JPH0414414A - ゴム製品のバリ取り方法 - Google Patents

ゴム製品のバリ取り方法

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JPH0414414A
JPH0414414A JP11802790A JP11802790A JPH0414414A JP H0414414 A JPH0414414 A JP H0414414A JP 11802790 A JP11802790 A JP 11802790A JP 11802790 A JP11802790 A JP 11802790A JP H0414414 A JPH0414414 A JP H0414414A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ゴム製品を金型を用いて製造する場合に発生
するバリを取り除くためのゴムのバリ取り方法に関する
ものである。
[従来の技術] 例えば0リング、ダイヤフラム、あるいは医療用ゴム栓
やコンデンサキャップ等の各種栓類などのゴム製品は、
分割可能な金型を用いたプレス成型等によって製造され
る。第7図を用いて、このような製造方法によ−)で円
筒状のゴム栓を成型すル場合の例を説明する1、この図
では、金型1は上部金型2、下部金型3、および中間金
型4の三つの金型に分割されるものであり、これら上部
金型2、下部金型3、および中間金型4を接合(7て形
成される円筒状の空間内に高温のゴム原料を高圧で充填
し、固化させることにより、円筒状のゴム栓5を成型す
る。
ところで、このようなゴム製品の製造方法ではゴム原料
の充填時の圧力によって上部金型2と中間金型4の接合
面、および下部金型3と中間金型4の接合面にゴム原料
がはみ出し、そのまま固化I7て、製品であるゴム栓5
に付着した薄膜状の)くり66 が形成される。もちろ
ん、この上うなノくりか付着したままでは、製品として
は不適であるから、このバリをゴム製品から除去しなけ
ればならない。
従来、このようなゴム製品のバリ取り方法としては、一
つには、成型されたゴム製品をバリごと金型より取り外
した後、ハサミ等でバリを切って取り除く方法や、バリ
の部分を打ち抜いて除去する方法がある。またゴム製品
の成型後に、上部金型2および下部金型3を、バリを切
断する箇所に突起部が設けられた型、いわゆる食い切り
型に交換して中間金型4に押し付け、バリの部分に切れ
目を付けてから、成型されたゴム製品をバリごと金型よ
り取り外し、バリを手でちぎり取るような方法が採られ
ることもあった。
この他、冷凍バリ取り機を用いる方法として、ゴム製品
を金型から取り外した後、液体窒素等の冷却剤で凍らせ
て硬化させ、ある程度脆くしておいてから、ポリカーボ
ネイトの粒子等を吹き付けてバリを除去する方法や、ド
ライアイスと金属粒子の混合物中に、金型から取り外し
たバリの付いたゴム製品を投入して撹拌することにより
バリを取り去る方法が採られることもある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、このような方法のうち、例えばバリの部
分をハサミで切ったり、打ち抜いたりして除去する方法
では、これらの作業は専ら人手に頼らざるを得す、また
金型から取り外されたゴム製品−つ一つについてバリ取
りをしなければならないため、多大な労力と時間を要す
ることになり、製造工程全体の作業の効率化を図ること
が困難であるという欠点を持つ。また、食い切り型を用
いてバリを取り去る方法では、食い切り型に設けられた
突起部が成型を続けるうちに摩耗してしまうという問題
点を有するうえ、切れ目の付いたバリをちぎり取る作業
は、やはり人手に頼らざるを得ず、前述のハサミや打ち
抜きによるバリ取り方法1こ比べて程度は軽いものの、
同様の欠点を有することになる。
一方、冷凍バリ取り機を用いる方法では、機械化によっ
て作業効率の向上を図ることが比較的容易に可能である
。しかしその反面、設備自体が非常に高価であって多大
な設備投資を必要とし、さらに冷却剤として使用される
液体窒素やドライアイスもまた高価であるため、ランニ
ングコストが増加することは避けられない。そのうえ、
このような方法では、冷却剤によってバリの部分のみな
らず製品自体も硬化されてしまい、ポリカーボネイトや
金属の粒子等によってバリが除去される際に製品そのも
