JPH04142175A - 防振装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は電子スチルカメラやビデオカメラ等の撮影部に
アダプタ形式で取り付けられ、装置のぶれを検知しこれ
を補正するぶれ補正機能を有する防振装置に関する。

（従来の技術） 近年スチルカメラやビデオカメラ等の撮影装置の自動化
が進み、自動露出や自動焦点調節機構などを備えたもの
が広く実用化されており、また、これらの多機能化の一
環として装置全体のぶれに起因する像ぶれを補正するぶ
れ補正機能を実現する技術もいくつか実用化されている
。

これらのぶれ補正機能を有するぶれ補正装置は、一般に
装置全体のぶれを検出するぶれ検出手段と、像ぶれを補
正するぶれ補正手段と、該ぶれ補正手段を駆動する駆動
手段と、該ぶれ検出手段の出力に応じ手ぶれ補正量を算
出し該駆動手段の駆動制御を行う制御手段と、該駆動手
段を係止する係止手段とから構成されている。

また上記ぶれ検出手段としては、角加速度計や角速度計
や角変位針等のものがあり、上記ぶれ補正手段としては
、可変頂角プリズムやレンズ偏心補正光学系等のものが
ある。

（発明が解決しようとしている課題） しかしながら、上記構成によれば、ぶれ補正動作を停止
する時には、操作者はまず上記操作手段を用いて上記ぶ
れ補正手段を係止し、その後防振アダプター装置の電源
を切断するという操作を順次行なわなければならず、操
作性を低下させるとともに誤操作の原因となる問題点を
有していた。

（課題を解決するための手段） 本発明は、上述した問題点を解決することを目的として
なされたもので、その特徴とするところは、装置本体の
ぶれを検出するぶれ検出手段と、該ぶれに起因する像ぶ
れを補正するぶれ補正手段と、該ぶれ補正手段を駆動す
る駆動手段と、ぶれ補正手段の非動作時に該ぶれ補正手
段を係止する係止手段と、該係止手段を操作する操作手
段とを有する防振装置であって、前記操作手段と前記防
振装置に通電する電源スイッチとを共用してなる防振装
置にある。

（作　用） これによって、防振装置のぶれ補正手段の係止制御と電
源のＯＮ、ＯＦＦ制御を同時に行うことができ、簡略化
と操作性の向上をはかることができる。

（実施例） 以下に図面を参照しながら、本発明の防振装置をそのｌ
・実施例について詳細に説明する。

第１図は本発明の第１の実施例を示す図である。

第１図において、２ａ、２ｂは対向する２枚のガラス板
等で形成された透明板であり、その外周を封止する透明
フィルム３とによって密封された空間に高屈折率の液体
１（図示せず）が満たされており、これらによって可変
頂角プリズムが構成される。

この可変頂角プリズムは、２枚の透明板の相対角度を変
化させることによって、光軸の方向を可変し、ぶれ補正
を行うことができる。

可変頂角プリズムはそれぞれ軸５ａ、５ｂについて回転
自在の枠体４ａ、４ｂに挟持され、各透明板がピッチ軸
５ａ、ヨー軸５ｂ回りに回動自在になるように保持され
ている。

側枠体４ａにはその一端に偏平形コイル６ａが固着され
ており、その両面に対向して永久磁石７ａ並びに継鉄８
ａ、９ａが配置され、閉じた磁気回路を構成している。

１４は図中矢印Ａ方向に移動可能に支持され、その前面
には後述の各枠体４ａ、４ｂの係止ビン１６ａ、１６ｂ
を係止する係合部１４ａ、１４ｂが形成されており、枠
体４ａ、４ｂを中立位置で係止するロックレバ−である
。

アダプタ装置の支持部にはピッチ方向、ヨ一方向につい
てのぶれ検出器１５ａ、１５ｂが、装置全体のピッチ方
向、ヨ一方向のぶれ量を検出できるよう取り付けられて
いる。

尚、図では省略するが、ヨー側にも前述のピッチ側にお
ける構成と同様にそれぞれ偏平型コイル６ｂ、永久磁石
７ｂ、継鉄８ｂ、９ｂが配置されており、スリット１０
ｂ、腕１１ｂ１発光素子１２ｂ、受光素子１３ｂが配置
され、ピッチ側の動作と同様に機能する。

