JPH041383Y2 - - Google Patents

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JPH041383Y2
JPH041383Y2 JP15299186U JP15299186U JPH041383Y2 JP H041383 Y2 JPH041383 Y2 JP H041383Y2 JP 15299186 U JP15299186 U JP 15299186U JP 15299186 U JP15299186 U JP 15299186U JP H041383 Y2 JPH041383 Y2 JP H041383Y2
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JP
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disc
protrusion
engagement groove
brake
gap
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JP15299186U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] この考案は、主として自動2輪車に用いられる
デイスクブレーキ装置の特にブレーキデイスクの
装着構造に関するものである。
[従来の技術] 従来より、ホイールに固定されて回転するデイ
スクプレートに、環状のブレーキデイスクを固定
したデイスクブレーキ装置がある(たとえは、実
願昭56−85119号)。この種のデイスクブレーキ装
置は、ブレーキパツドに圧接して高温になるブレ
ーキデイスクと、デイスクプレートとの熱膨張率
が異なるため、上記両デイスク内に熱膨張による
ひずみが生じる。そこで、第5図のように、ブレ
ーキデイスク20とデイスクプレート21との間
に孔22を形成し、この孔22に第6図のリベツ
ト23を貫通させて、リベツト23の端面23a
と両デイスク20,21との間に微小な隙間Sを
介在させることにより、両デイスク20,21を
ルーズに連結したフローテイング式のデイスクブ
レーキ装置がある。この従来技術は、両デイスク
20,21をルーズに連結することによつて、上
記熱膨張によるひずみの発生を減退させている。
[考案が解決しようとする課題] ところが、上記従来技術では、リベツト23に
よる連結であるため、軸方向の微小な隙間Sを設
定値にするのが容易でない。したがつて、デイス
クブレーキ装置の生産性が減退する。
この考案は上記に鑑みてなされたもので、生産
性のよいフローテイング式のデイスクブレーキ装
置を提供することを目的としている。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、この考案は、ま
ず、ブレーキデイスクの内周に歯車状の突出部が
形成され、一方、デイスクプレートの外周に、第
1の位置で上記突出部間の切欠部に嵌り込む歯車
状の突出部が形成されている。上記両デイスク
は、上記両突出部のいずれか一方の突出部の先端
面に、周方向に延びる係合溝が形成され、他方の
突出部が、上記第1の位置から回転した第2の位
置で、上記係合溝に適当な隙間を有して係合して
いる、また、上記両デイスクは係合部材を介して
回転方向に係合している。
[作用] この考案によれば、両デイスクは、軸方向、径
方向および回転方向に適当な隙間を有して係合し
ているから、熱によるひずみの発生が減退する。
上記隙間は、一方の突出部の先端面に形成された
周方向に延びる係合溝と、他方の突出部との間で
形成されるから、係合溝の幅と他方の突出部の厚
みとを設定値に仕上げることにより、容易に設定
値にし得る。また、両デイスクは、両突出部が歯
車状に形成されて、第1の位置でデイスクプレー
トの突出部がブレーキデイスクの切欠部に嵌り込
み、第2の位置で一方の突出部が係合溝に係合す
るから、係合溝を形成する突出部を一体物に形成
し得るので、部品点数が増加するおそれがない。
[実施例] 以下、この考案の実施例を図面にしたがつて説
明する。
第1図において、フロントフオーク(図示せ
ず)に軸支された車軸1には、ホイール2が回転
自在に装着されている。3がデイスクプレート
で、上記ホイール2にボルト4によつて固定さ
れ、ホイール2と一体に回転する。5はブレーキ
パツドで、ブレーキを作動させるキヤリパ6によ
り、軸方向へ進退して、環状のブレーキデイスク
7をはさみこむ。
第2図は第1の位置における両デイスク3,7
を示す。この図において、7aは歯車状の突出部
で、ブレーキデイスク7の内周7bに形成されて
いる。上記ブレーキデイスク7は、上記突出部7
aが第1図のように薄肉で、この突出部7aにお
いて断面凸字状になつている。第2図の3aは歯
車状の突出部で、デイスクプレート3の外周3b
に形成され、この第1の位置で、上記ブレーキデ
イスク7の突出部7a間の切欠部7cに嵌まり込
む。上記デイスクプレート3は、上記突出部3a
の先端面3cに周方向に延びる第1図の係合溝3
dを有し、上記突出部3aにおいて断面凹字状に
なつている。
第3図は第2の位置における両デイスク3,7
を示す。この第2の位置は、第2図の第1の位置
から、デイスクプレート3を周方向(矢印B方
向)に若干回転した位置である。第3図のブレー
キデイスク7の突出部7aは、この第2の位置
で、第4図のデイスクプレート3の係合溝3dに
