JPH04137668U - 小型コピー装置 - Google Patents

小型コピー装置

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JPH04137668U
JPH04137668U JP4658991U JP4658991U JPH04137668U JP H04137668 U JPH04137668 U JP H04137668U JP 4658991 U JP4658991 U JP 4658991U JP 4658991 U JP4658991 U JP 4658991U JP H04137668 U JPH04137668 U JP H04137668U
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JP
Japan
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gear
reading
sensor
read
tape
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JP4658991U
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English (en)
Inventor
康弘 柴田
浩 西川
貴広 三輪
Original Assignee
ブラザー工業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CD等のジャケットの歌詞カードの一行及至
数行を容易にコピーできる装置を提供する。 【構成】 側面L型のきょう体1の下部突出部には長窓
2が形成されて可視部を構成し、読み取り部分(印刷文
字列)Rにきょう体1をおいた状態で、その読み取り部
分Rを可視可能である。そしてスタートボタン6を押す
と、その突出部内をワイヤWにより引かれてセンサー3
が往復動する。そのセンサー3で読み取られた画像は、
印字ヘッド65により印字される。その印字対象である
テープTは、前記ワイヤWを駆動するプーリ17a、b
とギヤ列により連結されてテープ送りローラ20により
回転する。センサー3により読み取り時には切換ギヤ1
2がワイヤ駆動ギヤ16に切替わるため図中右方向に移
動する。また、復動時には切換ギヤが中継ギヤ15a、
に切替わるため、図中左方向に移動する。従って単一方
向に関してのみモータを回転させるのみでよい。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、小型コピー装置に係り、特に1行ないし数行の文字列等をその列を 崩すことなくコピーするようにした小型コピー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
例えば、複数の曲が記録されたCD(コンパクトディスク)の中から、幾つか の曲を選択し、カセットテープに録音する場合がある。この場合、録音済みのカ セットテープのケースに録音した曲名を記録(メモ)しておけば、後日再生する 場合に便利である。
【0003】 また、前記CDの歌詞カード・ジャケット・解説書等には、図10に示すよう に、前記CDに記録された記録番号、曲名、作詞者名、作曲者名等が印刷されて いるのが一般的である。
【0004】 かかる場合には、例えばロールサーマル紙を使用したハンディーコピー機の読 取部を、図10に示すコピーしたい部分(読取対象物)に当接させつつ、所望の 位置まで移動させていき、曲名等をコピーすればよい。
【0005】 また、他の方法としては、貼付け用のテープに所望の文字等を印字して出力す る文字テープ作成機を使用して、図10に示す例えば「 ○×○× 作詞△△ 作曲□○」等の文字・数字をキーボード等の入力装置から入力し、前記テープ を出力させればよい。
【0006】 更に他の方法としては、イメージリーダにより読取対象物を読取り、この読取 りデータをパーソナルコンピュータセットに取込み、プリンタ装置に所望の読取 対象物の部分を印字出力した後、テープ状に切断すればよい。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前述の各種装置には次のような問題点があった。 (1)ハンディーコピー機の場合 オペレータがコピー機本体を手動で移動させつつコピーするので、等速度直線 的な移動が難しく、出力した文字列が波打ってしまい、或いは跡切れてしまうこ とがあった。
