JPH04138960A - クローラ車両のブレーキ作動方法 - Google Patents

クローラ車両のブレーキ作動方法

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JPH04138960A
JPH04138960A JP2262670A JP26267090A JPH04138960A JP H04138960 A JPH04138960 A JP H04138960A JP 2262670 A JP2262670 A JP 2262670A JP 26267090 A JP26267090 A JP 26267090A JP H04138960 A JPH04138960 A JP H04138960A
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    • B60T13/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems
    • B60T13/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release
    • B60T13/12Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator with power assistance or drive; Brake systems incorporating such transmitting means, e.g. air-pressure brake systems with fluid assistance, drive, or release the fluid being liquid
    • B60T13/22Brakes applied by springs or weights and released hydraulically

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  • Mechanical Engineering (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、クローラ車両の走行装置へのブレーキ作動方
法に関するものである。
〔従来の技術〕
従来この種のブレーキ作動方法に関する装置は、第5図
(a)(特開昭51−37380号)に示すものがある
このブレーキ装置は、油圧モータ3に接続したカウンタ
バランス弁70と、油圧モータ3の給排回路3a、3b
の間に設けてあり、第5図(b)に示す特性を有するブ
レーキ弁71.72と、カウンタバランス弁70が切換
位置?Ob又は70cにある時、方向切換弁73に接続
する給排回路5a、5bの高圧側に接続されて油圧モー
タ3へのブレーキ力を解除し、方向切換弁73が中立位
置になり、給排回路5a、5bが共にタンク7に接続さ
れると、カウンタバランス弁70が中立位置70aに復
帰し、所定時間後に油圧モータ3にブレーキ力を作用さ
せるメカニカルブレーキ装置4とで構成しである。
このブレーキ装置によると、油圧モータ3に作用させる
ブレーキ力を、流体によるブレーキ力(ダイナミックブ
レーキ力として油圧モータ3に作用させている。)と、
油圧モータ3の停止後パーキングブレーキとしてメカニ
カルブレーキ装置4によるブレーキ力を作用させるよう
になっている。従って、流体ブレーキ装置とメカニカル
ブレーキ装置の2種類を必要とする複雑な構造である。
そこで、構造の簡素化をねらって開発された第6図(実
開昭57−122801号)に開示されるブレーキ装置
がある。このブレーキ装置は、メカニカルブレーキ装置
4をダイナミックブレーキ力として利用しようとするも
のである。その構成は、方向切換弁80と油圧モータ3
との間を接続する給排回路3a、3bの間に高圧選択弁
81を設け、この高圧選択弁81でメカニカルブレーキ