１６ａ、１６ｂはそれぞれ前側枠体４ａおよび後側枠体
４ｂの下部に取り付けられた係止ビンであり、ロックレ
バ−１４が枠体４ａ、４ｂ側へと前進したとき、その係
合部１４ａ、１４ｂによってその位置を規制されてロッ
ク状態となり、可変頂角プリズムをそれぞれピッチ方向
ヨ一方向において中間位置に係止する。これらは、一体
となってビデオカメラやスチルカメラなどの撮影装置（
図示せず）の撮影レンズ前面にアダプタ装置として取り
付けて使用される。

次に上記構成における動作を順を追って説明する。

撮影装置を保持する手の揺れ等の原因で装置全体にぶれ
が生じた場合、ぶれ検知器１５ａ、１５ｂがこれを検知
する。

この信号は、アダプタに内蔵される制御回路１７に入力
され適切な乗数を乗じられて、可変頂角プリズムでこの
ぶれを取り除くために必要な頂角の大きさが算出され、
それに応じた駆動電流をコイル６ａ、６ｂに通電し、各
コイルと対向配置された永久磁石７ａ、７ｂとの間にそ
れぞれ電磁力を発生させる。

この電磁力によって前記枠体４ａが軸５ａの回りに回転
され、ピッチ方向のぶれ補正が行われるとともに、後側
枠体４ｂが軸５ｂの回りに回転され、ヨ一方向のぶれ補
正が行われる。

すなわち、前述の計算されたぶれ量に応じた頂角の大き
さに一致するように可変頂角プリズムを変形させ、光軸
方向を補正して装置全体のぶれに起因する像ぶれが補正
される。

次にロックレバ−を操作したときの動作について説明す
る。

ロックレバ−１４は矢印Ａで示すように水平方向に移動
できるように取り付けられており、枠体４ａ、４ｂへと
前進したロック位置側に移動させた時に、その前縁の係
合部１４ａ、１４ｂが係止ビン１６ａ、１６ｂと噛み合
う、そして係合部１４ａ。

１４ｂは略Ｖ字状に形成され、これにより枠体４　ａ、
　４　ｂの回転が係止され可変頂角プリズムのピッチ方
向及びヨ一方向の動作はロックされる。

またロックレバ−１４には可変頂角プリズムの各部に電
源を供給するメインスイッチ１８と連動し、前記ロック
動作と同時にメインスイッチ１８により、アダプタ内蔵
の回路すべての電源供給が遮断されアダプタの動作は終
了する。

また、ロックレバ−１４を各枠体４ａ、４ｂから離間さ
せた動作側に移動させたときは、上記の逆の動作を行っ
て可変頂角プリズムのピッチ、ヨー両方向とも自由とな
り、同時にアダプタ内蔵の回路に電源が供給がされ、ぶ
れ補正動作が可能となる。

第２図は、本発明の第２の実施例を示す図であり、第１
の実施例で説明した構成のうち、手動式のロックレバ−
１４を電動式のロック機構に置き換えた防振アダプタ装
置の例である。

同図中で、１９ａ、１９ｂは後述する係止ビン２０ａ、
２０ｂを移動するモータであり、２０ａ。

２０ｂはモータ１９ａ、１９ｂによって上下に移動され
、それぞれピッチ方向、ヨ一方向に関する係止ビン、２
１ａ、２１ｂは枠体４ａ、４ｂに設けられた係止穴であ
り係止ビン２０ａ、２０ｂがそれぞれ枠体４ａ、４ｂへ
と前進した際、その先端部と係合することにより可変頂
角プリズムを係止するものである。

尚、係止ビン２０ａ、２０ｂの先端部は、枠体４ａ、４
ｂの中央位置規制を行うべく、円錐形状となっている。

第３図は、本発明の第３の実施例を示す図であり、第１
の実施例で説明した構成のうち、ぶれ補正手段として可
変頂角プリズムの代わりにレンズ偏心補正光学系を用い
たアダプタ装置の例である。

同図中で、２２はレンズ保持部であり中央にレンズ２３
を保持し、水平方向及び垂直方向に移動可能なように不
図示の機構で支持され、レンズ偏心補正光学系が構成さ
れている。