【0008】 (2)文字テープ作成機の場合 キーボードから平仮名入力後、漢字に変換し、メモリに格納されたフォントデ ータを読出して印字する等の処理のため入力が煩雑となり、また、多数の電子部 品を使用するので、文字テープ作成機が高価なものとなっていた。
【0009】 (3)パーソナルコンピュータセットの場合 イメージリーダの使用および細長いテープの切断作成等、煩わしい操作を必要 としていた。
【0010】 そこで本出願人は先に実願平3−44513号により上記問題点を解決し、例 えばCDのジャケットの文字列1行を列を崩すことなく簡単にコピーできる安価 な小型コピー装置について実用新案登録出願した。本考案は、主に上記小型コピ ー装置において、一方向回転するモータにより読取・画像形成を可能とした構成 にすることにより、安価な小型コピー装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本考案は上記目的を解決するために、文字列等の読取対象物の面を視認しうる ように構成された視認部と、前記視認部の長手方向と交わる方向に延びる読取部 を有する読取手段と、この読取手段を前記視認部の長手方向に移動させるべく駆 動する駆動手段と、前記読取手段が読取った前記読取対象物の有する情報を印字 する印字部と、この印字部を通る経路に沿って印字媒体を搬送するための搬送装 置とを備えた小型コピー装置であって、前記駆動手段と搬送装置とを駆動せしめ る駆動源は、一方向にのみ回転可能なモータからなり、前記駆動手段は、前記読 取手段を読取り方向に往動せしめる場合と前記読取手段をホームポジション方向 に復動せしめる場合とで、前記モータの回転力の伝達方向を互いに反転せしめる 回転力方向切替え機構を備えて構成した。
【0012】
【作用】
本考案によれば、小型コピー装置を読取対象物(例えば歌詞カード)の上に載 置し、視認部を介して視認しつつ読取部を読取対象物上のコピーを所望する行に 当接せしめる。この状態において読取手段を駆動手段により自走せしめ、読取対 象物を読取る。読取られた読取対象物の情報は、印字部により印字媒体(例えば テープ)上に印字され、印字後の印字媒体はコピー装置外部に排出される。前記 読取手段の駆動の際に、モータは一方向にのみ回転するタイプであり、読取方向 に読取手段を駆動する場合は、モータの正回転をそのまま伝達し、ホームポジシ ョンに戻す場合は回転力方向切替え機構(例えば、ギア)によりモータの正回転 を反転して伝達する。
【0013】
【実施例】
以下、本考案を図示の実施例に基づいて説明する。 第1実施例 図1(A)に本考案の実施例の小型コピー装置HCの外観斜視図を示し、図1 (B)に小型コピー装置に用いた制御系のブロック図を示し、図2(A)、(B )に読取部であるセンサー等の駆動図を示す。
【0014】 先ず、図1(A)に基づいて小型コピー装置HCの外観構成を説明する。 図1(A)に示すように、側面形状がL字型をした筐体1の下面には「細長の 窓部」である長窓2が形成され、この長窓2の上部に沿って「読取手段」の「読 取部」であるセンサー3が矢印A1 、A2 方向に左右動されるようになっている 。筐体1の手前には透明部材からなる棚状の視認部4が形成され、上方から見た 場合に、筐体下面に当接された「読取対象物」である印刷物5の印刷文字列Rが 、前記長窓2を介して視認されるようになっている。筐体1の上面に、押下する とセンサー3を矢印A1 方向に移動せしめて文字列R等を読取り、放すとセンサ ー3を矢印A2 方向に移動せしめてホームポジションに戻し、所定時間経過後、 駆動モータの回転を停止せしめるスタートボタン6が配置されている。筐体1の 右方手前側面には印字文字の白黒を反転せしめる反転ボタン7と、読取対象物の 濃淡度合に応じて白黒の反転基準を設定する濃淡設定ボタン8a、8bが配設さ れている。前記ボタン7、8a、8bの下方には、読取る文字の高さ範囲を設定 する読取幅設定ツマミ9が配設されている。
【0015】 次に、図1(B)に基づいて小型コピー装置HCの制御ブロックを説明する。 図1(B)に示すように、長窓2の長手方向に直交して64個の読取素子が縦 一列に配列されたCIS(Contact Image Sensor)からなるセンサー3が、アナ ログ信号を0乃至255のディジタル信号に変換するA/Dコンバータ62を介 して「制御部」であるCPU61に接続されている。CPU61には、センサー 3で読取ったデータを一時格納するRAM63と、装置全体の制御を司るプログ ラムが格納されたROM64と、「印字部」である印字ヘッド65を駆動するド ライバ66と、「駆動源」であるモータMの駆動制御、およびスタートボタン6 に連動するスイッチ14と反転ボタン7、濃淡設定ボタン8a、8bと読取幅設 定ツマミ9等からの入力信号を変換するインタフェース68が接続されている。
