JPH04137200U - パネルゲート用ハンガーレール - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【構成】 取付け金具４によって、レール材２をビーム
材３に着脱自在に装着して、ハンガーレール１を形成す
る。また、取付け金具４を、一対の取付け板４ａとボル
ト４ｂ及び４ｃとで構成する。 【効果】 ハンガーレール１のレール材２が損傷した場
合に、レール材２だけを交換して、ビーム材３を交換す
る必要がなく、経済的である。また、取付け金具４の取
り付け間隔や個数を、用いるパネルゲートの大きさや重
さに応じて適正に選定して、故障の発生を減少させるこ
とができる。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、主として建築現場などのパネルゲートに用いられるハンガーレール に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】

図４は、建築現場などのパネルゲートに用いられるハンガーレールの１例を示 す縦断面図である。 図４において、１１はレール材、１２はビーム材であって、レール材１１がビ ーム材１２に溶接部１３によって固定され、レール材１１とビーム材１２とが一 体に形成されている。 このため、運搬中の建築資材を不用意にぶつけるなどしたり、又は使用中に障 害物に当たる等して、レール材１１を損傷した時には、レール材１１だけを交換 することができず、ビーム材１２と一体で交換しなければならないため、不経済 であるばかりでなく、一体物として産業廃棄物になる欠陥があり、また、この交 換作業は大変であるという課題を有していた。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

本考案は、上記の従来のハンガーレールが有する課題を解決するために開発し たものであり、ビーム材をそのままでレール材のみを交換できるようにして経済 性を良好にすると共に、その交換作業も容易に行えるようにしたパネルゲート用 ハンガーレールを提供するものである。

【０００４】

【課題を解決するための手段】

本考案のハンガーレールは、上記の目的を達成するために、レール材をビーム 材に取付け金具によって着脱自在に装着して形成した。 この場合、該取付け金具は、一対の取付け板を該レール材と該ビーム材とを一 緒に挾持してボルトで締め付ける構造が好ましい。

【０００５】

【作用】

本考案のハンガーレールは、上記のように構成し、レール材にパネルゲートの ハンガーを装着し、このハンガーをレール材の中で走行させてパネルゲートを開 閉させる。 レール材は、ビーム材に取付け金具によって着脱自在に装着してあるので、運 搬中の建築資材をぶつけるなどしてレール材を損傷した時には、ビーム材を設置 されたままの状態にしてレール材だけを新品と交換することができ、経済的であ り、交換作業は極めて容易である。 更に、取付け金具は、一対の取付け板をレール材とビーム材とを一緒に挾んで ボルトで締め付けるものにしたので、着脱が容易であり、用いるパネルゲートの 大きさや重さに応じて、取り付け金具の取り付け間隔や個数を適正に選定するこ とができ、故障の発生を減少させることができる。

【０００６】

【実施例】

図１は、本考案におけるパネルゲート用ハンガーレールの１実施例を示す縦断 面図であり、図２は、図１の正面図である。 図１及び図２において、１はハンガーレール、２はレール材、３はビーム材（ 横ハリ）、４は取付け金具である。また、取付け金具４は、取付け板４ａとボル ト４ｂ及び４ｃとで構成されている。 ５ａはパネルゲートの吊下げ枠であり、５ｂはハンガーであって、５ｃはハン ガー５ｂの車輪である。この吊下げ枠５ａには、図３に示すように、矩形上の枠 体６を取付け、この枠体６同志を蝶番７を介して折畳み自在に設けて、建築現場 での出入口を開閉する。

【０００７】 ハンガーレール１は、レール材２をビーム材３に取付け金具４によって着脱自 在に装着して形成されている。また、取付け金具４は、一対の取付け板４ａをレ ール材２とビーム材３とを一緒に挾持して、ボルト４ｂ及び４ｃで締め付けたも のである。 このハンガーレール１のレール材２にパネルゲートのつり下げ枠５ａに連結さ れたハンガー５ｂが装着され、ハンガー５ｂの車輪５ｃがレール材２の中で回転 して、パネルゲートを走行させ、建築現場等の出入口を開閉させる。

【０００８】 次に上記実施例の作用を説明する。 レール材２は、ビーム材３に取付け金具４によって着脱自在に装着してあるので 、運搬中の建築資材をぶつけるなどしてレール材２を損傷した時には、ビーム材 ３を設置されたままの状態にしてレール材２だけを横方向より抜き出し、次いで 、新品のレール材２を取付け金具４内に挿入し、ボルトを締め付けると、簡単に 交換することができ、経済的であり、コストダウンにもなる。 更に、取付け金具４は、一対の取付け板４ａをレール材２とビーム材３とを一 緒にはさんでボルト４ｂ及び４ｃで締め付けるものにしたので、着脱が容易であ り、用いるパネルゲートの大きさや重さに応じて、取付け金具４の取り付け間隔 や個数を適正に選定することができ、故障の発生を減少させることができる。

【０００９】

【考案の効果】

本考案のハンガーレールは、レール材を損傷した時に、ビーム材をそのままに してレール材だけを容易に交換することができ、経済的であり、用いるパネルゲ ートの大きさや重さに応じて取り付け金具の取り付け間隔や個数を適正に選定し て、堅固に形成でき、かつ、故障の発生を減少させることができる等の効果があ る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案のハンガーレールの１実施例を示す縦断
面図である。

【図２】図１の正面図である。

【図３】本考案におけるハンガーレールをパネルゲート
に適用した状態を示す正面図である。

【図４】従来のハンガーレールの例を示す縦断面図であ
る。

【符号の説明】

１ ハンガーレール ２ レール材 ３ ビーム材 ４ 取付け金具 ４ａ 取付け板 ４ｂ、４ｃ ボルト

Claims (2)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 パネルゲートを吊下するためのハンガー
   レールにおいて、レール材をビーム材に取付け金具によ
   って着脱自在に装着して形成したことを特徴とするパネ
   ルゲート用ハンガーレール。
2. 【請求項２】 該取付け金具が一対の取付け板をレール
   材とビーム材とを挾持してボルトで締め付けた請求項１
   記載のパネルゲート用ハンガーレール。