JPH0414425Y2 - - Google Patents

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JPH0414425Y2
JPH0414425Y2 JP1987027167U JP2716787U JPH0414425Y2 JP H0414425 Y2 JPH0414425 Y2 JP H0414425Y2 JP 1987027167 U JP1987027167 U JP 1987027167U JP 2716787 U JP2716787 U JP 2716787U JP H0414425 Y2 JPH0414425 Y2 JP H0414425Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガラス溶融装置に於けるセラミツク
ス製部材の接合構造に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、耐熱性セラミツクスの開発の進展には目
覚ましいものがあるが、それに呼応する形でその
応用開発も一段と加速されてきている。この応用
の一つとして、これまでにない新しい機能を持つ
たニユーガラスをセラミツクス製溶融装置で溶融
することが検討されている。
このガラス溶融装置を構成する鵜材の素材とし
てセラミツクスを使用する場合、セラミツクス製
品の制作上のサイズ的および形状的な制約から、
大きな部材または細長い部材は分割して製作し、
組み立て時に互いに接続せざるを得ないのが実状
である。
これまでは、平面状の接合面、もしくは第4図
に示すような段差の付いた接合面1a,1bを互
いに押し当てて接続する方法が採られてきた。こ
の両接合構造は共に、平面を押し当てるので、こ
こでは平面接合構造と称する。
〔考案が解決しようとする問題点〕
この平面接合構造は、肉厚が厚くて短いセラミ
ツクス製部材の接合の場合には簡便でかつ有効で
あるが、第5図に示すパイプ2,3,4のよう
な、接合面が狭くてセラミツクス製部材を、下側
から押し下げて接合する場合には不利である。な
ぜなら、パイプ下端を耐火性支持材5で押し上げ
るときに、その力のバランスがくずれると、各パ
イプに対して横方向の力が働き、その結果接合面
がずれたり傾いたりして接合部に隙間が生じ、ガ
ラス融液が漏れることになるからである。ガラス
溶融装置の場合には一般的に、パイプ2,3,4
が耐火物で囲まれ、パイプと耐火物の間の隙間が
比較的に狭いので、この隙間に手を入れて前記の
接合面のずれやパイプの傾斜を矯正することで不
可能である。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案は、上記のような問題点を解決しようと
するもので、セラミツクス製溶融槽と、この溶融
槽に接続されたセラミツクス製パイプとを備えた
ガラス溶融装置において、溶融槽とパイプあるい
はパイプ同志が、凹形と凸形の球面接合面によつ
て接合され、パイプの球面接合面がパイプの端面
に形成されていることを特徴とするものである。
〔実施例〕
次に、第1〜3図を参照して本考案の実施例を
説明する。
本考案によるセラミツクス製部材の互いに押し
当てられる接合面は、第1図において参照符号6
a,6bで示すように、凹形と凸形の球面の形に
形成されている。
この凹形と凸形の球面接合面6a,6bをガラ
ス溶融装置のセラミツクス製部材の接合に適用し
た本考案の第1の実施例が第2図に示してある。
第2図において、7はガラスを溶融するためのセ
ラミツクス製溶融槽、8,9,10,11は溶融
槽7からガラス融液を流出させるセラミツクス製
流出パイプ、12は溶融槽7を載せる耐火性支台
座、13は流出パイプ11の下端を押し上げる耐
火性支持材である。この場合、流出パイプ8と9
の間の接合部14だけが本考案に従つて、前記の
凹形と凸形の球面接合面6a,6bによつて形成
され、他の接合部、すなわち溶融槽7と流出パイ
プ8の間の接合部15、流出パイプ9と10の間
の接合部16,および流出パイプ10と11の間
の接合部17は従来の平面接合構造に従つて平面
状接合面によつて形成されている。
なお流出パイプ8と9の接合面6a,6bは、
図示のようにパイプの端面に形成されている。
上記構造の溶融装置を組み立てる場合には、溶
融槽7を耐火性台座12に載せた後に、耐火性支
持材13により流出パイプ8,9,10,11を
押し上げることによつて接合する。その際、力の
バランスがくずれて、各流出パイプに横方向の力
が作用しても、第2図に示すように、接合部14
の球面接合面が互いにずれてこの力を吸収するの
で、流出パイプ8と9が互いに傾斜するだけであ
り、他の接合部15,16,17の平面状接合面
はずれないで密着されたままである。流出パイプ
8と9が傾斜しても、接合部14の球面接合面の
間に隙間が生ぜず、密着状態が保持されるので、
ここからガラス融液が漏れることはない。
流出パイプ8,9,10,11が熱によつて膨
張して伸長するときにも、上記と同様に、接合部
14の上側と下側の流出パイプ8,9が傾斜して