【0016】 次に、図2(A)および(B)に基づいてセンサー3の左右動と、印字用のテ ープTの送りの動作を説明する。図2(A)は、主としてセンサー(図示せず) を左右動させる場合の切替えを示し、図2(B)は、主としてテープTに縮小・ 拡大文字を印字する場合のギアの切替えを示す。図2(A)と(B)のいずれの 場合も、同一の駆動源であるモータMによりセンサー3とテープTの駆動がなさ れる。
【0017】 図2(A)に示すように、モータMの出力ギア11には切替ギア12が噛合さ れている。切替ギア12は、一端にスタートボタン6が取付けられたレバー13 の他端に取付けられ、レバー13はバネSにより矢印B方向に付勢されている。 従って、切替ギア12は、通常は中継ギア15に噛合され、スタートボタン6を 押込むと切替ギア12は符号12aで示す位置に移動され、ワイヤWがプーリ1 6aに巻回されたワイヤ駆動ギア16側に切替えられる。ワイヤWは、2個のプ ーリ17a、17bの間に掛渡されていて、センサー3が取付けられている。
【0018】 前記出力ギア11には小径の中継ギア18を介して大径の中継ギア19が噛合 され、この中継ギア19はテープ送りローラ20に固定されたギア20aに噛合 されている。テープ送りローラ20の上方には押圧用の補助ローラ21が配設さ れている。テープ送りローラ20は、中継ギア22を介してインクリボンIRを 巻き取る巻取軸23に固定されたギア23aに噛合されている。インクリボンI Rは、図示しないインクリボン供給部から供給されるようになっている。巻取軸 23の上方には印字ヘッド65とプラテンローラ24が配設されている。インク リボンIRは、テープTに重ねられて印字ヘッド65とプラテンローラ24との 間を通過するようになっている。
【0019】 次に動作を説明する スタートボタン6が押下されるとスイッチ14がオンにされてモータMが回転 し、出力ギア11が時計方向に回転される。一方、スタートボタン6の押下によ り切替ギア12は符号12aで示す位置に切替わり、ワイヤ駆動ギア16は時計 方向に回転され、ワイヤWとセンサー3は矢印A1 方向に駆動される。
【0020】 一方、前記視認部(図1参照)4を介して目視により所定長さの読取りが終了 した場合にはスタートボタン6を放すと、スイッチ14はオフになるが、一定時 間、モータMの回転が継続されるようにプログラムされている。前記スタートボ タン6を放すことにより、切替ギア12はワイヤ駆動ギア16から離脱して中継 ギア15に切替わり、ワイヤ駆動ギア16は前記中継ギア15より駆動を受けて 反時計方向に回転する。この反時計方向回転によりワイヤWとセンサー3は矢印 A2 方向に駆動される。このA2 方向の駆動により、センサー3はホームポジシ ョンに戻る。
【0021】 また、前記出力ギア11の時計方向回転は、スタートボタン6の状態に拘らず 中継ギア18、19を介してギア20aを反時計方向に回転せしめ、テープTを 左方に送ると同時に、中継ギア22を介してギア23aを反時計方向に回転せし め、インクリボンIRを巻取軸23に巻き取る。これらギア20a、22、23 aのギア比によりテープTとインクリボンIRの送り速度とは同期がとられてい る。また、センサー3のA1 方向の送り速度とテープTの送り速度とは一定して いる。
【0022】 次に、図2(B)に基づいて「縮小文字」または「拡大文字」を印字する場合 を説明する。なお、図1(A)で説明した部分のうち、上記動作に関与しないも のを省略し、図を簡略化している。
【0023】 図2(B)に示すように、出力ギア11には切替ギア25が噛合され、このギ ア25は、通常は中継ギア19に噛合されている。切替ギア25はレバー26の 一端に回転自在に取付けられ、レバー26を押込むと切替ギア25は符号25a で示す位置に移動され、第1のギア27aに噛合されるようになっている。この ギア27aと同軸に固定された僅かに歯数の異なる第2ギア27bは、ギア20 aに噛合されている。即ち、レバー26を押下しない場合のギア列[ギア11− 25−19−20a−22−23a]に比較し、レバー26が押下された場合の ギア列[ギア11−25−27a−27b−20a−22−23a]の場合の方 が、ギア20aおよび23の回転が少なくなるように個々のギア比が設定されて いる。
