JPH04137455A

JPH04137455A - 蛍光ランプ

Info

Publication number: JPH04137455A
Application number: JP25708790A
Authority: JP
Inventors: Nobuaki Shindo; 信明新藤
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1990-09-28
Filing date: 1990-09-28
Publication date: 1992-05-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の目的〕（産業上の利用分野）この発明は例えば電光表示盤等の表示素子である表示用
蛍光ランプやデコレーション照明の発光素子等に好適な
蛍光ランプに係り、特に、コントラストと発光色の色度
の向上を図った蛍光ランプに関する。

（従来の技術）一般に、電光表示盤の表示素子等に好適な表示用蛍光ラ
ンプとしては単管単色もしくは単管多色蛍光ランプがあ
る。

単管単色蛍光ランプはその発光色を外部に出力する表示
プレートが球状であるために、外光の反射によって表示
プレートが白っぽくなって見ずらくなることは殆どない
。

一方、近年では電光表示盤等の画素密度を高めるために
単管で多色を発光する単管多色蛍光ランプが用いられて
いる。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、この単管多色蛍光ランプではその発光色
を外部に出力する表示プレートがほぼ平板状であるため
に、外光反射により白っぽくなって、非常に見ずらくな
る場合がある。

そこで、この発明はこのような事情を考慮してなされた
もので、その目的は表示画面のコントラストを高めると
共に、発光色を補正して色度を高めることができる蛍光
ランプを提供することにある。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段）本願発明は前記課題を解決するために次のように構成さ
れる。

つまりこの発明は、紫外線照射により所要色に発光する
蛍光体膜を被着した蛍光体膜被着体と、この蛍光体膜被
着体で発光した着色光を外部に出力する表示プレートと
を有する蛍光ランプにおいて、前記表示プレートの内外
両面またはその片面に、低融点着色ガラスよりなり前記
蛍光体膜被着体の蛍光体膜の発光色を補正するガラスフ
ィルターを設けたことを特徴とする。

（作用）蛍光体膜被着体の蛍光体膜に紫外線が照射されて所要色
の色光が発光する。

この発光は表示プレートのガラスフィルターにより補正
されるので、色光の色度を高めることができる。

また、ガラスフィルターは低融点の着色ガラスよりなる
ので、蛍光ランプ自体の発熱や紫外線照射、温度、湿度
、風雨等により退色するのを防止することができる。

（実施例）以下、この発明の実施例を図面に基づいて説明する。

第２図はこの発明の一実施例の外観斜視図、第３図は第
２図で示す実施例の分解斜視図であり、図において、蛍
光ランプ１は電光表示盤等に表示素子として多数組み込
まれる単管多色蛍光ランプである。

この蛍光ランプ１は有底円筒状に形成されたステンレス
製等の外囲器２内に、カソード３を立設したボタンステ
ム４を、その外側周面にフリットガラスを添加してから
密に嵌入固着し、排気管５を外囲器２の底部中心孔２Ｃ
より外部へ気密に延出させている。

外囲器２はその開口上端部（第２図では左端部）を２段
階で角筒状に順次拡幅することにより、平面形状が例え
ば四角形の上部段部２ａと下部段部２ｂとをそれぞれ形
成している。

また、外囲器２はその全内周面をガラス被膜（図示せず
）によりコーティングしており、外囲器２内で放電が発
生したときに、金属製の外囲器２からその内蔵の不純ガ
スが放出されるのをガラス被膜により防止するようにな
っている。

さらに、外囲器２内には第３図中、上端に向けてテーパ
状に拡開するテーパ筒６を、その外周面にフリットガラ
スを添加させてから、下部端部２ｂ内に挿入し固着して
いる。

テーパ筒６はその内部に例えば平面形状が十字状の仕切
板７を同軸状に挿入固定し、テーバ筒６内を例えば第１
図（Ｂ）にも示すように４つの発光室８ａ、８ｂ、８ｃ
、８ｄにそれぞれ仕切っている。

各発光室８ａ〜８ｄを臨むテーパ筒６の各内面と仕切板
７の各外面とには例えば各発光室８ａ〜８ｄ毎に発光色
を異にする蛍光体膜９がそれぞれ被着されており、テー
パ筒６と仕切板７とにより蛍光膜被着体が構成されてい
る。

