JPH04136459A - V型エンジンのシリンダーブロック構造 - Google Patents
V型エンジンのシリンダーブロック構造Info
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- JPH04136459A JPH04136459A JP2417057A JP41705790A JPH04136459A JP H04136459 A JPH04136459 A JP H04136459A JP 2417057 A JP2417057 A JP 2417057A JP 41705790 A JP41705790 A JP 41705790A JP H04136459 A JPH04136459 A JP H04136459A
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- crankcase
- cylinder
- edge
- crankshaft
- cam gear
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- XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N aluminium Chemical compound [Al] XAGFODPZIPBFFR-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 6
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- 238000005266 casting Methods 0.000 abstract description 4
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B75/22—Multi-cylinder engines with cylinders in V, fan, or star arrangement
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B75/00—Other engines
- F02B75/16—Engines characterised by number of cylinders, e.g. single-cylinder engines
- F02B75/18—Multi-cylinder engines
- F02B2075/1804—Number of cylinders
- F02B2075/1808—Number of cylinders two
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02F—CYLINDERS, PISTONS OR CASINGS, FOR COMBUSTION ENGINES; ARRANGEMENTS OF SEALINGS IN COMBUSTION ENGINES
- F02F2200/00—Manufacturing
- F02F2200/06—Casting
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
[0001]
本発明はシリンダーをV型に配列するV型エンジンのシ
リンダーブロック構造に関する。 [0002]
リンダーブロック構造に関する。 [0002]
従来のV型エンジンでは、例えば特公昭57−4033
2の第2、第4図等に示されているように、クランクケ
ースはクランク軸と直角方向のオイルパン側が開放端と
して形成されている。従ってクランク軸間寸法を短くす
ることはできるが、クランク軸組立てのためにクランク
ウェブ外径よりも大きな孔をクランクケース側壁に明け
、クランク軸挿入後に軸受用リテーナを上記孔に取付け
る必要がある。そのためにクランク軸の組立てに手間が
かかると共に、軸受回りの駄肉が多くなり、重量増加の
原因にもなっている。 [0003] またクランクケースのオイルパン側が開放端となってい
るために、クランクケースとシリンダーが別体に形成さ
れており、それにより組立て時の作業工程の増加及び重
量の増加を来たす。 [0004] なお従来装置において上記のようにシリンダーとクラン
クケースを一体成形できない理由は、クランクケース形
成用の中子や型の抜き方向と、シリンダー形成用の中子
の抜き方向が、どちらもクランク軸と直角な同一平面内