【0024】 このように構成することにより、レバー26を押込んだ場合には、ギア20、 23の回転が遅くなり、テープTに印字される文字は横に縮小された縮小文字と なる。なお、ギア19と27のギア比を変えれば、同様にして拡大文字を印字で きる。
【0025】 以上のように、図2(A)、(B)に示したように、1個のモータの回転に基 づいてセンサー3の送り、およびテープTの送りを同期しているので、モータの 回転速度上の精密さが要求されず、比較的安価なモータを使用できる。
【0026】 第2実施例 第2実施例に示す装置は、先に示した第1実施例の図1(A)と同一の外観を 有し、また、電気的構成の図1(B)に等しい。
【0027】 図3に示すように、出力ギア11は、小径ギア31bと同軸に固定された大径 ギア31aに噛合され、小径ギア31bは、小径ギア32bと同軸に固定された 大径ギア32aに噛合されている。小径ギア32bは大径ギア33に噛合されて いる。大径ギア33は、テープ送りローラ20と、インクリボンを巻き取る巻取 軸23に固定されたギア23aに噛合されている。ギア23aは、大径ギア12 bと小径ギア12aを同軸に成形した切替ギア12の大径ギア12b側に噛合さ れている。中継ギア15は、小径ギア15aと大径ギア15bを同軸に成形して なり、前記切替ギアの大径ギア12b側は小径ギア15aに噛合されている。
【0028】 レバー13の上端は、スタートボタン6に形成された押下げ部材の斜面6aに 当接されている。また、テープTは、テープ供給部TSからガイド軸G1 、G2 を介して印字ヘッド45とテープ送りローラ20の部分へと送られる。インクリ ボンIRは、インクリボン供給部ISから印字ヘッド45の部分を経て巻取軸2 3に送られる。
【0029】 次に、図1(A)、(B)と図3および図4(A)、(B)に基づいて第1実 施例および第2実施例の小型コピー装置HCの動作を説明する。 先ず、図1(A)に示すように、印刷物5上のコピーを所望する文字列R(例 えば、ABC…………)の上に小型コピー装置HCの長窓2を当接させる。この 状態でスタートボタン6を押下するとモータMが回転し、センサー3およびテー プTの送りを開始する(ステップS1)。ここに、切替ギアの小径ギア12cが ギア16bに噛合される。センサー3は、その構成要素である読取素子3aが図 4(B)に示す下位1ドットを読み込む(ステップS2)。ここに、センサー3 の読取素子群は縦一列の64素子から構成され、読取幅設定ツマミ9をスライド させると、図4(B)に示す読取幅Lを調整できるようになっている。センサー 3から出力される1ドット分の信号は、A/Dコンバータ62により0乃至25 5に2値化され読取られる。
【0030】 次いで、ステップS3においてしきい値(読取幅設定ツマミ9で設定されたド ット幅)に比較し、その大小が判別される(ステップS3)。しきい値より大で あれば「D=0」(反転スイッチ・オフ)もしくは「D=255」(反転スイッ チ・オン)がRAM63に入力され(ステップS4、S6)、小であれば取込ん だデータがそのままRAM63に入力される(ステップS5、S6)。ステップ S7では、先程ステップS2において入力されたドットが、上から64ドット目 か否かが判定される。ここに、例えば、図4(B)に示すように、読取幅が「L 」に設定されていれば、その上方の幅lの部分は、D(データ)=0となり、読 取られないようにプログラムされている。ステップS2〜S7の動作が64ドッ ト目になるまで繰り返される。
【0031】 ステップS7において64ドットの読取りが終了すると、ステップS8におい て反転ボタン7がオンに設定されているか否かが判別される。反転されていれば 前記RAM63に格納されたデータを反転し(ステップS9)、例えば図7(A )に示すように、「黒地に白抜き文字」を「白地に黒文字」に変換して印字する 。このとき印字ヘッド65のドライバ66には、ステップS6で読込まれた多値 データが出力されるが、ドライバ回路内において所定しきい値との比較により2 値化され、その2値化データが印字ヘッド65から出力される(ステップS10 )。ステップS8において反転ボタン7がオンでなければ、そのまま印字する( ステップS10)。以上のステップS2〜S10において、文字列Rの読取り開 始直後の縦1列のみが読取られ、印字される。このようにすることにより、読取 ったドットを格納するRAM63の容量を小さくでき、コストダウンに寄与する 。
