JPH04138811A - 多段圧延機の板形状制御方法 - Google Patents

多段圧延機の板形状制御方法

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JPH04138811A
JPH04138811A JP2261527A JP26152790A JPH04138811A JP H04138811 A JPH04138811 A JP H04138811A JP 2261527 A JP2261527 A JP 2261527A JP 26152790 A JP26152790 A JP 26152790A JP H04138811 A JPH04138811 A JP H04138811A
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actuator
controlled
plate shape
rolling mill
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Yasushi Maeda
恭志 前田
Kazuo Nose
能勢 和夫
Hajime Tsubono
坪野 肇
Tetsuya Wakebe
分部 哲也
Masakazu Shimomura
下村 雅一
Eiji Yoshida
栄治 吉田
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    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B37/00Control devices or methods specially adapted for metal-rolling mills or the work produced thereby
    • B21B37/28Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates
    • B21B37/42Control of flatness or profile during rolling of strip, sheets or plates using a combination of roll bending and axial shifting of the rolls
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21BROLLING OF METAL
    • B21B13/00Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories
    • B21B13/14Metal-rolling stands, i.e. an assembly composed of a stand frame, rolls, and accessories having counter-pressure devices acting on rolls to inhibit deflection of same under load; Back-up rolls
    • B21B13/147Cluster mills, e.g. Sendzimir mills, Rohn mills, i.e. each work roll being supported by two rolls only arranged symmetrically with respect to the plane passing through the working rolls

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、多段圧延機の板形状制御方法に関する。
(従来の技術) この種、多段圧延機の板形状制御方法として、例えば、
特開昭62−214814号公報に記載のものが公知で
ある。
この従来のものは、第7図に示すように、薄板である圧
延材20に当接する上下一対のワークロール21と、そ
の背後に配設した第1中間ロール22、第2中間ロール
23、及びバックアップロール24を備えている。
前記バックアップロール24は、軸方向に分割されてお
り、各バックアップロール24には、ロールクラウンを
付与するための第1乃至第4アクチュエータ25,26
,27.28が設けられている。
前記第1中間ロール22は、テーバが付されており、軸
