JPH0414179Y2 - - Google Patents

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JPH0414179Y2
JPH0414179Y2 JP1986200849U JP20084986U JPH0414179Y2 JP H0414179 Y2 JPH0414179 Y2 JP H0414179Y2 JP 1986200849 U JP1986200849 U JP 1986200849U JP 20084986 U JP20084986 U JP 20084986U JP H0414179 Y2 JPH0414179 Y2 JP H0414179Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 この考案は、回動可能な射出装置を有する射出
成形機に関する。
「従来の技術」 一般に、射出成形機は、架台上に固定された固
定盤に対して可動盤を型開閉作動させることによ
りこれら可動盤および固定盤に取り付けられた金
型を開閉する型締装置と、上記の金型内に樹脂を
供給するための射出筒を有する射出装置とから概
略構成されている。
このような射出成形機の射出装置においては、
成形時に射出筒の内部が樹脂により目詰まりし易
くなることから、定期的に清掃作業等のメンテナ
ンス作業を行なう必要がある。
このため、従来の射出成形機では、射出装置を
架台上に回動可能に軸支し、この射出装置を回動
させることによつて、金型に向けられていた射出
筒を旋回させてその先端を金型から離間させ、射
出筒内などの清掃作業等のメンテナンス作業を行
ない易くしていた。
そして、このような射出装置を回動させて、射
出筒を旋回させる手段を有する射出成形機として
は、例えば実開昭53−119459号公報に開示された
ものがある。この射出成形機は、第3図と第4図
に示すように、図示しない架台上に固定された固
定盤1と、回動可能に軸支された射出装置2と、
これら両者間に配設された移動シリンダ3とから
概略構成されている。
上記の固定盤1の射出装置2側の面には、ブラ
ケツト4が固定され、このブラケツト4には、機
械中心を外れた任意の位置を中心としてアーム5
がピン5aにより回動可能に取り付けられてい
る。このアーム5には、射出装置2を進退移動さ
せる移動シリンダ3の一端がピンで回動可能に固
定され、この移動シリンダ3の他端は、射出装置
2の固定盤1側の面に固定されたブラケツト6に
ピンで回動可能に固定されている。そして、上記
の移動シリンダ3とアーム5とブラケツト4,6
とからなる旋回機構は、まず、第3図に示すよう
に、ブラケツト4からアーム5を固定するための
ストツパーピン5bを抜き、移動シリンダ3を収
縮させると、アーム5が矢印A方向に回動する。
次いで、この回動したアーム5をストツパーピン
5bを用いてその位置に固定する。次に、第4図
に示すように、アーム5を回動させた状態に維持
しつつ、移動シリンダ3を伸張させると、射出装
置2は、若干後方に押されることから、射出装置
2に固定されたブラケツト7の支軸8を中心とし
て矢印B方向に回動せしめられる。このとき、こ
の射出装置2に搭載された射出筒(図示しない)
は、同じく矢印B方向に旋回せしめられる。
「考案が解決しようとする問題点」 しかしながら、このような射出成形機では、移
動シリンダ3と固定盤1および射出装置2との取
り付け部分をいずれも回動可能とする必要がある
ため、機構が複雑かつ強度的配慮もする必要があ
り、制作費の高騰を招く問題があつた。また、ブ
ラケツト4にピン5aにより回動可能に支持され
たアーム5を回動させた際に、ストツパーピン5
bを用いて行なうアーム5の固定作業に手間がか
かつてしまい、非常に面倒であつた。また、移動
シリンダ3は一般に位置制御をするのが難しく、
その位置決めのために別の装置を必要とするとい
う課題もあつた。
「問題点を解決するための手段」 そこで、この考案の射出成形機は、架台上に固
定された固定盤に対して可動盤を型開閉作動させ
てこれら可動盤に取り付けられた金型を開閉する
型締装置と、上記架台上の支持軸に回動可能に支
持されかつ上記金型内に樹脂を供給する射出装置
と、一端を上記可動盤に、他端を上記射出装置に
連結して、上記射出装置を可動盤に連動させて上
記支持軸回りに回動せしめる索条からなる連結部
材と、上記架台に配置されて上記索条部材を案内
する案内部材とを具備し、上記射出装置の、上記
支持軸の軸心に対して互いに対向する位置に、上
記連結部材の上記他端に着脱自在に連結せしめら
れて、上記可動盤が上記連結部材を引張る方向に
移動したときに上記射出装置を互いに逆方向に回
転させる一対のフツクを設けた構成としたもので
ある。
「作用」 上記構成の装置においては、型締装置の作動機
構を作動させることにより、可動盤の移動が連結
部材を介して射出装置側に伝達され、これにより
射出装置が支持軸回りに回動し、その射出筒を架
台上で金型に対して向きを所定の角度変化させら
れる。可動盤は、その位置を制御機構により精密
に制御されるので、これと連動させることによ
り、射出装置の向きが精密に制御される。索条か
らなる連結部材は案内部材に案内されて移動する
ので他の装置に引掛かつたりすることがなく、ま
たそのような場所に位置するように案内すること
ができる。連結部材は索条からなるから着脱自在
が容易であり、不要なときには外しておけるから
通常作業の邪魔になることもなく、その着脱作業
も容易である。そして、一対のフツクへの取付け
位置を変えることにより、回転方向を正逆両用に
変えられる。
