JPH04142430A - マイケルソン型干渉計 - Google Patents

マイケルソン型干渉計

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JPH04142430A
JPH04142430A JP26592890A JP26592890A JPH04142430A JP H04142430 A JPH04142430 A JP H04142430A JP 26592890 A JP26592890 A JP 26592890A JP 26592890 A JP26592890 A JP 26592890A JP H04142430 A JPH04142430 A JP H04142430A
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JP
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corner cube
mirror
arm
support member
cube mirror
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JP26592890A
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Masahiro Uno
宇野 正裕
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、光を干渉させ、干渉光による信号を数学的に
演算処理して必要な情報を得る、例えばフーリエ変換分
光光度針に用いられるマイケルソン型干渉計に関する。
(従来の技術) 従来のマイケルソン型干渉計は、第7図のように構成さ
れている。
図において、入射されたビームはビームスプリッタ31
により、出射方向を互いに90度開いた方向に二分され
、一方のビームは固定されているミラー32に入射した
後、反射されて再度ビームスプリッタ31に入射する。
他のビームは、ミラー33に入射した後に反射されて再
度ビームスプリッタ31に入射する。このミラー33は
、直線軸受34にガイドされながらボイスコイルモータ
35により前後方向に駆動される。ミラー33が移動す
ると、ビームスプリッタ31からミラー33までの距離
が調整可能となり、ビームスプリッタ31に戻った両ビ
ームを任意の位相に重ね合せて干渉させることができる
このときのミラー33の移動精度は、ビームに用いられ
る最も短い波長以下の精度が必要とされる。
(発明が解決しようとする1lfi) このように、上述した従来のマイケルソン型干渉計では
、ミラー33の移動により、一方のビームの光路長を調
整して干渉させているので、ミラー33を移動させる直
線軸受34およびボイスコイルモータ35等からなる移
動機構についてそれぞれ高精度が要求される。そのため
例えば、直線軸受34にはエアベアリングが用いられる
ことがある。エアベアリングを使用すると高精度にミラ
ー33を移動させることができるものの、エアベアリン
グ自体が高価であり、しかも常時エアを消費するため付
帯設備を必要とし、装置自体が大型化する。さらには、
エアベアリングに供給されるエア圧に変動がある場合は
、その変動が精度に影響する等の問題がある。
本発明は上記問題点を解決するためになされたもので、
その目的とするところは、高精度の干渉光が安定して得
られ、しかも小型で安価なマイケルソン型干渉計を提供
することにある。
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するために、本発明は、ビームスプリフ
タにより二分されたビームの光軸上に、ビームを反射す
るコーナーキューブミラーをそれぞれ配設するとともに
、このコーナキューブミラーを同一の回動自在な支持部
材により保持し、コーナキューブミラーをそれぞれの光
軸に沿って回動させる位置に支持部材の支軸を設けたこ
とを特徴とする。
ここで、コーナキューブミラーを回動させる駆動手段と
しては、圧電素子、リニアモータ、パルスモータ、直流
モータ等を用いることが好ましい。
なお、パルスモータや直流モータを用いる場合には、こ
