JPH0413950Y2 - - Google Patents

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JPH0413950Y2
JPH0413950Y2 JP20117985U JP20117985U JPH0413950Y2 JP H0413950 Y2 JPH0413950 Y2 JP H0413950Y2 JP 20117985 U JP20117985 U JP 20117985U JP 20117985 U JP20117985 U JP 20117985U JP H0413950 Y2 JPH0413950 Y2 JP H0413950Y2
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handling depth
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gear
rack gear
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、穀稈挾持搬送装置を扱深さ調節のた
めに搬送穀稈の稈身方向に人為力によつて移動調
節する操作具を設けたコンバインの扱深さ制御装
置に関する。
〔従来の技術〕
上記コンバインにおいて、従来、第8図に示す
ように、操作具12を、軸芯P4の周りで揺動操
作することによつて穀稈挾持搬送装置5が搬送穀
稈の稈身方向に軸芯P1の周りで揺動するように
穀稈挾持搬送装置5に連動させると共に、軸芯
P3の周りでの揺動により、螺旋スクリユー33
によつて前記軸芯P1の周りで揺動操作されるよ
うに螺旋スクリユー33に係合する状態と、人為
操作が可能なように螺旋スクリユー33との係合
が外れる状態とに切換わるように構成し、そし
て、前記螺旋スクリユー33を正逆転駆動する駆
動機構21を制御機構23が扱深さ検出機構24
による検出結果に基いて自動的に操作するように
構成されたものがあつた。つまり、操作具12と
螺旋スクリユー33を係合させることにより、操
作具12と自動制御系とがつながり、刈取り穀稈
の長さ変化にかかわらず扱深さが設定範囲になる
ようにする扱深さの自動制御を行わせることがで
きるように、操作具12と螺旋スクリユー33の
係合を解除することにより、操作具12と自動制
御系とが分離し、穀稈挾持搬送装置5を人為力に
より調節してする扱深さの人為制御ができるよう
にされ、そして、操作具12と自動制御系との連
結及び分離を可能にするための構成が構造面で有
利に得られるようにされたものであるが、次の如
き不都合があつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
すなわち、操作具と螺旋スクリユーの間にでき
る咬合融通が比較的大になり、自動制御時におい
て、穀稈挾持搬送装置をそれまでの調節方向とは
反対の方向に調節すべく螺旋スクリユーの回転駆
動が行われた際に、大きな咬合融通のために操作
具の移動開始タイミングが螺旋スクリユーの回転
開始タイミングより大巾に遅れ、応答性が悪くな
つていた。
本考案の目的は、操作具の自動制御系に対する
連結及び分離を可能にする構成を構造簡単に得ら
れるようにしながら自動制御が応答性のよい状態
でかつ確実に行われるようにすることにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案の特徴構成は、冒記したコンバインの扱
深さ制御装置において、前記操作具に連動連結し
たラツクギアーを正逆転駆動自在なピニオンギア
ーに対する咬合状態と咬合解除状態とに切換え揺
動自在に設けると共に、扱深さが設定範囲になる
ように、前記ピニオンギアーの駆動機構を自動操
作する制御機構を設け、前記ラツクギアーを前記
ピニオンギアーに対する咬合状態に保持する部材
を作用解除自在に設けてあることにあり、その作
用及び効果は次のとおりである。
〔作用〕
ラツクギアーを揺動可能にするだけでピニオン
ギアーに対する咬合状態と咬合解除とに切換える
ことが可能になり、そして、ラツクギアーを前記
咬合状態にすると、操作具が前記駆動機構との連
動状態になり、前記制御機構が駆動機構を自動操
作することにより操作具を介して穀稈挾持搬送装
置を自動調節して、扱深さを設定範囲になるよう
に自動制御するのであり、ラツクギアーを前記咬
合解除状態にすると、操作具が駆動機構との連動
分離状態になり、穀稈挾持搬送装置を人為調節し
て扱深さを人為制御することが可能になる。
ラツクギアーとピニオンギアーの間に咬合融通
としてのバツクラツシユができても、これは従来
の螺旋スクリユー構成における融通より小に抑制
でき、ピニオンギアーがそれまでとは反対の回転
方向に駆動開始されたタイミングと、操作具が移