【0032】 次いでステップS11において、スタートボタン6がオン(即ち、押下中)か 否かが判断され、オンであればステップS2に戻り、上述と同様の動作が繰り返 される。スタートボタン6がオンでなければ、一定時間モータMの回転が継続さ れる(ステップS12)。即ち、スタートボタン6が放された際には、図1(A )における所望の文字列Rの読取りが終了した場合であるが、前記スタートボタ ン6が放されると、レバー13はバネSにより上方に引上げられ、切替ギア12 は中継ギア15aに噛合され、ワイヤ駆動ギア16は時計方向に回転される。こ の回転によりセンサー3は、矢印A2 方向に移動し、ホームポジションに戻る。
【0033】 このようにすると、モータの回転方向は一方向であっても、センサーを「送り 」と「戻し」の両方向の動作をさせることができる。 また、センサー3が戻る際にもテープTを送り、テープTの印字した部分を印 字部から離れたところに配設されたカッターC(図3参照)の先まで送っている 。このとき、センサー3の戻りの速度を速くして戻りに要する時間を少なくし、 更にテープTの送り量も適正になるように、ギア12と15a、15bの比と、 モータMの回転量を設定している。
【0034】 また、図7(B)に示すように、印字済のテープT1 の印字文字の前後の余白 l1 、l2 が等しくなるように設定することも可能である。 変形例のフローチャートを図5に示す。この場合は、センサー3で1行の文字 列Rの「全て」を読取り、RAM63に読取りデータを全て格納するようにして いる。但し、この場合にはRAM容量を大きくする必要がある。
【0035】 図5に示すように、スタートボタン6を押下してモータMを回転させると同時 にセンサー3を移動させ、所望の1行分を全部読取り、RAM63に記憶する( ステップS21)。このとき公知のクラッチ等によりテープTの送りがなされな いようにする。1行分の読取・記憶が終了すると、反転ボタン7がオンの場合は データを反転させて1行分印字し(ステップS22、S23、S24)、反転ボ タン7がオンでない場合は、そのまま1行分印字する(ステップS24)。
【0036】 更に、図6に示すフローチャートのようにしてもよい。このフローチャートは 背景の黒地の検出を自動的に行い、黒地の場合は自動的に白黒反転するようにし た場合である。
【0037】 図6に示すように、スタートボタン6を押下するとモータMが回転を開始し( ステップS31)、センサー3は1ライン分の文字列Rを読取る(ステップS3 2)。ここに1ライン分とは、図7(C)に示すように、印刷物5に黒地に白抜 きで印刷されている場合に、最初に読取る左端の1ライン目をいう。この1ライ ン目の最上部と最下部の画素が両方共に「黒」か否かを判断する(ステップS3 3)。両方共に「黒」であれば、原稿が黒地である確率が高いので、白黒反転モ ードにセットする(ステップS34)。前記最上部と最下部のいずれか一方が「 黒」、または両方が「白」であれば、原稿が白地と判断する。次いで、ステップ S35において、白黒反転モードに設定されているか否かを判断し(ステップS 35)、白黒反転モードの場合はステップS32で読取ったデータを反転して( ステップS36)、印字する(ステップS37)。ステップS35において反転 モードでない場合には、そのまま印字する。次いでステップS38において、ス タートボタン6がオンか否かを確認し、オンでなければ、一定時間モータの回転 を継続した後(ステップS39)、モータMを停止する(ステップS40)。ス テップS38において、スタートボタン6がオンであれば、センサー3で次の1 ラインの原稿を読取り、以下ステップS35〜38を繰り返す(ステップS41 )。
【0038】 第3実施例 本実施例は、印字される文字の横幅を狭くする場合(縮小文字)である。 先ず、図8に基づいてギアの構成を説明する。なお、図8においては、テープ 供給部およびインクリボン供給部の図示を省略している。
【0039】 図8に示すように、モータMの出力ギア11は、切替ギア51を介して中継ギ ア52に噛合されている。切替ギア51は、レバー59の一端に回転自在に取付 けられ、レバー59の他端は、縮小ボタン58の押出し部材58aの下斜面に当 接されている。レバー59は、バネS2 により左上方に付勢されている。前記中 継ギア52は、テープ送りローラ(図示せず)と一体に構成されたギア20に噛 合されている。このギア20は、中継ギア54を介して巻取軸23と一体に構成 されたギア23aに噛合されている。また、前記出力ギア11は、中継ギア55 、56、57を介して切替ギア12に噛合されている。
