JPH04136115U - ソフト生皮を立体化させた物品構成用単位体が連結され構成された物品 - Google Patents

ソフト生皮を立体化させた物品構成用単位体が連結され構成された物品

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JPH04136115U
JPH04136115U JP7366791U JP7366791U JPH04136115U JP H04136115 U JPH04136115 U JP H04136115U JP 7366791 U JP7366791 U JP 7366791U JP 7366791 U JP7366791 U JP 7366791U JP H04136115 U JPH04136115 U JP H04136115U
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Abstract

(57)【要約】 【構成】ソフト生皮を所望の形状に立体化させた物品構
成用単位体1が連結用細材2で所望個数連結され、さら
に必要に応じた掛止具等が取り付けられており、所望の
色の染料・顔料をもって着色された上にウレタン、合成
漆等の仕上げ剤が塗られ構成された物品、である。 【効果】本物品は、軟らかい素材(ソフト生皮)で構成
されているので、角当たりを生ずることが無く、ネック
レスにした場合など肌触りが良い。しかも材質的に軽量
であるので、造形性に優れデザイン性に富むものが得ら
れる。そして同時に、ウレタン、合成漆等を仕上げ剤と
して用いて完成させたものであるから、ガラス製品に匹
敵する透明感と高い光沢度を有する。

