JPH04138129U - トリポードジヨイント - Google Patents

トリポードジヨイント

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JPH04138129U
JPH04138129U JP4658091U JP4658091U JPH04138129U JP H04138129 U JPH04138129 U JP H04138129U JP 4658091 U JP4658091 U JP 4658091U JP 4658091 U JP4658091 U JP 4658091U JP H04138129 U JPH04138129 U JP H04138129U
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JP
Japan
Prior art keywords
roller
outer element
tripod joint
inner element
connecting member
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Pending
Application number
JP4658091U
Other languages
English (en)
Inventor
哲男 平澤津
Original Assignee
光洋精工株式会社
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Publication date
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Priority to JP4658091U priority Critical patent/JPH04138129U/ja
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 外側機素1と内側機素3aのそれぞれの軸芯
部に、球面孔51を有するブッシュ5を対向配置した。
両端に球体41を有する連結部材4の当該球体41を、
上記ブッシュ5の球面孔51に摺動自在に嵌合させて、
外側機素1と内側機素3とを揺動自在に連結した。 【効果】 外側機素、内側機素、および連結部材のいず
れに対しても過大な曲げ応力が作用する虞がないので、
非常に耐久性に優れる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
この発明は、駆動側と被動側とを、両者の揺動を許容した状態でトルク伝達可 能に連結するトリポードジョイントに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、等速自在継手の一種として、駆動軸と従動軸との間で、両者の相対的な 揺動を許容した状態でトルク伝達を行わせるトリポードジョイントが提供されて いる(例えば特公平3−10808号公報参照)。 このトリポードジョイントは、図3に示すように、周面に沿った3等配位置に 、軸方向に延びるローラ用ガイド溝91を形成した外側機素90と、上記ガイド 溝91の内部に導入されたローラ92と、このローラ92を回転自在に支持する 支軸93を放射状に形成した内側機素94とを備えるものである。
【0003】 この種のトリポードジョイントにおいて、上記外側機素90と内側機素94と は、互いに連結されて軸方向への相対的な移動が規制されている。この外側機素 90と内側機素94との連結は、一端部に球体96を有する連結部材95を用い て行っている。即ち、連結部材95の一端部の球体96を、内側機素94に埋設 されたブッシュ97に嵌合させると共に、連結部材95の他端部を外側機素90 のストリップ98に固定することにより行っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
上記の構成のトリポードジョイントにおいては、外側機素90と内側機素94 とが所定角度相対的に屈折すると、両機素90,94間において、径方向への相 対的な芯ずれが生じる。そこで、上記トリポードジョイントにおいては、当該芯 ずれを吸収するために、外側機素90のストリップ98を弾性変形させるように している。このため、上記ストリップ98及び連結部材95に対して、過大な曲 げ応力が繰り返し負荷されることになり、ストリップ98や連結部材95が疲労 破壊を起こす等、耐久性において問題があった。
【0005】 この考案は上記問題点に鑑みてなされたものであり、耐久性に優れるトリポー ドジョイントを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するためのこの考案のトリポードジョイントとしては、周面に 沿った3等配位置に、軸方向へ延びるローラ用ガイド溝を形成している外側機素 と、上記ガイド溝の内部に導入されたローラと、このローラを回転自在に支持す る内側機素とを備え、上記ローラを介して外側機素と内側機素とを、揺動及びト ルク伝達可能に連結しているトリポードジョイントにおいて、上記内側機素の端 部と、この端部に対向する外側機素の内端部のそれぞれの軸芯部に、球面を有す るブッシュを設け、両端に球面を有する連結部材の当該球面を、上記ブッシュの 球面に摺動自在に嵌合させて、外側機素と内側機素とを揺動自在に連結している ものである。
【0007】
【作用】
上記の構成のトリポードジョイントによれば、外側機素と内側機素とが、両端 に球面を有する連結部材を介して揺動自在に連結されているので、所定角度相対 的に屈折した状態における両機素の径方向への芯ずれを、両機素と連結部材との 相対的な角度変位により吸収することができる。したがって、外側機素に過大な 曲げ応力が負荷される虞がない。
【0008】
【実施例】
