JPH0414437Y2 - - Google Patents

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JPH0414437Y2
JPH0414437Y2 JP10757686U JP10757686U JPH0414437Y2 JP H0414437 Y2 JPH0414437 Y2 JP H0414437Y2 JP 10757686 U JP10757686 U JP 10757686U JP 10757686 U JP10757686 U JP 10757686U JP H0414437 Y2 JPH0414437 Y2 JP H0414437Y2
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metal rod
driving metal
driving
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、高炉の出銑口あるいは出滓口の開口
のために炉壁に挿入してある打込み金棒を炉壁よ
り引抜く際に用いる打込み金棒の引抜き器に関
し、さらに詳しくは、高炉炉前の出銑、出滓作業
分野において利用されるものである。
〔従来の技術〕
高炉の出銑口あるいは出滓口の開口に当つて
は、実公昭57−45241号公報に開示される如く、
開口を容易にすることを目的として出銑口、出滓
口の炉壁に金棒を残置させておき、上記出銑口、
出滓口の開口に当り、上記金棒を引抜き、続い
て、この引抜いた後の開口を利用して打込み金棒
により炉内に達する開口を行う作業が作業性及び
開口の容易さから利用されている。
この作業の利点としては、出銑口、出滓口の閉
鎖の際は、残置される打込み金棒が一部閉鎖栓の
役割りを果たし、他方、開口に当つては上記打込
み金棒を引抜くことにより、打込み金棒の埋設位
置まで、開口された状態となり、以降、この開口
部を手ががりに炉内に貫口する開口を形成すれば
良く、作業性、開口形成の容易化等、大きな効果
を生じる。
この打込み金棒の引抜きは、前記実公昭57−
45241号公報に示されている如く、出銑口あるい
は出滓口用の開口機の先端のチヤツキング装置に
より、打込み金棒の後端を保持して行うものであ
る。
しかし、この装置は高価であるので、近年、第
3図に示される打込み金棒の引抜き器が利用され
ている。この引抜き器の構成としては、一方には
打込み金棒1に外嵌するリング2を持つた打込み
金棒保持部材3を備え、他方には開口機9(第1
図)のタツピングソケツト7に装着されるアダプ
タ6を備えており、両者をチエーン5で接続して
成るもので、4は接続用のシヤツクルを示す。こ
の引抜き器は、炉壁に残置されている打込み金棒
1の一端に打込み金棒保持部材3を装着する一
方、アダプタ6をタツピングソケツト7に装着
し、コツターピン8を嵌着して結合を図つた後、
開口機9の後退操作により打込み金棒1を引抜く
ものであつた。
この引抜きに必要な打込み金棒1と打込み金棒
保持部材3の拘束力は次の如くして生じている。
第4図aに示すように、打込み金棒保持部材3の
リング2は打込み金棒1に外嵌するよう構成され
ている。この状態で打込み金棒保持部材3を開口
機9の後退操作によつてチエーン5を引張ると、
その引張力に応じ、第4図bに示すように、打込
み金棒1にはリング2のP,Q点に偶力によるモ
ーメントが生じ、このモーメントによるリング2
と打込み金棒1との接触圧で打込み金棒の引抜き
を図るものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、開口機9は周知の如く炉壁に開
口のための打込み金棒1を打込むためドリフタ1
0と呼ばれる振動発生器を備えており、打込み金
棒引抜きのため開口機9を後退操作する時も、こ
のドリフタ10が作用して、引張りに際し、同時
に振動を加えている。打込み金棒1が炉壁に付着
しているため、打込み金棒1を炉壁から引抜く際
にも振動を付与することが必要である。
しかし、この振動により、常時、リング2と打
込み金棒1間に加わつているべきモーメントの発
生がとぎれる瞬間があり(第4図a)、打込み金
棒保持部材3が徐々に打込み金棒上を移動し、打
込み金棒の引抜きの途中で打込み金棒から抜け落
ちるという欠点があつた。
さらに、打込み金棒保持部材の打込み金棒への
装着は手作業によつて行われるが、作業現場であ
る出銑口、出滓口の炉壁前方には出銑樋、出滓樋
が配置されているので、作業は炉壁側方から行わ
れることになるが、各樋は付着物等により高温と
なつており、この作業は危険かつ困難なものであ
つた。なお、打込み金棒保持部材が引抜きの途中
で打込み金棒から外れると打込み金棒の後端は樋
中央に張り出した形となり、再度打込み金棒保持
部材を装着することが難しく、この場合は、打込
み金棒を酸素によつて溶解除去する以外に処置な
く、余分な作業が大幅に増加するという問題があ
つた。
本考案は、打込み金棒に容易に装着でき、一度
装着すると引抜きの途中で打込み金棒から外れる
ことなく、打込み金棒を引抜く打込み金棒引抜き
器を提供することを目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は上述の問題点を解決するもので、高炉
出銑口あるいは出滓口に残置された打込み金棒に
外嵌するリングを備えた打込み金棒保持部材を一
方に、他方に開口機のソケツトとの装着用アダプ
タを備え、両者を接続具で接続してなる打込み金
棒引抜き器に適用され次の技術手段を採つた。
すなわち、 打込み金棒保持部材の接続具取付け側に板ばね
状の弾性部材の一端を固設し、弾性部材の他端を
打込み金棒に直交する方向に向けて延長し、他端
部に弾性部材を開口機側に付勢する係止具を設け
た。
〔作用〕
打込み金棒に外嵌するリングを備えた打込み金
棒保持部材に、板ばねを利用した把手を取付け、
さらに板ばねに緊張を与えた状態で把手を開口機