方向に移動自在であり、この第1中間ロール22を軸方
向に移動させるための第5及び第6アクチユエータ29
.30が設けられている。
更に前記圧延機には、左右のロールハウジングを個別に
押し込むための第7及び第8アクチュユータ31.32
が設けられている。
前記圧延機に於て、板形状制御を行う場合、圧延された
板形状から目標とする板形状を引いた偏差形状が小さく
なるよう、各アクチュエータを制御する。
このとき、形状をなるべく良くするために、各アクチュ
エータは、偏差形状の2乗和(形状評価関数)が最小に
なるよう、別々に動かされていた。
(発明が解決しようとする課!り 前記従来の多段圧延機の板形状制御は、各アクチュエー
タをすべて別々に動かしていた。このように各アクチュ
エータを個別に制御すれば、形状修正能力が向上するよ
うに思われるが、制御装置での計算が非常に複雑になり
、計算時間が長くなり、制御周期が長くなると言う問題
があった。
また、ロールハウジングの第7と第8アクチユエータ、
並びに、ロールクラウンの第1と第4アクチユエータ、
および第2と第3アクチユエータは、板幅方向に対して
略左右対称であるため、これら2組の制御量を別々に決
めようとすると、各組での制御量が異常に大きくなり、
時には計算ができない場合も出てくる。
そして、アクチュエータの制御量が大きすぎると、板厚
の変化が生じたり、又、アクチュエータが移動限界まで
動いてしまい、その後の形状制復ができなくなると言う
問題があった。
そこで、本発明は、自由に制御できるアクチュエータを
選択することにより、制御するアクチュエータの数を減
らし、マトリックス計算の時間を短縮し、制御周期を短
くすると共に、異常に大きな制御量を出すことなく制御
できるようにした多段圧延機の板形状制御方法を提供す
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 前記目的を達成するために、本発明は、次の手段を講じ
た。!pち、請求項1記載の発明の特徴とする処は、m
個の板形状制御用アクチュエータと、n個の板形状検出
用センサーとを備え、前記各アクチュエータの操作量を
Δxj(j=1〜m)としたとき、前記各センサーの検
出量Δfi(i=1〜n)を、 と表現し、前記αijをΔxjのΔfiへの影響係数と
して予め求めておき、 前記影響係数を用いて一次独立パラメータγfkを として求め(但しf、には1〜m内の整数)、前記−次
独立パラメータと、予め定めた分岐定数TO(0<TO
<1)とを比較して、 O≦7fk<70のときは、f、に番目のアクチュエー
タの何れか一方を制御、若しくはそのアクチュエータの
操作量Δxf、Δxk間に一定の線形関係を与えて制御
し、 1≧γfk≧γ0のときは、f、に番目のアクチュエー
タを別々に制御して、板形状を制御する点にある。
また請求項2記載の発明の特徴とする処は、軸方向に分
割されたバックアップロールを個別ニ押し込む複数のロ
ールクラウン用アクチュエータと、ロールハウジングを
左右側々に圧下するワーク側傾斜圧下アクチュエータと
、ドライブ側傾斜圧下アクチュエータとを有する多段圧
延機に於て、板形状制御に際しては、前記ワーク側また
はドライブ側の何れか一方の傾斜圧下アクチュエータを
制御する点にある。
更に請求項3記載の発明の特徴とする処は、前記複数の
ロールクラウン用アクチュエータは、第1乃至第4の4
つから構成されていると共に、ワーク側からドライブ側
にこの順序で且つ第1と第4並びに第2と第3が左右の
センターラインを介して略対称に配設されており、板形
状制御に際しては、前記第1と第4のアクチュエータを
同じ量だけ制御する点にある。
更に請求項4記載の発明の特徴とする処は、前記請求項
3記載の方法に於て、さらに、前記第2と第3のアクチ
ュエータを同じ量だけ制御する点にある。
(作 用) 請求項1記載の発明によれば、圧延材は多段圧延機で圧
延され、その板形状は、圧延機の下流側に設けられた板
形状検出用センサーで検出される。
この板形状検出用センサーは、板幅方向に沿ってn個設
けられている。
圧延機には、m個の板形状制御用アクチュエータが設け
られている。このアクチュエータは、例えば、バックア
ップロールを押し込んだり、第1中間ロールをシフトさ
せたり、ロールハウジングを傾斜圧下したりするシリン
ダー等から構成されている。
板形状制御に際し、前記アクチュエータの操作量をΔx
j(j=1〜m)としたとき、前記各センサー検出量Δ
fi(i=l〜n)は、 Δfi=Σαij・Δxj と表される。ここで、αijはΔxjのΔfiへの影響