装置4の作動を制御する構成である。
このブレーキ装置は、方向切換弁8oを中立位置80a
から切換えて油圧モータ3を駆動している時には、高圧
選択弁81が給排回路3a又は3bの高圧側をメカニカ
ルブレーキ4の圧力室4aに接続するので、メカニカル
ブレーキ装置4の油圧モータ3へのブレーキ力が解除さ
れる。
油圧モータ3の駆動状態において、方向切換弁80を、
中立位置80aに復帰させると給排回路3a、3bは共
にタンクに接続されるので、高圧選択弁81が中立位置
80aに復帰し、メカニカルブレーキ4の圧力室4aを
、タンクに接続する。従って、油圧モータ3の給排回路
3a、3bは、共にタンクに接続されるが、油圧モータ
3にはメカニカルブレーキ装置4のブレーキ力が作用し
、このブレーキ力で、油圧モータ3を停止させる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上述した第1の従来の技術(第5図(a)のもの)は、
流体ブレーキ装置(ブレーキ弁71.72によるブレー
キ装置)と、メカニカルブレーキ装置4との双方を備え
ていて、構造が複雑になる。この点、メカニカルブレー
キ装置をダイナミックブレーキ力に利用した第2の従来
技術(第6図)は−見構造が簡単になるように見える。
しかしながら、この第2の従来技術はメカニカルブレー
キが例えば、実公平2−10062に示されるように、
油圧モータの出力部に、つまり斜板式油圧モータのシリ
ンダブロックにブレーキシューを設けてブレーキ力を作
用させる構成である。また、ブレーキ力は、そのほとん
どが熱に変換されるものである。従って、建設機械が坂
道を下降する時のように、自走を防止するためにブレー
キ力を長時間作用させる場合、そのブレーキ力によって
発生する熱が油圧モータの他の部分に影響を与えないよ
うに、充分に冷却する必要がある。この冷却も充分な余
力をもって冷却しなければメカニカルブレーキのブレー
キシューの一部分に熱が集中し。
その部分で油が焼け、この油が焼けて生じるカーボンが
ブレーキシューに付着すると摩擦係数が著るしく減少し
ブレーキ力が低下する等の問題が生じる。
この冷却のための装置もメカニカルブレーキの周囲に設
ける必要がある。このため油圧モータ自身が大型化する
問題点を有する。
以上の点から従来の技術は、ブレーキ装置のための部品
数が多い問題があり、部品数を少なくすると油圧モータ
が大型になるという問題点を有するものであった。
〔課題を解決するための手段〕
上記した従来技術の問題点を解決するための本発明の技
術的手段は、クローラ車両の走行装置駆動用の油圧モー
タに油圧を給排する給排回路をカウンタバランス弁を介
してメインリリーフ弁を有する油圧ポンプが接続する方
向切換弁に接続すると共に、前記油圧モータに設けたメ
カニカルブレーキ装置の油圧室を、前記カウンタバラン
ス弁が中立位置にある時タンクに接続し切換位置にある
時カウンタバランス弁の上流側の高圧の給排回路に接続
する構成のクローラ車両の走行装置において、 前記方向切換弁を操作位置から中立位置へ復帰させた時
、前記メカニカルブレーキ装置が前記油圧モータにブレ
ーキ力を作用させると共に、前記カウンタバランス弁を
方向切換弁が中立位置へ復帰させられた時から一定時間
後に中立位置へ復帰させ、この時の油圧モータの排出側
の油圧を前記メインリリーフ弁の設定値以下となるよう
にし、前記油圧モータにカウンタバランス弁による油圧
ブレーキ力とメカニカルブレーキ装置による機械ブレー
キ力の双方が作用するようにしたこと、及び、前記方向
切換弁を操作位置から中立位置へ復帰させた時前記メカ
ニカルブレーキ装置が前記油圧モータにブレーキ力を作
用させ5前記カウンタバランス弁は、前記油圧モータの
回転が停止するとほぼ同時に中立位置に復帰させるよう
にしたことである。
〔作 用〕
上記の技術手段を有する本発明は、方向切換弁を、中立
位置に復帰させた時、油圧モータにメカニカルブレーキ