に含まれてしまうからである。即ちシリンダーとクラン
クケースを一体成形しようとしても、上記各中子や型の
全体合計ストロークが大きくなり過ぎ、そのような合計
ストロークの大きい鋳造成形用のマシンを実際に備える
ことはできないからである。 [0005] また上記従来装置ではカムギヤーがクランクケースの外
側に配置されているので、特別にギヤーケースを取付け
なければならない。 [0006]
2の第2、第4図等に示されているように、クランクケ
ースはクランク軸と直角方向のオイルパン側が開放端と
して形成されている。従ってクランク軸間寸法を短くす
ることはできるが、クランク軸組立てのためにクランク
ウェブ外径よりも大きな孔をクランクケース側壁に明け
、クランク軸挿入後に軸受用リテーナを上記孔に取付け
る必要がある。そのためにクランク軸の組立てに手間が
かかると共に、軸受回りの駄肉が多くなり、重量増加の
原因にもなっている。 [0003] またクランクケースのオイルパン側が開放端となってい
るために、クランクケースとシリンダーが別体に形成さ
れており、それにより組立て時の作業工程の増加及び重
量の増加を来たす。 [0004] なお従来装置において上記のようにシリンダーとクラン
クケースを一体成形できない理由は、クランクケース形
成用の中子や型の抜き方向と、シリンダー形成用の中子
の抜き方向が、どちらもクランク軸と直角な同一平面内
に含まれてしまうからである。即ちシリンダーとクラン
クケースを一体成形しようとしても、上記各中子や型の
全体合計ストロークが大きくなり過ぎ、そのような合計
ストロークの大きい鋳造成形用のマシンを実際に備える
ことはできないからである。 [0005] また上記従来装置ではカムギヤーがクランクケースの外
側に配置されているので、特別にギヤーケースを取付け
なければならない。 [0006]
【発明の目的】
本願発明の目的は、クランクケースのクランク軸方向の
一端側を開放端に形成すると共に、シリンダーをクラン
クケースと一体成形することにより、シリンダーブロッ
クの鋳造の容易化、重量の軽減及び組立ての容易化を図
り、またカム機構用の部品点数の削減することである。 更にカムギヤー室をシリンダーに対して隔離して、カム
ギヤーの回転により潤滑油が必要以上にシリンダー内に
入り込むのを防止する事である。 [0007]
一端側を開放端に形成すると共に、シリンダーをクラン
クケースと一体成形することにより、シリンダーブロッ
クの鋳造の容易化、重量の軽減及び組立ての容易化を図
り、またカム機構用の部品点数の削減することである。 更にカムギヤー室をシリンダーに対して隔離して、カム
ギヤーの回転により潤滑油が必要以上にシリンダー内に
入り込むのを防止する事である。 [0007]
上記目的を達成するために本願発明は、シリンダーをV
型に配列する2気筒のV型エンジンのシリンダーブロッ
クにおいて、クランクケースのクランク軸方向一端側の
全面を開放端として形成すると共に、各シリンダーとク
ランクケースとをアルミダイカスト一体成形物とし、シ
リンダのスカート部をクランクケース内に突出させ、ク
ランクケース内のスカート部間に1本のカム軸を配置し
、クランクケース内のスカート部のクランクケース開放
側の側面に、カムギヤー収納空間を形成し、該収納空間
をシリンダーに対してスカート部により隔離しているこ
とを特徴としている。 [0008]
型に配列する2気筒のV型エンジンのシリンダーブロッ
クにおいて、クランクケースのクランク軸方向一端側の
全面を開放端として形成すると共に、各シリンダーとク
ランクケースとをアルミダイカスト一体成形物とし、シ
リンダのスカート部をクランクケース内に突出させ、ク
ランクケース内のスカート部間に1本のカム軸を配置し
、クランクケース内のスカート部のクランクケース開放
側の側面に、カムギヤー収納空間を形成し、該収納空間
をシリンダーに対してスカート部により隔離しているこ
とを特徴としている。 [0008]
図1は本願発明を適用した空冷式縦軸V型エンジンのシ
リンダーブロックを示しており、この図1において、左
右1対のシリンダー1.1はV型に配列されており、両
シリンダー1間の挟角θは90度に設定されてX/)る
。各シリンダー1の外周面には各シリンダー中心線0と
直角な冷却フィン2が多数形成されてX/)る。 縦軸型クランク軸5はクランクケース3内に垂直姿勢で
配置される。シリンダー1のスカート部1aはクランク
ケース3内に突出しており、両スカート部1aの互いに
最も近付く端部間、即ちV型部分の最奥端部のクランク
ケース内部分に1本のカム軸7が配置される。カム軸7
