JPH04146003A - 薄物ワーク用パーツフィーダ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明はパーツフィーダに係り、特に薄物ワークを連続
加工する際に用いられる薄物ワーク用パーツフィーダに
関する。

［従来の技術］ 一般に、ワークを工作機械に供給する方法としては、ロ
ボット（ローダ）を利用する方法や、バーフィーダを利
用する方法等が挙げられる。

また、薄物ワークを連続加工する場合に薄物ワークを供
給する技術としては、実開昭６１−１２６０６号公報な
どが知られている。

この考案によれば、主軸内部にチャック開閉用のドロー
チューブが設けられており、さらにこのドローチューブ
内にガイドチューブが設けられている。薄物ワークはこ
のガイドチューブ内に収納されている。主軸の後部には
、ガイドチューブと連続したシリンダチューブが設けら
れ、ガイドチューブ内のシリンダロッドがピストンで駆
動される。シリンダロッドで順次押された薄物ワークは
、主軸前部のチャックで把持され、工具により所定の加
工がなされている。

しかしながら、上記従来のロボットおよびローダを利用
する方法では、設置面積が多く必要であり、且つ設備コ
ストも多大である。さらにロボットでは、薄物ワークを
把持することが困難である。

また、バーフィーダも設置面積を多く必要とし、且つ設
備コストも多大である。さらにバーフィーダは高速回転
での加工が困難であるとともに、素材の供給が大変であ
る。

さらに、実開昭６１−１２６０６号公報の技術によれば
、薄物ワークは主軸内に設けられているガイドチューブ
内に収納されている。このため、ガイドチューブ等を大
きくすると主軸も大きくなり、装置全体も大きくなるの
で、ガイドチューブの大きさはある程度限度がある。従
って、ワークの大きさも比較的小さいものに限られてし
まう。

また、ガイドチューブやシリンダロッド等は最初から主
軸内部に組み込まれている。従って、大きさの違うワー
クを加工したい場合、これらのガイドチューブ等を交換
しなければならない。しかし、これらの部品を交換する
のは大変である。このように、従来の技術によれば、ワ
ークの大きさの変更には対応することができなかった。

さらに、従来の技術によれば、薄物ワークをガイドチュ
ーブ内に収納するには主軸前方から挿入しなければなら
ない。この場合、ワークを主軸前方まで運びそこで収納
作業をすることになる。機械の主軸近傍での作業は、機
械の付属物等に干渉したりして作業性が悪いという問題
点が生じている。同時に、ワークを主軸前方に運ぶ途中
、あるいは収納作業中にワークが落下したりして危険で
もあった。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明は、これらの問題点を解決しようとして提案され
たものであり、次の目的を達成する。

本発明の目的は、薄物ワークを連続供給するのに好適な
パーツフィーダを提供するにある。

［課題を解決するための手段］ 前記目的を達成するために、本発明は次のような手段を
採る。

工作機械に設けられワークを把持するチャックの軸線上
を移動可能であり、且つこのチャックにワークを作業領
域側より供給するワーク供給手段と、 前記工作機械に設けられ、前記ワーク供給手段に連結さ
れるとともにこのワーク供給手段を駆動させる駆動手段
と、 前記ワーク供給手段に着脱可能に取り付けられ薄物ワー
クを収納するワークストッカとを備えてなる薄物ワーク
用パーツフィーダである。

前記ワーク供給手段は高さ調整が可能な手段を備えてい
ると更に良い。

［作用］ このような本発明では、薄物ワークが収納されたワーク
ストッカをワーク供給手段に取り付け、駆動手段を駆動
させる。駆動手段を駆動させ、ワーク供給手段をチャッ
ク位置まで近づける。そして、ワーク供給手段によって
薄物ワークをチャックに供給する。ワークをチャックに
供給したワーク供給手段は、加工に支障のない位置まで
後退する。

