JPH041376Y2 - - Google Patents

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JPH041376Y2
JPH041376Y2 JP1984054777U JP5477784U JPH041376Y2 JP H041376 Y2 JPH041376 Y2 JP H041376Y2 JP 1984054777 U JP1984054777 U JP 1984054777U JP 5477784 U JP5477784 U JP 5477784U JP H041376 Y2 JPH041376 Y2 JP H041376Y2
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JP
Japan
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bed
hole
side plate
thin
cylindrical part
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JP1984054777U
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JPS60167813U (ja
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  • Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は薄肉形スライドベアリングの改良に関
するものである。
軌道溝を有するU字形状のテーブルやベツドが
薄肉鋼板で形成されているボールスライドベアリ
ングにおいて、これらU字形状のテーブルやベツ
ドに各種の部材を固着して軸受として完成させて
いる。このテーブルやベツドとその他の各種部材
との従来の固着方法は、皿ねじによる締結、リベ
ツト締結などであつたが、これら従来の締結方法
では次の欠点があつた。
(1) ねじ締結の場合、小型軸受が多いため直径2
ミリ前後の皿ビスを用いることから特殊皿ねじ
となり、コスト高となりやすく入手性も悪い。
さらに薄肉のため固着力が不足し組立てにくい
などの欠点があつた。
(2) リベツト締結の場合、ねじ締結の場合よりは
小さな空間を有効に使つて2部材を固着できる
が、ねじ締結と同様に結合部材が別体となる欠
点があり、その管理や組立の工数が増加した。
本考案は上記従来の固着方法の欠点を解決し、
U字状の薄肉鋼板を用いたこの種軸受の他部材と
の最適な固着技術を提供することにより、最も安
価で容易に制作できる薄肉形スライドベアリング
を提供することをその目的とするものであつて、
薄肉鋼板をU字状に形成し、両側の側壁の内面又
は外面に軌道溝を形成してそれぞれテーブルやベ
ツドとし、各軌道溝間にボールやローラを挿入し
てなる薄肉形スライドベアリングにおいて、前記
テーブルやベツドの所定箇所に孔が形成され、こ
の孔に対応してプラスチツク材製の側板の内方に
形成したボス部から突出して円柱部が形成されて
おり、該テーブルやベツドの孔に該円柱部を嵌合
し溶着加工によりテーブルやベツドと側板とを固
着してなり、かつ、該テーブルやベツドの孔の外
表面には略V字状の座ぐりが施され、前記円柱部
の長さはテーブルやベツドの孔の深さよりも長く
形成されていて、該テーブルやベツドの孔から突
出する円柱部が溶着加工によつて前記孔の座ぐつ
た空間に充填して外表面から突出せずこれと同一
平面を形成するようにしたものである。
なお、前記の他部材はプラスチツク製であり、
テーブルやベツドの孔の外側は座ぐりされてお
り、座ぐりの角度90°〜100°位が最も固着力が大
きくなり、良好である。
以下図面について本考案の実施例を説明する。
第1図〜第6図は実施の1例であつて、有限の直
線運動を行うスライドベアリングである。図中1
はテーブル、2はベツドであつて共に薄肉鋼板に
よりU字状に形成せられ、前者の側壁の内面には
軌道溝1aが、また後者の側壁外面の対応する位
置には軌道溝2aがそれぞれ形成されている。3
はリテーナで前記軌道溝1a,2aに案内されて
移動するボール4を保持する孔を有する。5はベ
ツド側板、6はテーブル側板でそれぞれベツド2
およびテーブル1の各前後端に以下述べるように
して固着される。すなわち、ベツド側板5の内面
には下向きの円柱部5aを有するボス部5bが設
けられ、またテーブル側板6の内面には上向きの
円柱部6aを有するボス部6bが設けられてい
る。テーブル1の前記円柱部6aと対向する部分
には先端に角度α(90°〜110°が適当)の座ぐりを
有する孔1bが設けられていて、該孔1bに該円
柱部6aを嵌合させ、第3図に示すごとく工具ホ
ーンHにより加圧溶着加工する。また同様にベツ
ド2における孔2bにベツド側板5の円柱部5a
を嵌合して工具ホーンHにより加圧溶着加工して
一体に固着する。第4図は固着状態を示す。
次に第7図〜第11図は本考案の技術の一部を
応用した1例を示すものであつて、無限の直線運
動を行うスライドベアリングである。図中11は
テーブル、12はトラツクレールであつて共に薄
肉鋼板により全部または一部がU字状に形成せら
れ、前者の側壁の外面には軌道溝11aが、また
後者の側壁内面の対応する位置には軌道溝12a
がそれぞれ形成されている。13は保持器で前記
軌道溝11a,12aに案内されて移動するボー
ル14を保持する窓13aと両端のボール案内用
の舌片13bとを有する。15は側板、16はサ
ーキユレータで前記軌道溝11a,12aに案内
される負荷域におけるボール14を受け入れ、側