係数であり、予め求められている。
いま例えば、f番目とに番目のアクチュエータに注目し
、各アクチュエータの操作量をΔxf、Δxkとした場
合、i番目のセンサーでの形状変化は、 Δfi=αif・Δxf+αik・Δxkで与えられる
このとき、全てのi  (i−1〜n)について、Δf
i=Oであれば、f番目とに番目のアクチュエータは、
完全に一次従属であり、Δxf、Δxkは一義的に決定
することができない。また完全に一次従属でなくとも(
Δfi≠0)、Δfiが0に近い値であれば、−次従属
性が高くなり、Δxfと、Δxkとを一義的に決定する
ことが困難になる。
そこで、このような−次従属の関係にあるアクチュエー
タを同時に操作せず、何れか一方を操作するようにすれ
ば、その操作量を一義的に決定することができ、且つ、
計算も容易になる。
また逆に、−次従属でない場合(−次独立の場合)は、
ΔxfとΔxkとを一義的に決定することが出来るので
、このような場合は両方のアクチュエータを制御すれば
良い。
そこで、どの様なアクチュエータが一次従属の関係にあ
るかを知る必要がある。
そこで、まずΣΔfiを最小とするΔxfとΔxkの関
係を求めると、 a(Σ Δfi”)/aΔxf=Σαif(αif ・
Δxf+αik・Δxk)=0 8(ΣΔfi”)/aΔxk=Σαik(αif・Δx
f十αik・Δxk)=0 より、 となる。
このとき、行列式を D=(Σαif”)(Σαik”) −(Σαik・α
if)”として、D=Oなら一次従属である。
D≠0なら一次従属でない。
即ち、D=0のとき、f番目とに番目のアクチュエータ
は一次従属関係にあり、両アクチュエータの操作量を一
義的に決定することが出来ない。
しかしながら、D≠0であっても、Dが0に近ければ一
次従属性が高くなり、操作量の決定が困難になったり、
大きな操作量になったりする。
従って、単純に前記行列式のみで一次従属性を判断する
ことは困難である。
そこで、どの範囲であれば、−次従属とするかにつき、
前記行列式〇を別の角度から検討する必要がある。
そこで、 Δxkの関係を求めると、 Δxf = −(Σαif −crik/Σαif”)
Δxkとなる。
この値をΣΔfitに代入すると、 ΣΔfi”  = Σ (−(Σαif・αik/Σα
if”)αif十αik)”Δχに2 =(Σcrik”−(Σαif ・α1k)2/Σcr
if”) Δxk”と成る。
次に、Δxkだけが変化した場合の形状変化の2乗和Σ
Δft”(Δxk)を求めると、そこで、 前記ΔxfとΔxkとが変化した場合の形すると、 となる。
前記rfkを一次独立パラメータと定義し、この−次独
立パラメータrfkが1に近いと、f番目とに番目のア
クチュエータで修正する形状と、k番目だけで修正する
形状は大きく異なるが、−次独立パラメータγfkが0
に近いと、k番目だけで修正する形状と、f番目とに番
目とで修正する形状は略同じであると言える。
即ち、−次独立パラメータTfkが1に近いか、0に近
いかによって、−次従属が、−次独立がが判断できる。
そして、−次従属関係にある場合、例えば一方のアクチ
ュエータのみを制御しても良いことが判る。
そこで、分岐定数TO(0〈γ0〈1)を定め、0≦7
fk<γ0のときは、−次従属であるとして、f、に番
目のアクチュエータの何れか一方を制御、若しくはそれ
らのアクチュエータの操作量Δxk、Δxfに一定の線
形関係を与えて制御する。
1≧71に≧γ0のときは、−次独立であるとして、f
、、に番目のアクチュエータを別々に制御する。
即ち、請求項1記載の発明では、m個のアクチュエータ
の全ての組合せについて、−次独立パラメータγfkを
求め、そして、−次従属の組合せを求める。そして、−
次従属の組合せにおいては、例えば一方のアクチュエー
タを制御するのである。
このように−次従属関係にある組合せ、及び、−次従属
にない(−次独立の)a合せを求め、−次従属の組合せ
においては、例えばその一方のみを制御し、−次独立の
組合せにおいては、両方のアクチュエータを別々に制御
することにより、制御するアクチュエータの数を減少さ
せることができ、計算時間の短縮が図れる。また異常に
大きな制御量を出力することがなくなる。
請求項2記載の発明は、アクチュエータの対称性を考慮
して制御すべきアクチュエータの数を滅少させようとす
るものである。
即ち、第5図はドライブ側傾斜圧下アクチュエータとド
ライブ側傾斜圧下アクチュエータの影響係数のグラフを
示し、このグラフより明らかなとおり、両アクチュエー
