JPH04144049A - イオン注入装置 - Google Patents

イオン注入装置

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JPH04144049A
JPH04144049A JP2267486A JP26748690A JPH04144049A JP H04144049 A JPH04144049 A JP H04144049A JP 2267486 A JP2267486 A JP 2267486A JP 26748690 A JP26748690 A JP 26748690A JP H04144049 A JPH04144049 A JP H04144049A
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JP
Japan
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cathode
ion implantation
electrons
energy
semiconductor wafer
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Pending
Application number
JP2267486A
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English (en)
Inventor
Yuichiro Fujikawa
雄一郎 藤川
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Tel Varian Ltd
Original Assignee
Tel Varian Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
この発明は、イオン注入装置に関する。
【従来の技術】
イオン注入装置においては、不純物をイオン化し、その
イオンを高エネルギーに加速して半導体基板、例えば半
導体ウェーハに打ち込むようにしている。そして、この
場合、イオン注入装置には、そのイオンのビーム電流が
2mA以下の中電流タイプと、2mA以上の高電流タイ
プとがあるが、特に高電流タイプでは、イオンを高エネ
ルギーに加速して半導体ウェーハにイオン注入を行うの
で、ウェーハの表面に露出している絶縁膜領域において
は、注入イオンの電荷(正電荷)が帯電、(チャージア
ップ)し、この帯電により生起する表面電荷量か絶縁破
壊電荷量以上になるとウェーハの絶縁膜が破壊されてし
まう。この絶縁破壊不良は、集積度が高くなるにつれ顕
著に現われ、IM、4M、16M、64Mと開発されて
いるICにおいては、大きな開発課題である。 このため、従来、一般に、イオンの注入と同時に、エレ
クトロンシャワーと呼ばれる電子の照射をウェーハに対
して行なって、正の電荷を中和して、チャージアップを
防止する方法が用いられている。 すなわち、例えばタングステン等からなるフィラメント
陰極に、直接、電流を流して加熱し、このフィラメント
陰極より熱電子(1次電子)を発生させる。そして、フ
ィラメント陰極と対向金属電極壁面との間に例えば30
0Vの加速電圧を印加する。フィラメント陰極から発生
した熱電子は、この加速電圧に応じた速度で加速されて
、対向金属電極の壁面に衝突する。すると、その対向金
属電極の壁面から、例えば第6図に示す2次電子のエネ
ルギー分布図に示すように、10eV (ウェーハを基
準にしたとき)程度の低エネルギーの2次電子が放出さ
れる。放出された2次電子は、半導体ウェーハに入射し
、上記絶縁膜領域にチャージアップした表面電荷を中和
するように働く。
【発明が解決しようとする課題】
ところで、従来のエレクトロンシャワーは、フィラメン
ト陰極から放出された1次電子をフィラメント陰極と対
向金属電極との間に印加した加速電圧により加速して、
対向金属電極に衝突させて得られる低エネルギーの2次
電子を用いるようにしているので、次のような欠点かあ
る。 2次電子のエネルギー分布は、第6図に示すように、オ
ージェ電子、回折電子など高いエネルギ(例えば300
eV)の成分を含んでいるため、ウェーハの絶縁膜に高
いエネルギーの電子が衝突して負のチャージアップを発
生することがある。 また、イオン注入時、イオンビームにより半導体ウェー
ハの表面の絶縁膜かスパッタされて飛沫となり、イオン
注入室であるファラデーの内壁面に付着して内壁表面上
に絶縁膜か形成される。この絶縁膜のため、このファラ
デーの内壁に負電荷がチャージアップし、フィラメント
陰極の対向金属電極の電位が設定電位から負側に変化し
てしまつ。 このように、対向金属電極の電位が負側に偏倚すると、
発生する2次電子のエネルギーが、第6図で点線で示す
ように高くなってしまう。このため、イオンビームの照
射されていない半導体ウェーハの表面の絶縁膜領域に対
して、この高いエネルギーの電子が衝突して負のチャー
ジアップを発生し、絶縁膜を破壊してしまうことがあっ
た。 さらには、フィラメント陰極からの加速された高エネル
ギーの1次電子か半導体ウェーハ表面に直接入射し、半
導体ウェー71表面を傷める場合もある。 この発明は、以上の欠点にかんかみ、イオン注入時のチ
ャージアップ防止のためのエレクトロンシャワーを、低
エネルギーの1次電子を用いて行うことにより上記のよ
うな欠点を除去できるようにしたイオン注入装置を提供
しようとすることを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この発明は、イオンビームを被注入体に注入するイオン
