JPH04140509A - 動圧流体軸受 - Google Patents

動圧流体軸受

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JPH04140509A
JPH04140509A JP26017590A JP26017590A JPH04140509A JP H04140509 A JPH04140509 A JP H04140509A JP 26017590 A JP26017590 A JP 26017590A JP 26017590 A JP26017590 A JP 26017590A JP H04140509 A JPH04140509 A JP H04140509A
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JP
Japan
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dynamic pressure
bearing
aluminum
groove
generating dynamic
Prior art date
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Pending
Application number
JP26017590A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiromitsu Asai
拡光 浅井
Fumio Uemoto
植本 史雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NSK Ltd
Original Assignee
NSK Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、事務用機器、音響機器、測定機器等に使用さ
れる動圧流体軸受に関する。
〔従来の技術〕
従来の動圧流体軸受としては、例えば特開昭59−89
823号に記載されたものがある。このものは、黄銅の
ように切削加工性の良い材料を使用して軸受を形成し、
その軸受部の表面に、例えばチタンカーボン(TiC)
、タングステンカーボン(WC)等の超硬質複合材料を
イオンブレーティングによりコーティングして、動圧流
体軸受の耐摩耗性を高めている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来の動圧流体軸受にあっては、軸受部の相対する
両面に耐摩耗性の超硬質複合材料をコーティングしてい
るため、回転の始動時及び停止時の軸受部の両面の接触
により、互いの面を傷つけて摩耗粉が発生し、回転異常
や焼き付きを起こすという問題点があった。
また、動圧発生用の溝加工後にイオンブレーティングに
よる表面処理を行っているから、2重の工程が必要とな
りコスト高になるという問題点もあった。
そこで本発明は、上記従来の問題点に着目してなされた
ものであり、その目的とするところは、起動時・停止時
に発生する軸受部での接触による摩耗粉の発生を抑制し
て軸受寿命を延長せしめた動圧流体軸受を低コストで提
供することにある。
(課題を解決するための手段〕 本発明の動圧流体軸受は、支持部材に設けた一方の軸受
面が回転部材に設けた他方の軸受面とう向し、その一方
の軸受面と他方の軸受面との少ノ。
くとも一方に、動圧発生用の溝が設けである。Jの動圧
発生用の溝を有する軸受面は、酸化アル。
ニウムの多孔性の皮膜の孔に潤滑剤が含浸され、動圧発
生用の溝の底面はアルミニウム又はアル合金である。
〔作用〕
動圧流体軸受を構成する軸受部材がアルミニイム又はア
ルミ合金製であるから軽量であり、ラミアル荷重及びス
ラスト荷重が軽くなる。
そのアルミ部材を酸化して、化学的にも物理内にも安定
した多孔性の酸化被膜と動圧発生用の4パターンを同時
に形成しであるから、低コスト1ある。
その多孔性の酸化被膜に含浸された潤滑剤が、潤滑被膜
を形成して摩擦係数を低減する。そのjめ、起動時・停
止時に発生する軸受部での接触による摩耗粉の発生が抑
制され、軸受寿命が延長される。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。なお
、各図において、同一または相当部分には同一符号を付
し、重複する説明を省く。
第1図は、本発明の第1の実施例の縦断面図であり、回
転部材であるアルミニウム又はアルミ合金製のシャフト
lが支持部材であるハウジング2内に、回転自在に遊嵌
されている。ハウジング2の内周面には一方のラジアル
軸受面2Rが形成されている。また、ハウジング2の底
面は、一方のスラスト軸受面2Sとされ、図示されない
動圧発生用の溝が形成されると共に、中心に突起2Aが
形成されている。
上記の一方のラジアル軸受面2Rに、ラジアル軸受すき
間rを介して対向しているシャフト1の他方のラジアル
軸受面IRには、ヘリングボーン状の動圧発生用の溝3
