JPH04144587A - エアニッパ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、１つの成型品から同時に複数個成型されるプ
ラスチック製品の各製品間のランナを切断するエアニッ
パに関する。

（従来技術） 従来、プラスチック製品のランナを切断するエアニッパ
には、（１）、特公平２−２５３２４（２）、実開昭５
９−１２２８７３がある。該両考案は構成に差異はある
が、機能的には同様であり、取付基板に定着した２個の
シリンダ中、ニッパを前進、後退させる第２のシリンダ
内のピストンが圧力空気により作動して、ニッパをＸ字
状に交差枢着して前面に設けた他方の第１のシリンダを
後退させて、切断すべき製品ランナの切断基部ヘニッパ
を接触させ、該第１のシリンダ内のピストンは、圧力空
気により上昇するカム部前面の下方漸縮状（逆台形のテ
ーパ面）のカム面（図示しない）に添わせてニッパの柄
を作動させ先端の刃によってランナを切断するようにな
っている。

（発明が解決しようとする課題） 上記従来技術のエアニッパは、圧力空気によって第１の
シリンダを取付基板上に摺動させるのでその円滑な摺動
のためには、該摺動面同士の精密な仕上げと適切な摺動
範囲など製作上の厳しい制約があり、コストが高い、ま
た、その動作が一定距離の往復摺動であって微調整は全
く期待できない そこで本発明は、構造簡単で製作容易な上、動作も円滑
なエアニッパを安価に提供しようとするものである。

（課題を解決するための手段） 本発明のエアニッパは、前記従来技術と同様に２個のシ
リンダを有し、第１、第２のシリンダを平行密着させ、
あるいは直交状に位置させて第１のシリンダは、その底
部寄りの両側面前部を取付基板に前後揺動可能に枢着し
、ニッパを該第１のシリンダの前面に取り付けるととも
に、底面後部をばねで上方付勢して常時はばねにより第
１のシリンダを前傾状に底面を押しあげてニッパの刃を
被切断製品の切断基部から離れて位置させ、該第１のシ
リンダ室内には常時は下方付勢した上下動可能なピスト
ンを密嵌して該ピストンに設けたカム部にニッパの柄を
接触させ、１の給気管が該シリンダ室に連結している。

該第１のシリンダ作動用の第２のシリンダは取付基板に
定着し、そのシリンダ室内のピストンは、常時ばねによ
りシリンダ内一端に押圧され、前記第１のシリンダをば
ねに抗して押し下げる第２のシリンダのピストン口・ン
ドはその突出端部を第１のシリンダまたは取付基板と連
結してなる。

（作用） 第２のシリンダに送給した圧力空気が該シリンダ内のピ
ストンをばねに抗して押圧することにより、該第２のシ
リンダが第１のシリンダをその底面のばねに抗して押し
下げて水平状とした該第１のシリンダの先端ニッパを被
切断製品の切断すべき基部に接触する位置へ移動させる
。第１のシリンダに送給した圧力空気は、該シリンダ内
のピストンを押し上げてその前面の下方漸縮状のカム面
に沿わせて摺動するニッパの刃を閉じさせて前記被切断
製品のランナを切断する。

（実施例） 図面により本発明の詳細な説明すると、第１図は、エア
ニッパＡの正面図で、１は第１のシリンダ、２は取付基
板、４はニッパを示し、該ニッパ４は第２図の縦断側面
図に示すように枢軸５で第１のシリンダ１の前面に閉合
可能に取り付けられ、常時は図示しないばねによって図
面（第１図）のように開状態を保持している。第１のシ
リンダ１の室内にピストン６を上下摺動可能に密嵌し、
常時下方付勢する戻しばね７により該ピストン６はシリ
ンダ室１′の下端に押圧されている。６°はピストン６
の前面に一体に突出成形したカム部で、その前面は下方
漸縮状の逆台形のテーパ面を構成して常時はニッパの柄
の下端部に接している。

該第１のシリンダ１は両側底部寄りの前部を枢軸１０で
取付基板２の支持部２ａに前後揺動可能に枢着し、底面
後部寄りをばね１１によって常時押し上げられている。

第２のシリンダ３は第１のシリンダと直交状に取付基板
２の立板２ｂに定着され、そのピストン８はばね９によ
り常時は立板２ｂ側に押圧されてそのピストン口・ンド
８°の突出端部が連結する第１のシリンダに固定した取
付杆１２を介して該第１のシリンダ１を前倒し状にして
いる０図中、１３は枢軸、１４は第１のシリンダのシリ
ンダ室１′への圧力空気送給用の給気管、１５は第２の
シリンダ３のシリンダ室３°への給気管、１６．１７は
排気口、１８は当止め、１９は前板、２０はプラスチッ
ク成型品、２０ａはゲート、２０ｂはランナである。