れらのモータの回転を、カム機構を介して往復運動に変
換し、コーナキューブミラーの支持部材に伝達すること
が望ましい。
また、本発明においては、上記支持部材に磁性体または
磁石を設置するとともに、この磁性体または磁石に近接
する固定位置に磁石または磁性体を設置して、支軸と支
持部材との当接部に一定方向の予圧を加えことも可能で
ある。
更に、本発明においては、支持部材を軸支する支軸の位
置を、支軸と直交する方向に移動・調整する支軸位置調
整機構を備えてもよい。
(作 用) 本発明においては、ビームスプリフタにより二分された
ビームが、光軸上に配設されたコーナーキューブミラー
に入射し、次いで反射されてビームスプリフタへ戻る。
また、コーナーキューブミラーを保持する支持部材を、
支軸を中心にして回動させると、コーナーキューブミラ
ーが光軸に沿って互いに反対方向に移動し、ビームスプ
リフタとコーナーキューブミラー間の光路長を調整する
ことができる。このとき、コーナーキューブミラーが支
持部材とともに回動し、入射ビームの光軸に対して傾い
ても、常に反射ビームの光軸は入射ビームの光軸に対し
平行が保たれる。
また、コーナキューブミラーを回動させる駆動手段とし
て圧電素子を用いた場合、圧電素子への印加電圧を変え
ることにより、コーナキューブミラーの位置を微小に調
整し、ビームの干渉を調整できる。
更に、コーナキューブミラーを回動させる駆動手段とし
てリニアモータを用いれば、リニアモータのコイル部へ
の供給電流を変えることによりコーナキューブミラーの
位置を微小に調整してビームの干渉を調整できる。
また、コーナキューブミラーを回動させる駆動手段とし
てパルスモータや直流モータを用いた場合、これらのモ
ータへの供給信号のall!?lによりコーナキューブ
ミラーの位置を微小に調整し、ビームの干渉を調整でき
る。この場合、モータの回転運動はカム機構により往復
運動に変換されて支持部材に伝達されることになる。
更に、回動するコーナキューブミラーの支持部材に磁性
体または磁石を設置し、同時にこの磁性体または磁石に
近接する固定位置に磁石または磁性体を設置すると、支
軸に対して支持部材が常に一定方向に吸引されて、支持
部材が支軸のまわりを回動する際の軸ふれが少なくなり
、反射ビームが安定する。
加えて、支軸位置調整機構を設ける場合には、支持部材
を軸支する支軸の位置を支軸と直交する方向に自在に調
整することができる。
(実施例) 以下、図に沿って本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明の動作原理を示す説明図である。
図において、支持部材である長さlのアーム23が回動
の中心軸0に対して直角でしかも一体的に配設されてい
る。アーム2.3の先端には、反射面を内側にしたコー
ナキューブミラー6.7が取付けられており、このミラ
ー6.7は、説明の便宜上、平面鏡2枚を直交させた構
造として示している。実際のコーナキューブミラー6.
7は、周知のように3枚の平面鏡が反射面を内側にして
互いに直角になるように組合された構造をしている。
コーナキューブミラー6.7の反射面から前方へ延長し
た延長線の交差位置にビームスプリッタ1が配置される
。ビームスプリンタ1はその反射面を延長すると中心軸
0となる角度に保持される。
ここで、ビームスプリッタ1に左方からビームが入射角
45度で入射されると、一部はビームスプリッタ1に反
射されて上方へ向かい、コーナキューブミラ−6に入射
する。コーナキューブミラー6では、入射したビームが
3回(図では2回)反射されてから、入射したビームの
光軸と平行に出射される。出射されたビームは、再びビ
ームスプリンタ1のa点に入射し、一部は表面で反射し
、一部は通過する。
また、ビームスプリッタ1に左方から入射したビームの
うち、反射せずに透過したビームは、そのまま右方へ直
進し、コーナキューブミラー7に入射する。コーナキュ
ーブミラー7でも、入射したビームが3回(図では2回
)反射されてから、入射したビームの光軸と平行に出射
される。出射されたビームは、ビームスプリンタlのa
点に入射し、一部は通過し、一部は表面で反射する。
ミラー6から反射されてa点を通過したビームと、ミラ
ー7から反射され再びa点で反射されたビームは、重ね