装置のブレーキ力を作用させ、方向切換弁を中立位置に
復帰させた時から一定時間後にカウンタバランス弁を中
立位置に復帰させ、カウンタバランス弁による油圧ブレ
ーキ力を、油圧モータに作用させる方法としたので、メ
カニカルブレーキ装置を建設機械が停止する時のみの短
時間ダイナミックブレーキとして利用できる。このため
メカニカルブレーキ装置は、従来のパーキングブレーキ
用のものを流用できる。また、建設機械の坂道の下降時
には、カウンタバランス弁による流体ブレーキを作用さ
せて、建設機械の下降速度を制御するので、ブレーキ弁
を省いてその構成を簡単にすると共に、メカニカルブレ
ーキ装置の作動条件を制限して、発熱を極力抑制し、小
型の油圧モータにすることを可能としたものである。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例について説明する。第1実施例の
油圧回路を示す第1図において、油圧モータ3は、メカ
ニカルブレーキ装置4を有し、給排回路3a、3bによ
りカウンタバランス弁1に接続している。また、このカ
ウンタバランス弁1とポンプ6との間には、方向切換弁
5が設けである。
前記メカニカルブレーキ装置4は、圧力室4bの油圧に
よる押圧力と、ばね4cのばね力による押圧力の双方を
受けるピストン4aを有する。具体的構造は第3図(a
)に示すように、このピストン4aは、その先端が油圧
モータ3の本体31の軸方向に移動可能に配置したセパ
レータプレート33に当接し、圧力室4bの圧油がタン
クへ排出されると、ばね4cの押圧力でセパレータプレ
ート33を介して、油圧モータ3のシリンダブロック3
5の軸方向に移動できるように本体に設けてあり、前記
セパレータプレート33と交互に配置しであるフリクシ
ョンプレート34を押圧し、シリンダブロック35にブ
レーキ力を作用させる構成である。
前記メカニカルブレーキ装置4の圧力室4bには、第1
図に示すようにカウンタバランス弁1が中立位置になっ
た時、タンク9に接続されるパイロット回路8が接続す
る。なお、パイロット回路8に設けた8aは、逆止弁8
cと、絞り8bとを並列に接続しており給排回路5aあ
るいは5bからメカニカルブレーキ装置の圧力室4bへ
の圧油の供給をおくらせるリストリクタである。このリ
ストリクタ8aによって、切換弁5が中立位置51aか
ら切換位置51c又は51bに切換えられたとき、油圧
モータ3の始動よりメカニカルブレーキ装置のブレーキ
力の解除が少し遅れさせられる。
カウンタバランス弁lは、中立位置1aと2つの切換位
置1b、ICを有すると共に、方向切換弁5番ご接続す
る給排回路5aにリストリクタ1eを介して接続するパ
イロット室1gと、給排回路5bにリストリクタIfを
介して接続するパイロット室1hと、このパイロット室
1g、1hに作用する油圧による押圧力に対向するよう
に、ばね1i、1jが設けである。このカウンタバラン
ス弁1の具体的構造は、第3図(b)に示すように、本
体11の内孔12内に、スプール13を摺動自在に嵌入
しこのスプール13の両端にばねli、1jを設けたパ
イロ−/ )室1g、lhを備えである。このパイロッ
ト室1g、 lhは、スプール13の両端部に設けであ
るリストリクタ1e、1f通路13e、13fを介して
給排回路5a、5bに接続する。前記リストリクタ1e
は、第3図(d)に示すように通路13eに設けた弁座
13bに当接する逆止弁telと絞りle2とで構成し
てあり、圧力室1gから通路13e方向への圧油の流れ
を制限する。従って、スプール13が切換位置1bから
中立位置1aへ復帰する時間がこの絞りletで調整さ
れる。なお、第3図(d)はりストリフタ1eの構成に
ついて述べた力く、リストリクタ1fも同様である。従
って、カウンタノくランス弁1の切換位置ICから中立
位置1aへの復帰時間は、絞りlflによって調整され
る。
カウンタバランス弁本体11に設けてあり、ノくイロッ
ト回路8が接続する通路15と、タンク9に接続するパ
