JPH04137208A - 薄膜磁気ヘッドの製造方法 - Google Patents

薄膜磁気ヘッドの製造方法

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JPH04137208A
JPH04137208A JP25986990A JP25986990A JPH04137208A JP H04137208 A JPH04137208 A JP H04137208A JP 25986990 A JP25986990 A JP 25986990A JP 25986990 A JP25986990 A JP 25986990A JP H04137208 A JPH04137208 A JP H04137208A
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JP
Japan
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film
thin
film magnetic
magnetic head
heat treatment
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Application number
JP25986990A
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English (en)
Inventor
Makoto Yoshida
誠 吉田
Noboru Yamanaka
昇 山中
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TDK Corp
Original Assignee
TDK Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、面内記録再生用または垂直記録再生用の薄膜
磁気ヘッドの製造方法に関し、薄膜磁気回路を形成し、
薄膜磁気回路を保護膜で覆った後、270〜400℃の
温度条件で熱処理を行なうことにより、ポツプコーンノ
イズまたはライト後ノイズを劇的に減少させた薄膜磁気
ヘッドが得られるようにしたものである。
〈従来の技術〉 薄膜磁気ヘッドとしては、面内記録再生用と垂直記録再
生用の2種類の方式のものが知られている。第1図は特
開昭55−84019号公報等により知られた面内記録
再生用薄膜磁気ヘッドの要部の斜視図、第2図は同じく
要部の断面図である。1は基体、2は下部の磁性膜、3
はアルミナ等でなるギャップ膜、4は上部の磁性膜、5
は導体コイル膜、61〜63はノボラック樹脂等の有機
絶縁樹脂で構成された絶縁膜、7.8は引出リート部、
9は絶縁膜、10はアルミナ等の保護膜である。
基体1は、AI、03・TiC等のセラミック構造体1
01の上にAl2O3等の絶縁膜102を被着させた構
造となっている。この種の薄膜磁気ヘッドは、ウェハー
上に多数の薄膜磁気ヘッド素子を形成した後に、切断し
て、各薄膜磁気ヘッド素子を取出す製造工程を経るから
、基体1はウェハーとなるのが一般的である。
磁性膜2及び磁性@4の先端部はアルミナ等でなるギャ
ップ@3を隔てて対向するボール部21.41となって
おり、このボール部21.41において読み書きを行な
う。
導体コイル膜5は、磁性膜2.4及びギャップ膜3と共
に薄膜磁気回路を構成している。この導体コイル肋5は
、Cu/Tiのスパッタ膜てなる下地導体膜5Aの上に
Cuメツキでなる導体1]i5Bを積層して設けた構造
となっており、磁性膜2.4のヨーク部22.42の結
合部のまわりに渦巻状に形成されている。
保護膜10は、磁性膜2.4、ギャップ膜3、導体コイ
ル@5及び層間絶縁膜61〜63によって構成される薄
膜磁気ヘッド素子を保護するために設けられたもので、
アルミナ等のスパッタ膜として形成される。第1図の斜
視図は、この保護膜10を設ける前の状態を示している
〈発明が解決しようとする課題〉 ところが、従来の薄膜磁気ヘッドにおいては、書込信号
を与えた後に、例えば10μs〜20μs程度の時間を
おいて、読出動作を行なった場合、読出信号に、通常の
ホワイトノイズよりも、著しく高いピーク値を持つパル
ス状のノイズが発生する。第3図はホワイトノイズ中の
パルス状ノイズを示すオシロスコープ波形図で、横軸に
単位目盛当り0.5μsで表される時間目盛を取り、縦
軸に単位目盛当り30μVで表される電圧目盛を取っで
ある。波形図の下には、書込動作と読出動作とのタイム
チャートを、時間軸を合せて表示しである。書込動作を
停止した後、to時に読出動作を開始した場合、to時
を基準にして、1.5μs〜25μsを経過したときに
、ホワイトノイズP8のレベルよりも著しくピーク値の
高いパルス状のノイズppが生している。このようなノ
イズPPは当業者間ではポツプコーンノイズまたはイク