「実施例」 以下、図面を参照してこの考案を詳しく説明す
る。
第1図および第2図は、この考案の射出成形機
の一例を示すもので、図中符号10は射出成形機
である。この射出成形機10は、型締装置11と
射出装置12から概略構成されている。
型締装置11は、水平の架台13上に、固定盤
14とエンドプレート(図示せず)とが互いに対
向した状態で立設され、上記のエンドプレートの
固定盤14側において可動盤15がトグル機構等
の作動機構により前後方向(図において左右方
向)に移動自在に配設されてなるものである。こ
の固定盤14と可動盤15とは互いに対向してお
り、これら両者の対向面には、固定型14aと移
動型15aとが固設され、これら両型から金型1
6が構成されている。
上記の固定盤14の可動盤15側と反対側の架
台13上には、支持軸17に回動自在に射出装置
12が支持され、常時は所要の固定手段により固
定されている。この射出装置12は、矩形状の支
持基盤12aとこの支持基盤12a上に固定され
た装置本体12bとこの装置本体12bから水平
方向に延びる射出筒12cからなるものである。
そして、この射出装置12の支持基盤12aに
は、旋回用フツク18と復帰用フツク19が固定
して設けられている。この旋回用フツク18は、
支持軸17の後方に寄つた位置に、復帰用フツク
19は支持軸17の前方に寄つた位置に配置され
ている。そして、これら旋回用フツク18あるい
は復帰用フツク19は、架台13上に固定して設
けられ、かつ上記旋回用フツク18と復帰用フツ
ク19との中間に位置された案内部材20を経由
する連結部材21により、上記可動盤15の連結
用フツク22に連結されている。この例の連結部
材21は、ワイヤとされるが、このワイヤの他に
ロープ、チエーンなどであつてもよい。そして、
これらの連結部材21に対応して前記案内部材2
0は、溝付ローラー、ロープホイール、スプロケ
ツトなどが使用される。また、旋回フツク18と
連結用フツク22との間あるいは復帰用フツク1
9と連結用フツク22との間は、長尺の金属杆と
レバー等からなるリンク機構により連結された構
成であつてもよい。
次に、このような射出成形機10の射出装置1
2をメンテナンス時に回動させる方法について説
明する。まず、架台13に対する射出装置12の
固定を解いて、第1図に示すように、連結部材2
1の一端を型締装置2の可動盤15の連結用フツ
ク22に取付け、他端を射出装置3の旋回用フツ
ク18に取付け、両端間を案内部材20を経由さ
せることによつて、上記旋回用フツク18と連結
用フツク22とを連結する。次いで、型締装置1
1の作動機構を動作させ、可動盤15を図中の矢
印イ方向に型開動作させると、連結部材21が前
方に引つ張られることから、射出装置12は支持
軸17を回動中心として矢印ロ方向に回動し、射
出筒12cの先端が金型16から離れる。ここ
で、この射出成形機の場合、可動盤15の移動ス
トローク量を設定することが可能であるから、こ
の可動盤15の移動ストローク量と射出筒12c
の旋回角度との関係を予め設定すれば、可動盤1
5の移動ストローク量により射出筒12cの旋回
角度が決められる。
このような状態においては、射出装置12の射
出筒12cの先端付近に障害物がなくなるので、
清掃作業等のメンテナンス作業を容易に行なえ
る。
次に、メンテナンス作業が終了したら、射出装
置12の旋回用フツク18に取付けられていた連
結部材21の端部を取外し、可動盤15を型締動
作させ、復帰用フツク19に付け換える。次い
で、可動盤15を上記と同様にして矢印イ方向に
型開動作させることによつて、射出装置12を支
持軸17を回動中心に矢印ハ方向に回動させ、射
出筒12cの先端を金型16に近づけたのち、連
結部材21を旋回用フツク18、復帰用フツク1
9、案内部材21、連結用フツク22から取外
し、通常の運転状態に復帰させる。このような状
態において、金型16内に射出装置12の射出筒
12cから樹脂を供給することが可能となる。
このような構成の射出成形機1にあつては、型
開閉方向に移動する可動盤15に射出装置12の
支持基盤12aの旋回用フツク18あるいは復帰
用フツク19が連結部材21により連結されてい
るので、可動盤15の型開動作が連結部材21を
介して射出装置12に伝えられ、射出装置12が
支持軸17を回動中心として回動せしめられ、射
出筒12cが旋回せしめられる。したがつて、特
別の作動装置を射出成形機に付加しなくても、射
出筒12cの先端を容易に金型16から離間させ
ることができ、よつてこの射出筒12c内の清掃
作業等のメンテナンス作業が容易にかつ速やかに
行なえる。また、可動盤15と射出装置12との
連結に安価なロープ、チエーンなどの連結部材2
1を用いているので、これにより制作費の高騰を
招くことがない。
上記の実施例では、連結部材21を射出装置1
2のみでなく、可動盤15に対しても連結用フツ
ク22を介して着脱自在に連結しているので、不
要なときには外しておけるから通常作業の邪魔に
なることもない。
また、上記の実施例では、射出装置12のメン
テナンス作業を行なう場合、連結部材21の端部
を復帰用フツク19から旋回用フツク18に付け
換え、次いでメンテナンス作業が終了したところ
で、連結部材13の端部を旋回用フツク18から
復帰用フツク19に付け換えて通常の運転状態に
復帰させるようにすることができるが、例えば連
結部材21を2本用意し、これら連結部材21を
旋回用フツク18と復帰用フツク19にそれぞれ
取付けておき、必要に応じて機械的に切り換える
ことによつて連結部材21の端部の付け換え作業
を不要とすることができる。但し、通常の運転時
