JPH04143974A - 磁気ディスク装置のサーボ制御方法及び磁気ディスク装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、磁気ディスク装置に関し、磁気ディスクの少
なくとも１枚は外周側がデータ面、内周側がサーボ面と
なっている磁気ディスクとすることにより、制限された
枚数の磁気ディスクにおいて、記憶容量を実質的に増大
させ、軽薄短小化と大容量化を同時に達成し得るサーボ
制御方法及び磁気ディスク装置を提供できるようにした
ものである。

〈従来の技術〉 磁気ディスク装置において、データヘッドを位置決めす
るためのサーボ制御方法の代表例として、サーボ面サー
ボ制御及びデータ面サーボ制御の２制御方法が知られて
いる。サーボ面サーボ制御は、磁気ディスクの片面を専
用のサーボ面とし、サーボ面をサーボヘッドでシークし
で得られた位置情報に基づいて、データヘッドの位置決
め制御を行なう。データ面サーボ制御は、専用のサーボ
面を存せず、データ面にサンプリング的に記録した位置
情報に基づいて、データヘッドの位置決めを行なう。

〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、従来のサーボ制御方法には、次のような
問題点がある。

（Ａ）サーボ面サーボ制御は、磁気ディスクの片面を専
用のサーボ面とするため、磁気ディスクのデータ記録容
量がその分だけ減少する。

（Ｂ）データ面サーボ制御は、データ面にサーボ情報を
サンプリング的に記録するため、サーボ情報記録容量の
分だけ、データ記録容量が減少する。

上述した両サーボ制御方法において、磁気ディスクの枚
数を増大させれば、不足した記録容量を補うことが可能
である。しかし、その分だけ大型化し、コスト高になる
。磁気ディスク装置では、ノート、パソコン等と称され
る軽量パソコン搭載を狙って、例えば３，５インチ以下
のハード。

ディスク装置に見らねるように、軽薄短小化と大容量化
が同時に進められている。従来のサーボ制御ではかかる
要請に応えることが困難になりつつある。

そこで、本発明の課題は、上述する従来からの課題を解
決し、制限された枚数の磁気ディスクにおいて、記録＝
容量を実質的に増大させ、軽薄短小化と大容量化を同時
に達成し得るサーボ制御方法及び磁気ディスク装置を提
供することである。

く課題を解決するための手段〉 上述した課題解決のため、本発明は、磁気ディスク上の
サーボ面をシークするサーボヘッドから与えられるサー
ボ情報に基づいて、データヘッドを位置決めする磁気デ
ィスク装置のサーボ制御力７去であって、 前記磁気ディスクの少なくとも１枚は、片面の外周側を
データ面とし、その内周側をサーボ面とすること を特徴とする。

上記サーボ制御方法を実施するため、本発明に係る磁気
ディスク装置は、磁気ディスクと、磁気ヘット装置と、
回転駆動装置と、位置決め装置とを含む磁気ディスク装
置であって、 前記磁気ディスクは、前記回転駆動装置の回転駆動軸に
軸止めされていて、少なくとも１枚は片面の外周側がデ
ータ面、内周側がサーボ面となっており、 前記磁気ヘッド装置は、データヘッドとサーボヘッドと
を含んでおり、 前記位置決め装置は、前記データヘッドを前記データ面
上で駆動し、前記サーボヘッドを前記サーボ面上で駆動
すること を特徴とする。

〈作用〉 磁気ディスクの少なくとも１枚は片面の外周側がデータ
面、内周側がサー　ボ面となっている。内周側は周速が
遅いので、磁束の時間的変化の割合いが小さくなり、出
力が小さくなる。そこで、誘導形磁気ヘットを利用した
従来の磁気ディスク装置では、磁気ディスクの外周側が
データ面となっていて、その内周側はデータ面としては
使用されない不使用ゾーンとなっている。本発明におい
ては、この不使用ゾーンに対応する内周側をサーボ面と
して利用する。従って、従来、使用されていなかった内
周側をサーボ面として利用し、制限された枚数の磁気デ
ィスクにおいて、記録容量を実質的に増大させることが
できる。

〈実施例〉 第１図は本発明に係る磁気ディスク装置の平面図、第２
図は同じく部分断面図である。１は磁気ディスク、２は
磁気ディスク１との間で磁気記録の読み書きを行なうデ
ータヘッド、３はデータヘッド２を支持するヘッド支持
装置、４はサーボヘッド、５はサーボヘッド４を支持す
るヘッド支持装置、６は位置決め装置、６１はアクチュ
エータ回転軸、７はケース、８はネジ等の止め具である
。磁気ディスク装置としては、必要に応じて、磁気ディ
スク１を回転駆動するモータ等の回転駆動装置、位置決
め装置６の駆動回路、データヘッド２に書き込み信号を
送り、データヘッド２で得られた読出し信号を増幅する
読み書き回路、外部データ処理装置との接続部であるイ
ンターフェース及び全体を統括制御する制御回路等が備
えられる。