セスノイズもしくはライト後ノイズと呼ばれている。
ポツプコーンノイズPPの発生メカニズムは、必ずしも
明確ではないけれども、書込動作状態から静止状態に移
る際の磁性[2,4における磁区形成の遅れがその主要
な原因ではないかと推測される。磁性膜2.4は磁気的
異方性を有しており、書込動作時に、第4図に示すよう
に、磁化困難軸方向HHを向いている磁区が、静止状態
では、第5図に示すように、磁化困難軸方向H)lから
90度回転した磁化容易軸方向HEに向きを変える。ポ
ツプコーンノイズP、は、磁性膜2.4の磁区の方向が
磁化困難軸方向Ht+から容易軸方向HEに回転すると
きの時間的な遅れに起因して発生するというものである
ポツプコーンノイズPPは、ピーク値■。−3が大きな
ものては100μv o−pにも達し、正常な読出信号
との区別ができず、磁気ディスクドライブでは読出しエ
ラーとなる。このことは、薄膜磁気ヘッドの実用性を否
定することにもなりかねない極めて重要な問題である。
しかしながら、現状では、その有効な解決手段がない。
例えは、書込動作後、読出動作を行なうまでの時間(ポ
スト。
ライト、リカバリ、タイム)を長くとる等の手段が考え
られるが、その通用に当っては、磁気ディスクドライブ
装置のシステム変更が不可欠であり、実際には不可能に
近い。しかも、ポスト、ライト、リカバリ、タイムを長
くとることは、高密度記録の要請に反する。
そこで、本発明の課題は、上述する従来の問題点を解決
し、ポツプコーンノイズを劇的に減少させ得る薄膜磁気
ヘッドの製造方法を提供することである。
く課題を解決するための手段〉 上述する課題を解決するため、本発明は、第1図及び第
2図に示した如く、基体1上に磁性膜2.4及び導体コ
イル膜5を含む薄膜磁気回路2〜6を形成し、薄膜磁気
回路2〜6を保護膜10て覆った後に、270℃〜40
0℃の温度条件で熱処理を行なうことを特徴とする。
〈作用〉 薄膜磁気回路2〜6を形成し、薄膜磁気回路を保護膜1
0で覆った後に、270℃〜400℃の温度条件で熱処
理を行なうと、その理由は明確ではないが、ポツプコー
ンノイズが著しく減少することが分った。
270℃以下の温度では、ポツプコーンノイズ減少に顕
著な作用が得られない。400℃以上の温度では、パー
マロイ膜として形成される磁性膜2.4の特性が劣化す
る。従って、270℃〜400℃の温度範囲が適してい
る。
熱処理時間は温度条件によって異なる。上述の温度27
0℃〜400℃の範囲では、10分〜200分の処理時
間か適している。熱処理時間か長過ぎると、絶縁膜61
〜63の膜減り等の問題を生しる。1例として、320
℃の温度では、60分程度の熱処理時間か適し、200
分を越えると膜減りが進み不適当である。
上述の熱処理は真空度10−2〜10−6Torr程度
の真空中で行なうのが望ましい。真空中雰囲気処理は、
絶縁膜61〜63の炭化防止のためである。
また、上記熱処理は、多数の薄膜磁気ヘッド素子を形成
したウェハーの状態で行なっても、ウェハーから薄膜磁
気ヘッド素子を列単位で含むように切断されたバー状の
状態で行なっても、またはバー状の状態から取出された
最終形状の薄膜磁気ヘッドの単体毎に行なってもよい。
何れの場合も、同様の効果が得られた。
〈実施例〉 第1図及び第2図に示した如く、ウェハーである基板1
の上にWI膜磁気回路2〜6を形成し、薄膜磁気回路2
〜6を保護膜10で覆った後に、320℃の温度で60
分の熱処理を行なった。上述の熱処理は真空度10−3
〜10−3Torr程度の真空中で行なった。導体コイ
ル膜5のターン数は32ターンで、抵抗値は30Ωであ
る。
第6図は上述の磁気ヘッド素子の熱処理の前後における
ポツプコーンノイズ数をグラフ化して示す図である。図
示するように、熱処理前に1000個以上もあったポツ
プコーンノイズが、熱処理後は殆ど零になっており、劇
的に減少している6第6図中、O印はポツプコーンノイ
ズ検出のためのノイズしきい値電圧を40μ■。−2に
設定した場合を示し、Δ印は50μVO−pに設定した
場合のポツプコーンノイズ数である。ポツプコーンノイ
ズ減少効果は、ウェハーの状態でも、ウェハーから薄膜
磁気ヘッド素子を列単位で含むように切断されたバー状
の状態でも、ピース加工を施した後の個々の薄膜磁気ヘ
ッドでも同様であった。
次に、第6図のデータを得るために設定された条件につ
いて説明する。
第7図は第6図のデータを得るための書込及び読出動作
のタイムチャートである。書込動作は、書込電流40 
m A o−p 、書込時間1msとした。書込動作終
了後、10μsのポスト、ライト、リカバリ、タイムを
取り、読出動作を行なった。読出時間は16m5である
。上述を1サイクルとして2分間の試験を行なった。ホ
ワイトノイズのレベルを30μ■。−2と仮定し、ポツ
プコーンノイズ検出のためのノイズしきい値電圧を40