Description

【考案の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本考案は、ソフト生皮(後述)を立体化させ、かつその立体化物を連結させ ることにより形成された物品(ネックレス、暖簾等)の提案に関する。
【従来技術と問題点】
なめし技術の研究により、量近、動物の生皮(主として豚の生皮=ピッグスキ ン)において、非常に軟らかく仕上げられたもの(本明細書では、これを統一し て「ソフト生皮」と称する)が得られるようになった。 ところが、このソフト生皮は、提供されてからの日が浅いということもあり、 現在までにおいて、これを有効に製品化するという工夫は一切見られていない。
【考案が解決しようとする問題点】
ソフト生皮を製品化させ得る有効な具体策を提案することにより、好素材(ソ フト生皮)の普及と需要者の利益に資せんとするものである。
【問題点を解決するための手段】
本考案は、軽くて軟らかいという特性を有することから、加工性(折り曲げ易 い)が優れているというソフト生皮の利点に着目したことと、次に記す本考案者 による実験の積み重ねにより獲得した解明事実にもとずき、目的達成のための具 体的手段(解決手段)に到達し得たものである。 〈解明事実〉 ソフト生皮は、温水に浸けることにより、一層軟らかさを増し、しかも温水 に浸けることにより、ソフト生皮作成の段階において用いソフト生皮自体に浸透 している薬品が性質変化を起こし、そして、この性質変化が、後工程の乾燥工程 を経ることによりソフト生皮自体に硬化作用をもたらすので、軟らかくした状態 で成形させた立体化物は、その成した形状で完全固定されること。 〈解明事実〉 ソフト生皮に色付けをし乾燥させた後で、仕上げ剤としてウレタン、合成漆 等を塗ることにより、ガラス製品の如き表面態様(透明感や高い光沢度)が得ら れるとともに、ソフト生皮の表面性質が安定して、そのガラス製品状の表面状態 が完全維持されること。 そこで、本考案が到達し得た解決手段を具体的に述べれば; ソフト生皮を所望の形状に立体化させて物品構成用単位体を形成し、該単位体 を連結用細材で所望個数連結させ、必要に応じた掛止具等を取り付けるとともに 、所望の色の染料・顔料をもって着色し、さらにウレタン、合成漆等の仕上げ剤 を塗着することにより成した物品、である。
【 作 用 】 軟らかい素材(ソフト生皮)をさらに軟らかな状態にして成形しているので 、折り曲げ部等にも必ず丸みが与えられ、また、ソフト生皮の特性(軟らかさ) が寄与して、切断面の角部の当たりも軟らかくなり、立体化物である物品構成用 単位体は角当たりを生ずることが無い。 従って例えば、ネックレスにした場合など肌触りが良く、しかも材質的に軽 量であるので、使用感に優れた商品としての条件を満足させる。 軟らかい素材(ソフト生皮)をさらに軟らかな状態にして成形しているので 、造形性(加工性)に優れ、製品デザインに自由性と多様性が確保される。 ウレタン、合成漆等を仕上げ剤として用いていることにより、透明感があり 高い光沢度を有する(外観的にガラス製品に似た優れた)商品としての条件を満 足させ、しかも、その外観状態は完全に維持される。
【 実 施 例 】
以下、本考案の一実施例を示した添付図面にもとずき説明する。 図は、本考案になる物品の一例としてネックレスを示している。 (1)は、ソフト生皮を立体化させて成した物品構成用単位体である。 この物品構成用単位体(1)は、例えば次に記す要領で作られる。 ソフト生皮の生シートを、所望の小さい断片(立体化して物品構成用単位体と して場合に適当な大きさ)に断裁する。 この小断片をぬるま湯に浸してより軟らくしたところで、包み込む要領で折り 曲げたり、ネジ曲げたりし、端部を中側に折り込む等して形崩れを起こさないよ うに加工し、ネックレスに適するような立体化物に形作り、その後乾燥させる。 前述のように、温水に浸け、その後で乾燥させることにより、ソフト生皮を作 成するために用いてあり、ソフト生皮自体に浸透している薬品が性質変化を起こ し硬化するので、上記により形成された立体化物の形状は完全に固定される。 また、この立体化加工により、折り曲げたりネジ曲げたりして平板状から立体 化物になされるが、素材(ソフト生皮)の軟らかさが寄与して、折り曲げ部やネ ジ曲げ部にも必ず丸みが与えられるから、鋭角状の突起等角当たりするような表 面状態は一切生じることがない。 ここで、任意の穿孔具等を用いて、この物品構成用単位体(1)に連結用細材 (2)を通すための穴を穿ける。 次に、上記のようにして作られた物品構成用単位体(1)に、所望の色・模様 を染料等で施してよく乾燥させる。 さらに、仕上げ剤としてのウレタンを塗り、その後乾燥させる。 これにより、ガラス製品の如き透明感と光沢が得られるとともに、ソフト生皮 自体の表面性質の安定化が図られることにより、その特性が完全に維持され、物 品構成用単位体(1)として目的の要件を備えたものに仕上がる。 以上のようにして、所望個数の物品構成用単位体(1)が出来上ったら、該単 位体(1)に連結用細材(2)を通し、さらに、必要に応じ、単位体(1)の間 にビーズ等(3)を介在させ、そしてさらに、首の後ろ側に位置する部分(1a )は、ビーズ(3)を連続させる。 尚、図示による実施例としては示していないが、例えば、暖簾を作る場合にお いては、桟に吊るための掛止具等を取り付ける。
【考案の効果】 本物品は、軟らかい素材(ソフト生皮)で構成されているので、折り曲げ部 等にも必ず丸みが与えられるから、肌に接触した場合等にも角当たりを生ずるこ とが無く、従って例えば、ネックレスにした場合など肌触りが良く、しかも材質 的に軽量であるので、非常に優れた使用感が得られる。 本物品は、軟らかい素材(ソフト生皮)を一層軟らかにした状態で成形して あるから造形性に優れ、デザイン性に富むものが得られる。 本物品は、ウレタン、合成漆等を仕上げ剤として用いることにより、ガラス 製品に匹敵する透明感と高い光沢度が得られ、その特性は以後持続されること、 を実験の積み重ねにより確認した事実にもとずいて作成されたものであるから、 製品品質的に安定したものが得られる。
【図面の簡単な説明】
図1は、本考案になる物品(ネックレス)の上視図。
【符号説明】
1・・・物品構成用単位体 2・・・連結用細材 3・・・ビーズ

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1) ソフト生皮を所望の形状に立体化させた物品構
    成用単位体が連結用細材で所望個数連結され、さらに必
    要に応じた掛止具等が取り付けられており、所望の色に
    着色された上にウレタン、合成漆等の仕上げ剤が塗着さ
    れ構成された物品。
JP1991073667U 1991-06-07 1991-06-07 装飾用部材及びその装飾用部材を用いた装飾品 Expired - Lifetime JP2558057Y2 (ja)

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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182958A (ja) * 1984-03-01 1985-09-18 鐘淵化学工業株式会社 人工血管
JPS6125502A (ja) * 1984-07-16 1986-02-04 旭化成株式会社 突出模様を有する皮革状シ−トから成るワツペン

Patent Citations (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60182958A (ja) * 1984-03-01 1985-09-18 鐘淵化学工業株式会社 人工血管
JPS6125502A (ja) * 1984-07-16 1986-02-04 旭化成株式会社 突出模様を有する皮革状シ−トから成るワツペン

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JP2558057Y2 (ja) 1997-12-17

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