のが損傷を受けるおそれがある。
このような事情から、比較的安価で、しかも短時間で容
易にバリを取り除く方法を開発することが、重要な課題
とされていた。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前記の課題を解決するためになされたもので
、分割される金型を用いて成型されるゴム製品に付着し
て、分割された金型の接合面に形成されるバリを除去す
るゴム製品のバリ取り方法において、金型を分割してバ
リが形成された接合面を露出させ、成型されたゴム製品
を金型内に保持した状態で、樹脂製の粉粒体からなるブ
ラスト材を、露出した接合面に吹き付けることを特徴と
する。
なお、このブラスト材を構成する粉粒体としては、熱可
塑性樹脂を含むすべての樹脂を使用することが可能であ
るが、特に、熱硬化性樹脂であるメラミン、ユリア、フ
ェノールの少な(,1−!  種を用いることが望まし
い。
また、このようなブラスト材を吹き付けてバリを除去す
る際には、金型は成型直後の比較的高温の状態であって
も、また冷却された状態であっても構わないが、好まし
くは金型の温度が120〜200℃の状態である。
さらに、ブラスト材の吹き付けにはサンドブラスト機等
を使用すればよく、この場合重力式と直圧式のどちらの
タイプでも使用可能である。また、この際の吹き付は圧
は一般的に0.5〜7  kg/cm”の範囲で使用可
能であり、より詳しくは2〜5kg/cra’であるこ
とが好ましい。
また、このブラスト材を構成する樹脂粉粒体としては、
JIS  R6004より#32〜#150程度の粒度
のものが適しており、特に粒度#50〜#120、粒径
にして300/250μm〜125/106μmの粒子
が望ましい。
[作用] 本発明によれば、バリが発生したゴム製品を金型内に保
持したまま、樹脂製のブラスト材を吹き付けることによ
り、バリの部分か製品から除去される。これは、以下の
ような作用によるものと考えられる。
金型内に保持された製品部分は、材質がゴムという高い
弾力性を宵するものであり、かつ十分な肉厚があるので
、応力に対する変形能は比較的大きいと考えられる。こ
れに対して、金型同志の接合面に形成されたバリの部分
は、薄膜状であってしかもその一面は剛性の高い金型面
に密着しているため、応力による変形は殆ど不可能であ
る。
そこで、このような状態で保持されたゴム製品とバリ部
分に、樹脂製の粉粒体からなるブラスト材を均一に吹き
付けると、製品部分はこの粉粒体の衝突による応力によ
って大きく変形し、弾性によって元の状態に戻ろうとす
るが、次々と衝突する粉粒体によって再び変形する。こ
のように製品部分は、変形と復元を短時間に繰り返すこ
とにより、微細な振動状態に置かれることになる。
一方、これに対してバリの部分は応力による変形は不可
能な状態であるので、ブラスト材の吹、き付けによって
微細な振動をする製品部分と、全く変形しないバリの部
分との境界部では、振動による歪みが集中することにな
る。そして、この歪みによって製品部分とバリ部分の境
界部に破断が生じ、成型されたゴム製品からバリ部分が
取り除カれるものと考えられる。
なお、通常このようなゴム製品の成型では、ゴム原料の
充填、ゴム製品の成型、製品の抜き外しという工程を連
続的に繰り返すものであり、このため成型作業中は金型
をできるだけ高温の状態に維持することが、エネルギー
効率の面から望ましい。そこで、このような条件下では
、ブラスト材として使用される樹脂として、高温下でも
一定の硬度を有する熱硬化性樹脂を用いることにより、
ゴム製品に、バリの部分を破断に至らしめる十分な応力
を与えることができる。
[実施例コ 第1図ないし第3図は、第7図に示したような三分割さ
れる金型によって成型されるゴム栓等の円筒状のゴム製
品に付着して形成されるバリに、本発明を用いた場合の
一実施例である。
本実施例では、第7図に示した例と同様、上部金型およ
び下部金型(図示路)を中間金型4に接合して形成され
る円筒状の空間内にゴム原料を充填し、固化されて円筒
状のゴム製品5が成型される。
このようなゴム製品5の材質としては、例えばNBR(
アクリルニトリル・ブタジェン・ゴム)、5ER(スチ
レン・ブタジェン・ゴム)、シリコンゴム、ブチルゴム
、天然ゴム、クロロブレンゴム、EPDM(エチレン・
プロピレンゴム)もしくは熱可塑性ゴム(サーモ・プラ
スチックラバー)等が用いられる。