合わせられて、それぞれの通過した光路長の差(光路差
)に応じて干渉され、図示しない下方のフーリエ変換分
光光度計等に干渉信号として送られる。
図では、ビームスプリンタ1の延長面に対して、ミラー
6.7が対称に位置しているので、ミラー6.7でそれ
ぞれ反射された後に重ね合わせられる各ビームの光路長
は等しくなる。
次に、仮想線で図示したように、アーム2.3を、反時
計方向に角度θ回動させると、ミラー6は位置Aから位
置A′に移動し、水平距離dだけ中心軸0側へ移動する
。同様に、ミラー7は位置Bから位置B′に移動し、垂
直距離dだけ中心軸0から遠ざかる。その結果、ミラー
6.7に反射されて戻ってきた各ビームはビームスプリ
ッタlの点a′に入射し重ね合わされて、それぞれが通
過した光路長の差に応じて干渉され下方へ送られる。
このようにアーム2.3を反時計方向に回動させると、
ミラー6に反射されるビームの光路長は短くなり、ミラ
ー7に反射されるビームの光路長は長くなる。その結果
、ビームスプリッタ1から重ね合わされて出射される際
にその光路長の差に応じてビームが干渉される。なお、
アーム2.3が回動した際に、ミラー6.7の特性から
、反射光が常に入射光と平行に保たれるとともに一方の
光路長が増加した分、他方の光路長が減少し、しかもビ
ームスプリッタlにおけるそれぞれの入射位置が同方向
に同距離移動して常に一敗する。
また、これらの動作により得られる光路長の差は、アー
ム2.3の先端に保持されるミラー6゜70回動量のほ
ぼ2倍となり、従来の一方のミラーのみを移動させる機
構に比べ2倍となり、その分、装置の小型化が可能にな
る。
第2rI!Jは本発明の第1の実施例の構成を示す図で
ある。
図に示すように、ビームスプリッタ1およびコーナキュ
ーブミラー6.7の配置は第1図と同様であり、ミラー
6.7は一体に形成されたアーム8に支持される。アー
ム8は支軸9に回動可能に軸支される。ミラー6.7の
回動半径はそれぞれlであるとともに、ミラー6.7の
各取付は基準面は支軸9に対してほぼ90度に保持され
る。コーナキューブミラー6.7の反射面から前方へ延
長した延長線の交差位置にビームスプリッタlが配置さ
れる。ビームスプリンタ1はその反射面を延長すると支
軸9となる角度に保持される。また、アーム8の中心部
外方に突設部11が形成され、この突設部11と干渉計
本体のベース側の支柱12との間に、駆動手段である圧
電素子13が設置されている。この圧電素子・13とし
ては、例えば積層PZTが用いられる。一般に積層PZ
Tは変位量が極めて小さいが、図示するように圧電素子
工3の作動する時のアーム8に対する半径がPであるた
め、圧電素子13の矢印方向の変位量を172倍に拡大
して、コーナキューブミラー6.7を回動することがで
きる。
第3図は第2図におけるアーム8と支軸9の嵌合部を詳
細に示す拡大断面図である。アーム8の上面部と下面部
に取付けたボールベアリング14により、アーム8は支
軸9に軸支される。ベアリング14の嵌合に際しては、
アーム8および支軸9に機械的な隙間をなくしてアーム
8の回動時に振れが発生しないようにする。
ここで、この実施例にかかる干渉計をフーリエ変換分光
光度計に用いる場合を考えてみる。フーリエ変換分光高
度計では、通常、頻繁に使用される分解能が4am−’
であり、この4C1−’の分解能を得るための光路差は
2.51となる。この光路差λ5■を得るためのミラー
6.7の移動量は、0.625−となる、実施例におけ
るミラー6.7の移動量と、圧電素子13の矢印方向の
変位量との比1/pをlOとすると、圧電素子13に要
求される変位量は0.0625閣となる。この変位量は
積層PZTにより充分得られる値である。
また、この実施例で用いる圧電素子13は、それ自体剛
性の大きい素子であるため干渉計全体をリジッドに構成
することができ、外部からの振動等の外乱の影響を少な
くすることができる。
さらに、圧電素子13への印加電圧を変えることにより
ミラー6.7の位置を微小に調整し、ビームの干渉を調
整できる。
第4図は本発明の第2の実施例の構成を示す図である。
この実施例は全体を第2図に示す第1の実施例とほぼ同
じく構成し、駆動手段にリニアモータ(ボイスコイルモ