【0040】 次に動作を説明する。 センサー3の送り速度は、ギア列[11−55−56−57−12−16b] により一定速度である。
【0041】 縮小ボタン58が押下されない場合が通常の字体(図9(A1 )参照)であり 、ギア列は[11−51−52−20−54−23a]となる。一方、縮小ボタ ン58を押下した場合が縮小の字体(図9(A2 )参照)であり、ギア列は[1 1−51−53−20−54−23a]となる。即ち、これらギア列から明らか なように、ギア52と53のギア比に応じて縮小された字体となる。
【0042】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、視認部を介して読取対象物を視認してコ ピー所望位置を特定し、読取手段を自走させつつ読取手段により読取り、読取っ た情報を印字して出力しているので、所望のコピーしたい行のみを、読取対象物 そのままに、例えば直線状を崩すことなく印字できる。また、読取手段を読取方 向とホームポジション方向に移動させる場合には、一方向回転のモータの回転力 を回転力切替え機構(ギア)により伝達しているので、安価に装置を構成できる 。
【図面の簡単な説明】
【図1】(A)は、本考案の実施例の外観斜視図、
(B)は、制御系のブロック図である。
【図2】本考案の第1実施例におけるギア列の図であ
り、(A)は、センサーの送りと戻りを示す図、(B)
は、縮小・拡大文字を印字する場合の図である。
【図3】本考案の第2実施例におけるギア列を示す図で
ある。
【図4】(A)は、第1実施例および第2実施例の動作
例を示すフローチャート、(B)は、センサーの読取素
子配列を示す図である。
【図5】第1実施例および第2実施例における他の動作
例を示すフローチャートである。
【図6】第1実施例および第2実施例における更に他の
動作例を示すフローチャートである。
【図7】(A)は、反転しての印字を示す図、(B)
は、出力テープの前後に形成された等分余白を示す図、
(C)は、黒地に白抜き文字が形成された例の図であ
る。
【図8】本考案の第3実施例におけるギア列を示す図で
ある。
【図9】印字された文字の縮小の例を示す図である。
【図10】CDのジャケットの例を示す図である。
【符号の説明】
1…筐体 2…長窓(細長い窓部) 3…センサー(読取部) 3a…読取素子(読取素子群) 4…視認部 5…印刷物 6…スタートボタン(押しボタン) 7…反転ボタン(反転指定スイッチ) 8a、8b…濃淡設定ツマミ 9…読取り幅設定ボタン 11…出力ギア 12…切替ギア 13…レバー 20…テープ送りローラ(搬送装置) 25…切替ギア(回転力切替え機構) 26…レバー 45…サーマルヘッド(印字部) 58…縮小ボタン 61…CPU(制御部) C…カッター IR…インクリボン M…モータ(駆動源、駆動手段) R…印刷文字列 T…テープ(印字媒体) W…ワイヤ(駆動手段)

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 文字列等の読取対象物の面を視認しうる
    ように構成された視認部と、前記視認部の長手方向と交
    わる方向に延びる読取部を有する読取手段と、この読取
    手段を前記視認部の長手方向に移動させるべく駆動する
    駆動手段と、前記読取手段が読取った前記読取対象物の
    有する情報を印字する印字部と、この印字部を通る経路
    に沿って印字媒体を搬送するための搬送装置とを備えた
    小型コピー装置であって、前記駆動手段と搬送装置とを
    駆動せしめる駆動源は、一方向にのみ回転可能なモータ
    からなり、前記駆動手段は、前記読取手段を読取り方向
    に往動せしめる場合と前記読取手段をホームポジション
    方向に復動せしめる場合とで、前記モータの回転力の伝
    達方向を互いに反転せしめる回転力方向切替え機構を備
    えたことを特徴とする小型コピー装置。
JP4658991U 1991-06-20 1991-06-20 小型コピー装置 Pending JPH04137668U (ja)

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