このような金型を用いたゴム製品の成型において、第1
図に示すように、金型同志の接合面、すなわち中間金型
4の上下面にバリ6が形成された場合には、中間金型4
を上部金型および下部金型より分割し、バリ6の形成さ
れた中間金型4の接合面を露出させる。そして、成型さ
れたゴム製品5をバリ6ごと中間金型4に保持した状態
のまま、樹脂製の粉粒体からなるブラスト材゛llを、
まず中間金型4の上方よりゴム製品5およびバリ6に吹
き付けることにより、中間金型4の上面に形成されたバ
リ6を除去する。このブラスト材11の吹き付けによる
樹脂製粉粒体の衝突によって、ゴム製品5の製品部分は
変形と復元を短時間に繰り返す振動状態になる。これに
対して、バリ6はその一面が中間金型4によって保持さ
れているので変形することは不可能であり、このためゴ
ム製品5の製品部分とバリ6の境界部に歪みの集中が発
生し、この歪みによってバリ6が破断してゴム製品5よ
り除去される。
このブラスト材11を吹き付けるには、第1図に示すよ
うなサンドブラスト機12を用いる。このサンドブラス
ト機12は重力式のもので、噴射ノズルI3が設けられ
た圧縮空気管14の上方に設置されたタンク15内には
ブラスト材11が保持されており、このタンク15の下
端部と圧縮空気管14とは、ブラスト材導入管16によ
って接続されている。そして、圧縮空気管14に圧縮空
気を流しこみ、タンク15に連結されたブラスト材導入
管16から供給されるブラスト材11とともにノズル1
3より噴出させる。
こうして、中間金型4上面のバリ6が除去されたなら、
次に第2図に示すように、中間金型4の下方よりブラス
ト材11を吹き付けて、中間金型4の下面に形成された
バリ6を除去する。しかる後、第3図に示すようにゴム
製品5を中間金型4より抜き外すことによって、バリの
ない設計通りの寸法、形状のゴム製品を得ることができ
る。
このように、本発明では成型されたゴム製品を金型内に
保持した状態のまま、樹脂製の粉粒体からなるブラスト
材を吹き付けることにより、金型の接合面に形成される
バリを容易に除去することができる。しかも、本発明に
よれば後述の実験例に示すように、バリの除去は比較的
短時間に終了し、また金型内に保持されたすべてのゴム
製品のバリをまとめて除去できるので、従来のハサミに
よる切り取りや、打ち抜き、および食い切り型によって
成型されたゴム製品からバリをちぎるような方法に比べ
、バリ取り作業に要する時間と労力を大幅に低減するこ
とができる。
また、本発明においてブラスト材として用いられる樹脂
は、一般に金型の材質である金属に比べて柔らかいため
、製品や金型を損傷するようなことはない。さらに、こ
の樹脂製のブラスト材の吹き付けによって、金型の接合
面に付着したバリ以外のゴミや異物も剥離されるため、
金型の接合面を常に清浄に保つことができるという効果
をも得ることができる。
一方、冷凍バリ取り機を用いる方法に対しては、設備投
資が圧倒的に安価で済み、ランニングコストも比較的低
く抑えることが可能である。またゴム製品の製品部分は
、ゴムとしての柔軟性を維持した状態でブラスト材を吹
き付けられるので、ブラスト材を構成する樹脂製の粉粒
体の衝突によって損傷を受けるようなことはない。さら
に、本発明では、バリを取り除くためにバリの部分を厚
くするような必要はなく、このためバリとして廃棄され
るゴム分は最小限に抑えられる。
ところで、このようなゴム製品のバリ取り方法では、ブ
ラスト材を吹き付ける際の金型の温度は、成型終了直後
の比較的高温の状態であっても、金型および成型された
ゴム製品か冷却された状態であっても構わない。しかし
ながら、成型作業のエネルギー効率等を考慮すると、成
型直後で金型温度が120〜200℃であることか望ま
しい。
また、本発明ではすべての種類の樹脂をブラスト材とし
て用いることが可能であるが、特に前記のような金型温
度では、熱可塑性樹脂等の一部の樹脂類ではバリの部分
を破断に至らしめる十分な応力が与えられなかったり、
吹き付けられたブラスト材が金型の接合面に付着してし
まうおそれかあるため、熱硬化性樹脂であるメラミン、
ユリア、フェノールを、単体で用いるか、あるいはこれ
らの熱硬化性樹脂の二種以上の混合物を使用することが
望ましい。
さらに、本発明で用いられるブラスト材の大きさとして
は、JIS  R6004に規定される#32〜#15