動開始されるタイミングとの差を従来の操作具遅
れよりも少なくする。
前記保持部材がラツクギアーを走行に起因する
等の機体振動にかかわらずピニオンギアーから外
れないように咬合状態に保持して、駆動機構によ
る操作具操作を確実に行わせる。
〔考案の効果〕 操作具を自動制御系に対して連結したり、分離
することを可能にすることがラツクギアーの揺動
を可能にするだけの簡単な構造で得られるように
なり、経済面での有利化を達成しながらも、咬合
融通がギアーのバツクラツシユによるわずかなも
のになつて操作具の作動遅れを抑制することによ
り、自動制御時の応答性の向上が可能になり、扱
深さの自動制御を精度よく行わせられるようにな
つた。
ラツクギアーがピニオンギアーに咬合う状態に
保持されて駆動機構による操作具操作が確実に行
われることにより、挾持搬送装置の自動調節が機
体振動にかかわらず確実に行われるようになり、
この面からも扱深さ制御の精度向上が可能になつ
た。
〔実施例〕
第4図に示すように、植立穀稈に対する引起し
装置1及び刈取り装置2、刈取り穀稈を機体後方
に搬送する縦搬送装置3を有した前処理部を、脱
穀部4を有したクローラ式走行機体の前部に備え
させて、コンバインを構成してある。
前記縦搬送装置3は、第1図に示すように、株
元側に作用する挾持搬送装置5と稲先側に作用す
る係止搬送装置6とから成り、刈取り装置2から
の刈取り穀稈を穀稈掻き込み用の駆動回転体7か
ら立姿勢で受継いで機体後方に持ち上げ搬送し、
搬送終端部で横倒れ姿勢に変更して脱穀フイード
チエーン8の始端部に供給するように構成してあ
る。
前記挾持搬送装置5及び係止搬送装置6の支持
フレーム9を軸芯P1の周りで揺動するように前
処理部フレーム10に連結して、挾持搬送装置5
を搬送終端側の前記軸芯P1の周りで係止搬送装
置6と共に搬送穀稈の稈身方向に揺動移動するよ
うに、この移動調節により、挾持搬送装置5が前
記駆動回転体7から受け継ぎ挾持する位置が稈身
方向に変化し、脱穀フイードチエーン8が扱室に
挿入する穀稈長さの調節、すなわち扱深さの調節
ができるように構成してある。
前記挾持搬送装置5を人為力により移動調節す
るように前記支持フレーム9にリンク機構11を
介して連動連結した操作具12を、取付軸13を
介して揺動するように前記前処理部フレーム10
に取付けてある。前記操作具12に枢着ピン14
を介して一端側を連動連結したラツクギアー15
の他端側を、機体に操作具ガイド16を介して固
定された取付部材17に付設したピニオンギアー
18に咬合させると共に、前記取付部材17に付
設してあるローラ19によりピニオンギアー18
からの浮き上りが抑制されてピニオンギアー18
との咬合状態に保持されるように構成してある。
前記ピニオンギアー18の正回転駆動及び逆回
転駆動のいずれも可能なようにピニオンギアー回
転支軸20に連動させた駆動機構の一例としての
電動モータ21の駆動回路22を制御機構23に
連係させると共に、この制御機構23は、扱室へ
の穀稈挿入長さを前記挾持搬送装置5に対する穂
先位置に基いて検出するように前記縦搬送装置3
に設けた扱深さ検出機構24からの情報に基い
て、設定挿入長さの検出状態に前記検出機構24
が、前記駆動回路22を自動的に入り切り操作す
ることによつて前記電動モータ21を自動操作す
るように構成してある。前記取付部材17のロー
ラ支軸挿通孔17aが長孔であることと、ローラ
支持部材25の軸芯P2周りでの揺動とにより、
前記ローラ19を下降作用状態と、ラツクギアー
15のピニオンギアー18との咬合解除を許容す
る上昇作用解除状態とに揺動切換えできるように
構成すると共に、第2図に示すように、ローラ1
9を作用解除状態に上昇操作すると、ローラ支持
部材25に付設してあるローラ34による押上げ
操作のために、ラツクギアー15が前記枢着ピン
14の軸芯周りで上昇揺動してピニオンギアー1
8との咬合を解除する状態に切換わり、かつ、ロ
ーラ19を作用状態に操作すると、ローラ19を
作用状態に下降付勢するスプリング26と自重と
のためにラツクギアー15が下降揺動してピニオ
ンギアー18に咬合する状態に切換わるように構
成し、もつて、扱深さ制御を自動的に行わせなが
ら作業したり、扱深さを人為調節することができ
るようにしてある。
すなわち、第1図に示すように、ラツクギアー
15をピニオンギアー18に対する咬合状態にす
ると、操作具12が電動モータ21との連動状態
になり、刈取り穀稈の長さ変化にかかわらず扱深
さが設定範囲になるように、前記制御機構23に
より操作具12を介して挾持搬送装置5が自動的
に揺動調節されるのである。
そして、第2図に示すように、ラツクギアー1
5をピニオンギアー18に対する咬合解除状態に
すると、操作具12が電動モータ21との連動解