はクランク軸5と平行に配置される。 [0009] クランクケース3はアルミダイカスト鋳造成形により各
シリンダー1と一体成形されており、クランクケース3
のクランク軸方向一端側はその全面が開放されて開放端
面3aが形成されている。即ちクランクケース3はクラ
ンク軸方向他端側の端壁3b、底壁3C、クランク軸5
と直角方向の両側壁3d及び頂壁3eが両シリンダー1
と共に金型によりアルミダイカスト成形されており、端
壁3bにはクランク軸支持用の軸受ボス8及びカム軸支
持用の軸受ボス10が一体に形成されている。 [0010] 図1のII−II断面を示す図2において、クランクケ
ース3の開放端面3aにはケース蓋11が着脱自在に固
着され、ケース蓋11にはクランク軸支持用の軸受ボス
13とカム軸支持用の軸受ボス15が形成されている。 クランクケース3内に突出するシリンダースカート部1
aのクランクケース開放端面3a側の側面には、カムギ
ヤー収納用の空間Sが形成され、空間S内にカムギヤー
16が収納される。クランク軸5はクランク軸支持用軸
受ボス8.13に軸受(図示せず)を介して支持され、
カム軸7はカム軸支持用のボス10.15に軸受(図示
せず)を介して支持される。カムギヤー16はカム軸7
に固着されると共に、クランク軸5のカム駆動ギヤー1
8に噛合う。 [0011] クランクケース3の底壁3Cは、クランクケース形成用
の中子をY1方向に容易に引き抜けるように、Y1方向
にゆくに従いクランク軸5から徐々に離れるように傾斜
状に形成されている。 [0012] 図3は図11図2のシリンダーブロックを備えたエンジ
ンの図2のIII矢視図であり、この図3において、2
0はシリンダーヘッド、21はピストン、22は吸気弁
用(或は排気弁用)の突き棒である。 [0013] 次に金型成形方法及び組立てを示す。シリンダー1とク
ランクケース3の一体形ブロックを金型成形する場合に
は、図1のA1、A2方向がそれぞれシリンダー用中子
の抜き方向となり、図2のY1方向がクランクケース用
中子の抜き方向となる。また金型全体は、例えば図1の
A1、A2方向とこれに対向するA3、A4方向及び図
2のYl、Y2方向をそれぞれ抜き方向とする6つの金
型部材から構成される。あるいは図1のXl、X2、Z
l、Z2方向及び図2のYl、Y2方向をそれぞれ抜き
方向とする6つの金型部材から構成することもできる。 このように構成すると、鋳造機の選定に影響を与えるよ
うな大きなストロークを必要とする中子の抜き方向A1
、A2、Ylがそれぞれ異なった方向となるので、全体
として小さなストロークさらには小さなサイズの型とす
ることができる。なおこの場合のY2は固定型とする。 [0014] エンジンを組立てる場合には、クランク軸5及びカム軸
7等をクランクケース3内に開放端面3a側から挿入し
、ケース蓋11を開放端面3aに固定する。 [0015]
リンダーブロックを示しており、この図1において、左
右1対のシリンダー1.1はV型に配列されており、両
シリンダー1間の挟角θは90度に設定されてX/)る
。各シリンダー1の外周面には各シリンダー中心線0と
直角な冷却フィン2が多数形成されてX/)る。 縦軸型クランク軸5はクランクケース3内に垂直姿勢で
配置される。シリンダー1のスカート部1aはクランク
ケース3内に突出しており、両スカート部1aの互いに
最も近付く端部間、即ちV型部分の最奥端部のクランク
ケース内部分に1本のカム軸7が配置される。カム軸7
はクランク軸5と平行に配置される。 [0009] クランクケース3はアルミダイカスト鋳造成形により各
シリンダー1と一体成形されており、クランクケース3
のクランク軸方向一端側はその全面が開放されて開放端
面3aが形成されている。即ちクランクケース3はクラ
ンク軸方向他端側の端壁3b、底壁3C、クランク軸5
と直角方向の両側壁3d及び頂壁3eが両シリンダー1
と共に金型によりアルミダイカスト成形されており、端
壁3bにはクランク軸支持用の軸受ボス8及びカム軸支
持用の軸受ボス10が一体に形成されている。 [0010] 図1のII−II断面を示す図2において、クランクケ
ース3の開放端面3aにはケース蓋11が着脱自在に固
着され、ケース蓋11にはクランク軸支持用の軸受ボス
13とカム軸支持用の軸受ボス15が形成されている。 クランクケース3内に突出するシリンダースカート部1
aのクランクケース開放端面3a側の側面には、カムギ
ヤー収納用の空間Sが形成され、空間S内にカムギヤー
16が収納される。クランク軸5はクランク軸支持用軸