Ｕ実施例コ 以下、本発明に係る薄物ワーク用パーツフィーダの一実
施例を図面に基づいて詳細に説明する。

第１図には薄物ワーク用パーツフィーダの概観を示す斜
軸投影図が、第２図には同平面図がそれぞれ示されてい
る。

第２図に示されるように、工作機械４５の主軸台４６に
は、回転自在な主軸にワークを把持可能であるチャック
４７が設けられている。

前記主軸台４６およびチャック４７の反対側には、駆動
手段１が設けられる。すなわち、この駆動手段１は、工
作機械４５の一端に取り付けられたサーボモータ１０と
、このサーボモータ１０の駆動軸にモータ用箱体１１内
で図示しないカップリングを介して連結されたボールね
じ１２と、ボールねじ１２に螺合するナツト部材１３と
で構成されている。

この駆動手段１には連結部材１４が連結される。

連結部材１４は、略矩形の板状に形成されるとともに一
部に突出部１４Ａが形成されている。そして、この突出
部１４Ａに穴が明けられており、前記ナツト部材１３が
この穴に挿入連結され一体化されている。

前記連結部材１４には、略矩形の箱状の取付台１５が固
着されており、この取付台１５にはさらに取付板１６が
一体的に固着されている。この取付板１６には、下枠１
７がガイド（図示せず）等を介して上下方向移動可能に
取付けられる。この下枠１７は軸直交断面で凹形に形成
されており、取付台１５等より長目に形成されている。

また、下枠°１７には、その両側縁に設けられた側枠１
８に支持されて上枠１９が設けられている。

この上枠１９は、２枚の板材を水平に且つ平行に設けて
あり、しかも２枚の板の間には所定の隙間１９Ａが保た
れている。ここにおいて、これら下枠１７、側枠１８お
よび上枠１９で、枠体２０が構成される。そして、この
枠体２０の高さは調整可能であるとともに、平面的には
第２図に示されるようにチャック４７の軸線上に位置す
るように取付けられている。前記取付板１６前面には調
整台２１が固着されている。この調整台２１は、前記枠
体２０の下枠１７の巾と同程度に形成されており、下枠
１７の下方に位置して設けられている。

調整台２１の一方の側面にはセンタ調整ノ１ンドル２２
が設けられる。このセンタ調整ハンドル２２は、調整台
２１から枠体２０の下枠１７の下面に向けてねじ込まれ
たつまみとなっており、ノ１ンドル２２を回すことで、
枠体２０が取付板１６に対して上下方向に移動調整可能
となっている。前記枠体２０の下枠１７の一側面には、
セットつまみ２３が設けられる。このセットつまみ２３
は、枠体２０が上下方向を調整された際、枠体２０をそ
の位置にセットするためのものである。

また、前記上枠１９の一部には、ストッカ押え手段２４
が取付けられる。すなわち、このストッカ押え手段２４
は、上枠１９上に設けられた支持棒２５と、この支持棒
２５に貫通され、後に述べるワークストッカ３を押さえ
る押え板２６と、前記支持棒２５の先端のねじ部に螺合
して押え板２６を、締付けたり緩めたりするノブ２７と
から構成されている。このストッカ押え手段２４は、上
枠１９の前後２ケ所に設けられている。

第３図および第４図にはワーク供給手段２が示されてい
る。このワーク供給手段２は、ロッドレスタイプのシリ
ンダ２８と、このシリンダ２８の移動体２９に連結板３
０を介して取付けられたブツシャ３１とで構成されてい
る。そして、このワーク供給手段２は前記枠体２０内に
設けられている。ブツシャ３１は軸直交断面で略Ｙ字形
に形成されており、ワークＷを平均して押出し易いよう
に構成されている。また、このブツシャ３１は前記枠体
２０の上枠１９の隙間１９Ａ内を上方に突出ており、こ
の隙間１９Ａ内を移動できるようになっている。