イロット回路9aに連通する通路16とtま、第3図(
C)に示すようにスプール13が中立位置にあるとき、
スリット13aで連通される。また、給排回路5a、5
bに、スプール13の通路13e 、 13fを介して
連通する通路17a 、 17bは、スプール13の中
立位置で第3図(C)に示すように、内孔12で閉鎖さ
れている。なおスリツ)13aと、通路17a、17b
とは、第3図(a)に示すように90°位置が相違して
いるが、第3図(C)では、スリツ)13aを90°ず
らせ、通路17a 、 17bと同一平面に破線で記載
している。
このカウンタバランス弁1は、方向切換弁5が操作され
ずに、中立位置51aにある時、給排回路5a、5bが
タンク7に接続されるので、そのパイロット室1g、 
lhの双方がタンク圧になり、スプール13は、その両
端のばね11.1jによって中立位置1a(第3図(b
)の位置)に保持される。スプール13が第3図(b)
の位置にあると、メカニカルブレーキ装置4のパイロッ
ト回路8が通路15.スリット13a、通路16.9a
を介してタンク9に接続されるので、メカニカルブレー
キ装置4の圧力室4bの油圧がタンク圧になり、油圧モ
ータ3には、ばね4Cの押圧力によるブレーキ力が作用
する。
方向切換弁5が切換位置51cに操作されると、ポンプ
6の吐出油圧が、給排回路5bからカウンタバランス弁
1のバイパス回路の逆止弁14bを介して、給排回路3
bに作用する。しかし、カウンタバランス弁lが中立位
置1aであるため、給排回路3aは、給排回路5aに接
続されないで、給排回路5b、3bの油圧が上昇する。
給排回路5bは、通路13fからリストリクタ1fを介
してパイロット室1hに連通しているので、給排回路5
bの油圧の上昇に応じてパイロット室1hの油圧も上昇
する。そして、このパイロット室1hの油圧による押圧
力がばねljの押圧力を越えると、カウンタバランス弁
lは、切換位置1cに切換わる。
このようにして、カウンタバランス弁lが切換位置IC
に切換わると、給排回路3aが給排回路5aに接続され
る。また、メカニカルブレーキ装置4の圧力室4bにも
、パイロット回路8がスプール13の通路13f、通路
17bを介して、給排回路5bに接続する。従って、圧
力室4Cにも油圧が作用するが、リストリクタ8aの絞
り8bで絞られた時間おくれて作用するようになってい
る0以上の状態で油圧モータ3は2回転し始めるが、メ
カニカルブレーキ装置4のブレーキ力は、油圧モータ3
の始動より少しおくれて弛められるようにしである。つ
まり、油圧モータの始動のタイミングとメカニカルブレ
ーキ装置4のブレーキ力解除のタイミングをオーバラッ
プさせ、建設機械が坂道を登る状態から発進する場合、
油圧モータ3に充分トルクを発生できるようにして発進
することでスムーズな発進が行えるようにするものであ
る。なお、方向切換弁5を、中立位置51aから切換位
置51bに操作すると、逆止弁14aを介して給排回路
5aと給排回路3aとが接続され、パイロット室1gの
油圧が上昇し、カウンタバランス弁1を中立位置1aか
ら切換位置1bに切換える。この切換えによって、前述
と同様にメカニカルブレーキ装置4のパイロット回路8
に給排回路5aが接続して油圧モータ3の始動よりやや
おくれてブレーキ力が解除される。
なお、第1図の回路中60はメインリリーフ弁でポンプ
6の吐出油圧を一定の値に制限する。また、第3図(a
)には、斜板型の油圧モータを示しており、第3図(a
)において37は、出力軸で本体31にベアリングで支
承されシリンダブロック35がスプライン結合してあり
、本体31の内部に固定した斜板38を貫通している。
前記シリンダブロック35に複数個設けたピストン39
.39は、その先々がシュー39aを介して斜板38の
斜面38aに当接している。さらに40は弁板で給排回
路3a、 3bからの圧油を、シリンダブロックに給排
する。
以上の構成を有する第1図に示した第1実施例の作用に