ータ)を用いるとともに、軸受部に磁石により予圧を加
えるようにしたものである。
図に示されるように、ミラー7例のアーム8の端部に中
空コイル15が設置され、その内部にヨーク16が貫通
して配設される。ヨーク16の下部は、ベース側に固定
されるとともに、固定部の上面に磁石17が固着されて
、中空コイル15を貫通する磁気回路が形成される。
この中空コイル15に所定方向の電流を通じると、中空
コイル15にも磁気回路が発生し、磁力によりアーム8
を所望の方向に回動させることができる。なお、アーム
80回動にともない中空コイル15の中心軸がヨーク1
6に対して傾くことになるが、通常はアーム8の回動角
度がわずかであるため、中空コイル15の中心軸の傾斜
は充分に無視できる程度である。
他方、ミラー6例のアーム8端部には、磁性体である鉄
片18が貼着され、この鉄片18に近接して対向する位
置に磁石19がベース側に固定される。M!L石19は
鉄片18を介してアーム8を吸引するとともにアーム8
が回動する場合は基準位置に復帰させるよう作動する。
さらに支軸9に対して、アーム8をほぼ一方向に常時引
き付けることになり、第3図に示すように、支軸9とア
ーム8の間に嵌合されているベアリング14に一種の予
圧を与える。その結果、支軸9、アーム8、ベアリング
14の間で機械加工上の寸法不良によりすきま嵌めの状
態となって、アーム8の先端に横振れが生じるような場
合でも、常にアーム8がベアリング14を介して支軸9
に押圧された状態が保たれ、アーム8の先端部でミラー
6.7が横方向に振れるのを防止する。
この実施例では、アーム8の駆動手段に応答速度の大き
いりニアモータ(ボイスコイルモータ)を用いたため、
アーム8の回動速度すなわち光路差の変化速度を精密に
制御することが必要な用途に適する。
また、リニアモータの中空コイル15への供給電流を変
えることによりミラー6.7の位置を微小に調整してビ
ームの干渉を調整できる。
さらに、鉄片18と磁石19によりアーム8が常に基準
位置に復帰するように吸引している。その結果、中空コ
イルエ5が通電されないでアーム8がフリーの場合や、
中空コイル15を短絡させてもその制動力が小さい場合
は、アーム8に振動、衝撃等の外力を受けても、鉄片1
8と磁石19により、アーム8の回動が阻止され、干渉
針そのものが破損されることを防げる。
またさらに、通常の作動中であっても、磁石19により
基準位置方向に常に引きつけられているため、外部振動
等の外乱に対する影響を軽減できる。
なお、この実施例において、鉄片18と磁石19の取付
は部を反対にしても相互間の動作が全く同じであること
はいうまでもない。また、どちらも磁石片とすると、よ
り強力な吸引力を発生させることかできる。
第5図は第3の実施例の構成を示す図である。
この実施例は全体を第1および第2の実施例とほぼ同じ
(構成し、駆動手段として回転式のパルスモータを用い
たものである。
図に示されるように、アーム8のミラー7側の端部近く
の外方にパルスモータ21が設置され、モータ21の回
転軸22にカム23が取付けられる。カム23の表面は
アーム8の右側面端部が当接するとともに、その上方に
位置するアーム8の側面に係止されたスプリング24に
より、常にほぼ一定の圧力でアーム8がカム23により
押圧される。スプリング24の他端はベース側に係止さ
れている。カム23は等速カム曲線より形成され、パル
スモータ21が定速回転をすると、方向反転時を除きア
ーム8が一定の角速度で往復回動をする。その結果、パ
ルスモータ21の回転を種々制御することにより、光路
差の変化の程度を調節したり、あるいは光路差の変化状
態をモニタすることができる。
さらに、高精度に光路差の変化を検出したり、制御しよ
うとする場合は、カム23と一体である回転軸22にロ
ータリエンコーダを接続して、回転軸22の回転位相を
精密に検出することで実現できる。
このように、駆動用のパルスモータ21の回転をカム2
3を介してアーム8に伝達するため、パルスモータ21
にアーム8を直結して駆動する場合に比べて、大きな減
速比で駆動でき、その分、パルスモータ21の制御が容
易になる。
また、パルスモータへの供給信号によりコーナキューブ
