JPH04143309A - 地下連続壁の施工方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は複数本の掘削ロッドを持つ多軸掘削機により
地下連続壁を構築する、地下連続壁の施工方法に関する
ものである。

〔発明が解決しようとする課題〕

同一線上の一方向に並列する複数本の掘削ロッドを持つ
多軸掘削機を使用して地下連続壁を構築する方法は通常
、掘削機の掘進によって複数個の連続する削孔の群を一
施工区間として形成し、これに隣接する一区間を飛ばし
て断続的に同じく削孔の群を形成した後、両区間の中間
を掘削し、削孔中の掘削土と掘削口・ノドの先端から吐
出される固化材とを混合して固結体を造成することによ
り、あるいは一区間を飛ばすことなく隣接する区間を連
続的に施工して平面的に連続する地下連続壁を構築する
、という要領で行われる。

掘削土と固化材との混合は、−施工区間の端部に位置す
る削孔において、隣接する区間で固結体の品質を均質化
する必要から重複して行われるが、隣接する区間を連続
的に施工する、上記後者の方法では、施工済み側の掘削
ロッドが未硬化の固結体中を、反対側の掘削ロッドが新
規な地盤中を、それぞれ硬さの相違する箇所を掘進する
ことになるため、また第７図に示すように固結体中の掘
削ロッドは硬い地盤に接するために掘削機は相対的に軟
らかい固結体側へ掘進とともに偏り、全体的に地盤側へ
傾斜する傾向になり、第６図に示すように施工区間の中
心に対して偏心（ε）すると同時に、施工の進行方向に
対しても変位（δ）を生じ、掘削機の鉛直状態を維持す
ることが困難となる。

この発明はこうした一削孔群を連続的に施工する場合に
生ずる問題に着目してなされたもので、これを克服する
施工方法を新たに提案しようとするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明では新規に施工する側に位置する掘削ロッドを施
工済みの固結体側に位置する掘削ロッドより長くし、こ
の相対的に長い新規地盤側の掘削ロッドを掘進時に先行
させてこれに掘削装置の掘進を先導させることにより、
掘進時の掘削装置の鉛直状態を規制し、安定した掘削を
可能にする。

地下連続壁は新規地盤側の掘削ロッドで掘削装置全体の
安定を図りながら、地盤の掘削と、施工済み側の掘削ロ
ッドによる土砂と固化材との混合物の再混合を、隣接す
る施工区間で連続して行うことにより平面的に直線状に
連続する固結体より構築される。

掘削装置は軸方向に適当な間隔をおいて周面に攪拌翼が
突設され、下端に掘削ビットを有する、一方向に並列す
る複数本の掘削ロッドからなり、固結体は掘削ロッドの
先端から吐出される固化材と掘削土とを攪拌翼によって
攪拌、混合することにより造成される。

〔実施例〕

以下本発明を一実施例を示す図面に基づいて説明する。

この発明は第２図に示すように一方向に並列する複数本
の掘削ロッド１を持つ掘削装置Ａを用いて第１図、第４
図に示すように掘削ロッド１の本数分の削孔群からなる
、隣接する施工区間を連続的に施工する方法である。各
掘削ロッド１は互いに減速機等で連結されている。

掘削ロッド１の下端には第１図に示すように掘削ビット
１ａが接続し、本体の周面には軸方向に適当な間隔をお
いて攪拌翼１ｂが突設されており、各掘削ロッド１は相
互間の間隔を保持する連結金具２により互いに接続され
、この連結金具２には掘進時の鉛直の保持性を高める垂
直安定板２ａが取り付いている。

垂直安定板２ａはその断面を示す第２図−１，または■
のように削孔の断面に対応した筒形の形状をしている。

また第１図に示すように一施工区間における新規地盤側
に位置する掘削ロッド１は施工済みの固結体側の掘削ロ
ッド１より長く、その先端には掘削装置Ａの掘進時にこ
れを先導し、全体の鉛直状態を確保するパイロットヘッ
ドｌｃが接続している。