が形成されている。動圧発生用の溝3は、シャフト1の
表面の軸方向に間隔をおいた2カ所に設けられている。
一方のラジアル軸受面2Rと、対向する他方のラジアル
軸受面IRとで、動圧ラジアル流体軸受Rが構成されて
いる。
また、シャフト1の下端面は、上記の一方のスラスト軸
受面2Sに対向する他方のスラスト軸受面ISとされて
いる。この他方のスラスト軸受面ISは、シャフトlが
静止している時、一方のスラスト軸受面2Sの中心の突
起2Aに点接触している。これらの一方のスラスト軸受
面2Sと他方のスラスト軸受面ISとで、動圧スラスト
流体軸受Sが構成されている。
シャフト1の表面は、動圧発生用の溝3以外の箇所が、
酸化アルミニウムの多孔性の皮膜の孔に潤滑剤を含浸さ
せてなる潤滑性皮膜4で覆われている。含浸させる潤滑
剤としては、例えば耐摩耗性を有するコロイド状の二酸
化モリブデン、  PTFE、窒化ボロン等が好適であ
る。
動圧発生用の溝3の底面3aは、第2図に示すように、
アルミニウム又はアルミ合金の地肌が露出したままであ
る。潤滑性皮膜4は、その厚さむが約10μm程度で、
シャフト1の表面を陽極酸化して多孔性の酸化アルミニ
ウムの皮膜を形成し、その孔に潤滑剤を含浸させたもの
である。
因みに、この実施例のシャフト1の他方のラジアル軸受
面IRに動圧発生用の溝3を形成する工程は、以下の通
りである。
■ 動圧発生用の溝3となる箇所に、耐食性材料を付着
する工程。ニ アルミニウム又はアルミ合金製の素材を機械加工して得
られた軸素材に脱脂、水洗、乾燥からなる前処理を施し
た後、その軸素材の外周面の所定箇所に、耐食性インク
を用いて、ヘリングボーン状の動圧発生用の溝3の溝パ
ターンを印刷し、硬化させるものである。これは、当該
溝3の部分を耐食性インクでマスキングするものであり
、例えば本出願人が特公昭62−49352号に示した
印刷型ロールや印刷スクリーンを用いて自動的に行うこ
とが可能である。もっとも、マスキング手段は印刷とは
限らず、その他、軸素材の外表面全面にフォトレジスト
を塗布した後、溝パターンフィルムで被覆した後露光し
、現像して未感光のフォトレジストを除去するいわゆる
フォトエツチングの方法を用いてもよい。
■ 陽極酸化によって、酸化アルミニウムの多孔性皮膜
を形成する工程。: 上記のマスキングが動圧発生用の溝3の部分に施された
軸素材を、陽極酸化処理する。これにより、動圧発生用
の溝3の部分以外の箇所に厚さ10μm程度の多孔質酸
化アルミニウム層を形成する。
■ 多孔質酸化アルミニウム皮膜の孔に、潤滑剤を含浸
させる工程。: 多孔質の酸化アルミニウム層を、潤滑剤で封孔処理する
ことにより潤滑性皮膜4とする。この潤滑性皮膜4の孔
に含浸されたコロイド状の二酸化モリブデン又はPTF
Eや窒化ボロン等の潤滑剤は、含浸後に乾燥される。こ
の封孔処理は、陽極酸化の時におこなっても良い。
■ 動圧発生用の溝3となる箇所に付着している耐食性
材料を除去する工程。: 動圧発生用の溝3の箇所のマスキングを取り去り、溝底
のアルミ地肌を露出させる。
かくして、動圧発生用の溝3と耐摩耗性を有する潤滑性
皮膜4とを、同時に形成することができる。
次に、作用を述べる。
以上のように、本実施例の動圧流体軸受は、動圧発生用
の溝3が形成されるシャフト1が、アルミニウム又はア
ルミ合金製であるから軽量であり、したがって軸受に作
用するラジアル荷重及びスラスト荷重が小さい。その結
果、動圧ラジアル流体軸受R及び動圧スラスト流体軸受
Sの摩耗が少なく耐久性が向上すると共に、回転のイナ
ーシャが小さくなって、装置の立ち上がり時間が速くな
る。
また、アルミニウム部材の動圧発生用の溝3の箇所をマ
スキングして陽極酸化することにより、化学的にも物理
的にも安定した多孔性の酸化アルミニウム被膜と動圧発
生用の溝パターンとを同時に形成しであるから、低コス
トであり、量産化も容易である。
しかも、酸化アルミニウムの皮膜は、メツキ皮膜とは異
なり、アルミニウムの地肌との密着性が極めて良好で剥
がれ難い。
定常回転状態では、動圧発生用の溝のボンピング作用で
、シャフト1は浮上してハウジング2とは非接触に支持
されるが、シャフトlの回転の起動時・停止時において
は、軸受部での接触が発生する。
しかし、その接触部分には、潤滑性皮膜4の孔に含浸さ
れた潤滑剤が、潤滑被膜を形成して介在するから、摩擦
係数が低減されて摩耗粉の発生が抑制される。そのため
、回転の安定性が向上すると共に、軸受寿命も延長され
る。
第3図には、第2の実施例を示す。
この実施例は、シャフト1の全面ではなく、動圧発生用
の溝3の周辺部とシャフト端の他方のスラスト軸受面I
Sとにのみ潤滑性皮膜4を形成した点が、第1の実施例
とは異なっている。すなわち、回転部材であるシャフト
1の起動時・停止時に、ハウジング2の内周面と底面と
に接触する部分にのみ、潤滑性皮膜4を形成している。
潤滑性皮膜4を形成しない部分については、動圧発生用
の溝3の箇所と共にマスキングして、陽極酸化処理すれ
ばよい。