テーパ筒６はその直胴部底部に円形の放電光６ｂを各発
光室８ａ〜８ｄ毎にそれぞれ開口させている。

一方、円柱状のアノード１０ａ〜１０ｄはテーパ箇６内
の各発光室８ａ〜８ｄの外角部内側にそれぞれ配置され
ている。

各アノード１０ａ〜１０ｄはその各外底部に、ピン状の
各リード線１１．１１・・・の端部を同軸状に固着し、
各リード線１１の先端部を外囲器２の下部段１１２ｂの
底部を垂直方向に気密に貫通させて外部に延出し、図示
しない点灯回路に電気的に接続し、カソード３と放電す
るようになっている。

外囲器２の上部段部２ａ内には矩形平板状の透明ガラス
より成る表示プレート１２をその外側局面にフリットガ
ラスを添加してから、嵌入固着している。

これにより、外囲器２が気密に封止されるので、この外
囲器２内の空気を排気管５を通して外部に排気し、その
排気後、水銀および希ガスを封入し、透光プレート１２
を蛍光ランプ１の表示面としている。

そして、第１図に示すように表示プレート１２の外面に
ガラスフィルター１３を貼着している。

ガラスフィルター１３は各発光室８ａ〜８ｄで発光する
色光をそれぞれ補正するカラーフィルターを各発光室８
ａ〜８ｄに対応させて一体に形成しており、第４図で示
す低融点着色ガラス１４を例えば図中太実線で示す切断
線に沿って表示プレート１２と同形同寸法の単位寸法に
切断して得られる。

低融点着色ガラス１４は例えば次の方法により製造され
る。

まず、表示プレート１２の整数倍の大きさのガラス板に
、例えば赤（Ｒ）、緑（Ｇ）、青（Ｂ）等のセラミック
カラー（例えば奥野製薬株式会社製）を有機溶剤と混練
してペースト状にし、これを各発光室８ａ〜８ｄの投影
平面に応じてスクリーン印刷機により印刷する。

この後、これを加熱炉内に通して約６００℃で約１５分
間加熱して溶融し、各色を定着させる。

これにより、複数のガラスフィルター１３を１枚のガラ
ス板に集合させた低融点着色ガラス１４を得る。

したがって、各発光室８ａ〜８ｄでそれぞれ発光した色
光は表示プレート１２を透過して外部に出力する際にガ
ラスフィルター１３によりそれぞれ色度が補正され、色
の純度が向上すると共に、ガラスフィルター１３が発光
しない部分は黒ぼく見えるので、発光部分とのコントラ
ストが高くなり、視認性が向上する。

そして、ガラスフィルター１３がガラスよりなるので、
その着色の退色を防止できる上に、耐候性を高めること
ができ、さらに、樹脂シート製フィルタに比して可視光
透過率が高いので、発光効率を高めることができる。

なお、この実施例ではガラスフィルター１３を表示プレ
ート１２の外面に貼着した場合について説明したが、本
発明は、これに限定されるものではなく、表示プレート
１２の内面あるいは内外両面に貼着してもよい。

〔発明の効果〕

以上説明したようにこの発明は、低融点着色ガラスより
なるガラスフィルターにより蛍光体膜被着体の蛍光体膜
の発光色を補正するので、その発光色の色度を高めるこ
とができると共に、ガラスフィルターが発光しない部分
は黒ぼく見えるので、発光部分とのコントラストが高く
なり、視認性が向上する。。

しかも、ガラスフィルターがガラスよりなるので、その
着色の退色を防止できる上に、耐候性を高めることがで
きる。

【図面の簡単な説明】

第１図（Ａ）は第１図（Ｂ）のＩ　Ａ−Ｉ　Ａ線矢視断
面図、箪１図（Ｂ）は第２図のＩＢ矢視図、第２図はこ
の発明の一実施例の斜視図、第３図は第２図の分解斜視
図、第４図は第１図で示すガラスフィルターの複数を一
体に形成した低融点着色ガラスの斜視図である。１・・・蛍光ランプ、２・・・外囲器、３・・・カソー
ド、６・・・テーパ筒、７・・・仕切板、８ａ〜８ｄ・
・・発光室、９・・・蛍光体膜、１２・・・表示プレー
ト、１３・・・ガラスフィルター、１４・・・低融点着
色ガラス。

Claims

【特許請求の範囲】

紫外線照射により所要色に発光する蛍光体膜を被着した
蛍光体膜被着体と、この蛍光体膜被着体で発光した着色
光を外部に出力する表示プレートとを有する蛍光ランプ
において、前記表示プレートの内外両面またはその片面
に、低融点着色ガラスよりなり前記蛍光体膜被着体の蛍
光体膜の発光色を補正するガラスフィルターを設けたこ
とを特徴とする蛍光ランプ。