パイロットヘッド１ｃは他方側の掘削ロッド１の掘削ビ
ット１ａより下側へ突出することにより掘進時、相対的
に硬質な地盤を先行して掘進し、地盤中で掘削ワンド１
自身が拘束されることによって掘削装置Ａ全体を安定化
させ、他方側の掘削ロッド１が相対的に軟らかい、固化
材と掘削土との混合物内を掘進することによる傾斜を阻
止し、常に鉛直な掘進状態を保持する役目を持つ。

第３図−１，Ｉ［ｌ、ＩＶ、Ｖは第２図の各Ｘ＋−Ｌ、
Ｘｚ−Ｘｚ。

Ｘｌ−Ｘｉ、Ｘ４−Ｘ４線の断面を、■はＩの変形例を
示したものである。

以上の構成からなる掘削装置Ａによる施工は第４図に示
すように隣接する施工区間を連続して行われ、第３図に
示すように一区間の端部に位置する削孔内は重複して施
工される。

掘削袋ＷＡの掘進は新規地盤側の掘削ロッド１と中間の
掘削ロッド１とにより地盤の掘削と同時に、掘削ロッド
１の先端から固化材を吐出しながら行われ、施工済み側
の掘削ロッド１の攪拌翼１ｂにより固化材と掘削土との
再混合が行ねれる。

すなわち前工程で一旦掘削と攪拌、混合が終了し、固化
材と掘削土とが混合した状態で、混合物が硬化する前に
再度隣接する区間の均質化のために次の施工時に混合が
行われる。

このとき第１図に示すように連結金具２の垂直安定板２
ａは両端で一区間の中間に位置する削孔の混合物と次の
区間の地盤に接し、鉛直掘進時のガイドとなる。

〔発明の効果〕

この発明は以上の通りであり、相対的に硬質な地盤側の
掘削ロッドを長くし、この掘削ロッドを先行させて掘進
するものであるため、相対的に軟質な混合物側へ掘削ロ
ッドが傾斜する事態を防止することができ、掘削装置全
体の鉛直状態を保持することが可能であり、その結果、
施工区間の端部に位置する削孔内の混合を効果的に行う
ことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の掘進の様子を示した立面図、第２図は
掘削装置を示した立面図、第３図−Ｉｍ　、　ｒｖ　、
　ｖ　ハ第２図の各Ｘ、−Ｘ、、Ｘ、−Ｘ２．Ｘ３−χ
３＋Ｘ４−Ｌ線の断面図、■はＩの変形例、第４図は掘
削の手順を示した平面図、第５図は従来方法による装置
の傾斜状態を示した平面図、第６図はその詳細図、第７
図は従来方法の掘削の様子を示した立面図である。 Ａ・・・・・・掘削装置、１・・・・・・掘削ロッド、
１ａ・・・・・・掘削ビット、１ｂ・・・・・・攪拌翼
、１ｃ・・・・・・パイロットヘッド、２・・・・・・
連結金具、２ａ・・・・・・垂直安定板。 第 図 辱 第 図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）軸方向に適当な間隔をおいて周面に攪拌翼が突設
   され、下端に掘削ビットを有する、一方向に並列する複
   数本の掘削ロッドからなる掘削装置を鉛直に掘進させ、
   掘削ロッドの先端より吐出される固化材と掘削土とを撹
   拌、混合し、平面的に直線状に連続する固結体よりなる
   地下連続壁を構築する方法であり、新規に施工する側に
   位置する掘削ロッドは施工済みの固結体側に位置する掘
   削ロッドより長く、この相対的に長い新規施工側の掘削
   ロッドを掘進時に先行させ、掘削装置の鉛直状態を規制
   しながら掘進を行うことを特徴とする地下連続壁の施工
   方法。