なお、この実施例のスラスト軸受SAは、すべり軸受と
されており、シャフト端の他方のスラスト軸受面Isが
凸球面状をなして、平面状の一方のスラスト軸受面2S
に点接触して支持される。
作用・効果については、第1の実施例とほぼ同様である
第4図には、第3の実施例を示す。
この実施例は、シャフト1の端面の他方のスラスト軸受
面ISに、第5図に示すようなパターンの動圧発生用の
溝5を設けた点が、第1の実施例と異なっている。
シャフト1の他方のラジアル軸受面IRに於ける動圧発
生用の溝3部分と、他方のスラスト軸受面ISにおける
動圧発生用の溝5部分とを、共に耐食性インクでマスキ
ングして、シャフトlの外表面に陽極酸化処理及び封孔
処理を施すことにJす、動圧発生用の溝3,5と潤滑性
皮膜4とを声時に形成したものである。
作用・効果については、上記の各実施例とは4J同様で
ある。
なお、上記の各実施例においては、シャツl−1が回転
部材であり、その表面に動圧発生用の溝力形成されたも
のを説明したが、ハウジング20力を回転部材としてア
ルミニウムまたはアルミ合金製とし、その内面に、マス
キングと陽極酸化処理と封孔処理とで、動圧発生用の溝
と潤滑性皮膜とを形成しても良い。
また、動圧発生用の溝は、回転部材側の軸受面のみでは
なく、これに対向する支持部材側の軸受面に設けても良
く、或いは回転部材側の軸受面と支持部材側の軸受面と
の双方に設けても良い。
また、本発明は動圧ラジアル流体軸受Rと動圧スラスト
流体軸受Sとのいずれか一方のみを備えた動圧流体軸受
にも適用可能であり、更には、縦型とは限らず、天地を
逆にした倒置型、又はシャフト軸が水平な横型の動圧流
体軸受であっても良い。
また、動圧流体軸受の軸受用流体としては、空気、油、
グリース等が使用できる。
〔発明の効果〕゛ 以上説明したように、本発明によれば、動圧流体軸受に
おける動圧発生用の溝を有する軸受面に、潤滑剤が含浸
された酸化アルミニウムの多孔性の皮膜からなる潤滑性
皮膜を形成し、動圧発生用の溝の底面はアルミニウム又
はアルミ合金であるものとした。そのため、軸受の回転
部材の起動時・停止時に、支持部材と接触しても、耐摩
耗性を有する潤滑剤が介在して摩耗粉の発生を抑制し、
軸受寿命を延長させる。
また、動圧発生用の溝の形成と耐摩耗性の潤滑性皮膜の
形成が同時に行われるから、工程が簡単で量産可能であ
り、動圧流体軸受を低コストで提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例の縦断面図、第2図はそ
の要部の拡大縦断面図、第3図は第2の実施例の縦断面
図、第4図は第3の実施例の縦断面図、第5図は動圧発
生用の溝パターンを有するスラスト軸受面の平面図であ
る。 図中、1はシャフト、IRは他方のラジアル軸受面、2
はハウジング、2Rは一方のラジアル軸受面、3は動圧
発生用の溝、4は潤滑性皮膜である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)支持部材に設けた一方の軸受面が回転部材に設け
    た他方の軸受面と対向し、前記一方の軸受面と他方の軸
    受面との少なくとも一方に動圧発生用の溝を設けた動圧
    流体軸受において、 前記動圧発生用の溝を有する軸受面は酸化アルミニウム
    の多孔性の皮膜の孔に潤滑剤が含浸され、前記動圧発生
    用の溝の底面はアルミニウム又はアルミ合金であること
    を特徴とする動圧流体軸受。
JP26017590A 1990-09-28 1990-09-28 動圧流体軸受 Pending JPH04140509A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5357163A (en) * 1992-05-08 1994-10-18 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. Motor with dynamic-pressure type bearing device
JP2001508526A (ja) * 1996-11-06 2001-06-26 ダナ・コーポレイション 軸受の成形方法
JPWO2004113748A1 (ja) * 2003-06-11 2006-08-03 石川島播磨重工業株式会社 回転部材、筐体、軸受け、ギヤボックス、回転機械、軸構造および表面処理方法
JP2009541696A (ja) * 2006-06-30 2009-11-26 レニショウ パブリック リミテッド カンパニー 気体軸受製造方法

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US8511898B2 (en) 2006-06-30 2013-08-20 Renishaw Plc Gas bearing and fabrication method

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