タの操作量による、各センサーの検出量は、略左右対称
である。
従って、第5図(2)に示すよう両方のアクチュエータ
を制御して所定位置の形状を修正するのと、同図(1)
の樺に、何れか一方のアクチュエータを制御して所定位
置の形状を修正するのとは同じである。
従って、一方のみを制御するようにすれば、制御するア
クチュエータの数を減少させることが出来る。
請求項3及び4記載の発明によれば、第1アクチユエー
タと第4アクチユエータ、及び、第2アクチユエータと
第3アクチユエータが各々対称配置されている。
従って、この場合、前記請求項2記載の発明のように、
第1と第2のアクチュエータの何れか一方、及び第2と
第3のアクチュエータの何れか一方を制御すればよいが
、第1と第2のアクチュエータ、及び、第2と第3のア
クチエエータを夫々1つのものとみて同じ量だけ制御し
ても同じである。
このように2つのアクチュエータを1つのものと見なす
事により、制御すべきアクチュエータの数が減少する。
尚、前記2つのアクチュエータを1つのものと見なした
場合、この見なされた新たなアクチュエータに対して、
請求項1記載の発明を適用することができる。
即ち、見なされた新たなアクチュエータに対して、影響
係数を定め、他のアクチュエータとの一次従属関係を、
前記−次独立パラメータを用いて判別し、更に制御すべ
きアクチュエータの数を減少させることができる。
(実施例) 以下、本発明の実施例を図面に基づき説明する。
第1図は、本発明方法に使用する多段圧延機の板形状制
御装置の概要である。多段圧延機は、薄板である圧延材
1に当接する上下一対のワークロール2と、該ワークロ
ール2の背後に配設された第1中間ロール3と、該第1
中間ロール3の背後に配設された第2中間ロール4と、
該第2中間ロール4の背後に配設されたバックアップロ
ール5とを有する20段圧延機である。
前記20段圧延機には、m個の板形状制御用アクチュエ
ータが設けられている。
即ち、第2図にも示す如く、前記バックアップロール5
は、軸方向に分割されており、各バックアップロール5
には、ロールクラウンを付与するための第1乃至第4ク
ラウン用アクチユエータ6゜7.8.9が設けられてい
る。
前記第1中間ロール3は、テーパが付されており、軸方
向に移動自在であり、この第1中間ロール3を軸方向に
移動させるためのテーパロール移動用アクチュエータ1
0.11が設けられている。
更に前記圧延機には、左右のロールハウジングを個別に
押し込むためのワーク側傾斜圧下用アクチュエータ12
とドライブ側傾斜圧下用アクチュエータ13が設けられ
ている。
即ち、本実施例では、m=8個のアクチュエータが設け
られている。
14は、20段圧延機から若干離れた下流側の位置に配
置された圧延材の圧延方向の伸び(板形状)を検出する
板形状検出用センサーである。
このセンサー14は、圧延材1の板幅方向に沿って複数
個設けられている(本実施例ではn個)。
15.16は、各々20段圧延機の上流側及び下流側の
適当な位置に配置された圧延材1の入側板厚および出側
板厚を検出する板厚計である。
17は、前記板厚計15.16による検出結果に基づき
、前記傾斜圧下用アクチュエータ12.13へ操作量を
制御信号として出力し、圧延材lの板厚を制御する板厚
制御装置である。
18は、前記板形状検出用センサー14による検出結果
に基づき、前記クラウン用アクチュエータ6゜7.8,
9 、テーパロール移動用アクチュエータ10゜11、
及び傾斜圧下用アクチュエータ12.13へ操作量を制
御信号として出力し、圧延材1の板形状を制御する板形
状制御装置である。
前記板厚制御装置17は、板厚計15.16からの検出
信号a、bと予め設定された目標出側板厚信号Cとに基
づいて、通常のフィードフォワード型板厚制御またはフ
ィードバック型板厚制御により操作量を演算して制御信
号dを出力する。この制御信号dは、後述する板形状制
御装置18により演算された操作量である制御信号を加
算されることで、ロールクラウン用アクチュエータ6.
7,8.9及びテーバロール移動用アクチュエータ10
.11の操作量を変更することにより生じる板厚変化を
考慮した補正がなされることになる。このような補正の
後、その制御信号が、傾斜圧下用アクチュエータ12゜
13へ出力され、圧延材1の板厚が制御される。
一方、板形状制御装置18は、板形状検出用センサー1
4からの信号e並びに予め設定された目標板形状信号f
に基づいて、ロールクラウン用アクチュエータ6.7.