ついて油圧モータの始動から停止までの油圧モータ3の
回転数と供給側回路、排出側回路の油圧の変化及びブレ
ーキ力の関係を示す第4図によって説明する。
第4図において、今、時刻t1において方向切換弁5を
中立位置51aから、切換位置51cに操作したとする
と、油圧ポンプ6の吐出口圧油は、給排回路5bからカ
ウンタバランス弁lの逆止弁14bを介して、給排回路
3bより油圧モータ3に流入する。この時給排回路3a
と給排回路5aとは、未だカウンタバランス弁1のスプ
ール13が移動していないでしゃ断されているので給排
回路3b側の油圧は上昇し、モしてカウンタバランス弁
1が切換位置lcに切換わる。この間の時間はきわめて
短かいので略時刻tlに切換わったと考えてよい、この
切換わりにより、給排回路3aと5aとが接続されると
共に、給排回路5bとメカニカルブレーキ装置4の圧力
室4bとがパイロット回路8を介して接続される。この
ため時刻t1からリストリクタ8aの設定時間〒11だ
けおくれて時刻t2にブレーキが解除される。しかし油
圧モータ3には、大きな慣性負荷が作用しているので油
圧モータ3の回転数は、曲線Mのに1に示すようになだ
らかに上昇する。このため、油圧ポンプ6の吐出油圧は
、曲線すのblに示すように、リリーフ弁60の設定圧
まで上昇する。
そして、油圧ポンプ6の油圧がリリーフ弁60の設定圧
にしばらく保持されると、油圧モータ3が負荷に抗して
回転しその回転速度を、油圧ポンプ6の吐出油量に相当
する速度(M2)まで上昇させる。このとき、少しオー
バスピードとなるので、給排回路3bの油圧が急速に下
降しこの下降によってカウンタバランス弁が給排回路3
aと給排回路5aとの間を絞るので、給排回路3aの油
圧が曲線aのalに示すように上昇し、油圧モータ3に
油圧によるブレーキ力が作用するので、油圧モータ3は
、曲線x3に示すように一時回転数が減少する。しかし
、油圧ポンプ6の油圧は、排出側の給排回路3aが絞ら
れるので曲線すのb2に示すように再び上昇する。この
油圧により油圧モータ3の回転数は再び上昇する。
このようにして、油圧モータ3の回転は、油圧モータ3
の出力と慣性負荷とがつり合って曲線MのM4に示す一
定の回転におちつくものである。
以上のように、油圧モータ3の回転数がM4となり、慣
性負荷の起動が終了すると供給側の給排回路3bの油圧
はb3になる。この状態で油圧モータ3を停止させるた
めに時刻t3において、方向切換弁5を、中立位置51
aに復帰させると給排回路5a、5bが共にタンク7に
接続されるので、給排回路3bの油圧は、曲線すのb4
に示すようにタンク圧となる。カウンタバランス弁lの
パイロット室1hは、絞りlflを介して給排回路5b
よりタンク9に接続する。同時にメカニカルブレーキ装
置4の圧力室4bも、パイロット回路8からカウンタバ
ランス弁lのスプール13の通路17b 、 13fを
介して給排回路5bよりタンク9に接続する。このため
カウンタバランス弁1は、方向切換弁5を中立位置に5
1aに操作した時からばね1jの押圧力と、パイロット
室1hの容積とりストリフタ1fの絞りlflの開口面
積との関係によって決まる時間子31だけおくれて中立
位置に復帰する。
また、メカニカルブレーキ装置4の圧力室4bの5圧油
は、給排回路5bの圧油がタンク圧となると同時にほぼ
タンク圧となるので、油圧モータ3にブレーキ作用させ
始める。つまり、第3図(a)に示したように圧力室4
bの圧油がパイロット回路8を介して給排回路5bへ流
出すると、ピストン4aは、ばね4cの押圧力で第3図
(a)において左方向へ移動し、右側のセパレータプレ
ート33を押圧する。
このためブレーキ力゛は、曲線BRのBRIに示すよう
に、上昇する。この時のブレーキ力は、フリクシ、ンプ
レート34が回転しているので、セパレータプレート3
3との間の摩擦係数は、動摩擦係数であるから、第4図
の曲線BRのBH3で示す静止摩擦係数の場合のブレー