以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。 図1はこの発明のトリポードジョイントの一実施例を示す断面図である。この トリポードジョイントは、一端部に有底孔11を有する外側機素1と、外周が湾 曲されたローラ2を介して外側機素1にトルク伝達可能に連結された内側機素3 と、外側機素1と内側機素3とを連結する連結部材4とにより主要部が構成され ている。
【0009】 上記外側機素1には、有底孔11の円周方向に沿った3等配位置に、ローラ2 を転走自在に導入するガイド溝12が形成されている。このガイド溝12は、外 側機素1の軸芯と平行に延びるものであり、ローラ2との接触面は、ローラ2の 曲率とほぼ同じ曲率に湾曲されている(図2参照)。 また、上記内側機素3の端部の外周に沿った3等配位置には、上記ローラ2を 支持する支軸31が突設されており、この支軸31とローラ2との間にニードル ローラ32を介在させて、ローラ2の自由な回転を許容している。
【0010】 上記連結部材4は、軸部40の両端に球体41を形成したものであり、内側機 素3の一端部3aと、これに対向する外側機素1の内端部1aの、それぞれの軸 芯部に埋設されたブッシュ5の球面孔51に、上記球体41を嵌合させることに より、両機素1,3を軸方向への相対的な移動を規制した状態で連結している。 なお、上記ブッシュ5は、上記球体41の嵌合を許容すべく、二つ割りされてい ると共に、外側機素1及び内側機素3にそれぞれ固定された係止リング13,3 3によって抜脱が阻止されている。
【0011】 なお、上記外側機素1の外周には、防塵用のシール環6が嵌合されており、こ のシール環6と内側機素3との間には防塵ブーツ61が介在されている。 以上の構成であれば、外側機素1と内側機素3とが所定角度屈折した場合の両 者の径方向への相対的な芯ずれを、連結部材4と両機素1,3との相対的な角度 変化により吸収することができる。したがって、上記連結部材4には、主として 軸方向への引張力及び圧縮力のみが作用することになる。
【0012】
【考案の効果】
以上のように、この考案のトリポードジョイントによれば、外側機素と内側機 素とを、連結部材に対して球面接触にて揺動自在に連結しているので、外側機素 、内側機素、及び連結部材のいずれに対しても過大な曲げ応力が作用する虞がな く、非常に耐久性に優れるものとなる。
【提出日】平成4年2月26日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0001
【補正方法】変更
【補正内容】
【0001】
【産業上の利用分野】
この考案は、駆動側と被動側とを、両者の揺動を許容した状態でトルク伝達可 能に連結するトリポードジョイントに関する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0008
【補正方法】変更
【補正内容】
【0008】
【実施例】
以下、実施例を示す添付図面によって詳細に説明する。 図1はこの考案のトリポードジョイントの一実施例を示す断面図である。この トリポードジョイントは、一端部に有底孔11を有する外側機素1と、外周が湾 曲されたローラ2を介して外側機素1にトルク伝達可能に連結された内側機素3 と、外側機素1と内側機素3とを連結する連結部材4とにより主要部が構成され ている。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のトリポードジョイントの一実施例を
示す断面図である。
【図2】前図のII−II線断面図である。
【図3】従来例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 外側機素 2 ローラ 3 内側機素 4 連結部材 5 ブッシュ 12 ガイド溝
【手続補正書】
【提出日】平成4年2月26日
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】 この考案のトリポードジョイントの一実施例を示す断面
図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】周面に沿った3等配位置に、軸方向へ延び
    るローラ用ガイド溝を形成している外側機素と、上記ガ
    イド溝の内部に導入されたローラと、このローラを回転
    自在に支持する内側機素とを備え、上記ローラを介して
    外側機素と内側機素とを、揺動及びトルク伝達可能に連
    結しているトリポードジョイントにおいて、上記内側機
    素の端部と、この端部に対向する外側機素の内端部のそ
    れぞれの軸芯部に、球面を有するブッシュを設け、両端
    に球面を有する連結部材の当該球面を、上記ブッシュの
    球面に摺動自在に嵌合させて、外側機素と内側機素とを
    揺動自在に連結していることを特徴とするトリポードジ
    ョイント。
JP4658091U 1991-06-20 1991-06-20 トリポードジヨイント Pending JPH04138129U (ja)

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JP4658091U JPH04138129U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 トリポードジヨイント

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JP4658091U Pending JPH04138129U (ja) 1991-06-20 1991-06-20 トリポードジヨイント

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013036613A (ja) * 2011-08-08 2013-02-21 Dr Ing Hcf Porsche Ag 自動車で使用される継手装置

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