磁気ディスク１は、図示しない回転駆動装置の回転軸に
対して止め具８によって固定されていて、矢印ａの方向
に回転駆動される。磁気ディスク１の数は任意である。

軽薄短小化に応えるために、磁気ディスク１を１枚備え
るたけであってもよい。この場合でも、１枚の磁気ディ
スク１の両面にデータ面を確保できるので、要求される
記録容量を満たすことができる場合もある。

磁気ディスク１の少なくとも１枚は、片面の外周側がデ
ータ面Ｓ１、内周側がサーボ面ｓｓとなっている。従来
の磁気ディスク装置では、磁気ディスク１の外周側がデ
ータ面となっていて、その内周側はデータ面として使用
されない不使用ゾーンとなっている。本発明においては
、不使用ゾーンに対応する内周側をサーボ面ＳＳとして
利用する。従って、従来、使用されていなかった内周側
をサーボ面Ｓｓとして利用し、制限された枚数の磁気デ
ィスク１において、記録容量を実質的に増大させること
ができる。

磁気ディスク１は、基本的には、剛性基体上に磁性薄膜
を形成した硬質媒体であればよく、これまで提案され、
これから提案されることのある種々のタイプのものが使
用できる。

データヘッド２は、ヘット支持装置３によって支持され
た状態で、磁気ディスク１の表面にバネ接触し、この状
態で起動及び停止を行なう、いわゆる、コンタクト、ス
タート、ストップ方７去によって駆動される。データヘ
ッド２は、スライダに磁気変換素子を備える浮上型ヘッ
ドであればよく、その形状、構造は特に制限はない。ス
ライダの媒体対向面にレールを有するもの、レールを持
たない平面状のもの、空気の流入側にテーパ面を有する
もの、テーパ面を持たないもの等、極めて広範囲である
。また、ウィンチエスタ型データヘッド、コンポジット
型データヘッド及び薄膜データヘッド等、これまで知ら
れているデータヘッドが広く使用できる。更に、面内記
録用に限らず、垂直記録用のデータヘッドであってもよ
い。

ヘッド支持装置３は、データヘッド２にロール運動及び
ピッチ運動を許容するようにして、一端側でデータヘッ
ド２を支持している。上述のデータヘッド２及びヘッド
支持装置３の組合せは、磁気ディスク１の枚数に応じて
備えられる。ヘッド支持装置３は、データヘッド２にロ
ール運動及びピッチ運動を許容するようにして支持する
構造であればよい。かかるヘッド支持装置も、従来より
種々提案され、実用に供されている。本発明においては
、これらの公知のヘッド支持装置及びこれから提案され
ることのあるヘット支持装置を使用できる。

サーボヘッド４は、ヘット支持装置５によって支持され
た状態で、磁気ディスク１のサーボ面Ｓｓに対応配置さ
れている。サーボヘッド４は、データヘッド２と間柱に
、スライダに磁気変換素子を備える浮上型ヘッドであれ
はよく、その形状、構造は特に制限はない。スライダの
媒体対向面にレールを有するもの、レールを持たない平
面状のもの、空気の流入側にテーパ面を有するもの、テ
ーパ面を持たないもの等、極めて広範囲である。また、
ウィンチエスタ型ヘッド、コンポジット型ヘッド及び薄
膜ヘッド等、こわまで知られているヘットが広く使用で
きる。

サーボヘッド４は、コイルを有する誘導型磁気ヘッドで
もよいが、磁界強度に応じた出力を生じる磁気ヘッド、
特に、磁気抵抗ヘット（ＭＲヘッド）が通している。サ
ーボヘッド４は周速の小さい磁気ディスク１の内周をシ
ークするように配置されているから、磁束の時間的変化
の割合いが小さくなる。サーボヘッド４を誘導型磁気ヘ
ットによフて構成した場合には、周速の小さい内周側で
は磁束の時間的変化の割合が小さいために、出力が小さ
くなる。これに対して、磁気抵抗ヘッド等の磁界強度に
応じた出力を生じる磁気ヘットには、このような問題が
なく、周速の小さい内周側でも、充分に大きな出力を得
ることができる。