板15における円弧路15aで案内してサーキユ
レータ16により無負荷域における案内をなし、
再び他側の側板15から負荷域に案内してボール
14を循環移動させることにより無限の直線運動
ができるものである。この場合一体として移動す
るテーブル11、保持器13、側板15およびサ
ーキユレータ16の固定のためには側板15によ
りテーブル11と保持器13とを一体的に結合す
る必要があるが、この結合方法に本考案による固
着方法が用いられている。すなわち、側板15の
上面および下面には円柱部15bが設けられてそ
れぞれ対向するテーブル11および保持器13の
孔11b,13cに嵌合し第1実施例と同じく工
具ホーンHにより加圧溶着加工して第7,8図に
示すごとく一体的に固着する。
以上本考案実施の1例について説明したが、本
考案による効果は次の通りである。
(1) プラスチツク製部材に円柱部を形成し、テー
ブルやベツドに形成した孔に円柱部を嵌合し溶
着するため、皿ねじなどの固着具が不要とな
り、その管理や組立などの工数が減少し、安価
で最も単純な構造のスライドベアリングを提供
できる。
(2) 組立作業が簡単で短時間で済む。
(3) 溶着するためピツタリと固定できる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図は本考案実施の1例を示すもの
で、第1図は全体構造を示す斜視図、第2図は半
断面した正面図、第3図は溶着加工の工程を示す
説明図、第4図は横方向断面図、第5図、第6図
は各側板の斜視図である。また第7図〜第11図
は本考案の技術の一部を応用した1例を示すもの
で、第7図は一部切断正面図、第8図は全体構造
を示す斜視図、第9図〜第11図は要部の斜視図
である。図中の符号はそれぞれ下記部材を示す。 1……テーブル、2……ベツド、3……リテー
ナ、4……ボール、5……ベツド側板、6……テ
ーブル側板、11……テーブル、12……トラツ
クレール、13……保持器、14……ボール、1
5……側板、16……サーキユレータ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 薄肉鋼板をU字状に形成し、両側の側壁の内面
    又は外面に軌道溝を形成してそれぞれテーブルや
    ベツドとし、各軌道溝間にボールやローラを挿入
    してなる薄肉形スライドベアリングにおいて、前
    記テーブルやベツドの所定箇所に孔が形成され、
    この孔に対応してプラスチツク材製の側板の内方
    に形成したボス部から突出して円柱部が形成され
    ており、該テーブルやベツドの孔に該円柱部を嵌
    合し溶着加工によりテーブルやベツドと側板とを
    固着してなり、かつ、該テーブルやベツドの孔の
    外表面には略V字状の座ぐりが施され、前記円柱
    部の長さはテーブルやベツドの孔の深さよりも長
    く形成されていて、該テーブルやベツドの孔から
    突出する円柱部が溶着加工によつて前記孔の座ぐ
    つた空間に充填して外表面から突出せずこれと同
    一平面を形成するようにしてなる薄肉形スライド
    ベアリング。
JP5477784U 1984-04-16 1984-04-16 薄肉形スライドベアリング Granted JPS60167813U (ja)

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JP5477784U JPS60167813U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 薄肉形スライドベアリング

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JP5477784U JPS60167813U (ja) 1984-04-16 1984-04-16 薄肉形スライドベアリング

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Publication Number Publication Date
JPS60167813U JPS60167813U (ja) 1985-11-07
JPH041376Y2 true JPH041376Y2 (ja) 1992-01-17

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Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS63158318A (ja) * 1986-12-19 1988-07-01 Hiroshi Teramachi 軽量形リニアボ−ルベアリング
JPH0725455Y2 (ja) * 1987-04-14 1995-06-07 日本トムソン株式会社 薄肉鋼板製無限直線運動用転がり軸受
JPH0526338Y2 (ja) * 1987-09-09 1993-07-02

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4726790U (ja) * 1971-04-12 1972-11-27

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JPS4726790U (ja) * 1971-04-12 1972-11-27

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JPS60167813U (ja) 1985-11-07

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