8.9の操作量Δx1、Δx2、Δx3、Δx4と、テ
ーパロール移動用アクチュエータ10.11の操作量Δ
x5、ΔX6と、傾斜圧下用アクチュエータ12.13
の操作量Δx7、Δx8とを演算し、それぞれ制御信号
g、h、iとして出力する。各アクチュエータ6〜13
は各々の制御信号g−1に応じて指示された操作量だけ
各ロールの位置が操作され、圧延材1の板形状が制御さ
れる。
前記板形状制御は、圧延された板形状から、目標とする
板形状を差し引いた偏差形状が、小さくなるよう各アク
チュエータを制御する。
即ち、前記偏差形状を示す形状評価関数Jを次のように
定義する。
fi =fio+Δf i      −−−−−−(
2)に形状評価関数 fiHi番目(i=1〜n)のセンサーに対する予測形
状値 fiyHi番目のセンサーに対する目標形状値fioH
i番目のセンサーによる測定形状値Δfoni番目のセ
ンサーに対する予測形状変化値Mini番目のセンサー
に対する形状の重み係数ΔKJrJ番目(j=1−m)
のアクチュエータの操作量 αij;ΔχjのΔfiへの影響係数 m:形状制御用アクチュエータの数 n;形状検出用センサーの数 そして、前記形状評価関数Jを最小にするΔxjを求め
て、この求めたΔxjだけj番目(j=1〜m)のアク
チュエータを変位させる閉ループ制御を行うのである。
を解いて、Δxjを求めるのである。
具体的には、前記(4)式は、(1)〜(5)式から次
のようになる。
この(5)式をΔxj(j=1〜m)について解くこと
により板形状についての形状評価関数Jを最小化するた
めの各アクチュエータ6〜13の操作量の変更量が得ら
れる。
しかしながら、前記(5)弐をΔxjについて解く作業
は、アクチュエータの数mが多くなれば、コンピュータ
を用いてもかなりの時間を要する。
また、影響係数αijが一次従属の関係にあるとき、Δ
xjを一義的に決定することができなくなる。
そこで、本実施例においては、−次従属関係にあるアク
チュエータについては、そのいずれが−方を制御するよ
うにして、Δxjを一義的に決定し、かつ、−次従属関
係にある2つのアクチュエータの内、いずれか一方を制
御することにより、制御すべきアクチュエータの数を減
らし、演算時間の短縮を図ろうとするものである。
そこで、まず、−次従属関係にあるアクチュエータを選
択する必要があるが、以下の如く選択される。
いま例えば、1〜m個のアクチュエータの内で、f番目
とに番目のアクチュエータに注目し、各アクチュエータ
の操作量をΔにf、Δxkとした場合、i番目のセンサ
ーでの形状変化は前記(3)式より、Δfi=αif・
Δxf+αik・Δx k  −−−−−(6)で与え
られる。
このとき、全てのi (i=1〜n)について、Δfi
=Oであれば、f番目とに番目のアクチュエータは、完
全に一次従属であり、Δxf、Δxkは一義的に決定す
ることができない。また完全に一次従属でなくとも(Δ
fi+ O) 、Δfiが0に近い値であれば、−次従
属性が高くなり、Δxfと、Δxkとを一義的に決定す
ることが困難になる。
そこで、このような−次従属の関係にあるアクチュエー
タを同時に操作せず、何れか一方を操作するようにすれ
ば、その操作量を一義的に決定することができ、且つ、
計算も容易になる。
また逆に、−次従属でない場合(−次独立の場合)は、
ΔxfとΔχにとを一義的に決定することが出来るので
、このような場合は両方のアクチュエータを制御すれば
良い。
そこで、どの様なアクチュエータが一次従属の関係にあ
るかを知る必要がある。
そこで、まずΣΔfi2を最小とするΔxfとΔxkの
関係を求めると、 a (Σ Δfi”)/aΔxf=Σα1f(crif
 ・Δxf+crik・Δxk)  = 0     
     −−−−−−−−− (7)8(Σ Δfi
”)/aΔxk=Σaik(txif−Δxf+αik
・Δxk)  = O−−−−−−−−−−−(8)よ