キ力より小さいBRIで示すブレーキ力となっている。
なお、曲線BRのBRIとBH3との間にあるBH2は
給排回路3aが絞られるための流体ブレーキ力が加わっ
たものである。
このようにして、メカニカルブレーキ装置4のブレーキ
力が作用して油圧モータの回転数が低下した後にカウン
タバランス弁1が中立位置1aに復帰するので、油圧回
路3aの昇圧を、曲線aのa3に示すように小さくする
ことができる。従って、操作者への衝撃を小さくするも
のである。なお、操作者の好みにより、停止時の衝撃の
大きい方を好む場合は、時間T31の間隔を絞りlel
の大きさにより短かくすれば良い、鎖線で示す曲線Iの
ように、方向切換弁5を、中立位置へ復帰させるとほぼ
同時にカウンタバランス弁lを中立位置に復帰させると
、油圧モータ3が高転回し大きい慣性負荷が作用してい
る時に油圧回路を閉鎖するものであるから、大きな衝撃
が発生する。そこで大体の目安として、起動時の衝撃と
停止時の衝撃をほぼ同等にするのであれば、曲線aの8
3の高さを、曲線すのblとほぼ同等の高にするように
、時間T31を加減すると良い。
なお、油圧モータ3が駆動する負荷が大きい場合、大型
の建設機械の走行装置のように、その慣性負荷が大きい
場合、第4図に示したように、時間T31を油圧モータ
回転中の時刻t3〜t5の範囲内に設定すると、油圧モ
ータ3にメカニカルブレーキ装置と、カウンタバランス
弁1が中立位置に復帰したことによる流体ブレーキの双
方が同時に作用することになる。このため、停止時のシ
ョックが大きくなる。このような場合は、時間T31を
、方向切換弁5が中立位置に復帰した時刻t3から、油
圧モータの回転が停止する時刻t5まで以上にすること
で、シ璽ツクを少なく停止させることができる。その時
曲線a3の高さは、破線で示すようにタンク圧となる。
以上は、方向切換弁5を、中立位置51aから切換位置
51bへ切換えそして切換位置51bから中立位置51
aへ復帰させた場合について述べたが、切換位置51c
から中立位置51aへ復帰させた場合も同様であり、第
4図では曲線aとbとが入れ代った状態となり、t6が
tlに対応する。
建設機械が坂道を下降する場合は、次のようになる。す
なわち、カウンタバランス弁がそのパイロット圧の低下
により油圧モータ3の排出側の給排回路3aと給排回路
5aの間を又は給排回路3bと給排回路5bの間を絞る
ので、油圧モータ3に流体ブレーキ力を作用させるが、
給排回路5a又は5bの高圧側にメカニカルブレーキ装
置4の圧力室4Cを接続するので、この時には、メカニ
カルブレーキ装置4のブレーキ力は解除されている。
次に第2図に示した第2実施例について述べる。第1実
施例と、第2実施例との相違点は、メカニカルブレーキ
4の圧力室4bのパイロット回路8′に切換弁50を挿
入し、この切換弁50のパイロット回路51を、カウン
タバランス弁1に接続したものである。
前記切換弁50は、パイロット室50cの油圧による押
圧力がばね50dの押圧力より弱い時は、切換位置50
aに位置し、パイロット回路8′を、タンク9に接続す
る。パイロット室50cの油圧による押圧力がばね50
dの押圧力より強い時は、切換位置50bに切換わり、
パイロット回路8′とパイロット回路51とを接続する
以上の構成が、第1実施例と相違するもので、この切換
弁50によってアンロード回路5cの油圧変動の影響を
受けないようにしたものである。
第1実施例の場合、方向切換弁5を、操作位置から中立
位置へ復帰させると、パイロット回路8は、給排回路5
a又は5bから、方向切換弁5を介して、アンロード回
路5cに接続する。アンロード回路5Cは、実際には、
他の機器を操作する油圧回路のアンロード回路も兼用し
ているので、不安定な場合がある。(他の機器の排出油
が多量になると、アンロード回路の油圧が上昇する。)
従って、このアンロード回路5cの油圧変動がメカニカ
ルブレーキ装置4の油圧室4bに作用するとブレーキ力
が変動する。i2実施例は、この点を防止するためで、