0程度の粒度のもの、より詳しくは#50〜#120、
粒径では300/250μm〜125/106μmの粒
子が適していると考えられる。なぜなら、これ以下の小
さい粒子では衝突によるゴム製品の製品部分の変形が小
さくバリの破断に至らないおそれがあり、また、これ以
上の大きい粒子では衝突による変形が大きすぎて製品自
体が損傷する可能性があるからである。
さらにまた、本実施例ではブラスト材の吹き付けには重
力式のサンドブラスト機12を用いたが、この他の、例
えば直圧式のサンドブラスト機を用いても構わない。ま
た、この時の吹き付は圧は0゜5〜7 kg/cab”
、より詳しくは2〜5 kg/am”が適当であり、こ
れ以下の圧力では粒子の衝突によるエネルギが小さくて
バリの破断に至るまでに要する時間が長くなり、これ以
上の圧力では製品自体を傷付ける危険性がある。
次に、第4図は本発明の他の実施例を示すものであり、
上部金型2には凹IK2Aが設けられており、これに対
応してゴム製品5の上面には凸部5Aが形成されること
を特徴とする。
この実施例のように、成型されるゴム製品5に凸部5A
が形成される場合には、例えばパフによりバリを除去す
る方法では、バリ6とともに凸部5Aが除去されるおそ
れがあるため、ハサミで切り取る方法や抜き打ち、もし
くは食い切り型によってしかバリを取り除くことができ
なかった。
しかし、本発明によればこのような凸115Aが形成さ
れたゴム製品5でも、ブラスト材11の吹き付けによっ
て除去されるのは中間金型4によって保持されたバリ6
.6 の部分のみであるので、この凸部5Aを始め製品
自体に損傷を与えることなくバリ6.6 を除去するこ
とが可能である。
また第5図および第6図はそれぞれ、二分割の金型によ
り成型されるゴム製品のバリに、本発明を用いた場合の
実施例である。
第5図の実施例では、金型1は上部金型2と下部金型3
から構成されており、これら上部金型2および下部金型
3にそれぞれ形成された凹部がなす空間内にゴム原料が
充填され、固化されてゴム製品5が成型される。そして
、このゴム製品5に付着して、上部金型2と下部金型3
の接合面にバリ6が形成された場合には、前記実施例と
同様に樹脂製の粉粒体からなるブラスト材+1を吹き付
けることにより、このバリ6を除去することかできる。
このように、本発明は二分割される金型によって成型さ
れるゴム製品のバリにも使用することか可能であり、こ
の場合も前記実施例と同様の効果を得ることができる。
また、本実施例のように、バリ6がゴム製品5の胴周部
にあるような場合でも、バリ6の一面は下部金型3に保
持されており、前述の作用によって容易にこのバリ6を
除去することが可能である。
さらに第6図は、第5図の実施例同様、金型1が上部金
型2と下部金型3に二分割される場合の実施例であって
、下部金型3に円柱状の突起部3Bが設けられており、
これによって円筒状のゴム製品5が成型されることを特
徴とする。
このような金型lによるゴム製品5の成型では、上部金
型2と下部金型3の接合面、および上部金型2と下部金
型3の突出部3Bの間にバリ6.6が生じることかある
。しかし、このようなバリに対しても、本発明によれば
前述のように、金型に一面が保持された部分のバリを取
り除くことが可能であるので、下部金型3に保持された
ゴム製品5下部のバリ6とともに、下部金型3の突出部
3Bにその一面が保持されたバリ6をも除去することが
できる。
[実験例コ 以下に、本発明の一実験例を示して、本発明の効果を実
証する。
この実験例では、第1図に示したような円筒状の空間を
縦4×横4の合計16個有する中間金型を用いて直径2
0mm、高さ10m1Ilのブチルゴム製の栓を成型し
た。この時、中間金型の上面、および下面に、製品の周
辺部分に付着して厚さ 0.05〜0.2■のバリが発
生した。
そこで、この中間金型の上面、および下面に、重力式サ
ンドブラスト機によって、熱硬化性樹脂であるメラミン
からなるブラスト材を吹き付は圧2 kg/c+e″で
、5秒間吹き付けたところ、ゴム製品に付着していたバ
リはすべて除去された。この時、製品部分にはブラスト
材の吹き付けによる損傷等は発生しなかった。なお、こ
の時の金型温度は150℃であり、また使用(またブラ
スト材の粒度は#60〜#90であった。
さらに、同様の条件で、ユリア樹脂をブラスト材として
使用し、バリの除去を行ったが、結果は同様に良好であ