注入装置において、 前記被注入体に蓄積する電荷を中和するための電子の発
生源として傍熱型陰極を用いたことを特徴とする。
【作用】
傍熱型陰極は、1次電子放出用陰極とは別個の独立のヒ
ータにより、前記陰極が加熱されるものであり、陰極か
ら放出される1次電子のエネルギーは低い。したがって
、この1次電子により被注入体の表面の絶縁膜上の正の
電荷を中和させることにより、絶縁膜の破壊を防止する
ことが可能になる。
【実施例】
以下、この発明によるイオン注入装置の一実施例を図を
参照しなから説明する。 第4図はイオン注入装置の全体の概要を示すもので、イ
オン源2から引き出されたイオン1は、加速管3により
必要とするエネルギーの一部が与えられたのち、質量分
析器4に入り、目的とする質量のイオンだけが選別され
る。そして、この選別されたイオン1か、加速管5によ
りエネルギーが追加された後、ファラデーと呼ばれるイ
オン注入室6に入り、半導体ウェーハの回転載置台であ
るディスク10の半導体ウェーハに注入される。 このイオン注入室6は、半導体ウェーハの表面にイオン
が打ち込まれたときに発生する2次電子が外部に流れ出
してしまわないように閉し込めるためのものである。す
なわち、2次電子が外部に流れてしまうと、イオン注入
量を計測する際に電位が変化して正確な注入量が計測て
きないためである。 第5図は、このディスク10を、イオンの進入方向から
見た正面図である。 すなわち、ディスク10は、円盤状の形状を有し、その
イオン注入側の面の、中心から半径方向に等しい位置に
は、複数個例えば8個の半導体つ工−ハ保持部14が、
等しい角間隔て配置され、この半導体ウェーハ保持部1
4には、イオンの注入される被注入体の例としての円盤
状の半導体つ工−ハ20がそれぞれ保持・固定されてい
る。 そして、ディスク10は、矢印18て示すように、その
中心軸11を中心としてスピンモータ12により、高回
転速度、例えば11000rpの回転速度で回転させら
れる。 また、ディスク10は、矢印19て示すように、スキャ
ンモータ13により例えば上下方向に往復直線運動させ
られ、イオンビームが半導体ウェーハ表面上を走査する
ようにされている。 したがって、イオンビームは、8個の半導体つ工−ハ2
0に対して、かつ、半導体ウェーハ20のそれぞれの表
面全体に対して、はぼ均一に照射される。 そして、イオン注入室としてのファラデー6は、ディス
ク10の所定の回転角位置において、保持部14に支持
された半導体ウニ ”20に対向するように設けられる
。このイオン注入室6は、中空の筒状の金属で構成され
、この筒内を加速されたイオンビームが通り、このイオ
ンビームが半導体ウェーハの表面に照射される。そして
、後述するように、このイオン注入室6にはエレクトロ
ンシャワー装置か設けられている。 エレクトロンシャワー装置は、第1図のように構成され
る。 すなわち、イオン注入室6は、例えばアルミニューム等
の金属によって、筒状に構成されている。 このイオン注入室6は、電位的には相対的に例えば接地
電位に近い電位とされている。また、ディスク10上の
ウェーハ20も相対的に例えば、ディスク10を介して
電気的に接地電位に近い電位となっている。 そして、イオン注入室6の壁部の一部に上記中和用電子
発生源として傍熱型陰極30が設けられる。この例の場
合、この傍熱型陰極30は、第2図に示すように、例え
ばタングステンからなり、長さ例えば250 mm、直
径か4〜6龍程度の円筒状陰極31と、この円筒状陰極
31内の中心線位置に設けられたヒータ32とからなる
。ヒータ32の位置は、円筒状陰極31内の中心線位置
より偏倚しても勿論よい。ヒータ32は、陰極31に接
触しなければよい。 このヒータ32は、例えばセラミックからなる棒に例え
ばタングステンからなる線材をコイル状に巻き付けたも
ので構成されている。この例の場合には、円筒状陰極3
1及びヒータ32の長手方向の長さは、例えば250關
とされているか、陰極31の長手方向の熱電子放出分布
を均一にするため、ヒータ32の方が長くしてもよい。 また、陰極31の電子放出面は、筒状に限らず、円板状
でもよい。 そして、円筒状陰極31には、イオン注入室6に対して
、したがって、半導体ウェーハ20に対して、例えば−
10Vのバイアス電圧−E、が印加される。一方、ヒー
タ32の線材の両端間には、例えば40V程度の電圧E
2が印加されて、2000℃程度にヒータ32が加熱さ
れる。そして、このヒータ32からの熱により、円筒状
陰極31が加熱され、この陰極31より、熱電子(1次
電子)が放出される。この1次電子は、陰極31が10
Vにバイアスされているので、10eVの低エネルギー
電子である。 この傍熱型陰極30と、イオンビーム33との間には、
例えばタングステンからなるメツシュ電極34が設けら
れる。この例の場合、円筒状陰極31とメツシュ電極3
4との間の距離は、IC1+mとされている。このメツ
シュ電極34には、例えば500〜100OV程度の電
圧E3が印加される。陰極31から放出された1次電子
は、このメツシュ電極34により加速されて、このメツ
シュ電極からイオン注入室6内のイオンビーム33に向
かって出て行くが、メツシュ電極34を通った後は、加
速電圧が存在しなくなるので、徐々に減速する。そして
、この減速した低エネルギーの1次電子が、イオンビー
ム33及び半導体ウエーハ20の表面に入射し、半導体
ウェーハ20表面の絶縁膜上に正の電荷が蓄積されない
ように、電荷を中和するように働く。 この場合、1次電子のエネルギーは低いので、直接ウェ
ーハの表面に、この1次電子が入射してもマイナスのチ