ミラーの位置を微小に調整し、ビームの干渉を調整でき
る。
なお、カム23は等速カム曲線以外に、光路差の制御特
性に応じて任意のカム曲線を採用することができる。
また、この実施例でも、スプリング24により、常時一
定の圧力でアーム8をカム23に押圧していることによ
り、アーム8と支軸9の間に予圧が加えられ、第2の実
施例同様、アーム8に振動、衝撃等の外力を受けても、
アーム8の異常な回動を阻止し、干渉針そのものが破損
されることを防ぐ、同様に、通常の作動中においても、
外部振動等の外乱に対する影響を軽減する。
また、ロータリエンコーダを接続する場合は、駆動源と
してパルスモータ21以外に直流モータを用いることが
できる。この場合、直流モータへの供給電圧によりミラ
ー6,7の位置を微小に調整し、ビームの干渉を調整で
きる。
第6図は第4の実施例の構成を示す図である。
この実施例は全体を第1および第2.第3の実施例とほ
ぼ同しく構成し、アーム8にミラー67を取り付けたま
まで、ビームスプリッタlに対する相対位置を調整する
ための支軸位置調整機構を備えたものである。
マイケルソン型干渉計においては、基準位置の状態でビ
ームスプリッタより2分されたビームの光軸は、それぞ
れ入射するミラーのセンタと一致することが望ましい、
換言すれば、各ミラーに入射するビームの光軸と、アー
ムに取付けられたミラーの回動軌跡とが接するように、
アームの回転中心が調整できれば良いことになる。
そこでこの実゛施例では、図に示すように、支軸9をい
ったん板状の可動部材25に固定し、さらにこの可動部
材25の外方のベース側にねじ座26.27を設置する
。これらのねじ座26.27にポル)28.29がねじ
込まれて、その先端が可動部材25をそれぞれ係止する
。これらのボルト28.29がそれぞれ回転して出没す
ることにより、可動部材25をX方向、X方向に移動さ
せることが可能になる。
この支軸位置調整機構を用いて調整するには、先ず、ア
ーム8の回動角度を基準位置にしてから、ポル)28.
29の先端位置を調整しながら可動部材25をX方向、
X方向に移動させて、ミラー6.7とビームスプリッタ
1から送られるビームの光軸とを一致させる。調整がす
んだところで図示しないが、可動部材25が移動しない
ようにベース側にねし止めにより固定する。
このように支軸位置調整機構を用いると、アーム8とビ
ームスプリッタ1との相対位置が容易に調整できて、ビ
ームの光軸をミラー6.7両方に一致させることが可能
となり、干渉針を常に最上の状態に維持することができ
る。
上述した各実施例をフーリエ変換分光光度計に用いた場
合、分解能として4C1−’が得られる干渉信号の出力
が充分に可能である。
以上説明したように、本発明では、傾斜しても常に入射
光と出射光の光軸が平行に保たれるコーナキューブミラ
ー6.7を、90度に開いたアーム8の先端の内側に設
置して、ビームスプリッタ1から90度の角度で分離さ
れたビームが入射するようにし、さらにビームスプリッ
タ1から各ミラー6.7までの光路長を所望の値に調整
できるようにアーム8を調整可能に回動させる駆動手段
を設けたことにより、アーム8が回動されると一方の光
路長が伸長し他方の光路長が縮小して効率的に光路差を
発生させることができる。
また、ミラー6.7が回動の際にビームの光軸に対して
傾斜しても、その反射ビームは入射ビームとの平行が保
たれる。
さらに、アーム8の支軸9に予圧を加える機構を設けた
ことにより、アーム8先端のミラー67の位置をより安
定させることができる。
さらに、支軸位置調整機構を設置したことにより、アー
ム8自体の位置が調整可能となり、より高精度の光路差
の調整が可能になる。
このように、本発明では、従来のマイケルソン型干渉計
のようにエアベアリングを用いることなくメカニカルな
ベアリングでも充分な精度を得ることができ、その上、
エアベアリングを用いない分、小型化が可能になる。
なお、アーム8を支軸9が充分な精度で軸支できる場合
は、コーナキューブミラー6.7でなく、2枚の平面鏡
を直角に組合せたりアルミラーを用いても上記の実施例
と同様な結果を得られる。
さらには、実施例では、ビームスプリッタへの入射・出
射角度を45度とした90度マイケルソン型干渉計につ