受ボス8.13に軸受(図示せず)を介して支持され、
カム軸7はカム軸支持用のボス10.15に軸受(図示
せず)を介して支持される。カムギヤー16はカム軸7
に固着されると共に、クランク軸5のカム駆動ギヤー1
8に噛合う。 [0011] クランクケース3の底壁3Cは、クランクケース形成用
の中子をY1方向に容易に引き抜けるように、Y1方向
にゆくに従いクランク軸5から徐々に離れるように傾斜
状に形成されている。 [0012] 図3は図11図2のシリンダーブロックを備えたエンジ
ンの図2のIII矢視図であり、この図3において、2
0はシリンダーヘッド、21はピストン、22は吸気弁
用(或は排気弁用)の突き棒である。 [0013] 次に金型成形方法及び組立てを示す。シリンダー1とク
ランクケース3の一体形ブロックを金型成形する場合に
は、図1のA1、A2方向がそれぞれシリンダー用中子
の抜き方向となり、図2のY1方向がクランクケース用
中子の抜き方向となる。また金型全体は、例えば図1の
A1、A2方向とこれに対向するA3、A4方向及び図
2のYl、Y2方向をそれぞれ抜き方向とする6つの金
型部材から構成される。あるいは図1のXl、X2、Z
l、Z2方向及び図2のYl、Y2方向をそれぞれ抜き
方向とする6つの金型部材から構成することもできる。 このように構成すると、鋳造機の選定に影響を与えるよ
うな大きなストロークを必要とする中子の抜き方向A1
、A2、Ylがそれぞれ異なった方向となるので、全体
として小さなストロークさらには小さなサイズの型とす
ることができる。なおこの場合のY2は固定型とする。 [0014] エンジンを組立てる場合には、クランク軸5及びカム軸
7等をクランクケース3内に開放端面3a側から挿入し
、ケース蓋11を開放端面3aに固定する。 [0015]
図4は水冷式V型縦軸エンジンに適用した例であり、シ
リンダー1にはフィンは備えられておらず、その代りに
シリンダー周壁内に冷却用の水ジャケット23が形成さ
れると共に、ジャケット23に連通ずる給水路24が形
成され、給水路24には給水管25を介して冷却水ポン
プ26が接続している。その他の構造は図1〜図3の構
造と同様である。従って図1〜図3と同じ部分には同じ
番号を付しである。 [0016] 即ち両シリンダー1間の挟角θは90度に設定されてお
り、各シリンダー1のスカート部1aはクランクケース
3内に突出し、クランクケース3内の両スカート部1a
間にカム軸7が配置されている。クランクケース3とシ
リンダー1はアルミダイカスト鋳造成形により一体成形
されており、クランクケース3のクランク軸方向一端側
、即ち図5の左端側は全面が開放する開放端面3aとな
っている。またシリンダースカート部1aのクランクケ
ース開放側(図5の左側)の側面には、カムギヤー収納
用空間Sが形成されている。 [0017] 各シリンダー1の水ジャケット23はシリンダー1の中
心線Oと平行に形成されると共に、シリンダーヘッド側
(それぞれ矢印A1、矢印A2側)の端面が開放してい
る。また水ジャケット23はシリンダーヘッド20側に
行くに従い輻広くなるように形成されている。従って金
型成形時には水ジヤケツト形成用の中子をシリンダー形
成用の中子と同方向(A1、A2方向)に抜くことがで
きる。 [0018] 給水路24はクランクケース開放端面3a側のシリンダ
ー側面に金型成形されており、しかも給水路24はクラ
ンク軸5と平行に形成されると共に、その先端面はクラ
ンクケース3の開放端面3aと同一面に形成されている
。 [0019] 次に成形方法を示す。水ジヤケツト用中子の抜き方向は
各シリンダー用中子の抜き方向A1、A2方向とそれぞ
れ同一であるので、シリンダーの型と同時に型抜きする
。また各給水路用中子の抜き方向はクランクケース用中
子の抜き方向Y1方向と同一であるので、クランクケー
スと同時に型抜きする。 (oozo)
リンダー1にはフィンは備えられておらず、その代りに
シリンダー周壁内に冷却用の水ジャケット23が形成さ
れると共に、ジャケット23に連通ずる給水路24が形
成され、給水路24には給水管25を介して冷却水ポン
プ26が接続している。その他の構造は図1〜図3の構
造と同様である。従って図1〜図3と同じ部分には同じ
番号を付しである。 [0016] 即ち両シリンダー1間の挟角θは90度に設定されてお
り、各シリンダー1のスカート部1aはクランクケース
3内に突出し、クランクケース3内の両スカート部1a
間にカム軸7が配置されている。クランクケース3とシ