第５図には丸物で且つ薄いワークを収納するワークスト
ッカ３Ａが、第６図には丸物で中心に穴の明いた薄物リ
テナー用のワークストッカ３Ｂがそれぞれ示されている
。丸物で且つ薄いワークを収納するワークストッカ３Ａ
は、先端（チャック側）に頭部３２が形成されるととも
に、ワークの外径と略等しい内径を有するパイプを略半
割りとした形状の収納部３３から形成されている。

ワークストッカ３Ａの後方にはストッパ３４が固着され
ている。このストッパ３４は半割りのリングから形成さ
れたものであり、ワークが収納部３３から後方へ抜は出
さないように規制している。

このワークストッカ３Ａは、丸物ワークの各種径に合わ
せたものを予め複数準備しておけば好適である。

リテナー用ワークストッカ３Ｂも、原則として前記丸物
のワークストッカ３Ａと同じである。すなわち、頭部３
２と収納部３３とから゛形成されており、後方にはスト
ッパ３５が設けられている。

ただ、リテナー用ワークストッカ３Ｂには、ワークであ
るリテナーの中心穴を支持するための支持棒３６が設け
られる。この支持棒３６は、固定部材３７に一端を固定
されるとともに、ワークストッカ３Ｂ先端まで延設され
ている。

固定部材３７は、丸棒を略半割りにして形成されており
、ワークストッカ３Ｂの後方端部に固定されている。ま
た、前記支持棒３６には、支持リング３８が収納部３３
内を移動自在に設けられており、この支持リング３８は
固定部材３７とともにリテナーを支持している。このリ
テナー用のワークストッカ３Ｂも、リテナーの各種径に
合わせたものを予め複数用意しておけば好適である。

また、各ワークストッカ３Ａ、３Ｂの頭部３２の内径に
は、ばね３９が取付けられており、このばね３９は、各
ワークストッカ３Ａ、３Ｂの収納部３３に収納されたワ
ークを軽く押えている。ここにおいて、ワークストッカ
３Ａ、３Ｂでワークストッカ３が構成される。

作動 次に、このような本実施例の作用を説明する。

予め、別の段取り位置でワークＷが収納されたワークス
トッカ３Ｂを、枠体２０の上枠１９に取付ける。その際
、ストッカ押え手段２４のノブ２７を緩めておいて、且
つ押え板２６をワークストッカの取付けに支障のない位
置に回しておく。

ワークストッカ３を枠体２０の所定の位置に押し付けた
ら、押え板２６を回し、押え板２６がワークストッカ３
を押え付けるようにする。そしてその状態でノブ２７を
締付けて押え板２６で確実にワークストッカ３を押さえ
付けるようにする。

そして、その状態でノブ２７を締付けて、押え板２６で
確実にワークストッカ３Ｂを固定する。次いで、駆動手
段１のサーボモータ１０を駆動させる。サーボモータ１
０の駆動によってボールねじ１２が回転される。

ボールねじ１２が回転すると、このボールねじ１２と螺
合しているナツト部材１３を介して一体化された連結部
材１４や取付台１５、取付板１６及び枠体２０とともに
、ワーク供給手段２がチャック軸線上を移動する。ワー
ク供給手段２等がチャック４７の直前まで移動したら、
サーボモータ１０の駆動を止め、引続いてワーク供給手
段２のシリンダ２８を駆動させる。

シリンダ２８の駆動により、移動体２９とブツシャ３１
とが移動し、ブツシャ３１がワークストッカ３の収納部
に収納されたワークＷを押圧する。

間欠的に押出されるワークＷは、ばね３９付勢に打勝っ
て、ワークストッカ３からチャック４７側に押出される
。

チャック４７にワークＷが把持されたら、サーボモータ
１０を逆方向に駆動し、ワーク供給手段２を加工に支障
のない位置まで後退させる。その後、回路の刃物台によ
って、チャック４７に把持された薄物ワークＷの内外径
加工、端面加工や面取り加工等が行われる。加工が終わ
ったワークＷは回路のパーツキャッチャ等に収納される
。このような動作をくり返して、ワークストッカ３内の
総てのワーク加工が終了したら、このワークストッカ３
を前述と逆の動作により取外し、次のワークストッカ３
と交換する。