り、 となる。
このとき、行列式を D−(Σαifジ(Σα1k2) −(Σαik・αi
f)”・−θω として、D=Oなら一次従属である。
D≠0なら一次従属でない。
即ち、D=Oのとき、f番目とに番目のアクチュエータ
は一次従属関係にあり、両アクチュエータの操作量を一
義的に決定することが出来ない。
しかしながら、D≠0であっても、Dが0に近ければ一
次従属性が高くなり、操作量の決定が困難になったり、
大きな操作量になったりする。
従って、単純に前記行列式のみで一次従属性を判断する
ことは困難である。
そこで、どの範囲であれば、−次従属とするかにつき、
前記行列式りを別の角度から検討する必要がある。
そこで、 だけから、ΔxfとΔxkの関係を求めると、Δxf=
−(Σαif ・rxik/Σαif”)Δxkと成る
この値をΣ Δfi2 に代入すると、 αif十αik) Δxk” と成る。
次に、Δxkだけが変化した場合の形状変化の2乗和Σ
Δfi”(Δxk)を求めると、となる。
そこで、前記ΔxfとΔxkとが変化した場合の形較す
ると、 前記γfkを一次独立パラメータと定義し、この−次独
立パラメータγfkが1に近いと、f番目とに番目のア
クチュエータで修正する形状と、k番目だけで修正する
形状は大きく異なるが、−次独立パラメータγfkがO
に近いと、k番目だけで修正する形状と、f番目とに番
目とで修正する形状は略同じであると言える。
即ち、−次独立パラメータTfkが1に近いが、0に近
いかによって、−次従属か、−次独立がが判断できる。
そして、−次従属関係にある場合、一方のアクチュエー
タのみを制御しても良いことが判る。
そこで、分岐定数TO(0<To<1)を定め、O≦r
fk<roのときは、−次従属であるとして、f、に番
目のアクチュエータの何れか一方を制御する。
l≧γfk≧γOのときは、−次独立であるとして、f
、に番目のアクチュエータを別々に制御する。
即ち、本実施例ではm=8個のアクチュエータの全ての
組合せについて、−次独立パラメータγfkを求め、そ
して、−次従属の組合せを求める。
そして、−次従属の組合せにおいては、一方のアクチュ
エータを制御するのである。
このように−次従属関係にある組合せ、及び、−次従属
にない(−次独立の)組合せを求め、次従属の組合せに
おいては、その一方のみを制御し、−次独立の組合せに
おいては、両方のアクチュエータを別々に制御すること
により、制御するアクチュエータの数を減少させること
ができ、計算時間の短縮が図れる。また異常に大きな制
御量を出力することがなくなる。
尚、前記影響係数αijは予じめ定められており、第3
図に第1クラウン用アクチュエータ6の影響係数α11
と、第4クラウン用アクチユエータ9の影響係数αi4
を示し、第4図にワーク側傾斜圧下用アクチュエータ1
2の影響係数α17とドライブ側傾斜圧下用アクチュエ
ータ13の影響係数α18を示す。
第1クラウン用アクチユエータ6を押し込むことにより
、ワーク側形状が伸びていることが判る。
尚、第3〜4図のグラフにおける縦軸の目盛Iunit
は、長さ1mの圧延材の圧延方向の伸びが基準値よりも
10−5mだけ長いことを示している。
前記第1クラウン用アクチユエータ6の影響係数α11
と、ドライブ側傾斜圧下用アクチュエータ13の影響係
数α18を用いて、前記−次独立パラメータγI11を
計算すると、γ+e=0.066 となり、両アクチュ
エータ6.13は、−次従属の関係にある。
つまり、第1クラウン用アクチユエータ6とドライブ側
傾斜圧下用アクチュエータ13が同時に動き、互いの形
状修正量をキャンセルできることになる。
こうなると、2つのアクチュエータ6.13の動きが干
渉している。
従って、この様な場合は、いずれか一方のアクチュエー
タのみを制御するか、又は、所定のパラメータに従って
、両方のアクチュエータを制御すれば、干渉が防止され
る。