ャージアップによりデバイスを壊すことはない。また、
イオン注入室6の金属壁を対向電極として1次電子を衝
突させて2次電子を発生させるものではないので、イオ
ンビームにより半導体ウェーハの表面の絶縁膜がスパッ
タされて飛沫となり、これが、この対向電極面に絶縁膜
として付着しても、電荷中和用の1次電子のエネルギー
には変化を与えない。したがって、常に低エネルギーの
電子により、半導体ウェーハ表面の絶縁膜上の正電荷の
中和を行うことかできるので、中和用の電子により逆に
半導体ウェーハ表面の絶縁膜領域を負にチャージアップ
してしまうことを防止することができる。 低エネルギーの1次電子を得るために、傍熱型ではなく
、従来と同様のフィラメント陰極を用いることも考えら
れる。すなわち、フィラメント陰極に対し、−10v程
度のバイアスを掛けた状態で、このフィラメント陰極に
電流を流して加熱し、熱電子を放出させる方法である。 しかしながら、この方法では、フィラメント陰極のバイ
アス電圧は、低くても、このフィラメント陰極を加熱す
るための電流を流すために、例えば40V程度の電圧を
このフィラメント陰極の両端に印加する必要かあり、放
出される1次電子のエネルギーは、その印加電圧の分だ
けバイアス電圧より高くなってしまう。 これに対し、傍熱型陰極の場合には、陰極には電流は流
す必要がないので、印加したバイアス電圧のみて定まる
低エネルギーの1次電子が確実に得られる。 なお、傍熱型陰極30の構成は、第2図のような構成に
限られるものでないことはいうまでもなく、例えば陰極
31は、第3図に示すように、半円筒型の形状のものを
用いることができる。 また、この発明は、半導体ウェーハに限らず種々の被注
入体に適用可能である。
【発明の効果】
以上説明したように、この発明によれば、傍熱型陰極か
ら得た低エネルギーの1次電子により、被注入体表面の
絶縁膜領域に蓄積する電荷を中和するようにしているの
で、負のチャージアップを生じさせるようなことはなく
、安定、かつ正確な中和作用をさせることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明によるイオン注入装置の要部の一実
施例を示す図、第2図は、傍熱型陰極の一例を示す図、
第3図は、傍熱型陰極の他の例を示す図、第4図は、イ
オン注入装置の全体の概要を示す図、第5図は、その一
部を示す図、第6図は、2次電子のエネルギー分布を示
す図である。 6;イオン注入室 20;半導体ウェーハ 30:傍熱型陰極 31;円筒状陰極 32;ヒータ 33;イオンビーム 34 ; メ ツシュ電極

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  イオンビームを被注入体に注入するイオン注入装置に
    おいて、 前記被注入体に蓄積する電荷を中和するための電子の発
    生源として傍熱型陰極を用いたことを特徴とするイオン
    注入装置。
JP2267486A 1990-10-04 1990-10-04 イオン注入装置 Pending JPH04144049A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2267486A JPH04144049A (ja) 1990-10-04 1990-10-04 イオン注入装置

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JP2267486A JPH04144049A (ja) 1990-10-04 1990-10-04 イオン注入装置

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JPH04144049A true JPH04144049A (ja) 1992-05-18

Family

ID=17445522

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2267486A Pending JPH04144049A (ja) 1990-10-04 1990-10-04 イオン注入装置

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JP (1) JPH04144049A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012138966A1 (en) * 2011-04-08 2012-10-11 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Indirectly heated cathode cartridge design

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2012138966A1 (en) * 2011-04-08 2012-10-11 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Indirectly heated cathode cartridge design
US9076625B2 (en) 2011-04-08 2015-07-07 Varian Semiconductor Equipment Associates, Inc. Indirectly heated cathode cartridge design

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