リンダー1はアルミダイカスト鋳造成形により一体成形
されており、クランクケース3のクランク軸方向一端側
、即ち図5の左端側は全面が開放する開放端面3aとな
っている。またシリンダースカート部1aのクランクケ
ース開放側(図5の左側)の側面には、カムギヤー収納
用空間Sが形成されている。 [0017] 各シリンダー1の水ジャケット23はシリンダー1の中
心線Oと平行に形成されると共に、シリンダーヘッド側
(それぞれ矢印A1、矢印A2側)の端面が開放してい
る。また水ジャケット23はシリンダーヘッド20側に
行くに従い輻広くなるように形成されている。従って金
型成形時には水ジヤケツト形成用の中子をシリンダー形
成用の中子と同方向(A1、A2方向)に抜くことがで
きる。 [0018] 給水路24はクランクケース開放端面3a側のシリンダ
ー側面に金型成形されており、しかも給水路24はクラ
ンク軸5と平行に形成されると共に、その先端面はクラ
ンクケース3の開放端面3aと同一面に形成されている
。 [0019] 次に成形方法を示す。水ジヤケツト用中子の抜き方向は
各シリンダー用中子の抜き方向A1、A2方向とそれぞ
れ同一であるので、シリンダーの型と同時に型抜きする
。また各給水路用中子の抜き方向はクランクケース用中
子の抜き方向Y1方向と同一であるので、クランクケー
スと同時に型抜きする。 (oozo)
以上説明したように本願発明は:
(1)v型エンジンのシリンダーブロックにおいて、ク
ランクケースのクランク軸方向一端側の全面を開放端と
して形成すると共に、各シリンダーとクランクケ−スと
をアルミダイカスト一体成形物としているので、クラン
クケースの型及び中子の抜き方向と各シリンダーの抜き
方向が直角となり、各型や中子のストローク方向を異な
る方向に分散でき、金型の各中子のストロークが同一方
向に重なることはなくなり、シリンダーとクランクケー
スとを、型ストロークの短いコンパクトな1組の金型に
より一体成形できる。それにより製造工程及び組立て工
程を合理化でき、製造コストを節約できる。 [0021] (2)クランク軸方向の一端側を開放端としているので
、従来のようにクランク軸と直角方向のオイルパン側の
端面を開放しているクランクケースに比べ、クランクケ
ース端壁にクランクウェブの直径よりも大きな孔を明け
る必要はなくなりまたクランク軸挿入後にクランク軸支
持用リテーナを取付ける必要もなくなる。 従ってクラ
ンク軸の組付けが容易になる。勿論カム軸の取付けも容
易になる。またクランク軸支持用リテーナを取付ける必
要がないので、軸受回りの無、駄な壁内も少なくなり、
重量を軽減できる。 [0022] (3)カム軸及びカムギヤーを完全にクランクケース内
に収まるようにしているので、カムギヤー用の特別のギ
ヤーケースやオイルシールが不要となり、部品点数を削
減できる。 [0023] またカムギヤーとシリンダー内とをスカート部により隔
離しているので、カムギヤーによって飛散した多量の潤
滑油がシリンダー内に逃げることはなく、潤滑油の消費
量を節約できる。
ランクケースのクランク軸方向一端側の全面を開放端と
して形成すると共に、各シリンダーとクランクケ−スと
をアルミダイカスト一体成形物としているので、クラン
クケースの型及び中子の抜き方向と各シリンダーの抜き
方向が直角となり、各型や中子のストローク方向を異な
る方向に分散でき、金型の各中子のストロークが同一方
向に重なることはなくなり、シリンダーとクランクケー
スとを、型ストロークの短いコンパクトな1組の金型に
より一体成形できる。それにより製造工程及び組立て工
程を合理化でき、製造コストを節約できる。 [0021] (2)クランク軸方向の一端側を開放端としているので
、従来のようにクランク軸と直角方向のオイルパン側の
端面を開放しているクランクケースに比べ、クランクケ
ース端壁にクランクウェブの直径よりも大きな孔を明け
る必要はなくなりまたクランク軸挿入後にクランク軸支
持用リテーナを取付ける必要もなくなる。 従ってクラ
ンク軸の組付けが容易になる。勿論カム軸の取付けも容
易になる。またクランク軸支持用リテーナを取付ける必
要がないので、軸受回りの無、駄な壁内も少なくなり、
重量を軽減できる。 [0022] (3)カム軸及びカムギヤーを完全にクランクケース内
に収まるようにしているので、カムギヤー用の特別のギ
ヤーケースやオイルシールが不要となり、部品点数を削
減できる。 [0023] またカムギヤーとシリンダー内とをスカート部により隔
離しているので、カムギヤーによって飛散した多量の潤