レンズ保持部２２にはコイル２４ａ、２４ｂが取り付け
られており、これと対向して永久磁石２５ａ、２５ｂと
ヨーク２６ａ、２６ｂがそれぞれ固定されている。そし
てこれらの間に発生される電磁力によってレンズ２３の
位置が制御される。

一方、レンズ保持部２２のコイル２４ａ、２４ｂの反対
位置にはスリット２７ａ、２７ｂが設けられ、これと対
向して発光素子２８ａ、２８ｂ及び受光素子２９ａ、２
９ｂが固定されている。そしてこれらによってレンズ保
持部の変位量を検出することができる。

３０はレンズ保持部２２の位置を中間位置にロックする
ロックレバ−３１はロックレバ−３０の前縁の係合部と
係合する係止ビンである。

これらの構成により、撮影装置全体に手ぶれ等のぶれが
生じた時、第１１図に図示したようにぶれ検知器１５ａ
、１５ｂがこれを検知し、アダプタに内蔵される制御回
路１７に供給され適切な乗数を乗じられて、レンズ偏心
補正光学系でこのぶれを取り除くために必要な偏心量が
算比され、それに応じた駆動電流をコイル２４ａ、２４
ｂに通電し、コイル駆動力を発生する。

レンズ偏心補正光学系はこのコイル駆動力によって水平
、垂直方向に移動し前述の計算された偏心量に一致する
ように偏心する。

この偏心量は上述の発光素子２８ａ、２８ｂと受光素子
２９ａ、２９ｂによって、スリット２７ａ。

２７ｂの動きを検知することによって検出され、レンズ
偏心補正光学系の移動量が検出されてフィードバックさ
れる。これにより、装置全体のぶれに起因する像ぶれが
正確に補正される。

ロックレバ−３０は同図中矢印Ｂで示す水平方向に移動
できるように取り付けられており、ロック位置側に移動
させた時に、レンズ保持部２２に設けられた係止ビン３
１と噛み合う。これによりレンズ偏心補正光学系の水平
方向、垂直方向の動作はロックされ、レンズ２３が中央
ニュートラル位置に規制される。同時にロックレバ−に
連動したメインスイッチ１９により、アダプタ内蔵の回
路すべての電源供給が遮断され、アダプタの動作は終了
する。

逆にロックレバ−３０を反対側に移動させたときは、上
記の逆の動作を行ってレンズ偏心補正光学系の水平方向
、垂直方向ともに自由となり、同時にアダプター内蔵の
回路に電源が供給がされ、ぶれ補正動作が行われる。

（発明の効果） 以上説明したように、ぶれ補正手段を係止する係止手段
を制御する操作手段と防振アダプタ装置の電源スイッチ
を共有化することにより、操作性が向上し、かつ構成が
簡略化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１の実施例を示す分解斜視図、 第２図は、第２の実施例を示す分解斜視図、第３図は、
第３の実施例を示す斜視図。 ２　ａ、　２　ｂ　　　　　　　・・・　透明板、３　
　　　　　　　　　・・・　樹脂フィルム、７ａ、２５
ａ、２５ｂ　　　・−永久磁石、８ａ、９ａ、２６ａ、
２６　ｂ　−−・　　継鉄、１０ａ、２７ａ、２７ｂ　
　−Ｘリット、１２　ａ、　２８　ａ、　２８　ｂ　　
・・・　　発光素子、１３ａ、２９ａ、２９ｂ　　・−
・　　受光素子、１４．３０　　　　　　・・・　ロッ
クレバ−１６、２１ａ、ｂ、　　３１−・・　　係止ビ
ン、２０ａ、２０ｂ　　・・・　係止ビン移動モータ、
２２ａ、２２ｂ　　・・・　係止穴。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 装置本体のぶれを検出するぶれ検出手段と、該ぶれに起
   因する像ぶれを補正するぶれ補正手段と、該ぶれ補正手
   段を駆動する駆動手段と、ぶれ補正手段の非動作時に該
   ぶれ補正手段を係止する係止手段と、該係止手段を操作
   する操作手段とを有する防振装置であって、前記操作手
   段と前記防振装置に通電する電源スイッチとを共用する
   ことを特徴とする防振装置。