切換弁50のばね50dの設定圧を、アンロード回路5
cの変動の最高値に設定しておくと、パイロット回路5
1がカウンタバランス弁lを介して、給排回路5a又は
5b方向切換弁5のアンロード回路5cに接続され、ア
ンロード回路5cに油圧の変動がある場合にも、メカニ
カルブレーキ装置4の油圧室4bを、タンク9に接続し
、ブレーキ力を所定の値に保つことができる。
〔発明の効果〕
本発明に係るブレーキ作動方法によると、方向切換弁の
操作位置から中立位置にして、慣性負荷を駆動する油圧
モータの駆動を停止させる時、カウンタバランス弁の作
動位置から中立位置への復帰時間を調整すると共に、方
向切換弁の中立位置への操作時からメカニカルブレーキ
装置によるブレーキ力を油圧モータに作用させるもので
あるから、大型の建設機械の走行装置のように慣性負荷
が極めて大きい場合、カウンタバランス弁1の復帰時間
を油圧モータの回転の停止時に合せることにより、油圧
モータ停止時の慣性負荷によるショックの減少を図るこ
とができる。
また、慣性負荷の小さい小型の建設機械の走行装置の場
合は、カウンタバランス弁の復帰時間を、油圧モータ停
止前とすることで、操縦性(操作者の走行向りの指令に
対して、カウンタバランス弁の中立位置への復帰が早い
ので指令に対する応答性が良い、また平地走行から、坂
道の下降に移る場合においても、カウンタバランス弁の
スプールの中立位置への復帰を早くすると、自走時間が
短かくなる。)が良くなる。
第5図(a)に示す従来のブレーキ装置のように、メカ
ニカルブレーキ装置をダイナミックブレーキ装置として
用いるものに比べ、カウンタバランス弁による流体ブレ
ーキと、メカニカルブレーキ装置とを併用し、建設機械
の坂道の下降時のように長時間の速度制御を必要とする
場合は、カウンタバランス弁による流体ブレーキ(排出
側を方向切換弁の操作量に応じて絞る。)として利用し
、メカニカルブレーキを作用させない、そして、その停
止時の極く短時間、メカニカルブレーキ装置をダイナミ
ックブレーキとして利用するものであるから、メカニカ
ルブレーキの容量が従来のパーキングブレーキ用のもの
とほぼ同等程度の少量のものでよく、さらに、メカニカ
ルブレーキによって発生する熱も小さい。
従って、装置を簡単化(ブレーキ弁を省略)しても、油
圧モータを大型化しなくても良い効果を有する。
また、wS5図(a)に示す従来のブレーキ装置は、方
向切換弁73を中立位置に操作した時、カウンタバラン
ス弁70がその排出側の給排回路(矢印90方向の回転
の場合給排回路3b)を閉鎖、ブレーキ弁でその排出側
の給排回路の油圧を第5図(b)に示すように制御する
。この時、油圧モータ3の吸入側の給排回路3aは、逆
止弁91を介してタンクに接続し、タンクの油が吸引さ
れる。この時、吸引のための圧力は最大1  kgf/
cm2であるので、油圧モータ3が必要となる油を供給
できなくなり、吸入側にキャビテーションが発生し、こ
のキャビテーションには、給排回路3b側へ移送されて
破壊される。このように油圧モータ3の吸入側でキャビ
テーショを発生し、排出側でつぶすと、油圧モータのシ
リンダブロックと、弁板の所でエロージョンが生じる。
この点1本発明は、方向切換弁を中立位置にした時より
、一定時間おくらせて、あるいは、油圧モータの回転が
停止する時までカウンタバランス弁の中立位置への復帰
をおくらせるものであるから、油圧モータ3の吸入側に
キャビテーショが生じても排出側に排出されるのみであ
るから、二ロージ曹ンの発生を防止できる。
さらに第5図(a)に示す従来の技術では、吸入側に発
生したキャビテーショを高圧で破壊するのでキャビテー
ショの破壊音が大きくなるが、本発明は、排出側に発生
する油圧を小さな値にするので、破壊音はほとんどしな
い、更に停止時に高圧(リリーフ弁設定圧以上)が発生
しないので、それ以上の高圧に耐える構成にしなくてよ
いので、カウンタバランス弁、油圧モータの薄肉、軽量
化を図ることができる。