には、連結部材21の連結用フツク22を可動盤
15から外しておかなければならない。
「考案の効果」 以上説明したように、この考案の射出成形機
は、架台上に固定された固定盤に対して可動盤を
型開閉作動させてこれら可動盤に取り付けられた
金型を開閉する型締装置と、上記架台上の支持軸
に回動可能に支持されかつ上記金型内に樹脂を供
給する射出装置と、一端を上記可動盤に、他端を
上記射出装置に連結して、上記射出装置を可動盤
に連動させて上記支持軸回りに回動せしめる索条
からなる連結部材と、上記架台に配置されて上記
索条部材を案内する案内部材とを具備し、上記射
出装置の、上記支持軸の軸心に対して互いに対向
する位置に、上記連結部材の上記他端に着脱自在
に連結せしめられて、上記可動盤が上記連結部材
を引張る方向に移動したときに上記射出装置を互
いに逆方向に回転させる一対のフツクを設けた構
成としたものであるので、型締装置の駆動機構及
び制御機構を利用して、射出装置の向きを変化さ
せることを手間をかけずに迅速にかつ精密に行う
ことができ、しかもそのための特別の装置を必要
としない。従つて、清掃作業等のメンテナンス作
業を容易にかつ速やかに行うことが可能となる。
特に、樹脂の色替えを行う場合に、加熱した樹脂
を圧力をかけて排出を促すことがあり、これを飛
散させないように特別の収容容器を設置すること
が考えられ、これに合わせて射出装置の位置決め
をすることが必要であるが、このような場合に特
に有用である。そして、索条からなる連結部材は
案内部材に案内されて移動するので他の装置に引
掛かつたりすることがなく、着脱作業も容易であ
り、フツクへの取付け位置を変えることにより、
複雑な機構や作業なしに回転方向を正逆両用に変
えることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第2図は、この考案の射出成形機の一
例を示すもので、第1図は平面図、第2図は同側
面図である。第3図〜第4図は、従来の射出成形
機の一例を示すもので、第3図は運転時の射出装
置の状態を示す平面図、第4図は旋回機構により
旋回した射出装置を示す平面図である。 11……型締装置、12……射出装置、13…
…架台、14……固定盤、15……可動盤、16
……金型、17……支持軸、18……旋回用フツ
ク(射出装置の支持軸を外れた部分)、19……
復帰用フツク(射出装置の支持軸を外れた部分)、
21……連結部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 架台上に固定された固定盤に対して可動盤を型
    開閉作動させてこれら可動盤に取り付けられた金
    型を開閉する型締装置と、 上記架台上の支持軸に回動可能に支持されかつ
    上記金型内に樹脂を供給する射出装置と、 一端を上記可動盤に、他端を上記射出装置に連
    結して、上記射出装置を可動盤に連動させて上記
    支持軸回りに回動せしめる索条からなる連結部材
    と、 上記架台に配置されて上記索条部材を案内する
    案内部材とを備え、 上記射出装置には、上記支持軸の軸心に対して
    互いに対向する位置に、上記連結部材の上記他端
    に着脱自在に連結せしめられて、上記可動盤が上
    記連結部材を引張る方向に移動したときに上記射
    出装置を互いに逆方向に回転させる一対のフツク
    が設けられていることを特徴とする射出成形機。
JP1986200849U 1986-12-29 1986-12-29 Expired JPH0414179Y2 (ja)

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JP1986200849U JPH0414179Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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JP1986200849U JPH0414179Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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JPS63178115U JPS63178115U (ja) 1988-11-17
JPH0414179Y2 true JPH0414179Y2 (ja) 1992-03-31

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ID=31163752

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JP1986200849U Expired JPH0414179Y2 (ja) 1986-12-29 1986-12-29

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5032530U (ja) * 1973-07-18 1975-04-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS5032530U (ja) * 1973-07-18 1975-04-09

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JPS63178115U (ja) 1988-11-17

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