ヘッド支持装置５は、サーボヘッド４にロール運動及び
ピッチ運動を許容するようにして、一端側でサーボヘッ
ド４を支持している。その基本的な構造はヘッド支持装
置３と同様でよい。

アクチュエータ回転軸６１は位置決め装置６に結合され
ていて、ヘッド支持装置３によって支持されたデータヘ
ッド２を磁気ディスク１のデータ面Ｓｄ上で回転駆動す
ると共に、ヘッド支持装置５によって支持されたサーボ
ヘッド４をサーボ面りｓ上で回転駆動する。位置決め装
置６としては、リニア方式とロータリ一方式の２方式が
知られており、何れの方式も適用できる。図示では矢印
ｂＩ、ｂ２の如く回転駆動するスイングアーム方式を示
している。

磁気ディスク１が静止しているとき、ヘッド支持装置３
．５のバネ圧によりデータヘッド２及びサーボヘッド４
を構成するスライダが、磁気ディスク表面に押付けられ
ているが、磁気ディスク１が矢印ａの方向に回転すると
、スライダに揚力動圧が発生し、データヘッド２及びサ
ーボヘッド４が動圧とヘッド支持装置３及び５のバネ圧
と釣り合う浮上量で動作する。そして、磁気ディスク１
上のサーボ面Ｓｓをシークするサーボヘッド４から与え
られるサーボ情報に基づいて、データヘッド２が・、ア
クチュエータ回転軸６１の回転により、磁気ディスク１
上の所定トラック上に位置決めされる。

ここで、磁気ディスク１は、片面の外周側をデータ面Ｓ
ｄとなっていて、その内周側にサーボ面Ｓｓを有し、デ
ータヘッド２をデータ面ＳｌＩ上で駆動すると共に、サ
ーボヘッド４をサーボ面りｓ上で駆動する。このため、
従来、使用されていなかった内周側をサーボ面Ｓ５とし
て利用し、制限された枚数の磁気ディスクにおいて、記
録容量を実質的に増大させることができる。

〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明によれば、次のような効果が
得られる。

（ａ）サーボヘッドから与えられるサーボ情報に基づい
て、データヘッドを磁気ディスク上の所定トラック上に
位置決めする磁気ディスク装置のサーボ制御方法であり
で、気ディスクの少なくとも１枚の片面の外周側をデー
タ面とし、その内周側をサーボ面としたから、制限され
た枚数の磁気ディスクにおいて、記録容量を実質的に増
大させ、軽薄短小化と大容量化とを同時に達成し得るサ
ーボ制御方法を提供できる。

（ｂ）磁気ディスクの少なくとも１枚は片面の外周側が
データ面、その内周側がサーボ面となっており、位置決
め装置はデータヘッドをデータ面上で駆動しサーボヘッ
ドをサーボ面上で駆動するようになっているから、制限
された枚数の磁気ディスクにおいて、記録容量を実質的
に増大させ、軽薄短小化と大容量化を同時に達成し得る
磁気ディスク装置を提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る磁気ディスク装置の要部における
平面図、第２図は同じく部分断面図である。 １・・・磁気ディスク ２・・・データヘッド ３・・・ヘッド支持装置 ４・・・サーボヘッド ５・・・ヘッド支持装置

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. （１）磁気ディスク上のサーボ面をシークするサーボヘ
   ッドから与えられるサーボ情報に基づいて、データヘッ
   ドを位置決めする磁気ディスク装置のサーボ制御方法で
   あって、 前記磁気ディスクの少なくとも１枚の片面の外周側をデ
   ータ面とし、その内周側をサーボ面とすること を特徴とする磁気ディスク装置のサーボ制御方法。
2. （２）磁気ディスクと、回転駆動装置と、磁気ヘッド装
   置と、位置決め装置とを含む磁気ディスク装置であって
   、 前記磁気ディスクは、前記回転駆動装置の回転駆動軸に
   軸止めされていて、少なくとも１枚は片面の外周側がデ
   ータ面、その内周側がサーボ面となっており、 前記磁気ヘッド装置は、データヘッドとサーボヘッドと
   を含んでおり、 前記位置決め装置は、前記データヘッドを前記データ面
   上で駆動し、前記サーボヘッドを前記サーボ面上で駆動
   すること を特徴とする磁気ディスク装置。
3. （３）前記サーボヘッドは、磁界強度に応じた出力を生
   じることを特徴とする請求項２に記載の磁気ディスク装
   置。
4. （４）前記サーボヘッドは、磁気抵抗ヘッドであること
   を特徴とする請求項３に記載の磁気ディスク装置。