また、本発明は、メカニカルブレーキ装N4によるブレ
ーキ力とカウンタバランス弁によるブレーキ力とを重複
させる(第4図の曲線BRのメカニカルブレーキ力を示
す部分BRIと流体ブレーキ力を示す部分BR2との重
複部分)ことで第5図(b)に示すように、従来のブレ
ーキ特性(第5図(b)において圧力は、ブレーキトル
クと同等になる。)と同等のブレーキ特性を得ることが
できる。従って、ブレーキ弁を省いてもブレーキ弁があ
る場合と同等のブレーキフィーリングを得ることができ
る効果を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の第1実施例の油圧回路図、第2図は
、本発明の第2実施例の油圧回路図、第3図(a)は、
本発明の油圧モータとカウンタバランス弁とを組み合わ
せた状態での断面図、第3図(b)は、カウンタバラン
ス弁の断面図、第3図(C)は、第3図(b)のイ部拡
大断面図、第3図(d)は、カウンタバランス弁のりス
トリフタleの拡大断面図、 第4図は、方向切換弁を操作して、油圧モータを、駆動
停止させた時の給排回路の油圧と油圧モータの回転とブ
レーキ力の関係を示した特性曲線図、 第5図(a)は従来技術の油圧回路図、第5図(b)は
第5図(a)におけるブレーキ弁の特性曲線図、第6図
は、従来技術の油圧回路図。 1・・・・カウンタバランス弁、3・・・・油圧モータ
、3a、 3b・・・・給排回路、4・・・・メカニカ
ルブレーキ装置、4a・・・・ピストン、4b・・・・
圧力室、4c・・i・・・・ばね、5・・・・方向切換
弁、6・・−・ポンプ、60・・・・メインリリーフ弁
、7.9・・−・タンク。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クローラ車両の走行装置駆動用のメカニカルブレ
    ーキ装置付き油圧モータを、圧油を給排する給排回路を
    カウンタバランス弁を介してメインリリーフ弁を有する
    油圧ポンプが接続する方向切換弁に、接続すると共に、
    前記油圧モータに設けたメカニカルブレーキ装置の油圧
    室を、前記カウンタバランス弁が中立位置にある時タン
    クに接続し切換位置にある時カウンタバランス弁の上流
    側の高圧の給排回路に接続する構成のクローラ車両の走
    行装置において、 前記方向切換弁を操作位置から中立位置へ復帰させた時
    前記メカニカルブレーキ装置が前記油圧モータにブレー
    キ力を作用させると共に、前記カウンタバランス弁を方
    向切換弁が中立位置へ復帰させられた時から一定時間後
    に中立位置へ復帰させ、この時の油圧モータの排出側の
    油圧を前記メインリリーフ弁の設定値以下となるように
    し、前記油圧モータにカウンタバランス弁による油圧ブ
    レーキ力とメカニカルブレーキ装置による機械ブレーキ
    力の双方が作用するようにしたことを特徴とするクロー
    ラ車両のブレーキ作動方法。
  2. (2)クローラ車両の走行装置駆動用のメカニカルブレ
    ーキ付き油圧モータを、圧油を給排する給排回路をカウ
    ンタバランス弁を介して方向切換弁に、接続すると共に
    、前記油圧モータに設けたメカニカルブレーキ装置の油
    圧室を、前記カウンタバランス弁が中立位置にある時タ
    ンクに接続し切換位置にある時カウンタバランス弁の上
    流側の高圧の給排回路に接続する構成のクローラ車両の
    走行装置において、 前記方向切換弁を操作位置から中立位置へ復帰させた時
    前記メカニカルブレーキ装置が前記油圧モータにブレー
    キ力を作用させ、前記カウンタバランス弁は、前記油圧
    モータの回転が停止するとほぼ同時に中立位置に復帰さ
    せることを特徴とするクローラ車両のブレーキ作動方法
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