に固定する係止具を設けたため、 (1) 作業者は樋上に身体をのりださなくても、把
手を持つて、出銑樋脇から打込み金棒に打込み
金棒保持部材を容易に装着することができる。
(2) 打込み金棒保持部材を装着した後、板ばねに
緊張を与えた状態で係止具を開口機に固定す
る。このとき金棒保持部材のリングの作用によ
り、打込み金棒には常に偶力によるモーメント
が加えられることとなり、開口機のドリフタを
操作しても板ばねにより振動が吸収され、打込
み金棒保持部材は打込み金棒から外れることは
ない。従つて、一挙に打込み金棒を引抜くこと
ができる。
本考案の打込み金棒引抜き器において重要な役
割を果す部分は弾性部材からなる板ばね11の部
分であり、その作用を更に詳しく説明する。
第2図は本考案の一実施例を示したものであ
り、第2図の矢印の方向へ緊張させられた板ばね
11は、その弾性力をもつて打込み金棒保持部材
3のリング2を介して、常に、打込み金棒1にリ
ング2による偶力(第4図bのP,Q点)による
モーメントが生じることになる。従つて、従来で
はドリフタ10による振動によつてとぎれる瞬間
のあつたリング2と打込み金棒1との接触圧(第
4図a)が、本考案側で板ばね11の力によつて
第4図bに示すようにリング2と打込み金棒1を
常にモーメントによつて生じる接触圧に保つこと
ができるので、ドリフタ10による振動によつて
金棒保持部材3が打込み金棒1から外れることは
ない。従つて、一挙に打込み金棒を引抜くことが
できる。
〔実施例〕
第1図は本考案の一実施例の打込み金棒引抜き
器を装着した開口機の説明図である。第1図およ
び第2図に示すように、リング2、シヤツクル
4、チエーン5、アダプタ6等は第3図の従来例
と同じであるが、打込み金棒保持部材3に取付基
部15、板ばね11および把手12を固設したも
のである。さらに把手12には開口機9側に取付
ける引張り用の継手を設けており、本例では、こ
の継手はワイヤ13と開口機9に係止する係止具
14から構成している。打込み金棒保持部材3を
打込み金棒1に装着した後、板ばね11の部分は
矢印の方向に緊張させておく。この緊張のための
部材がワイヤ13と係止具14であるが、この役
割を果す構成であれば部材の種類は問わない。
なお、ワイヤ13はチエーン、コイルばね等で
構成しても良くまた係止具14も開口機9側に簡
単に係止できる構成としたものであればよい。
取付基部15は打込み金棒保持部材3へ溶接に
よつて固設され、一体化が図られている。把手1
2は作業者がここを持つて、打込み金棒1に打込
み金棒保持部材3のリング2を装着させるもので
あり、突き出た打込み金棒1に打込み金棒保持部
材3を容易に装着できるようにしてある。
なお本考案では、板ばね11は取付基部15を
用いて打込み金棒保持部材3に固設しているが、
金棒保持部材3に直接取付けても良いことは勿論
である。
〔考案の効果〕
本考案の打込み金棒引抜き器は次の優れた効果
を奏する。
打込み金棒に、容易に、打込み金棒保持部材を
装着することができ、一度装着すると打込み金棒
保持部材は打込み金棒から外れないので、一挙に
打込み金棒の引抜きができ、円滑な出銑作業が可
能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の打込み金棒引抜き
器を装着した開口機の説明図、第2図は本考案の
一実施例の打込み金棒引抜き器、第3図は従来例
の説明図、第4図は打込み金棒引抜き器の作用説
明図である。 1……打込み金棒、2……リング、3……打込
み金棒保持部材、4……シヤツクル、5……チエ
ーン、6……アダプタ、7……タツピングソケツ
ト、8……コツターピン、9……開口機、10…
…ドリフタ、11……板ばね、12……把手、1
3……ワイヤ、14……係止具、15……取付基
部、P,Q……点。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 高炉出銑口あるいは出滓口に残置された打込み
    金棒に外嵌するリングを備えた打込み金棒保持部
    材を一方に、他方に開口機のソケツトとの装着用
    アダプタを備え、両者を接続具で接続してなる打
    込み金棒引抜き器において、 前記打込み金棒保持部材の接続具取付け側に板
    ばね状の弾性部材の一端を固設し、該弾性部材の
    他端を前記打込み金棒に直交する方向に向けて延
    長し、該他端部に前記弾性部材を前記開口機側に
    付勢する係止具を設けたことを特徴とする打込み
    金棒引抜き器。
JP10757686U 1986-07-14 1986-07-14 Expired JPH0414437Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10757686U JPH0414437Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10757686U JPH0414437Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6314549U JPS6314549U (ja) 1988-01-30
JPH0414437Y2 true JPH0414437Y2 (ja) 1992-03-31

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ID=30983983

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JP10757686U Expired JPH0414437Y2 (ja) 1986-07-14 1986-07-14

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JPS6314549U (ja) 1988-01-30

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