いて説明したが、入射・出射角度が45度よりも増減し
たマイケルソン型干渉計についても同様に本発明を適用
できる。
(発明の効果) 以上述べたように本発明によれば、ビームスプリフタに
より二分されたビームをそれぞれ反射するミラーにコー
ナキューブミラーを用い、しかもこれらコーナキューブ
ミラーが同一の支持部材に支持され、その支持部材を回
動させると、一方のコーナキューブミラーはほぼ光軸に
沿って前進し、他方のコーナキューブミラーはほぼ光軸
に沿って後退するので、ビームの干渉の調整が容易にな
る。
また、コーナキューブミラーが光軸に沿って前後に回動
してその反射面と光軸との角度が傾いても、コーナキュ
ーブミラーの特性により反射光は常に入射光と平行とな
り、可動部に対する機械的動作の精度についての要求が
緩和される。
このように本発明では、簡単な機構を用いて2つのミラ
ーを同時にしかも反対方向に移動させることにより、従
来のようにエアベアリング等の高4゜ 価な装置を用いなくてもビームの干渉を高精度に調整す
ることができ、また干渉計自体の小型化も容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の動作原理を示す説明図、第2図は第1
の実施例の構成図、第3図は第2図の要部を拡大した断
面図、第4図は第2の実施例の構成図、第5図は第3の
実施例の構成図、第6図は第4の実施例の構成図、第7
図は従来例を示す図である。 1・・・ビームスプリッタ 2.3・・・アーム 6゜
7・・・コーナキューブミラー 8・・・アーム 9・
・・支軸 11・・・突設部 12・・・支柱 13・
・・圧電素子 14・・・ボールベアリング 15・・
・中空コイル 16・・・ヨーク 17・・・磁石 1
6・・・ヨーク 1B・・・鉄片 19・・・磁石 2
1・・・パルスモータ 22・・・回転軸 23・・・
カム 24・・・スプリング 25・・・可動部材 2
6.27・・・ねじ座第 31I 第 図 第 図

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ビームスプリッタにより二分されたビームの光軸
    上に、ビームを反射するコーナーキューブミラーをそれ
    ぞれ配設するとともに、このコーナキューブミラーを同
    一の回動自在な支持部材により保持し、コーナキューブ
    ミラーをそれぞれの光軸に沿って回動させる位置に支持
    部材の支軸を設けたことを特徴とするマイケルソン型干
    渉計。
  2. (2)コーナキューブミラーを回動させる駆動手段とし
    て圧電素子を用いた請求項1記載のマイケルソン型干渉
    計。
  3. (3)コーナキューブミラーを回動させる駆動手段とし
    てリニアモータを用いた請求項1記載のマイケルソン型
    干渉計。
  4. (4)コーナキューブミラーを回動させる駆動手段とし
    てパルスモータを用いた請求項1記載のマイケルソン型
    干渉計。
  5. (5)コーナキューブミラーを回動させる駆動手段とし
    て直流モータを用いた請求項1記載のマイケルソン型干
    渉計。
  6. (6)支持部材に磁性体または磁石を設置するとともに
    、この磁性体または磁石に近接する固定位置に磁石また
    は磁性体を設置して、支軸と支持部材との当接部に一定
    方向の予圧を加えた請求項1記載のマイケルソン型干渉
    計。
  7. (7)支持部材を軸支する支軸の位置を、支軸と直交す
    る方向に移動・調整する支軸位置調整機構を備えた請求
    項1記載のマイケルソン型干渉計。
  8. (8)駆動手段であるモータの回転をカム機構を介して
    往復運動に変換し、コーナキューブミラーの支持部材に
    伝達する請求項4または5記載のマイケルソン型干渉計
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JP (1) JPH04142430A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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