以後、同様の動作をくり返す。

実施例の効果 前述のような本実施例によれば、次のような効果がある
。

すなわち、ワークストッカ３には別の段取り位置でワー
クＷが収納されており、加工に際しては、ワークストッ
カ３そのものを交換すればよく、従って段取りが楽にな
った。また、予め複数種類の径の大きさに合せたワーク
ストッカ３を準備しておけば、複数種類のワークに対応
することができる。さらに、ワーク供給手段２は、ロッ
ドレスタイプのシリンダ２８を主要素として構成されて
いるので、装置が小型化され、装置全体のスペースも少
なくて済むという効果がある。

また、ワークＷはワークストッカ３内に収納されており
、ブツシャ３１で間欠的に送り出される。

その一方で、一番前のワークＷはばね３９で軽く押えら
れているので、−枚の薄物ワークＷがチャック４７に把
持された後、ワークストッカ３が後退してもワークＷが
飛び出すことがない。さらにまた、主軸側に位置決め機
能を持たせておきワークストッカ３側にも何らかの位置
決め機能を持たせれば、六角形等の多角形のワークでも
扱える。

［その他の実施例コ なお、本発明は前述の実施例に限定されるものではなく
、次に示すような変形などを含むものである。すなわち
、前記実施例では駆動手段１としてサーボモータ１０と
、ボールねじ１２、ナツト部材１３等を使用しているが
、これに限らない。

例えば、通常の油圧シリンダを使用し、シリンダロッド
にワーク供給手段２を連結してもよい。要するに、ワー
ク供給手段２をチャック４７近傍にまで駆動し得るもの
であればよい。

また、ワーク供給手段２を構成するロッドレスタイプの
シリンダ２８も、ロッドレスタイプでなくてもよく、通
常の油圧シリンダでよい。この場合、シリンダロッドに
ブツシャ３１を連結させればよく、要するにブツシャ３
１でワークＷを押出せるような構成であればよい。

その他、本発明の実施の際の具体的な構造および形状等
は、本発明の目的を達成できる範囲であれば他の構造な
どでもよい。

［発明の効果コ 以上に説明したように、本発明の薄物ワーク用パーツフ
ィーダによれば、薄物ワークを連続供給するに好適なパ
ーツフィーダを提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る薄物ワーク用パーツフィーダの一
実施例を示す斜軸投影図、第２図は同平面図、第３図は
ワーク供給手段にワークフィーダを組み込んだ要部断面
図、第４図は第３図における■−Ｉ線断面図、第５図、
第６図はワークフィーダの斜軸投影図である。 １・・・駆動手段、２・・・ワーク供給手段、３・・・
ワクストッカ、１０・・・サーボモータ、１２・・・ボ
ールねじ、２０・・・枠体、２４・・・ストッカ押え手
段、２９・・・移動体、３１・・・ブツシャ、４５・・
・工作機械、４６・・・主軸台、４７・・・チャック。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、工作機械に設けられワークを把持するチャックの軸
   線上を移動可能であり、且つこのチャックにワークを作
   業領域側より供給するワーク供給手段と、 前記工作機械に設けられ、前記ワーク供給手段に連結さ
   れるとともにこのワーク供給手段を駆動させる駆動手段
   と、 前記ワーク供給手段に着脱可能に取り付けられ薄物ワー
   クを収納するワークストッカとを備えてなる薄物ワーク
   用パーツフィーダ。 ２、請求項１において、前記ワーク供給手段は高さ調整
   が可能な手段を備えていることを特徴とする薄物ワーク
   用パーツフィーダ。