ところで、第2〜4図から明らかなように、ドライブ側
傾斜アクチュエータ13とワーク側傾斜アクチュエータ
12、又は、第1クラウン用アクチユエータ6と第4ク
ラウン用アクチユエータ9、又は第2クラウン用アクチ
ユエータ7と第3クラウン用アクチユエータ8は、互い
に左右対称性を有している。
従って、第5図(2)に示すように、ドライブ側とワー
ク側の両方の傾斜圧下用アクチュエータ12゜13を制
御して、所定位置の形状を修正するのと、第5図(1)
に示すように、ワーク側傾斜圧下用アクチュエータ12
のみを制御して、所定位置の形状を修正するのも同等で
ある。
従って、対称性のあるアクチュエータについては、いず
れか一方のみを制御するようにしなければ、アクチュエ
ータどうしの干渉が生じ、しかも一方のみを制御するこ
とにより、アクチュエータの数を滅すこともできる。
また、左右対称のものは、その1組を1つのアクチュエ
ータと見なしてそれらのアクチュエータ間に一定の線形
関係を与えて制御することもできる。
即ち、例えば、第1クラウン用アクチユエータ6と第4
クラウン用アクチユエータ9とを1つのアクチュエータ
と見なしてΔx、=ΔX、として制御するのである。
このように、アクチュエータの選択方法は対称性などを
考慮していくつかと選び方ができるが、このようにして
選んだアクチュエータが干渉せずに作動するかどうかを
確認する方法としてこの様にみなしたアクチュエータに
対して、影響係数αijを求め、前記−次独立パラメー
タTtkを用い他のアクチュエータとの従属関係を調べ
、制御すべきアクチュエータの数を滅すことができる。
今、第1及び第4クラウン用アクチユエータ6と9を新
しい1つのアクチュエータ(Δx、=Δx4)と考え、
この新しいアクチュエータとドライブ側の傾斜圧下用ア
クチュエータとの間の一次独立パラメータTtkを求め
ると、0.999となり、2つのアクチュエータは一次
独立性が高いため、干渉を起こさないことが判る。
同様な計算を行うことにより、アクチュエータの選択と
して、ワーク側傾斜圧下用アクチュエータ12、第1及
び第4クラウン用アクチユエータ6゜9を1つの新しい
ものとみなしたアクチュエータ(ΔX1−ΔX4)、第
2及び第3クラウン用アクチユエータ7.8を1つの新
しいものとみなしたアクチュエータ (Δx2=ΔX、
)、ドライブ側のテーバロール移動用アクチュエータ1
0、及びワーク側のテーバロール移動用アクチュエータ
11の5つのアクチュエータにより形状制御を行なえば
、干渉することなく制御が行なえる。
前記制御に際し、第1及び第4クラウン用アクチユエー
タ6.9は、夫々1つのものとみなされているので、両
アクチュエータ6.9は同じ量だけ制御される。同様に
、第3及び第4クラウン用アクチユエータ7.8も同じ
量だけ制御される。
第2図は前記5つのアクチュエータに対する制御ブロッ
ク図であり、同図中、glは第1及び第2クラウン用ア
クチユエータ制御量、g2は第2及び第3クラウン用ア
クチユエータ制御量、hlはドライブ側テーバロール移
動用アクチュエータ制御量、h2はワーク側テーバロー
ル移動用アクチュエータ制御量、iはワーク側傾斜圧下
用アクチュエータ制御量である。
第6図は、前記制御結果を示すグラフであり、同図中、
pは圧延材の形状変化、qは圧延速度、γはドライブ側
第1中間ロールシフト量、Sはワーク側第1中間ロール
シフト量、tは第1クラウン用アクチユエータの制御量
、Uは第2クラウン用アクチユエータの制御量、■は第
3クラウン用アクチユエータの制御量、賀は第4クラウ
ン用アクチユエータの制御量、Xはワーク側傾斜圧下用
アクチュエータの制御量である。
尚、本発明は、前記実施例に限定されるものではない。
(発明の効果) 本発明によれば、−次独立パラメータγfhによって判
別された一次従属に近いアクチュエータについて、その
一方のみを制御若しくは一定の線形関係のもとに1つの