第５．６図に示すエアニッパＢは、第２のシリンダ３を
第１のシリンダ１と平行密着状に固定した構成が前記エ
アニッパＡと異なり、該第２のシリンダのピストンロッ
ド８°は取付基板２の支持部２ａに連結し、当止め１８
も該基板２の支持部２ａに設けられている。尚、この場
合の取付基板２には立板２ｂを設けていない。

上記の構成を有するエアニッパＡ、Ｂは、取付基板２を
所定位置に固定して第２．５図のようにプラスチック成
型品２０の自動送り出しに同調して最初はゲート２０ｍ
の側に傾斜し、ランナ２０ｂの切断時には第２のシリン
ダ３のシリンダ室３′内への給気管１５からの圧力空気
の送給により、動作を開始する。即ち第２図のエアニッ
パＡの場合は第２のシリンダ３を取付基板２の立板２ｂ
に固定しているので、ピストン８がばね９に抗して排気
口１７側へ押送され、ピストンロッド８°に連結した取
付杆１２とともに第１のシリンダ１を枢軸１０を回転中
心とし、ばね１１に抗して揺動し、ニッパ４を前記成型
品２０のランナ２０ｂの切断基部へ移動させ、第３図の
状態とする。ランナ切断は、第１のシリンダ１のシリン
ダ室１°内への給気管１４からの圧力空気の送給により
ピストン６の下端背面が押しあげられ、前面のカム部６
°も上昇するのでその逆台形のテーバ面であるカム面に
下端が接しているニッパの柄は閉合し先端のニッパの刃
４′も閉じてランナ２０ｂを切断する。

第５図のエアニッパＢの場合は、第２のシリンダ３が第
１のシリンダ１と一体的に上下動可能で、ピストン８が
取付基板２の支持部２ａに固定した構成であるから第２
のシリンダ３が、ばね９に抗して押し下げられて第１の
シリンダ１をばね１１に抗して同時に揺動させて、ニッ
パ４を成型品２０のランナ２０ｂの切断基部側に移動さ
せる。該ランナの切断は前記エアニッパＡの場合と同様
である。この移動の際、必要以上に第１のシリンダ１が
揺動してニッパが成型品を損傷しないように当止め１８
が設けられている。

（発明の効果） 以上の構成、作用を有する本発明のエアニッパはプラス
チック成型品のランナの切断時に、該ランナの切断基部
への第１のシリンダの移動が該第１のシリンダの揺動で
できて、取付基板上を摺動することがないので該両方の
摺動面を精密に仕上げる必要がなく、製作原価が低廉と
なった。

また、第１のシリンダがばねの弾力に逆らって揺動し、
移動するようにしているので、成形品の所定切断位置へ
刃縁部を導くための微調整が従来品の往復摺動動作をす
るものに比べて調整が容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明のエアニッパの正面図 第２図は同上、縦断側面図 第３図は同上、１部縦断側面図 第４図は同上、底面図 第５図は他の実施例の縦断側面図 第６図は同上、底面図 Ａ＋Ｂ・・・エアニッパ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、取付基板の前端部に、前端部を枢軸により前後揺動
   可能に枢着した第１のシリンダの後部底面を、ばねによ
   り常時押し上げて被切断成型品の切断基部からニッパの
   刃を離れて位置させ、該第１のシリンダ内には、前面に
   カム部を突設したピストンを上下動可能に密嵌し、該カ
   ム部の上下動によりそのカム面に添って柄が開閉してニ
   ッパの刃が切断、解放動作をするニッパを該第１のシリ
   ンダの前面に枢着してなる第１のシリンダと、前記取付
   基板にシリンダまたはピストン杆を固定し、該シリンダ
   内への圧力空気の送給により、ピストン杆またはシリン
   ダが摺動して第１のシリンダをその底面のばねに抗して
   押し下げる第２のシリンダと、第１、２のシリンダ内へ
   圧力空気を送給する給気管とからなることを特徴とする
   エアニッパ。