った。
「発明の効果1 以上説明したように、本発明によれば金型によるゴム製
品の成型の際に、このゴム製品に付着して形成されるバ
リを、製品部分とともに金型内に保持した状態のまま、
樹脂製のブラスト材を吹き付けることにより、容易に除
去することが可能である。
しかも本発明では、金型内に保持されたすべてのゴム製
品のバリをまとめて取り除くことができ、またこのバリ
の除去に要する時間も比較的短時間テ済ム。このため、
従来のハサミによる切り取りや、抜き打ち、および食い
切り型など、人手を介りまたバリ取り作業に費やされて
いた労力と時間を大幅に低減することが可能であり、作
業効率の向上を図ることができる。
また、従来の冷凍バリ取り機を用いる方法に対しては、
設備自体やランニングコストか安価で済み、さらに製品
自体に損傷が与えられるようなこともないという利点を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図、および第4図はそれぞれ、三分割
の金型によって成型されるゴム製品のバリに本発明を用
いる場合の実施例であり、第5図および第6図は、二分
割の金型の場合の実施例である。 また、第7図は三分割される金型によって成型される栓
類等の円柱状のゴム製品に付着して形成されるバリを表
すものである。 1・・・金型、 2 ・上部金型、 3・・・下部金型、 4・・・中間金型、 5・・・ゴム製品、 6・・・バリ、 11・・・ブラスト材、 12・・・サンドブラスト機、 13・・・噴射ノズル、 14・・・圧縮空気管、 15・タンク、 I6・・・ブラスト材導入管。 第1図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)分割される金型を用いて成型されるゴム製品に付
    着して、分割された前記金型の接合面に形成されるバリ
    を除去するゴム製品のバリ取り方法において、 前記金型を分割して前記バリが形成された前記接合面を
    露出させ、成型された前記ゴム製品を前記金型内に保持
    した状態で、樹脂製の粉粒体からなるブラスト材を露出
    した前記接合面に吹き付けることを特徴とするゴム製品
    のバリ取り方法。
  2. (2)前記ブラスト材を構成する樹脂粉粒体が、熱硬化
    性樹脂であるメラミン、ユリア、フェノールの少なくと
    も一種からなることを特徴とする請求項第1項記載のゴ
    ム製品のバリ取り方法。
  3. (3)前記ブラスト材を吹き付けて、前記ゴム製品に付
    着したバリを除去する際の前記金型の温度が120〜2
    00℃であることを特徴とする請求項第1項または第2
    項記載のゴムのバリ取り方法。
  4. (4)前記ブラスト材を吹き付ける際の圧力が、0.5
    〜7kg/cm^2であることを特徴とする請求項第1
    項、第2項、または第3項記載のゴム製品のバリ取り方
    法。
  5. (5)前記ブラスト材を構成する粉粒体の粒径が、30
    0/250〜125/106μmであることを特徴とす
    る請求項第1項、第2項、または第3項記載のゴム製品
    のバリ取り方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH06182778A (ja) * 1992-12-17 1994-07-05 Fujikura Ltd ゴム成型体の製造方法
CN115194599A (zh) * 2022-07-08 2022-10-18 沈阳航天新光集团有限公司 不易清理飞边的精密胶圈飞边清理工装及工艺方法
CN115274307A (zh) * 2022-08-15 2022-11-01 肇庆绿宝石电子科技股份有限公司 一种浸没液冷式固态电容器及其制造方法

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CN115194599B (zh) * 2022-07-08 2024-01-12 沈阳航天新光集团有限公司 不易清理飞边的精密胶圈飞边清理工装及工艺方法
CN115274307A (zh) * 2022-08-15 2022-11-01 肇庆绿宝石电子科技股份有限公司 一种浸没液冷式固态电容器及其制造方法

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