっとりした触感性を有する中空成形体とな
ることが判明した。
本発明に用いるポリスチレン系エラストマーは、ハード
セグメントとしてポリスチレンの凍結相を有し、ソフト
セグメントとしてポリブタジェンまたはポリイソプレン
がブロック的に共重合されているものであり、従来の熱
可塑性樹脂からは得ることができなかった柔軟性、低圧
縮性、耐熱性などの新しい機能を有するものである。
本発明においては、上記特性を有するポリスチレン系エ
ラストマーとエチレン−酢酸ビニル共重合体をブレンド
することによって、ポリスチレン系エラストマーの延展
性が向上し、ブロー成形が可能になるという新たな知見
を得、この知見に基づいて、ポリスチレン系エラストマ
ーの上記特性を成形体表面に付与した、すなわち、ソフ
トなしっとりした表面感触のある中空成形体を得ること
に成功したものである。
本発明に用いるポリスチレン系エラストマーとしては、
スチレン−ブタジェン−スチレン−ブロックコポリマー
(SBS)、スチレン−イソプレン−スチレンブロック
コポリマー(SIS)、スチレン−エチレン−ブチレン
−スチレンブロックコポリマー(SEBS)等を挙げる
ことができ、スチレン含量が15ないし45重量%であ
り、そのポリマー構成において、スチレン部分であるエ
ンドブロックと他の部分であるセンターブロックの溶解
度指数の差が大であるものが、柔軟性、低圧縮性、耐熱
性等の点で好ましい。
またポリスチレン系エラストマーとブレンドするエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体の分子量は特に制限されるもの
ではないが、エチレン含量が30ないし90重量%の範
囲にあるもので、−Sにフィルムを成形し得る分子量を
有していればよい。
このポリスチレン系エラストマーとエチレン−酢酸ビニ
ル共重合体のブレンド物のブレンド比は、50 : 5
0ないし90:10、特に60:40ないし80 : 
20の範囲にあることがブロー成形性および表面感触性
の点から好ましい。
本発明においては、上記ポリスチレン系エラストマーと
エチレン−酢酸ビニル共重合体とのブレンド物のみから
なる中空成形体を第1の発明とし、該ブレンド物を外層
とし、従来よりブロー成形体に成形されうることが知ら
れている熱可塑性樹脂を内層とした積層体からなる中空
成形体を第2の発明とするものである。
第1の発明においては、成形体全体が柔軟で、ソフトな
触感性に優れたものとなり、格別高い強度が要求されな
いような用途、たとえば、小容量容器、およびチューブ
容器などに利用されつるものであり、第2の発明におい
ては、成形体全体としては強度的にも優れるとともに、
ソフトな触感性に優れたものとなり、内層が剛性の熱可
塑性樹脂によって構成されているため、表面のソフトな
触感性を手応えとして確実に感じることが可能となる。
外層と内層との層厚の比は、1:9ないし9:l、特に
l:9ないし2:8の範囲にあることが好ましい。
内層を形成する熱可塑性樹脂としては、従来より中空成
形体として成形されることが知られている熱可塑性樹脂
、たとえば、低−1中−1あるいは高密度のポリエチレ
ン、ポリプロピレン、エチレン−プロピレン共重合体等
のポリオレフィン、ポリエチレンテレフタレート、ポリ
ブチレンテレフタレート、エチレン−ブチレンテレフタ
レート共重合体、エチレンテレフタレート−イソフタレ
ート共重合体、ポリオキシエチレンベンゾエート等のポ
リエステル等を用いることができ、なかでも高密度ポリ
エチレンを用いることが好ましい。
外層と内層の間には、たとえば、接着剤樹脂のような接
着層を介在させてもよいが、とくに接着層を介在させな
くても層間剥離を生じることはなく、いずれの場合にも
優れた触感性を有する中空成形体が得られる。
本発明の中空成形体は、前述したブレンド物を用いる点
を除けば、従来公知のブロー成形方法により製造するこ
とができる。たとえば、二軸延伸ブロー成形に使用する
パリソンは押出成形あるいは射出成形の任意の手段で製
造することができ、前記ブレンド物を外層とし、熱可塑
性樹脂を内層(必要によりこれらの間に介在する接着剤
層)とする多層構造物とする場合には、同時押出しする
樹脂層の種類に対応する数の押出機を使用し、これらの
各樹脂流を多層多重ダイを通して、多層パリソンの形に
押出す。また、多層射出成形機を使用し、複数種の樹脂
流を複合ノズルを通して金型のキャビティ内に射出する
ことにより成形することができる。この有口有底パリソ
ンは、ついで割型内で前記パリソンの軸方向に延伸する
と共に、該方向と直角方向に流体の吹込みにより二軸ブ
ロー延伸される。ブロー成形における延伸倍率は、一般
にパリソンの軸方向への延伸倍率は、1ないし3倍、特
に1.5ないし2.5倍、また軸方向と直角方向への延
伸倍率は、lないし4倍、特に1.5ないし3倍の範囲
とするのが望ましい。
(発明の効果) 本発明によれば、ポリスチレン系エラストマーとエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体をブレンドすることにより、従
来ブロー成形が困難であったポリスチレン系エラストマ
ーをブロー成形することが可能となり、ポリスチレン系
エラストマーが有する柔軟性に優れソフトなしっとり感
をブロー成形体表面に付与することが可能となった。
本発明により提供される中空成形体は、その用途はとく
に限定されるものではないが、ソフトな触感が内容物の
高級感等をイメージさせることが可能であり、化粧品容
器等の用途に適している。
(実施例) 以下、実施例により本発明の詳細な説明する。
実施例1 fa)ポリスチレン系エラストマーとして、三菱油化■
製MJ6300C1fb)エチレン−酢酸ビニル共重合
体として、住友化学■製D2021を第1表に示すブレ
ンド比でトライブレンドした。
このブレンド物AないしDを、直径が50raraφの
押出機を用い、内容積が400m1の中空成形体を作成
した。得られた中空成形体の成形性および表面感触を第
1表に併せて示す。
(この頁以下余白) 実施例2 実施例Iで使用したポリスチレン系エラストマーとエチ
レン−酢酸ビニル共重合体のブレンド物Bを外層とし、
高密度ポリエチレン(密度0.96g/cffI3、メ
ルトインデックス0.3 g710min )を内層と
し、厚み比が内層:外層=90:10、容器平均厚みが
O1δ■となるように、実施例1と同様押出成形、ブロ
ー成形により内容積が400m1の中空成形体を成形し
た。
得られた中空成形体は、成形性およびソフト感を有する
表面感触が共に優れ、かつ、強度的特性も優れたもので
あった。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリスチレン系エラストマーおよびエチレン−酢
    酸ビニル共重合体とのブレンド物から形成された有底パ
    リソンを、ブロー成形することにより得られる触感性に
    優れた中空成形体。
  2. (2)ポリスチレン系エラストマーおよびエチレン−酢
    酸ビニル共重合体とのブレンド物の外層、および熱可塑
    性樹脂の内層からなる積層構造を有する有底パリソンを
    、ブロー成形することにより得られる触感性に優れた中
    空成形体。
  3. (3)前記ポリスチレン系エラストマーとエチレン−酢
    酸ビニル共重合体のブレンド比が、90:10ないし5
    0:50である請求項1または2に記載の中空成形体。
JP27023190A 1990-10-08 1990-10-08 触感性に優れた合成樹脂の中空成形体 Expired - Fee Related JPH07102607B2 (ja)

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