μv o−p、50μ■。−2にそれぞれ設定して試験
を行なった。
第8図は第6図のデータを得るために供された測定回路
のブロック図である。図において、11は薄膜磁気ヘッ
ド、12.13は増幅器、14はフィルタ、15はオペ
アンプ、16は比較器、17は論理ゲート、18は読出
/書込の切替制御器、19はゲート制御器、20はケー
ト、タイマー、21は論理ゲート、22はポツプコーン
カウンタである。
切替制御器18から増幅器12に与えられる切替信号に
より、第7図に示すタイムチャートに従って読出/書込
の切替えを行なう。読出動作において、薄膜磁気ヘッド
11から構成される装置を増幅器12.13で増幅し、
フィルタ14により必要な周波数成分を抽出し、オペア
ンプ15を通して比較器16に人力する。比較器16は
、オペアンプ15より供給される信号を、ツェナーダイ
オード23によって設定されたポツプコーンノイズ検出
のためのノイズしきい値と比較し、前者が後者よりも大
きいときに、論理1の出力を生しる。この論理1の比較
出力を、論理ゲート17を通してポツプコーンノイズ、
カウンタ22に与えて計数する。ポツプコーンノイズ、
カウンタ22における計数タイミングは、ゲート制御器
19及びゲートタイマ20から論理ゲート21を通して
与えられるタイミング信号によって定められる。
〈発明の効果〉 以上述へたように、本発明に係る薄膜磁気ヘッドの製造
方法は、基体上に磁性膜及び導体コイル膜を含む薄膜磁
気回路を形成し、前記薄膜磁気回路を保護膜で覆った後
に、270℃〜400tの温度条件で熱処理を行なうよ
うにしたから、ポツプコーンノイズを殆ど生しることの
ない薄膜磁気ヘッドを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は薄膜磁気ヘッドの磁気回路部分を示すために保
護膜を省略した斜視図、第2図は薄膜磁気ヘッドの要部
の断面図、第3図はホワイトノイズ中のポツプコーンノ
イズを示すオシロスコープ波形図、第4図は書込動作時
の磁区の構造を示す図、第5図は読出動作時の磁区の構
造を示す図、第6図は薄膜磁気ヘッドの熱処理の前後に
おけるポツプコーンノイズ数をグラフ化して示す図、第
7図−は第6図のデータを得るための書込及び読出動作
のタイムチャート、第8図は第6図のデータを得るため
に供された測定回路のブロック図である。 1・・・基体   2.4・・・磁性膜5・・・導体コ
イル膜 10・・・保護膜 第 図 第 図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)基体上に磁性膜及び導体コイル膜を含む薄膜磁気
    回路を形成し、前記薄膜磁気回路を覆う保護膜を形成し
    た後に、270℃〜400℃の温度条件で熱処理を行な
    うことを特徴とする薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  2. (2)前記熱処理は、10分〜200分間行なうことを
    特徴とする特許請求の範囲第1項に記載の薄膜磁気ヘッ
    ドの製造方法。
  3. (3)前記熱処理は、ウェハーの状態で行なうことを特
    徴とする請求項1または2に記載の薄膜磁気ヘッドの製
    造方法。
  4. (4)前記熱処理は、ウェハーから切断されたバー状の
    状態で行なうことを特徴とする請求項1または2に記載
    の薄膜磁気ヘッドの製造方法。
  5. (5)前記熱処理は、薄膜磁気ヘッドの単体毎に行なう
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の薄膜磁気ヘ
    ッドの製造方法。
JP25986990A 1990-09-28 1990-09-28 薄膜磁気ヘッドの製造方法 Pending JPH04137208A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8608306B2 (en) 2009-03-06 2013-12-17 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording ink, ink cartridge, inkjet recording apparatus, and ink recorded matter

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8608306B2 (en) 2009-03-06 2013-12-17 Ricoh Company, Ltd. Inkjet recording ink, ink cartridge, inkjet recording apparatus, and ink recorded matter

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