これを吸収するので、接合部14,15,16,
17からのガラス融液の漏れを防ぐことができ
る。
上記実施例では、単一槽のみを例示したが、本
考案において溶融槽とは、複数の槽からなる連続
溶解における最終槽をも支称するものである。
又、接合部14だけを凹形と凸形の球面接合面6
a,6bによつて形成したが、他の接合部15,
16,17あるいは複数の接合部を球面接合面に
よつて形成してもよい。
なお、溶融槽7と流出パイプ8,9,10,1
1の材質としてのセラミツクスは、アルミナ質、
ジルコニア質、シリカ質のような一般的なセラミ
ツクだけでなく、グラフアイト、ダイヤモンド等
の炭素質、窒化硼素、窒化珪素、サイアロン等の
窒化物、炭化珪素等の炭化物、あるいは硼化物等
の特殊セラミツクスをも含む。
第3図には、二つの溶融槽7,7を連結パイプ
18,19,20で接続した第2の実施例が示し
てある。この場合、一方の溶融槽7と連結パイプ
18の間の接合部21、連結パイプ18と20の
間の接合部22、連結パイプ20と19の間の接
合部23、および連結パイプ19と他方の溶融槽
7の間の接合部24のすべてが前述の凹形と凸形
の球面接合面6a,6bによつて形成されてい
る。
溶融槽7,7と連結パイプ18、19、29の
接合は、溶融槽の間隔が縮まる方向に溶融槽を静
かに押すことによつて行われる。その際、押圧力
のバランスがくずれても、連結パイプ18,1
9,20が傾斜するだけで、接合面の密着状態が
保持されるので、接合部21,22,23,24
からガラス融液が漏れることはない。更に、溶融
槽と連結パイプが熱によつて膨張しても、接合部
がこの膨張を吸収するので、ガラス融液の漏れを
防止することができる。なお、溶融槽7,7を置
く耐火性台座25の材質は、膨張率が溶融槽と同
じものを使用することが好ましい。また、溶融槽
と同じような速度で台座25を昇温および降温さ
せるようにすることが望ましい。
〔考案の効果〕
以上説明したように、本考案は、ガラス溶融装
置を構成するセラミツクス製溶融槽とセラミツク
ス製パイプあるいはパイプ同志を、凹形と凸形の
球面接合面によつて接合し、パイプの球面接合面
をパイプの端面に形成したので、押圧接合作業時
に押圧力のバランスがくずれても、また熱によつ
て溶融槽やパイプが膨張しても、連結パイプが傾
斜するだけで接合面の密着状態が保持される。従
つて、接合面が狭くていくつかの接合面を持つ長
パイプを接合する場合にも、接合部からのガラス
融液の漏れを確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案によるガラス溶融装置のセラ
ミツクス製部材の接合面の形状を示す縦断面図、
第2図は、本考案の第1の実施例によるガラス溶
融装置の縦断面図、第3図は、本考案の第2の実
施例によるガラス溶融装置の縦断面図、第4図は
従来のセラミツクス製部材の接合面の形状を示す
斜視図、第5図は従来のガラス溶融装置の縦断面
図である。 6a,6b……球面接合面、7……溶融槽、
8,9,10,11……流出パイプ、12,25
……耐火性台座、13……耐火性支持材、14,
15,16,17,21,22,23,24……
接合部、18,19,20……連結パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. セラミツクス製溶融槽7と、この溶融槽7に接
    続されたセラミツクス製パイプ8,9,10,1
    1,18,19,20とを備えたガラス溶融装置
    において、溶融槽7とパイプ8,18,19ある
    いはパイプ8,9,10,11,18,19,2
    0同志が、凹形または凸形の球面接合面6a,6
    bによつて接合され、パイプの球面接合面がパイ
    プの端面に形成されていることを特徴とするガラ
    ス溶融装置。
JP1987027167U 1987-02-25 1987-02-25 Expired JPH0414425Y2 (ja)

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JPS63135935U JPS63135935U (ja) 1988-09-07
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5720898B2 (ja) * 2012-03-19 2015-05-20 日本電気硝子株式会社 ガラスの溶融装置、及び溶融ガラスの供給方法、並びに溶融炉用の流出通路
JP5731438B2 (ja) * 2012-04-06 2015-06-10 AvanStrate株式会社 ガラス板の製造方法および製造装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5817289A (ja) * 1981-07-24 1983-02-01 旭硝子株式会社 セラミツクス管の接合方法

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