滑油がシリンダー内に逃げることはなく、潤滑油の消費
量を節約できる。
【図1】
本願発明を適用したV型エンジン用シリンダーブロック
の平面図であって、図2の1矢視図に相当する図面であ
る。
の平面図であって、図2の1矢視図に相当する図面であ
る。
【図2】
図1のII−II断面図である。
【図3】
図1、図2のシリンダーブロックを備えたV型エンジン
であって、矢視相当図である。
であって、矢視相当図である。
【図4】
水冷式V型エンジンに適用した例を示す平面図である。
【図5】
図4のシリンダーブロックのv−■断面図である。
1 シリンダー
1a スカート部
3 クランクケース
3a 開放端面
5 クランク軸
7 カム軸
16 カムギヤー
図2のIII
【図1】
図面
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
Claims (1)
- (1)1対のシリンダーをV型に配列する2気筒のV型
エンジンのシリンダーブロックにおいて、クランクケー
スのクランク軸方向一端側の全面を開放端として形成す
ると共に、各シリンダーとクランクケースとをアルミダ
イカスト一体成形物とし、シリンダーのスカート部をク
ランクケース内に突出させ、クランクケース内のスカー
ト部間に1本のカム軸を配置し、クランクケース内のス
カート部のクランクケース開放側の側面に、カムギヤー
収納空間を形成し、該収納空間をシリンダーに対してス
カート部により隔離していることを特徴とするV型エン
ジンのシリンダーブロック構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2417057A JP2566682B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | V型エンジンのシリンダーブロック構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2417057A JP2566682B2 (ja) | 1990-12-28 | 1990-12-28 | V型エンジンのシリンダーブロック構造 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60106376A Division JPS61265341A (ja) | 1985-05-17 | 1985-05-17 | V型エンジンのシリンダ−ブロツク構造 |
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ID=18525203
Family Applications (1)
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2002050405A3 (en) * | 2000-12-19 | 2003-02-27 | Caterpillar Inc | Camshaft for decreased weight and added wear resistance of lobe area |
KR20160026406A (ko) * | 2014-09-01 | 2016-03-09 | 현대중공업 주식회사 | 이중 배기통로 일체형 에어 챔버 모듈 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE966708C (de) * | 1951-11-13 | 1957-09-05 | Hans List Dr Techn | Einspritzbrennkraftmaschine |
JPS502901U (ja) * | 1973-05-15 | 1975-01-13 | ||
JPS56173745U (ja) * | 1980-05-26 | 1981-12-22 | ||
JPS57101349U (ja) * | 1980-12-13 | 1982-06-22 | ||
JPS5856356U (ja) * | 1981-10-14 | 1983-04-16 | 株式会社日立製作所 | テ−プガイド |
-
1990
- 1990-12-28 JP JP2417057A patent/JP2566682B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2566682B2 (ja) | 1996-12-25 |
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