アクチュエータとみなすことにより異常に大きな制御量
を出すことなく制御する。このため、アクチュエータの
動く移動量は小なくてすみ、形状が安定するとともに、
板厚変化を生じさせにくくする。
また、自由に動かせるアクチュエータが減った分だけ、
マトリックス計算の時間が短くでき、制御周期を短くす
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例を示す側面ブロック図、第2図
は同正面ブロック図、第3図及び第4図は影響係数のグ
ラフ、第5図は作用説明図、第6図は制御の状態を示す
グラフ、第7図は従来例の説明図である。 1・・・圧延材、6〜13・・・板形状制御用アクチュ
エータ、14・・・板形状検出用センサー、18・・・
板形状制御装置。 特 許 出 願 人  株式会社神戸製鋼所第1 図 第2 図 第3 図 第4 図 (d、47) (恒JP) 第 図 ム:L& −−コ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)m個の板形状制御用アクチュエータと、n個の板
    形状検出用センサーとを備え、前記各アクチュエータの
    操作量をΔxj(j=1〜m)としたとき、前記各セン
    サーの検出量Δfi(i=1〜n)を、 ▲数式、化学式、表等があります▼ と表現し、前記αijをΔxjのΔfiへの影響係数と
    して予め求めておき、 前記影響係数を用いて一次独立パラメータγfkを ▲数式、化学式、表等があります▼ として求め(但しf、kは1〜m内の整数)、前記一次
    独立パラメータと、予め定めた分岐定数γ0(0<γ0
    <1)とを比較して、 0≦γfk<γ0のときは、f、k番目のアクチュエー
    タの何れか一方を制御、若しくはそのアクチュエータの
    操作量Δxf、Δxk間に一定の線形関係を与えて制御
    し、 1≧γfk≧γ0のときは、f、k番目のアクチュエー
    タを別々に制御して、板形状を制御することを特徴とす
    る多段圧延機の板形状制御方法。
  2. (2)軸方向に分割されたバックアップロールを個別に
    押し込む複数のロールクラウン用アクチュエータと、ロ
    ールハウジングを左右別々に圧下するワーク側傾斜圧下
    アクチュエータと、ドライブ側傾斜圧下アクチュエータ
    とを有する多段圧延機に於て、 板形状制御に際しては、前記ワーク側またはドライブ側
    の何れか一方の傾斜圧下アクチュエータを制御すること
    を特徴とする多段圧延機の板形状制御方法。
  3. (3)前記複数のロールクラウン用アクチュエータは、
    第1乃至第4の4つがワーク側からドライブ側にこの順
    序で且つ第1と第4並びに第2と第3が左右のセンター
    ラインを介して略対称に配設されており、板形状制御に
    際しては、前記第1と第4のアクチュエータを同じ量だ
    け制御することを特徴とする請求項2記載の多段圧延機
    の板形状制御方法。
  4. (4)請求項3記載の方法に於て、さらに、前記第2と
    第3のアクチュエータを同じ量だけ制御することを特徴
    とする多段圧延機の板形状制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102513372A (zh) * 2011-12-29 2012-06-27 中冶南方(武汉)自动化有限公司 基于最优化算法的冷轧板形控制自学习方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102513372A (zh) * 2011-12-29 2012-06-27 中冶南方(武汉)自动化有限公司 基于最优化算法的冷轧板形控制自学习方法
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