軸方向(矢印A方向)に隙間S1を有して係合し
ている。径方向にも同様の隙間を有している。
第2図の3e,7eは半円状の挿入孔で、両突
出部3a,7aに設けられ、第3図の第2の位置
で合致する。8は係合ピン(係合部材)で、上記
合致した挿入孔3e,7eに挿入され、挿入孔3
e,7eとの間に微小な隙間を有している。つま
り、両デイスク3,7は、係合ピン8を介して回
転方向にも隙間S2を有して係合している。な
お、上記係合ピン8は、たとえば第4図の大きな
環状のサークリツプ9により、軸方向への抜け止
めが図られている。
また、サークリツプは係合ピン8を個別に止め
るようにしてもよい。
つぎに、上記両デイスク3,7の組立て方法に
ついて説明する。
まず、第2図の第1の位置で、ブレーキデイス
ク7にデイスクプレート3が嵌め込まれた後、デ
イスクプレート3を矢印B方向へ若干回動して、
第3図の第2の位置で、両挿入孔3e,7eが合
致する。この合致した挿入孔3e,7eに係合ピ
ン8が挿入され、第4図のサークリツプ9で係合
ピン8の軸方向への抜けが防止されて、両デイス
ク3,7が一体に組立てられる。
上記構成において、両デイスク3,7は、軸方
向に微小な隙間S1を有し、かつ回転方向に第3
図の微小な隙間S2を有して、互いに係合してい
るから、つまり、フローテイング式であるから、
熱膨張によるひずみの発生を有効に減退し得る。
ところで、第4図の軸方向の隙間S1が設定値
よりも大きい場合は、デイスクプレート7が軸方
向にがたつき、一方、小さい場合は、上記ひずみ
が発生する。ここで、この考案は、デイスクプレ
ート3の係合溝3dとブレーキデイスク7の突出
部7aとの間で上記隙間S1が形成されるから、
係合溝3dの幅と突出部7aの厚みとを機械加工
などで設定値に仕上げることによつて、上記隙間
S1を容易に設定値にし得る。したがつて、生産
性が良い。
また、両突出部3a,7aが歯車状に形成さ
れ、第2図の第1の位置でデイスクプレート3の
突出部3aがブレーキデイスク7の切欠部7cに
嵌まり込み、第3図の第2の位置で両デイスク
3,7が軸方向に係合するから、第4図の断面凹
字状の突出部3aをデイスクプレート3に対して
着脱自在に設ける必要がなく、デイスクプレート
3と一体物で形成し得る。したがつて、部品点数
が増加しないから、生産性が減退するおそれがな
い。
なお、この考案においては、ブレーキデイスク
7に凹字状の係合溝を設け、デイスクプレート3
に凸字状の突出部を設けても良い。
[考案の効果] 以上説明したように、この考案によれば、熱膨
張によるひずみの発生を有効に減退でき、かつ生
産性が良いデイスクブレーキ装置を提供し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すデイスクブ
レーキ装置の縦断面図、第2図は第1の位置にお
ける第1図の−線断面図、第3図は第1図の
−線断面図、第4図は第3図の−線断面
図、第5図は従来例の両デイスクの要部の平面断
面図、第6図は第5図の−線断面図である。 2……ホイール、3……デイスクプレート、3
a……突出部、3b……外周、3c……先端面、
3d……係合溝、5……ブレーキパツド、7……
ブレーキデイスク、7a……突出部、7b……内
周、7c……切欠部、8……係合部材(係合ピ
ン)、S1,S2……隙間。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 環状のブレーキデイスクの内周に歯車状の突出
    部が形成され、ホイール側に固定されたデイスク
    プレートの外周に、第1の位置で上記突出部間の
    切欠部に嵌まり込む歯車状の突出部が形成され、
    上記両突出部のいずれか一方の突出部の先端面
    に、周方向へ延びる係合溝が形成され、他方の突
    出部が、上記第1の位置から回転した第2の位置
    で、上記係合溝に隙間を有して軸方向と径方向に
    係合し、係合部材を介して、回転方向に係合して
    いるデイスクブレーキ装置。
JP15299186U 1986-10-03 1986-10-03 Expired JPH041383Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15299186U JPH041383Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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JP15299186U JPH041383Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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Publication Number Publication Date
JPS6357830U JPS6357830U (ja) 1988-04-18
JPH041383Y2 true JPH041383Y2 (ja) 1992-01-17

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JP15299186U Expired JPH041383Y2 (ja) 1986-10-03 1986-10-03

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