除状態になり、操作具12を前記取付軸13の軸
芯周りで揺動操作することにより、挾持搬送装置
5が揺動するのである。
第1図に示すように、前記挾持搬送装置5がス
トロークエンドに達したことを検出する一対の検
出スイツチ27a,27bを、前記ラツクギアー
15に備えてあるスイツチ操作部15aまたは1
5bとの接当により検出するように、すなわちラ
ツクギアー15のピニオンギアー18に対する位
置に基いて検出するように前記取付部材17に取
付けると共に、検出状態になると前記制御機構2
3に優先して前記駆動回路22の切り操作をする
ように駆動回路22に連係してあり、挾持搬送装
置5がストロークエンドに達すると、前記検出ス
イツチ27a,27bが前記検出機構24からの
情報にかかわらず制御機構23による電動モータ
21の駆動操作を不能にするようにしてある。
前記扱深さ検出機構24を構成するに、第3図
に示すように、2本の揺動センサー28a,28
bを搬送穀稈の稈身方向に並べた状態で、かつ、
遊端側が穀稈通路に入り込む状態で検出スイツチ
29aまたは29bを介して穀稈搬送ガイド杆3
0,31の支持部材32に取付け、上下両揺動セ
ンサー28a,28bの搬送穀稈の穂先側に対す
る接触の有無に基いて扱深さを検出し、この検出
結果を検出スイツチ29a,29bにより電気的
に取り出すようにしてある。すなわち、下側の揺
動センサー28bのみが穀稈に接触すると、扱深
さが設定範囲になると判断し、上下側両揺動セン
サー28a,28bのいずれも接触すると、扱深
さが設定範囲を越えて深くなると判断し、上下側
両揺動センサー28a,28bのいずれも接触し
ないと、扱深さが設定範囲を越えて浅くなると判
断するようにしてある。
〔別実施例〕
ラツクギアー15をローラ19によつて咬合状
態に保持するに、第5図ないし第7図に示すよう
に、ローラ19をローラ支軸35のスライドによ
り、あるいはローラ支軸部材25の揺動により作
用状態と作用解除状態とに切換わるように、か
つ、ラツクギアー15を咬合解除状態に揺動操作
することによりラツクギアー15によつて作用解
除状態に押し上げ切換えされるように取付けて実
施してもよい。そして、第5図に示すローラ19
は、ローラ支軸35を取付部材17に締付け固定
することによつて作用状態に保持されるように構
成してある。
前記ローラ19に替えてスプリング等を採用し
てもよく、これらをラツクギアー15を咬合状態
に保持する部材19と総称する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係るコンバインの扱深さ制御装
置の実施例を示し、第1図は挾持搬送装置制御部
の側面図、第2図はラツクギアー配設部の側面
図、第3図は扱深さ検出機構の後面図、第4図は
コンバイン前部の側面図、第5図及び第6図は別
実施ローラ取付構造の一部切欠き後面図、第7図
は別実施ローラ取付構造の側面図である。第8図
は従来制御装置の概略図である。 5……穀稈挾持搬送装置、12……操作具、1
5……ラツクギアー、18……ピニオンギアー、
19……保持部材、21……駆動機構、23……
制御機構。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 穀稈挾持搬送装置5を扱深さ調節のために搬送
    穀稈の稈身方向に人為力によつて移動調節する操
    作具12を設けたコンバインの扱深さ制御装置で
    あつて、前記操作具12に連動連結したラツクギ
    アー15を正逆転駆動自在なピニオンギアー18
    に対する咬合状態と咬合解除状態とに切換え揺動
    自在に設けると共に、扱深さが設定範囲になるよ
    うに、前記ピニオンギアー18の駆動機構21を
    自動操作する制御機構23を設け、前記ラツクギ
    アー15を前記ピニオンギアー18に対する咬合
    状態に保持する部材19を作用解除自在に設けて
    あるコンバインの扱深さ制御装置。
JP20117985U 1985-12-26 1985-12-26 Expired JPH0413950Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2005218325A (ja) * 2004-02-04 2005-08-18 Tadao Miyazawa 釣り用折りたたみ天秤

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JPH084838Y2 (ja) * 1989-10-17 1996-02-14 三菱農機株式会社 コンバインにおける扱深さ制御装置

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